説明

画像形成装置

【課題】記録材の排紙トレイ上への排出が確認しやすく、ユーザーの操作性が向上する画像形成装置を提供する。
【解決手段】給紙部から給送されたシート状の記録材にプリント部で画像を印刷し、その印刷済みの前記記録材を排紙部の排紙トレイ上に排出するプリンタ1に関するものである。排紙トレイ5の記録材積載面15は、排紙トレイ5の周囲の装置外装部材2の外表面に比較して、マンセル値における明度5以下の色で着色してある。このようにすることにより、排紙トレイ5上に排出される記録材と排紙トレイ5との明度により、記録材を容易に視認できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
複写機、ファクシミリ、プリンタ及びこれらの複合機等の画像形成装置は、スキャナで読み取った画像データをシート状の記録材(コピー用紙、OHPフィルム等)に印刷したり、他の画像形成装置、パソコン、情報端末装置等から送信された情報を記録材に印刷し、その印刷した記録材を排紙トレイ上に排出するようになっている。この印刷済みの記録材が排出される排紙トレイは、ユーザーが記録材の存在を確認しやすくするためや、ユーザーが記録材を取り上げやすくするため、画像形成装置の装置外装部材(装置外装パネル)の上部に配置されている(特許文献1及び2参照)。
【0003】
近年、オフィスで多く使用される画像形成装置としてのプリンタ1は、図7乃至図8に示すように、100枚から500枚程度の記録材Sを収容しておく給紙部3の給紙トレイ6や、パソコンや各種情報端末装置等から送られた信号を処理する電子装置(図示せず)や、給紙部3から送り出された記録材Sに印刷する画像形成部4が、装置外装部材(装置外装パネル)2の内部に収容されるようになっており、印刷済みの記録材Sを装置外装部材2の最上部に配置した排紙トレイ5上に排出するようになっている。すなわち、このようなプリンタ1は、給紙トレイ6の上部に画像形成部4を配置し、その画像形成部4の上部に排紙トレイ5を配置することにより、プリンタ1の設置面積を小さくし、ユーザーが印刷済みの記録材Sを排紙トレイ5上から取り上げやすくした合理的な構成を採用している。そして、このようなプリンタ1は、一般に、オフィス内のデスク上又はデスクサイドに置かれるため、デスク外表面の配色やオフィス内の内装材の配色に合わせ、明るい色(白に近い色の明るい灰色であって、明度スケールのN8程度の明度の色)で装置外装部材2が着色されている。
【0004】
【特許文献1】特開2003−107816号公報
【特許文献2】特開2002−307778号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、近年のプリンタ1は、パソコンの近くに配置し、そのパソコンと一対一で使用する他に、ネットワークで複数のパソコンに接続して、複数のユーザーによって共用することも多くなってきている。このように、一台のプリンタ1を複数のユーザーで共用する場合、オフィスレイアウトの都合上において、離れた位置のプリンタ1を使用することになるユーザーが出現することが考えられる。このような場合、プリンタ1の装置外装部材2の色が明るいと、印刷済みの記録材Sが排紙トレイ5上に排出されても、ユーザーとプリンタ1とが離れており、プリンタ1の装置外装部材2の色と記録材Sの色との明度差が小さいと、記録材Sと装置外装部材2との区別がつきにくく、排紙トレイ5上に記録材Sが排紙されたか否かの判断し難くなることがある。
【0006】
特に、視力の弱いユーザーにとっては、プリンタ1が遠く離れた位置にあり、プリンタ1の駆動音を聞くことができない状況であると、排紙トレイ5上に排出された記録材Sと排紙トレイ5(装置外装部材2)との区別がつかない限り、プリンタ1に印刷済みの記録材を取りに行くタイミングが遅れ、作業性が著しく低下することになる。
【0007】
記録材Sが排紙トレイ5上に排出されたことをユーザーが容易に認識できるようにするには、排紙トレイ5を含めた装置外装部材2の色と記録材Sとの明度差を考えて、装置外装部材2の表面全体を暗い色で着色すればよいが、装置外装部材2の全表面を暗い色で着色するとなると、プリンタ1の印象が暗くなり、明るいオフィス内に設置した場合や明るい色のデスク上に設置した場合に、プリンタ1と周囲の色彩の違和感を生じることになる。
【0008】
また、図8に示すプリンタ1のように、装置外装部材2の内部に収容された給紙トレイ6の他に、装置外装部材2の一部(16)を開閉可能に構成しておき、この開閉可能部分(開閉可能な装置外装部材2の一部(16))を開き、手差し給紙トレイ16として使用できるものがある。このようなプリンタ1において、手差し給紙トレイ16上に複数枚の記録材Sを積載した場合に、記録材Sと手差し給紙トレイ16上の表面(記録材積載面)との明度差が小さいと、手差し給紙トレイ16上の記録材Sの存否が判断しにくいという問題を有している。
【0009】
また、ファクシミリや複写機のように、原稿自動送り装置が設置されることがある画像形成装置においては、原稿排紙台の原稿積載面上に原稿が排出されたのを視認し易くして、原稿の取り忘れを防止する技術の適用が求められていた。
【0010】
また、ユーザーがプリンタ1を持ち上げるために、ユーザーの手を引っかける凹所を装置外装部材に設けてある場合、その凹所と装置外装部材の他部とを色彩の相違で区別できるようにしておくと、ユーザーがその凹所を見つけやすくなって、ユーザーの作業性が向上するため、特徴部分と特徴部分でない他部とを区別できるようにしてほしいという要望があった。
【0011】
そこで、本発明は、記録材が排紙トレイ上へ排出されたことや、原稿が原稿排紙台に排出されたことを視認しやすくし、また、給紙トレイ上に記録材が積載されているのを視認しやすくした画像形成装置を提供することを目的としている。また、本発明は、特徴部分と特徴部分でない他部とを色で区別できるようにして、特徴部分を視認しやすくすることにより、ユーザーの作業性が向上するような画像形成装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0012】
請求項1の発明は、給紙部から給送されたシート状の記録材にプリント部で画像を印刷し、その印刷済みの前記記録材を排紙部の排紙トレイ上に排出する画像形成装置に関するものである。この発明において、前記排紙トレイの記録材積載面は、前記排紙トレイの周囲の装置外装部材の外表面に比較して暗い色で着色してなることを特徴としている。
【0013】
請求項2の発明は、請求項1の発明に係る画像形成装置において、前記排紙トレイの記録材積載面が、前記排紙トレイの周囲の装置外装部材の外表面に比較してマンセル値における明度差が3以上となるように、マンセル値における明度5以下の色で着色してなることを特徴としている。
【0014】
請求項3の発明は、請求項1又は2の画像形成装置において、前記給紙部の前記記録材を積載する給紙トレイの記録材積載面が、前記給紙トレイの周囲の前記装置外装部材の外表面に比較して暗い色で着色してなることを特徴としている。
【0015】
請求項4の発明は、請求項3の画像形成装置において、前記給紙部の前記記録材を積載する給紙トレイの記録材積載面が、前記給紙トレイの周囲の前記装置外装部材の外表面に比較してマンセル値における明度差が3以上となるように、マンセル値における明度5以下の色で着色してなることを特徴としている。
【0016】
請求項5の発明は、請求項1乃至4のいずれかの画像形成装置において、前記装置外装部材の一部を開閉部材で構成し、前記開閉部材の外表面を、前記開閉部材周囲の装置外装部材の表面に比較して暗い色で着色してなることを特徴としている。
【0017】
請求項6の発明は、請求項5の発明に係る画像形成装置において、前記開閉部材の外表面を、前記開閉部材周囲の装置外装部材の表面に比較してマンセル値における明度差が3以上となるように、マンセル値における明度5以下の色で着色してなることを特徴としている。
【0018】
請求項7の発明は、請求項6の発明に係る画像形成装置において、前記開閉部材が手差し給紙トレイであり、この手差し給紙トレイの記録材積載面を、前記給紙トレイの周囲の前記装置外装部材に比較して暗い色で着色してなることを特徴としている。
【0019】
請求項8の発明は、請求項7の発明に係る画像形成装置において、前記手差し給紙トレイの記録材積載面を、前記給紙トレイの周囲の前記装置外装部材に比較してマンセル値における明度差が3以上となるように、マンセル値における明度5以下の色で着色してなることを特徴としている。
【0020】
請求項9の発明は、請求項1乃至8のいずれかの画像形成装置において、前記装置外装部材の一部に指先を引っかける凹みを形成し、その凹みの外表面を前記装置外装部材の他部よりも暗い色で着色してなることを特徴としている。
【0021】
請求項10の発明は、請求項9の発明に係る画像形成装置において、前記凹みの外表面を、前記装置外装部材の他部に比較してマンセル値における明度差が3以上となるように、前記マンセル値における明度5以下の色に着色してなることを特徴としている。
【0022】
請求項11の発明は、請求項1乃至10のいずれかの画像形成装置において、原稿給紙部の原稿給紙台から送り出された原稿の画像を画像読み取り部で読み取り、この画像読み取り部を通過した原稿を原稿排紙台上に排出する画像読み取り装置を備えている。そして、この発明の画像形成装置は、前記原稿排紙台の前記原稿積載面を、前記画像読み取り装置の装置外装部材の表面に比較して暗い色で着色してなることを特徴としている。
【0023】
請求項12の発明は、請求項11の発明に係る画像形成装置において、前記原稿排紙台の前記原稿積載面を、前記画像読み取り装置の装置外装部材の表面に比較してマンセル値における明度差が3以上となるように、マンセル値における明度5以下の色で着色してなることを特徴としている。
【発明の効果】
【0024】
本発明によれば、排紙トレイの記録材積載面を暗い色で着色することにより、記録材と排紙トレイに明度差が生じ、記録材が排紙トレイ上に排出されると、排紙トレイ上の記録材をユーザーが視認しやすくなった。また、本発明によれば、給紙トレイの記録材積載面を暗い色で着色することにより、給紙トレイと記録材とに明度差が生じ、給紙トレイ上の記録材を視認しやすくなった。また、本発明によれば、原稿排紙台の原稿積載面を暗い色で着色することにより、原稿と原稿排紙台とに明度差が生じ、原稿排紙台上に排出された原稿を視認しやすくなり、原稿の取り忘れを効果的に防止できる。また、本発明によれば、画像形成装置の特徴部分と非特徴部分とを着色によって区別し、特徴部分を視認し易くしてあるため、ユーザーによる画像形成装置の操作性が向上する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0025】
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づき詳述する。
【0026】
[第1実施形態]
図1は、本発明が適用される画像形成装置としてのプリンタ1を示す外観斜視図である。この図に示すプリンタ1の基本的構造は、前述した図8のプリンタ1の構造と同様であり、装置外装部材2の内部に、給紙部3、画像形成部4が収容されている。そして、装置外装部材2の上部には、排紙トレイ5が形成されている。このうち、給紙部3の給紙トレイ6は、装置外装部材2の外部に引き出すことができ、装置外装部材2の外部に引き出した状態でシート状の記録材Sが100枚から500枚程度積載されるようになっている。画像形成部4は、感光体ドラム7の周囲に、図示しないクリーニングデバイス及び帯電デバイスや、転写デバイス8、現像デバイス9等が配置されており、給紙トレイ6から送り出された記録材Sにトナー像を転写し、そのトナー像転写後の記録材Sを定着デバイス11に送り込むようになっている。定着デバイス11は、画像形成部4から送り込まれた記録材Sを加熱・加圧し、記録材Sの表面に転写されたトナー像を記録材Sに定着させる。この定着デバイス11から送り出された記録材Sは、搬送路12に沿って排紙ローラ13まで搬送され、その排紙ローラ13によって装置外装部材2の上面14である排紙トレイ5の記録材積載面15上に排出される。
【0027】
また、このプリンタ1は、装置外装部材2の一部(16)が開閉可能に取り付けられている。すなわち、図1乃至図2に示すように、給紙トレイ6の引き出し方向側の装置外装部材2は、その一部(16)が下端部を回動支点として回動できる(開閉できる)ようになっており、その装置外装部材2の一部(16)が手差し給紙トレイとして使用できるようになっている。この手差し給紙トレイ16に積載された記録材Sは、給紙ローラによって画像形成部に送り込まれるようになっている。
【0028】
このような構成のプリンタ1において、装置外装部材2の排紙トレイ5を含む上面14全体、装置外装部材2のうちの可動部分である給紙トレイ6の側壁部6a及び手差し給紙トレイ16の外表面16aは、装置外装部材2の他部(前面側の底部18を除く縁部分20a,20b,20cや両側面21であって、マンセル値(JIS Z 8721)における明度が8程度の部分)に比較して、マンセル値における明度差が3以上となるように、マンセル値における明度5以下の色で着色されている。また、このように着色されたプリンタ1は、装置外装部材2のマンセル値における明度5以下の色で着色された部分と白色記録材(一般的なコピー用紙)Sとの明度差(マンセル値における明度差)が3以上になる。
【0029】
このように構成することにより、プリンタ1から離れた位置にいるユーザーは、排紙トレイ5上の記録材Sと排紙トレイ5の記録材積載面15との明度差により、記録材Sが排紙トレイ5上に排出されていることを明確に視認することが可能になる。
【0030】
また、このような構成によれば、可動部分(給紙トレイ6の側壁部6aや手差し給紙トレイ16の開閉部分)の外表面が排紙トレイ5と同様の色で着色されているため、可動部分の装置外装部材2と非可動部分の装置外装部材2とを区別して表すことが可能になり、ユーザーの給紙トレイ5や手差しトレイ16の操作性が向上する。
【0031】
また、このような構成によれば、装置外装部材2の一部を明度5以下の色で着色し、装置外装部材2の他部をオフィスの室内色やデスクの色に合わせた明るい色に着色することができ、オフィス環境にマッチしたプリンタにすることができる。
【0032】
また、本実施の形態において、図2に示すように、手差し給紙トレイ16の記録材積載面(内表面)22を明度5以下の色で着色することにより、手差し給紙トレイ16上に記録材Sがなくなったことを、ユーザーがプリンタ1から離れた位置にいても明確に視認することが可能になり、記録材Sの補充が的確に行え、プリンタ1の操作性を向上させることが可能になる。
【0033】
なお、図3に示すように、本実施の形態のプリンタ1は、手差し給紙トレイ16の外表面16a及び内表面22のみと、装置外装部材2の上面14のうちの排紙トレイ5及びその近傍の一部(枠状部分を除く上面)23のみをマンセル値における明度5以下の色で着色するようにしてもよい。
【0034】
また、本実施の形態において、給紙トレイ6の記録材積載面6b側を給紙トレイ6の周囲の装置外装部材2よりも暗くなるように、マンセル値における明度5以下の色で着色するようにしてもよい(図8参照)。
【0035】
[第2実施形態]
図4乃至図5は、本発明の第2実施形態を示す画像形成装置としてのプリンタ1の外観斜視図である。これらの図に示すように、プリンタ1の両側面21,21の下部に凹み25を形成し、この凹み25にユーザーの指を引っかけられるようにしてあり、ユーザーがプリンタ1を容易に持ち上げられるようになっている。
【0036】
この凹み25の外表面は、当該凹み25の上部に位置する装置外装部材2の色(マンセル値における明度が8程度の色)に比較してマンセル値における明度差が3以上となるように、マンセル値における明度5以下の色で着色してある。
【0037】
このように、本実施の形態のプリンタ1は、その特徴部分としての一つとしての凹み25を、周囲の装置外装部材2の色よりも暗くして目立ち易くすることにより、ユーザーが凹み25を見つけやすくなる。
【0038】
なお、本実施の形態の構成を第1実施形態に重ねて適用するようにしてもよい。
【0039】
[第3実施形態]
図6は、本発明の第3実施形態を示すものであり、画像形成装置としての複写機30及びこの複写機30の画像読み取り装置31を示すものである。
【0040】
この複写機30は、画像読み取り装置31で読み取った画像データや外部装置(例えば、パソコン、情報端末装置、ファクシミリ等)から送信された画像データに基づいて、記録材Sに画像を印刷するプリント部32を備えている。また、この複写機30の画像読み取り装置31は、原稿自動送り装置33と、この原稿自動送り装置33によって搬送される原稿(図示せず)の画像を画像読み取り位置Rで光学的に読み取り、その画像データを光電変換するスキャナ部(画像読み取り部)34と、を備えている。
【0041】
原稿自動送り装置33は、原稿給紙部35の原稿給紙台36上の原稿を各種ローラ37a,37b等によって原稿搬送路38に沿って画像読み取り位置Rまで搬送した後、その原稿を原稿給紙台36の下方に位置する原稿排紙台40上に排出するようになっている。
【0042】
原稿排紙台40の原稿積載面41は、原稿自動送り装置33の他部(装置外装部材42)や複写機30の装置外装部材43の表面の色(マンセル値における明度8程度の比較的明るい色)に比較して暗い色で着色してある。すなわち、原稿排紙台40の原稿積載面41は、装置外装部材42,43の表面に比較してマンセル値における明度差が3以上となるように、マンセル値における明度5以下の色で着色してある。
【0043】
このように構成された本実施の形態によれば、原稿排紙台40の原稿積載面41に原稿が排出されると、原稿が一般的な白色又はマンセル値における明度8程度の色のものであれば、原稿と原稿積載面41との明度差がマンセル値における明度差の3以上となり、原稿排紙台40上の原稿を視認しやすくなる。その結果、本実施の形態によれば、原稿排紙台40上に排出された原稿の取り忘れを防ぐことが可能になる。
【産業上の利用可能性】
【0044】
本発明は、前述の発明を実施するための最良の形態の項において、画像形成装置としてのプリンタを例にして説明したが、これに限られず、複写機、ファクシミリ、これらの複合機、スキャナの原稿読み取り装置に適用することが可能である。また、画像形成装置は、電子写真方式のものに限られず、インクジェット方式のものも含まれる。
【図面の簡単な説明】
【0045】
【図1】本発明を適用できる第1実施形態に係るプリンタの外観斜視図である。
【図2】図1のプリンタの手差し給紙トレイを開いた状態を示す外観斜視図である。
【図3】第1実施形態の変形例を示すプリンタの外観斜視図である。
【図4】本発明を適用できる第2実施形態に係るプリンタの第1外観斜視図であり、プリンタの一方の側面側の斜め上方から見た外観斜視図である。
【図5】本発明を適用できる第2実施形態に係るプリンタの第2外観斜視図であり、プリンタの他方の側面側の斜め上方から見た外観斜視図である。
【図6】本発明を適用できる第3実施形態に係る複写機及びその画像読み取り装置を模式的に示す図である。
【図7】従来のプリンタの外観斜視図である。
【図8】プリンタの概略構成図である。
【符号の説明】
【0046】
1……プリンタ(画像形成装置)、2……装置外装部材、3……給紙部、4……画像形成部(プリント部)、5……排紙トレイ、14……上面、15……記録材積載面、16……一部(手差し給紙トレイ,開閉部材)、19……底面、25……凹み、30……複写機(画像形成装置)、31……画像読み取り装置、34……スキャナ部(画像読み取り部)、35……原稿給紙部、36……原稿給紙台、40……原稿排紙台、41……原稿積載面、42,43……装置外装部材

【特許請求の範囲】
【請求項1】
給紙部から給送されたシート状の記録材にプリント部で画像を印刷し、その印刷済みの前記記録材を排紙トレイ上に排出する画像形成装置において、
前記排紙トレイの記録材積載面は、前記排紙トレイの周囲の装置外装部材の外表面に比較して暗い色で着色してなることを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
前記排紙トレイの記録材積載面は、前記排紙トレイの周囲の装置外装部材の外表面に比較してマンセル値における明度差が3以上となるように、マンセル値における明度5以下の色で着色してなることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記給紙部の前記記録材を積載する給紙トレイの記録材積載面は、前記給紙トレイの周囲の前記装置外装部材の外表面に比較して暗い色で着色してなることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記給紙部の前記記録材を積載する給紙トレイの記録材積載面は、前記給紙トレイの周囲の前記装置外装部材の外表面に比較してマンセル値における明度差が3以上となるように、マンセル値における明度5以下の色で着色してなることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記装置外装部材の一部を開閉部材で構成し、前記開閉部材の外表面を、前記開閉部材の周囲の前記装置外装部材の表面に比較して暗い色で着色してなることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記開閉部材の外表面を、前記開閉部材の周囲の前記装置外装部材の表面に比較してマンセル値における明度差が3以上となるように、マンセル値における明度5以下の色で着色してなることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記開閉部材が手差し給紙トレイであり、この手差し給紙トレイの記録材積載面を、前記手差し給紙トレイの周囲の前記装置外装部材に比較して暗い色で着色してなることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記手差し給紙トレイの記録材積載面を、前記手差し給紙トレイの周囲の前記装置外装部材に比較してマンセル値における明度差が3以上となるように、マンセル値における明度5以下の色で着色してなることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記装置外装部材の一部に指先を引っかける凹みを形成し、その凹みの外表面を前記装置外装部材の他部よりも暗い色で着色してなることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記凹みの外表面を前記装置外装部材の他部に比較してマンセル値における明度差が3以上となるように、マンセル値における明度5以下の色に着色してなることを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
【請求項11】
原稿給紙部の原稿給紙台から送り出された原稿の画像を画像読み取り部で読み取り、この画像読み取り部を通過した原稿を原稿排紙台上に排出する画像読み取り装置を備え、
前記原稿排紙台の前記原稿積載面を、前記画像読み取り装置の装置外装部材の表面に比較して暗い色で着色してなることを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載の画像形成装置。
【請求項12】
前記原稿排紙台の前記原稿積載面を、前記画像読み取り装置の装置外装部材の表面に比較してマンセル値における明度差が3以上となるように、マンセル値における明度5以下の色で着色してなることを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate


【公開番号】特開2006−23347(P2006−23347A)
【公開日】平成18年1月26日(2006.1.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−199031(P2004−199031)
【出願日】平成16年7月6日(2004.7.6)
【出願人】(000006150)京セラミタ株式会社 (13,173)
【Fターム(参考)】