説明

画像形成装置及び画像形成システム

【課題】オモテ表紙を付加する場合において、ユーザに対する使い勝手が向上された画像形成装置及び画像形成システムを提供すること。
【解決手段】複数の原稿ページから成る原稿の画像データに基づいて画像を用紙上に形成する画像形成部43と、用紙に後処理を施す後処理部50と、原稿ページの後処理の区分を入力して設定するページ単位設定エリアG23と、オモテ表紙の付加の設定を行なうオモテ表紙設定部G21aと、原稿ページの後処理の区分が設定され、且つ、オモテ表示の付加の設定がなされた場合、区分毎の先頭の用紙をオモテ表紙として画像形成部43に画像を形成させる制御部110と、を備えた画像形成装置2。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置及び画像形成システムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、画像を用紙上に形成する画像形成部と、画像形成部により画像が形成された用紙に対して、パンチ処理、ステイプル処理及び折り処理等の後処理を施す後処理部とを備えた画像形成装置が提供されている。
【0003】
例えば、このような画像形成装置としては、複数部の用紙の束を全て出力した後に、一括して部毎に綴じ処理を行うことができるようにするために、任意のページを指定するページ入力手段と、指定されたページ毎に指定したページまでの用紙を綴じるよう制御する制御部とを備える複写装置が開示されている(特許文献1参照)。
【0004】
更に、ステイプル処理、折り処理等の後処理に加え、ページ番号のプリント、レイアウト処理等の機能を有する画像形成装置が登場している。このような画像形成装置には、複数の用紙、ジョブ単位、複数ページ単位及びページ単位での画像形成条件の設定が変更可能な画像形成装置がある。
【0005】
また、複数ページの原稿を複数のグループに分け、グループ毎に設定された画像形成条件に従って全グループの画像形成を行う画像形成装置や、複数ページの原稿全体に関わる第1画像形成条件とは別に、複数ページの原稿全体のうち所定ページに対して、レイアウト・情報付加・後処理のうち少なくとも1つを第1画像形成条件とは異なる第2画像形成条件に設定し、所定ページは第2画像形成条件に従って画像形成を行う画像形成装置が開示されている(特許文献2参照)。
【特許文献1】特開平4−142993号公報
【特許文献2】特開2004−287411号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、このような従来の画像形成装置においては、複数の原稿ページから成る原稿グループが複数部集まった原稿に対して、オモテ表紙を付加したり先頭の原稿ページのみ他の原稿ページとは異なる用紙に形成させたりする機能(オモテ表紙設定)をした場合、先頭の原稿グループの先頭原稿ページのみしかオモテ表紙設定がされない。全ての原稿グループの先頭の原稿ページにオモテ表紙設定をするためには、原稿ページ毎又は原稿グループ毎にオモテ表紙設定を行わなくてはならず、ユーザにとって煩雑な作業となり、使い勝手も良いものではなかった。
【0007】
本発明の課題は、オモテ表紙を付加する場合において、ユーザに対する使い勝手が向上された画像形成装置及び画像形成システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1に記載の発明によれば、複数の原稿ページから成る原稿の画像データに基づいて画像を用紙上に形成する画像形成部と、前記用紙に後処理を施す後処理部と、前記原稿ページの前記後処理の区分を入力して設定する第1入力部と、オモテ表紙の付加の設定を行なう第2入力部と、第1入力部により前記原稿ページの前記後処理の区分が設定され、且つ、前記第2入力部により前記オモテ表示の付加の設定がなされた場合、前記区分毎の先頭の用紙をオモテ表紙として前記画像形成部に画像を形成させる制御部と、を備えた画像形成装置が提供される。
【0009】
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の画像形成装置において、前記オモテ表紙に原稿ページの画像を形成させるか、又は、前記オモテ表紙に白紙画像を形成させるか、の選択を行なう第3入力部を備え、前記制御部は、前記第3入力部により前記オモテ表紙に前記区分毎の先頭の原稿ページの画像を形成させると選択された場合、前記オモテ表紙に前記区分毎の先頭の原稿ページの画像を前記画像形成部に形成させ、前記オモテ表紙に白紙画像を形成させると選択された場合、前記オモテ表紙に前記白紙画像を前記画像形成部に形成させる。
【0010】
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は2に記載の画像形成装置において、前記原稿ページの複数の区分のうち、先頭の区分のみに前記オモテ表紙を付加するか否かの設定を行なう第4入力部を備え、前記制御部は、前記第4入力部による設定に基づいて、前記画像形成部に前記原稿ページの区分毎に画像を形成させる。
【0011】
請求項4に記載の発明によれば、請求項1から3のいずれか一項に記載の画像形成装置において、前記後処理とは、前記画像が形成された用紙を綴じるステイプル処理である。
【0012】
請求項5に記載の発明によれば、複数の原稿ページから成る原稿の画像データ、前記画像データに基づいて画像が形成される用紙が施される後処理の指示を送信する操作装置と、前記操作装置から受信した画像データに基づいて画像を用紙上に形成する画像形成部、前記用紙に後処理を施す後処理装置を有する画像形成装置と、が通信可能に接続された画像形成システムにおいて、前記操作装置は、前記原稿ページの前記後処理の区分を入力して設定する第1入力部と、オモテ表紙の付加の設定を行なう第2入力部と、を有し、前記画像形成装置は、第1入力部により前記原稿ページの前記後処理の区分が設定され、且つ、前記第2入力部により前記オモテ表示の付加の設定がなされた場合、前記区分毎の先頭の用紙をオモテ表紙として前記画像形成部に画像を形成させる制御部を有する画像形成システムが提供される。
【0013】
請求項6に記載の発明によれば、請求項5に記載の画像形成システムにおいて、前記操作装置は、前記オモテ表紙に前記区分毎の先頭の原稿ページの画像を形成させるか、又は、前記オモテ表紙に白紙画像を形成させるか、の選択を行なう第3入力部を備え、前記制御部は、前記第3入力部により前記オモテ表紙に前記区分毎の先頭の原稿ページの画像を形成させると選択された場合、前記オモテ表紙に前記区分毎の先頭の原稿ページの画像を前記画像形成部に形成させ、前記オモテ表紙に白紙画像を形成させると選択された場合、前記オモテ表紙に前記白紙画像を前記画像形成部に形成させる。
【0014】
請求項7に記載の発明によれば、請求項5又は6に記載の画像形成システムにおいて、前記操作装置は、前記原稿ページの複数の区分のうち、先頭の区分のみに前記オモテ表紙を付加するか否かの設定を行なう第4入力部を備え、前記制御部は、前記第4入力部による設定に基づいて、前記画像形成部に前記原稿ページの区分毎に画像を形成させる。
【0015】
請求項8に記載の発明によれば、請求項5から7のいずれか一項に記載の画像形成システムにおいて、前記後処理とは、前記画像が形成された用紙を綴じるステイプル処理である。
【発明の効果】
【0016】
請求項1、5に記載の発明によれば、原稿ページの後処理の区分が設定され、且つ、オモテ表示の付加の設定がなされた場合、区分毎の先頭の用紙をオモテ表紙として画像形成部に画像を形成させることができるため、後処理が実行される原稿ページの区分毎又は原稿ページ毎にオモテ表紙設定を行う手間が省かれ、ユーザに対する使い勝手を向上することができる。
【0017】
請求項2、6に記載の発明によれば、請求項1、5と同様の効果を得られるのは勿論のこと、オモテ表紙に原稿ページの画像を形成するか又は白紙画像を形成させるかをユーザが任意に選択でき、オモテ表紙に区分毎の先頭の原稿ページの画像を形成させると選択された場合、オモテ表紙に区分毎の先頭の原稿ページの画像を前記画像形成部に形成させることができ、また、オモテ表紙に白紙画像を形成させると選択された場合、オモテ表紙に白紙画像を画像形成部に形成させることができる。
【0018】
請求項3、7に記載の発明によれば、請求項1又は2、5又は6と同様の効果を得られるのは勿論のこと、原稿ページの複数の区分のうち、先頭の区分のみにオモテ表紙を付加するか否かの設定を行なうかをユーザが任意に選択することができ、ユーザに対する利便性を向上させることができる。
【0019】
請求項4、8に記載の発明によれば、請求項1から3、5から7のいずれか一項と同様の効果を得られるのは勿論のこと、ステイプル処理が施される用紙の束の先頭の用紙をオモテ表紙として画像形成部に画像を形成させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
以下、図を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
まず、構成を説明する。
図1に、本実施の形態における画像形成システムAの構成を示す。
【0021】
図1に示すように、画像形成システムAは、操作装置1と画像形成装置2とを備え、各装置はネットワークNを介して通信可能に接続されている。なお、図1には、1台の操作装置1と3台の画像形成装置2が接続された例を示したが、各装置の設置台数は特に限定しない。
【0022】
操作装置1は、画像形成装置2を遠隔操作することを目的とし、例えば、操作装置1から画像形成装置2を制御してプリント処理を実行させる場合に、操作装置1はプリント時に設定された各種設定条件及び画像データを画像形成装置2に送信する。操作装置1としては、例えば、汎用のPC等の情報処理装置が適用可能である。
【0023】
画像形成装置2は、用紙上に画像を形成する画像形成機能と、画像が形成された用紙に対して穴あけ処理、ステイプル処理、折り処理、断裁処理等の後処理機能とを併せ持ち、装置本体に設けられた操作表示部からの設定指示又は操作装置1から送信される各種設定指示に従って処理を行う装置である。
【0024】
ネットワークNは、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)と
してもよく、また、電話回線網、ISDN(Integrated Services Digital Network)回
線網、広帯域通信回線網、専用線、移動体通信網、通信衛星回線、CATV(Community Antenna Television)回線、光通信回線、無線通信回線等と、それらを接続するインターネットサービスプロバイダなどを含む構成でもよい。
【0025】
まず、操作装置1について説明する。
図2に、操作装置1の内部構成図を示す。
図2に示すように、操作装置1は、制御部11、記憶部12、RAM(Random Access Memory)13、操作部14、表示部15、通信部16等を備え、各部はバス17等を介して互いに通信可能に接続されている。
【0026】
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)等を備え、記憶部12に記憶され
ているシステムプログラム、各種制御プログラム、各種データ等をRAM13内に展開し、これらのプログラム及びデータとの協働により、操作装置1の動作全般を統括的に制御する。また、制御部11は、RAM13に展開したプログラムに従って各種処理を実行し、その処理結果をRAM13に格納するとともに、表示部15に表示させる。そして、RAM13に格納した処理結果を記憶部12の所定の保存先に保存させる。
【0027】
また制御部11は、記憶部12に記憶されたアプリケーションソフトプログラムやプリンタドライバを実行させるプリンタドライバプログラム12a及び各種データの協働によってプリント制御処理等を実行し、その処理結果をRAM13に格納するとともに、表示部15に表示する。
【0028】
記憶部12は、ROM(Read Only Memory)やHDD(Hard Disk Drive)等の不揮発性の記憶媒体を備え、この記憶媒体内に、制御部11により実行されるシステムプログラム、各種制御プログラム、各種アプリケーションプログラム、プリンタドライバプログラム12a及びこれらのプログラムに係るデータ等を記憶している。
【0029】
RAM13は、制御部11によって実行される各種プログラム及びこれらに係るデータを一時的に記憶するワークエリアを形成する。
【0030】
操作部14は、操作装置1内及び画像形成装置2に対する動作指示を入力するための数字キー、文字キー、カーソル移動キー及び各種機能キー等から構成されたキーボードと、マウス等のポインティングデバイスとを備えて構成される。操作部14は、キーボードによる押下信号とマウスによる操作信号とを入力信号として制御部11に出力する。
【0031】
表示部15は、LCD(Liquid Crystal Display)等を備えて構成され、制御部11から入力される表示信号に従って表示画面上に各種設定画面の表示を行う。
【0032】
通信部16は、ネットワークインターフェースカード(NIC;Network Interface Card)、モデム(MODEM:MOdulator-DEModulator)、USB(Universal Serial Bus
)等の各種インターフェイスを備えて構成され、ネットワークN上の外部機器と相互に情報の送受信を行う。
【0033】
図3、4に、表示部15の表示画面上に表示させる各種設定画面の例を示す。各種設定画面は、画像形成装置2にプリント処理を実行させる際にプリント処理における各種設定条件を入力して設定するための画面である。
図3に、セットアップ画面G0、図4に、ページ単位設定画面G20a、の例を示す。
【0034】
図3に示すセットアップ画面G0には、用紙設定エリアG11、出力設定エリアG12、製本設定エリアG13、プレビューエリアG14を含むセットアップインデックスG1と、ページ単位設定画面に切り替えるページ単位設定インデックスG2、特殊機能設定画面に切り替える特殊画面インデックスG3、フォーム設定画面に切り替えるフォームインデックスG4、ウォーターマーク設定画面に切り替えるウォーターマークインデックスG5、画像品質設定画面に切り替える画像品質インデックスG6、フォント設定画面に切り替えるフォントインデックスG7、プリンタドライバの改訂版を表示するバージョン確認画面に切り替えるバージョンインデックスG8等を有する。
【0035】
製本設定エリアG13は、綴じ位置を設定する綴じ位置設定釦やコピーモードを設定するコピーモード設定釦、複数の原稿を1ページに割り付けて集約するか否かを設定するページ割付設定部、ページ割付設定部がチェックされた場合に集約される原稿の数を設定する集約枚数設定釦、とじ代を任意に設定するか否かを設定するとじ代設定部、とじ代設定部がチェックされた場合にとじ代の幅や画像位置等のとじ代の詳細な情報を設定する画面を表示させる綴じ代設定釦、ステイプルの有無を設定するステイプル設定部G13a、ステイプル設定部G13aがチェックされた場合にステイプルの種類を設定するステイプル設定釦G13b等を有している。
【0036】
図4に示すページ単位設定画面G20aは、オモテ表紙設定エリアG21、ウラ表紙設定エリアG22、ページ単位設定エリアG23、プレビューエリアG24等を含むページ単位設定インデックスG2が表示されている。
【0037】
オモテ表紙設定エリアG21は、オモテ表紙の付加を設定するか否かの設定を行なうオモテ表紙設定部G21a、オモテ表紙設定部G21aがチェックされた場合にオモテ表紙に原稿ページの画像を形成させるか、又は、オモテ表紙に白紙画像を形成させるかの選択を行なう白紙/印刷選択釦G21b、オモテ表紙の給紙トレイを設定する給紙トレイ設定釦G21c、原稿ページが複数に区分されている場合に先頭の区分のみにオモテ表紙を付加するか否かの設定を行なう先頭冊子設定釦G21d等を有している。
【0038】
ページ単位設定エリアG23は、原稿ページ単位毎に各種設定条件を設定するか否かの設定を行うページ単位設定部G23a、ページ単位設定部G23aがチェックされた場合に予め定められた複数の各種設定条件からユーザが所望する各種設定条件を設定する条件選択釦G23b、ページ単位設定部G23aがチェックされた場合の原稿ページ毎の各種設定条件が表示された一覧エリアG23c等を有している。
【0039】
一覧エリアG23cは、原稿ページを識別する識別番号と識別番号に対応して後処理の種類の設定(ここでは、ステイプルの有無及びステイプルの位置を示す。)、原稿ページの後処理の終了位置又は区分位置か否かの設定(ここでは、ステイプルの終了位置を示す。)等の個別条件が設定可能に表示されている。ここでは、4枚の原稿ページについて、それぞれ各条件について個別に設定されている。例えば、識別番号が1及び3の原稿ページは、ステイプルが1ヶ所、ステイプルの終了位置の指定なしと設定されている。識別番号が2及び4の原稿ページは、ステイプルが1ヶ所、ステイプルの終了位置の指定ありと設定されている。従って、1及び2の原稿ページの画像が形成されステイプル処理された用紙の束と、識別番号3及び4の原稿ページの画像が形成されステイプル処理された用紙の束との2つの用紙の束が形成されることとなる。
【0040】
なお、個別条件としては、後処理の種類、区分位置のみに限らず、コピーモード、給紙トレイ等を含んでもよく、これに限らない。
【0041】
プレビューエリアG24は、一覧エリアG23cにおいて、選択された原稿ページのプリントイメージ画像が表示される。
【0042】
本発明において、原稿ページの後処理の区分を入力して設定する第1入力部は、ページ単位設定エリアG23である。オモテ表紙の付加の設定を行なう第2入力部は、オモテ表紙設定部G21aである。更に、オモテ表紙に原稿ページの画像を形成させるか、又は、オモテ表紙に白紙画像を形成させるか、の選択を行なう第3入力部は、白紙/印刷選択釦G21bである。原稿ページの複数の区分のうち、先頭の区分のみに前記オモテ表紙を付加するか否かの設定を行なう第4入力部は、先頭冊子設定釦G21dである。
【0043】
次に、画像形成装置2について説明する。
図5に、画像形成装置2の概略断面構成図を示す。
画像形成装置2は、原稿から画像を読み取り、読み取った画像を用紙Pに画像形成したり、操作装置1等から画像データを受信し画像データに基づいて画像を用紙P上に形成する画像形成部と、画像が形成された用紙に対して、パンチ処理、ステイプル処理、折り処理、断裁処理等を施す後処理部等を備えたデジタル複合機である。図5に示すように、画像形成装置2は、画像読取部20と、プリント部40と、後処理部50と、を備えて構成される。
【0044】
画像読取部20は、ADF(Auto Document Feeder)と称される自動原稿送り部21と読取部22とを備える。自動原稿送り部21の原稿トレイT1に載置された原稿dは、読取部22の読取個所であるコンタクトガラスに搬送され、読取部22の光学系により原稿dの片面又は両面の画像が読み取られ、CCD(Charge Coupled Device)22aにより原稿dの画像が読み取られる。ここで、画像とは、図形や写真等のイメージデータに限らず、文字や記号等のテキストデータ等も含む意である。
【0045】
読取部22により読み取られた画像(アナログ画像信号)は、後述する画像制御基板に出力され、画像制御基板においてA/D変換され各種画像処理が施された後、プリント部40に出力される。
【0046】
プリント部40は、入力されたプリントデータに基づいて、電子写真方式の画像形成処理を行うものであり、給紙部41、給紙搬送部42、画像形成部43、搬出部44を備えて構成される。
【0047】
給紙部41は、複数の給紙トレイ41a、給紙手段41b、手差しトレイT2等を備える。給紙トレイ41aは、給紙トレイ41a毎にサイズや種類毎に予め識別された用紙Pが収容されており、給紙手段41bによって用紙Pを最上部から一枚ずつ給紙搬送部42に向けて搬送する。手差しトレイT2は、ユーザのニーズに合わせて様々な種類の用紙Pを積載可能となっており、給紙ローラによって積載された用紙Pを最上部から一枚ずつ給紙搬送部42に向けて搬送する。
【0048】
給紙搬送部42は、給紙トレイ41a又は手差しトレイT2から搬送された用紙Pを、複数の中間ローラ、レジストローラ42a等を経て転写装置43aへと搬送する。
また、給紙搬送部42は、搬送路切換板により、片面画像形成処理済みの用紙Pを両面搬送路に搬送し、再び中間ローラ、レジストローラ42aを経て転写装置43aへと搬送する。
【0049】
画像形成部43は、感光体ドラム、帯電装置、画像データに基づくレーザ光を出力するレーザ出力部とレーザ光を主走査方向に走査させるポリゴンミラーとを有する露光装置、現像装置、転写装置43a、クリーニング部、定着装置43bを備えている。具体的には、帯電装置により帯電された感光体ドラムに露光装置でレーザ光を照射して静電潜像を形成する。そして、現像装置は、静電潜像が形成された感光体ドラムの表面に帯電したトナーを付着させて静電潜像を現像する。現像装置により感光体ドラム上に形成されたトナー像は、転写装置43aにおいて用紙Pに転写される。また、用紙Pにトナー像が転写された後、感光体ドラムの表面の残留トナー等は、クリーニング部により除去される。
【0050】
定着装置43bは、給紙搬送部42によって搬送された用紙Pに転写されたトナー像を熱定着する。定着処理された用紙Pは、搬出部44の排紙ローラに挟持されて搬出口から後処理部50へ搬送される。
【0051】
後処理部50は、画像が形成された用紙のソート処理を行うソート部、パンチ処理を行うパンチユニット、用紙の束にステイプル処理を行うステイプルユニット、折り処理を行う折りユニット、断裁処理を行う断裁ユニット等を備える。各種処理が施された又は施されなかった用紙は、排紙トレイT3に排紙される。
【0052】
図6に、画像形成装置2の制御ブロック図を示す。
図6に示すように、画像形成装置2は、本体部2aとプリンタコントローラ2bと、本体部2aに接続された後処理部50から構成されている。画像形成装置2は、プリンタコントローラ2bのLANIF(Local Area Network InterFace)24bを介してネットワークN上の操作装置1と相互に情報の送受信が可能に接続されている。
【0053】
本体部2aは、画像読取部20、操作表示部30、プリント部40、画像制御基板100を備えて構成される。なお、図5で説明した各部と同一の構成には、同一の符号を付してその説明を省略する。
【0054】
画像制御基板100は、制御部110、不揮発メモリ120、RAM(Random Access Memory)130、読取処理部140、圧縮IC150、DRAM(Dynamic Random Access Memory)制御IC160、画像メモリ170、伸長IC180、書込処理部190から構成される。
【0055】
制御部110は、CPU(Central Processing Unit)等から構成され、不揮発メモリ120に格納されている各種処理プログラムに従って画像形成装置2の各部の動作を集中制御する。例えば、操作表示部30や操作装置1から入力される指示信号に従って、コピーモード、プリンタモード、スキャナモードを切り替え、複写、プリント、画像データの読取等の制御を行う。
【0056】
また、制御部110は、プリント部40のプリント制御部400に対して、画像書込信号PVVを送信する。画像書込信号PVVがON状態である場合を感光体ドラム上に形成されたトナー像が転写装置43aにおいて用紙Pに転写される状態とし、OFF状態である場合を感光体ドラム上に形成されたトナー像が転写装置43aにおいて用紙Pに転写されない状態とする。
【0057】
また、制御部110は、本実施の形態を実現させるために、不揮発メモリ120から本実施の形態に係るオモテ表紙設定プログラムとRAM130からジョブデータとを読み出して、当該プログラム及びデータとの協働によりオモテ表紙の設定を制御する。制御部110は、操作表示部30又は操作装置1において原稿ページの後処理の区分が設定され、且つ、オモテ表紙の付加の設定がなされた場合、区分毎の先頭の用紙をオモテ表紙として画像を形成させるよう制御する。
【0058】
例えば、原稿ページの後処理の区分が設定され、且つ、オモテ表紙の付加の設定がなされた場合としては、ページ単位設定部G23aがチェックされ、一覧エリアG23cにおいてステイプル終了位置の指定があり、更にオモテ表紙設定部G21aがチェックされ先頭冊子設定釦G21dがチェックされていない場合である。
【0059】
特に、制御部110は、オモテ表紙に区分毎の先頭の原稿ページの画像を形成させると選択された場合(白紙/印刷選択釦G21bの印刷釦が選択された場合)、オモテ表紙に区分毎の先頭の原稿ページの画像を画像形成部43に形成させ、一方、オモテ表紙に白紙画像を形成させると選択された場合(白紙/印刷選択釦G21bの白紙釦が選択された場合)、オモテ表紙に白紙画像を画像形成部43に形成させる。
【0060】
不揮発メモリ120は、画像形成に係る各種処理プログラム及びデータの他、本実施の形態に係るオモテ表紙設定プログラム、白紙画像を形成するための白紙画像データ、画像が形成された用紙Pに対する後処理をプリント部40を介して後処理部50に対し設定するためのデータ及び各種プログラムで処理されたデータ等を記憶する。
【0061】
RAM130は、制御部110により実行される各種プログラム及びこれらプログラムに係るデータ、ジョブデータ等を一時的に記憶するワークエリアを形成する。
【0062】
図7に、ジョブデータの一例を示す。
図7に示すように、ジョブデータ131は、各原稿ページ共通のデータ(ページ共通データ131a)と、原稿ページ毎のデータ(ページ別データ131b)とから構成されている。
【0063】
ページ共通データ131aは、操作装置1や操作表示部30から入力される指示信号に基づいて設定された各種設定条件や画像形成動作及び後処理動作の動作状態を示すデータを含む。
【0064】
例えば、ページ共通データ131aとしては、設定部数D1、出力済み部数D2、コピーモードD3、後処理モードD4、本文トレイD5、オモテ表紙D6、オモテ表紙トレイD6a、先頭冊子のみD6b、プリントページ番号D7、区分ページカウンタD8、読取済画像枚数D9等である。
【0065】
設定部数D1は、用紙Pの出力部数を示す。出力済み部数D2は、出力済みの部数がカウントされた値を示す。コピーモードD3は、画像データを形成する面、即ち片面から両面プリント、両面から片面プリント等を示す。後処理モードD4は、設定された後処理の種類(ステイプルの有無やステイプル位置等)が示される。
【0066】
本文トレイD5は、用紙設定エリアG11において設定された給紙トレイ、即ち原稿ページの画像を形成する用紙が格納されているトレイを示す。
【0067】
オモテ表紙D6は、オモテ表紙の付加の設定の有無及びオモテ表紙に原稿ページデータの画像を形成するか白紙の画像を形成するか、即ち、オモテ表紙設定部G21aがチェックされたか否か(チェックされていない場合には「無し」)、オモテ表紙設定部G21aがチェックされている場合には白紙/印刷選択釦G21bの選択された釦(「白紙」又は「印刷」)を示す。オモテ表紙トレイD6aは、オモテ表紙設定部G21aがチェックされた場合にオモテ表紙となる用紙が格納されている給紙トレイ、即ち、給紙トレイ設定釦G21cが示す給紙トレイを示す。先頭冊子のみD6bは、オモテ表紙D6が白紙又は印刷である場合に有効となり、先頭の区分のみにオモテ表紙を付加するか否か(例えば、先頭冊子設定釦G21dがチェックされたか否かにより、チェックされた場合には先頭の区分により形成される冊子のみオモテ表紙を付加するとして0を示し、チェックされていない場合には全ての区分により形成される全ての冊子にオモテ表紙を付加するとして1を示す。)
【0068】
プリントページ番号D7は、画像形成処理される原稿ページに対応する個別画像データの識別番号を示す。区分ページカウンタD8は、原稿ページの各区分における用紙のページ番号をカウントし当該カウント値を示す。読取済画像枚数D9は、読み取られた個別画像データの総数nを示す。
【0069】
ページ別データは、読み込まれた各原稿ページに対応する個別画像データに、識別番号(例えば、ページ1、ページ2・・・)が付され、個別に記憶される。各個別画像データは、当該個別画像データが格納されている画像メモリ170上のアドレスを示す画像格納アドレスD11と、一覧エリアG23cによって設定された各個別画像データに対する後処理(ここでは、ステイプルの有無)を示す後処理情報D12及び各個別画像データに対する区分位置(ここでは、ステイプル終了位置の指定の有無)を示す区分D13等から構成される。
【0070】
読取処理部140は、画像読取部20の画像読取制御部200から入力されるアナログ画像信号に、アナログ処理、A/D変換処理、シェーディング処理等の各種処理を施した後、デジタル画像データを生成する。生成された画像データは、圧縮IC150に出力される。
【0071】
圧縮IC150は、入力されたデジタル画像データに圧縮処理を施してDRAM制御IC160に出力する。
【0072】
DRAM制御IC160は、制御部110からの指示に従って、圧縮IC150による画像データの圧縮処理及び伸長IC180による圧縮画像データの伸長処理を制御するとともに、画像メモリ170への画像データの入出力制御を行う。例えば、画像読取部20により読み取られた画像信号の保存が指示されると、読取処理部140から入力された画像データの圧縮処理を圧縮IC150により実行させて、圧縮画像データを画像メモリ170の圧縮メモリ171に格納させる。また、圧縮メモリ171に格納された圧縮画像データのプリント出力が指示されると、圧縮メモリ171から圧縮画像データを読み出し、伸長IC180により伸長処理を施してページメモリ172に格納させる。さらに、ページメモリ172に格納された画像データのプリント出力が指示されると、ページメモリ172から画像データを読み出して書込処理部190に出力する。
【0073】
画像メモリ170は、DRAM(Dynamic RAM)から構成される圧縮メモリ171とページメモリ172とを備える。圧縮メモリ171は、圧縮画像データを格納するためのメモリであり、ページメモリ172は、プリント出力用の画像データを一時的に格納するためのメモリである。
【0074】
伸長IC180は、入力される圧縮画像データに伸長処理を施す。
【0075】
書込処理部190は、DRAM制御IC160から入力された画像データに基づいて、画像形成のためのプリントデータを生成し、プリント部40に出力する。
【0076】
画像読取部20は、CCD22a、画像読取制御部200、その他ここでは図示しないが図5に示した自動原稿送り部21、読取部22等から構成される。画像読取制御部200は、自動原稿送り部21、読取部22等を制御して、原稿面の露光走査を実行させ、光の反射光をCCD22aにより光電変換を行わせて画像を読み取る。読み取られたアナログ画像信号は読取処理部140に出力される。
【0077】
操作表示部30は、LCD(Liquid Crystal Display)31、操作表示制御部300、その他図示しない操作キー群から構成される。LCD31上には、LCD31を覆うようにタッチパネルが設けられている。操作表示制御部300は、制御部110から入力される表示信号に従って、各種設定条件を入力するための各種設定画面や各種処理結果等をLCD31に表示させる。また、操作表示制御部300は、操作キー群又はタッチパネルから入力される操作信号を制御部110に出力する。
【0078】
また、操作表示部30のLCD31上には、図3、4に示すような各種設定画面が表示される。設定画面には、後処理の実行対象となる原稿ページの区分を入力し設定する第1入力部と、オモテ表紙の付加の設定を行なう第2入力部と、前記オモテ表紙に原稿ページの画像を形成させるか、又は、前記オモテ表紙に白紙画像を形成させるか、の選択を行なう第3入力部と、前記原稿ページの複数の区分のうち、先頭の区分のみに前記オモテ表紙を付加するか否かの設定を行なう第4入力部が設けられている。
【0079】
プリント部40は、図5に示した画像形成部43等やプリント制御部400を備えて構成される。プリント制御部400は、制御部110からの指示に従って画像形成部43等のプリント部40の各部の動作を制御し、書込処理部190から入力されたプリントデータに基づいて用紙Pに画像形成を行わせると共に、制御部110からの指示に従って後処理部50の各部を動作させる指示信号を後処理制御部500に出力する。
【0080】
次に、プリンタコントローラ2bの各部について説明する。プリンタコントローラ2bは、画像形成装置2をネットワークプリンタとして使用する場合に、ネットワークNに接続される操作装置1から画像形成装置2に入力されるジョブの管理及び制御を行うものであり、操作装置1からプリント対象のデータを受信し、当該データをジョブとして本体部2aへ送信する。
【0081】
プリンタコントローラ2bは、コントローラ制御部21b、DRAM制御IC22b、画像メモリ23b、LANIF24bから構成される。
【0082】
コントローラ制御部21bは、プリンタコントローラ2b各部の動作を統括的に制御し、LANIF24bを介して、操作装置1から入力されるデータをジョブとして本体部2aへ送信する。
【0083】
DRAM制御IC22bは、LANIF24bにより受信されたデータの画像メモリ23bへの格納や、画像メモリ23bからのデータの読み出しを制御する。また、DRAM制御IC22bは、画像制御基板100のDRAM制御IC160とPCI(Peripheral Components Interconnect)バスで接続されており、コントローラ制御部21bからの指示に従って、プリント対象のデータを画像メモリ23bから読み出してDRAM制御IC160に出力する。
【0084】
画像メモリ23bは、DRAMから構成され、入力された出力データを一時的に格納する。
【0085】
LANIF24bは、NIC(Network Interface Card)やモデム等のLAN等のネットワークNに接続するための通信インターフェイスであり、操作装置1からデータを受信する。受信されたデータは、DRAM制御IC22bに出力される。
【0086】
後処理部50は、ソートユニット、パンチユニット、ステイプルユニット、折りユニット、断裁ユニット等の各種後処理ユニットと、各種後処理ユニットへ用紙を搬送する搬送ローラ等の搬送手段が設けられており、各種後処理ユニットは後処理制御部500により統括的に制御されている。後処理制御部500は、制御部110からプリント制御部400を介して入力される後処理の指示信号に応じて、用紙Pを搬送経路に沿って所定の処理ユニットに搬送し、各部を駆動制御して用紙Pに所定の後処理を行わせ、所定の排紙トレイに排出する制御を行う。
【0087】
次に、本実施の形態の動作を説明する。
図8〜11に、本実施の形態におけるオモテ表紙設定処理のフローチャートを示す。図8〜11に示すフローチャートは、制御部110によって実行される処理である。
【0088】
図8に示すフローチャートは、画像形成の開始時に実行される処理である。
制御部110は、まず、画像形成の開始前に、操作装置1又は操作表示部30において各種設定条件及び画像データが入力された場合、入力された各種設定条件及び画像データをジョブデータとしてRAM130に記憶すると共に、ジョブデータを参照して、後処理モードD4及びオモテ表紙D6が共に設定されているか否か(ステイプルの設定及びオモテ表紙に白紙又は印刷の設定が有るか否か)を判定する(ステップS1)。
【0089】
制御部110は、後処理モードD4及びオモテ表紙D6が共に設定されていない場合(ステップS1;No)、他の処理を実行し(ステップS2)本処理を終了する。
【0090】
制御部110は、後処理モードD4及びオモテ表紙D6が共に設定されている場合(ステップS1;Yes)、オモテ表紙D6は白紙に設定されているか否かを判定する(ステップS3)。
【0091】
制御部110は、オモテ表紙D6は白紙に設定されている場合(ステップS3;Yes)、ジョブデータのプリントページ番号D7を0に、区分ページカウンタD8を1に初期化する(ステップS4)。
【0092】
制御部110は、オモテ表紙D6は白紙に設定されていない場合、即ち、印刷に設定されている場合(ステップS3;No)、ジョブデータのプリントページ番号D7を1に、区分ページカウンタD8を1に初期化する(ステップS5)。
【0093】
制御部110は、ステップS4又はステップS5の初期化後、後述する第1給紙準備設定処理(図9参照)を実行し(ステップS6)、第1給紙準備設定処理後、後述するプリントページ設定処理(図10参照)を実行する(ステップS7)。
【0094】
制御部110は、プリントページ設定処理後(ステップS7後)、プリント開始信号と共にジョブデータのコピーモードD3及び後処理モードD4をプリント制御部400及び後処理制御部500に送信し(ステップS8)、本処理を終了する。
【0095】
図9に、図8のステップS6で実行される第1給紙準備設定処理のフローチャートを示す。第1給紙準備設定処理とは、給紙部41が用紙を給紙する際、給紙する用紙が格納されているトレイの設定や給紙される用紙に対するプリントページデータの情報、例えば、ステイプルの有無や区分の有無等を含むデータを設定する処理である。
【0096】
制御部110は、ジョブデータを参照して、後処理モードD4及びオモテ表紙D6が共に設定されているか否か(ステイプルの設定及びオモテ表紙に白紙又は印刷の設定が有るか否か)を判定する(ステップS11)。
【0097】
制御部110は、後処理モードD4及びオモテ表紙D6が共に設定されていない場合(ステップS11;No)、他の処理を実行し(ステップS12)本処理を終了する。
【0098】
制御部110は、後処理モードD4及びオモテ表紙D6が共に設定されている場合(ステップS11;Yes)、ジョブデータの区分ページカウンタD8は1か否か、即ち、区分の先頭ページであるか否かを判定する(ステップS13)。
【0099】
制御部110は、区分ページカウンタD8は1である場合(ステップS13;Yes)、用紙を給紙する給紙トレイをオモテ表紙トレイD6aが示す給紙トレイに設定し(ステップS14)、ステイプル有り及び区分無しに設定する(ステップS15)。
【0100】
制御部110は、区分ページカウンタD8は1でない場合(ステップS13;No)、用紙を給紙する給紙トレイを本文トレイD5が示す給紙トレイに設定し(ステップS16)、プリントページ番号D7が示すページ別データのステイプル及び区分情報に設定する(ステップS17)。
【0101】
制御部110は、ステップS15又はステップS17後、設定された給紙トレイ、ステイプルの有無及び区分の有無の設定を第1給紙準備信号として設定し(ステップS18)、本処理を終了する。
【0102】
図10に、図8のステップS7で実行されるプリントページ設定処理のフローチャートを示す。プリントページ設定処理とは、各原稿ページに対応する個別画像データが設定されたジョブデータに応じてプリントページデータを生成し設定する処理である。
【0103】
制御部110は、ジョブデータを参照して、後処理モードD4及びオモテ表紙D6が共に設定されているか否か(ステイプルの設定及びオモテ表紙に白紙又は印刷の設定が有るか否か)を判定する(ステップS21)。
【0104】
制御部110は、後処理モードD4及びオモテ表紙D6が共に設定されていない場合(ステップS21;No)、他の処理を実行し(ステップS22)本処理を終了する。
【0105】
制御部110は、後処理モードD4及びオモテ表紙D6が共に設定されている場合(ステップS21;Yes)、オモテ表紙D6は白紙に設定されているか否かを判定する(ステップS23)。
【0106】
制御部110は、オモテ表紙D6は白紙に設定されている場合(ステップS23;Yes)、ジョブデータの区分ページカウンタD8は1か否か、即ち、区分の先頭ページであるか否かを判定する(ステップS24)。
【0107】
制御部110は、区分ページカウンタD8は1である場合(ステップS24;Yes)、不揮発メモリ120に保存されている白紙画像データをページメモリ172に展開する(ステップS25)。
【0108】
制御部110は、オモテ表紙D6は白紙に設定されていない場合、即ちオモテ表紙D6は印刷に設定されている場合(ステップS23;No)、又は、区分ページカウンタD8は1でない場合(ステップS24;No)、プリントページ番号D7が示す原稿ページの識別番号に対応する画像格納アドレスD11に格納されている個別画像データをページメモリ172に展開する(ステップS26)。
【0109】
制御部110は、ページメモリ172に画像データを展開した後(ステップS25又はステップS16後)、ページメモリ172に展開された画像データをプリントページデータとして設定し、当該設定を第2給紙準備信号として設定し(ステップS27)、本処理を終了する。
【0110】
図11に、画像形成処理開始後、画像書込信号PVVがON状態からOFF状態に切り替わった際に実行される処理のフローチャートを示す。
【0111】
制御部110は、まず、画像書込信号PVVがON状態からOFF状態に切り替わったか否かを判別し(ステップS31)、画像書込信号PVVがOFF状態に切り替わっていない場合(ステップS31;No)、切り替わるまで待機する。
【0112】
制御部110は、画像書込信号PVVがON状態からOFF状態に切り替わった場合(ステップS31;Yes)、ジョブデータを参照して、後処理モードD4及びオモテ表紙D6が共に設定されているか否か(ステイプルの設定及びオモテ表紙D6に白紙又は印刷の設定が有るか否か)を判定する(ステップS32)。
【0113】
制御部110は、後処理モードD4及びオモテ表紙D6が共に設定されていない場合(ステップS32;No)、他の処理を実行し(ステップS33)本処理を終了する。
【0114】
制御部110は、後処理モードD4及びオモテ表紙D6が共に設定されている場合(ステップS32;Yes)、プリントページ番号D7は0又は1かを判定し(ステップS34)、プリントページ番号D7は0又は1である場合(ステップS34;Yes)、区分ページカウンタD8に1を加算する(ステップS35)。
【0115】
制御部110は、プリントページ番号D7が0及び1でない場合(ステップS34;No)、プリントページ番号D7が示す原稿ページの識別番号よりも1つ前の原稿ページの識別番号(直前のプリントページ番号D7が示す原稿ページの識別番号)に対応する区分情報D13は有りか否かを判定する(ステップS36)。
【0116】
制御部110は、直前のプリントページ番号D7が示す原稿ページの識別番号に対応する区分情報D13が有りの場合(ステップS36;Yes)、ステップS35に進む。
【0117】
制御部110は、直前のプリントページ番号D7が示す原稿ページの識別番号に対応する区分情報D13が無い場合(ステップS36;No)、プリントページ番号D7に対応する区分情報D13は有りか否かを判定する(ステップS37)。
【0118】
制御部110は、プリントページ番号D7に対応する区分情報D13が無い場合(ステップS37;No)、ステップS35に進む。
【0119】
制御部110は、プリントページ番号D7に対応する区分情報D13が有りの場合(ステップS37;Yes)、ジョブデータの先頭冊子のみD6bが1か否か、即ち、先頭冊子設定釦G21dがチェックされているか否かの判別、従って、複数の区分のうち先頭の区分により形成される冊子のみにオモテ表紙を付加する又は全ての区分により形成される全ての冊子にオモテ表紙を付加するかの判定を行う(ステップS38)。
【0120】
制御部110は、先頭冊子のみD6bが1でない場合、即ち、先頭冊子設定釦G21dがチェックされ先頭冊子のみD6bが0である場合、複数の区分のうち先頭の区分により形成される冊子のみにオモテ表紙を付加する場合(ステップS38;No(先頭区分))、ステップS35に進む。
【0121】
制御部110は、先頭冊子のみD6bが1である場合、即ち、先頭冊子設定釦G21dがチェックされていない場合、複数の区分のうち全ての区分により形成される全ての冊子にオモテ表紙を付加する場合(ステップS38;Yes(全区分))、区分ページカウンタD8を1に設定する(ステップS39)。
【0122】
制御部110は、ステップS35又はステップS39後、オモテ表紙D6は白紙に設定されているか否かを判定する(ステップS40)。
【0123】
制御部110は、オモテ表紙D6は白紙に設定されている場合(ステップS40;Yes)、ジョブデータの区分ページカウンタD8は1か否か、即ち、区分の先頭ページであるか否かを判定する(ステップS41)。
【0124】
制御部110は、オモテ表紙D6は白紙に設定されていない場合(ステップS40;No)、又は、区分ページカウンタD8は1でない場合(ステップS41;No)、プリントページ番号D7に1を加算する(ステップS42)。
【0125】
制御部110は、区分ページカウンタD8は1である場合(ステップS41;Yes)、又はステップS42後、前述した第1給紙準備設定処理(図9参照)を実行し(ステップS43)、第1給紙準備設定処理後、前述したプリントページ設定処理(図10参照)を実行して(ステップS44)、本処理を終了する。
【0126】
図12に、本実施の形態において実行されたプリント処理のイメージ図を示し、図13に、図12のプリント処理を実現する画像形成装置2の動作のタイムチャート例を示す。
【0127】
図12及び図13は、図3、4に示す各種設定画面において、ステイプル設定部G13aがチェックされて左上の1ヶ所にステイプル処理が施され、オモテ表紙設定部G21aがチェックされ、白紙/印刷選択釦G21bにより印刷が選択され、オモテ表紙の給紙トレイとして給紙トレイ設定釦G21cによりトレイ1が設定され、先頭冊子設定釦G21dがチェックされていない状態であり、また、ページ単位設定部G23aがチェックされ、一覧エリアG23cに示された各種設定条件で各原稿ページが処理される場合における画像形成処理の例である。
【0128】
図12(a)には、操作装置1においてアプリケーションソフトで作成された複数の原稿ページに対応する複数の個別画像データから成る画像データを示す。図12(b)には、画像形成装置2において用紙上に形成される複数のプリントページデータから成るプリントデータを示す。図12(c)には、画像形成装置2から排出される後処理後の用紙の束のイメージを示す。
【0129】
図12(a)に示す操作装置1において作成された画像データは、各原稿ページに対応する個別画像データI1〜I4から成り、操作装置1から画像形成装置2に当該画像データが送信された際、各個別画像データを識別する識別番号(例えば、ページ1、ページ2・・・・)が個別画像データI1からI4に向かって順番に付加されジョブデータとして記憶される。
【0130】
図12(b)に示すプリントデータは、複数のプリントページデータPd1〜Pd4から成る。プリントページデータPd1、Pd3は、オモテ表紙に形成される。なお、図12(b)において、プリントページデータPd1、Pd3のイメージ図にハッチングを施し、オモテ表紙に形成されることを示している。
【0131】
図12(c)に示す用紙の束のイメージは、オモテ表紙に形成されたプリントページデータPd1とPd2とが1つの用紙の束としてステイプル処理されて1つの冊子を構成し、オモテ表紙に形成されたプリントページデータPd3とPd4とが1つの用紙の束としてステイプル処理されて1つの冊子を構成したイメージ図である。なお、図12(c)において、オモテ表紙の用紙のイメージ図にハッチングを施し、オモテ表紙であることを示している。
【0132】
次に、図13に示す画像形成装置2の動作のタイムチャート例について図12の場合を例として説明する。
【0133】
第1給紙準備信号は、設定されたプリントページデータの情報、例えば、ステイプルの有無や区分の有無、給紙する用紙が格納されているトレイ等を含むデータである。該データは、制御部110からプリント制御部400及びプリント制御部400を介して後処理制御部500に出力される。
【0134】
第1給紙信号は、用紙Pを給紙トレイ41aからレジストローラ42aまで搬送させる動作信号であり、当該第1給紙信号がON状態であるとき搬送動作中を示し、第1給紙準備信号に応じてプリント制御部400から制御部110に出力される。第1給紙信号は、第2給紙信号がONされた後、所定時間経過後にONされる(ただし、1枚目の用紙の給紙時を除く。)。当該所定時間は、給紙トレイによって異なっている。
【0135】
第2給紙準備信号は、プリントページデータの書込み動作の可否を示す信号であり、ON状態であるとき次に書き込まれる画像の書込み準備完了状態を示し、OFF状態であるとき書込み準備中の状態を示し、制御部110からプリント制御部400に出力される。
【0136】
第2給紙信号は、用紙をレジストローラ42aから転写装置43aまで搬送させる動作信号であり、当該第2給紙信号がON状態であるとき搬送動作中を示し、第2給紙準備信号に応じてプリント制御部400から制御部110に出力される。第2給紙信号は、第1給紙信号がONされた後、所定時間経過後にONされる。
【0137】
センサ信号は、レジストローラ42aから転写装置43aへ用紙が搬送される搬送経路上に設けられたセンサ42bにより用紙の先端が検知されるとONされ終端が検知されるとOFFされる。
【0138】
画像書込信号PVVは、センサ信号がONされるとONとなり書き込みが開始され、1ページ分の設定されたプリントページデータの書き込みが終了するとOFFとなる。画像書込信号PVVがOFFすると、第1給紙準備信号及び第2給紙準備信号がONされる。
【0139】
排紙信号は、画像が形成された用紙をプリント部40から後処理部50に排出させる動作信号であり、ON状態であるとき排出動作中を示し、プリント制御部400から後処理制御部500に出力される。
【0140】
区分信号は、排出動作中に用紙に形成された画像が、区分有りを示すプリントページデータであるか否かを示す信号であり、ON状態であるとき区分有りを示し、プリント制御部400から後処理制御部500に出力される。
【0141】
まず、時刻t0のとき、図8〜10に示した処理が実行されることにより、画像形成の開始前に、操作装置1又は操作表示部30によって設定された各種設定条件及び画像データがジョブデータとしてRAM130に記憶されると共に、ジョブデータが参照され、後処理モードD4及びオモテ表紙D6が共に設定されているか否か(ステイプルの設定及びオモテ表紙に白紙又は印刷の設定が有るか否か)が判定される。また、オモテ表紙D6は白紙に設定されているか否かが判定され、図12に示す例においては印刷に設定されているため、ジョブデータのプリントページ番号D7及び区分ページカウンタD8がD7=1及びD8=1に初期化される。区分ページカウンタD8が1であるため、給紙トレイはオモテ表紙トレイD6aが示す給紙トレイに設定され、ステイプル有り区分無しの第1給紙準備信号が設定される。また、オモテ表紙D6は印刷に設定されているため、プリントページ番号(D7=1)に対応する個別画像データがページメモリ172に展開され、ページメモリ172に展開された個別画像データがプリントページデータPd1として設定され、第2給紙準備信号が設定される。プリント開始信号と共にジョブデータのコピーモードD3及び後処理モードD4がプリント制御部400及び後処理制御部500に送信され、また、第1給紙準備信号及び第2給紙準備信号がONされる。
【0142】
時刻t1のとき、第1給紙準備信号がONされた時刻t0から所定時間A1が経過し、第1給紙信号がONになり、用紙が給紙トレイ41aからレジストローラ42aに搬送される。
【0143】
時刻t2のとき、第1給紙信号がONされた時刻t1から所定時間A2が経過し、第1給紙信号がOFFされ、第1給紙信号がOFFされると第1給紙準備信号がOFFされる。
【0144】
時刻t3のとき、第1給紙信号がONされた時刻t1から所定時間A3が経過し、第2給紙信号がONされる。第2給紙信号がONになると、レジストローラ42aから転写装置43aへ用紙が搬送される。その後、センサ42bにより用紙の先端が検知されると、画像書込信号PVVがONとなり、書き込みが開始されて、設定されたプリントページデータPd1により1ページ目の用紙が画像形成される。また、画像書込信号PVVがONされると第2給紙準備信号はOFFされる。
【0145】
時刻t4のとき、画像書き込みが終了し、画像書込信号PVVがON状態からOFF状態に切り替わると、図9〜11に示した処理が実行される。プリントページ番号D7はD7=1であるため、区分ページカウンタD8に1が加算され区分ページカウンタD8がD8=2に設定される。また、オモテ表紙D6は印刷であることから、プリントページ番号D7に1が加算され、プリントページ番号D7がD7=2に設定される。そして、区分ページカウンタD8が1でないため、給紙トレイが本文トレイD5が示す給紙トレイに設定され、プリントページ番号D7が示すページ別データのステイプル及び区分情報を示す第1給紙準備信号が設定される。更に、オモテ表紙D6は印刷に設定されているため、プリントページ番号(D7=2)に対応する個別画像データがページメモリ172に展開され、ページメモリ172に展開された個別画像データがプリントページデータPd2として設定され、第2給紙準備信号が設定され、第1給紙準備信号及び第2給紙準備信号がONされる。
【0146】
時刻t5のとき、第2給紙信号がONされた時刻t3から所定時間A4が経過し、第1給紙信号がONになり、用紙が給紙トレイ41aからレジストローラ42aに搬送される。
【0147】
時刻t6のとき、第1給紙信号がONされた時刻t5から所定時間A2が経過し、第1給紙信号がOFFされ、第1給紙信号がOFFされると第1給紙準備信号がOFFされる。
【0148】
時刻t7のとき、第1給紙信号がONされた時刻t5から所定時間A3が経過し、第2給紙信号がONされる。第2給紙信号がONになると、レジストローラ42aから転写装置43aへ用紙が搬送される。その後、センサ42bにより用紙の先端が検知されると、画像書込信号PVVがONとなり、書き込みが開始されて、設定されたプリントページデータPd2により2ページ目の用紙が画像形成される。また、画像書込信号PVVがONされると第2給紙準備信号はOFFされる。
時刻t7〜t8において、1ページ目の用紙が後処理部50に排出される。
【0149】
時刻t8のとき、画像書き込みが終了し、画像書込信号PVVがON状態からOFF状態に切り替わると、図9〜11に示した処理が実行される。プリントページ番号D7はD7=2であり、現在設定されているプリントページデータPd2の直前の直前のプリントページデータPd1は区切り無しであり、当該プリントページ番号D7(D7=2)に対応する個別画像データは区切り有りであり、ジョブデータの先頭冊子のみD6b=1であることから、区分ページカウンタD8がD8=1に初期化される。また、オモテ表紙D6は印刷であることから、プリントページ番号D7に1が加算され、プリントページ番号D7がD7=3に設定される。そして、区分ページカウンタD8が1となったため、給紙トレイをオモテ表紙トレイD6aが示す給紙トレイに設定し、ステイプル有り区分無しの第1給紙準備信号が設定される。更に、オモテ表紙D6は印刷に設定されているため、プリントページ番号(D7=3)に対応する個別画像データがページメモリ172に展開され、ページメモリ172に展開された個別画像データがプリントページデータPd3として設定され、第2給紙準備信号が設定され、第1給紙準備信号及び第2給紙準備信号がONされる。
【0150】
時刻t9のとき、第2給紙信号がONされた時刻t7から所定時間A4が経過し、第1給紙信号がONになり、用紙が給紙トレイ41aからレジストローラ42aに搬送される。
【0151】
時刻t10のとき、第1給紙信号がONされた時刻t9から所定時間A2が経過し、第1給紙信号がOFFされ、第1給紙信号がOFFされると第1給紙準備信号がOFFされる。
【0152】
時刻t11のとき、第1給紙信号がONされた時刻t9から所定時間A3が経過し、第2給紙信号がONされる。第2給紙信号がONになると、レジストローラ42aから転写装置43aへ用紙が搬送される。その後、センサ42bにより用紙の先端が検知されると、画像書込信号PVVがONとなり、書き込みが開始されて、設定されたプリントページデータPd3により3ページ目の用紙に画像形成する。また、画像書込信号PVVがONされると第2給紙準備信号はOFFされる。
【0153】
時刻t11〜t12において、2ページ目の用紙が後処理部50に排出されると共に、区分信号がON状態となるため、後処理部50に排出された1ページから2ページの用紙の束に対してステイプル処理が施される。
【0154】
時刻t12のとき、画像書き込みが終了し、画像書込信号PVVがON状態からOFF状態に切り替わると、図9〜11に示した処理が実行される。プリントページ番号D7はD7=3であり、現在設定されているプリントページデータPd3の直前の直前のプリントページデータPd2は区切り有りであることから、区分ページカウンタD8に1が加算され区分ページカウンタD8がD8=2に設定される。また、オモテ表紙D6は印刷であることから、プリントページ番号D7に1が加算され、プリントページ番号D7がD7=4に設定される。そして、区分ページカウンタD8が1でないため、給紙トレイが本文トレイD5が示す給紙トレイに設定され、プリントページ番号D7が示すページ別データのステイプル及び区分情報を示す第1給紙準備信号が設定される。更に、オモテ表紙D6は印刷に設定されているため、プリントページ番号(D7=4)に対応する個別画像データがページメモリ172に展開され、ページメモリ172に展開された個別画像データがプリントページデータPd4として設定され、第2給紙準備信号が設定され、第1給紙準備信号及び第2給紙準備信号がONされる。
【0155】
時刻t13のとき、第2給紙信号がONされた時刻t11から所定時間A4が経過し、第1給紙信号がONになり、用紙が給紙トレイ41aからレジストローラ42aに搬送される。
【0156】
時刻t14のとき、第1給紙信号がONされた時刻t13から所定時間A2が経過し、第1給紙信号がOFFされ、第1給紙信号がOFFされると第1給紙準備信号がOFFされる。
【0157】
時刻t15のとき、第1給紙信号がONされた時刻t13から所定時間A3が経過し、第2給紙信号がONされる。第2給紙信号がONになると、レジストローラ42aから転写装置43aへ用紙が搬送される。その後、センサ42bにより用紙の先端が検知されると、画像書込信号PVVがONとなり、書き込みが開始されて、設定されたプリントページデータPd4により4ページ目の用紙に画像形成する。また、画像書込信号PVVがONされると第2給紙準備信号はOFFされる。
時刻t15〜t16において、3ページ目の用紙が後処理部50に排出される。
【0158】
時刻t16のとき、画像書き込みが終了し、画像書込信号PVVがON状態からOFF状態に切り替わる。
【0159】
そして、時刻t17において、4ページ目の用紙が後処理部50に排出されると共に、区分信号がON状態となるため、後処理部50に排出された3ページから4ページの用紙の束に対してステイプル処理が施され、プリント処理が終了される。
【0160】
図14に、本実施の形態において実行されたプリント処理の他のイメージ図を示し、図15に、図14のプリント処理を実現する画像形成装置2の動作のタイムチャート例を示す。
【0161】
図14及び図15は、オモテ表紙設定部G21aがチェックされ、白紙/印刷選択釦G21bにより白紙が選択された以外は、図12及び図13の条件と同様であるため、図3、4に示す各種設定画面において設定された事項についての説明は省略する。
【0162】
図14(a)には、操作装置1においてアプリケーションソフトで作成された複数の原稿ページに対応する複数の個別画像データから成る画像データを示す。図14(b)には、画像形成装置2において用紙上に形成される複数のプリントページデータから成るプリントデータを示す。図14(c)には、画像形成装置2から排出される後処理後の用紙の束のイメージを示す。
【0163】
図14(a)に示す操作装置1において作成された画像データは、各原稿ページに対応する個別画像データI1〜I4から成り、操作装置1から画像形成装置2に当該画像データが送信された際、各個別画像データを識別する識別番号(例えば、ページ1、ページ2・・・・)が個別画像データI1からI4に向かって順番に付加されジョブデータとして記憶される。
【0164】
図14(b)に示すプリントデータは、複数のプリントページデータPd01、Pd02、Pd1〜Pd4から成る。プリントページデータPd01、Pd02は、予め設定されている白紙画像データに基づいて生成されたプリントページデータである。なお、図14(b)において、プリントページデータPd01、Pd02のイメージ図にハッチングを施し、オモテ表紙に形成されることを示している。
【0165】
図14(c)に示す用紙の束のイメージは、オモテ表紙に形成されたプリントページデータPd01とプリントページデータPd1及びPd2とが1つの用紙の束としてステイプル処理されて1つの冊子を構成し、オモテ表紙に形成されたプリントページデータPd02とプリントページデータPd3及びPd4とが1つの用紙の束としてステイプル処理されて1つの冊子を構成したイメージ図である。なお、図14(c)において、オモテ表紙の用紙のイメージ図にハッチングを施し、オモテ表紙であることを示している。
【0166】
次に、図15に示す画像形成装置2の動作のタイムチャート例を図14の場合を例として説明する。各種信号は、図13に示すタイムチャートと同様であるため説明は省略する。
【0167】
まず、時刻t20のとき、図8〜10に示した処理が実行されることにより、画像形成の開始前に、操作装置1又は操作表示部30によって設定された各種設定条件及び画像データがジョブデータとしてRAM130に記憶されると共に、ジョブデータが参照され、後処理モードD4及びオモテ表紙D6が共に設定されているか否か(ステイプルの設定及びオモテ表紙に白紙又は印刷の設定が有るか否か)が判定される。オモテ表紙D6は白紙に設定されているか否かを判定し、図14に示す例においては白紙に設定されているため、ジョブデータのプリントページ番号D7がD7=0、区分ページカウンタD8がD8=1に初期化される。区分ページカウンタD8が1であるため、給紙トレイはオモテ表紙トレイD6aが示す給紙トレイに設定され、ステイプル有り区分無しの第1給紙準備信号が設定される。また、オモテ表紙D6は白紙に設定されており、かつ区分ページカウンタD8はD8=1であるため、白紙画像データがページメモリ172に展開され、ページメモリ172に展開された白紙画像データはプリントページデータPd01として設定され、第2給紙準備信号が設定される。プリント開始信号と共にジョブデータのコピーモードD3及び後処理モードD4がプリント制御部400及び後処理制御部500に送信され、また、第1給紙準備信号及び第2給紙準備信号がONされる。
【0168】
時刻t21のとき、第1給紙準備信号がONされた時刻t20から所定時間A1が経過し、第1給紙信号がONになり、用紙が給紙トレイ41aからレジストローラ42aに搬送される。
【0169】
時刻t22のとき、第1給紙信号がONされた時刻t21から所定時間A2が経過し、第1給紙信号がOFFされ、第1給紙信号がOFFされると第1給紙準備信号がOFFされる。
【0170】
時刻t23のとき、第1給紙信号がONされた時刻t21から所定時間A3が経過し、第2給紙信号がONされる。第2給紙信号がONになると、レジストローラ42aから転写装置43aへ用紙が搬送される。その後、センサ42bにより用紙の先端が検知されると、画像書込信号PVVがONとなり、書き込みが開始されて、設定されたプリントページデータPd01により1ページ目の用紙が画像形成される。また、画像書込信号PVVがONされると第2給紙準備信号はOFFされる。
【0171】
時刻t24のとき、画像書き込みが終了し、画像書込信号PVVがON状態からOFF状態に切り替わると、図9〜11に示した処理が実行される。プリントページ番号D7はD7=0であるため、区分ページカウンタD8に1が加算され区分ページカウンタD8がD8=2に設定される。また、オモテ表紙D6は白紙であり区分ページカウンタD8は1でないことから、プリントページ番号D7に1が加算され、プリントページ番号D7がD7=1に設定される。そして、区分ページカウンタD8が1でないため、給紙トレイが本文トレイD5が示す給紙トレイに設定され、プリントページ番号D7が示すページ別データのステイプル及び区分情報を示す第1給紙準備信号が設定される。また、オモテ表紙D6は白紙に設定され、区分ページカウンタD8は1でないことから、プリントページ番号(D7=1)に対応する個別画像データがページメモリ172に展開され、ページメモリ172に展開された個別画像データがプリントページデータPd1として設定され、第2給紙準備信号が設定され、第1給紙準備信号及び第2給紙準備信号がONされる。
【0172】
時刻t25のとき、第2給紙信号がONされた時刻t23から所定時間A4が経過し、第1給紙信号がONになり、用紙が給紙トレイ41aからレジストローラ42aに搬送される。
【0173】
時刻t26のとき、第1給紙信号がONされた時刻t25から所定時間A2が経過し、第1給紙信号がOFFされ、第1給紙信号がOFFされると第1給紙準備信号がOFFされる。
【0174】
時刻t27のとき、第1給紙信号がONされた時刻t25から所定時間A3が経過し、第2給紙信号がONされる。第2給紙信号がONになると、レジストローラ42aから転写装置43aへ用紙が搬送される。その後、センサ42bにより用紙の先端が検知されると、画像書込信号PVVがONとなり、書き込みが開始されて、設定されたプリントページデータPd1により2ページ目の用紙が画像形成される。また、画像書込信号PVVがONされると第2給紙準備信号はOFFされる。
時刻t27〜t28において、1ページ目の用紙が後処理部50に排出される。
【0175】
時刻t28のとき、画像書き込みが終了し、画像書込信号PVVがON状態からOFF状態に切り替わると、図9〜11に示した処理が実行される。プリントページ番号D7はD7=1であるため、区分ページカウンタD8に1が加算され区分ページカウンタD8がD8=3に設定される。また、オモテ表紙D6は白紙であり区分ページカウンタD8は1でないことから、プリントページ番号D7に1が加算され、プリントページ番号D7がD7=2に設定される。そして、区分ページカウンタD8が1でないため、給紙トレイが本文トレイD5が示す給紙トレイに設定され、プリントページ番号D7が示すページ別データのステイプル及び区分情報を示す第1給紙準備信号が設定される。また、オモテ表紙D6は白紙に設定され、区分ページカウンタD8は1でないことから、プリントページ番号(D7=2)に対応する個別画像データがページメモリ172に展開され、ページメモリ172に展開された個別画像データがプリントページデータPd2として設定され、第2給紙準備信号が設定され、第1給紙準備信号及び第2給紙準備信号がONされる。
【0176】
時刻t29のとき、第2給紙信号がONされた時刻t27から所定時間A4が経過し、第1給紙信号がONになり、用紙が給紙トレイ41aからレジストローラ42aに搬送される。
【0177】
時刻t30のとき、第1給紙信号がONされた時刻t29から所定時間A2が経過し、第1給紙信号がOFFされ、第1給紙信号がOFFされると第1給紙準備信号がOFFされる。
【0178】
時刻t31のとき、第1給紙信号がONされた時刻t29から所定時間A3が経過し、第2給紙信号がONされる。第2給紙信号がONになると、レジストローラ42aから転写装置43aへ用紙が搬送される。その後、センサ42bにより用紙の先端が検知されると、画像書込信号PVVがONとなり、書き込みが開始されて、設定されたプリントページデータPd2により3ページ目の用紙が画像形成される。また、画像書込信号PVVがONされると第2給紙準備信号はOFFされる。
時刻t31〜t32において、2ページ目の用紙が後処理部50に排出される。
【0179】
時刻t32のとき、画像書き込みが終了し、画像書込信号PVVがON状態からOFF状態に切り替わると、図9〜11に示した処理が実行される。プリントページ番号D7はD7=2であり、現在設定されているプリントページデータPd2の直前のプリントページデータPd1は区切りなしであり、当該プリントページ番号D7(D7=2)に対応する個別画像データは区切り有りであり、ジョブデータの先頭冊子のみD6b=1であることから、区分ページカウンタD8がD8=1に初期化される。また、オモテ表紙D6は白紙であり、区分ページカウンタD8が1であることから、プリントページ番号D7は変更されずD7=2に保持されることとなる。そして、区分ページカウンタD8が1となったため、給紙トレイをオモテ表紙トレイD6aが示す給紙トレイに設定し、ステイプル有り区分無しの第1給紙準備信号が設定される。更に、オモテ表紙D6は白紙に設定されており、かつ区分ページカウンタD8はD8=1であるため、白紙画像データがページメモリ172に展開され、ページメモリ172に展開された白紙画像データはプリントページデータPd02として設定され、第2給紙準備信号が設定される。プリント開始信号と共にジョブデータのコピーモードD3及び後処理モードD4がプリント制御部400及び後処理制御部500に送信され、また、第1給紙準備信号及び第2給紙準備信号がONされる。
【0180】
時刻t33のとき、第2給紙信号がONされた時刻t31から所定時間A4が経過し、第1給紙信号がONになり、用紙が給紙トレイ41aからレジストローラ42aに搬送される。
【0181】
時刻t34のとき、第1給紙信号がONされた時刻t33から所定時間A2が経過し、第1給紙信号がOFFされ、第1給紙信号がOFFされると第1給紙準備信号がOFFされる。
【0182】
時刻t35のとき、第1給紙信号がONされた時刻t33から所定時間A3が経過し、第2給紙信号がONされる。第2給紙信号がONになると、レジストローラ42aから転写装置43aへ用紙が搬送される。その後、センサ42bにより用紙の先端が検知されると、画像書込信号PVVがONとなり、書き込みが開始されて、設定されたプリントページデータPd02により4ページ目の用紙が画像形成される。また、画像書込信号PVVがONされると第2給紙準備信号はOFFされる。
【0183】
時刻t35〜t36において、3ページ目の用紙が後処理部50に排出されると共に、区分信号がON状態となり、後処理部50に排出された1ページから3ページの用紙の束に対してステイプル処理が施される。
【0184】
時刻t36のとき、画像書き込みが終了し、画像書込信号PVVがON状態からOFF状態に切り替わると、図9〜11に示した処理が実行される。
プリントページ番号D7はD7=2であり、現在設定されているプリントページデータPd02の直前の直前のプリントページデータPd2は区切り有りであるため、区分ページカウンタD8に1が加算され区分ページカウンタD8がD8=2に設定される。また、オモテ表紙D6は白紙であり区分ページカウンタD8は1でないことから、プリントページ番号D7に1が加算され、プリントページ番号D7がD7=3に設定される。そして、区分ページカウンタD8が1でないため、給紙トレイが本文トレイD5が示す給紙トレイに設定され、プリントページ番号D7が示すページ別データのステイプル及び区分情報を示す第1給紙準備信号が設定される。更に、オモテ表紙D6は白紙に設定され、区分ページカウンタD8は1でないことから、プリントページ番号(D7=3)に対応する個別画像データがページメモリ172に展開され、ページメモリ172に展開された個別画像データがプリントページデータPd3として設定され、第2給紙準備信号が設定され、第1給紙準備信号及び第2給紙準備信号がONされる。
【0185】
時刻t37のとき、第2給紙信号がONされた時刻t35から所定時間A4が経過し、第1給紙信号がONになり、用紙が給紙トレイ41aからレジストローラ42aに搬送される。
【0186】
時刻t38のとき、第1給紙信号がONされた時刻t37から所定時間A2が経過し、第1給紙信号がOFFされ、第1給紙信号がOFFされると第1給紙準備信号がOFFされる。
【0187】
時刻t39のとき、第1給紙信号がONされた時刻t37から所定時間A3が経過し、第2給紙信号がONされる。第2給紙信号がONになると、レジストローラ42aから転写装置43aへ用紙が搬送される。その後、センサ42bにより用紙の先端が検知されると、画像書込信号PVVがONとなり、書き込みが開始されて、設定されたプリントページデータPd3により5ページ目の用紙が画像形成される。また、画像書込信号PVVがONされると第2給紙準備信号はOFFされる。
時刻t39〜t40において、3ページ目の用紙が後処理部50に排出される。
【0188】
時刻t40のとき、画像書き込みが終了し、画像書込信号PVVがON状態からOFF状態に切り替わると、図9〜11に示した処理が実行される。プリントページ番号D7はD7=3であり、現在設定されているプリントページデータPd3の直前の直前のプリントページデータPd02は区切り無しであり、当該プリントページ番号D7(D7=3)に対応する個別画像データは区切り無しであるため、区分ページカウンタD8に1が加算され区分ページカウンタD8がD8=3に設定される。また、オモテ表紙D6は白紙であり区分ページカウンタD8は1でないことから、プリントページ番号D7に1が加算され、プリントページ番号D7がD7=4に設定される。そして、区分ページカウンタD8が1でないため、給紙トレイが本文トレイD5が示す給紙トレイに設定され、プリントページ番号D7が示すページ別データのステイプル及び区分情報を示す第1給紙準備信号が設定される。更に、オモテ表紙D6は白紙に設定され、区分ページカウンタD8は1でないことから、プリントページ番号(D7=4)に対応する個別画像データがページメモリ172に展開され、ページメモリ172に展開された個別画像データがプリントページデータPd4として設定され、第2給紙準備信号が設定され、第1給紙準備信号及び第2給紙準備信号がONされる。
【0189】
時刻t41のとき、第2給紙信号がONされた時刻t39から所定時間A4が経過し、第1給紙信号がONになり、用紙が給紙トレイ41aからレジストローラ42aに搬送される。
【0190】
時刻t42のとき、第1給紙信号がONされた時刻t41から所定時間A2が経過し、第1給紙信号がOFFされ、第1給紙信号がOFFされると第1給紙準備信号がOFFされる。
【0191】
時刻t43のとき、第1給紙信号がONされた時刻t41から所定時間A3が経過し、第2給紙信号がONされる。第2給紙信号がONになると、レジストローラ42aから転写装置43aへ用紙が搬送される。その後、センサ42bにより用紙の先端が検知されると、画像書込信号PVVがONとなり、書き込みが開始されて、設定されたプリントページデータPd4により6ページ目の用紙が画像形成される。また、画像書込信号PVVがONされると第2給紙準備信号はOFFされる。
時刻t43〜t44において、5ページ目の用紙が後処理部50に排出される。
【0192】
時刻t44のとき、画像書き込みが終了し、画像書込信号PVVがON状態からOFF状態に切り替わる。
【0193】
そして、時刻t45において、6ページ目の用紙が後処理部50に排出されると共に、区分信号がON状態となるため、後処理部50に排出された4ページから6ページの用紙の束に対してステイプル処理が施され、プリント処理が終了される。
【0194】
以上のように本実施の形態によれば、原稿ページの後処理(例えば、ステイプル処理)の区分が設定され、且つ、オモテ表示の付加の設定がなされた場合、区分毎の先頭の用紙をオモテ表紙として画像形成部43に画像を形成させることができるため、後処理が実行される原稿ページの区分毎又は原稿ページ毎にオモテ表紙設定を行う手間が省かれ、ユーザに対する使い勝手を向上することができる。
【0195】
また、オモテ表紙に原稿ページの画像を形成するか又は白紙画像を形成させるかをユーザが任意に選択でき、オモテ表紙に区分毎の先頭の原稿ページの画像を形成させると選択された場合、オモテ表紙に区分毎の先頭の原稿ページの画像を画像形成部43に形成させることができ、また、オモテ表紙に白紙画像を形成させると選択された場合、オモテ表紙に白紙画像を画像形成部43に形成させることができる。
【0196】
更に、原稿ページの複数の区分のうち、先頭の区分のみにオモテ表紙を付加するか否かの設定を行なうかをユーザが任意に選択することができ、ユーザに対する利便性を向上させることができる。
【0197】
なお、本発明は、上記実施の形態の内容に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
【図面の簡単な説明】
【0198】
【図1】本実施の形態における画像形成システムの構成を示す図である。
【図2】操作装置の内部構成図である。
【図3】セットアップ画面の例を示す図である。
【図4】ページ単位設定画面の例を示す図である。
【図5】画像形成装置の概略断面構成図である。
【図6】画像形成装置の制御ブロック図である。
【図7】ジョブデータの一例を示す図である。
【図8】画像形成の開始時に実行される処理のフローチャートである。
【図9】第1給紙準備設定処理のフローチャートである。
【図10】プリントページ設定処理のフローチャートである。
【図11】画像形成処理開始後、画像書込信号PVVがON状態からOFF状態に切り替わった際に実行される処理のフローチャートである。
【図12】本実施の形態において実行されたプリント処理のイメージ図である。
【図13】図12のプリント処理を実現する画像形成装置2の動作のタイムチャート例を示す図である。
【図14】本実施の形態において実行されたプリント処理の他のイメージ図である。
【図15】図14のプリント処理を実現する画像形成装置2の動作のタイムチャート例を示す図である。
【符号の説明】
【0199】
1 操作装置
2 画像形成装置
2a 本体部
2b プリンタコントローラ
21b コントローラ制御部
22b DRAM制御IC
23b 画像メモリ
24b LANIF
11 制御部
12 記憶部
12a プリンタドライバプログラム
13 RAM
14 操作部
15 表示部
16 通信部
17 バス
20 画像読取部
21 自動原稿送り部
22 読取部
22a CCD
30 操作表示部
31 LCD
40 プリント部
41 給紙部
41a 給紙トレイ
41b 給紙手段
42 給紙搬送部
42a レジストローラ
42b センサ
43 画像形成部
43a 転写装置
43b 定着装置
44 搬出部
50 後処理部
100 画像制御基板
110 制御部
120 不揮発メモリ
130 RAM
131 ジョブデータ
131a ページ共通データ
131b ページ別データ
140 読取処理部
150 圧縮IC
160 DRAM制御IC
170 画像メモリ
171 圧縮メモリ
172 ページメモリ
180 伸長IC
190 書込処理部
200 画像読取制御部
300 操作表示制御部
400 プリント制御部
500 後処理制御部
A 画像形成システム
d 原稿
D1 設定部数
D2 出力済み部数
D3 コピーモード
D4 後処理モード
D5 本文トレイ
D6 オモテ表紙
D6a オモテ表紙トレイ
D6b 先頭冊子のみ
D7 プリントページ番号
D8 区分ページカウンタ
D9 読取済画像枚数
D11 画像格納アドレス
D12 ステイプル
D13 区分
G0 セットアップ画面
G1 セットアップインデックス
G2 ページ単位設定インデックス
G3 特殊画面インデックス
G4 フォームインデックス
G5 ウォーターマークインデックス
G6 画像品質インデックス
G7 フォントインデックス
G8 バージョンインデックス
G11 用紙設定エリア
G12 出力設定エリア
G13 製本設定エリア
G13a ステイプル設定部
G13b ステイプル設定釦
G14 プレビューエリア
G20a ページ単位設定画面
G21 オモテ表紙設定エリア
G21a オモテ表紙設定部
G21b 白紙/印刷選択釦
G21c 給紙トレイ設定釦
G21d 先頭冊子設定釦
G22 ウラ表紙設定エリア
G23 ページ単位設定エリア
G23a ページ単位設定部
G23b 条件選択釦
G23c 一覧エリア
G24 プレビューエリア
I1〜I4 個別画像データ
N ネットワーク
P 用紙
Pd01、Pd02、Pd1〜Pd4 プリントページデータ
T1 原稿トレイ
T2 手差しトレイ
T3 排紙トレイ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の原稿ページから成る原稿の画像データに基づいて画像を用紙上に形成する画像形成部と、
前記用紙に後処理を施す後処理部と、
前記原稿ページの前記後処理の区分を入力して設定する第1入力部と、
オモテ表紙の付加の設定を行なう第2入力部と、
第1入力部により前記原稿ページの前記後処理の区分が設定され、且つ、前記第2入力部により前記オモテ表示の付加の設定がなされた場合、前記区分毎の先頭の用紙をオモテ表紙として前記画像形成部に画像を形成させる制御部と、
を備えた画像形成装置。
【請求項2】
前記オモテ表紙に原稿ページの画像を形成させるか、又は、前記オモテ表紙に白紙画像を形成させるか、の選択を行なう第3入力部を備え、
前記制御部は、前記第3入力部により前記オモテ表紙に前記区分毎の先頭の原稿ページの画像を形成させると選択された場合、前記オモテ表紙に前記区分毎の先頭の原稿ページの画像を前記画像形成部に形成させ、前記オモテ表紙に白紙画像を形成させると選択された場合、前記オモテ表紙に前記白紙画像を前記画像形成部に形成させる、
請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記原稿ページの複数の区分のうち、先頭の区分のみに前記オモテ表紙を付加するか否かの設定を行なう第4入力部を備え、
前記制御部は、前記第4入力部による設定に基づいて、前記画像形成部に前記原稿ページの区分毎に画像を形成させる、
請求項1又は2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記後処理とは、前記画像が形成された用紙を綴じるステイプル処理である、
請求項1から3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
【請求項5】
複数の原稿ページから成る原稿の画像データ、前記画像データに基づいて画像が形成される用紙が施される後処理の指示を送信する操作装置と、
前記操作装置から受信した画像データに基づいて画像を用紙上に形成する画像形成部、前記用紙に後処理を施す後処理装置を有する画像形成装置と、
が通信可能に接続された画像形成システムにおいて、
前記操作装置は、
前記原稿ページの前記後処理の区分を入力して設定する第1入力部と、
オモテ表紙の付加の設定を行なう第2入力部と、
を有し、
前記画像形成装置は、
第1入力部により前記原稿ページの前記後処理の区分が設定され、且つ、前記第2入力部により前記オモテ表示の付加の設定がなされた場合、前記区分毎の先頭の用紙をオモテ表紙として前記画像形成部に画像を形成させる制御部を有する、
画像形成システム。
【請求項6】
前記操作装置は、
前記オモテ表紙に前記区分毎の先頭の原稿ページの画像を形成させるか、又は、前記オモテ表紙に白紙画像を形成させるか、の選択を行なう第3入力部を備え、
前記制御部は、前記第3入力部により前記オモテ表紙に前記区分毎の先頭の原稿ページの画像を形成させると選択された場合、前記オモテ表紙に前記区分毎の先頭の原稿ページの画像を前記画像形成部に形成させ、前記オモテ表紙に白紙画像を形成させると選択された場合、前記オモテ表紙に前記白紙画像を前記画像形成部に形成させる、
請求項5に記載の画像形成システム。
【請求項7】
前記操作装置は、
前記原稿ページの複数の区分のうち、先頭の区分のみに前記オモテ表紙を付加するか否かの設定を行なう第4入力部を備え、
前記制御部は、前記第4入力部による設定に基づいて、前記画像形成部に前記原稿ページの区分毎に画像を形成させる、
請求項5又は6に記載の画像形成システム。
【請求項8】
前記後処理とは、前記画像が形成された用紙を綴じるステイプル処理である、
請求項5から7のいずれか一項に記載の画像形成システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【公開番号】特開2008−273011(P2008−273011A)
【公開日】平成20年11月13日(2008.11.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−118596(P2007−118596)
【出願日】平成19年4月27日(2007.4.27)
【出願人】(303000372)コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 (12,802)
【Fターム(参考)】