説明

画像形成装置

【課題】水性インクを用いたインクジェット式記録装置において、インクジェット方式により記録した記録紙表面の画像を急速に乾燥させること。
【解決手段】記録媒体にインクを吐出し画像形成する作像部102と、該作像部へ記録紙100を供給する給紙部103、記録紙を作像部まで送る搬送部、さらに作像部で画像形成した後、記録紙を排出部へ向けて送る手段を備え、前記搬送部において、液体状のバインダBDを記録紙表面に塗布する第1塗布手段1が配置され、この第1塗布手段の下流側で、吸水樹脂を溶剤に分散させた溶液を記録紙表面に塗布する第2塗布手段2が配置されており、この第2塗布手段は前記第1塗布手段により記録紙上に塗布されたバインダが乾燥する前に当該第2塗布手段に到達する範囲に配置した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、記録媒体にインクを吐出し画像形成する作像部と、該作像部へ記録紙を供給する給紙部、記録紙を作像部まで送る搬送部、さらに作像部で画像形成した後、記録紙を排出部へ向けて送る手段を備えた画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
水性インクを用いたインクジェット式記録装置において、記録媒体である記録紙にインクが塗布されるとインクの水分を吸収した紙の表面が膨張し、紙端が裏面方向へ向くようにカールする。特にライン状にヘッドを並べたラインエンジンを作像部とする場合では、高速に記録紙上にインクが吐出する形になり単位時間当たりに紙が吸収する水分が多くなり、そのためにカールはより急速に大きくなり、またインク付着量が多くなるに従い、カール量も増える。
【0003】
記録後に記録紙がカールすることで、その後の紙搬送に影響を与える。紙端が持ち上がることで紙がまくれ上がって、紙ジャムを発生し、また、フィニッシャーなどで行う後処理工程も正常に処理できなくなることがある。これらのカールを防止するために、カール方向を反転させるデカーラ(カール矯正装置)にてカールを矯正する方法がある(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
その場合、記録紙に生じたカールに対して、カールを矯正することはできても、特許文献1の段落0079、0080、図1等に示すように作像後の記録紙を対ローラで搬送する方式では画像面にローラが接触するために画像面が乱され、ローラに付着したインクが後から来る記録紙に再転写されるなどの懸念がある。ここで、逆に考えると、仮にここで何らかの手段で記録紙表面の画像を急速に乾燥させることができれば、再転写が抑制されるので、それによりデカーラでカール矯正することも可能となる。しかし、背景技術では、記録紙表面の画像を急速に乾燥させる手段についての開示がない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、水性インクを用いたインクジェット式記録装置において、インクジェット方式により記録した記録紙表面の画像を急速に乾燥させることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、前記目的を達成するため、以下の構成とした。
(1): 本発明の第1の手段の画像形成装置では、記録媒体にインクを吐出し画像形成する作像部と、該作像部へ記録紙を供給する給紙部、記録紙を作像部まで送る搬送部、さらに作像部で画像形成した後、記録紙を排出部へ向けて送る手段を備え、前記搬送部において、液体状のバインダを記録紙表面に塗布する第1塗布手段が配置され、この第1塗布手段の下流側で、吸水樹脂を溶剤に分散させた溶液を記録紙表面に塗布する第2塗布手段が配置されており、この第2塗布手段は前記第1塗布手段により記録紙上に塗布されたバインダが乾燥する前に当該第2塗布手段に到達する範囲に配置した。これにより、記録紙表面に塗布された吸水性樹脂がインク中に含まれる水分を吸収し、記録紙表面の画像が急速に乾燥する。その結果、画像形成後に画像に触れる搬送ローラへ乗り移るインクが抑制され、そのローラから次の記録媒体へのインクの再転写をなくすことができる。
(2) 本発明の第2の手段の画像形成装置では、第1の手段での画像形成装置において、前記吸水性樹脂をポリアクリル酸ナトリウムとし、かつ粒径は6.5〜100μmとしている。ポリアクリル酸ナトリウムを用いることで一旦吸水した水分が圧力を加えた場合に水分が容易に離水されず、再転写を防止することができる。
(3) 本発明の第3の手段の画像形成装置では、第1又は第2の手段での画像形成装置において、第2塗布手段による前記記録紙表面への前記吸水樹脂の塗布量Mを、A4サイズの記録紙1枚の面積に対して0<M≦100mgの割合とすることとした。このように記録紙に塗布する吸水樹脂の量を抑えることで記録紙を搬送する際の、搬送ローラ等への再転写を少なくすることができる。
(4) 本発明の第4の手段の画像形成装置では、第1乃至第3の何れか1つの手段での画像形成装置において、前記第2塗布手段はローラーコーター方式の塗布手段であり、前記記録紙表面に接する塗布ローラの該記録用紙を挟んで対面に配置されるバックアップローラに対して前記塗布ローラの回転速度の方が速いこととしている。記録紙の繊維間に吸水樹脂を入り込ませることができ、吸水樹脂の用紙に対する定着性を高めることができる。
(5) 本発明の第5の手段の画像形成装置では、第4の手段での画像形成装置において、前記バックアップローラの摩擦係数を前記塗布ローラの摩擦係数よりも大きくした。
(6) 本発明の第6の手段の画像形成装置では、第1乃至第5の何れか1つの手段による画像形成装置において、記録紙の搬送経路上、前記作像部の下流にカール矯正装置を配置した。
以上の手段により本発明では、(イ)記録紙へのバインダ塗布により、吸水樹脂の記録紙への定着を図る。(ロ)その吸水樹脂は、予め揮発性の溶剤に分散させておき、その分散された溶剤を記録紙に塗布することで、元々粉体である吸水樹脂が記録紙へ塗布された後に舞い散り、作像部のヘッドに付着して画像不良を招くなどの弊害を防止する。さらに、バインダ乾燥前に吸水樹脂を塗布することで吸水樹脂を記録紙に接着することが可能となる。(ハ)溶剤と共に記録紙に塗布された吸水樹脂が、記録ヘッドから吐出されるインク中に含まれる水分を吸収することにより、インクの乾燥を早める。また、インクの乾燥を早めることにより、作像後に画像に接触したローラを介して後続の記録紙に対する画像の再転写を防止することができる。こうして、再転写の発生がなくなることによって、背景技術の欄でカール防止対策として挙げたカール矯正装置(デカーラ)による記録紙のカール矯正を行うことが可能となり、カールを抑制することが可能となる。
【発明の効果】
【0007】
本発明では、水性インクを用いたインクジェット式記録装置において、インクジェット方式により記録した記録紙表面の画像を急速に乾燥させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】本発明に係る画像形成装置の全体構成を示した正面図である。
【図2】画像濃度と、再転写、をそれぞれ評価項目として実験したデータを模式化した図である。
【図3】第2の塗布手段における、記録紙表面に分散液を塗布する箇所Aを拡大して示した模式図である。
【図4】第2の塗布手段を出た後の記録紙の用紙断面を模式化した図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、この発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
【0010】
本発明に係る画像形成装置の全体構成を示した図1において、搬送ベルトユニット101は記録媒体である記録紙100を搬送する手段であり、作像部を構成する記録ヘッドユニット102は被記録媒体である記録紙100に液滴を吐出して画像を形成する手段であり、給紙トレイユニット103は記録前の記録紙100を収容し作像部へ記録紙を供給する給紙部である。
【0011】
給紙トレイユニット103においてピックアップローラ115は、積載された記録紙100の上面から離間して搬送を解除する実線図示の状態と、積載された記録紙100の上面に接して回転により搬送を行うことが可能な破線で図示の揺動状態を繰り返しとることができる。
【0012】
ピックアップローラ115は破線図示の状態のもとで、回転により、記録紙100を搬送部120に向けて搬送する。搬送部120は給紙ローラ116aと分離ローラ116bで構成されていて記録紙100を一枚に分離し、また、中間搬送ローラ対124と共働して搬送経路121、122、123を経由して、第1塗布手段としての塗布装置P1へ該記録紙100を搬送する。
【0013】
塗布装置P1の下流側には隣接して第2塗布手段としての塗布装置P2が配置されている。塗布装置P1を出た記録紙100は塗布装置P2を通った後、搬送ベルトユニット101まで搬送される。ここで、搬送ベルトユニット101は、上流側の搬送ローラ117と下流側のテンションローラ118とで対をなし、これらローラ間に掛け回された搬送ベルト119で構成されていて、所定のタイミングにて駆動される。
【0014】
搬送ベルトユニット101における搬送ベルト119の上面には記録ヘッドユニット102が対向している。記録紙100は搬送ベルト119の上面に乗せられて搬送される間に記録ヘッドユニット102からインクが吐出されて画像が形成された後、搬送経路上で下流側に設けたカール矯正装置150を経て図示省略の排紙部へ向けて搬送手段により搬送される。
【0015】
記録ヘッドユニット102は、液滴を吐出する複数のノズルを用紙幅相当分の長さに配列したノズル列を有するライン型液体吐出ヘッドから構成され、それぞれイエロー(y)、マゼンタ(m)、シアン(c)、ブラック(k)の各色のインク滴を記録ヘッド102y、102m、102c、102kを備えている。シリアル型画像形成装置として記録ヘッドをキャリッジに搭載する構成とすることもできる。搬送ベルト101は、無端状ベルトであり、該搬送ベルト101に対する記録紙100の保持は、例えば静電吸着、空気の吸引による吸着等を行なう構成とすることやその他の公知の搬送手段を用いることができる。
【0016】
第1塗布手段である塗布装置P1では、貯留トレイ131に液体状にバインダBDが貯められており、スクイズローラ130の回転に伴って一定量が該スクイズローラ130に掬い取られる。塗布ローラ132はスクイズローラ130に押し付けられており、スクイズローラ130に付着したバインダは塗布ローラ132と接する部分で液溜3として溜まりながら、一定量が塗布ローラ132に付着していき、加圧ローラ133により加圧されながら、記録紙100の表面に微量塗布される。
【0017】
記録紙100はその後、第1塗布装置P1により記録紙上に塗布されたバインダが乾燥する前に第2塗布装置P2に到達する。第1塗布装置P1に対する第2塗布装置P2の配置位置は該記録紙100の搬送速度を考慮の上、かかる第1塗布装置P1を出た記録紙100がバインダの乾燥前に第2塗布装置P2に入ることができる位置に配置されている。塗布装置P2はローラーコースター方式の塗布手段であり、塗布装置P1と同様に、貯留トレイ135には、溶液に吸水樹脂を分散させた分散液DPが貯められており、スクイズローラ134に掬い取られた分散液DPは塗布ローラ136と接する部分で液溜4として溜まりながら、一定量が塗布ローラに付着していき加圧ローラ137により加圧され記録紙100の表面に微量塗布される。ここで、バックアップローラであり加圧ローラ137のローラ表面の摩擦係数μを塗布ローラ136表面の摩擦係数μよりも大きく設定し、加圧ローラ137より塗布ローラ136の回転速度を大きくすることで記録紙100の表面に吸水樹脂を摺りこみながら塗布する形となる。
【0018】
バインダBDとしては、印刷用インクなどに使用されるアクリル系、セルロース系、エポキシ系などの一般的な樹脂系バインダを用いる。分散液DPとして使用する液体成分は水系以外の油脂類、アルコール類、エステル類などの溶液が考えられる。吸水樹脂はCMCのようなセルロース系、ポリアクリル酸ナトリウムや多孔質アクリル樹脂などがあるが、ポリアクリル酸ナトリウムが最も望ましい。吸水樹脂の粒径、吸水速度および塗布量が記録紙100の表面の乾燥に対しては支配的であり、粒径は6.5〜100μmとし、塗布量Mを、A4サイズの記録紙1枚の面積に対して0<M≦100mgの割合とするのが最適であり、吸水速度は速ければ速いほど望ましい。
【0019】
図2は吸水樹脂の粒径に対し、画像濃度と、再転写、をそれぞれ評価項目として実験したデータを模式化したものである。吸水樹脂の粒径については図2に示すように20μmで再転写が最も改善されて良好であり画像濃度についても若干の改善がみられる。図2からは、画像濃度と再転写の両者について改善の評価向上が両立可能な粒径はおよそ6.5〜100μmである。
【0020】
図3は、図1に示した塗布装置P2において、記録紙100の表面に分散液DPを塗布する箇所Aを拡大して示した模式図である。記録紙100は加圧ローラ137と塗布ローラ136の摩擦力により、搬送される際、塗布ローラ136の回転速度V’が加圧ローラ137の回転速度Vよりも速い(V’>V)ために塗布ローラ136は記録紙表面をこすりながら搬送する形となる。
【0021】
塗布装置P2において、塗布ローラ136の表面に付着した吸水樹脂5は記録紙100の紙表面100aに塗布されるが、吸水樹脂5は加圧ローラ137と塗布ローラ136により紙表面100aにこすり付けられる作用と、塗布ローラ136と加圧ローラ137間に生じる圧力により紙表面100aに強く押し付けられる作用とにより、紙繊維内部100bに入り込むようになり、紙表面100から離れにくくなる。
【0022】
図4は塗布装置P2を出た後の記録紙100の用紙断面を模式図で表わしたものである。図4に示すように、紙表面100aには紙繊維が複雑に絡み合い細かい凹凸形状をなしている。塗布装置P1で塗布されたバインダBDは紙表面100aの凹部に断続的に付着している。その後、塗布装置P2から塗布された分散液DPは液体成分のみ記録紙の紙繊維内に浸透していくが、図4に示すように吸水樹脂5は紙表面100aに残留する。図3で説明した通り、塗布装置P2では、加圧ローラ137と塗布ローラ136により記録紙100が搬送される際、吸水樹脂5に圧力とこすりつける力が加えられることにより、塗布装置P1で塗布されたバインダにBD吸水樹脂5が接着して紙表面に定着される。
【0023】
図4に示した表面状態の記録用紙100はやがて、記録ヘッドユニット102に至り、イエロー(y)、マゼンタ(m)、シアン(c)、ブラック(k)の各色のインク滴を受ける。インク滴の水成分は記録紙の表面にバインダBDで固定された吸水樹脂5に吸収され、顔料成分は紙や吸水樹脂5の表面に固着される。このように、記録紙表面に塗布された吸水性樹脂5がインク中に含まれる水分を吸収し、記録紙表面の画像が急速に乾燥する。その結果、画像形成後に画像に触れる搬送ローラへ乗り移るインクが抑制され、そのローラから次の記録媒体へのインクの再転写をなくすことができる。
【0024】
図1において、カール矯正装置150は搬送経路の上側に位置する上ローラ150uと、搬送経路の下側で上ローラ150aと対向して配置された下ローラ150d1、150d2からなる。記録ヘッドユニット102を出た記録紙100は該記録紙100を搬送方向から見た場合に、上に凸のカール傾向示すのでこれを矯正するため、上ローラ150uを太鼓形、下ローラ150d1、150d2を鼓形のものを用い、これら上ローラ150uと下ローラ150d1、150d2とをかみ合わせた構成とされる。矯正すべきカールの度合いに応じてこれら太鼓形、鼓形の湾曲の度合いが適宜設定される。
【符号の説明】
【0025】
P1 (第1の塗布手段である)塗布装置
P2 (第2の塗布手段である)塗布装置
3、4 液溜
3、4 吸水樹脂
100 記録紙
100a 紙表面
100b 紙繊維内部
101 搬送ベルトユニット
102 記録ヘッドユニット
102y、102m、102c、102k 記録ヘッド
103 (給紙部としての)給紙トレイユニット
115 ピックアップローラ
116a 給紙ローラ
116b 分離ローラ
117 搬送ローラ
118 テンションローラ
120 搬送部
121、122、123 搬送経路
124 中間搬送ローラ対
130、134 スクイズローラ
132、136 塗布ローラ
137 加圧ローラ
135 貯留トレイ
150 カール矯正装置
150u 上ローラ
150d1、150d2 下ローラ
BD バインダ
DP 分散液
V’ 塗布ローラの回転速度
μ 摩擦係数
【先行技術文献】
【特許文献】
【0026】
【特許文献1】特開2000−343808号公報

【特許請求の範囲】
【請求項1】
記録媒体にインクを吐出し画像形成する作像部と、該作像部へ記録紙を供給する給紙部、記録紙を作像部まで送る搬送部、さらに作像部で画像形成した後、記録紙を排出部へ向けて送る手段を備え、前記搬送部において、液体状のバインダを記録紙表面に塗布する第1塗布手段が配置され、この第1塗布手段の下流側で、吸水樹脂を溶剤に分散させた溶液を記録紙表面に塗布する第2塗布手段が配置されており、この第2塗布手段は前記第1塗布手段により記録紙上に塗布されたバインダが乾燥する前に当該第2塗布手段に到達する範囲に配置されていることを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
請求項1記載の画像形成装置において、
前記吸水性樹脂がポリアクリル酸ナトリウムであり、かつ粒径は6.5〜100μmであることを特徴とする画像形成装置。
【請求項3】
請求項1又は2記載の画像形成装置において、
第2塗布手段による前記記録紙表面への前記吸水樹脂の塗布量Mを、A4サイズの記録紙1枚の面積に対して0<M≦100mgの割合とすることを特徴とする画像形成装置。
【請求項4】
請求項1乃至3の何れか1項に記載の画像形成装置において、
前記第2塗布手段はローラーコーター方式の塗布手段であり、前記記録紙表面に接する塗布ローラの該記録用紙を挟んで対面に配置されるバックアップローラに対して前記塗布ローラの回転速度の方が速いことを特徴とする画像形成装置。
【請求項5】
請求項4記載の画像形成装置において、
前記バックアップローラの摩擦係数が前記塗布ローラの摩擦係数よりも大きいことを特徴とする画像形成装置。
【請求項6】
請求項1乃至5の何れか1項に記載の画像形成装置において、
記録紙の搬送経路上、前記作像部の下流にカール矯正装置を配置していることを特徴とする画像形成装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2012−223918(P2012−223918A)
【公開日】平成24年11月15日(2012.11.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−91403(P2011−91403)
【出願日】平成23年4月15日(2011.4.15)
【出願人】(000006747)株式会社リコー (37,907)
【Fターム(参考)】