説明

画像投影装置および自動販売機

【課題】環境の変化があっても注目効果の高い面に画像を表示させる。
【解決手段】定められた投影方向に画像を投影するプロジェクタと、自身の周辺環境の状態を示す環境状態の入力を受け付ける入力部と、入力部に入力された環境状態に基づいて、プロジェクタの投影方向を変える制御部と、を備えることを特徴とする画像投影装置。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像投影装置および自動販売機に関する。
【背景技術】
【0002】
路面店等において、プロジェクタを用いた壁面広告が表示されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2007−205030号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、一般的に壁面広告は人の目線の高さに合わせて表示されており、通常時には一定の注目効果が期待できるが、環境の変化によっては必ずしも最適な表示位置とはいえない。例えば降雨時に通行人が傘を差している場合には、目線の高さに表示されている壁面広告は通行人の目に映りにくいと考えられる。そこで、環境の変化があっても注目効果の高い面に広告等の画像を表示することが望ましい。
【0005】
本発明は、このような状況に鑑みてなされたもので、環境の変化があっても注目効果の高い面に画像を表示させる画像投影装置および自動販売機を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決するために、本発明は、定められた投影方向に画像を投影するプロジェクタと、自身の周辺環境の状態を示す環境状態の入力を受け付ける入力部と、入力部に入力された環境状態に基づいて、プロジェクタの投影方向を変える制御部と、を備えることを特徴とする画像投影装置である。
【0007】
また、本発明は、画像を表示する表示部と、定められた投影方向に画像を投影するプロジェクタと、自身の周辺環境の状態を示す環境状態の入力を受け付ける入力部と、入力部に入力された環境状態に基づいて、プロジェクタの投影方向を変える制御部と、を備えることを特徴とする自動販売機である。
【発明の効果】
【0008】
以上説明したように、本発明によれば、環境の変化があっても注目効果の高い面に画像を表示させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明の一実施形態による画像投影装置の構成例を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態による通常時の画像投影例を示す図である。
【図3】本発明の一実施形態による環境変化時の画像投影例を示す図である。
【図4】本発明の一実施形態による画像投影装置が表示する画像の例を示す図である。
【図5】本発明の一実施形態による画像投影装置の動作例を示すフローチャートである。
【図6】本発明の一実施形態によりロールスクリーンの開閉によらずに投影面を切替える例を示す図である。
【図7】本発明の一実施形態による構成を自動販売機に適用する例を示す図である。
【図8】本発明の一実施形態による自動販売機の構成例を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態による画像投影装置10の構成を示すブロック図である。画像投影装置10は、画像記憶部11と、検出部12と、入力部13と、プロジェクタ14と、制御部15とを備えており、ロールスクリーン20に接続される。ここでは、画像記憶部11と検出部12と入力部13とをコントローラ30として説明する。コントローラ30は、制御部、記憶部、入力部等を備えたコンピュータ装置である。ロールスクリーン20は、制御信号に応じてロール軸をモータ制御によって回転させ、スクリーンを上下に動作することにより開閉させる駆動部を有する上下動スクリーンである。
【0011】
ここで、まず画像投影装置10の動作概要について説明する。図2は、通常時に画像投影装置10が壁面(ロールスクリーン20)に広告を投影する例を示す図である。路面店内において屋外に面するウィンドウ21の内側に、ウィンドウ21を通して外から視認可能であるようにロールスクリーン20が設置される。プロジェクタ14は路面店の屋内に設置されており、ロールスクリーン20に画像を投影する。検出部12は、路面店の屋外に設置されている。コントローラ30は、検出部12と、プロジェクタ14と、ロールスクリーン20とに接続されており、各装置を制御する。ここで、プロジェクタ14は、通行人Aの目線の高さに応じた位置であるロールスクリーン20の投影面Bに、広告等の画像を表示する。これにより、通常時においては、通行人に注目効果の高い位置に広告を表示できる。
【0012】
一方、図3は、環境変化時(降雨時)に画像投影装置10が路面に広告を投影する例を示す図である。降雨時に通行人が傘を差していると、目線の高さに表示されている画像は傘に遮られて見難いとともに、通行人は足元を滑らせないように路面に視線を向けるため、目線の高さに表示されている画像の注目効果は低くなると考えられる。そこで、検出部12が降雨を検出すると、コントローラ30がロールスクリーン20の駆動部に制御信号を送信し、ロールスクリーン20を閉じるように制御する。ロールスクリーン20が閉じられたことにより、プロジェクタ14から投影される画像はウィンドウ21を透過して路面上の投影面Bに投影される。これにより、足元を見ながら歩いている通行人Aの目に留まり、注目効果が高まることが期待できる。
【0013】
図1に戻り、画像投影装置10が備える各部について詳細に説明する。
画像記憶部11には、プロジェクタ14に投影させる画像が記憶される。画像記憶部11に記憶される画像は、静止画であってもよいし、動画でもよい。画像は、例えば画像投影装置10を有する路面店において販売する商品等に関する広告情報である。あるいは、画像は、例えば道案内を示すような情報であってもよい。また、画像記憶部11に記憶される画像は、予め記憶されているものであってもよいし、可搬記憶媒体等に記憶された画像を読み込んで記憶されてもよいし、インターネット等を介した無線または有線の通信を行って受信し、記憶されるようにしてもよい。
【0014】
ここで、通常時に壁面に投影される画像と、環境変化時に路面に投影される画像とは同一であってもよいが、路面はロールスクリーン20に比べて凹凸が存在するため小さな文字等は読み難くなることが考えられる。このため、通常時に壁面に投影される画像と、環境変化時に路面に投影される画像とを別個に用意して記憶させておくようにしてもよい。例えば、図4の(a)は、通常時に壁面に投影される画像の例を示す図である。通常時に壁面に投影される画像には、路面店の店名と、電話番号、セールに関する具体的な商品名等の詳細な情報が含まれる。一方、図4の(b)は、環境変化時に路面に投影される画像の例を示す図である。環境変化時に路面に投影される画像には、通常時よりも文字数を減らし、文字や画像が大きくした情報が含まれる。これにより、路面に画像を投影した場合にも、通行人に視認可能な情報を提供することができる。また、検出部12が検出した降雨の雨量に応じて、例えば土砂降りの状態のときには文字等をさらに大きくした画像を表示させるようにしてもよい。
【0015】
検出部12は、画像投影装置10の周辺環境の状態を示す環境状態を検出するセンサであり、検出した環境状態を前記入力部に入力する。環境状態は、画像投影装置10の周辺の通行人が、通常時よりも下方を向いて通行する可能性が高い条件を示す。例えば、環境状態は、画像投影装置10周辺の降雨の有無を示す情報であり、この場合、検出部12には降雨を検出するレインセンサが適用できる。レインセンサである検出部12は、降雨を検出すると、降雨が存在することを示す環境状態を入力部13に入力する。レインセンサである検出部12は、例えば雨滴の音を検出するマイクを備えるものであってもよいし、予め定められたガラス面上の雨滴を画像処理により検出するようなセンサでもよいし、雨滴の受け皿に一定以上の雨滴が溜まったことを検出するようなセンサでもよい。
【0016】
あるいは、検出部12は、例えば画像投影装置10の周辺を撮像する撮像装置を備え、撮像装置により撮像された画像に、開かれた傘の画像が含まれることを検出することにより、降雨が存在することを検出してもよい。例えば、検出部12は、開いた傘の画像を予め記憶しておき、撮像した画像とのマッチングを行うことにより、撮像した画像に、開かれた傘の画像が含まれるか否かを判定することができる。あるいは、例えば撮像画像中の特定の位置に、円状、または楕円上の形状を検出した場合、撮像した画像に、開かれた傘の画像が含まれると判定するようにしてもよい。または、路面の色が雨滴により変化したことを検知して、降雨が存在することを検出してもよい。
【0017】
入力部13は、自身の周辺環境の状態を示す環境状態の入力を受け付ける。本実施形態では、入力部13には、検出部12により取得された、画像投影装置10周辺の降雨の有無を示す情報である環境状態が入力される例を説明する。ただし、入力部13は、例えばボタン等の操作部材を備え、画像投影装置10が設置された路面店の店員等が、降雨があると認識した場合に、店員等から、降雨が存在することを示す環境状態の入力を受け付けるようにしてもよい。
【0018】
プロジェクタ14は、壁面において定められた投影面に画像を投影する。ここで壁面とは、路面以外の面であれば良く、路面に対して略垂直方向に延びる面であるロールスクリーン20やウィンドウ21、柱等でもよいし、天井の面であってもよい。
【0019】
制御部15は、入力部13に入力された環境状態に基づいて、プロジェクタ14の投影方向を変える。例えば、制御部15は、入力部13に入力された環境状態が、降雨が存在することを示す場合、プロジェクタ14の投影方向を、ロールスクリーン20よりも鉛直方向において下方に変える。これにより、ロールスクリーン20の投影面よりも下方の面に対して画像が投影される。ロールスクリーン20の投影面よりも下方の面とは、ロールスクリーン20の投影面よりも下方の壁面であってもよいが、本実施形態では路面であるとして説明する。降雨時の路面は、濡れていることにより反射率が上がっており、画像を鮮明に反射すると考えられるからである。ここで、制御部15は、入力部13に、降雨が存在することを示す環境状態が入力された後、一定時間経過後に、プロジェクタ14に対して投影面を切替える制御信号を送信するようにしても良い。すなわち、路面が充分に濡れた頃に、投影面を切替える制御信号を送信するようにしても良い。
【0020】
次に、図面を参照して、本実施形態による画像投影装置10の動作例を説明する。図5は、画像投影装置10が画像の投影面を切替える動作例を示すフローチャートである。
降雨の無い通常時には、コントローラ30の制御部15は、画像記憶部11から通常時用の画像を読み出してプロジェクタ14に送信し、ロールスクリーン20の投影面に投影させる(ステップS1)。検出部12が降雨を検出すると、コントローラ30の入力部13に、降雨が存在することを示す環境状態を入力する(ステップS2)。
【0021】
入力部13に、降雨が存在することを示す環境状態が入力されると、制御部15は、ロールスクリーン20の駆動部に制御信号を送信し、ロールスクリーン20を閉じさせる。また、制御部15は、画像記憶部11から、環境変化時用の画像を読み出し、プロジェクタ14に送信して路面に投影させる。これにより、画像の投影面を、ロールスクリーン20から路面に切替える(ステップS3)。検出部12は、降雨の検出処理を継続する(ステップS4)。検出部12が、降雨を検出しない(雨が止んだ)と判定すると(ステップS4:NO)、コントローラ30は、画像の投影面を路面からロールスクリーン20に切替える(ステップS5)。すなわち、ロールスクリーン20の駆動部に制御信号を送信してロールスクリーン20を開かせ、画像記憶部11から通常時用の画像を読み出してプロジェクタ14に送信し、ロールスクリーン20に投影させる。
【0022】
ここで、上述の例では、検出部12が降雨を検出すると、コントローラ30がロールスクリーン20の駆動部を駆動させてロールスクリーン20を閉じることにより、プロジェクタ14からの画像が下方に投影される例を示したが、ロールスクリーン20を閉じずに、ロールスクリーン20の投影面よりも下方に画像を投影させるようにしてもよい。図6は、このようにロールスクリーンの開閉によらずに投影面を切替える例を示す図である。この場合、例えばプロジェクタ14はモータにより駆動する首振り機能を有し、検出部12が降雨を検出すると、コントローラ30がプロジェクタ14に制御信号を送信し、プロジェクタ14はコントローラ30から送信された制御信号に応じて首振り動作を行って照射角を変更し、路面に画像を投影させることができる。あるいは、プロジェクタ14として、複数面に画像を投影可能なレーザースキャニングタイプのプロジェクタを適用して、内部のスキャニングミラーによって照射角を変更するようにしても良い。レーザースキャニングタイプのプロジェクタを適用する場合、ロールスクリーン20の投影面と路面との双方に同時に画像を投影するようにしてもよい。また、プロジェクタ14外部に設置したミラーの角度を変更させることによって投影面を切替えるようにしても良い。
【0023】
また、上述の例では、検出部12が降雨を検出し、降雨の有無を環境状態として入力部13に入力する例を示したが、環境状態は、上述したように、画像投影装置10の周辺の通行人が、通常時よりも下方を向いて通行する可能性が高いことを示す条件であればよい。例えば、画像投影装置10の周辺の外気温を示す情報であってもよい。冬等の寒い季節には、下を向いて歩くことが多くなると考えられるからである。この場合、検出部12は、温度を計測する温度センサであり、計測した温度を入力部13に入力する。制御部15は、通行人が下を向いて歩くことが増えると考えられる温度の閾値を自身の記憶領域に予め記憶しておく。そして、制御部15は、入力部13に入力された環境状態が示す外気温と、予め定められた閾値とを比較し、外気温が予め定められた閾値以下であると判定すると、プロジェクタ14に、ロールスクリーン20の投影面よりも下方の面に対して画像を投影させる。
【0024】
また、上述の画像投影装置10と同様の構成を、自動販売機における画像表示に適用することができる。図7は、このような自動販売機110の概要の例を示す図である。自動販売機110は、画像投影装置10におけるコントローラ30に対応するコントローラ130、プロジェクタ14に対応するプロジェクタ114、ロールスクリーン20に対応する表示部120、検出部12に対応する検出部112を備える。ここでは、プロジェクタ114としてレーザースキャンプロジェクタを適用する。画像投影装置10と同様に、検出部112が降雨等を検出すると、コントローラ130がプロジェクタ114に制御信号を送信し、プロジェクタ114は路面に画像を投影する。
【0025】
図8は、自動販売機110の構成を示すブロック図である。自動販売機110が備える画像投影装置10と同名の各部は、画像投影装置10の構成と同様である。表示部120は、プロジェクタ114から投影される画像を外側から視認可能に表示する投影面でもよいし、液晶ディスプレイ等でもよい。表示部120に液晶ディスプレイを適用する場合は、プロジェクタ114は通常時には動作せず、環境変化時にのみ動作し、路面に画像を投影する。また、検出部112が気温を検出して、寒い場合には暖かい飲み物の情報を提供する画像を表示し、暑い場合には冷たい飲み物の情報を提供する画像を表示することもできる。暖かい飲み物の情報を濡れた路面に投影する場合には、投影した画像が雨滴に揺れて、暖かい飲み物が湯気に揺らぐような視覚効果を与えることも期待できる。
【0026】
なお、本実施形態では、セキュリティ等の観点から、コントローラ30、プロジェクタ14等の機器を屋内に設置する例を示したが、店外に設置しても良い。例えば、フロントプロジェクションのプロジェクタ14を店外に設置するようにしても良い。
また、本実施形態では、一台のプロジェクタ14を設置する例を示したが、壁面に画像を投影するプロジェクタと、路面に画像を投影するプロジェクタとの2台のプロジェクタ14を設置するようにしても良い。
また、検出部12が通行人の傘を検出する場合、その傘の色や模様等に基づいて、その傘を差している通行人の性別を判定し、性別に応じた広告をプロジェクタ14から投影するようにしても良い。例えば、黒系等の無彩色であれば男性と判定し、彩色系であれば女性と判定する。複数の傘を検出している場合には、男女比率に応じて投影する画像を判定しても良い。
また、検出部12は、インターネット等を介した無線または有線の通信を行って天気や気温等の情報を受信し、入力部13に入力させるようにしても良い。
【0027】
以上説明したように、本実施形態によれば、降雨時や寒い時などの、人の視線が下がる場合に、通常時よりも下方の面に画像を投影することで、注目度の高い広告が提示できる。特に、雨滴によって反射率が上がった路面をスクリーンとして利用すれば、新たな独特の宣伝媒体となる。さらに、一台のプロジェクタを利用して壁面と路面との広告を行うことができるため、低コストで効率良く実現、動作することができる。
【0028】
なお、本発明における処理部の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより投影面の切替えを行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)を備えたWWWシステムも含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
【0029】
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
【符号の説明】
【0030】
10…画像投影装置、12…検出部、13…入力部、14…プロジェクタ、15…制御部、110…自動販売機、113…入力部、114…プロジェクタ、115…制御部、120…表示部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
定められた投影方向に画像を投影するプロジェクタと、
自身の周辺環境の状態を示す環境状態の入力を受け付ける入力部と、
前記入力部に入力された前記環境状態に基づいて、前記プロジェクタの投影方向を変える制御部と、
を備えることを特徴とする画像投影装置。
【請求項2】
前記環境状態を検出し、検出した環境状態を前記入力部に入力する検出部
を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像投影装置。
【請求項3】
前記検出部は、前記画像投影装置の周辺における降雨の有無を検出し、検出結果を前記環境状態として前記入力部に入力する
ことを特徴とする請求項2に記載の画像投影装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記入力部に降雨が有ることを示す環境状態が入力されると、前記プロジェクタの投影方向を、降雨が無い場合よりも鉛直方向において下方に変える
ことを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の画像投影装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記入力部に降雨が有ることを示す環境状態が入力されると、前記プロジェクタの投影方向を、路面に向く方向に変える
ことを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の画像投影装置。
【請求項6】
前記検出部は、前記画像投影装置の周辺の音を収音する収音部により収音された音信号に基づいて降雨の有無を判定し、判定結果を前記環境状態として前記前記入力部に入力する
ことを特徴とする請求項2から請求項5までのいずれか1項に記載の画像投影装置。
【請求項7】
前記検出部は、前記画像投影装置の周辺を撮像する撮像部により撮像された画像に基づいて降雨の有無を判定し、判定結果を前記環境状態として前記入力部に入力する
ことを特徴とする請求項2から請求項6までのいずれか1項に記載の画像投影装置。
【請求項8】
前記検出部は、前記画像に開かれた傘の画像が含まれるか否かに基づいて、降雨の有無を判定する
ことを特徴とする請求項7に記載の画像投影装置。
【請求項9】
前記検出部は、前記画像投影装置の周辺の温度を計測し、計測した温度を前記環境状態として前記入力部に入力する
ことを特徴とする請求項2から請求項8までのいずれか1項に記載の画像投影装置。
【請求項10】
前記環境状態に応じた画像が記憶される画像記憶部を備え、
前記制御部は、前記入力部に入力された前記環境状態に対応する前記画像を、前記プロジェクタに投影させる
ことを特徴とする請求項1から請求項9までのいずれか1項に記載の画像投影装置。
【請求項11】
画像を表示する表示部と、
定められた投影方向に画像を投影するプロジェクタと、
自身の周辺環境の状態を示す環境状態の入力を受け付ける入力部と、
前記入力部に入力された前記環境状態に基づいて、前記プロジェクタの投影方向を変える制御部と、
を備えることを特徴とする自動販売機。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate


【公開番号】特開2013−104965(P2013−104965A)
【公開日】平成25年5月30日(2013.5.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−247649(P2011−247649)
【出願日】平成23年11月11日(2011.11.11)
【出願人】(000004112)株式会社ニコン (12,601)
【Fターム(参考)】