説明

画像形成装置

【課題】排紙トレイに載置された用紙のカールを抑え、整列して集積すると共に、集積された用紙を取り出しやすい排紙トレイを備えた画像形成装置を提供する。
【解決手段】原稿の画像情報を読み取る読取り手段11aと、本体11bに用紙Sを供給する給紙手段15と、給紙手段15から搬送されてきた用紙Sに読み取った画像を形成する画像形成手段12と、読取り手段11aよりも下方に設けられ、画像が形成され本体11bから排出された用紙Sを載置する排紙トレイ41とを有し、読取り手段11aと排紙トレイ41との間に空間が設けられた画像形成装置11において、排紙トレイ41は排紙方向上流側に位置する上流面47と上流面47に連続し排紙方向下流側に位置する水平面48とからなる載置面46と、水平面48の中央に設けられ、上流面47から排紙方向下流側に向かって上方に傾斜しながら延びる凸部51とを備えた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、排紙トレイを備えた画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、図6に示すように、画像読み取り部71の下方に排紙トレイ72が設けられた画像形成装置73において、画像が形成された後、排出口74から排紙トレイ72に排出された用紙Sにはカールが生じ、このカールにより集積された用紙Sの厚みが増していた。具体的には図6(a)に示すように、用紙Sの両端が上方に向けて反ったカールが生じると、用紙Sの中央が排紙トレイ72の底面76と当接することにより両端が高くなり排紙トレイ72に集積された用紙Sの厚みが増していた。また、図6(b)に示すように、底面76が平面に形成された排紙トレイ72を備えた画像形成装置73では、用紙Sの両端が下方に向けて反ったカールが生じると、その両端が底面76と当接することにより用紙Sの中央が上方に膨れ排紙トレイ72に集積された用紙の厚みが増していた。これらにより、画像読み取り部71と排紙トレイ72との間に集積できる用紙Sの枚数が減るという問題があった。そこで、用紙のカールを抑えるために種々の排紙トレイが提案されている。
【0003】
特許文献1には、用紙積載面に用紙の進行方向に沿って上向きの勾配を急緩2段階に順に設定し、また用紙積載面中央部に用紙の進行方向に沿って上流側から下流側に向かって用紙幅方向勾配が急勾配から緩勾配に変化する山脈状の突出部を設けた排紙トレイを備えることで、排紙トレイ上の用紙のカールを抑えることができる画像形成装置が記載されている。
【0004】
しかし、特許文献1に記載の排紙トレイでは、用紙の取出し部が設けられておらず集積された用紙を排紙トレイから取り出しにくいという問題があった。
【0005】
特許文献2には、用紙排出方向に直交する方向の中央部付近の高さが、この方向の両端部の高さよりも高くなっている排紙トレイを備えることで、排紙トレイ上の用紙のカールを抑えることができる画像形成装置が記載されている。
【0006】
しかし、特許文献2に記載の排紙トレイでは排出された用紙が排出方向に位置決めされず、排紙トレイ上に整列して集積することができないという問題があった。
【0007】
特許文献3には、排出部から排出される用紙の排出方向に対して排出部側寄りの積載面の角度を可変自在にする角度変更手段が設けられた排紙トレイを備えたことで、用紙のカールを抑え略フラットで水平に近い状態で排紙トレイに積載することができる画像形成装置が記載されている。
【0008】
しかし、特許文献3に記載の排紙トレイでは用紙の排出方向に対して積載面の角度を変えるだけなので、用紙の排出方向に直交する方向に生じたカールを十分に抑えることができないという問題があった。
【0009】
特許文献4には、用紙を押さえる弾性自在な押さえ部材を排紙トレイに設けることで、排紙トレイ上の用紙のカールを抑えることができる画像形成装置が記載されている。
【0010】
しかし、特許文献4に記載の排紙トレイでは、押さえ部材が排紙トレイに固定されているので排紙トレイ上の用紙の枚数が少ない場合には、押さえ部材が排紙トレイを押さえることができないのでカールを抑えることができないという問題があった。
【0011】
特許文献5には、排紙トレイが作像エンジン筐体の上面に凹状に形成され、この凹状部を囲む筐体部分に凹状部の底面と同じ深さの溝をシート搬送方向の左右に形成することで、排紙トレイから用紙を取り出し易くする画像形成装置が記載されている。
【0012】
特許文献6には、本体の上面と排紙トレイとの間に、画像形成が行われた用紙を収容し保持可能な用紙収容部を備えることにより、先のユーザが排紙トレイに用紙を存置したままとなっている場合でも、次のユーザは先のユーザが取り忘れた用紙を用紙収納部に収納してコピーを行うことにより作業性を向上させる画像形成装置が記載されている。
【0013】
しかし、特許文献5および6に記載の排紙トレイでは載置された用紙のカールを抑えることができないという問題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0014】
【特許文献1】特開平8−301501号公報
【特許文献2】特開平11−193163号公報
【特許文献3】特開2008−110834号公報
【特許文献4】特開平9−278261号公報
【特許文献5】特開平5−201603号公報
【特許文献6】特開2006−264979号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0015】
本発明は前記従来の問題点に鑑みてなされたもので、排紙トレイに載置された用紙のカールを抑え、整列して集積すると共に、集積された用紙を取り出しやすい排紙トレイを備えた画像形成装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0016】
前記課題を解決するため、本発明に係る画像形成装置は、原稿の画像情報を読み取る読取り手段と、本体に用紙を供給する給紙手段と、該給紙手段から搬送されてきた用紙に読み取った画像を形成する画像形成手段と、前記読取り手段よりも下方に設けられ、画像が形成され前記本体から排出された用紙を載置する排紙トレイとを有し、前記読取り手段と前記排紙トレイとの間に空間が設けられた画像形成装置において、
前記排紙トレイは、
排紙方向上流側に位置する上流面と該上流面に連続し排紙方向下流側に位置する水平面とからなる載置面と、
前記水平面の中央に設けられ、前記上流面から排紙方向下流側に向かって上方に傾斜しながら延びる凸部と、
を備えたものである。
【0017】
前記構成により、本体から排出された用紙は中央が凸部に載置され、排紙方向と直交する方向の用紙端部は自重で水平面に向かって湾曲するので、用紙のカールを矯正することができる。従って、カールにより集積された用紙の高さが高くなることを防止し、排紙トレイと読取り手段との間により多くの用紙を集積することができる。
【0018】
また、凸部は傾斜しながら排紙方向下流側に向かって延びている。従って、凸部上に載置された用紙は傾斜に沿って排紙方向上流側に移動し用紙の排紙方向上流側端部が排紙トレイの壁面に当接し一致するので、排紙トレイに用紙を整列して集積することができる。
【0019】
前記上流面は排紙方向に上方に傾斜することが好ましい。
これにより、上流面および凸部上に載置された用紙は傾斜に沿って排紙方向上流側に移動するので、より確実に排紙トレイに用紙を整列して集積することができる。
【0020】
前記水平面は前記凸部により分割され、一方の水平面は前記上流面よりも一段低く形成された水平段部を構成することが好ましい。
これにより、ユーザが用紙を排紙トレイから取り出す際のスペースを確保し、水平段部に手が入りやすくなるので排紙トレイに集積された用紙を排紙トレイから取り出しやすくなる。
【0021】
前記水平面の排紙方向に直交する方向の長さは、前記水平段部の排紙方向に直交する方向の長さよりも短いことが好ましい。
これにより、ユーザが用紙を排紙トレイから取り出す際のスペースを十分に確保することができる。
【0022】
前記凸部の排紙方向下流側端部上面が水平に形成されることが好ましい。
また、前記凸部上面の傾斜角度は、前記上流面の傾斜角度よりも小さいことが好ましい。
これにより、排紙トレイの凸部と排紙トレイの上方に設けられた読取り部との間の間隔を広く確保し、排紙トレイに集積される用紙の枚数を増やすことができる。
【発明の効果】
【0023】
本発明によれば、本体から排出された用紙は中央が凸部に載置され、排紙方向と直交する方向の用紙端部は自重で水平面に向かって湾曲するので、用紙のカールを矯正することができる。従って、カールにより集積された用紙の高さが高くなることを防止し、排紙トレイと読取り手段との間により多くの用紙を集積することができる。
【0024】
また、凸部は傾斜しながら排紙方向下流側に向かって延びている。従って、凸部上に載置された用紙は傾斜に沿って排紙方向上流側に移動し用紙の排紙方向上流側端部が排紙トレイの壁面に一致するので、排紙トレイに用紙を整列して集積することができる。
【0025】
更に、水平面は前記凸部により分割され、一方の水平面は前記上流面よりも一段低く形成された水平段部を構成することにより、ユーザが用紙を排紙トレイから取り出す際のスペースを確保し水平段部に手が入りやすくなるので排紙トレイに集積された用紙を排紙トレイから取り出しやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】本発明の排紙トレイを備えた画像形成装置の斜視図である。
【図2】図1の画像形成装置の概略正面図である。
【図3】図1の画像形成装置の側面図である。
【図4】図3のB−B線断面図である。
【図5】(a)は図1の排紙トレイにバックカールの生じた用紙を載置した状態を示す側面図、(b)は図1の排紙トレイにフェイスカールの生じた用紙を載置した状態を示す側面図である。
【図6】(a)は従来の排紙トレイにバックカールの生じた用紙を載置した状態を示す側面図、(b)は従来の排紙トレイにフェイスカールの生じた用紙を載置した状態を示す側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
次に、添付図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、説明の便宜上、図中矢印方向を奥側、その反対方向を手前側という。
【0028】
図1に示すように、本発明に係る画像形成装置11は原稿の画像情報を読み取る読取り部(読取り手段)11aと、給紙された用紙Sに読み取った画像を形成し排出する本体11bとを備えている。
【0029】
図2に、本体11b内部に4個の後述するプロセスユニット12が水平方向に並ぶタンデム式のカラーレーザプリンタである画像形成装置11を概略的に示す。この画像形成装置11は、画像形成手段であるプロセスユニット12と、転写ユニット13と、露光ユニット14と、給紙手段である給紙ユニット15と、クリーニングユニット16とを備える。
【0030】
プロセスユニット12は、転写ユニット13の中間転写ベルト18に沿って4カ所に配置され、それぞれクリーニングユニット16側からイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)の画像形成を行うことにより、中間転写ベルト18の表面にカラー画像を形成する。各プロセスユニット12は、イエローのプロセスユニット12で代表的に示すように、感光体ドラム20の周囲に帯電装置21と現像装置22と清掃装置23とを備える。
【0031】
帯電装置21は、感光体ドラム20の表面に所定の表面電位を形成する。この表面電位は、露光ユニット14によって露光されることにより静電潜像となる。
【0032】
現像装置22は、感光体ドラム20にトナーを供給して静電潜像を現像する。現像装置22の上方には、現像装置22に現像剤を補給する現像剤カートリッジ26が着脱可能に設置されている。
【0033】
清掃装置23は感光体ドラム20への転写後、この表面に残留するトナーを回収して清掃する。
【0034】
転写ユニット13は一対の支持ローラ27、28に中間転写ベルト18を架け渡し、駆動装置(図示せず)により支持ローラ27を駆動させ、中間転写ベルト18を矢印A方向に駆動する。また、転写ユニット13は、イエローの感光体ドラム20で代表的に示すように、感光体ドラム20と対向して1次転写部を構成する1次転写ローラ31と、支持ローラ27と対向して2次転写部を構成する2次転写ローラ33とを有する。
【0035】
露光ユニット14は、感光体ドラム20に対してレーザ光を照射し、図示しないスキャナで読み取った画像データに対応する静電潜像を形成する。
【0036】
給紙ユニット15は、給紙カセット35および手差し給紙カセット36に収容した用紙Sを順次、搬送ローラ37を介して2次転写部へと搬送する。2次転写部に搬送された用紙Sには中間転写ベルト18上に形成されたトナー像が転写され、定着ユニット38で転写されたトナー像が定着された後、排出口39を介して排紙トレイ41へと搬出される。
【0037】
クリーニングユニット16は中間転写ベルト18に接離可能で、接近することにより中間転写ベルト18に残留するトナーを回収してクリーニングする。
【0038】
図3および図4に、本発明の排紙トレイ41を詳細に示す。排紙トレイ41は読取り部11aの下側に設けられており、排出口39が配設された立壁42と、この立壁42に直交し排紙方向下流に向かって延在する側壁43a、43bと、立壁42および側壁43a、43bに囲まれ、排出された用紙Sを載置する載置面46とから構成されている。
【0039】
載置面46は、排出口39から排出される用紙Sの排紙方向上流側に位置する上流面47と、この上流面47の奥側から排紙方向下流側に向かって延びる水平面48と、前記上流面47の手前側から排紙方向下流側に向かって延びる水平段部49と、水平面48および水平段部49の間に設けられた凸部51とからなる。
【0040】
上流面47は立壁42の排出口39よりも下側であって側壁43a、43bの間に位置し、排紙方向に水平方向と傾斜角度αをなしている。ここでは傾斜角度αとして例えば、13°を採用している。
【0041】
水平面48は上流面47の排紙方向下流側縁部と連続し、排紙トレイ41の排紙方向下流側に水平方向に位置している。水平面48の側壁43aと凸部51との間の寸法をL1とする。
【0042】
水平段部49は上流面47の排紙方向下流側縁部と連続し、排紙トレイ41の排紙方向下流側に位置し、上流面47よりも一段低く形成されている。水平段部49を構成する底面52は水平方向に位置している。本実施形態では水平段部49の側壁43bと凸部51との間の寸法をL2とするとL1とL2とは同じ長さであるが、L2がL1より長くてもよい。
【0043】
凸部51は水平面48および水平段部49の底面52を水平にすることにより、水平面48と水平段部49との間に形成されている。また、凸部51は上流面47の中央から排紙方向下流に向かって水平方向と傾斜角度βをなして延びている。ここでは、傾斜角度βとして例えば10°を採用している。凸部51の排紙方向と直交する方向の寸法L3は例えば、50mmである。これにより、はがきなど小さなサイズの用紙でも凸部51の上面53に載置することができる。更に、凸部51の上面53であって搬送方向下流側縁部には、水平方向に切欠き面54が形成されている。
【0044】
次に、画像が形成された後、用紙Sが排出口39から排出され排紙トレイ41に載置される動作について説明する。
【0045】
排出口39から排出された用紙Sは上流面47および凸部51の上面53に沿って滑りながら押し出される。このとき、排出された用紙Sの少なくとも下面に画像が記録されており、片面印刷または両面印刷などの印刷動作により、用紙Sは図5(a)に示すように両端が上方に向けて反ったカール(以下、バックカールという)が生じ、または図5(b)に示すように両端が下方に向けて反ったカール(以下、フェイスカールという)が生じている。
【0046】
バックカールの生じた用紙Sが排紙トレイ41に載置されると用紙Sの中央付近が凸部51の角部56に当接し、両端は水平面48および水平段部49上のスペースに落ち込み上方に反って湾曲する。従って、2点差線で示す従来と比べてバックカールが生じることによる用紙両端の高さを抑え、排紙トレイ41に集積された用紙Sの高さが高くなることを防止し、排紙トレイ41と読取り部11aとの間により多くの用紙を集積することができる。
【0047】
フェイスカールの生じた用紙Sが排紙トレイ41に載置されると用紙Sの中央が凸部51の上面53に載置され、両端は水平面48および水平段部49に向かって下方に反って湾曲している。従って、2点差線で示す従来と比べてフェイスカールが生じることによる用紙中央の膨らみを抑え、排紙トレイ41に集積された用紙Sの高さが高くなることを防止し、排紙トレイ41と読取り部11aとの間により多くの用紙を集積することができる。
【0048】
また、上流面47および凸部51は排紙方向に傾斜しているので、上流面47および凸部51上に載置された用紙Sは傾斜に沿って排紙方向上流側に移動し、用紙Sの排紙方向上流側端部が排紙トレイ41の立壁42に当接し一致する。これにより、排紙トレイ41に用紙Sを整列して集積することができる。
【0049】
排紙トレイ41の手前側に水平段部49が形成されている。従って、排紙トレイ41上に集積された用紙Sを取り出す際には、画像形成装置11よりも手前側に位置するユーザが用紙Sを排紙トレイ41から取り出す際のスペースを確保し手が入りやすくなるので、凸部上に載置され水平段部49に向かって湾曲する用紙Sを排紙トレイ41から取り出しやすくなる。
【0050】
水平段部49の寸法L2を水平面48の寸法L1よりも長くしても、前記と同様の効果を得ることができる。
【0051】
凸部51の排紙方向下流側端部上面に切欠き面54が形成されているので、排紙トレイ41の凸部51と読取り部11aとの間の間隔を広く確保し、排紙トレイ41に集積される用紙Sの枚数を増やすことができる。
【0052】
凸部上面の傾斜角度βが上流面47の傾斜角度αよりも小さいので、前記と同様の効果を得ることができる。
【0053】
本発明は前記実施形態に限定されず、種々の変形が可能である。
上流面47および凸部上面53の傾斜角度αおよびβに関しては、用紙Sを立壁42に当接させ整列して集積することができる限り特に限定されない。また、前記実施形態では傾斜角度αとβとは異なっているが、同じ角度である構成も採用し得る。
【0054】
凸部51の寸法L3に関しては50mmに限定されず、上面53の上に用紙Sの中央を載置しカールを矯正できる限り特に限定されない。
【符号の説明】
【0055】
11 画像形成装置
11a 読取り部(読取り手段)
11b 本体
12 プロセスユニット(画像形成手段)
15 給紙ユニット(給紙手段)
41 排紙トレイ
47 上流面
48 水平面
49 水平段部
51 凸部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
原稿の画像情報を読み取る読取り手段と、本体に用紙を供給する給紙手段と、該給紙手段から搬送されてきた用紙に読み取った画像を形成する画像形成手段と、前記読取り手段よりも下方に設けられ、画像が形成され前記本体から排出された用紙を載置する排紙トレイとを有し、前記読取り手段と前記排紙トレイとの間に空間が設けられた画像形成装置において、
前記排紙トレイは、
排紙方向上流側に位置する上流面と該上流面に連続し排紙方向下流側に位置する水平面とからなる載置面と、
前記水平面の中央に設けられ、前記上流面から排紙方向下流側に向かって上方に傾斜しながら延びる凸部と、
を備えたことを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
前記上流面は排紙方向に上方に傾斜していることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記水平面は前記凸部により分割され、一方の水平面は前記上流面よりも一段低く形成された水平段部を構成することを特徴とする請求項1又は2に画像形成装置。
【請求項4】
前記水平面の排紙方向に直交する方向の長さは、前記水平段部の排紙方向に直交する方向の長さよりも短いことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記凸部の排紙方向下流側端部上面が水平に形成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記凸部上面の傾斜角度は、前記上流面の傾斜角度よりも小さいことを特徴とする請求項2から5のいずれかに記載の画像形成装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2011−81174(P2011−81174A)
【公開日】平成23年4月21日(2011.4.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−233165(P2009−233165)
【出願日】平成21年10月7日(2009.10.7)
【出願人】(303000372)コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 (12,802)
【Fターム(参考)】