説明

画像形成装置とホスト装置及びその接続方法

【課題】無線ネットワークを通じて自動的に相互接続が容易にできるようにするホスト装置及び画像形成装置の接続方法を提供する。
【解決手段】本方法は、画像形成装置が有線インターフェースを通じてホスト装置に接続された状態で、ホスト装置がドライバプログラム設置(インストール)を設置し、無線接続設定プログラムを実行するステップと、ホスト装置がホスト装置のIP設定方法に応じて画像形成装置のIP設定方法を決定するステップと、ホスト装置がホスト装置のネットワーク設定情報をコピーして有線インターフェースを通じて画像形成装置に伝送するステップと、画像形成装置が、決定されたIP設定方法に応じてIPアドレスを設定して有線インターフェースを通じてホスト装置に伝送するステップと、ホスト装置が、伝送されたIPアドレスを用いて無線接続設定を行なうステップと、を含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置及びホスト装置と、その接続方法に係り、より詳しくは、無線ネットワークを通じて自動的に相互接続される画像形成装置及びホスト装置と、その接続方法に関する。
【背景技術】
【0002】
通信ネットワーク技術が進むにつれ、無線接続をサポートする画像形成装置が徐々に普及しつつある。このような画像形成装置の場合、ユーザが使用するためには、自分のホスト装置と接続を行なわなければならない。そこで、専門知識のないユーザがいかに簡単に無線接続を設定できるようにするかが課題となっている。
【0003】
最近は、アクセスポイント(AP)及び画像形成装置の間でWPS(WiFi Protected Setup)技術が使われ、所定時間内にアクセスポイント及び画像形成装置でそれぞれWPSボタンが選択される場合、自動的に相互接続されるようにしている。
【0004】
しかし、このようなWPS技術は、単に無線ネットワーク環境に接続する機能だけを提供している。即ち、このような接続は、アクセスポイント及び画像形成装置間で行なわれるだけだった。従って、WPS接続の後に、ユーザがホスト装置を用いて画像形成装置と通信するためには、更にプリンタネットワークアドレスを手動で設定しなければならなかった。なお、印刷作業のためには、PCプリンタポート変更手続きを更に進めなければならないので、大変手間がかかっていた。
【0005】
即ち、従来には、ユーザがプリンタを設置するために、基本的なSSID、動作モード(アドホック、インフラストラクチャ)、暗号、ネットワークIPアドレスなどのネットワーク設定情報を一々確認して手動設定しなければならなかった。
そこで、画像形成装置をより容易に接続して使えるようにする技術が必要となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】日本特開第2002−236561号公報
【特許文献2】日本特開第2010−141586号公報
【特許文献3】日本特開第2004−222001号公報
【特許文献4】日本特開第2007−157008号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであって、本発明の目的とするところは、無線ネットワークを通じて自動的に相互接続が可能な画像形成装置及びホスト装置と、その接続方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一実施形態によると、ホスト装置と画像形成装置の接続方法は、 前記画像形成装置が有線インターフェースを通じて前記ホスト装置に接続された状態で、前記ホスト装置が、ドライバプログラムを設置(インストール)し、無線接続設定プログラムを実行するステップと、前記ホスト装置が、前記ホスト装置のIP(Internet_Protocol)設定方法に応じて前記画像形成装置のIP設定方法を決定するステップと、前記ホスト装置が、前記ホスト装置のネットワーク設定情報をコピーして前記有線インターフェースを通じて前記画像形成装置に伝送するステップと、前記画像形成装置が、前記決定されたIP設定方法に応じてIPアドレスを設定して前記有線インターフェースを通じて前記ホスト装置に伝送するステップと、前記ホスト装置が、前記伝送されたIPアドレスを用いて無線接続設定を行なうステップと、を含む。
【0009】
ここで、前記IP設定方法を決定するステップは、無線接続設定プログラムが実行されると、前記ホスト装置の無線ネットワークへの接続可否を判断するステップと、前記無線ネットワーク接続が可能である場合、接続モードを前記自動接続モード及び手動接続モードのうちいずれか一方に決定するための画面を出力するステップと、前記画面上で前記自動接続モードが選択されると、前記ホスト装置のIP設定方法に応じて前記画像形成装置のIP設定方法をDHCP方式又はAuto−IP方式に決定し、前記画面上で手動接続モードが選択されると、手動IP入力方式に決定して前記画像形成装置のIPアドレスを手動で入力するための画面を出力するステップと、を含んでよい。
【0010】
そして、前記無線接続設定を実行するステップは、前記有線インターフェースを通じて前記IPアドレスが伝送されると、前記伝送されたIPアドレスにピング(PING)信号を伝送するステップと、前記ピング信号に対する応答が正常に受信されると前記IPアドレスを用いて一つのポートを自動設定し、前記応答がなければ前記画像形成装置のIPアドレスを手動で入力するための画面を出力するステップと、前記伝送されたIPアドレス又は前記手動で入力されたIPアドレスにドライバプログラムのネットワークTCP/IPポートを設定するステップと、を含んでよい。
そして、前記ネットワーク設定情報は、SSID、Operation Mode、Encryption、PSKのうち少なくともいずれか一つを含んでよい。
【0011】
一方、本発明の一実施系形態によると、画像形成装置の接続方法は、有線インターフェースを通じて接続されたホスト装置からネットワーク設定情報をコピーして受信するステップと、前記ネットワーク設定情報に従って無線ネットワークに接続するステップと、前記ホスト装置のIP設定方法に応じてIPアドレスを決定するステップと、前記決定されたIPアドレスを、前記有線インターフェースを通じて前記ホスト装置に伝送し、前記IPアドレスでポートが自動設定されるようにするステップと、を含む。
【0012】
そして、前記IPアドレスを決定するステップは、前記ホスト装置のIP設定方法がDHCP方式の場合、無線ネットワーク上のDHCPサーバにIPアドレス割り当てを要請して割り当てられたIPアドレスを前記画像形成装置のIPアドレスに決定し、前記ホスト装置のIP設定方法がAuto−IP方式の場合、前記画像形成装置が任意のIPアドレスを生成し、前記生成されたIPアドレスの使用可能性を、前記無線ネットワークを通じて確認して使用可能であれば、前記生成されたIPアドレスを前記画像形成装置のIPアドレスに決定してよい。
なお、前記ネットワーク設定情報は、SSID、Operation Mode、Encryption、PSKのうち少なくともいずれか一つを含んでよい。
【0013】
一方、本発明の一実施形態によると、画像形成装置と無線接続するためのホスト装置は、予め設定されたネットワーク設定情報に従って無線ネットワークに接続される無線通信部と、画像形成装置と有線インターフェースを通じて接続可能な有線通信部と、前記画像形成装置が前記有線通信部に接続された状態で無線接続設定プログラムが実行されると、前記ホスト装置のIP設定方法に応じて前記画像形成装置のIP設定方法を決定し、前記ネットワーク設定情報をコピーして前記有線通信部を介して前記画像形成装置に伝送する端末制御部とを含む。
そして、前記端末制御部は、前記画像形成装置で前記決定されたIP設定方法に応じて、IPアドレスを設定して前記有線インターフェースを通じて伝送すると、伝送された前記IPアドレスを用いて前記画像形成装置と無線接続する。
【0014】
ここで、前記端末制御部は、ドライバプログラムの記録された記録媒体が前記ホスト装置に接続されると、前記ドライバプログラム設置作業を開始して前記無線接続設定プログラムを自動実行させてよい。
【0015】
なお、ホスト装置は、前記無線接続設定プログラムが実行されると、接続モードを決定するための接続モード決定画面を出力する出力部と、前記接続モード決定画面を通じて自動接続モード又は手動接続モードを選択される入力部と、を更に含んでよい。
そして、前記端末制御部は、前記接続モード決定画面で前記自動接続モードが選択されると、前記ホスト装置のIP設定方法に応じて前記画像形成装置のIP設定方法をDHCP方式又はAuto−IP方式に決定し、前記接続モード決定画面で前記手動接続モードが選択されると、手動IP入力方式に決定して前記画像形成装置のIPアドレスを手動で入力するための画面を出力するように前記出力部を制御してよい。
【0016】
なお、前記端末制御部は、前記有線インターフェースを通じて前記IPアドレスが受信されると、前記受信されたIPアドレスにピング(PING)信号を伝送し、前記ピング信号に対する応答が正常に受信されると前記IPアドレスで前記ポートを自動設定し、前記応答がなければ前記画像形成装置のIPアドレスを手動で入力するための画面を出力するように前記出力部を制御してよい。
そして、前記ネットワーク設定情報は、SSID、Operation Mode、Encryption、PSKのうち少なくともいずれか一つを含んでよい。
【0017】
一方、本発明の一実施系形態によると、画像形成装置は、有線インターフェースを通じて接続されたホスト装置からネットワーク設定情報をコピーして受信する有線インターフェース部と、前記ネットワーク設定情報に従って無線ネットワークに接続する無線インターフェース部と、前記ホスト装置のIP設定方法に応じてIPアドレスを決定し、前記決定されたIPアドレスを、前記有線インターフェースを通じて前記ホスト装置に伝送し、前記IPアドレスでポートが自動設定されるようにする制御部と、を含む。
【0018】
そして、前記制御部は、前記ホスト装置のIP設定方法がDHCP方式の場合、無線ネットワーク上のDHCPサーバにIPアドレス割り当てを要請して割り当てられたIPアドレスを前記画像形成装置のIPアドレスに決定し、前記ホスト装置のIP設定方法がAuto−IP方式の場合、任意のIPアドレスを生成し、前記生成されたIPアドレスの使用可能性を前記無線ネットワークを通じて確認して使用可能であれば、前記生成されたIPアドレスを前記画像形成装置のIPアドレスに決定してよい。
なお、前記ネットワーク設定情報は、前記ホスト装置に内蔵されたSSID、Operation Mode、Encryption、PSKのうち少なくともいずれか一つを含んでよい。
【発明の効果】
【0019】
以上のように、本発明の多様な実施形態によると、ユーザは煩わしい操作を行なうことなく、ホスト装置と画像形成装置とを自動的に無線接続させて使うことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】本発明の一実施形態に係るホスト装置及び画像形成装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態に係るホスト装置の細部構成を説明するためのブロック図である。
【図3】アドホックモードで接続されたネットワークシステムの構成を示す図である。
【図4】インフラストラクチャモードで接続されたネットワークシステムの構成を示す図である。
【図5】本発明の多様な実施形態に係るホスト装置の画像形成装置への接続方法を説明するためのフローチャートである。
【図6】本発明の多様な実施形態に係るホスト装置の画像形成装置への接続方法を説明するためのフローチャートである。
【図7】本発明の一実施形態に係る画像形成装置の接続方法を説明するためのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るホスト装置及び画像形成装置の構成を示すブロック図である。図1によると、ホスト装置100は、無線通信部110と、有線通信部120と、端末制御部130とを含み、画像形成装置200は、無線インターフェース部210と、有線インターフェース部220と、制御部230とを含む。
【0022】
ホスト装置100は、PC、セットトップコンピュータ、タブレットPC、携帯電話、PDA、電子手帳、電子書籍などのような多様な種類の端末装置のうちいずれか一つである。画像形成装置200は、プリンタ、スキャナ、ファクシミリ、コピー機、複合機などのように、画像形成作業を行なう多様な種類の装置のうちいずれか一つである。
【0023】
ユーザは、ホスト装置100を用いて画像形成装置200にデータを伝送した後、データを用いた画像形成作業を行ない、逆に、画像形成装置200からスキャニングで獲得したデータを受信して保存する。このような画像形成作業を行なうためには、まずホスト装置100及び画像形成装置200間の無線ネットワーク接続を行なわなければならない。
【0024】
ホスト装置100の無線通信部110は、予め保存されたネットワーク設定情報に従って、無線ネットワークに接続される。ネットワーク設定情報は、無線ネットワーク接続に必要な情報を意味する。具体的には、ネットワーク設定情報は、無線ルータ、即ちアクセスポイント(Access Point:AP)から提供される無線LANサービスの識別子であるSSID(Service Set IDentifier)、動作モード(アドホック(Ad−hoc)モード、インフラストラクチャ(Infrastructure)モード、等)、暗号(Encryption)、PSK(Pre−Shared Key)、ネットワークIPアドレスを含む。
【0025】
一方、無線ネットワーク接続のために、ユーザはホスト装置100及び画像形成装置200を有線インターフェースで接続する。
即ち、ホスト装置100の有線通信部120は、画像形成装置200の有線インターフェース部220と接続されて有線通信接続を形成する。有線インターフェースとしてはUSB、IEEE1284、IEEE1394、有線LANなどが使われる。一方、本明細書では、有線インターフェースに基づいて説明したが、ブルートゥース(登録商標)、RF通信などのような無線インターフェース方式も適用できる。この場合、ブルートゥース(登録商標)通信モジュール、RFIDタグ、及びリーダーユニットなどがホスト装置100及び画像形成装置200にそれぞれ備えられる。
【0026】
端末制御部130は、ホスト装置100に設置(インストール)されている無線接続設定プログラムが実行されると、ホスト装置100のIP設定方法に応じて画像形成装置200のIP設定方法を決定する。IP設定方法には、手動入力方式の他にDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol、動的ホスト設定通信規約)方式、Auto−IP方式などがある。
【0027】
ホスト装置100の端末制御部130は、画像形成装置200がホスト装置100のネットワーク設定情報をそのまま用いて無線ネットワークに接続されるようにするために、ホスト装置100のIP設定方式に従って、画像形成装置200のIP設定方法を決定する。
【0028】
DHCPとは、ホストIP構成管理を単純化するIP標準を意味する。即ち、一定範囲にあるIPアドレスを動的に割り当ててもらい、状況に応じて異なったIPアドレスを割り当てる方式である。
【0029】
Auto−IP方式とは、装置自身でIPアドレスを生成した後、周辺装置に問い合わせて当該IPアドレスを使う他装置がなければ、即ち、IPアドレスが使用可能な状態なら、そのIPアドレスを使うものとして決定する方式である。
【0030】
端末制御部130は、IP設定方式を含むネットワーク設定情報を画像形成装置200に伝送するように有線通信部120を制御する。
このようにして画像形成装置200が、DHCP方式又はAuto−IP方式によりIPアドレスを決定すると、端末制御部130は有線通信部120を介して当該IPアドレスを受信する。これにより、ドライバプログラムのネットワークTCP/IPポートを受信されたIPアドレスに設定し、自動無線接続設定手続きを終了する。
【0031】
この場合、端末制御部130は受信されたIPアドレスが正常に作用可能なIPアドレスか否かを確認できる。一例として、端末制御部130はピング(PING:Packet Internet Groper)信号を用いて確認できる。ピングとは、特定アドレスに対してそのアドレスの応答の可否を確認するのに使われるユニックス/リナックス(登録商標)命令語又はネットワーク関連プログラムを意味する。
【0032】
端末制御部130は、受信されたIPアドレスにピング信号を伝送した後、ピング応答が正常に受信されたか否かを確認できる。これにより、正常に受信されたときのみに、当該IPアドレスを用いてポートを設定する。
【0033】
一方、ピング応答が正常に受信されなかった場合には、当該IPアドレスを廃棄し、再び上述の過程を繰り返し行なうか、手動で接続する処理過程を行なうことができる。ここで、正常に受信されないとは、予め定められた時間内にピング応答が受信されていないか、又は誤まったフォーマットの信号を受信した場合などを含む。手動処理過程については、本明細書で具体的に後述する。
【0034】
このように、接続が完了すると、画像形成装置200及びホスト装置100は無線ネットワークを通じて接続される。従って、端末制御部130は無線通信部110を介してホスト装置100に各種データ、コマンドなどを伝送できる。
【0035】
一方、画像形成装置200の有線インターフェース部220は、ホスト装置100に予め設定されている各種ネットワーク設定情報をコピーして受信する。
無線インターフェース部210は、受信されたネットワーク設定情報に従って無線ネットワークにアクセスする。
【0036】
制御部230は、ホスト装置100のIP設定方法に従ってIPアドレスを決定した後、決定されたIPアドレスを、有線インターフェース部220を介してホスト装置100に伝送する。これにより、決定されたIPアドレスでポートが自動設定できるようになる。
具体的に、ホスト装置100のIP設定方法がDHCP方式の場合には、制御部230は無線ネットワーク上のDHCPサーバにIPアドレス割り当てを要請して割り当てられたIPアドレスを前記画像形成装置のIPアドレスに決定する。
【0037】
一方、ホスト装置100のIP設定方法がAuto−IP方式の場合には、制御部230は任意のIPアドレスを生成する。そして、生成されたIPアドレスの使用可能性を、無線ネットワークを通じて確認する。確認の結果、使用可能であれば、生成されたIPアドレスを画像形成装置200のIPアドレスに決定する。
【0038】
制御部230は、IPアドレスが決定されると、決定されたIPアドレスを、有線インターフェース部220を介してホスト装置100に伝送する。
制御部230は、ホスト装置100が画像形成装置200にピング信号を伝送すると、ピング信号に応答して、IPアドレスを通じて正常な無線通信が可能であることを立証する。これにより、制御部230は当該IPアドレスを用いて無線ネットワークを通じてホスト装置100に接続される。
【0039】
その後、制御部230は、無線インターフェース部210を介して各種データ及びコマンドを受信し、受信されたデータ及びコマンドに従って画像形成作業を実行できる。一例として、ホスト装置100から印刷データが伝送されると、制御部230は印刷データを、画像形成作業を行なうためのビットマップイメージデータに変換した後、プリンティングモジュール(図示せず)を駆動して用紙上に印刷する作業を行なう。画像形成作業にかかる各種構成要素は、通常の画像形成装置の構成をそのまま使用できるので、これに関する図示及び説明は省略する。
【0040】
図2は、本発明の一実施形態に係るホスト装置100の細部構成を説明するためのブロック図である。図2によると、ホスト装置100は、無線通信部110と、有線通信部120と、端末制御部130の他に、入力部140と、出力部150と、保存部160と、記録媒体読取部170などを更に含む。
【0041】
入力部140は、ユーザから各種コマンドや情報を入力される。ユーザは、入力部140を介して各所プログラム実行命令や設定値入力などを行なう。入力部140は、キーボード、タッチパッド、マウス、ジョイスティック、ソフトキーボードなどの多様なハードウェアを用いて実現される。
【0042】
一方、ドライバプログラム設置、無線接続設定プログラム実行などは、ドライバプログラムの保存された記録媒体(例えば、CD、メモリカード、USBメモリなど)がホスト装置100に接続される際、自動的に実行されるようにできる。
【0043】
即ち、記録媒体読取部170は、記録媒体が接続されると記録媒体に記録されたデータ又はプログラムを読み込む。この場合、ドライバプログラムの記録された記録媒体が接続された場合、記録媒体読取部170はドライバプログラムを読み込んで端末制御部130に提供する。
【0044】
端末制御部130は、ドライバプログラム設置のためのプログラムを自動的に実行して、ドライバプログラムをホスト装置100に設置し、その設置過程中に無線接続プログラムが実行されて画像形成装置200との無線接続を自動的に実現できる。
【0045】
このような無線接続設定プログラムの実行は、ホスト装置100が無線ネットワーク通信機能をサポートできる仕様であることを前提とする。
出力部150は、ホスト装置100で処理する各種結果画面や、ユーザインターフェース画面などを出力する。出力部150は、モニタ、タッチスクリーン、LCDスクリーンなどの多様なハードウェアで実現され、ホスト装置100と別個の独立した装置(例えば、テレビ、電子フォトフレームなど)で実現されてもよい。
【0046】
出力部150は、上述の記録媒体がホスト装置100に接続されると、ドライバプログラム自動設置画面を出力する。その後には、ドライバプログラム設置過程に従って画面を変更して出力する。この過程で、接続モード設定のための接続モード決定画面が出力される。ユーザは接続モード決定画面上で自動接続モード及び手動接続モードのうちいずれか一方を選択できる。
【0047】
一方、ホスト装置100が無線ネットワークに接続できない場合には、接続モード設定画面を出力する過程は省略されてよい。無線ネットワーク接続ができない場合とは、ホスト装置100内で無線接続アダプター(図示せず)が認識されていない場合や、一時的に接続が遮断された場合などを含む。
【0048】
ユーザが手動接続モードを選択する場合や、無線ネットワーク接続ができない場合には、ホスト装置100は、手動で画像形成装置200のIPアドレスを入力するか、又は画像形成装置200と接続すべきポートを設定する。
【0049】
即ち、現在接続された画像形成装置200の無線設定情報を読み出して出力した状態で、ユーザが次のステップを選択すると、無線検索機能を用いて画像形成装置200周辺の無線アクセスポイントなどを検索した後、検索結果をリストの形態で表示する。ユーザはリスト上で画像形成装置200と接続されるアクセスポイントを選択できる。アクセスポイントが選択されると、選択されたアクセスポイントの設定値を表示する。この時、ユーザはプリンタ装置に設定するネットワークアドレス、サブネットマスク、ゲートウェイなどをネットワーク環境に応じて手動で設定しなければならない。このような設定が完了してユーザが“完了”ボタンを選択すると、無線ネットワーク接続過程が終了する。
【0050】
一方、自動接続モードが選択された場合、端末制御部130は上述のように、ホスト装置100のIP設定方法に応じて、画像形成装置200のIP設定方法をDHCP方式又はAuto−IP方式に決定する。
それから端末制御部130は、無線通信部110で無線ネットワーク接続に使うネットワーク設定情報をコピーし、有線通信部120を介して画像形成装置200に伝送する。
保存部160にはこのようなネットワーク設定情報や、その他のデータ及びプログラムを保存する。図2において、保存部160は一つのみ図示されているが、その数に制限はなく、保存部160の位置及び種類もやはり限定されない。一方、ネットワーク設定情報のような情報は無線通信部110の内部メモリに保存されていてよい。
【0051】
一方、無線通信部110は多様な通信方法で無線ネットワーク接続を実現することができる。一例として、アドホックモードやインフラストラクチャモードなどがあってよい。
【0052】
図3は、本発明の一実施形態に係るアドホックモードからなるネットワークシステムの構成を示す図である。
図3によると、ホスト装置100及び画像形成装置200は、他の装置として例示したTV 10、PC 20、プリンタ30とともに、アドホックネットワークを構成する。画像形成装置200は、ホスト装置100から有線インターフェース(例えば、図1に示した有線インターフェース部220)に伝送されるネットワーク設定情報を用いてアドホックネットワークにアクセスできる。ネットワーク設定情報には、SSID(Service Set IDentifier)、動作モード(アドホック(Ad−hoc)、インフラストラクチャ(Infrastructure)、など)、暗号(Encryption)、IP割り当て方式、PSK(Pre−Shared Key)などが含まれる。ここでは、アドホックネットワークを最初に開設した装置から生成したSSIDを含む。
画像形成装置200は、受信されたネットワーク設定情報を用いてアドホックネットワークに接続した後、IPアドレスを決定して再びホスト装置100に伝送する。
【0053】
図4は、インフラストラクチャモードからなるネットワークシステムの構成を示す図である。
図4によると、ネットワークインフラ50に接続されたアクセスポイント40がホスト装置100及び画像形成装置200間の無線通信を中継する。
【0054】
一方、図3及び図4のようなネットワーク環境で、画像形成装置200は自らが決定したIPアドレスをブロードキャストすることもできる。これにより、ネットワークに接続された別の端末装置が画像形成装置200のIPアドレスを受信し、これを使って画像形成装置200にアクセスして画像形成装置200を利用できる。
【0055】
図5は、本発明の一実施形態に係るホスト装置の画像形成装置への接続方法を説明するためのフローチャートである。
図5によると、ホスト装置100は自分のIP設定方法に応じて、画像形成装置のIP設定方法を決定する(S510)。
【0056】
次いで、ホスト装置100はネットワーク設定情報をコピーして(S520)、有線ネットワークを通じて画像形成装置200に伝送する(S530)。
このような状態で、画像形成装置200で決定されたIPアドレスを、ホスト装置100が有線インターフェースを通じて受信すると(S540−Y)、ホスト装置100は受信したIPアドレスを用いてポートを設定する(S550)。
【0057】
図6は、本発明の複数の実施形態に係るホスト装置の画像形成装置への接続方法を説明するためのフローチャートである。
図6によると、ドライバプログラム設置により、無線接続設定プログラムが実行されると(S610)、当該ホスト装置は無線ネットワーク接続が可能な状態か否かを判断する(S615)。
即ち、無線ネットワーク接続を行なう無線接続アダプターがホスト装置内に認識されるか否かを確認する。
【0058】
これにより、無線ネットワーク接続ができない状態であると判断されると(S615−N)、ユーザが直接各種ネットワーク設定情報を入力するようにするユーザ指定無線設定手続きを進める(S670)。
【0059】
一方、無線ネットワーク接続が可能な状態であると判断されると(S615−Y)、接続モード決定画面を出力する(S620)。ユーザは接続モード決定画面上で自動接続モード又は手動接続モードを選択できる(S625)。
【0060】
手動接続モードが選択される場合には(S625−N)、ユーザ指定無線設定手続きが進められる(S670)。
一方、自動接続モードが選択される場合には(S625−Y)、ホスト装置100で使われるネットワーク設定情報をコピーする(S630)。
この場合、ホスト装置100のIP設定方法を確認した後、ネットワーク設定情報を画像形成装置200に伝送する(S635、S640、S645、S650)。即ち、ホスト装置100のIP設定方法がDHCP方式であれば(S635−Y)、IP設定方式がDHCP方式であることを報知する情報をネットワーク設定情報に含めて伝送する(S640)。
一方、ホスト装置100のIP設定方法が静的な(static)場合には(S635−N)、IP設定方法をAuto−IP方式に決定し(S645)、ネットワーク設定情報に含めて伝送する(S650)。
【0061】
その後には、ホスト装置100は、画像形成装置200の以下に述べるような処理を待つ。
画像形成装置200はホスト装置100から提供されたネットワーク設定情報を用いて無線ネットワークに接続された後、IPアドレスを決定し、決定されたIPアドレスをホスト装置に伝送する。この場合、画像形成装置200はサポート可能なエミュレーションの種類、印刷可能な精細度(リソリューション)の種類などの、ドライバプログラムで必要とする画像形成装置200自身の特性情報をオプション情報とともに伝送できる。
【0062】
ホスト装置100は、有線インターフェースを通じて画像形成装置200のIPアドレスを画像形成装置200から受信する(S655)。
このような状態で、ホスト装置100は受信されたIPアドレスが正常に動作するか否かを確認できる。即ち、当該IPアドレスでピング信号を伝送した後(S660)、ピング応答が正常であるか否かを確認する(S665)。
【0063】
確認の結果、ピング応答が正常でないか、又は、受信そのものがなされていない場合には(S665−N)、ユーザ指定無線設定手続き(S670)を行なう。
一方、ピング応答が正常に行なわれた場合には(S665−Y)、当該IPアドレスでドライバプログラムのネットワークTCP/IPポートを設定する(S675)。なお、更に伝送される画像形成装置のオプション情報に基づいて装置ドライバを再設定し、自動無線接続設定手続きを終了する。
【0064】
図7は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置200の接続方法を説明するためのフローチャートである。図7の方法は、図5又は図6の方法と連動して行なわれ、図7の各ステップは図5又は図6で各々のネットワーク設定情報伝送(図5のS530、図6のS640及びS650)の後に行なわれる。
【0065】
図7によると、画像形成装置200は、有線ネットワークで接続されたホスト装置100からネットワーク設定情報を受信すると(S710)、受信されたネットワーク設定情報を用いて無線ネットワークに接続する(S715)。
【0066】
ネットワーク設定情報に含まれたIP設定方式がDHCP方式である場合(S720−Y)、画像形成装置200はDHCPサーバにIPアドレスを要請する(S725)。
【0067】
これにより、DHCPサーバからIPアドレスを割り当てられた場合には(S730−Y)、当該IPアドレスをホスト装置100に伝送する(S750)。
【0068】
一方、DHCP方式でない場合には(S720−N)、画像形成装置200は任意のIPアドレスを生成する(S735)。それから、生成されたIPアドレスの使用可能性を無線ネットワーク内の他の端末装置に問い合わせる(S740)。一例として、IPアドレスを含むクエリ(query)メッセージをブロードキャストして使用可能性を問い合わせできる。
【0069】
これにより、生成されたIPアドレスが使用可能である場合には(S745−Y)、IPアドレスをホスト装置に伝送する(S750)。
【0070】
その後、ホスト装置からピング信号が受信されると(S755−Y)、それに応じてピング応答を伝送する(S760)。
このような過程を経て、画像形成装置200はホスト装置100との接続を完了する。
【0071】
接続が完了すると、画像形成装置200は、無線ネットワークを通じてホスト装置100から各種コマンド又はデータを受信でき、それに対する応答を送信できる。即ち、ホスト装置100は有線インターフェース接続有無に関係なく、印刷データを無線ネットワークを通じて画像形成装置200に伝送して印刷作業を指示できる。
【0072】
一方、上述の本発明の多様な実施形態に係る接続方法はプログラムコードとして具現化されて、上述の保存部160を形成する多様なタイプの記録媒体に保存できる。なお、このような無線接続方法を行なうためのプログラム、即ち、Wireless Setting Programは、ドライバプログラムに含まれて提供されるか、又はドライバプログラムと別途に提供される。
【0073】
このような多様なプログラムは、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electronically Erasable and Programmable ROM)、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、メモリカード、USBメモリ、CD−ROMなどのように、端末機で読取可能な多様な類型の記録媒体に保存される。
【0074】
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【符号の説明】
【0075】
10 TV
20 PC
30 プリンタ
40 AP(アクセスポイント)
50 ネットワークインフラ
100 ホスト装置
110 無線通信部
120 有線通信部
130 端末制御部
140 入力部
150 出力部
160 保存部
170 記録媒体読取部
200 画像形成装置
210 無線インターフェース部
220 有線インターフェース部
230 制御部
S510 IP設定方法を決定
S520 ネットワーク設定情報をコピー
S530 有線インターフェースを通じて伝送
S540 IPアドレスを受信したか?
S550 ポートを設定
S610 無線接続設定プログラムを実行
S615 無線ネットワーク接続が可能か?
S620 接続モード決定画面を出力
S625 自動接続モードか?
S630 ネットワーク設定情報をコピー
S635 ホスト装置のIP設定方法がDHCP方式か?
S645 IP設定方法をAuto−IP方式に決定
S640 コピーしたネットワーク設定情報を伝送
S650 コピーしたネットワーク設定情報を演奏
S655 IPアドレスを受信
S660 Ping信号を伝送
S665 Ping応答が正常か?
S670 ユーザ指定無線設定手続き
S675 IPアドレスを設定
S710 有線インターフェースで接続されたホスト装置からネットワーク設定情報を受信
S715 無線ネットワーク接続
S720 DHCP方式か?
S735 IPアドレスを生成
S725 DHCPサーバにIPアドレスを要請
S740 IPアドレスの使用可能性を問い合わせる
S730 IPアドレス割り当て?
S745 使用可能?
S750 IPアドレスをホスト装置に伝送
S755 Ping信号を受信?
S760 Ping応答を伝送


【特許請求の範囲】
【請求項1】
ホスト装置と画像形成装置の接続方法において、
前記画像形成装置が有線インターフェースを通じて前記ホスト装置に接続された状態で、
前記ホスト装置が、ドライバプログラムを設置(インストール)し、無線接続設定プログラムを実行するステップと、
前記ホスト装置が、前記ホスト装置のIP(Internet_Protocol)設定方法に応じて前記画像形成装置のIP設定方法を決定するステップと、
前記ホスト装置が、前記ホスト装置のネットワーク設定情報をコピーして前記有線インターフェースを通じて前記画像形成装置に伝送するステップと、
前記画像形成装置が、前記決定されたIP設定方法に応じてIPアドレスを設定して前記有線インターフェースを通じて前記ホスト装置に伝送するステップと、
前記ホスト装置が、前記伝送されたIPアドレスを用いて無線接続設定を行なうステップと、を含むことを特徴とする接続方法。
【請求項2】
前記IP設定方法を決定するステップは、
無線接続設定プログラムが実行されると、前記ホスト装置の無線ネットワークへの接続可否を判断するステップと、
前記無線ネットワーク接続が可能である場合、接続モードを前記自動接続モード及び手動接続モードのうちいずれか一方に決定するための画面を出力するステップと、
前記画面上で前記自動接続モードが選択されると、前記ホスト装置のIP設定方法に応じて前記画像形成装置のIP設定方法をDHCP方式又はAuto−IP方式に決定し、前記画面上で手動接続モードが選択されると、手動IP入力方式に決定して前記画像形成装置のIPアドレスを手動で入力するための画面を出力するステップと、を含むことを特徴とする請求項1に記載の接続方法。
【請求項3】
前記無線接続設定を実行するステップは、
前記有線インターフェースを通じて前記IPアドレスが伝送されると、前記伝送されたIPアドレスにピング(PING)信号を伝送するステップと、
前記ピング信号に対する応答が正常に受信されると前記IPアドレスを用いて一つのポートを自動設定し、前記応答がなければ前記画像形成装置のIPアドレスを手動で入力するための画面を出力するステップと、
前記伝送されたIPアドレス又は前記手動で入力されたIPアドレスにドライバプログラムのネットワークTCP/IPポートを設定するステップと、を含むことを特徴とする請求項1に記載の接続方法。
【請求項4】
前記ネットワーク設定情報は、SSID、Operation Mode、Encryption、PSKのうち少なくともいずれか一つを含むことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の接続方法。
【請求項5】
画像形成装置の接続方法において、
有線インターフェースを通じて接続されたホスト装置からネットワーク設定情報をコピーして受信するステップと、
前記ネットワーク設定情報に従って無線ネットワークに接続するステップと、
前記ホスト装置のIP設定方法に応じてIPアドレスを決定するステップと、
前記決定されたIPアドレスを、前記有線インターフェースを通じて前記ホスト装置に伝送し、前記IPアドレスでポートが自動設定されるようにするステップと、を含むことを特徴とする接続方法。
【請求項6】
前記IPアドレスを決定するステップは、
前記ホスト装置のIP設定方法がDHCP方式の場合、無線ネットワーク上のDHCPサーバにIPアドレス割り当てを要請して割り当てられたIPアドレスを前記画像形成装置のIPアドレスに決定し、
前記ホスト装置のIP設定方法がAuto−IP方式の場合、前記画像形成装置が任意のIPアドレスを生成し、前記生成されたIPアドレスの使用可能性を、前記無線ネットワークを通じて確認して使用可能であれば、前記生成されたIPアドレスを前記画像形成装置のIPアドレスに決定することを特徴とする請求項5に記載の接続方法。
【請求項7】
前記ネットワーク設定情報は、SSID(Service Set IDentifier)、Operation Mode、Encryption、PSK(Pre−Shared Key)のうち少なくともいずれか一つを含むことを特徴とする請求項5または請求項6に記載の接続方法。
【請求項8】
画像形成装置と無線接続するためのホスト装置において、
予め設定されたネットワーク設定情報に従って無線ネットワークに接続される無線通信部と、
画像形成装置と有線インターフェースを通じて接続可能な有線通信部と、
前記画像形成装置が前記有線通信部に接続された状態で無線接続設定プログラムが実行されると、前記ホスト装置のIP設定方法に応じて前記画像形成装置のIP設定方法を決定し、前記ネットワーク設定情報をコピーして前記有線通信部を介して前記画像形成装置に伝送する端末制御部と、を含み、
前記端末制御部は、
前記画像形成装置で前記決定されたIP設定方法に応じて、IPアドレスを設定して前記有線インターフェースを通じて伝送すると、伝送された前記IPアドレスを用いて前記画像形成装置と無線接続することを特徴とするホスト装置。
【請求項9】
前記端末制御部は、
ドライバプログラムの記録された記録媒体が前記ホスト装置に接続されると、前記ドライバプログラム設置作業を開始して前記無線接続設定プログラムを自動実行させることを特徴とする請求項8に記載のホスト装置。
【請求項10】
前記無線接続設定プログラムが実行されると、接続モードを決定するための接続モード決定画面を出力する出力部と、
前記接続モード決定画面を通じて自動接続モード又は手動接続モードを選択される入力部と、
を更に含むことを特徴とする請求項9に記載のホスト装置。
【請求項11】
前記端末制御部は、
前記接続モード決定画面で前記自動接続モードが選択されると、前記ホスト装置のIP設定方法に応じて前記画像形成装置のIP設定方法をDHCP方式又はAuto−IP方式に決定し、前記接続モード決定画面で前記手動接続モードが選択されると、手動IP入力方式に決定して前記画像形成装置のIPアドレスを手動で入力するための画面を出力するように前記出力部を制御することを特徴とする請求項10に記載のホスト装置。
【請求項12】
前記端末制御部は、
前記有線インターフェースを通じて前記IPアドレスが受信されると、前記受信されたIPアドレスにピング(PING)信号を伝送し、前記ピング信号に対する応答が正常に受信されると前記IPアドレスで前記ポートを自動設定し、前記応答がなければ前記画像形成装置のIPアドレスを手動で入力するための画面を出力するように前記出力部を制御することを特徴とする請求項8に記載のホスト装置。
【請求項13】
前記ネットワーク設定情報は、SSID、Operation Mode、Encryption、PSKのうち少なくともいずれか一つを含むことを特徴とする請求項8ないし請求項12のいずれか一項に記載のホスト装置。
【請求項14】
画像形成装置において、
有線インターフェースを通じて接続されたホスト装置からネットワーク設定情報をコピーして受信する有線インターフェース部と、
前記ネットワーク設定情報に従って無線ネットワークに接続する無線インターフェース部と、
前記ホスト装置のIP設定方法に応じてIPアドレスを決定し、前記決定されたIPアドレスを、前記有線インターフェースを通じて前記ホスト装置に伝送し、前記IPアドレスでポートが自動設定されるようにする制御部と、を含むことを特徴とする画像形成装置。
【請求項15】
前記制御部は、
前記ホスト装置のIP設定方法がDHCP方式の場合、無線ネットワーク上のDHCPサーバにIPアドレス割り当てを要請して割り当てられたIPアドレスを前記画像形成装置のIPアドレスに決定し、
前記ホスト装置のIP設定方法がAuto−IP方式の場合、任意のIPアドレスを生成し、前記生成されたIPアドレスの使用可能性を、前記無線ネットワークを通じて確認して使用可能であれば、前記生成されたIPアドレスを前記画像形成装置のIPアドレスに決定し、
前記ネットワーク設定情報は、前記ホスト装置に内蔵されたSSID、Operation Mode、Encryption、PSKのうち少なくともいずれか一つを含むことを特徴とする請求項14に記載の画像形成装置。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2012−124903(P2012−124903A)
【公開日】平成24年6月28日(2012.6.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−270146(P2011−270146)
【出願日】平成23年12月9日(2011.12.9)
【出願人】(390019839)三星電子株式会社 (8,520)
【氏名又は名称原語表記】Samsung Electronics Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】416,Maetan−dong,Yeongtong−gu,Suwon−si,Gyeonggi−do,Republic of Korea
【Fターム(参考)】