説明

画像形成装置、画面共有方法及び画面共有プログラム

【課題】リモートからの遠隔端末と画面共有する際、セキュリティを確保しつつも、ユーザ間での共有画面コミュニケーションを円滑に行える画像形成装置等を提供する。
【解決手段】本発明における画像形成装置は、端末に対し表示手段に表示された表示画面を共有させる画像形成装置であって、表示画面内で表示される表示データ毎に、表示データを端末に対し非表示させるかを規定した非表示規定情報を記憶した記憶手段と、共有表示させる表示画面データを生成する共有画面生成手段と、表示手段及び端末に生成された表示画面データを送信する表示画面データ送信手段とを有し、画面生成手段は、非表示データを含む表示画面データを生成するとき、非表示データを含む第1の表示画面データと非表示データを含まない第2の表示画面データとを生成し、表示画面データ送信手段は、第1の表示画面データを表示手段に送信し、第2の表示画面データを端末に送信する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置、画面共有方法及び画面共有プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、ネットワークに繋がった他のコンピュータの画面を遠隔操作する技術が知られており、これを実現するソフトウェアも多数提供されている。一般にこのようなソフトウェアは、サーバソフトとクライアントソフトの2つに分かれており、画面操作される側でサーバソフトを起動しておき、遠隔操作する側はクライアントソフトを起動させ、画面操作される側へ接続し、遠隔操作を行う。
【0003】
ここで、リモートで操作する内容が、サーバとクライアントの双方で同時表示されるため、遠隔操作中に画面が盗み見されるという問題があった。即ち、遠隔操作中は、ユーザIDやパスワード等が見えているような画面については、セキュリティの関係上(情報漏えい等の防止など)、相手側の画面には表示しないようにするとよい。
【0004】
これに関する技術として、例えば特許文献1には、セキュリティを高める目的で、画面毎にセキュリティに関する情報の有無を保持し、セキュリティに関する画面に遷移する場合には、通常のメモリとは別の専用メモリに画面を構築し、VNC接続された遠隔地のPCにのみ画面を送信する技術が開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
さて、このような遠隔操作技術は、カスタマーサービスの現場でよく利用されており、具体的に、ヘルプデスクは、電話等によりユーザとコミュニケーションを行いつつも同時に、リモートからユーザの画像形成装置を遠隔操作して、その操作方法等を詳しく説明することができる。画面操作に不慣れなユーザにとっては、ヘルプデスクとのコミュニケーションによる説明とともに、実際に目の前の画面がリアルタイムに操作されていくので、非常に判り易い。
【0006】
しかしながら、セキュリティを確保するため、上記特許文献1を適用する場合、「セキュリティに関する画面」については、画像形成装置と遠隔地のヘルプデスク端末で異なる画面を表示するようにしているため、この場合、ユーザとヘルプデスク間でコミュニケーションミスが発生する可能性がある。特に、画面操作に全く不慣れなユーザに対しては、逐一操作画面を追いながら丁寧に説明していく必要があるところ、ある画面(セキュリティに関する画面)だけはユーザとヘルプデスク間で差異が生じてしまうとなると、これは十分混乱の原因となりうる。
【0007】
本発明では上記のような問題に鑑みて、リモートからの遠隔端末と画面共有する際、セキュリティを確保しつつも、ユーザ間での共有画面コミュニケーションを円滑に行える画像形成装置、画面共有方法及び画面共有プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の目的を達成するために、本発明に係る画像処理装置は、表示手段を備え、ネットワークを介して接続された端末に対し前記表示手段に表示された表示画面を共有させる画像形成装置であって、表示画面内で表示される表示データ毎に、当該表示データを前記端末に対し表示させるか又は非表示させるかを規定した非表示規定情報を記憶した記憶手段と、前記表示手段及び前記端末に共有表示させる表示画面データを生成する共有画面生成手段と、前記表示手段及び前記端末に、生成された前記表示画面データを送信する表示画面データ送信手段と、を有し、前記画面生成手段は、前記非表示規定情報によって非表示させると規定された表示データである非表示データを含む前記表示画面データを生成するとき、当該非表示データを含む第1の表示画面データと、当該非表示データを含まない第2の表示画面データと、を生成し、前記表示画面データ送信手段は、前記第1の表示画面データを前記表示手段に送信し、前記第2の表示画面データを前記端末に送信することを特徴とする。
【0009】
また、上記の目的を達成するために、上記画像処理装置において、前記画面生成手段は、前記非表示データを含まない第2の表示画面データを生成するとき、当該非表示データである反転画像を反転前画像に置き換えることを特徴とする。
【0010】
また、上記の目的を達成するために、上記画像処理装置において、前記画面生成手段は、前記非表示データを含まない第2の表示画面データを生成するとき、当該非表示データであるテキストを所定の文字列に置き換えることを特徴とする。
【0011】
また、上記の目的を達成するために、上記画像処理装置において、前記非表示データであるテキストが存在する場合に、所定の文字列に置き換えることを特徴とする。
【0012】
また、上記の目的を達成するために、上記画像処理装置において、前記画面生成手段は、前記非表示データを複数含む前記表示画面データを生成するとき、前記第2の表示画面データは、複数の非表示データのうち、ユーザにより表示が許可された非表示データを含むことを特徴とする。
【0013】
なお、本発明の構成要素、表現または構成要素の任意の組合せを、方法、装置、システム、コンピュータプログラム、記録媒体、などに適用したものも本発明の態様として有効である。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、リモートからの遠隔端末と画面共有する際、セキュリティを確保しつつも、ユーザ間での共有画面コミュニケーションを円滑に行える画像形成装置、画面共有方法及び画面共有プログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本実施形態に係るネットワーク構成図である。
【図2】本実施形態に係る画像形成装置1のハードウェア構成の一例を示す。
【図3】本実施形態に係る画像形成装置1の一実施形態の主要機能を示す機能ブロック図である。
【図4】操作パネル及び表示画面拡大図を示す。
【図5】PC2の共有画面例を示す。
【図6】通常モードへの切替え申請を示す画面例である。
【図7】本実施形態に係る画像形成装置1の処理動作を説明するシーケンス図である。
【図8】モードを適用するかを選択させる画面例を示す。
【図9】共有モード登録テーブル例を示す。
【図10】共有モード現在値テーブル例を示す。
【図11】画面内アイテムテーブル例を示す。
【図12】セキュリティ項目の制御管理テーブル例を示す。
【図13】本変形例に係るPC2側のセキュリティに関する画面例を示す。
【図14】セキュリティ項目解除の許可操作を行う画面例を示す。
【図15】本変形例に係るPC2側のセキュリティに関する画面例(解除後)を示す。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。本発明は、ネットワークを介し他のコンピュータの画面を遠隔操作する技術に関するものであるが、画面操作される側のコンピュータの一例として、画像形成装置(画像処理装置)を適用した例を示す。
【0017】
[システム構成]
(ネットワーク構成)
はじめに、本発明を実施するにあたってのネットワーク構成について説明する。図1は、本実施形態に係るネットワーク構成図である。図に示されるように、画像形成装置1及びPC2が、ネットワーク3を介して接続されている。
【0018】
図中、画像形成装置1は、コピー、スキャナ、プリンタ、ファックスなどの複数の機能を一つの筐体内に収納した画像形成装置(画像処理装置)である。本実施形態において、画像形成装置1はユーザサイドに設置されており、ユーザはヘルプデスクからのサポートを受け、画像形成装置1の画面操作方法を習得する。
【0019】
またPC2は、いわゆる一般的なPC端末である。本実施形態において、PC2はヘルプデスクサイドに設置されており、ヘルプデスクはユーザサポートのため、PC2を使ってリモートから画像形成装置1の画面操作を行う。
【0020】
ネットワーク3は、LAN(Local Area Network)及びWAN(Wide Area Network)を含むネットワークであり、画像形成装置1とPC2はネットワーク3を介し相互に通信を行う。但し本実施形態においては、画像形成装置1とPC2は離れた場所にあるため、具体的にはサービス用WAN回線が想定される。
【0021】
このような構成において、本実施形態では、ヘルプデスクのPC2は、リモートからユーザの画像形成装置1の画面を共有しながら遠隔操作を行うものとして以下説明していく。この場合、画像形成装置1は、画面操作される側であるため上述遠隔操作のサーバソフトが起動されており、PC2は、遠隔操作する側であるためクライアントソフトを起動させ、画面操作される画像形成装置1のサーバソフトへ接続し、遠隔操作を行う。
【0022】
(ハードウェア)
ここで本実施形態に係る画像形成装置1のハードウェア構成について簡単に説明しておく。図2は、本実施形態に係る画像形成装置1のハードウェア構成の一例を示す。本実施形態に係る画像形成装置1は、操作パネル11と、記憶メディアI/F12と、コントローラ13と、データ通信I/F14と、スキャナ15と、プロッタ16と、HDD(Hard Disk Drive)17とから構成され、それぞれ相互に接続されている。
【0023】
操作パネル11は、入力装置11aと表示装置11bとを有しており、入力装置11aは、ハードキーなどで構成され、装置本体に各操作信号を入力するのに用いられる。また、表示装置11bは、ディスプレイなどで構成され、例えば画像形成動作に関する各種情報を表示する。本実施形態に係る操作パネル11は、タッチパネル式ディスプレイを搭載し、このディスプレイ上表示される画面をPC2と共有する(画面例は後述)。
【0024】
データ通信I/F14は、インタフェース装置14aを有しており、画像形成装置をネットワークやファックスなどのデータ伝送路に接続するインタフェースである。HDD17は、各種プログラム、画像形成装置で取り扱われる受信文書データや読み取り画像データ、各アプリケーションにより利用されるデータなど、各種データを格納している。画像形成装置1は、画面操作される側であるため、各種プログラムには、上述遠隔操作のサーバソフトを含む。また、HDD17は、これらの各種データを、所定のファイルシステムやDB(Data Base)により管理している。
【0025】
HDD17に格納される各種データの中には、記録媒体12bから入力されるデータを含む。記録媒体12bは、記憶メディアI/F12が有するドライブ装置12aにセットされ各種データが記録媒体12bからドライブ装置12aを介してHDD17に格納される。
【0026】
コントローラ13は、ROM(Read Only Memory)13a、RAM(Random Access Memory)13b、及びCPU(Central Processing Unit)13cとを有しており、ROM13aは、画像形成装置が起動されるときに実行されるプログラムや各種データを格納している。また、RAM13bは、ROM13aやHDD17から読み出された各種プログラムやデータを一時保持する。更に、CPU13cは、RAM13bが一時保持しているプログラムを実行する。コントローラ13は、例えば、データ通信I/F14を介して印刷データを受信した場合に、ROM13aからRAM13b上に読み出された、PDL(Page Description Language)を解釈可能なプログラム(PDLパーサ)をCPU13cにより実行し、印刷データを解釈してビットマップイメージを生成する。
【0027】
スキャナ15は、画像読取装置15aを有しており、読み取り面に配置された原稿を光学的に読み取り画像データを生成する。プロッタ16は、印刷装置16aを有しており、例えば、電子写真プロセス方式によってビットマップイメージを記録紙に印刷する。
【0028】
このように、本実施形態に係る画像形成装置1は、上記ハードウェア構成により、コピー、スキャナ、プリント、ファクシミリなど画像形成に係る基本的な機能を実現している。
【0029】
なお、PC2については、上述の如くいわゆる一般的なPC端末を適用できるので、ハードウェア構成の説明は割愛する。
【0030】
(機能構成)
次に、本実施形態に係る画像形成装置1の主要機能構成についてそれぞれ簡単に説明する。図3は、本実施形態に係る画像形成装置1の一実施形態の主要機能を示す機能ブロック図である。図に示すように画像形成装置1は、主要な機能として、表示部101、通信部102、入力イベント受信部103、制御部104、画面生成部105、画面用メモリ106、表示画面データ送信部107、記憶部108を有している。
【0031】
表示部101は、画像形成装置1本体の操作パネル11の表示装置11bに相当する。ユーザインターフェースとして機能し、ここに各種の操作画面が表示される。
【0032】
通信部102は、ネットワーク3に接続され、PC2との通信のやり取りを行う通信手段である。
【0033】
入力イベント受信部103は、PC2との遠隔操作に係る通信や入力イベントを受信、解析し、制御部104へ伝達する。
【0034】
制御部104は、いわばPC2との遠隔操作に係る処理全般を司る制御部であり、各機能部の処理を制御する。
【0035】
画面生成部105は、表示画面データ(画像)を生成する。表示画面データには、画像形成装置1本体の表示部101用の通常画面データと、PC2(PC2の表示部)用のセキュリティ画面データとがある。表示部101用の通常画面データは、通常モード及びセキュリティモード時に生成される。一方PC2(PC2の表示部)用のセキュリティ画面データは、セキュリティモード時にのみ生成される。通常画面データとセキュリティ画面データとの違い含め、詳細は後述する。
【0036】
画面用メモリ106は、画面生成部105が表示画面データ(画像)を生成する際に使用する作業スペースである。表示画面データには、画像形成装置1本体の表示部101用の通常画面データと、PC2(PC2の表示部)用のセキュリティ画面データとがあるが、本実施形態においてはそれぞれの用途のメモリが設けられている。
【0037】
表示画面データ送信部107は、生成された表示画面データを送信する。詳細後述するが、通常モード時には、画像形成装置1本体の表示部101とPC2のいずれにも、通常画面データを送信するものの、セキュリティモード時には、画像形成装置1本体の表示部101には通常画面データを、PC2にはセキュリティ画面データを送信する。この点詳細は後述する。
【0038】
記憶部108は、表示画面データ(画像)を生成するに必要な各種情報が蓄積されている。例えば、表示画面内の表示アイテム(部品)、画面レイアウト情報、また画面内アイテムテーブル、セキュリティ対象項目の制御方法管理テーブルが蓄積されている。そしてこれらテーブルには、表示画面内で表示される表示データ毎に、当該表示データをPC2に対し表示させるか又は非表示させるかを規定した非表示規定情報が含まれている(具体例は後述)。
【0039】
以上これらの機能は、実際には上述のCPU13cが実行するプログラムによりコンピュータに実現させるものである。
【0040】
(共有画面例)
ここでは、本実施形態の共有画面例を具体的に挙げながら、本発明の概要を以下に説明する。本実施形態では、ヘルプデスクのPC2は、リモートからユーザの画像形成装置1の画面を共有しながら遠隔操作を行うものとして以下説明していく。
【0041】
図4は、操作パネル及び表示画面拡大図を示す。上述したように、画像形成装置1は、操作パネル11にタッチパネル式ディスプレイを搭載している。ここで当該ディスプレイに表示されている表示画面Aは、ユーザ(パネルユーザともいう)が操作する表示画面であるが、ヘルプデスクのPC2は、リモートから画像形成装置1の表示画面を共有しながら遠隔操作を行うため、遠隔操作中(PC2から画像形成装置1への遠隔操作ログイン後)においては、PC2の表示部においても、この表示画面と同様の画面が表示されることになる。
【0042】
表示画面Aには、「画面共有:通常モード」401、「画面共有:セキュリティモード」402というボタンが置かれており、ユーザは遠隔操作中、PC2と共有する画面共有(表示画面)について、いずれかのモードを設定できる。表示画面Aの例では、セキュリティモードに設定されている。また「画面共有解除」ボタン押下により、画面共有の解除が可能である(遠隔操作終了)。また本例の場合、「通常モード:0名、セキュリティモード:1名」につき、パネルユーザ又はヘルプデスクいずれか一方が、本ボタンを押下すれば即座に画面共有を解除できるが、複数のユーザが同時に画面共有している場合、画面共有しているリモートユーザの一覧を表示し任意のユーザのみを共有から解除するようにすることもできる。
【0043】
ここで、通常モードとは、画像形成装置1とPC2とで同一の共有画面を共有するモードである。つまり、通常モードに設定されている場合には、セキュリティ上PC2に対して隠蔽すべき情報はなく、パネルユーザが見ている画像形成装置1の共有画面と、ヘルプデスクが見ているPC2の共有画面は同一となる。このボタンが反転表示(ON状態)している場合、ヘルプデスクは、セキュリティに関する画面を含む、一連の画面表示及び操作を行うことが可能である。またこの表示によりパネルユーザやヘルプデスクは、自分が通常モードで操作していることを認識することができる。
【0044】
これに対しセキュリティモードとは、画像形成装置1とPC2とで異なる共有画面を共有するモードである。つまり、セキュリティモードに設定されている場合には、セキュリティ上PC2に対して隠蔽すべき情報がある場合、パネルユーザが見ている画像形成装置1の共有画面と、ヘルプデスクが見ているPC2の共有画面はある特定の一部分が異なる。このボタンが反転表示(ON状態)している場合、ヘルプデスクに対してセキュリティに関する項目についての情報が隠蔽される。但しセキュリティに関する項目以外の画面部分は通常モードと同じである。またこの表示によりパネルユーザは相手がセキュリティモードで操作していることを認識でき、ヘルプデスクは自分がセキュリティモードで操作していることを認識することができる。
【0045】
ところで、パネルユーザが操作する画像形成装置1の表示画面は、いうまでもなくコピー操作画面、印刷条件設定画面、FAX送信設定画面等々、様々なものがあるが、これら画面のうち、セキュリティ事項を含むような画面(セキュリティに関するする画面)も当然ながら存在する。その一例として、ユーザログイン画面、つまりパスワード入力画面がある。表示画面Aは、このパスワード入力画面を示すものであるが、通常モードに設定されている場合には、PC2側にも同一の共有画面が共有されているため、ヘルプデスクはパネルユーザが入力したパスワードを見ることができる。パスワード表示エリア404は、入力済みパスワードを「*」等の文字に置き換えて表示される場合もあるが、パネルユーザがソフトキーを操作しながらパスワードを入力すれば、押下の瞬間、入力文字例えば「a」405は反転表示される。結局通常モードに設定されている場合には、PC2側にも同一の共有画面が共有されているため、画面内のセキュリティ事項がヘルプデスクに知られうる。
【0046】
これに対しセキュリティモードに設定されている場合、セキュリティ事項を含むような共有画面(セキュリティに関する画面)においては、パスワード表示エリア404を非表示にし、またソフトキー操作時の反転処理を非表示した画像を共有する表示画面データとしてPC2に送信するようにする。このようにすると、ヘルプデスクからは、共有画面内のセキュリティ事項だけは見えないので、パネルユーザからすると共有画面内のセキュリティ情報を保護することができる。なおここで、ヘルプデスクに対しパスワード入力画面全体の共有(閲覧)を禁止するのではなく、あくまでセキュリティに関する画面内の特定の一部のデータのみを非表示にしているため、共有画面全体としては、パネルユーザヘルプデスク間で同一共有画面を共有することができ、円滑なコミュニケーションを行うことができる。
【0047】
図5は、PC2の共有画面例を示す。PC2に表示されている共有画面Bは、図4の表示画面Aに対応するものであり基本的に共有画面全体としては、図4の表示画面Aのパスワード入力画面と同様の共有画面が表示されている。しかし、PC2に対してセキュリティモードが設定されているため、パスワード表示エリア501には、パスワードは表示されていない。この例ではさらに別の文字に置換する処理が施され、パネルユーザがパスワード入力中」である旨がリモート先のヘルプデスクに分かるようになっている。また、図中「a」502についてはソフトキー操作時の反転処理を非表示にしているので(つまり通常の部品画像のまま)、パネルユーザがどのソフトキーを操作したかは、ヘルプデスクに分からないようになっている。
【0048】
上述では、画面生成部105は、画像形成装置1本体の表示部101用の通常画面データと、PC2(PC2の表示部)用のセキュリティ画面データとがあることを述べた。つまりセキュリティモード設定時には、画像形成装置1本体のパネルに表示する画面データのほかに、ヘルプデスクPC2用に共有する画面データを別途生成する必要があり、このヘルプデスクPC2用に共有する画面データが、セキュリティ画面データである。そしてセキュリティ画面データは、上述したように、画面内の特定の一部のデータのみを非表示された画面データになっている。
【0049】
なお、通常モード又はセキュリティモードへの設定は、遠隔操作開始のタイミング(PC2から画像形成装置1への遠隔操作ログイン時)にパネルユーザが決定でき、また遠隔操作中においても、「画面共有:通常モード」401、「画面共有:セキュリティモード」402というボタンを操作することにより各モード間への切替えが可能である。例えばヘルプデスクがパネルユーザをサポートする際、セキュリティモードで操作中であったとしてもセキュリティに関する画面の操作方法をパネルユーザに説明する際など、通常モードでの操作が必要となる場合があるからである。但し、ヘルプデスクPC2側からモード切替えの要請があった場合には、パネルユーザの同意確認を経る必要がある。
【0050】
図6(a)は、PC2の共有画面において、セキュリティモードから通常モードへの切替え申請を示す画面例(PC2側)である。また図6(b)は、画像形成装置1の共有画面において、通常モードへの切替え要請を示す画面例(画像形成装置1側)である。ヘルプデスクは「画面共有:通常モード」を押下し、通常モード操作中のパネルユーザに対し、通常モードへの移行を要求する。パネルユーザが「許可する」を押下することで、以降の操作でヘルプデスク側も、パネルユーザ同様、通常モードとして共有画面操作することが可能となる。
【0051】
[情報処理]
図7は、本実施形態に係る画像形成装置1の処理動作を説明するシーケンス図である。
【0052】
S1〜3:S1にて、ヘルプデスクのPC2は、画像処理装置1の通信部102に対し、画面共有を要求する。S2にて、要求を受信した通信部102は、入力イベント受信部103へイベント処理を委譲する。S3にて、入力イベント受信部103では受信したイベントを解析し、要求が画面共有であることを特定すると、制御部104へ画面共有を要求する。
【0053】
S4:S4にて、制御部104は、まずPC2に対し、共有モード決定処理を行う。上述の通り、共有モードには、通常モード又はセキュリティモードがあるが、PC2に対しいずれのモードを適用するかを決定する。決定方法としては、例えば、制御部104はパネルユーザに対していずれのモードを適用するかを選択させる画面(例えば図8)を表示し、ユーザ選択に従って共有モードを決定できる。また例えば、予め管理している共有モード登録テーブル(例えば図9)を参照し、ヘルプデスクのPC2がすでに画面共有対象として登録済みかを確認する。PC2が登録済みである場合、PC2に対して適用する共有モードを「セキュリティモード」として決定する。なおまず共有モード登録テーブルを参照し、未登録の画面共有相手に対しては上述の選択させる画面を表示し、最終的にユーザ選択に従って共有モードを決定することもできる。
【0054】
図10は、共有モード現在値テーブル例を示す。各画面共有デバイスに対し現在有効な共有モード情報を保持するテーブルである。S4を経て、PC2に対しセキュリティモードを適用すると決定されると、共有モード現在値テーブルにその情報が保持される。なおパネル(画像形成装置)には通常モードが現在適用されているが、このパネルはパネルユーザが操作するものなので、原則として通常モードが適用される。
【0055】
S5〜S9:S5にて、制御部104は、画面生成部105に共有画面データ(表示画面データ)の生成を要求する。画面生成部105は、共有モード現在値テーブルを参照し、PC2は現在セキュリティモードが適用されているデバイスであることを判断し、画像形成装置1本体の表示部101用の通常画面データと、PC2用のセキュリティ画面データとを生成する。まずS6にて画面生成部105は通常画面データを生成する。また画面生成部105は、セキュリティ画面データを生成するときには、S7にてセキュリティ項目の制御方法を決定してから、S8にてセキュリティ画面データを生成する。この点以下詳しく説明する。
【0056】
図11は、画面内アイテムテーブル例を示す。画面内アイテムテーブルは、セキュリティ対象とされたセキュリティ項目の表示データの処理方法(取り扱い)を規定するものである。ある1の表示画面データ(画像)が生成される場合には、その画面の画面レイアウト情報、画面内アイテムテーブル、画面内の表示アイテム画像及び表示データなど、様々な画面構成情報に基づいて生成される。共有画面の生成時には、このテーブルの規定に従って、セキュリティモードが適用されたPC2に対して、特定の表示データを表示するか、非表示(表示しない)にするかどうかが決定される。
【0057】
図に示されるように、「画面ID」は、画像形成装置1で表示される全ての画面毎に固有に付番された識別子である。「画面ID」100は、例えばパスワード入力画面に与えられた画面IDであるとする(図4、5)。再び図4、5をあわせて参照すると、パスワード入力画面には、説明の便宜上全ての画面内アイテムは記載していないが、パスワード入力画面は、「取消/OK」のための「確定用ボタン」、入力した文字のフィードバックを「*」で表示する「パスワード表示エリア」、ソフトキーボードの「0〜9」、[a〜z]を表示する「入力用ボタン」等から構成されている。これに対応するように、図11の画面内アイテムテーブルでは、画面内アイテムの「ID」、「種別」、「表示データ」、「セキュリティ対象(ON/OFF)」(非表示規定情報)の情報が保持され、その中でも「パスワード表示エリア」と「入力用ボタン」は隠蔽すべきセキュリティ項目として、「セキュリティ対象」はONに設定されている。S7のセキュリティ項目の制御方法決定処理では、テーブル上「セキュリティ対象」がONとなっている項目を抽出し、この項目に対し、次に規定される処理を決定する。
【0058】
図12は、セキュリティ項目の制御管理テーブル例を示す。図からも明らかなように、セキュリティ項目の制御管理テーブルでは、画面内アイテムテーブルにおいて「セキュリティ対象」がONとなっているセキュリティ項目を抜き出して、セキュリティ画面データ生成時、セキュリティ項目に対して施す処理を規定し管理されているものである。この例では「画面ID」100では、画面内アイテムのID3、4〜13、14〜39が「セキュリティ対象」がONとなっているセキュリティ項目である。
【0059】
例えば、ID3の「パスワード表示エリア」に対しては、メッセージ変換により表示データは「*」から、「ユーザがパスワード入力中ですしばらくおまちください。」へと変換され表示されることにより、パスワード文字数をPC2に特定されるのを防ぎつつ、パネルユーザが利用中であることをPC2に通知するようになる。またID4〜13、14〜39の各「入力用ボタン」は、反転表示無効とすることにより、パネルユーザが入力した「a」等の文字をPC2に特定されるのを防ぐことができる。
【0060】
再びシーケンスに戻り、S6にて画面生成部105は通常画面データを生成する。例えば「画面ID」100のパスワード入力画面を生成する(図4)。通常画面データであるので、隠蔽すべきセキュリティ項目はないので、従来通り、その「画面ID」100の画面レイアウト情報、画面内アイテムテーブル、画面内の表示アイテム画像及び表示データなど画面構成情報に基づいて生成されればよい。そしていうまでもなく、画面生成部105は、通常画面データ生成時には、図11の画面内アイテムテーブルの「セキュリティ対象」の欄は参照しない。同様に図12のセキュリティ項目の制御管理テーブルもまた参照しない。
【0061】
次に、画面生成部105はセキュリティ画面データを生成する。画面生成部105は、S7にて、図11の画面内アイテムテーブル及び図12のセキュリティ項目の制御管理テーブルを参照し、セキュリティ項目の制御方法を決定する。具体的には上述したように、例えばID3の「パスワード表示エリア」に対しては、メッセージ変換し、ID4〜13、14〜39の各「入力用ボタン」は、反転表示無効とすると決定する。
【0062】
そしてS8にて、画面生成部105はセキュリティ画面データを生成する。例えば「画面ID」100のパスワード入力画面を生成する(図5)。セキュリティ画面データもまた通常画面データと同様、基本的には、その「画面ID」100の画面レイアウト情報、画面内アイテムテーブル、画面内の表示アイテム画像及び表示データなど画面構成情報に基づいて生成していく。但し、ID3の「パスワード表示エリア」に対しては、メッセージ変換し、変換後の表示データに置き換える(つまり本来表示されるべき「*」は非表示)。またソフトキーボードのID4〜13、14〜39の各「入力用ボタン」は、反転表示無効とし、反転なしのアイテム画像を配置する(つまり本来表示されるべき反転画像は非表示)。
【0063】
なお本実施形態では、画面生成部105が表示画面データ(画像)を生成する際に使用する作業スペースとして、通常画面用メモリとセキュリティ画面用メモリがそれぞれ設けられているので、それぞれのメモリ上で表示画面データを生成する。
【0064】
S9にて、画面生成部105は表示画面データを生成すると、制御部104に対し生成完了を通知する。
【0065】
S10〜S15:S10にて制御部104は、画面更新要求を行う。つまり表示画面データ送信部107に対し、生成された表示画面データの送信を要求する。表示画面データ送信部107は、S11にて通常画面用メモリから通常画面データを取得し、S12にて画像形成装置1本体の表示部101(パネル)に通常画面データを送信する。S13にて表示部101は通常画面データでもって表示画面を更新する。
【0066】
またS14にて表示画面データ送信部107は、セキュリティ画面用メモリからセキュリティ画面データを取得し、S15にてPC2にセキュリティ画面データを送信する。PC2はセキュリティ画面データを受信し、受信したセキュリティ画面データでもってPC2の表示画面を更新する。この結果、画像形成装置1本体の表示部101(パネル)には、図4に示される画面が表示され、PC2の表示画面には図5に示される画面が表示されることになる。具体的にPC2に対してセキュリティモードが設定されているため、PC2の表示画面のパスワード表示エリア501には、パスワードは表示されていない。こまた、図中「a」502についてはソフトキー操作時の反転処理を非表示になっている。
【0067】
以上本実施形態に係る画像形成装置1は、PC2に対しセキュリティに関する画面(例えばパスワード入力画面)を共有画面として共有させつつも、その画面中、特定データ(セキュリティ項目)については、特定データの漏洩を防止すべくセキュリティモードが適用されたPC2の表示画面には表示しない。ここでヘルプデスクに対しセキュリティに関する画面全体の共有(閲覧)を禁止するのではなく、あくまでセキュリティに関する画面内の特定の一部のデータのみを非表示にしているため、共有画面全体としては、パネルユーザとヘルプデスク間で共有画面を共有することができ、ひいては円滑なコミュニケーションを行うことができる。
【0068】
[変形例]
上述の実施形態においては、遠隔操作中において、「画面共有:通常モード」401、「画面共有:セキュリティモード」402というボタンを操作することにより各モード間への切替えが可能であると述べた(図4、5)。例えばヘルプデスクがパネルユーザをサポートする際、セキュリティモードで操作中であったとしてもセキュリティに関する画面の操作方法をパネルユーザに説明する際など、通常モードでの操作が必要となる場合があるからである。
【0069】
しかしながら、セキュリティモードから通常モードへ移行すると、セキュリティに関する画面全体がリモート先(例えばPC2)に対して共有されるが、セキュリティモードのリモート先(例えばPC2)に対し、通常モードへの移行までは許可したくないが、共有画面内のセキュリティ項目のさらにある一部分のみを限定的に表示許可したい場合がある。
【0070】
図13は、本変形例に係るPC2側のセキュリティに関する画面例を示す。図に示されるセキュリティに関する画面においては、「パス名」1301と「ユーザ名」1303はセキュリティ項目として図11の画面内アイテムテーブルで規定されており、また図12のセキュリティ項目の制御管理テーブルで「パス名」は「***」に変換、「ユーザ名」は非表示する処理を施すよう規定されているものとする。このとき、ヘルプデスクPC2がセキュリティモードで本共有画面を参照すると、パネルユーザが入力した「パス名」は「***」で隠蔽表示される。また「ユーザ名」は非表示される。
【0071】
ここで一般的に、パス名は例えば「\\server\folder」といったように区切り文字として「\」を入力する必要があるため、操作に不慣れなユーザにとって、正確にパス名を入力する操作は、比較的難易度の高い操作であるといえる。操作に不慣れなパネルユーザがここにパス名を正しい入力方法(形式)で入力設定できているかをヘルプデスクが確認したい場合、ヘルプデスクは、共有画面内の「パス名」1301右側に表示される「セキュリティ一時解除」1302を押下する。するとパネルユーザに対し、セキュリティ項目解除の許可操作を行う画面が表示され(図14)、セキュリティ一時解除の許可がなされると、「パス名」1301のセキュリティ制御の一時解除が行われる。
【0072】
図15は、本変形例に係るPC2側のセキュリティに関する画面例(解除後)を示す。図に示されるように、「パス名」1501のセキュリティは一時解除されているため、「パス名」1501の内容(「\\server\folder」)が表示されている。このようにすることにより、ヘルプデスクはセキュリティモードでありながらも、一部的に「パス名」1501の内容をパネルユーザと同様に参照することができる。なお画面内の「パス名」1501右側に表示されている「元に戻す」1502を押下すると再び非表示に戻る。
【0073】
以上本変形例に係る画像形成装置1は、共有画面内のセキュリティ項目のさらにある一部分のみを限定的に表示許可できるので、上述の実施形態に係る画像形成装置1をより柔軟に利用することができる。
【0074】
以上、上述の本実施形態によれば、リモートからの遠隔端末と画面共有する際、セキュリティを確保しつつも、ユーザ間での共有画面コミュニケーションを円滑に行える画像形成装置等を提供することが可能となる。
【0075】
各実施形態に基づき本発明の説明を行ってきたが、上記各実施形態にあげたその他の要素との組み合わせなど、ここで示した要件に本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の主旨をそこなわない範囲で変更することが可能であり、その応用形態に応じて適切に定めることができる。また、本発明の構成要素、表現または構成要素の任意の組合せを、方法、装置、システム、コンピュータプログラム、記録媒体、などに適用したものも本発明の態様として有効である。
【符号の説明】
【0076】
1 画像形成装置
2 PC
3 ネットワーク
11 操作部(操作パネル)
11a 入力装置
11b 表示装置
12 記憶メディアI/F
12a ドライブ装置
12b 記録媒体
13 コントローラ(部)
13a ROM
13b RAM
13c CPU
14 データ通信I/F
14a インタフェース装置
15 スキャナ
15a 画像読取装置
16 プロッタ
16a 印刷装置
17 HDD
101 表示部
102 通信部
103 入力イベント受信部
104 制御部
105 画面生成部
106 画面用メモリ
107 表示画面データ送信部
108 記憶部
【先行技術文献】
【特許文献】
【0077】
【特許文献1】特開2007−115039号公報

【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示手段を備え、ネットワークを介して接続された端末に対し前記表示手段に表示された表示画面を共有させる画像形成装置であって、
表示画面内で表示される表示データ毎に、当該表示データを前記端末に対し表示させるか又は非表示させるかを規定した非表示規定情報を記憶した記憶手段と、
前記表示手段及び前記端末に共有表示させる表示画面データを生成する共有画面生成手段と、
前記表示手段及び前記端末に、生成された前記表示画面データを送信する表示画面データ送信手段と、
を有し、
前記画面生成手段は、前記非表示規定情報によって非表示させると規定された表示データである非表示データを含む前記表示画面データを生成するとき、
当該非表示データを含む第1の表示画面データと、
当該非表示データを含まない第2の表示画面データと、
を生成し、
前記表示画面データ送信手段は、前記第1の表示画面データを前記表示手段に送信し、前記第2の表示画面データを前記端末に送信すること、
を特徴とする画像処理装置。
【請求項2】
前記画面生成手段は、前記非表示データを含まない第2の表示画面データを生成するとき、当該非表示データである反転画像を反転前画像に置き換えること、
を特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
【請求項3】
前記画面生成手段は、前記非表示データを含まない第2の表示画面データを生成するとき、当該非表示データであるテキストを所定の文字列に置き換えること、
を特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
【請求項4】
前記非表示データであるテキストが存在する場合に、所定の文字列に置き換えること、
を特徴とする請求項3記載の画像処理装置。
【請求項5】
前記画面生成手段は、前記非表示データを複数含む前記表示画面データを生成するとき、
前記第2の表示画面データは、複数の非表示データのうち、ユーザにより表示が許可された非表示データを含むこと、
を特徴とする請求項1ないし3何れか一項記載の画像処理装置。
【請求項6】
表示手段と表示画面内で表示される表示データ毎に、当該表示データを前記端末に対し表示させるか又は非表示させるかを規定した非表示規定情報を記憶した記憶手段を備え、
ネットワークを介して接続された端末に対し前記表示手段に表示された表示画面を共有させる画像形成装置における画面共有方法であって、
前記表示手段及び前記端末に共有表示させる表示画面データを生成する共有画面生成手順と、
前記表示手段及び前記端末に、生成された前記表示画面データを送信する表示画面データ送信手順と、
を有し、
前記画面生成手順は、前記非表示規定情報によって非表示させると規定された表示データである非表示データを含む前記表示画面データを生成するとき、
当該非表示データを含む第1の表示画面データと、
当該非表示データを含まない第2の表示画面データと、
を生成し、
前記表示画面データ送信手順は、前記第1の表示画面データを前記表示手段に送信し、前記第2の表示画面データを前記端末に送信すること、
を特徴とする画面共有方法。
【請求項7】
請求項6記載の画面共有方法をコンピュータに実行させるための画面共有プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【公開番号】特開2012−48442(P2012−48442A)
【公開日】平成24年3月8日(2012.3.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−189146(P2010−189146)
【出願日】平成22年8月26日(2010.8.26)
【出願人】(000006747)株式会社リコー (37,907)
【Fターム(参考)】