説明

画像形成装置

【課題】 印刷結果に対する利用者の満足度を従来より向上することができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】 複数のオブジェクトを含む画像データに基づいた印刷を実行するプリンター25を備えているMFP20は、画像データに基づいたプリンター25による印刷結果のプレビュー用データをプリンター25による印刷の前に生成するプレビュー用データ生成部21dと、プレビュー用データ生成部21dによって生成されたプレビュー用データに含まれる複数のオブジェクトのうち利用者によって選択されたオブジェクトの属性を利用者の指示に応じて変更する属性変更部21eとを備えていることを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像データに含まれるオブジェクトの属性を変更する画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、画像データに含まれるオブジェクトの属性を変更する画像形成装置として、画像データにおいて互いに属性が異なるオブジェクト同士が重なることによって属性が定まらない領域が発生する場合に、画像データに含まれる全てのオブジェクトの属性が同一になるようにオブジェクトの属性を変更するレーザ・ビーム・プリンタが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2002−312141号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の画像形成装置においては、利用者の意思とは無関係にオブジェクトの属性を自動的に変更するので、利用者が印刷結果に満足することができない場合があるという問題がある。
【0005】
そこで、本発明は、印刷結果に対する利用者の満足度を従来より向上することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の画像形成装置は、複数のオブジェクトを含む画像データに基づいた印刷を実行する印刷デバイスを備えている画像形成装置であって、前記画像データに基づいた前記印刷デバイスによる印刷結果のプレビュー用データを前記印刷デバイスによる印刷の前に生成するプレビュー用データ生成手段と、前記プレビュー用データ生成手段によって生成された前記プレビュー用データに含まれる前記複数のオブジェクトのうち利用者によって選択されたオブジェクトの属性を利用者の指示に応じて変更する属性変更手段とを備えていることを特徴とする。
【0007】
この構成により、本発明の画像形成装置は、画像データに含まれるオブジェクトの属性を利用者の指示に応じてオブジェクト毎に変更するので、印刷結果に対する利用者の満足度を従来より向上することができる。
【0008】
また、本発明の画像形成装置の前記プレビュー用データ生成手段は、前記属性別の前記プレビュー用データである属性別プレビュー用データを生成し、前記属性変更手段は、前記プレビュー用データ生成手段によって生成された前記属性別プレビュー用データから利用者によって選択された前記オブジェクトの属性を利用者の指示に応じて変更しても良い。
【0009】
この構成により、本発明の画像形成装置は、属性別のプレビュー用データに基づいてオブジェクトの属性をオブジェクト毎に変更するので、属性の区別がないプレビュー用データに基づいてオブジェクトの属性をオブジェクト毎に変更する構成と比較して、利用者による操作性を向上することができる。
【0010】
本発明の画像編集プログラムは、複数のオブジェクトを含む画像データに基づいた印刷を実行する印刷デバイスを備えている画像形成装置によって実行される画像編集プログラムであって、前記画像データに基づいた前記印刷デバイスによる印刷結果のプレビュー用データを前記印刷デバイスによる印刷の前に生成するプレビュー用データ生成ステップと、前記プレビュー用データ生成ステップによって生成された前記プレビュー用データに含まれる前記複数のオブジェクトのうち利用者によって選択されたオブジェクトの属性を利用者の指示に応じて変更する属性変更ステップとを前記画像形成装置に実行させることを特徴とする。
【0011】
この構成により、本発明の画像編集プログラムを実行する画像形成装置は、画像データに含まれるオブジェクトの属性を利用者の指示に応じてオブジェクト毎に変更するので、印刷結果に対する利用者の満足度を従来より向上することができる。
【発明の効果】
【0012】
本発明の画像形成装置は、印刷結果に対する利用者の満足度を従来より向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の一実施の形態に係るネットワークシステムのブロック図である。
【図2】図1に示すMFPのブロック図である。
【図3】図1に示すPCのブロック図である。
【図4】PDLデータを受信した場合の図1に示すMFPの動作のフローチャートである。
【図5】図4に示すフローチャートの続きのフローチャートである。
【図6】図5に示すフローチャートとは異なる、図4に示すフローチャートの続きのフローチャートである。
【図7】図5および図6に示すフローチャートとは異なる、図4に示すフローチャートの続きのフローチャートである。
【図8】図1に示すPCの表示部に表示される完全版プレビュー画面の一例を示す図である。
【図9】図1に示すPCの表示部に表示されるテキスト版プレビュー画面の一例を示す図である。
【図10】図1に示すPCの表示部に表示されるベクター版プレビュー画面の一例を示す図である。
【図11】図1に示すPCの表示部に表示されるラスター版プレビュー画面の一例を示す図である。
【図12】オブジェクトの属性が図9〜図11に示す状態である場合に一部のオブジェクトの属性がラスターからテキストに変更されたときのラスター版プレビュー画面を示す図である。
【図13】オブジェクトの属性が図9〜図11に示す状態である場合に一部のオブジェクトの属性がラスターからテキストに変更されたときのテキスト版プレビュー画面を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明の一実施の形態について、図面を用いて説明する。
【0015】
まず、本実施の形態に係るネットワークシステムの構成について説明する。
【0016】
図1は、本実施の形態に係るネットワークシステム10のブロック図である。
【0017】
図1に示すように、ネットワークシステム10は、画像形成装置であるMFP(Multifunction Peripheral)20と、MFP20の外部の装置であるPC(Personal Computer)30とを備えている。MFP20およびPC30は、LAN(Local Area Network)、インターネットなどのネットワーク11を介して互いに通信可能に接続されている。
【0018】
図2は、MFP20のブロック図である。
【0019】
図2に示すように、MFP20は、MFP20全体を制御する制御部21と、各種のデータを記憶しているEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)などの記憶デバイスである記憶部22と、利用者による種々の操作が入力されるボタンなどの入力デバイスである操作部23と、種々の情報を表示するLCD(Liquid Crystal Display)などの表示デバイスである表示部24と、用紙に印刷を実行する印刷デバイスであるプリンター25と、原稿から画像を読み取る読取デバイスであるスキャナー26と、図示していない外部のファクシミリ装置と公衆電話回線などの通信回線経由でファックス通信を行うファックスデバイスであるファックス通信部27と、ネットワーク11経由で外部の装置と通信を行うネットワーク通信デバイスであるネットワーク通信部28とを備えている。
【0020】
制御部21は、例えば、CPU(Central Processing Unit)と、プログラムおよび各種のデータを予め記憶しているROM(Read Only Memory)と、CPUの作業領域として用いられるRAM(Random Access Memory)とを備えている。CPUは、ROMまたは記憶部22に記憶されているプログラムを実行するようになっている。
【0021】
記憶部22は、MFP20用のプログラムである画像編集プログラム22aを記憶している。また、記憶部22は、複数のオブジェクトを含む画像データであるPDL(Page Description Language)データ22bと、PDLデータ22bに基づいて生成されるRGBビットマップデータ22cと、RGBビットマップデータ22cの各ドットのテキスト、ベクター、ラスターなどの属性を示す属性データ22dと、PDLデータ22bに基づいたプリンター25による印刷結果のプレビュー用データであって属性の区別がない完全版プレビュー用データ22eと、PDLデータ22bに基づいたプリンター25による印刷結果のプレビュー用データであって属性がテキストであるテキスト版プレビュー用データ22fと、PDLデータ22bに基づいたプリンター25による印刷結果のプレビュー用データであって属性がベクターであるベクター版プレビュー用データ22gと、PDLデータ22bに基づいたプリンター25による印刷結果のプレビュー用データであって属性がラスターであるラスター版プレビュー用データ22hとを記憶することができる。完全版プレビュー用データ22e、テキスト版プレビュー用データ22f、ベクター版プレビュー用データ22gおよびラスター版プレビュー用データ22hは、CMYKビットマップデータである。
【0022】
画像編集プログラム22aは、MFP20の製造段階でMFP20にインストールされていても良いし、CD(Compact Disk)、DVD(Digital Versatile Disk)などの記憶媒体から、または、ネットワーク11上からMFP20に追加でインストールされても良い。
【0023】
制御部21は、ROMまたは記憶部22に記憶されているプログラムを実行することによって、ネットワーク通信部28を介して受信したPDLデータ22bを解析して中間言語および属性データ22dを生成するPDL解析部21a、PDL解析部21aによって生成された中間言語に基づいてRGBビットマップデータ22cを生成する描画処理部21b、および、描画処理部21bによって生成されたRGBビットマップデータ22cとPDL解析部21aによって生成された属性データ22dとに基づいてCMYKビットマップデータを生成する色変換部21cとして機能する。
【0024】
なお、色変換部21cによる色の再現方法は、RGBビットマップデータの各ドットの属性によって異なる。例えば、色変換部21cは、RGBビットマップデータの黒色をCMYKビットマップデータに変換する場合、属性がテキストまたはベクターであるときには、単色の黒色で再現するが、属性がラスターであるときには、自然画に近づけるためにシアン、マゼンタおよびイエローを混合した色で再現する。
【0025】
制御部21は、記憶部22に記憶されている画像編集プログラム22aを実行することによって、プリンター25による印刷の前にCMYK形式の完全版プレビュー用データ22e、テキスト版プレビュー用データ22f、ベクター版プレビュー用データ22gおよびラスター版プレビュー用データ22hを色変換部21cによって生成するプレビュー用データ生成手段であるプレビュー用データ生成部21d、プレビュー用データ生成部21dによって生成されたプレビュー用データに含まれる複数のオブジェクトのうち利用者によって選択されたオブジェクトの属性を利用者の指示に応じて変更する属性変更手段である属性変更部21eとして機能する。
【0026】
図3は、PC30のブロック図である。
【0027】
図3に示すように、PC30は、PC30全体を制御する制御部31と、プログラムおよび各種のデータを記憶しているHDDなどの記憶デバイスである記憶部32と、利用者による種々の操作が入力されるマウス、キーボードなどの入力デバイスである操作部33と、種々の情報を表示するLCDなどの表示デバイスである表示部34と、ネットワーク11経由で外部の装置と通信を行うネットワーク通信デバイスであるネットワーク通信部35とを備えている。
【0028】
制御部31は、例えば、CPUと、プログラムおよび各種のデータを予め記憶しているROMと、CPUの作業領域として用いられるRAMとを備えている。CPUは、ROMおよび記憶部32に記憶されているプログラムを実行するようになっている。
【0029】
次に、MFP20の動作について説明する。
【0030】
図4〜図7は、PDLデータ22bを受信した場合のMFP20の動作のフローチャートである。
【0031】
MFP20の制御部21は、PC30からネットワーク通信部28を介してPDLデータ22bを受信すると、図4〜図7に示す処理を実行する。ここで、制御部21は、受信したPDLデータ22bを記憶部22に記憶させる。
【0032】
図4〜図7に示すように、PDL解析部21aは、ネットワーク通信部28を介して受信したPDLデータ22bを解析して中間言語および属性データ22dを生成する(S101)。ここで、PDL解析部21aは、生成した属性データ22dを記憶部22に記憶させる。
【0033】
次いで、描画処理部21bは、PDL解析部21aによって生成された中間言語に基づいてRGBビットマップデータ22cを生成する(S102)。ここで、描画処理部21bは、生成したRGBビットマップデータ22cを記憶部22に記憶させる。
【0034】
次いで、プレビュー用データ生成部21dは、S101において記憶部22に記憶された属性データ22dと、S102において記憶部22に記憶されたRGBビットマップデータ22cとに基づいて、CMYK形式の完全版プレビュー用データ22e、テキスト版プレビュー用データ22f、ベクター版プレビュー用データ22gおよびラスター版プレビュー用データ22hを色変換部21cによって生成する(S103)。ここで、色変換部21cは、生成した完全版プレビュー用データ22e、テキスト版プレビュー用データ22f、ベクター版プレビュー用データ22gおよびラスター版プレビュー用データ22hを記憶部22に記憶させる。
【0035】
次いで、制御部21は、完全版プレビュー用データ22eを表示する画面(以下「完全版プレビュー画面」という。)をPC30の表示部34に表示させるために、記憶部22に記憶されている完全版プレビュー用データ22eに対応するRGB形式のデータを、色変換部21cによって生成する(S104)。したがって、PC30の制御部31によって実現されるWebブラウザーは、S104において生成された完全版プレビュー画面のデータをネットワーク通信部35を介してMFP20から入手し、入手したデータに基づいて完全版プレビュー画面を表示部34に表示する。
【0036】
図8は、PC30の表示部34に表示される完全版プレビュー画面の一例を示す図である。
【0037】
図8に示すように、完全版プレビュー画面には、完全版プレビュー用データ22eをRGBに色変換して得られたデータが表示されている。また、完全版プレビュー画面には、完全版プレビュー画面を表示させるためのAllタブ34aと、テキスト版プレビュー用データ22fを表示する画面(以下「テキスト版プレビュー画面」という。)の表示を指示するためのTextタブ34bと、ベクター版プレビュー用データ22gを表示する画面(以下「ベクター版プレビュー画面」という。)の表示を指示するためのVectorタブ34cと、ラスター版プレビュー用データ22hを表示する画面(以下「ラスター版プレビュー画面」という。)の表示を指示するためのRasterタブ34dと、プリンター25による印刷の実行を指示するためのOKボタン34eとが含まれている。Allタブ34aは、完全版プレビュー画面において操作されることができないようになっている。
【0038】
図4〜図7に示すように、MFP20の制御部21は、S104の処理の後、ネットワーク通信部28を介して受信したPC30の利用者による指示を判断する(S105)。ここで、制御部21は、後述する特定の指示がネットワーク通信部28を介してPC30から受信されるまで、S105の処理を繰り返す。なお、PC30の制御部31によって実現されるWebブラウザーは、完全版プレビュー画面に対する利用者による操作部33を介した指示をネットワーク通信部35を介してMFP20に送信する。
【0039】
制御部21は、利用者による指示がTextタブ34bを押したという操作であるとS105において判断すると、テキスト版プレビュー画面をPC30の表示部34に表示させるために、記憶部22に記憶されているテキスト版プレビュー用データ22fに対応するRGB形式のデータを、色変換部21cによって生成する(S111)。したがって、PC30の制御部31によって実現されるWebブラウザーは、S111において生成されたテキスト版プレビュー画面のデータをネットワーク通信部35を介してMFP20から入手し、入手したデータに基づいてテキスト版プレビュー画面を表示部34に表示する。
【0040】
制御部21は、利用者による指示がVectorタブ34cを押したという操作であるとS105において判断すると、ベクター版プレビュー画面をPC30の表示部34に表示させるために、記憶部22に記憶されているベクター版プレビュー用データ22gに対応するRGB形式のデータを、色変換部21cによって生成する(S121)。したがって、PC30の制御部31によって実現されるWebブラウザーは、S121において生成されたベクター版プレビュー画面のデータをネットワーク通信部35を介してMFP20から入手し、入手したデータに基づいてベクター版プレビュー画面を表示部34に表示する。
【0041】
制御部21は、利用者による指示がRasterタブ34dを押したという操作であるとS105において判断すると、ラスター版プレビュー画面をPC30の表示部34に表示させるために、記憶部22に記憶されているラスター版プレビュー用データ22hに対応するRGB形式のデータを、色変換部21cによって生成する(S131)。したがって、PC30の制御部31によって実現されるWebブラウザーは、S131において生成されたラスター版プレビュー画面のデータをネットワーク通信部35を介してMFP20から入手し、入手したデータに基づいてラスター版プレビュー画面を表示部34に表示する。
【0042】
制御部21は、利用者による指示がOKボタン34eを押したという操作であるとS105において判断すると、記憶部22に記憶されている完全版プレビュー用データ22eに基づいてプリンター25に印刷を実行させて(S106)、図4〜図7に示す処理を終了する。なお、制御部21が図4〜図7に示す処理を終了した場合、PC30の制御部31によって実現されるWebブラウザーは、表示部34に表示させていた完全版プレビュー画面を消す。
【0043】
図9は、PC30の表示部34に表示されるテキスト版プレビュー画面の一例を示す図である。
【0044】
図9に示すように、テキスト版プレビュー画面には、テキスト版プレビュー用データ22fをRGBに色変換して得られたデータが表示されている。また、テキスト版プレビュー画面には、Allタブ34a、Textタブ34b、Vectorタブ34cおよびRasterタブ34dと、オブジェクトの属性をテキストに変更することを指示するためのTextボックス34fと、オブジェクトの属性をベクターに変更することを指示するためのVectorボックス34gと、オブジェクトの属性をラスターに変更することを指示するためのRasterボックス34hとが含まれている。Textタブ34bおよびTextボックス34fは、テキスト版プレビュー画面において操作されることができないようになっている。
【0045】
図4〜図7に示すように、MFP20の制御部21は、S111の処理の後、ネットワーク通信部28を介して受信したPC30の利用者による指示を判断する(S112)。ここで、制御部21は、後述する特定の指示がネットワーク通信部28を介してPC30から受信されるまで、S112の処理を繰り返す。なお、PC30の制御部31によって実現されるWebブラウザーは、テキスト版プレビュー画面に対する利用者による操作部33を介した指示をネットワーク通信部35を介してMFP20に送信する。
【0046】
制御部21は、利用者による指示がAllタブ34aを押したという操作であるとS112において判断すると、S104の処理を実行する。
【0047】
制御部21は、利用者による指示がVectorタブ34cを押したという操作であるとS112において判断すると、S121の処理を実行する。
【0048】
制御部21は、利用者による指示がRasterタブ34dを押したという操作であるとS112において判断すると、S131の処理を実行する。
【0049】
属性変更部21eは、利用者による指示がオブジェクトをVectorボックス34gに入れたという操作であるとS112において判断すると、記憶部22に記憶された属性データ22dを変更することによって、対象のオブジェクト、すなわち、Vectorボックス34gに入れられたオブジェクトの属性をベクターに変更する(S113)。ここで、オブジェクトをVectorボックス34gに入れる操作は、オブジェクトを選択した後、選択したオブジェクトをVectorボックス34gに接触するようにドラッグすることによって実行される。オブジェクトの選択は、例えば、オブジェクトを矩形の範囲で囲むなどの一般的な方法によって実行される。
【0050】
属性変更部21eは、利用者による指示がオブジェクトをRasterボックス34hに入れたという操作であるとS112において判断すると、記憶部22に記憶された属性データ22dを変更することによって、対象のオブジェクト、すなわち、Rasterボックス34hに入れられたオブジェクトの属性をラスターに変更する(S114)。ここで、オブジェクトをRasterボックス34hに入れる操作は、オブジェクトを選択した後、選択したオブジェクトをRasterボックス34hに接触するようにドラッグすることによって実行される。
【0051】
プレビュー用データ生成部21dは、S113において属性データ22dが変更されると、変更された属性データ22dと、記憶部22に記憶されているRGBビットマップデータ22cとに基づいて、CMYK形式の完全版プレビュー用データ22e、テキスト版プレビュー用データ22fおよびベクター版プレビュー用データ22gを色変換部21cによって生成する(S115)。ここで、色変換部21cは、生成した完全版プレビュー用データ22e、テキスト版プレビュー用データ22fおよびベクター版プレビュー用データ22gを記憶部22に上書き記憶させる。
【0052】
プレビュー用データ生成部21dは、S114において属性データ22dが変更されると、変更された属性データ22dと、記憶部22に記憶されているRGBビットマップデータ22cとに基づいて、CMYK形式の完全版プレビュー用データ22e、テキスト版プレビュー用データ22fおよびラスター版プレビュー用データ22hを色変換部21cによって生成する(S116)。ここで、色変換部21cは、生成した完全版プレビュー用データ22e、テキスト版プレビュー用データ22fおよびラスター版プレビュー用データ22hを記憶部22に上書き記憶させる。
【0053】
制御部21は、S115またはS116の処理の後、再びS111の処理を実行する。
【0054】
図10は、PC30の表示部34に表示されるベクター版プレビュー画面の一例を示す図である。
【0055】
図10に示すように、ベクター版プレビュー画面には、ベクター版プレビュー用データ22gをRGBに色変換して得られたデータが表示されている。また、ベクター版プレビュー画面には、Allタブ34a、Textタブ34b、Vectorタブ34c、Rasterタブ34d、Textボックス34f、Vectorボックス34gおよびRasterボックス34hが含まれている。Vectorタブ34cおよびVectorボックス34gは、ベクター版プレビュー画面において操作されることができないようになっている。
【0056】
図4〜図7に示すように、MFP20の制御部21は、S121の処理の後、ネットワーク通信部28を介して受信したPC30の利用者による指示を判断する(S122)。ここで、制御部21は、後述する特定の指示がネットワーク通信部28を介してPC30から受信されるまで、S122の処理を繰り返す。なお、PC30の制御部31によって実現されるWebブラウザーは、ベクター版プレビュー画面に対する利用者による操作部33を介した指示をネットワーク通信部35を介してMFP20に送信する。
【0057】
制御部21は、利用者による指示がAllタブ34aを押したという操作であるとS122において判断すると、S104の処理を実行する。
【0058】
制御部21は、利用者による指示がTextタブ34bを押したという操作であるとS122において判断すると、S111の処理を実行する。
【0059】
制御部21は、利用者による指示がRasterタブ34dを押したという操作であるとS122において判断すると、S131の処理を実行する。
【0060】
属性変更部21eは、利用者による指示がオブジェクトをTextボックス34fに入れたという操作であるとS122において判断すると、記憶部22に記憶された属性データ22dを変更することによって、対象のオブジェクト、すなわち、Textボックス34fに入れられたオブジェクトの属性をテキストに変更する(S123)。ここで、オブジェクトをTextボックス34fに入れる操作は、オブジェクトを選択した後、選択したオブジェクトをTextボックス34fに接触するようにドラッグすることによって実行される。
【0061】
属性変更部21eは、利用者による指示がオブジェクトをRasterボックス34hに入れたという操作であるとS122において判断すると、記憶部22に記憶された属性データ22dを変更することによって、対象のオブジェクト、すなわち、Rasterボックス34hに入れられたオブジェクトの属性をラスターに変更する(S124)。
【0062】
プレビュー用データ生成部21dは、S123において属性データ22dが変更されると、変更された属性データ22dと、記憶部22に記憶されているRGBビットマップデータ22cとに基づいて、CMYK形式の完全版プレビュー用データ22e、テキスト版プレビュー用データ22fおよびベクター版プレビュー用データ22gを色変換部21cによって生成する(S125)。ここで、色変換部21cは、生成した完全版プレビュー用データ22e、テキスト版プレビュー用データ22fおよびベクター版プレビュー用データ22gを記憶部22に上書き記憶させる。
【0063】
プレビュー用データ生成部21dは、S124において属性データ22dが変更されると、変更された属性データ22dと、記憶部22に記憶されているRGBビットマップデータ22cとに基づいて、CMYK形式の完全版プレビュー用データ22e、ベクター版プレビュー用データ22gおよびラスター版プレビュー用データ22hを色変換部21cによって生成する(S126)。ここで、色変換部21cは、生成した完全版プレビュー用データ22e、ベクター版プレビュー用データ22gおよびラスター版プレビュー用データ22hを記憶部22に上書き記憶させる。
【0064】
制御部21は、S125またはS126の処理の後、再びS121の処理を実行する。
【0065】
図11は、PC30の表示部34に表示されるラスター版プレビュー画面の一例を示す図である。
【0066】
図11に示すように、ラスター版プレビュー画面には、ラスター版プレビュー用データ22hをRGBに色変換して得られたデータが表示されている。また、ラスター版プレビュー画面には、Allタブ34a、Textタブ34b、Vectorタブ34c、Rasterタブ34d、Textボックス34f、Vectorボックス34gおよびRasterボックス34hが含まれている。Rasterタブ34dおよびRasterボックス34hは、ラスター版プレビュー画面において操作されることができないようになっている。
【0067】
図4〜図7に示すように、MFP20の制御部21は、S131の処理の後、ネットワーク通信部28を介して受信したPC30の利用者による指示を判断する(S132)。ここで、制御部21は、後述する特定の指示がネットワーク通信部28を介してPC30から受信されるまで、S132の処理を繰り返す。なお、PC30の制御部31によって実現されるWebブラウザーは、ラスター版プレビュー画面に対する利用者による操作部33を介した指示をネットワーク通信部35を介してMFP20に送信する。
【0068】
制御部21は、利用者による指示がAllタブ34aを押したという操作であるとS132において判断すると、S104の処理を実行する。
【0069】
制御部21は、利用者による指示がTextタブ34bを押したという操作であるとS132において判断すると、S111の処理を実行する。
【0070】
制御部21は、利用者による指示がVectorタブ34cを押したという操作であるとS132において判断すると、S121の処理を実行する。
【0071】
属性変更部21eは、利用者による指示がオブジェクトをTextボックス34fに入れたという操作であるとS132において判断すると、記憶部22に記憶された属性データ22dを変更することによって、対象のオブジェクト、すなわち、Textボックス34fに入れられたオブジェクトの属性をテキストに変更する(S133)。
【0072】
属性変更部21eは、利用者による指示がオブジェクトをVectorボックス34gに入れたという操作であるとS132において判断すると、記憶部22に記憶された属性データ22dを変更することによって、対象のオブジェクト、すなわち、Vectorボックス34gに入れられたオブジェクトの属性をベクターに変更する(S134)。
【0073】
プレビュー用データ生成部21dは、S133において属性データ22dが変更されると、変更された属性データ22dと、記憶部22に記憶されているRGBビットマップデータ22cとに基づいて、CMYK形式の完全版プレビュー用データ22e、テキスト版プレビュー用データ22fおよびラスター版プレビュー用データ22hを色変換部21cによって生成する(S135)。ここで、色変換部21cは、生成した完全版プレビュー用データ22e、テキスト版プレビュー用データ22fおよびラスター版プレビュー用データ22hを記憶部22に上書き記憶させる。
【0074】
プレビュー用データ生成部21dは、S134において属性データ22dが変更されると、変更された属性データ22dと、記憶部22に記憶されているRGBビットマップデータ22cとに基づいて、CMYK形式の完全版プレビュー用データ22e、ベクター版プレビュー用データ22gおよびラスター版プレビュー用データ22hを色変換部21cによって生成する(S136)。ここで、色変換部21cは、生成した完全版プレビュー用データ22e、ベクター版プレビュー用データ22gおよびラスター版プレビュー用データ22hを記憶部22に上書き記憶させる。
【0075】
制御部21は、S135またはS136の処理の後、再びS131の処理を実行する。
【0076】
次に、属性の変更の具体例について説明する。
【0077】
図8〜図11に示す例において、PDLデータ22bには、黒色で全体が塗られた円形であるオブジェクト41と、外枠の内側が白色で塗られた三角形であるオブジェクト42と、黒色で全体が塗られた四角形であるオブジェクト43と、黒色で全体が塗られたアルファベットの「A」であるオブジェクト44と、黒色で全体が塗られたアルファベットの「B」であるオブジェクト45と、黒色で全体が塗られたアルファベットの「C」であるオブジェクト46とが含まれている。そして、オブジェクト44および45の属性は、図9に示すようにテキストである。オブジェクト42の属性は、図10に示すようにベクターである。オブジェクト41、43および46の属性は、図11に示すようにラスターである。
【0078】
プリンター25によって印刷されるCMYKビットマップデータにおいてオブジェクト46の黒色をシアン、マゼンタおよびイエローを混合した色で再現する方法から、単色の黒色で再現する方法に変更する場合について説明する。
【0079】
図11に示すラスター版プレビュー画面が表示部34に表示されている場合(S131)、オブジェクト46の属性がラスターであるので、オブジェクト46の黒色は、シアン、マゼンタおよびイエローを混合した色で再現される。PC30の利用者は、図11に示すラスター版プレビュー画面が表示部34に表示されている場合、操作部33を介してオブジェクト46を選択した後、選択したオブジェクト46をTextボックス34fに接触するようにドラッグすることによって、オブジェクト46をTextボックス34fに入れることができる。
【0080】
MFP20の属性変更部21eは、利用者による指示がオブジェクト46をTextボックス34fに入れたという操作であるとS132において判断すると、記憶部22に記憶された属性データ22dを変更することによって、対象のオブジェクト46の属性をテキストに変更する(S133)。
【0081】
そして、MFP20のプレビュー用データ生成部21dは、S133において属性データ22dが変更されると、変更された属性データ22dと、記憶部22に記憶されているRGBビットマップデータ22cとに基づいて、完全版プレビュー用データ22e、テキスト版プレビュー用データ22fおよびラスター版プレビュー用データ22hを色変換部21cによって生成する(S135)。ここで、オブジェクト46の属性がテキストに変更されたので、オブジェクト46の黒色は、単色の黒色で再現される。
【0082】
次いで、MFP20の制御部21は、ラスター版プレビュー画面をPC30の表示部34に表示させるために、記憶部22に記憶されているラスター版プレビュー用データ22hに対応するRGB形式のデータを、色変換部21cによって生成する(S131)。したがって、PC30の制御部31によって実現されるWebブラウザーは、S131において生成されたラスター版プレビュー画面のデータをネットワーク通信部35を介してMFP20から入手し、入手したデータに基づいて図12に示すラスター版プレビュー画面を表示部34に表示する。すなわち、オブジェクト46の属性がラスターからテキストに変更された場合、ラスター版プレビュー画面は、図11に示すようにオブジェクト46が含まれる状態から、図12に示すようにオブジェクト46が含まれない状態に変更される。
【0083】
なお、オブジェクト46の属性がラスターからテキストに変更された場合、テキスト版プレビュー画面は、ラスター版プレビュー画面とは逆に、図9に示すようにオブジェクト46が含まれない状態から、図13に示すようにオブジェクト46が含まれる状態に変更される。
【0084】
上記の実施形態では、MFP20がRGB形式に対応したPDLデータを受信した場合について説明した。本発明は、CMYK形式に対応したPDLデータを受信した場合についても、実施することが可能である。その場合、図4のS102において、描画処理部21bは、PDL解析部21aによって生成された中間言語に基づいて、CMYKビットマップデータを作成する。次いで、S103において、プレビュー用データ生成部21dは、S101において記憶部22に記憶された属性データ22dと、S102において記憶部22に記憶されたCMYKビットマップデータとに基づいて、CMYK形式の完全版プレビュー用データ22e、テキスト版プレビュー用データ22f、ベクター版プレビュー用データ22gおよびラスター版プレビュー用データ22hを色変換部21cによって生成する。ここで、PDL解析部21aによって作成されたCMYKビットマップデータを完全版プレビュー用データ22eとすることができる。それ以降の処理は、上記の実施形態と同様である。
【0085】
以上に説明したように、MFP20は、PDLデータ22bに含まれるオブジェクトの属性を利用者の指示に応じてオブジェクト毎に変更するので、印刷結果に対する利用者の満足度を従来より向上することができる。
【0086】
例えば、黒色のオブジェクトが重なっている場合に、重なっているオブジェクト同士で黒色の再現方法が異なるとき、オブジェクト同士の境界部分の黒色の違いが顕著に現れて、境界部分の黒色の不連続性によって利用者に不自然さを感じさせることがある。しかしながら、MFP20は、PDLデータ22bに含まれるオブジェクトの属性を利用者の指示に応じてオブジェクト毎に変更するので、オブジェクト同士の境界部分の黒色の違いを利用者に低減させることができる。すなわち、利用者は、オブジェクトの色の再現方法をMFP20によって自由に変更することができる。
【0087】
MFP20は、印刷される予定の状態である画像を、図8〜図11に示すユーザーインターフェイスによって事前に利用者に確認させながら、利用者が属性を変更することを希望するオブジェクトを利用者に選択させるので、オブジェクトの属性を簡単な操作で利用者に変更させることができる。
【0088】
PC30は、MFP20に印刷させることを利用者から指示されたデータに対して、利用者の意思とは無関係にプリンタードライバーなどのPC30の内部の構成によってオブジェクトの属性を自動的に変更する場合がある。この場合、MFP20は、PC30から受信したPDLデータ22bにおける各オブジェクトがPC30の内部の構成によって属性の変更が行われたのか否かということを判断することはできない。当然、MFP20は、属性の変更が行われたオブジェクトの変更前の属性が何であったかということも判断することはできない。したがって、MFP20は、PC30の内部の構成によってオブジェクトの属性が変更されたPDLデータ22bに対して、オブジェクトの属性を変更前の属性に戻すことができない。そのため、PC30の内部の構成によってオブジェクトの属性が変更されたPDLデータ22bに基づいてMFP20がそのまま印刷を実行した場合、利用者が印刷結果に満足することができないときがある。しかしながら、MFP20は、PDLデータ22bに含まれるオブジェクトの属性を利用者の指示に応じてオブジェクト毎に変更するので、利用者が満足することができる印刷結果を得ることができる。
【0089】
MFP20のプレビュー用データ生成部21dは、属性別のプレビュー用データである属性別プレビュー用データとしてテキスト版プレビュー用データ22f、ベクター版プレビュー用データ22g、ラスター版プレビュー用データ22hを生成する(S103、S115、S116、S125、S126、S135、S136)。また、MFP20の属性変更部21eは、プレビュー用データ生成部21dによって生成されたテキスト版プレビュー用データ22f、ベクター版プレビュー用データ22g、ラスター版プレビュー用データ22hから利用者によって選択されたオブジェクトの属性を利用者の指示に応じて変更する(S113、S114、S123、S124、S133、S134)。したがって、MFP20は、属性別のプレビュー用データであるテキスト版プレビュー用データ22f、ベクター版プレビュー用データ22g、ラスター版プレビュー用データ22hに基づいてオブジェクトの属性をオブジェクト毎に変更するので、属性の区別がないプレビュー用データである完全版プレビュー用データ22eに基づいてオブジェクトの属性をオブジェクト毎に変更する構成と比較して、利用者による操作性を向上することができる。なお、MFP20は、完全版プレビュー用データ22eに基づいてオブジェクトの属性をオブジェクト毎に変更する構成であっても良い。
【0090】
なお、テキスト版プレビュー画面は、オブジェクトの属性が変更される場合に、オブジェクトがVectorボックス34gまたはRasterボックス34hに接触するようにドラッグされるようになっているが、他の方法によってオブジェクトの属性の変更が指示されるようになっていても良い。例えば、テキスト版プレビュー画面は、選択中のオブジェクトの属性をベクターにするためのボタンと、選択中のオブジェクトの属性をラスターにするためのボタンとを備えていて、オブジェクトの属性が変更される場合に、オブジェクトが選択された後、何れかのボタンが押されることによって、オブジェクトの属性の変更が指示されるようになっていても良い。テキスト版プレビュー画面について説明したが、ベクター版プレビュー画面、ラスター版プレビュー画面についても同様である。
【0091】
MFP20は、PC30の表示部34にプレビュー画面を表示させてPC30の操作部33から利用者の指示を受け付けるようになっているが、MFP20自身の表示部24にプレビュー画面を表示させてMFP20自身の操作部23から利用者の指示を受け付けるようになっていても良い。
【0092】
ネットワークシステム10は、MFP20の外部の装置としてPC30を備えているが、MFP20の外部の装置としてPC以外の装置を備えていても良い。
【0093】
本発明の画像形成装置は、本実施の形態においてMFPであるが、プリンター専用機など、MFP以外の画像形成装置であっても良い。
【符号の説明】
【0094】
20 MFP(画像形成装置)
21d プレビュー用データ生成部(プレビュー用データ生成手段)
21e 属性変更部(属性変更手段)
22a 画像編集プログラム
22b PDLデータ(画像データ)
22e 完全版プレビュー用データ(プレビュー用データ)
22f テキスト版プレビュー用データ(属性別プレビュー用データ)
22g ベクター版プレビュー用データ(属性別プレビュー用データ)
22h ラスター版プレビュー用データ(属性別プレビュー用データ)
25 プリンター(印刷デバイス)
41〜46 オブジェクト

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のオブジェクトを含む画像データに基づいた印刷を実行する印刷デバイスを備えている画像形成装置であって、
前記画像データに基づいた前記印刷デバイスによる印刷結果のプレビュー用データを前記印刷デバイスによる印刷の前に生成するプレビュー用データ生成手段と、
前記プレビュー用データ生成手段によって生成された前記プレビュー用データに含まれる前記複数のオブジェクトのうち利用者によって選択されたオブジェクトの属性を利用者の指示に応じて変更する属性変更手段と
を備えていることを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
前記プレビュー用データ生成手段は、前記属性別の前記プレビュー用データである属性別プレビュー用データを生成し、
前記属性変更手段は、前記プレビュー用データ生成手段によって生成された前記属性別プレビュー用データから利用者によって選択された前記オブジェクトの属性を利用者の指示に応じて変更することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
複数のオブジェクトを含む画像データに基づいた印刷を実行する印刷デバイスを備えている画像形成装置によって実行される画像編集プログラムであって、
前記画像データに基づいた前記印刷デバイスによる印刷結果のプレビュー用データを前記印刷デバイスによる印刷の前に生成するプレビュー用データ生成ステップと、
前記プレビュー用データ生成ステップによって生成された前記プレビュー用データに含まれる前記複数のオブジェクトのうち利用者によって選択されたオブジェクトの属性を利用者の指示に応じて変更する属性変更ステップと
を前記画像形成装置に実行させることを特徴とする画像編集プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【公開番号】特開2013−51639(P2013−51639A)
【公開日】平成25年3月14日(2013.3.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−189693(P2011−189693)
【出願日】平成23年8月31日(2011.8.31)
【出願人】(000006150)京セラドキュメントソリューションズ株式会社 (13,173)
【Fターム(参考)】