説明

画像管理装置、画像管理方法及び画像管理プログラム

【課題】簡単な個人認証により本人以外の画像の閲覧等を防止できる画像管理装置、画像管理方法及び画像管理プログラムを提供する。
【解決手段】デジタルカメラから画像管理装置に画像データを取り込む時は、画像管理装置に接続されたデジタルカメラからIDを取得し、取得したIDに基づいて暗号化キーを生成を生成する。そして、生成した暗号化キーで画像データを暗号化し、設定された格納先に画像データを格納する。一方、画像を閲覧する時は、画像管理装置に接続されたデジタルカメラからIDを取得し、取得したIDに基づいて暗号化キーを生成を生成する。そして、生成した暗号化キーで画像データを復号化し、復号化した画像データを表示装置に表示する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は画像管理装置、画像管理方法及び画像管理プログラムに係り、特にデジタルカメラ等の撮影装置で撮影された画像データを管理する画像管理装置、画像管理方法及び画像管理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
一般にデジタルカメラで撮影した画像データは、デジタルカメラに装填されたメモリーカードに記憶される。しかし、メモリーカードの記憶容量には限りがあるため、撮影後は画像データをパソコンに取り込み、パソコンで管理するのが一般的である。
【0003】
ところで、1台のパソコンを複数人で共用しているような場合、デジタルカメラで撮影した画像データをそのままパソコンに取り込んで管理すると、その画像データを取り込んだ本人以外の人物も自由に画像の閲覧等ができてしまうとい不具合が生じる。
【0004】
このような不具合を解消すべく、特許文献1では、利用するユーザが自己のIDを入力したときのみ画像の閲覧を許可する画像蓄積表示方法や、ICカードを用いたときのみ画像の閲覧を許可する画像蓄積表示方法を提案している。
【特許文献1】特開2003−330804号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1の方法では、ユーザがIDの入力やICカードを用意しなければならず、画像の閲覧等に手間がかかるという欠点があった。
【0006】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、簡単な個人認証により本人以外の画像の閲覧等を防止できる画像管理装置、画像管理方法及び画像管理プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1に係る発明は、前記目的を達成するために、撮影装置から画像データを読み出し、読み出した画像データを記憶手段に格納して管理する画像管理装置において、前記撮影装置に固有の情報を前記撮影装置から取得する固有情報取得手段と、前記固有情報取得手段で取得した前記撮影装置に固有の情報に基づいて画像データの暗号化キーを生成する暗号化キー生成手段と、前記暗号化キー生成手段で生成した暗号化キーで前記撮影装置から読み出した画像データを暗号化して前記記憶手段に格納する記録制御手段と、前記記憶手段に格納されている暗号化された画像データを前記暗号化キー生成手段で生成した暗号化キーで復号化して読み出す読み出し制御手段と、を備えたことを特徴とする画像管理装置を提供する。
【0008】
本発明によれば、撮影装置から読み出した画像データを記憶手段に格納する時は、固有情報取得手段によって撮影装置に固有の情報を撮影装置から取得し、取得した情報に基づいて画像データの暗号化キーを暗号化キー生成手段で生成する。そして、生成した暗号化キーで撮影装置から読み出した画像データを暗号化し、記憶手段に格納する。一方、記憶手段に格納された画像データを読み出す時は、固有情報取得手段によって撮影装置に固有の情報を撮影装置から取得し、取得した情報に基づいて画像データの暗号化キーを暗号化キー生成手段で生成する。そして、生成した暗号化キーで記憶手段に格納されている暗号化された画像データを復号化して読み出す。
【0009】
また、請求項2に係る発明は、前記目的を達成するために、前記固有情報取得手段で取得した前記撮影装置に固有の情報に基づいて画像データの格納先を設定する格納先設定手段を有し、前記記録制御手段は、前記暗号化キー生成手段で生成した暗号化キーで前記撮影装置から読み出した画像データを暗号化して、前記格納先設定手段で設定された格納先に格納する一方、前記読み出し制御手段は、前記格納先設定手段で設定された格納先に格納されている暗号化された画像データを前記暗号化キー生成手段で生成した暗号化キーで復号化して読み出すことを特徴とする請求項1に記載の画像管理装置を提供する。
【0010】
本発明によれば、固有情報取得手段で取得した撮影装置に固有の情報に基づいて画像データの格納先が格納先設定手段で設定される。記録制御手段は、暗号化した画像データを設定された格納先に格納し、読み出し制御手段は、設定された格納先に格納されている暗号化された画像データを復号化して読み出す。
【0011】
また、請求項3に係る発明は、前記目的を達成するために、撮影装置から画像データを読み出し、読み出した画像データを記憶手段に格納して管理する画像管理方法において、前記撮影装置から読み出した画像データを前記記憶手段に格納する時は、前記撮影装置に固有の情報を前記撮影装置から取得し、取得した前記撮影装置に固有の情報に基づいて画像データの暗号化キーを生成し、生成した暗号化キーで前記撮影装置から読み出した画像データを暗号化して前記記憶手段に格納し、前記記憶手段に格納された画像データを読み出す時は、前記撮影装置に固有の情報を前記撮影装置から取得し、取得した前記撮影装置に固有の情報に基づいて画像データの暗号化キーを生成し、生成した暗号化キーで前記記憶手段に格納されている暗号化された画像データを復号化して読み出すことを特徴とする画像管理方法を提供する。
【0012】
本発明によれば、撮影装置から読み出した画像データを記憶手段に格納する時は、撮影装置に固有の情報を撮影装置から取得し、取得した情報に基づいて画像データの暗号化キーを生成する。そして、生成した暗号化キーで撮影装置から読み出した画像データを暗号化して記憶手段に格納する。また、記憶手段に格納された画像データを読み出す時は、撮影装置に固有の情報を撮影装置から取得し、取得した撮影装置に固有の情報に基づいて画像データの暗号化キーを生成する。そして、生成した暗号化キーで記憶手段に格納されている暗号化された画像データを復号化して読み出す。
【0013】
また、請求項4に係る発明は、前記目的を達成するために、前記撮影装置から読み出した画像データを前記記憶手段に格納する時、前記撮影装置から取得した前記撮影装置に固有の情報に基づいて画像データの格納先を設定し、設定した格納先に暗号化した画像データを格納し、前記記憶手段に格納された画像データを読み出す時、前記撮影装置から取得した前記撮影装置に固有の情報に基づいて画像データの格納先を設定し、設定した格納先に格納されている暗号化された画像データを復号化して読み出すことを特徴とする請求項3に記載の画像管理方法を提供する。
【0014】
本発明によれば、撮影装置から取得した撮影装置に固有の情報に基づいて画像データの格納先を設定する。撮影装置から読み出した画像データを記憶手段に格納する際は、この設定した格納先に画像データを暗号化して格納する。また、記憶手段に格納された画像データを読み出すときは、設定された格納先に格納されている画像データを復号化して読み出す。
【0015】
また、請求項5に係る発明は、前記目的を達成するために、撮影装置から画像データを読み出し、読み出した画像データを記憶手段に格納して管理するためにコンピュータに、前記撮影装置に固有の情報を前記撮影装置から取得する機能、前記固有情報取得手段で取得した前記撮影装置に固有の情報に基づいて画像データの暗号化キーを生成する機能、生成した暗号化キーで前記撮影装置から読み出した画像データを暗号化して前記記憶手段に格納する機能、生成した暗号化キーで前記記憶手段に格納されている暗号化された画像データを復号化して読み出す機能、を実現させることを特徴とする画像管理プログラムを提供する。
【0016】
本発明によれば、撮影装置から読み出した画像データを記憶手段に格納する時は、撮影装置に固有の情報を撮影装置から取得し、取得した情報に基づいて画像データの暗号化キーを生成する。そして、生成した暗号化キーで撮影装置から読み出した画像データを暗号化し、記憶手段に格納する。一方、記憶手段に格納された画像データを読み出す時は、撮影装置に固有の情報を撮影装置から取得し、取得した情報に基づいて画像データの暗号化キーを生成する。そして、生成した暗号化キーで記憶手段に格納されている暗号化された画像データを復号化して読み出す。
【0017】
請求項6に係る発明は、前記目的を達成するために、さらにコンピュータに、前記固有情報取得手段で取得した前記撮影装置に固有の情報に基づいて画像データの格納先を設定する機能、設定された格納先に暗号化した画像データを格納する機能、設定された格納先に格納されている暗号化された画像データを復号化して読み出す機能、を実現させることを特徴とする請求項5に記載の画像管理プログラムを提供する。
【0018】
本発明によれば、撮影装置から取得した撮影装置に固有の情報に基づいて画像データの格納先を設定する。撮影装置から読み出した画像データを記憶手段に格納する際は、この設定した格納先に画像データを暗号化して格納する。また、記憶手段に格納された画像データを読み出すときは、設定された格納先に格納されている画像データを復号化して読み出す。
【0019】
請求項7に係る発明は、前記目的を達成するために、記憶メディアから画像データを読み出し、読み出した画像データを記憶手段に格納して管理する画像管理装置において、前記記憶メディアに固有の情報を前記記憶メディアから取得する固有情報取得手段と、前記固有情報取得手段で取得した前記記憶メディアに固有の情報に基づいて画像データの暗号化キーを生成する暗号化キー生成手段と、前記暗号化キー生成手段で生成した暗号化キーで前記記憶メディアから読み出した画像データを暗号化して前記記憶手段に格納する記録制御手段と、前記記憶手段に格納されている暗号化された画像データを前記暗号化キー生成手段で生成した暗号化キーで復号化して読み出す読み出し制御手段と、を備えたことを特徴とする画像管理装置を提供する。
【0020】
本発明によれば、記憶メディアから読み出した画像データを記憶手段に格納する時は、固有情報取得手段によって記憶メディアに固有の情報を記憶メディアから取得し、取得した情報に基づいて画像データの暗号化キーを暗号化キー生成手段で生成する。そして、生成した暗号化キーで記憶メディアから読み出した画像データを暗号化し、記憶手段に格納する。一方、記憶手段に格納された画像データを読み出す時は、固有情報取得手段によって記憶メディアに固有の情報を記憶メディアから取得し、取得した情報に基づいて画像データの暗号化キーを暗号化キー生成手段で生成する。そして、生成した暗号化キーで記憶手段に格納されている暗号化された画像データを復号化して読み出す。
【0021】
また、請求項8に係る発明は、前記目的を達成するために、前記固有情報取得手段で取得した前記記憶メディアに固有の情報に基づいて画像データの格納先を設定する格納先設定手段を有し、前記記録制御手段は、前記暗号化キー生成手段で生成した暗号化キーで前記記憶メディアから読み出した画像データを暗号化して、前記格納先設定手段で設定された格納先に格納する一方、前記読み出し制御手段は、前記格納先設定手段で設定された格納先に格納されている暗号化された画像データを前記暗号化キー生成手段で生成した暗号化キーで復号化して読み出すことを特徴とする請求項7に記載の画像管理装置を提供する。
【0022】
本発明によれば、固有情報取得手段で取得した記憶メディアに固有の情報に基づいて画像データの格納先が格納先設定手段で設定される。記録制御手段は、暗号化した画像データを設定された格納先に格納し、読み出し制御手段は、設定された格納先に格納されている暗号化された画像データを復号化して読み出す。
【0023】
また、請求項9に係る発明は、前記目的を達成するために、記憶メディアから画像データを読み出し、読み出した画像データを記憶手段に格納して管理する画像管理方法において、前記記憶メディアから読み出した画像データを前記記憶手段に格納する時は、前記記憶メディアに固有の情報を前記記憶メディアから取得し、取得した前記記憶メディアに固有の情報に基づいて画像データの暗号化キーを生成し、生成した暗号化キーで前記記憶メディアから読み出した画像データを暗号化して前記記憶手段に格納し、前記記憶手段に格納された画像データを読み出す時は、前記記憶メディアに固有の情報を前記記憶メディアから取得し、取得した前記記憶メディアに固有の情報に基づいて画像データの暗号化キーを生成し、生成した暗号化キーで前記記憶手段に格納されている暗号化された画像データを復号化して読み出すことを特徴とする画像管理方法を提供する。
【0024】
本発明によれば、記憶メディアから読み出した画像データを記憶手段に格納する時は、記憶メディアに固有の情報を記憶メディアから取得し、取得した情報に基づいて画像データの暗号化キーを生成する。そして、生成した暗号化キーで記憶メディアから読み出した画像データを暗号化して記憶手段に格納する。また、記憶手段に格納された画像データを読み出す時は、記憶メディアに固有の情報を記憶メディアから取得し、取得した記憶メディアに固有の情報に基づいて画像データの暗号化キーを生成する。そして、生成した暗号化キーで記憶手段に格納されている暗号化された画像データを復号化して読み出す。
【0025】
また、請求項10に係る発明は、前記目的を達成するために、前記記憶メディアから読み出した画像データを前記記憶手段に格納する時、前記記憶メディアから取得した前記記憶メディアに固有の情報に基づいて画像データの格納先を設定し、設定した格納先に暗号化した画像データを格納し、前記記憶手段に格納された画像データを読み出す時、前記記憶メディアから取得した前記記憶メディアに固有の情報に基づいて画像データの格納先を設定し、設定した格納先に格納されている暗号化された画像データを復号化して読み出すことを特徴とする請求項9に記載の画像管理方法を提供する。
【0026】
本発明によれば、記憶メディアから取得した記憶メディアに固有の情報に基づいて画像データの格納先を設定する。記憶メディアから読み出した画像データを記憶手段に格納する際は、この設定した格納先に画像データを暗号化して格納する。また、記憶手段に格納された画像データを読み出すときは、設定された格納先に格納されている画像データを復号化して読み出す。
【0027】
また、請求項11に係る発明は、前記目的を達成するために、記憶メディアから画像データを読み出し、読み出した画像データを記憶手段に格納して管理するためにコンピュータに、前記記憶メディアに固有の情報を前記記憶メディアから取得する機能、前記固有情報取得手段で取得した前記記憶メディアに固有の情報に基づいて画像データの暗号化キーを生成する機能、生成した暗号化キーで前記記憶メディアから読み出した画像データを暗号化して前記記憶手段に格納する機能、生成した暗号化キーで前記記憶手段に格納されている暗号化された画像データを復号化して読み出す機能、を実現させることを特徴とする画像管理プログラムを提供する。
【0028】
本発明によれば、記憶メディアから読み出した画像データを記憶手段に格納する時は、記憶メディアに固有の情報を記憶メディアから取得し、取得した情報に基づいて画像データの暗号化キーを生成する。そして、生成した暗号化キーで記憶メディアから読み出した画像データを暗号化し、記憶手段に格納する。一方、記憶手段に格納された画像データを読み出す時は、記憶メディアに固有の情報を記憶メディアから取得し、取得した情報に基づいて画像データの暗号化キーを生成する。そして、生成した暗号化キーで記憶手段に格納されている暗号化された画像データを復号化して読み出す。
【0029】
また、請求項12に係る発明は、前記目的を達成するために、さらにコンピュータに、前記固有情報取得手段で取得した前記記憶メディアに固有の情報に基づいて画像データの格納先を設定する機能、設定された格納先に暗号化した画像データを格納する機能、設定された格納先に格納されている暗号化された画像データを復号化して読み出す機能、を実現させることを特徴とする請求項11に記載の画像管理プログラムを提供する。
【0030】
本発明によれば、記憶メディアから取得した記憶メディアに固有の情報に基づいて画像データの格納先を設定する。記憶メディアから読み出した画像データを記憶手段に格納する際は、この設定した格納先に画像データを暗号化して格納する。また、記憶手段に格納された画像データを読み出すときは、設定された格納先に格納されている画像データを復号化して読み出す。
【発明の効果】
【0031】
本発明に係る画像管理装置、画像管理方法及び画像管理プログラムによれば、簡単な個人認証により本人以外の画像の閲覧等を防止できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0032】
以下、添付図面に従って本発明に係る画像管理装置、画像管理方法及び画像管理プログラムを実施するための最良の形態について説明する。
【0033】
図1は、本発明に係る画像管理装置の一実施形態を示す外観構成図である。同図に示すように、本実施の形態の画像管理装置10はパソコンで構成され、パソコンに本発明に係る画像管理プログラムを実行させることにより実現される。
【0034】
図2は、パソコンで構成される画像管理装置のハードウェア構成図である。同図に示すように、パソコンで構成される画像管理装置10は、CPU12、RAM14、ROM16、ハードディスク18、CD−ROMドライブ20、表示装置22、マウスやキーボード等の入力装置24、USBケーブルを介して接続されたデジタルカメラ1とUSB規格に従った通信を行うUSBインターフェース26、装填されたメモリーカード2に対してデータの読み書きを行うメモリーカードリーダー/ライター28等を備えてなる。
【0035】
画像管理プログラムは、このパソコンのハードディスク18にインストールされ、ハードディスク18からRAM14にロードされてCPU12による実行制御がなされる。
【0036】
次に、本実施の形態の画像管理装置10の動作について説明する。
【0037】
本実施の形態の画像管理装置10は、USBケーブルを介して接続されたデジタルカメラ1又はメモリーカードリーダー/ライター28に装填されたメモリーカード2から画像データを取り込み、ハードディスク18の所定の記憶領域に格納して、閲覧、複写等を管理する。この際、取り込んだ画像データを本人以外が閲覧等できないように管理する。
【0038】
まず、デジタルカメラ1から画像データを取り込むときの動作を図3に示すフローチャートに従って説明する。
【0039】
デジタルカメラ1の画像データを画像管理装置10に取り込む場合、まず、ユーザは、USBケーブルによってデジタルカメラ1を画像管理装置10に接続する。CPU12は、デジタルカメラ1が接続されたか否か判定する(ステップS10)。
【0040】
デジタルカメラ1が接続されると、CPU12は、表示装置22に処理の選択メニューを表示させる(ステップS11)。この処理の選択メニューは、たとえば図4に示すように、「画像データの取り込み」、「画像の閲覧」の2つの項目がラジオボタンで表示される。ユーザは、この処理の選択メニューに表示された2つの処理項目の中から所望の処理項目を選択する。選択は、所望の処理項目のラジオボタンをポインタでクリックすることにより行われる。
【0041】
ここでは、画像データの取り込みを行うので、ユーザは「画像データの取り込み」のラジオボタンをクリックする。CPU12は、「画像データの取り込み」の項目が選択されたか否か判定する(ステップS12)。なお、「画像データの取り込み」の項目が選択された場合の処理については、後に詳述する。
【0042】
「画像データの取り込み」の項目が選択されると、CPU12は、USBインターフェース26を介してデジタルカメラ1からIDを取得する(ステップS13)。
【0043】
ここで、IDとは、個体を識別可能なユニークなコードであり、本実施の形態では、個々のデジタルカメラに個別に付与されるシリアルナンバーで構成される。CPU12は、このシリアルナンバーからなるIDをデジタルカメラ1から取得する。
【0044】
なお、デジタルカメラ1は、内蔵するROM等にシリアルナンバーを記憶しておくものとし、画像管理装置10からの要求に応じて画像記憶装置10に送信するものとする。
【0045】
CPU12は、デジタルカメラ1からIDを取得すると、その取得したIDを元に規定の生成ルールに従って暗号化キーを生成する(ステップS14)。
【0046】
また、CPU12は、取得したIDを元に規定の設定ルールに従って画像データの格納先を設定する(ステップS15)。すなわち、画像データの格納先となるフォルダ名を設定する。
【0047】
この後、CPU12は、デジタルカメラ1から画像データを読み出し(ステップS16)、読み出した画像データを生成した暗号化キーで暗号化する(ステップS17)。そして、その暗号化した画像データを設定した格納先に格納する(ステップS18)。
【0048】
このように、デジタルカメラ1から画像データを取り込む時は、デジタルカメラ1のIDを元に暗号化キーと格納先を設定し、設定した格納先に画像データを暗号化して格納する。
【0049】
次に、上記のようにして画像管理装置10に取り込まれた画像データを閲覧する場合の動作について説明する。
【0050】
画像管理装置10に取り込んだ画像は、デジタルカメラ1を用いたユーザ認証を行った上で閲覧が可能になる。
【0051】
図5は、画像管理装置10に取り込んだ画像データを閲覧するときの画像管理装置10の動作の手順を示すフローチャートである。
【0052】
まず、ユーザは、USBケーブルによってデジタルカメラ1を画像管理装置10に接続する。CPU12は、デジタルカメラ1が接続されたか否か判定する(ステップS20)。
【0053】
デジタルカメラ1が接続されると、CPU12は、表示装置22に処理の選択メニューを表示させる(ステップS21)。ここでは、画像の閲覧を行うので、ユーザは「画像の閲覧」のラジオボタンをクリックする。CPU12は、「画像の閲覧」の項目が選択されたか否か判定する(ステップS22)。
【0054】
「画像の閲覧」の項目が選択されると、CPU12は、USBインターフェース26を介してデジタルカメラ1からIDを取得する(ステップS23)。そして、取得したIDを元に規定の生成ルールに従って暗号化キーを生成する(ステップS24)。また、CPU12は、取得したIDを元に規定の設定ルールに従って画像データの格納先を設定する(ステップS25)。
【0055】
ここで、生成される暗号化キーは、IDが同じであれば、画像データの取り込み時と同じ暗号化キーが生成され、格納先もIDが同じであれば、画像データの取り込み時と同じ格納先が設定される。
【0056】
格納先が設定されると、CPU12は、図6に示すように、表示装置22にウインドウを表示し、そのウインドウ内に設定された格納先に格納されている画像データを所定のアイコンを用いて一覧表示させる(ステップS26)。
【0057】
ユーザは、このウインドウに一覧表示された画像データの中から閲覧を希望する画像データを選択する(ステップS27)。選択は、たとえば閲覧を希望する画像データのアイコンの上にポインタを移動させ、マウスをダブルクリックすることにより行う。
【0058】
閲覧希望の画像データが選択されると、CPU12は、選択された画像データを格納先から読み出し(ステップS28)、読み出した画像データを生成した暗号化キーで復号化する(ステップS29)。そして、図7に示すように、表示装置22に新たなウインドウを表示し、そのウインドウ内に複合化した画像データが表す画像を表示させる(ステップS30)。
【0059】
このように、画像管理装置10に取り込んだ画像の閲覧は、デジタルカメラ1を用いたユーザ認証を行うので、デジタルカメラ1のユーザのみ行うことができる。
【0060】
なお、本例では、設定された格納先に格納されている画像データをウインドウに一覧表示させる際、所定のアイコンを用いて一覧表示させているが、設定された格納先に格納されている画像データをウインドウに一覧表示させる方法は、これに限定されるものではない。たとえば、図8に示すように、設定した格納先に格納されている画像データが示す画像のサムネイル画像を用いてウインドウに一覧表示させるようにしてもよい。
【0061】
また、本例では、デジタルカメラ1から取得したIDに基づいて画像データの格納先を設定するようにしてるが、ユーザが格納先を指定できるようにしてもよい。この場合、デジタルカメラ1から取得したIDに基づいて画像データの格納先となるフォルダを自動設定し、その自動設定されたフォルダ内にユーザが任意にフォルダを作成して、格納先とすることが好ましい。
【0062】
また、本例では、画像データを画像管理装置10に備えられたハードディスク18に格納するようにしているが、他の記録媒体を格納先に設定するようにしてもよい。また、画像管理装置10がネットワークに接続されている場合には、そのネットワーク上に存在する画像サーバ等を格納先に設定するようにしてもよい。
【0063】
次に、上記のようにして画像管理装置10に取り込まれた画像データを複写等する場合の動作について説明する。
【0064】
画像管理装置10に取り込んだ画像データの複写等の操作は、閲覧時と同様にデジタルカメラ1を用いたユーザ認証の上で可能になる。
【0065】
図9は、画像管理装置10に取り込んだ画像データを複写するときの画像管理装置10の動作の手順を示すフローチャートである。
【0066】
まず、ユーザは、USBケーブルによってデジタルカメラ1を画像管理装置10に接続する。CPU12は、デジタルカメラ1が接続されたか否か判定する(ステップS40)。
【0067】
デジタルカメラ1が接続されると、CPU12は、表示装置22に処理の選択メニューを表示させる(ステップS41)。
【0068】
なお、本実施の形態では、複写対象とする画像データの選択を画像の閲覧と同じインターフェースで行うことから、画像データの複写を行う場合も「画像の閲覧」の項目を選択するものとする。したがって、ユーザは、画像データの複写を行う場合も「画像の閲覧」のラジオボタンをクリックする。CPU12は、「画像の閲覧」の項目が選択されたか否か判定する(ステップS42)。
【0069】
「画像の閲覧」の項目が選択されると、CPU12は、USBインターフェース26を介してデジタルカメラ1からIDを取得する(ステップS43)。そして、取得したIDを元に規定の生成ルールに従って暗号化キーを生成する(ステップS44)。また、CPU12は、取得したIDを元に規定の設定ルールに従って画像データの格納先を設定する(ステップS45)。
【0070】
ここで、前記同様、生成される暗号化キーは、IDが同じであれば、画像データの取り込み時と同じ暗号化キーが生成され、格納先もIDが同じであれば、画像データの取り込み時と同じ格納先が設定される。
【0071】
格納先が設定されると、CPU12は、図10に示すように、表示装置22にウインドウを表示し、そのウインドウ内に設定された格納先に格納されている画像データを所定のアイコンを用いて一覧表示させる(ステップS46)。
【0072】
ユーザは、このウインドウに一覧表示された画像データの中から複写を希望する画像データと複写先を指定する(ステップS47)。
【0073】
ここで、画像データの選択は、まず、複写を希望する画像データのアイコンの上にポインタを移動させ、マウスの右ボタンをシングルクリックする。このように、所定のアイコンの上にポインタを移動させ、マウスの右ボタンをシングルクリックすると、図10に示すように、操作可能なメニューがプルダウン表示されるので、このプルダウンされた操作メニューの中から「コピー」の項目を選択する。選択は「コピー」の項目の上にポインタを移動させ、マウスの左ボタンをシングルクリックして行う。これにより、複写する画像データの選択が完了する。
【0074】
一方、複写先の選択は、複写先とするフォルダのアイコン上、又は、複写先とするフォルダを開いたウインドウ上でマウスの右ボタンをシングルクリックする。このように、複写先とするフォルダのアイコンの上、又は、複写先とするフォルダを開いたウインドウの上でマウスの右ボタンをシングルクリックすると、上記同様に操作可能なメニューがプルダウン表示されるので、このプルダウンされた操作メニューの中から「貼り付け」の項目を選択する。これにより、複写先の選択が完了する。
【0075】
複写する画像データと複写先が選択されると、CPU12は、選択された画像データを格納先から読み出し(ステップS48)、読み出した画像データを生成した暗号化キーで復号化する(ステップS49)。そして、選択された複写先に複合化した画像データを複写する(ステップS50)。
【0076】
このように、画像管理装置10に取り込んだ画像データの複写も閲覧と同様に、デジタルカメラ1を用いたユーザ認証を行うので、デジタルカメラ1のユーザのみ行うことができる。
【0077】
以上説明したように、本実施の形態の画像管理装置10によれば、デジタルカメラ1のIDを元に暗号化キーを生成し、デジタルカメラ1から取り込んだ画像データを暗号化しているので、そのデジタルカメラ1のユーザ以外は閲覧等することができなくなる。これにより、画像管理装置(パソコン)が複数のユーザに共有される環境であっても、本人以外の閲覧等を簡単に防止することができる。また、デジタルカメラ1のIDを利用しているので、面倒な設定を行う必要もない。
【0078】
なお、複写する画像データの選択方法と、複写先の選択方法に関しては、本例に示した方法に限定されるものではなく、他の方法で複写する画像データと複写先を選択するようにしてもよい。たとえば、複写する画像データのアイコンを複写先のフォルダにドラッグ・アンド・ドロップして選択するようにしてもよい。
【0079】
また、本例では、複写先としてフォルダを指定するようにしているが、リムーバブルメディア等を直接指定して、そこに複写するようにしてもよい。また、画像管理装置10がネットワークに接続されている場合には、ネットワーク上に存在する画像サーバ等を複写先に指定して、そこに複写するようにしてもよい。
【0080】
また、設定された格納先に格納されている画像データをウインドウに一覧表示させる場合は、閲覧時と同様にサムネイル画像を用いてウインドウに一覧表示させるようにしてもよい。
【0081】
さらに、本例では、画像データを複写する場合について説明したが、画像データを切り取り、他のフォルダに貼り付ける場合も同様の操作で行うことができる。なお、削除や名前の変更等に関しては、デジタルカメラ1によるユーザ認証が行われている場合のみ可能とし、デジタルカメラ1によるユーザ認証が行われていない場合は行うことができないものとする。
【0082】
なお、上述した一連の実施の形態では、デジタルカメラ1の画像データを画像管理装置10に取り込み、閲覧、複写等する場合を例に説明したが、メモリカード2の画像データを画像管理装置10に取り込み、閲覧、複写等する場合も同様の動作で画像データの取り込み等を行うものとする。
【0083】
すなわち、メモリーカード2から画像データを取り込む時は、メモリーカードリーダー/ライター28にメモリーカード2を装填し、装填されたメモリーカード2からIDを取得し、取得したIDを元に規定の生成ルールに従って暗号化キーと格納先を設定する。そして、メモリーカード2から画像データを読み出し、読み出した画像データを生成した暗号化キーで暗号化して、設定した格納先に格納する。
【0084】
この際、IDはメモリーカード2に固有のコードとし、たとえば、メモリーカード2に付されたシリアルナンバーを使用する。
【0085】
また、メモリーカード2から画像管理装置10に取り込んだ画像データを閲覧するときは、メモリーカードリーダー/ライター28にメモリーカード2を装填し、装填されたメモリーカード2からIDを取得し、取得したIDを元に規定の生成ルールに従って暗号化キーと格納先を設定する。そして、設定された格納先に格納されている画像データを読み出し、読み出した画像データを生成した暗号化キーで復号化し、表示装置22に表示する。
【0086】
また、メモリーカード2から画像管理装置10に取り込んだ画像データを複写等するときは、メモリーカードリーダー/ライター28にメモリーカード2を装填し、装填されたメモリーカード2からIDを取得し、取得したIDを元に規定の生成ルールに従って暗号化キーと格納先を設定する。そして、設定された格納先に格納されている画像データを読み出し、読み出した画像データを生成した暗号化キーで復号化し、指定された複写先に複写する。
【0087】
なお、上記実施の形態では、デジタルカメラ1から画像データの取り込み等をする場合を例に説明したが、本発明が適用可能な撮影装置は、これに限定されるものではなく、たとえば、カメラ付き携帯電話機から画像データの取り込み等をする場合にも同様に適用することができる。
【0088】
また、IDはシリアルナンバーに限定されるものではなく、個体を識別できる情報であれば、他の情報を利用してもよい。
【0089】
また、本発明が適用可能な画像データは、静止画の画像データに限定されるものではなく、動画像の画像データにも同様に適用することができる。
【0090】
さらに、デジタルカメラ1と画像管理装置10との接続形態は、USBに限定されるものではなく、他の接続方式(通信方式)を用いて接続するようにしてもよい。
【0091】
同様にメモリーカード2の画像データを画像管理装置10に取り込む方法も画像管理装置10に組み込まれたメモリーカードリーダー/ライター28以外の手段で取り込むようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0092】
【図1】本発明に係る画像管理装置の一実施形態を示す外観構成図
【図2】画像管理装置のハードウェア構成図
【図3】デジタルカメラから画像データを取り込むときの動作の手順を示すフローチャート
【図4】処理の選択メニューの表示例を示す図
【図5】画像データを閲覧するときの画像管理装置の動作の手順を示すフローチャート
【図6】設定された格納先に格納されている画像データの表示例を示す図
【図7】画像データが示す画像の表示例を示す図
【図8】設定された格納先に格納されている画像データの他の表示例を示す図
【図9】画像データを複写するときの画像管理装置の動作の手順を示すフローチャート
【図10】設定された格納先に格納されている画像データの表示例を示す図
【符号の説明】
【0093】
1…デジタルカメラ、2…メモリーカード、10…画像管理装置、12…CPU、14…RAM、16…ROM、18…ハードディスク、20…CD−ROMドライブ、22…表示装置、24…入力装置、26…USBインターフェース、28…メモリーカードリーダー/ライター

【特許請求の範囲】
【請求項1】
撮影装置から画像データを読み出し、読み出した画像データを記憶手段に格納して管理する画像管理装置において、
前記撮影装置に固有の情報を前記撮影装置から取得する固有情報取得手段と、
前記固有情報取得手段で取得した前記撮影装置に固有の情報に基づいて画像データの暗号化キーを生成する暗号化キー生成手段と、
前記暗号化キー生成手段で生成した暗号化キーで前記撮影装置から読み出した画像データを暗号化して前記記憶手段に格納する記録制御手段と、
前記記憶手段に格納されている暗号化された画像データを前記暗号化キー生成手段で生成した暗号化キーで復号化して読み出す読み出し制御手段と、
を備えたことを特徴とする画像管理装置。
【請求項2】
前記固有情報取得手段で取得した前記撮影装置に固有の情報に基づいて画像データの格納先を設定する格納先設定手段を有し、前記記録制御手段は、前記暗号化キー生成手段で生成した暗号化キーで前記撮影装置から読み出した画像データを暗号化して、前記格納先設定手段で設定された格納先に格納する一方、前記読み出し制御手段は、前記格納先設定手段で設定された格納先に格納されている暗号化された画像データを前記暗号化キー生成手段で生成した暗号化キーで復号化して読み出すことを特徴とする請求項1に記載の画像管理装置。
【請求項3】
撮影装置から画像データを読み出し、読み出した画像データを記憶手段に格納して管理する画像管理方法において、
前記撮影装置から読み出した画像データを前記記憶手段に格納する時は、
前記撮影装置に固有の情報を前記撮影装置から取得し、
取得した前記撮影装置に固有の情報に基づいて画像データの暗号化キーを生成し、
生成した暗号化キーで前記撮影装置から読み出した画像データを暗号化して前記記憶手段に格納し、
前記記憶手段に格納された画像データを読み出す時は、
前記撮影装置に固有の情報を前記撮影装置から取得し、
取得した前記撮影装置に固有の情報に基づいて画像データの暗号化キーを生成し、
生成した暗号化キーで前記記憶手段に格納されている暗号化された画像データを復号化して読み出すことを特徴とする画像管理方法。
【請求項4】
前記撮影装置から読み出した画像データを前記記憶手段に格納する時、
前記撮影装置から取得した前記撮影装置に固有の情報に基づいて画像データの格納先を設定し、
設定した格納先に暗号化した画像データを格納し、
前記記憶手段に格納された画像データを読み出す時、
前記撮影装置から取得した前記撮影装置に固有の情報に基づいて画像データの格納先を設定し、
設定した格納先に格納されている暗号化された画像データを復号化して読み出すことを特徴とする請求項3に記載の画像管理方法。
【請求項5】
撮影装置から画像データを読み出し、読み出した画像データを記憶手段に格納して管理するためにコンピュータに、
前記撮影装置に固有の情報を前記撮影装置から取得する機能、
前記固有情報取得手段で取得した前記撮影装置に固有の情報に基づいて画像データの暗号化キーを生成する機能、
生成した暗号化キーで前記撮影装置から読み出した画像データを暗号化して前記記憶手段に格納する機能、
生成した暗号化キーで前記記憶手段に格納されている暗号化された画像データを復号化して読み出す機能、
を実現させることを特徴とする画像管理プログラム。
【請求項6】
さらにコンピュータに、
前記固有情報取得手段で取得した前記撮影装置に固有の情報に基づいて画像データの格納先を設定する機能、
設定された格納先に暗号化した画像データを格納する機能、
設定された格納先に格納されている暗号化された画像データを復号化して読み出す機能、
を実現させることを特徴とする請求項5に記載の画像管理プログラム。
【請求項7】
記憶メディアから画像データを読み出し、読み出した画像データを記憶手段に格納して管理する画像管理装置において、
前記記憶メディアに固有の情報を前記記憶メディアから取得する固有情報取得手段と、
前記固有情報取得手段で取得した前記記憶メディアに固有の情報に基づいて画像データの暗号化キーを生成する暗号化キー生成手段と、
前記暗号化キー生成手段で生成した暗号化キーで前記記憶メディアから読み出した画像データを暗号化して前記記憶手段に格納する記録制御手段と、
前記記憶手段に格納されている暗号化された画像データを前記暗号化キー生成手段で生成した暗号化キーで復号化して読み出す読み出し制御手段と、
を備えたことを特徴とする画像管理装置。
【請求項8】
前記固有情報取得手段で取得した前記記憶メディアに固有の情報に基づいて画像データの格納先を設定する格納先設定手段を有し、前記記録制御手段は、前記暗号化キー生成手段で生成した暗号化キーで前記記憶メディアから読み出した画像データを暗号化して、前記格納先設定手段で設定された格納先に格納する一方、前記読み出し制御手段は、前記格納先設定手段で設定された格納先に格納されている暗号化された画像データを前記暗号化キー生成手段で生成した暗号化キーで復号化して読み出すことを特徴とする請求項7に記載の画像管理装置。
【請求項9】
記憶メディアから画像データを読み出し、読み出した画像データを記憶手段に格納して管理する画像管理方法において、
前記記憶メディアから読み出した画像データを前記記憶手段に格納する時は、
前記記憶メディアに固有の情報を前記記憶メディアから取得し、
取得した前記記憶メディアに固有の情報に基づいて画像データの暗号化キーを生成し、
生成した暗号化キーで前記記憶メディアから読み出した画像データを暗号化して前記記憶手段に格納し、
前記記憶手段に格納された画像データを読み出す時は、
前記記憶メディアに固有の情報を前記記憶メディアから取得し、
取得した前記記憶メディアに固有の情報に基づいて画像データの暗号化キーを生成し、
生成した暗号化キーで前記記憶手段に格納されている暗号化された画像データを復号化して読み出すことを特徴とする画像管理方法。
【請求項10】
前記記憶メディアから読み出した画像データを前記記憶手段に格納する時、
前記記憶メディアから取得した前記記憶メディアに固有の情報に基づいて画像データの格納先を設定し、
設定した格納先に暗号化した画像データを格納し、
前記記憶手段に格納された画像データを読み出す時、
前記記憶メディアから取得した前記記憶メディアに固有の情報に基づいて画像データの格納先を設定し、
設定した格納先に格納されている暗号化された画像データを復号化して読み出すことを特徴とする請求項9に記載の画像管理方法。
【請求項11】
記憶メディアから画像データを読み出し、読み出した画像データを記憶手段に格納して管理するためにコンピュータに、
前記記憶メディアに固有の情報を前記記憶メディアから取得する機能、
前記固有情報取得手段で取得した前記記憶メディアに固有の情報に基づいて画像データの暗号化キーを生成する機能、
生成した暗号化キーで前記記憶メディアから読み出した画像データを暗号化して前記記憶手段に格納する機能、
生成した暗号化キーで前記記憶手段に格納されている暗号化された画像データを復号化して読み出す機能、
を実現させることを特徴とする画像管理プログラム。
【請求項12】
さらにコンピュータに、
前記固有情報取得手段で取得した前記記憶メディアに固有の情報に基づいて画像データの格納先を設定する機能、
設定された格納先に暗号化した画像データを格納する機能、
設定された格納先に格納されている暗号化された画像データを復号化して読み出す機能、
を実現させることを特徴とする請求項11に記載の画像管理プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2006−80898(P2006−80898A)
【公開日】平成18年3月23日(2006.3.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−262687(P2004−262687)
【出願日】平成16年9月9日(2004.9.9)
【出願人】(000005201)富士写真フイルム株式会社 (7,609)
【Fターム(参考)】