説明

画像形成装置

【課題】 RGBデータの使用方法が異なる、第1方式のコピーから第2方式のコピーへの拡張が可能な画像形成装置を提供する。第2方式へ拡張してもデバイス間データ転送は簡易にする。
【解決手段】 色補正にてRGBをCMYKに変換する画像データ入出力デバイス20,画像読取り蓄積および複写の画像データ処理の流れを制御するシステムコントロールデバイス30,第1,第2コネクタ22,32およびコネクタをデバイス20に接続する接続手段21,31を装備したメインボード10;および、メインボードのコネクタに結合するコネクタ52,53およびコネクタ52,53間を接続する接続手段51を装備した第1ボード50;又は、メインボードのコネクタに結合するコネクタ62,63,画像圧縮/伸張する画像処理デバイス70およびコネクタ62,63をデバイス70に接続する接続手段71,72、を装備した第2ボード60;を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、スキャナ,プリンタおよびシステムコントローラを備える画像形成装置に関し、特に、これに限定する意図ではないが、パソコン(PC)等のコンピュータと通信してコンピュータが与える印刷命令を実行するシステムコントローラを備える複合機能プリンタ(MFP)に関する。該システムコントローラは、プリンタコントローラといわれることもある。
【背景技術】
【0002】
【特許文献1】特開2005− 7781号公報
【特許文献2】特開2006−203702号公報
【特許文献3】特開2006−252191号公報
【特許文献4】特開2007−221731号公報。
【0003】
特許文献1は、機能拡張用のオプションボードが接続されているときには、操作説明書の出力要求があると基本機能の操作説明書と該オプションボードの拡張機能の操作説明書をディスプレイに表示する画像形成装置が記載されている。特許文献2〜3には、プレビュー画像およびサムネイル画像を用いる画像形成装置が記載されている。
【0004】
複合機能印刷機(MFP)においては、例えば主な機能として以下3点A〜Cがあげられ、機能によっては、画像データを必要に応じてRGBやCMYKにデータを変換している。RGB,CMYKをデータ方式という。機能ごとの主なデータ方式は、
A.印刷(プリンタ)機能
パソコン(PC)などのコンピュータからの印刷データを、CMYK方式のイメージデータに変換してプリンタで印刷する、
B.コピー機能
方法としては、2方式ある:
B−1.第1方式(表1参照)
スキャナから読み込んだRGBデータ(イメージデータ)を直ぐにCMYKデータに変換してプリンタで印刷する、
B−2.第2方式(表1参照)
スキャナから読み込んだRGBデータを直ぐにCMYKデータにはしないで、RAM,HDD,外付けメディア(記録媒体)等のストレージに蓄積し、その後、編集(RGB),PC等コンピュータへの配信(RGB),メイディア登録(RGB),印刷(CMYKに変換)等を行う、
C.スキャナ蓄積機能
スキャナから読み込んだRGBデータをストレージに蓄積する機能を、スキャナ蓄積機能という。ストレージに蓄積したRGBデータは、編集(RGB),PC等コンピュータへの配信(RGB),メイディア登録(RGB),印刷(CMYKに変換)等に用いる。
【0005】
【表1】


MFPにおいては、例えば必要最低限の機能として印刷機能Aとコピー機能Bがあげられ、拡張機能としてスキャナ蓄積機能Cがあげられる。従来、第1方式及び第2方式のいずれにおいても、印刷機能Cは同じデータ方式(CMYK)である。
【0006】
図11に一般的な複写動作の画像処理機能を示す。尚、各機能をもつモジュールを以下のように定義する、
<画像読み取り部>
・スキャナγ
・フィルタ
・色補正
<画像出力部>
・プリンタγ
・諧調処理
<画像処理部>
・画像圧縮/伸張
・プレビュー作成
・サムネイル作成。
【0007】
画像読み取りを行うスキャナ4にて、紙媒体から読み込まれた画像データ(RGBデータ)は、AD変換およびシェーディング補正をした後、スキャナγ補正,フィルタ処理などを通じて画像データの補正や調整が行われた後、色補正にて、RGBデータからCMYKデータに変換され、その後、プリンタ3の画像表現特性に適合させるためのプリンタγ補正およびプリンタ3が適合する階調表現データへの画像データ変換をする階調処理を経て、プリンタに与えられる。プリンタ3は、該階調表現データに基づいて、用紙上に画像を形成する。各機能は、次のように画像データを処理する。
−スキャナγ補正21−
スキャナ4による画像(光)/画像データ(電子データ)変換の変換特性等による読取歪みを補正する,
−フィルタ処理22−
読み取り画像データが表す画像のモアレ除去(平滑化)あるいはシャープネス調整(エッジ強調)等,
−色補正23−
RGBデータを濃度値CMYKデータに変換する,
−プリンタγ補正24−
CMYKデータを、プリンタ3の画像表現特性に合わせて濃度調整する,
−階調処理25−
多ビットデータであるCMYKを、プリンタが適合する階調表現データに変換する。
【0008】
第1方式の一般的なコピー機能は、図11に示す各機能を用いて、次に示すフロー1の順番で画像処理を行なう、
−フロー1−
スキャナ

スキャナγ補正(RGB)

フィルタ処理(RGB)

色補正(RGB→CMYK)

色補正後のCMYKデータをRAMへ

プリンタγ補正

諧調処理

プリンタ。
【0009】
第2方式の一般的なコピー機能は、図12に示す各機能を用いて、次に示すフロー2の順番で画像処理を行なう、
−フロー2−
スキャナ

スキャナγ補正(RGB)

フィルタ処理(RGB)

圧縮&サムネイル作成&プレビュー作成

RAM

HDDへ保存

伸張

色補正(RGB→CMYK)

色補正後のCMYKデータをRAMへ

プリンタγ

諧調処理

プリンタ。
【0010】
図12に示す画像処理部の各機能は、次のように画像データを処理する、
−画像圧縮/伸張71−
画像データの符号化と復号化,
−プレビュー作成72−
スキャナ読取り画像データ(RGB)をプレビュー画像データに変換,
−サムネイル作成73−
スキャナ読取り画像データ(RGB)をサムネイル画像データに変換。
【0011】
第1方式では、スキャナγ補正21,フィルタ処理22のあとすぐ色補正23でRGB→CMYK変換を行っており、データをその後CMYK方式で扱うことにより、そのまま画像出力部へ出力することができる簡易な仕組みになっている。
【0012】
一方、第2方式では、スキャナγ補正21,フィルタ処理22のあとは、色補正でなく、画像圧縮71によってRGBのまま圧縮してHDD5に保存し、その後、HDD5から読み出して画像伸張71によって伸張し、そして、色補正23,画像出力部へと出力する仕組みになっている。RGBのままデータハンドリングすることにより、CMYKに比べて、高解像度で保存ができるなどのメリットがある。
【0013】
しかし仮に、第2方式において、もし画像処理部(71〜73)が、画像出力部(24,25)とシステムコントローラ(30)の間にあるとすると、各機能を用いる画像処理の順番は、次に示すフロー3となる、
−フロー3−
スキャナ

スキャナγ補正(RGB)

フィルタ処理(RGB)

RAM

圧縮&サムネイル作成&プレビュー作成

RAM

HDDへ保存

伸張

色補正(RGB→CMYK)

色補正後のCMYKデータをRAMへ

プリンタγ

諧調処理

プリンタ
この場合は、RAMに対するデータ書き込み/読み出しが2回になり、データ転送回数が多くなってしまう。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0014】
主に低価格MFPでは、コスト低減のためにスキャナ蓄積機能Cを省略したいという要望があると共に、スキャナ蓄積機能Cがあるものに拡張可能にもしたいという要望がある。従来は、第1方式と第2方式においてはデータ方式(RGB,CMYK)の使用方法が異なるため、スキャナ蓄積機能Cを搭載したい機種はあらかじめ第2方式で開発しておく必要があり、かつ不要な画像処理部(71〜73)を実装したままにしておかなければならないといった課題があった。このとき、画像処理部(71〜73)は常に実装されている状態となっていた。
【0015】
本発明はデータ方式の使用方法が異なる、第1方式から第2方式への拡張が可能な画像形成装置を提供することを第1の目的とし、加えて、第2方式へ拡張してもデバイス間データ転送は簡易にすることを、第2の目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0016】
(1)画像を読取り該画像を表す読取り画像データを出力するスキャナ(4);
記録画像データが表す画像を用紙上に形成するプリンタ(3);
前記読取り画像データを記録画像データに変換する色補正機能を含む画像データ入出力デバイス(20),画像読取り蓄積および複写の画像データ処理の流れを制御するシステムコントロールデバイス(30),メイン側第1および第2コネクタ(22,32),メイン側第1コネクタ(22)を前記画像データ入出力デバイス(20)に接続する第1接続手段(21)、および、メイン側第2コネクタ(32)をシステムコントロールデバイス(30)に接続する第2接続手段(31)、を装備したメインボード(10);および、
メイン側第1および第2のコネクタ(22,32)に接続する第1オプション側の第1および第2コネクタ(52,53)、ならびに、第1オプション側の第1コネクタ(52)と第2コネクタ(53)とを接続する第3接続手段(51)を装備した第1オプションボード(50);又は、
メイン側第1および第2のコネクタ(22,32)に接続する第2オプション側の第1および第2コネクタ(62,63),画像読取り蓄積のための画像圧縮/伸張手段を含む画像処理デバイス(70),第2オプション側の第1コネクタ(62)を画像処理デバイス(70)に接続する第4接続手段(71)、ならびに、第2オプション側の第2コネクタ(63)を画像処理デバイス(70)に接続する第5接続手段(72)、を装備した第2オプションボード(60);
を備える画像形成装置。
【0017】
なお、理解を容易にするためにカッコ内には、図面に示し後述する実施例の対応又は相当要素の符号を、例示として参考までに付記した。以下も同様である。
【発明の効果】
【0018】
第1オプションボード(50)をメインボード(10)にコネクタ接続しているときには、図11に示す態様で、第1方式のコピーを、上記フロー1で行う事が出来る。第2オプションボード(60)をメインボード(10)にコネクタ接続しているときには、図12に示す態様で、第2方式のコピーを、フロー2で行う事が出来、また、画像読取り蓄積により、編集(RGB),PC等コンピュータへの配信(RGB),メイディア登録(RGB)なども行う事が出来る。第2方式のコピーでのデバイス間データ転送において、RAMに対するデータの書き込み/読み出しは1回だけで済ますことが出来る。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
(2)前記画像処理デバイス(70)は、プレビュー作成手段およびサムネイル作成手段を含む;上記(1)に記載の画像形成装置。
【0020】
(3)前記画像データ入出力デバイス(20)は、前記スキャナ(4)が画像を読み取って発生するRGBデータの、読み取り歪を補正するスキャナγ補正手段,該画像データの画像表現を滑らかに又は鮮鋭にするフィルタ処理手段,CMYKデータに変換する色補正手段,CMYKデータを、作像手段の作像特性を補償するものに補正するプリンタγ補正手段および前記プリンタ(3)が階調表現するデータに変換する階調処理手段、を備える;上記(1)又は(2)に記載の画像形成装置。
【0021】
(4)前記画像処理デバイス(60)に、画像圧縮/伸張手段が圧縮した画像データを書き込みそして読み出すストレージ(5)が接続された;上記(3)に記載の画像形成装置。
【0022】
(5)前記メインボード(10)は、前記メイン側第1および第2コネクタ(22,32)に接続されたオプションボードが第1オプションボード(50)か第2オプションボード(60)か検出する手段(11,32)を備え;
前記システムコントロールデバイス(30)は、該検出する手段(11,32)が第1オプションボード(50)を検出すると、前記画像データ入出力デバイス(20)の、前記フィルタ処理手段(22)が補正した読取りRGBデータを前記色補正手段(23)によりCMYKデータに変換し、そして前記プリンタγ補正手段(24)で補正し前記階調処理手段(25)が変換した記録画像データを前記プリンタ(3)に出力する第1方式の複写、の画像データ処理の流れを制御する第1方式のシステム制御を選択し;第2オプションボード(50)を検出したときには、前記画像データ入出力デバイス(20)の、前記フィルタ処理手段(22)が補正した読取りRGBデータを前記画像処理デバイス(70)の画像圧縮/伸張手段(71)で圧縮して前記ストレージ(5)に蓄積する画像読取り蓄積、および、前記ストレージ(5)からデータを読み出して画像圧縮/伸張手段(71)でRGBデータに伸張し、前記色補正手段(23)によりCMYKデータに変換し、そして前記プリンタγ補正手段(24)で補正し前記階調処理手段(25)が変換した記録画像データを前記プリンタ(3)に出力する第2方式の複写、の画像データ処理の流れを制御する第2方式のシステム制御を選択する;上記(4)に記載の画像形成装置。
【0023】
(6)前記メイン側第1および第2コネクタ(22,32)に接続されたオプションボードが第1オプションボード(50)か第2オプションボード(60)か検出する手段(11,32)は、前記メイン側第2コネクタ(32)に第1又は第2オプションボード側第2コネクタ(53/63)が接続されることにより、電位(ip)が高(H)又は低(L)となる信号ラインを含み、該信号ラインの電位(ip)の高(H)/低(L)の一方が、第1オプションボード(50)の接続有りを、他方が第2オプションボード(60)の接続有りを表す;上記(5)に記載の画像形成装置。
【0024】
(7)前記メイン側第1および第2コネクタ(22,32)に接続されたオプションボードが第1オプションボード(50)か第2オプションボード(60)か検出する手段(11,32)は、前記システムコントロールデバイス(30)であって前記メイン側第2コネクタ(32)を介してオプション側のデバイスIDを読み込んで該メイン側第2コネクタ(32)に接続されたオプションボードが第2オプションボード(60)であるか識別する(図10);上記(5)に記載の画像形成装置。
【0025】
(8)前記画像処理デバイス(70)は、RGBデータをCMYKデータに変換する色補正手段(74)を備え;
前記システムコントロールデバイス(30)は、前記第2方式の複写においては、前記画像データ入出力デバイス(20)の前記色補正手段(23)に代えて、前記画像処理デバイス(70)の前記色補正手段(74)を用いて、前記画像圧縮/伸張手段(71)が伸張したRGBデータをCMYKデータに変換する;上記(5)乃至(7)のいずれか1つに記載の画像形成装置。
【0026】
(9)前記メインボード(10)に、メイン側第1および第2コネクタ(22,32)をそれぞれ前記画像データ入出力デバイス(20)およびシステムコントロールデバイス(30)に接続するメイン側高速シリアル転送インターフェースを装備し;
第1オプションボードに、第1オプション側の第1および第2コネクタ(52,53)間を接続するオプション側高速シリアル転送インターフェース、および、前記メイン側およびオプション側高速シリアル転送インターフェースにクロックを与えるためのSSCG、を装備し;
第2オプションボードに、第2オプション側の第1および第2コネクタ(62,63)を画像処理デバイスに接続するオプション側高速シリアル転送インターフェース、および、前記メイン側およびオプション側高速シリアル転送インターフェースにクロックを与えるためのSSCG、を装備した;
上記(1)乃至(8)のいずれか1つに記載の画像形成装置。
【0027】
(10)メインボード(10)のメイン側第1および第2コネクタ(22,32)に対する第1又は第2オプションボード(50/60)の前記コネクタ(52,53/62,63)の脱着により、メインボード(10)に装着した第1オプションボード(50)をメインボード(10)から取り外して、代わりに第2オプションボード(60)をメインボード(10)に装着できる;上記(1)乃至(9)のいずれか1つに記載の画像形成装置。
【0028】
本発明の他の目的および特徴は、図面を参照した以下の実施例の説明より明らかになろう。
【実施例1】
【0029】
−第1実施例−
図1に、本発明の第1実施形態の、メインボード10,第1オプションボード50および第2オプションボード60の電子回路配置を示す。メインボード10は、画像データ入出力デバイス20,システムコントロールデバイス30,オプションボードを装着し各デバイス20,30に電気接続するためのメイン側第1および第2コネクタ22,32、および、各コネクタ22,32を各デバイス20,30に接続するメイン側高速シリアル転送インターフェース21,31、を装備している。
【0030】
第1オプションボード50は、メイン側コネクタ22,32に接続するための第1オプションのオプション側第1および第2コネクタ52,53,該オプション側コネクタ間を接続するオプション側高速シリアル転送インターフェース51、および、前記メイン側およびオプション側高速シリアル転送インターフェース21,31,51にクロックを与えるためのSSCG(Spread Spectrum Clock Generator:周波数拡散クロック発生器) 40t、を装備したスルーボードである。
【0031】
第2オプションボード60は、画像処理デバイス70,前記メイン側コネクタ22,32に接続するための、第2オプションのオプション側第1および第2コネクタ62,63,各コネクタを画像処理デバイス70に接続するオプション側高速シリアル転送インターフェース71,72、および、前記メイン側およびオプション側高速シリアル転送インターフェース21,31,71,72にクロックを与えるためのSSCG 40d、を装備した、機能拡張用の、オプションデバイスボードである。
【0032】
第1,第2オプションボード50,60を、選択的にメインボード10に装着でき、取替えができる。すなわち、第1方式のコピー機能およびPCの印刷命令に従う印刷などの印刷機能、すなわちMFPの基本(最低)機能のみを備える態様では、第1オプションボード50のコネクタ52,53をメインボード10のコネクタ22,32にコネクタ接続することにより、図2の(a)に示すように、メインボード10に第1オプションボード50を装着する。この装着により、第1オプションボード50上のSSCG 40tが、SSC(Spread Spectrum Clock:周波数拡散クロック)であるクロックA,Bを、コネクタ52,53を通して各デバイス20,30の、バス21,31が接続した高速シリアル転送インターフェースに、与える。デバイス20と30は、バス21,コネクタ22,52,バス51,コネクタ53,32およびバス31で接続されている。
【0033】
第2方式のコピー機能,印刷機能、および、ストレージに読み取り画像データを一旦蓄積しその後印刷又は配信(PC等に送信)する画像読取り蓄積機能、を備える機能拡張態様では、第2オプションボード60のコネクタ62,63をメインボード10のコネクタ22,32にコネクタ接続することにより、図2の(b)に示すように、メインボード10に第2オプションボード60を装着する。この装着により、第2オプションボード60上のSSCG 40dが、SSCであるクロックA,Bを、コネクタ62,63を通して各デバイス20,30の、バス21,31が接続した高速シリアル転送インターフェースに、与える。第2オプションボード60上の画像処理デバイス70には、該ボード60上においてSSCG 40dが、SSCであるクロックC1,C2を与える。画像入出力デバイス20と拡張機能デバイスである画像処理デバイス70は、バス21,コネクタ22,62およびバス71で接続され、画像処理デバイス70とシステムコントロールデバイス30は、バス72,コネクタ63,32およびバス31で接続されている。
【0034】
本実施形態の高速シリアル転送インターフェース(21,31,51,71,72)はすべて、PCI−EXPRESSであり、しかもSSCG40t,40dはそれぞれ、基準クロック発生器,スペクトラム拡散器およびPLL(Phase Locked Loop)ならびに必要に応じて分周器を備えるものであり、基準クロック発生器が発生する基準クロックをスペクトラム拡散器で周波数拡散をしたSSCを、クロックA,B,C1,C2として出力する。SSCG 40t,40dが供給するクロックA,B,C1,C2の、各電子回路デバイス20,30,70における周波数偏差は、PCI−EXPRESSの規格以内としている。
【0035】
なお、SSCG内に周波数拡散をした基本クロックを分周する分周器を備えて、異なった周波数のSSCを一部のデバイスに与えることが出来る。また、SSCG内に複数のPLLを備えて、スペクトラム拡散器で周波数拡散をしたクロックを複数のPLLに与えて各PLLが出力するパルスを選択的に各デバイスに与えることも出来る。
【0036】
図3に、図2の(a)に示す基本機能のみを備える態様のMFPの、各デバイス間のデータ処理の流れ(データ処理の順番)を、矢印線で示す。なお、この矢印線は、実際のデータ転送線(バスライン)を示すものではなく、図11に示す態様の、上述の第1方式の「フロー1」でのデータ処理の流れを示す(以下の図面でも同様)。このデータ処理の流れを、システムコントロールデバイス30のシステムコントローラ31が、画像データI/F制御33を介して上述の高速シリアル転送インターフェースを制御することにより、実現する。
【0037】
なお、図3上の画像データI/F制御33のブロック内に複数の切換えスイッチを示すが、これらのスイッチは、データ処理の流れの切換えを模式的にあらわすものである。RAM34に向かう矢印はRAM34へのデータの書き込みを意味し、RAM34から出る矢印はRAM34からのデータの読み出しを意味する。システムコントローラ31に向かう矢印は、PC等への配信データの流れを意味し、システムコントローラ31から出る矢印は、PC等の印刷命令の書画情報をシステムコントローラ31が印刷用のCMYKデータ(イメージデータ)の、システムコントローラ31からの出力を意味する。
【0038】
第1オプションボード50のコネクタ52,53がメイン側コネクタ22,32に接続されており、第1オプションボード側のコネクタ53の、PRESENT端子ピン54とアース接続ピン55間が開放であるので、PRESENT端子ピン54の電位が与えられる入力ポートipは、第1オプションボード50が接続されていることを表す高レベルH(Vc)である。この高レベルHに対応してシステムコントローラ31は、基本機能態様のシステム制御プログラム(第1方式のシステム制御)を選択し、複写では、スキャナ4が出力するRGBデータがスキャナγ補正21およびフィルタ処理22を経て、色補正23に与えてCMYKデータに変換し、そしてプリンタγ補正24に与える。すなわち第1方式のコピーを行う。パソコンPCから通信I/F2を介して印刷命令を受けると、システムコントローラ31は、印刷命令の書画情報をCMYKイメージデータすなわちCMYKデータに変換してRAM34に展開してから、プリンタγ補正24に出力する。
【0039】
図4に、図2の(b)に示す拡張機能である画像読取り蓄積機能Cを備える拡張機能態様のMFPの、各デバイス間のデータ処理の流れを、矢印線で示す。この矢印線は、上述の第2方式の「フロー2」でのデータ処理の流れと、画像読取り蓄積Cでのデータ処理の流れを示す。拡張機能ボードである第2オプションボード60には、画像圧縮/伸張機能71,プレビュー作成機能72およびサムネイル作成機能73を持つ画像処理デバイス70が搭載されている。第2オプションボード60のコネクタ62,63がメイン側コネクタ22,32に接続されており、第2オプションボード側のコネクタ63の、PRESENT端子ピン54とアース接続ピン55間が接続導体64で短絡されているので、PRESENT端子ピン54の電位が与えられる入力ポートipは、第2オプションボード60が接続されていることを表す低レベルH(機器アース)である。この低レベルLに対応してシステムコントローラ31は、拡張機能態様のシステム制御プログラム(第2方式のシステム制御)を選択し、複写では、スキャナ4が出力するRGBデータがスキャナγ補正21およびフィルタ処理22を経て、フィルタ処理22から画像処理デバイス70に与え、そこで圧縮してRAM34に書き込み更にプレビューおよびサムネイルを作成し圧縮してRAM34に書き込み、そしてこれらの圧縮データをHDD5に登録する。そしてHDD5から読み出してRGBデータに戻し色補正23でCMYKデータに変換してからプリンタγ補正24に与える。すなわち第2方式のコピーを行う。画像読取り蓄積の場合には、HDD5に登録した後、PC等への配信あるいは印刷指示に応答する印刷を行う。この印刷では、HDD5から読み出してRGBデータに戻し色補正23でCMYKデータに変換してからプリンタγ補正24に与える。パソコンPCから通信I/F2を介して印刷命令を受けると、システムコントローラ31は、印刷命令の書画情報をCMYKイメージデータすなわちCMYKデータに変換してRAM34に展開してから、プリンタγ補正24に出力する。
【0040】
第1方式(図3)においては、HDD5(ストレージ)は実装されず、第2方式(図4)においてのみHDD5が実装されることから、画像処理デバイス70とHDD5(ストレージ)がつねにペアとなっている。画像処理デバイス70にHDD I/Fを実装し、第2オプションボード60ごとペアになっていれば、例えばHDD I/Fをシステムコントロールデバイス30にもつ場合に比べて、HDD5から画像処理デバイス70に至るコネクタ,接続バスなどのコストを抑えることができる。
【0041】
図5に、システムコントローラ31によるシステム制御の選択を示す。システムコントローラ31は、動作電圧が加わって起動し、システム内外の初期化(待機状態に設定)(ステップs1)を終えると、入力ポートipの電位を参照して、それがHであると第1方式のシステム制御プログラムを、コントローラ31内部の不揮発メモリから読み出してコントローラ31内部の制御RAMに書き込み(ステップs2,s3)、制御RAMのプログラムに従ってシステム制御を実行する(ステップs5,s6)。入力ポートipの電位がLであったときには、第2方式のシステム制御プログラムを、コントローラ31内部の不揮発メモリから読み出して制御RAMに書き込み(ステップs2,s4)、制御RAMのプログラムに従ってシステム制御を実行する(ステップs5,s6)。このように、メインボード10に装着したオプションボードが、画像処理機能がある第2オプションボード60か、画像処理機能がない第1オプションボード50かを検出してシステム制御(画像データ処理シーケンス)を決定するので、拡張機能要素の有無に対応するシステム制御の設定(選択)が容易である。
【実施例2】
【0042】
−第2実施例−
第2実施例では、第2オプションボード60の画像処理デバイス70にも、画像読取りで得るRGBデータを、プリンタで記録するためのCMYKデータに変換する色補正74を備える。
【0043】
図6に、第2実施例の、基本機能のみを備える態様のMFPの、各デバイス間のデータ処理の流れを、矢印線で示す。すなわち第1方式の「フロー1」でのデータ処理の流れを示す。入力ポートipの高レベルHに対応してシステムコントローラ31は、基本機能態様のシステム制御プログラム(第1方式のシステム制御)を選択し、複写では、スキャナ4が出力するRGBデータがスキャナγ補正21およびフィルタ処理22を経て、色補正23に与えてCMYKデータに変換し、そしてプリンタγ補正24に与える。すなわち第1方式のコピーを行う。
【0044】
図7に、第2実施例の、拡張機能である画像読取り蓄積機能を備える拡張機能態様のMFPの、各デバイス間のデータ処理の流れを、矢印線で示す。拡張機能ボードである第2オプションボード60には、画像圧縮/伸張機能71,プレビュー作成機能72,サムネイル作成機能73および色補正機能74を持つ画像処理デバイス70が搭載されている。入力ポートipの低レベルLに対応してシステムコントローラ31は、拡張機能態様のシステム制御プログラム(第2方式のシステム制御)を選択し、複写では、スキャナ4が出力するRGBデータがスキャナγ補正21およびフィルタ処理22を経て、フィルタ処理22から画像処理デバイス70に与え、そこで圧縮してRAM34に書き込み更にプレビューおよびサムネイルを作成し圧縮してRAM34に書き込み、そしてこれらの圧縮データをHDD5に登録する。そしてHDD5から読み出してRGBデータに戻し、画像処理デバイス70の色補正74でCMYKデータに変換してからプリンタγ補正24に与える。すなわち第2方式のコピーを行う。画像読取り蓄積の場合には、HDD5に登録した後、PC等への配信あるいは印刷指示に応答する印刷を行う。この印刷では、HDD5から読み出してRGBデータに戻し、画像処理デバイス70の色補正74でCMYKデータに変換してからプリンタγ補正24に与える。
【0045】
第2実施例のその他のハードウエアおよび機能は、上述の第1実施例と同様である。第2方式における色補正を、第1実施例のように画像データ入出力デバイスの色補正機能23を用いるものとすると、伸張作業を行ってから、プリンタγ補正24にたどりつくまでに、画像処理デバイス70,画像データ入出力デバイス20,画像処理デバイス70,画像データ入出力デバイス20と循環しなければならない。しかし、第2実施例のように画像処理デバイス70にも色補正機能74を実装することにより、HDD5から読み出しそして伸張したRGBデータを、画像データ入出力デバイス20に戻すことなく、画像処理デバイス70でCMYKデータに変換することが可能である。
【0046】
なお、第2実施例は、第2オプションボード60aを装備した拡張機能態様(第2方式)のMFP(図7)でも、第1オプションボード50aを装備しているときの第1方式のコピーと同様な方式のコピーが可能である。すなわち、第1オプションボード50aを装備しているときの第1方式のコピーにおける画像データ処理の流れと同一の画像データ処理シーケンスも実施できる。
【実施例3】
【0047】
−第3実施例−
第3実施例は、第2実施例の画像処理デバイス70の画像データ処理シーケンスを簡略化し、また、画像データI/F制御33の画像データ転送制御を簡略化したものである。
【0048】
図8には、第2実施例の基本機能のみを備える態様(第1方式)のMFPの、各デバイス間のデータ処理の流れを、矢印線で示す。この態様では、画像データ入出力デバイス20bの色補正機能23でCMYKデータに変換し、続いてプリンタγ補正24にてプリンタγ補正するデータ処理フローがあり、これにより第1方式のコピーが行われる。
【0049】
図9には、第2実施例の拡張機能を備える拡張機能態様(第2方式)のMFPの、各デバイス間のデータ処理の流れを、矢印線で示す。この態様では、画像データ入出力デバイス20bの色補正23に続くプリンタγ補正24によるプリンタγ補正はなく、第1方式と同様なデータ処理シーケンスによるコピーは出来ない。その分第2オプションボード60および画像データI/F制御33の機能が簡略化されている。
【実施例4】
【0050】
−第4実施例−
第4実施例は、第1〜3実施例の、第1および第2オプションボード50,60のいずれをメインボード10に装備しているかを検出するハードウエア要素(11,54,55,64,ip)を省略したものとし、システムコントローラ31が、デバイスID(識別データ)を読み取って、デバイスIDに対応して基本機能態様のシステム制御プログラム(第1方式のシステム制御)又は拡張機能態様のシステム制御プログラム(第2方式のシステム制御)を選択する。
【0051】
メインボード10に第1オプションボード50が装着されているときには、図10の(a)に示すように、システムコントローラ31は、第1オプションボード50を介して画像データ入出力デバイス20のデバイスIDを読み取る。この場合は、システムコントローラ31は、第1オプションボード50が装着されているので、基本機能態様のシステム制御プログラム(第1方式のシステム制御)を選択する。しかしメインボード10に第2オプションボード60が装着されているときには、図10の(b)に示すように、システムコントローラ31は、第2オプションボード60の画像処理デバイス70のデバイスIDを読み取る。この場合は、システムコントローラ31は、第2オプションボード60が装着されているので、拡張機能態様のシステム制御プログラム(第2方式のシステム制御)を選択する。この実施例によれば、ハード検知(第1〜第3実施例)の場合のI/Fの検知端子が不要というメリットがある。
【図面の簡単な説明】
【0052】
【図1】本発明の第1実施例のMFPのメインボード10,第1オプションボード50および第2オプションボード60の、構成の概要を示すブロック図である。
【図2】(a)は、図1に示すメインボード10に第1オプションボード50を装備したMFPの構成を示すブロック図である。(b)は、図1に示すメインボード10に第2オプションボード60を装備したMFPの構成を示すブロック図である。
【図3】図2の(a)に示す、第1方式のコピーを行うMFPでの、データ処理の流れを矢印線で示すブロック図である。
【図4】図2の(b)に示す、第2方式のコピーを行うMFPでの、データ処理の流れを矢印線で示すブロック図である。
【図5】図3および図4に示すシステムコントローラ31の、第1および第2システム制御のいずれかを設定する過程を示すフローチャートである。
【図6】本発明の第2実施例の第1方式のコピーを行うMFPでの、データ処理の流れを矢印線で示すブロック図である。
【図7】本発明の第2実施例の第2方式のコピーを行うMFPでの、データ処理の流れを矢印線で示すブロック図である。
【図8】本発明の第3実施例の第1方式のコピーを行うMFPでの、データ処理の流れを矢印線で示すブロック図である。
【図9】本発明の第3実施例の第2方式のコピーを行うMFPでの、データ処理の流れを矢印線で示すブロック図である。
【図10】本発明の第4実施例のシステムコントローラ31の、ID読み取り対象デバイスを示すブロック図であり、(a)は画像データ入出力デバイス20のデバイスIDを読み取って第1方式のシステム制御を設定する態様を示し、(b)は画像処理デバイス70のデバイスIDを読み取って第2方式のシステム制御を設定する態様を示す。
【図11】第1方式のコピーを行う画像処理機能を示すブロック図である。
【図12】第2方式のコピーを行う画像処理機能を示すブロック図である。
【符号の説明】
【0053】
21,31,51,71,72:高速シリアル転送インターフェースであるPCI−EXPRESSのバス
21pa,31pa,71a,72a:MID−BUSを含むPCI−EXPRESSのバス

【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像を読取り該画像を表す読取り画像データを出力するスキャナ;
記録画像データが表す画像を用紙上に形成するプリンタ;
前記読取り画像データを記録画像データに変換する色補正機能を含む画像データ入出力デバイス,画像読取り蓄積および複写の画像データ処理の流れを制御するシステムコントロールデバイス,メイン側第1および第2コネクタ,メイン側第1コネクタを前記画像データ入出力デバイスに接続する第1接続手段、および、メイン側第2コネクタをシステムコントロールデバイスに接続する第2接続手段、を装備したメインボード;および、
メイン側第1および第2のコネクタに接続する第1オプション側の第1および第2コネクタ、ならびに、第1オプション側の第1コネクタと第2コネクタとを接続する第3接続手段を装備した第1オプションボード;又は、
メイン側第1および第2のコネクタに接続する第2オプション側の第1および第2コネクタ,画像読取り蓄積のための画像圧縮/伸張手段を含む画像処理デバイス,第2オプション側の第1コネクタを画像処理デバイスに接続する第4接続手段、ならびに、第2オプション側の第2コネクタを画像処理デバイスに接続する第5接続手段、を装備した第2オプションボード;
を備える画像形成装置。
【請求項2】
前記画像処理デバイスは、プレビュー作成手段およびサムネイル作成手段を含む;請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記画像データ入出力デバイスは、前記スキャナが画像を読み取って発生するRGBデータの、読み取り歪を補正するスキャナγ補正手段,該画像データの画像表現を滑らかに又は鮮鋭にするフィルタ処理手段,CMYKデータに変換する色補正手段,CMYKデータを、作像手段の作像特性を補償するものに補正するプリンタγ補正手段および前記プリンタが階調表現するデータに変換する階調処理手段、を備える;請求項1又は2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記画像処理デバイスに、画像圧縮/伸張手段が圧縮した画像データを書き込みそして読み出すストレージが接続された;請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記メインボードは、前記メイン側第1および第2コネクタに接続されたオプションボードが第1オプションボードか第2オプションボードか検出する手段を備え;
前記システムコントロールデバイスは、該検出する手段が第1オプションボードを検出すると、前記画像データ入出力デバイスの、前記フィルタ処理手段が補正した読取りRGBデータを前記色補正手段によりCMYKデータに変換し、そして前記プリンタγ補正手段で補正し前記階調処理手段が変換した記録画像データを前記プリンタに出力する第1方式の複写、の画像データ処理の流れを制御する第1方式のシステム制御を選択し;第2オプションボードを検出したときには、前記画像データ入出力デバイスの、前記フィルタ処理手段が補正した読取りRGBデータを前記画像処理デバイスの画像圧縮/伸張手段で圧縮して前記ストレージに蓄積する画像読取り蓄積、および、前記ストレージからデータを読み出して画像圧縮/伸張手段でRGBデータに伸張し、前記色補正手段によりCMYKデータに変換し、そして前記プリンタγ補正手段で補正し前記階調処理手段が変換した記録画像データを前記プリンタに出力する第2方式の複写、の画像データ処理の流れを制御する第2方式のシステム制御を選択する;請求項4に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記メイン側第1および第2コネクタに接続されたオプションボードが第1オプションボードか第2オプションボードか検出する手段は、前記メイン側第2コネクタに第1又は第2オプションボード側第2コネクタが接続されることにより、電位が高又は低となる信号ラインを含み、該信号ラインの電位の高/低の一方が、第1オプションボードの接続有りを、他方が第2オプションボードの接続有りを表す;請求項5に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記メイン側第1および第2コネクタに接続されたオプションボードが第1オプションボードか第2オプションボードか検出する手段は、前記システムコントロールデバイスであって前記メイン側第2コネクタを介してオプション側のデバイスIDを読み込んで該メイン側第2コネクタに接続されたオプションボードが第2オプションボードであるか識別する;請求項5に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記画像処理デバイスは、RGBデータをCMYKデータに変換する色補正手段を備え;
前記システムコントロールデバイスは、前記第2方式の複写においては、前記画像データ入出力デバイスの前記色補正手段に代えて、前記画像処理デバイスの前記色補正手段を用いて、前記画像圧縮/伸張手段が伸張したRGBデータをCMYKデータに変換する;請求項5乃至7のいずれか1つに記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記メインボードに、メイン側第1および第2コネクタをそれぞれ前記画像データ入出力デバイスおよびシステムコントロールデバイスに接続するメイン側高速シリアル転送インターフェースを装備し;
第1オプションボードに、第1オプション側の第1および第2コネクタ間を接続するオプション側高速シリアル転送インターフェース、および、前記メイン側およびオプション側高速シリアル転送インターフェースにクロックを与えるためのSSCG、を装備し;
第2オプションボードに、第2オプション側の第1および第2コネクタを画像処理デバイスに接続するオプション側高速シリアル転送インターフェース、および、前記メイン側およびオプション側高速シリアル転送インターフェースにクロックを与えるためのSSCG、を装備した;
請求項1乃至8のいずれか1つに記載の画像形成装置。
【請求項10】
メインボードのメイン側第1および第2コネクタに対する第1又は第2オプションボードの前記コネクタの脱着により、メインボードに装着した第1オプションボードをメインボードから取り外して、代わりに第2オプションボードをメインボードに装着できる;請求項1乃至9のいずれか1つに記載の画像形成装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2009−147697(P2009−147697A)
【公開日】平成21年7月2日(2009.7.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−323287(P2007−323287)
【出願日】平成19年12月14日(2007.12.14)
【出願人】(000006747)株式会社リコー (37,907)
【Fターム(参考)】