説明

画像形成装置とその処理方法及びプログラム

【課題】給紙部をロックしたユーザと印刷データを出力したユーザを判断することで、誤った紙による無駄な印刷を軽減することを目的とする。
【解決手段】用紙を給紙するための給紙部を備える画像形成装置は、ユーザの認証に応じて、当該画像形成装置へログインし、前記ログインしたユーザのユーザ識別情報と対応付けて給紙部をロックし、印刷データを取得し、前記印刷データに含まれるユーザ識別情報と前記ロックされた給紙部に対応付けられたユーザ識別情報とに従って、給紙部を決定し、前記決定された給紙部から用紙を給紙して印刷する印刷する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
画像形成装置の給紙部ロックによる印刷制御の技術に関する。
【背景技術】
【0002】
コピーやプリント業務において特殊用紙(契約用の台紙や色紙など)にコピー/印刷する場合がある。特殊用紙を使用する際は、複合機の給紙段または手差しトレイに特殊用紙をセットしてから、コピー/プリントを開始する。
【0003】
一般的に複合機は、複数のユーザで共有するため、特殊用紙を使用したユーザが通常利用する用紙に入れ替えを忘れると、他のユーザが特殊用紙で誤ってコピーやプリントを実行してしまうという問題があった。
【0004】
この問題を解決するために、特定の給紙カセットを選択した場合に、パスワードの認証を行わせることで、誤って特殊用紙を使ったコピーやプリントをさせない仕組みが考えられている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2004−21049号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1のような特殊用紙の給紙段にパスワードを付けて、パスワード認証が成功した場合に給紙段を使える仕組みでは、無駄な印刷を軽減することはできるが、給紙段が特殊用紙専用となってしまっていた。
【0007】
一般的なオフィスに設置してある複合機の給紙段は2〜3段であるため、1つを占有してしまうと、良く利用するA4縦、A4横、A3など様々なサイズの用紙をセットすることができず、業務上不都合が生じることがあった。
【0008】
そこで、本願発明は、給紙部をロックしたユーザと印刷データを出力したユーザを判断することで、誤った紙による無駄な印刷を軽減する仕組みを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の目的を達成するために、用紙を給紙するための給紙部を備える画像形成装置であって、ユーザの認証に応じて、当該画像形成装置へログインするログイン手段と、前記ログインしたユーザのユーザ識別情報と対応付けて給紙部をロックするロック手段と、印刷データを取得する印刷データ取得手段と、前記印刷データに含まれるユーザ識別情報と前記ロックされた給紙部に対応付けられたユーザ識別情報とに従って、給紙部を決定する決定手段と、前記決定された給紙部から用紙を給紙して印刷する印刷手段とを備えることを特徴とする。
【0010】
また、印刷する印刷データの数を指定する指定手段と、印刷した印刷データの数をカウントするカウント手段と、前記カウントされた数と指定された数が一致した場合に、ロックされた給紙段の解除を許可する許可手段とを更に備えることを特徴とする。
【0011】
また、給紙部のロック状態を通知するロック通知手段と、前記ロックされた給紙部の変更がされたか否かを判定する変更判定手段と、給紙段の変更がされた場合には、ロック通知手段でロック状態を通知することなく、ロックされた給紙段のロックを解除する解除手段とを更に備えることを特徴とする。
【0012】
また、前記解除手段は、前記ログイン手段でログインがされ、給紙部の変更がされていない場合には、前記ロック通知手段で給紙部のロック状態を通知して給紙段のロックを解除することを特徴とする。
【0013】
また、前記決定手段は、前記印刷データに含まれるユーザ識別情報と前記ロックされた給紙部に対応付けられたユーザ識別情報とが一致した場合に、当該印刷データを印刷するための給紙部に決定し、前記印刷データに含まれるユーザ識別情報と前記ロックされた給紙部に対応付けられたユーザ識別情報とが一致しない場合に、ロックされていない給紙部を当該印刷データを印刷するための給紙部に決定することを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、給紙部をロックしたユーザと印刷データを出力したユーザを判断することで、誤った紙による無駄な印刷を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】実施形態のシステムの一例を示すシステム構成図である。
【図2】複合機100のコントローラユニットのハードウエア構成の一例を示すブロック図である。
【図3】クライアントPC200に適用可能な情報処理装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
【図4】複合機100に備える機能部を示す機能ブロック図である。
【図5】給紙段ロック設定画面の一例を示すイメージである。
【図6】給紙段ロック中ダイアログの一例を示すイメージ図である。
【図7】給紙段設定未変更警告ダイアログの一例を示すイメージ図である。
【図8】給紙段ロック解除警告画面の一例を示すイメージ図である。
【図9】給紙段ロック解除確認画面の一例を示すイメージ図である。
【図10】実施形態のメインのフローチャートを示す図である。
【図11】コピーを行う際の給紙段ロック処理のフローチャートを示す図である。
【図12】リントを行う際の給紙段ロック処理のフローチャートを示す図である。
【図13】認証情報テーブルの一例を示すイメージ図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
【0017】
まず、図1を用いて、本実施形態のシステムについて説明する。
【0018】
本システムは、複合機100はネットワークを介してクライアントPC200と通信可能に接続されている。また、クライアントPC200のプリンタドライバ130等を介して印刷データが生成され、クライアントPC200から所望の複合機100へ印刷データを送信することで、複合機100に備わっている給紙カセットから用紙を給紙し、プリントを実行する構成をとっている。また、印刷データは、複合機100に蓄積(留置)可能な構成をとることも可能であり、ユーザが複合機にログインすることで、自身がクライアントPC200で出力した印刷データをプリント出力することができる。
【0019】
複合機100には、複合機のプラットフォーム上で動作する、認証アプリケーション110と給紙段ロックアプリケーション120がインストールされている。本実施形態で説明するアプリケーションは、当該複合機に予め有する機能(スキャンやプリント)とは別の機能(例えば、スキャンやプリントを用いた拡張機能)を実現するために、当該複合機にインストールすることが可能なアプリケーションである。より詳細には、HDD204に記憶された印刷データの内、複合機100にログインしたユーザの印刷データ一覧を複合機の操作パネルに表示し(表示しない構成も可)、選択された印刷データをその複合機で即時に印刷するアプリケーションなどがある。また、プラットフォームを介して給紙段を制御する(ロックする)アプリケーションなどがある。
【0020】
次に、図2を用いて、図1に示した複合機100を制御するコントローラユニットのハードウエア構成について説明する。
【0021】
図2は、図1に示した複合機100のコントローラユニットのハードウエア構成の一例を示すブロック図である。
【0022】
図2において、216はコントローラユニットで、画像入力デバイスとして機能するスキャナ部214や、画像出力デバイスとして機能するプリンタ部212と接続する一方、LANや公衆回線(WAN)(例えば、PSTNまたはISDN等)と接続することで、画像データやデバイス情報の入出力を行なう。
【0023】
コントローラユニット216において、201はCPUで、システム全体を制御するプロセッサである。202はRAMで、CPU201が動作するためのシステムネットワークメモリであり、プログラムを記録するためのプログラムメモリや、画像データを一時記録するための画像メモリでもある。
【0024】
203はROMで、システムのブートプログラムや各種制御プログラムが格納されている。204はハードディスクドライブ(HDD)で、システムを制御するための各種プログラム(複合機にインストール可能なアプリケーションプログラム含む)、アプリケーションプログラムが参照する設定情報(設定ファイル)、画像データ等を格納する。
【0025】
207は操作部インタフェース(操作部I/F)で、操作部(UI)208とのインタフェース部であり、操作部208に表示する画像データを操作部208に対して出力する。また、操作部I/F207は、操作部208から本システム使用者が入力した情報(例えば、ユーザ情報等)をCPU201に伝える役割をする。なお、操作部208はタッチパネルを有する表示部を備え、該表示部に表示されたボタンを、ユーザが押下(指等でタッチ)することにより、各種指示を行うことができる。
【0026】
205はネットワークインタフェース(Network I/F)で、ネットワーク(LAN)に接続し、データの入出力を行う。206はモデム(MODEM)で、公衆回線に接続し、FAXの送受信等のデータの入出力を行う。
【0027】
218は外部インタフェース(外部I/F)で、USB、IEEE1394,プリンタポート,RS−232C等の外部入力を受け付けるI/F部であり、本実施形態においては認証で必要となるICカードの読み取り用のカードリーダ219が外部I/F部218に接続されている。そして、CPU201は、この外部I/F218を介してカードリーダ219によるICカードからの情報読み取りを制御し、該ICカードから読み取られた情報を取得可能である。
【0028】
また、外部記憶装置220(例えば、USBメモリ)が外部I/F部218に接続されている。そして、CPU201は、この外部I/F218を介して外部記憶装置220内から例えば設定情報(設定ファイル)の読み込みを制御し、外部記憶装置220に記憶されている情報を取得可能である。以上のデバイスがシステムバス209上に配置される。
【0029】
220はイメージバスインタフェース(IMAGE BUS I/F)であり、システムバス209と画像データを高速で転送する画像バス215とを接続し、データ構造を変換するバスブリッジである。
【0030】
画像バス215は、PCIバスまたはIEEE1394で構成される。画像バス215上には以下のデバイスが配置される。
【0031】
210はラスタイメージプロセッサ(RIP)で、例えば、PDLコード等のベクトルデータをビットマップイメージに展開する。211はプリンタインタフェース(プリンタI/F)で、プリンタ部212とコントローラユニット216を接続し、画像データの同期系/非同期系の変換を行う。また、213はスキャナインタフェース(スキャナI/F)で、スキャナ部214とコントローラユニット216を接続し、画像データの同期系/非同期系の変換を行う。
【0032】
217は画像処理部で、入力画像データに対し補正、加工、編集を行ったり、プリント出力画像データに対して、プリンタの補正、解像度変換等を行う。また、これに加えて、画像処理部217は、画像データの回転や、多値画像データに対してはJPEG、2値画像データはJBIG、MMR、MH等の圧縮伸張処理を行う。
【0033】
スキャナ部214は、原稿となる紙上の画像を照明し、CCDラインセンサで走査することで、ラスタイメージデータとして電気信号に変換する。原稿用紙は原稿フィーダのトレイにセットし、装置使用者が操作部208から読み取り起動指示することにより、CPU201がスキャナ部214に指示を与え、フィーダは原稿用紙を1枚ずつフィードし原稿画像の読み取り動作を行う。
【0034】
プリンタ部212は、ラスタイメージデータを用紙上の画像に変換する部分であり、その方式は感光体ドラムや感光体ベルトを用いた電子写真方式、微少ノズルアレイからインクを吐出して用紙上に直接画像を印字するインクジェット方式等があるが、どの方式でも構わない。プリント動作の起動は、CPU201からの指示によって開始する。なお、プリンタ部212には、異なる用紙サイズまたは異なる用紙向きを選択できるように複数の給紙段(給紙部)を持ち、それに対応した用紙カセットがある。本実施形態では、この給紙段からの給紙を制御する。この制御は、給紙段のロックや解除であり、給紙段をロックしたユーザ以外からの給紙を禁止する、また、ロックを解除した場合には、ロックを解除した給紙段からの給紙を再開させる。
【0035】
操作部208は、LCD表示部を有し、LCD上にタッチパネルシートが貼られており、システムの操作画面を表示するとともに、表示してあるキーが押されるとその位置情報を操作部I/F 207を介してCPU201に伝える。また、操作部208は、各種操作キーとして、例えば、スタートキー、ストップキー、IDキー、リセットキー等を備える。
【0036】
ここで、操作部208のスタートキーは、原稿画像の読み取り動作を開始する時などに用いる。スタートキーの中央部には、緑と赤の2色LEDがあり、その色によってスタートキーが使える状態にあるかどうかを示す。また、操作部208のストップキーは、稼働中の動作を止める働きをする。また、操作部208のIDキーは、使用者のユーザIDを入力する時に用いる。リセットキーは、操作部からの設定を初期化する時に用いる。
【0037】
カードリーダ219は、CPU201からの制御により、ICカード(例えば、ソニー社のフェリカ(FeliCa)(登録商標))内に記憶されている情報を読み取り、該読み取った情報を外部I/F218を介してCPU201へ通知する。
【0038】
以上のような構成によって、複合機100は、スキャナ部214から読み込んだ画像データをLAN700上に送信したり、LANから受信した印刷データをプリンタ部212により印刷出力することができる。
【0039】
また、スキャナ部214から読み込んだ画像データをモデム206により、公衆回線上にFAX送信したり、公衆回線からFAX受信した画像データをプリンタ部212により出力することできる。
【0040】
本発明を実現するための後述する各種プログラムは、ハードディスクドライブ204に記録されており、必要に応じてRAM202にロードされることによりCPU201によって実行されるものである。さらに、上記プログラムの実行時に用いられる定義ファイル及び各種情報テーブル等も、ハードディスクドライブ204に格納されている。
【0041】
以下、図3を用いて、図1に示したクライアントPC200に適用可能な情報処理装置のハードウェア構成について説明する。
【0042】
図3は、図1に示したクライアントPC200に適用可能な情報処理装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
【0043】
図2において、301はCPUで、システムバス304に接続される各デバイスやコントローラを統括的に制御する。また、ROM302あるいは外部メモリ311には、CPU301の制御プログラムであるBIOS(Basic Input / Output System)やオペレーティングシステムプログラム(以下、OS)や、各サーバ或いは各PCの実行する機能を実現するために必要な後述する各種プログラム等が記憶されている。
【0044】
303はRAMで、CPU301の主メモリ、ワークエリア等として機能する。CPU301は、処理の実行に際して必要なプログラム等をROM302あるいは外部メモリ311からRAM303にロードして、該ロードしたプログラムを実行することで各種動作を実現するものである。
【0045】
また、305は入力コントローラで、キーボード(KB)309や不図示のマウス等のポインティングデバイス等からの入力を制御する。306はビデオコントローラで、CRTディスプレイ(CRT)310等の表示器への表示を制御する。なお、図2では、CRT310と記載しているが、表示器はCRTだけでなく、液晶ディスプレイ等の他の表示器であってもよい。これらは必要に応じて管理者が使用するものである。
【0046】
307はメモリコントローラで、ブートプログラム,各種のアプリケーション,フォントデータ,ユーザファイル,編集ファイル,各種データ等を記憶するハードディスク(HD)や、フレキシブルディスク(FD)、或いはPCMCIAカードスロットにアダプタを介して接続されるコンパクトフラッシュ(登録商標)メモリ等の外部メモリ311へのアクセスを制御する。
【0047】
308は通信I/Fコントローラで、ネットワークを介して外部機器と接続・通信するものであり、ネットワークでの通信制御処理を実行する。例えば、TCP/IPを用いた通信等が可能である。
【0048】
なお、CPU301は、例えばRAM303内の表示情報用領域へアウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実行することにより、CRT310上での表示を可能としている。また、CPU301は、CRT310上の不図示のマウスカーソル等でのユーザ指示を可能とする。
【0049】
次に、図4を用いて、本発明における複合機100の機能ブロック図について説明する。なお、各機能部が処理する詳細な制御については、後述するフローチャートにて説明する。
【0050】
まず、本複合機100(画像形成装置)は、用紙を給紙するための給紙部を備えており、ログイン部401・ロック部402・決定部403・印刷部404・指定部405・カウント部406・許可部407・ロック通知部408・変更判定部409・解除部410・印刷データ取得部411の機能部を備えている。なお、各機能部はCPU201により制御される。
【0051】
ログイン部401は、ユーザの認証に応じて、複合機100へログインする。
【0052】
ロック部402は、ログインしたユーザのユーザ識別情報と対応付けて給紙部をロックする
【0053】
印刷データ取得部411は、刷データを取得する。決定部403は、印刷データに含まれるユーザ識別情報とロックされた給紙部に対応付けられたユーザ識別情報とに従って給紙部を決定する。
【0054】
印刷部404は、決定された給紙部から用紙を給紙して印刷する。指定部405は、印刷する印刷データの数を指定する。
【0055】
カウント部406は、印刷した印刷データの数をカウントする。許可部407は、カウントされた数と指定された数が一致した場合に、ロックされた給紙段の解除を許可する。
【0056】
ロック通知部408は、給紙部のロック状態を通知する。変更判定部409は、ロックされた給紙部の変更がされたか否かを判定する。
【0057】
解除部410は、給紙段の変更がされた場合には、ロック通知部408でロック状態を通知することなく、ロックされた給紙段のロックを解除する
【0058】
また、解除部410は、ログイン部401でログインがされ、給紙部の変更がされていない場合には、ロック通知部408で給紙部のロック状態を通知して給紙段のロックを解除する。
【0059】
また、決定部403は、印刷データに含まれるユーザ識別情報とロックされた給紙部に対応付けられたユーザ識別情報とが一致した場合に、印刷データを印刷するための給紙部に決定し、印刷データに含まれるユーザ識別情報とロックされた給紙部に対応付けられたユーザ識別情報とが一致しない場合に、ロックされていない給紙部を当該印刷データを印刷するための給紙部に決定する。
【0060】
次に、図10〜図12のフローチャートを用いて、本実施形態の詳細な説明を行う。なお、図5〜図9、図13については、フローチャートの説明の際に詳述する。
【0061】
まず、図10を用いて、本処理のメインのフローチャートについて説明する。
【0062】
Step1001では、CPU201が、ICカードなどをカードリーダ219にかざされる、或いはユーザIDとパスワードの入力されることで、ログイン指示を受け付け、図13で示すような認証情報テーブルから、例えば読みだされたICカードに記憶されているカードIDをキーにしてユーザを検索する。認証情報テーブルにユーザが存在する場合は認証成功と見なし複合機100へログインを許可する。内部的には認証アプリケーション110が複合機100内で動作する全てのアプリケーションに対して当該ユーザがログインした旨の通知を行う。給紙段ロックアプリケーション120は認証アプリケーション110から通知されたユーザ情報を含むログイン通知を受信する。
【0063】
図13の認証情報テーブルは、HDD204に記憶されており、カードIDと、ユーザ名とメールアドレス、パスワード(不図示)がユーザごとに対応付いて記憶されている。
【0064】
Step1002では、CPU201が、Step1001で受信したログイン通知内に含まれるユーザ情報(例えばユーザ名等のユーザ識別情報)を取得し、RAM202上に保持する。
【0065】
Step1003では、CPU201が、操作部208の表示部(パネル)上に図5で示すような給紙段ロック設定画面を表示する。
【0066】
図5の給紙段ロック設定画面は、HDD204に蓄積されている印刷データの内、ログインしたユーザに対応する(印刷データに含まれるユーザ名とログインユーザのユーザ名が一致した)印刷データを実行するためのボタンとしてのプリント501を備えている。また、コピーを実行するためのボタンとしての、コピー502を備えている。なお、プリントする(これからプリントする)印刷データの件数を入力する領域としてのジョブ数503を備えている。
【0067】
また、利用したい(ロックをしたい)給紙段を指定するためのボタンとしてロック給紙504と、給紙段のロックを開始するボタンとしての給紙段ロック開始505を備えている。
【0068】
Step1004では、CPU201が、図5で示す給紙段ロック設定画面でプリント501又はコピー502の指定を受け付ける。プリント501の押下によりプリントの指定を受け付けた場合にStep1005に処理を移し、コピー502の押下によりコピーの指定を受け付けた場合に、Step1006の処理に移る。
【0069】
Step1005では、CPU201が、プリント用の給紙段ロック処理を実行する。詳細に関しては図11のフローチャートにて説明する。
【0070】
Step1006では、CPU201が、コピー用の給紙段ロック処理を実行する。詳細に関しては図12のフローチャートで説明する。
【0071】
次に、図11を用いて、コピーを行う際の給紙段ロック処理のフローチャートについて説明する。図11のフローチャートは、図10のStep1006の詳細なフローチャートである。
【0072】
Step1101では、CPU201が、図5の給紙段ロック設定画面でユーザにより指定された、給紙段の情報をロック対象の給紙段としてRAM202に保持する。
【0073】
Step1102では、CPU201が、給紙段ロック開始505の押下に従って、RAM202に保持されているロック対象の給紙段の情報に対応する給紙段のロックを開始する。ロック給紙504のボタンごとに、複合機100の給紙段や手差しトレイが対応付いており、ロックを開始すると、押下されたボタンに対応する給紙段からの給紙がなされる。
【0074】
また、給紙段ロックが開始されると、図6に示す給紙段ロック中ダイアログを操作部208に表示する。
【0075】
図6は、給紙段ロック中ダイアログの一例を示す図であり、給紙段ロック中ダイアログには、ログインしたユーザのユーザ名(Step1002で保持したユーザ名)とロックした給紙段の情報を表示させる。
【0076】
Step1103では、CPU201が、ユーザがコピーのスタートボタンを押下することで、原稿台やフィーダに積載された原稿を読込、ロックした給紙段からの給紙を行い、給紙された紙に印字(コピー)が行われる。このコピーが実行されたことを検知する。
【0077】
Step1104では、CPU201が、コピーが開始されたことを検知に従って、給紙段OpenフラグをFalseで保持する。給紙段Openフラグとはコピーが実行された後にユーザが給紙段の用紙または設定を変更せずに給紙段ロック解除した際に警告を表示するために使用され、RAM202に記憶される。
【0078】
給紙段Openフラグはコピーが開始された際に初期化(False)され、また給紙段の状態を監視し、給紙段の用紙または設定が変化されたタイミング、つまり、給紙段の用紙が通常の用紙に変更があったタイミングで給紙段OpenフラグをTrueに変更する。で給紙段OpenフラグをTrueに変更する。なお、給紙段のカセットには一般的に、紙が変更した場合に設定を変えるダイアルが付いているため、このダイアルを変更することで設定が変更されたか否かを判断する。
【0079】
また、設定変更はダイアルの変更に限らず、複合機100の操作部208上で変更してもよい。
【0080】
Step1105では、CPU201が、給紙段ロック解除601が押下されたことを検知する。給紙段ロック解除を検知した場合、Step1106へ処理を移す。また、給紙段ロック解除を検知せずログアウトを検知した場合には、Step1109へ処理を移す。
【0081】
Step1106では、CPU201が、給紙段ロック解除を検知するとRAM202に記憶されている給紙段Openフラグの状態を確認する。給紙段OpenフラグがTrueの場合には、Step1109へ処理を移し、給紙段OpenフラグがFalseの場合には、Step1107へ処理を移す。
【0082】
Step1107では、CPU201が、図7に示す給紙段設定未変更警告ダイアログを操作部208に表示し、ユーザに給紙段の用紙または設定を確認するように促す。ここで給紙段の用紙又は設定が変更された場合には給紙段OpenフラグがTrueに変更される。
【0083】
図7は、給紙段設定未変更警告ダイアログの一例を示す図である。
【0084】
Step1108では、CPU201が、図7の給紙段設定未変更警告ダイアログ上のOKボタン701が押下されたかを検知する。OKボタン701の押下を検知した場合にはStep1110へ処理を移す。
【0085】
Step1109では、CPU201が、ログアウトを検知した場合に、ログアウト命令を取得する。なお、コピーの実行したか否かに関わらず、ユーザによってログアウト処理(例えば、ログアウトボタンが押下されたり、他のユーザのICカードを読み取った場合など)がされた場合にも、Step1109のログアウト命令が取得される。
【0086】
Step1112では、CPU201が、給紙段がロック状態であるため、図8の給紙段ロック解除警告画面を操作部208に表示する。
【0087】
図8は、給紙段ロック解除警告画面の一例を示す図である。
【0088】
Step1113では、CPU201が、図8の給紙段ロック解除警告画面上のOKボタン801が押下されたか否かを判断する。OKボタン801が押下された場合には、Step1114に処理を移す。
【0089】
Step1114では、CPU201が、ログインしたユーザがロックしていた給紙段である、RAM202で保持したロック対象給紙段のロックを解除する。解除されると、給紙段ロックの情報がRAM202から削除される。
【0090】
Step1110では、CPU201が、ログインしたユーザがロックしていた給紙段である、RAM202で保持したロック対象給紙段のロックを解除する。解除されると、給紙段ロックの情報がRAM202から削除される。
【0091】
Step1111では、CPU201が、ログアウト指示によりログアウト命令を取得したか否かを判定する。ログアウト命令が取得できた場合には、Step1115へ処理を移す。
【0092】
Step1115では、CPU201が、ログアウトを実行する。ログアウトによりRAM202に記憶されているログインしたユーザ名が削除される。
【0093】
次に、図12を用いて、プリントを行う際の給紙段ロック処理のフローチャートについて説明する。図12のフローチャートは、図10のStep1005の詳細なフローチャートである。
【0094】
Step1201では、CPU201が、図5の給紙段ロック設定画面でユーザにより指定された、給紙段の情報をロック対象の給紙段としてRAM202に保持する。
【0095】
Step1202では、CPU201が、図5の給紙段ロック設定画面で、ユーザによって入力されたプリント対象ジョブ数をRAM202に保持する。
【0096】
Step1203では、CPU201が、給紙段ロック開始505の押下に従って、RAM202に保持されているロック対象の給紙段の情報に対応する給紙段のロックを開始する。ロック給紙504のボタンごとに、複合機100の給紙段や手差しトレイが対応付いており、ロックを開始すると、押下されたボタンに対応する給紙段からの給紙がなされる。
【0097】
また、給紙段ロックが開始されると、図6に示す給紙段ロック中ダイアログを操作部208に表示する。
【0098】
Step1204では、CPU201が、ログアウトを検知した場合に、ログアウト命令を取得する。ユーザによってログアウト処理(例えば、ログアウトボタンが押下されたり、他のユーザのICカードを読み取った場合など)がされた場合にログアウト命令が取得される。
【0099】
なお、プリントの場合には、ログアウト後も給紙段ロックが継続される。
【0100】
Step1205では、CPU301が、クライアントPC200が、プリンタドライバを介して生成され印刷データを複合機100に送信する。
【0101】
Step1206では、複合機100はクライアントPC200から印刷データを受信し、取得する。印刷データには、クライアントPC200にログインしているユーザ名が含まれる。また、印刷データには、プリンタドライバや印刷データの生成元となるアプリケーションで設定された用紙サイズなどの用紙情報も含まれる。
【0102】
Step1207では、CPU201が、複合機100で受信した印刷データを印刷データとして管理し、印刷データに含まれるユーザ名と、現在給紙段をロックしているユーザ(図10のStep1002で保持したユーザ名)と一致するかを確認する。ユーザ名が一致した場合にはStep1211へ処理を移し、ユーザ名が一致しない場合には、Step1208へ処理を移す。
【0103】
Step1208では、CPU201が、印刷データに含まれる用紙サイズなどの用紙情報に従って、他の給紙段で印刷可能かを判断する。具体的には印刷データの用紙サイズを取得し、当該用紙サイズがロック対象給紙段以外の給紙段にセットされているかで判断する。一致する場合には印刷可能と判断し、Step1210に処理を移す。一致しない場合には印刷不可能と判断し、Step1209に処理を移す。なお、用紙サイズは、例えば、A4横やA4縦のように、向きが異なっていても同一サイズとして判定する。
【0104】
Step1209では、CPU201が、印刷データを印字処理せずに、一時停止状態にする。本印刷データは給紙段ロックが解除され、一致する用紙サイズの用紙がセットされたタイミングで印刷を再開する。なお、他の給紙段で印刷不可と判断された場合は印刷エラーとするような設定を設け、他の給紙段で印刷不可と判断された場合にジョブを一時停止状態にせずに、印刷エラーとして、操作部208又はクライアントPC200の表示部に表示する構成であってもよい。
【0105】
Step1210では、CPU201が、用紙サイズが一致した他の給紙段から用紙を給紙して印刷をするべく、本印刷データを印字する用紙がセットされている給紙段を設定し、印刷を実行する。
【0106】
Step1211では、CPU201が、ロック対象給紙段からの用紙を給紙して印刷をするべく、本印刷データを印字する用紙がセットされているロック対象給紙段を設定し、印刷を実行する。印刷を実行した印刷データをカウントするために、実行済みジョブ数をカウントアップする。実行済みジョブ数は、RAM202に記憶される。
【0107】
Step1212では、CPU201が、カウントアップした実行済みジョブ数がStep1202でRAM202に保持したプリント対象ジョブ数と一致したか否かを判断する。一致した場合には、Step1202で入力(予約)された件数分の印刷データが全て印刷されたとして、Step1213へ処理を移す。プリント対象ジョブ数と一致しない場合(プリント対象ジョブ数未満の場合)には、Step1202で入力(予約)された件数分の印刷データが全て印刷されていないとして、次の印刷データを判定するためにStep1206に処理を移す。
【0108】
Step1213では、CPU201が、全ての印刷データが印刷終了したと判断されたため、給紙段OpenフラグをFalseで保持する。給紙段Openフラグとは予約された件数分の印刷データが全て印刷されたにも関わらず、ロックされた給紙段の用紙または設定が変更されず、例えば他のユーザが給紙段ロック解除した際に警告を表示するために使用され、RAM202に記憶される。なお、複合機100は、給紙段の状態を監視し給紙段の用紙または設定が変化したタイミング、つまり、給紙段の用紙が通常の用紙に変更があったタイミングで給紙段OpenフラグをTrueに変更する。
【0109】
Step1214では、CPU201が、ICカードなどをカードリーダ219にかざされる、或いはユーザIDとパスワードの入力されることで、ログイン指示を受け付け、図13で示すような認証情報テーブルから、例えば読みだされたICカードに記憶されているカードIDをキーにしてユーザを検索する。認証情報テーブルにユーザが存在する場合は認証成功と見なし複合機100へログインを許可する。このログイン許可を検知する。内部的には認証アプリケーション110が複合機100内で動作する全てのアプリケーションに対して当該ユーザがログインした旨の通知を行う。給紙段ロックアプリケーション120は認証アプリケーション110から通知されたユーザ情報を含むログイン通知を受信することで、ログインを検知する。
【0110】
Step1215では、CPU201が、ログインを検知すると、給紙段OpenフラグがTrueかFalseを判定する。Trueの場合、ロックした給紙段が変更されていることを示すため、Step1218へ処理を移す。また、Falseの場合、ロックした給紙段が変更されていないことを示すため、Step1216へ処理を移す。
【0111】
Step1216では、CPU201が、ロックした給紙段が変更されていないため、図9の給紙段ロック解除確認画面を操作部208に表示する。
【0112】
Step1217では、CPU201が、図9の給紙段ロック解除確認画面のOKボタン901が押下されたか否かを判定する。押下を検知した場合には、Step1218へ処理を移す。
【0113】
Step1218では、CPU201が、RAM202で保持したロック対象給紙段のロックを解除する。解除されると、給紙段ロックの情報がRAM202から削除される。
【0114】
上記実施形態によれば、給紙部をロックしたユーザと印刷データを出力したユーザを判断することで、誤った紙による無駄な印刷を軽減することができる。
【0115】
なお、上述した各種データの構成及びその内容はこれに限定されるものではなく、用途や目的に応じて、様々な構成や内容で構成されることは言うまでもない。
【0116】
以上、一実施形態について示したが、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記録媒体等としての実施態様をとることが可能であり、具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
【0117】
また、本発明におけるプログラムは、図10〜図12に示すフローチャートの処理方法をコンピュータが実行可能なプログラムであり、本発明の記憶媒体は図10〜図12の処理方法をコンピュータが実行可能なプログラムが記憶されている。なお、本発明におけるプログラムは図10〜図12の各装置の処理方法ごとのプログラムであってもよい。
【0118】
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するプログラムを記録した記録媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムを読出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
【0119】
この場合、記録媒体から読み出されたプログラム自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムを記憶した記録媒体は本発明を構成することになる。
【0120】
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、DVD−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、EEPROM、シリコンディスク、ソリッドステートドライブ等を用いることができる。
【0121】
また、コンピュータが読み出したプログラムを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0122】
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0123】
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。また、本発明は、システムあるいは装置にプログラムを供給することによって達成される場合にも適応できることは言うまでもない。この場合、本発明を達成するためのプログラムを格納した記録媒体を該システムあるいは装置に読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
【0124】
さらに、本発明を達成するためのプログラムをネットワーク上のサーバ、データベース等から通信プログラムによりダウンロードして読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
【0125】
なお、上述した各実施形態およびその変形例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
【符号の説明】
【0126】
100 複合機
200 クライアントPC
201 CPU
202 RAM
203 ROM
204 HDD
401 ログイン部
402 ロック部
403 決定部
404 印刷部
405 指定部
406 カウント部
407 許可部
408 ロック通知部
409 変更判定部
410 解除部
411 印刷データ取得部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
用紙を給紙するための給紙部を備える画像形成装置であって、
ユーザの認証に応じて、当該画像形成装置へログインするログイン手段と、
前記ログインしたユーザのユーザ識別情報と対応付けて給紙部をロックするロック手段と、
印刷データを取得する印刷データ取得手段と、
前記印刷データに含まれるユーザ識別情報と前記ロックされた給紙部に対応付けられたユーザ識別情報とに従って、給紙部を決定する決定手段と、
前記決定された給紙部から用紙を給紙して印刷する印刷手段と
を備えることを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
印刷する印刷データの数を指定する指定手段と、
印刷した印刷データの数をカウントするカウント手段と、
前記カウントされた数と指定された数が一致した場合に、ロックされた給紙段の解除を許可する許可手段と
を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
給紙部のロック状態を通知するロック通知手段と、
前記ロックされた給紙部の変更がされたか否かを判定する変更判定手段と、
給紙段の変更がされた場合には、ロック通知手段でロック状態を通知することなく、ロックされた給紙段のロックを解除する解除手段と
を更に備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記解除手段は、前記ログイン手段でログインがされ、給紙部の変更がされていない場合には、前記ロック通知手段で給紙部のロック状態を通知して給紙段のロックを解除することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記決定手段は、前記印刷データに含まれるユーザ識別情報と前記ロックされた給紙部に対応付けられたユーザ識別情報とが一致した場合に、当該印刷データを印刷するための給紙部に決定し、
前記印刷データに含まれるユーザ識別情報と前記ロックされた給紙部に対応付けられたユーザ識別情報とが一致しない場合に、ロックされていない給紙部を当該印刷データを印刷するための給紙部に決定することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項6】
用紙を給紙するための給紙部を備える画像形成装置の処理方法であって、
前記画像形成装置が、
ユーザの認証に応じて、当該画像形成装置へログインするログインステップと、
前記ログインしたユーザのユーザ識別情報と対応付けて給紙部をロックするロックステップと、
印刷データを取得する印刷データ取得ステップと、
前記印刷データに含まれるユーザ識別情報と前記ロックされた給紙部に対応付けられたユーザ識別情報とに従って、給紙部を決定する決定ステップと、
前記決定された給紙部から用紙を給紙して印刷する印刷ステップと
を実行することを特徴とする処理方法。
【請求項7】
用紙を給紙するための給紙部を備える画像形成装置で実行可能なプログラムであって、
前記画像形成装置を、
ユーザの認証に応じて、当該画像形成装置へログインするログイン手段と、
前記ログインしたユーザのユーザ識別情報と対応付けて給紙部をロックするロック手段と、
印刷データを取得する印刷データ取得手段と、
前記印刷データに含まれるユーザ識別情報と前記ロックされた給紙部に対応付けられたユーザ識別情報とに従って、給紙部を決定する決定手段と、
前記決定された給紙部から用紙を給紙して印刷する印刷手段
として機能させることを特徴とするプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【公開番号】特開2012−213904(P2012−213904A)
【公開日】平成24年11月8日(2012.11.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−80387(P2011−80387)
【出願日】平成23年3月31日(2011.3.31)
【出願人】(390002761)キヤノンマーケティングジャパン株式会社 (656)
【出願人】(312000206)キヤノンMJアイティグループホールディングス株式会社 (259)
【出願人】(301015956)キヤノンソフトウェア株式会社 (364)
【Fターム(参考)】