説明

画像表示装置及び方法、画像処理装置及び方法、プログラム、並びに画像表示システム

【課題】多様な画像表現を実現することができるようにする。
【解決手段】全周囲立体画像表示装置は、表示された立体画像を視認しているユーザの動作を検出し、検出された動作に関する検出情報を生成して画像処理装置に送信し、画像処理装置から送信される、検出情報に基づき生成された画像データを受信し、受信された画像データに対応する、検出された動作に応じた任意の立体画像を表示させる。本技術は、例えば、全周囲立体画像表示装置と画像処理装置から構成される立体画像表示システムに適用することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本技術は、画像表示装置及び方法、画像処理装置及び方法、プログラム、並びに画像表示システムに関し、特に、多様な画像表現を実現することができるようにした画像表示装置及び方法、画像処理装置及び方法、プログラム、並びに画像表示システムに関する。
【背景技術】
【0002】
本出願人は、被写体に関する視点の異なる複数の画像を用いて、全周囲の任意の方向から見ても被写体を立体的に視認可能に表示を行う全周囲立体画像表示装置を先に提案している(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
この全周囲立体画像表示装置は、その筐体が円筒形状をなしており、筐体内部には複数の発光素子等が配設された発光面を有する表示部が設けられ、表示部の画像がスリット越しに筐体の外部から視認できるようになされている。そして、筐体がモータにより高速回転されることにより、円筒形状の筐体側面を任意の方向から見ているユーザに対して、表示面の画像が立体的に視認できるようになされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2011−107665号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、全周囲立体画像表示装置では、ユーザの手の位置などを検出するためのセンサを設けることで、ユーザの動作に応じた任意の立体画像を表示させることができる。しかしながら、センサからの情報が、全周囲立体画像表示装置の内部でのみ利用されていたため、その内部処理により生成される立体画像の表現には限度があり、より多様な画像表現を実現したいという要求があった。
【0006】
本技術はこのような状況に鑑みてなされたものであり、全周囲立体画像表示装置において、多様な画像表現を実現することができるようにするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本技術の第1の側面の画像表示装置は、内部に回転軸を有する円筒形状の回転部と、任意の画像を表示するための画像データを生成する画像処理装置から送信される前記画像データを受信する画像受信部と、前記回転部の内部に設けられ、前記回転部の回転に応じて発光することで、受信された前記画像データに対応する任意の画像を表示させる画像表示部と、表示された前記画像を視認しているユーザの動作を検出する検出部と、検出された前記動作に関する検出情報を生成する検出情報生成部と、生成された前記検出情報を、前記画像処理装置に送信する検出情報送信部とを備え、前記画像受信部は、前記画像処理装置から送信される、前記検出情報に基づき生成された画像データを受信し、前記画像表示部は、受信された前記画像データに対応する、検出された前記動作に応じた任意の画像を表示させる。
【0008】
前記検出情報生成部は、前記回転部の所定の回転角ごとに検出される前記動作の検出位置に関する情報を含む前記検出情報を生成する。
【0009】
前記画像受信部は、前記画像処理装置から送信される、所定の回転角ごとに検出された前記動作の検出位置に対応する部分の表示状態のみが変化した画像を表示するための画像データを受信し、前記画像表示部は、受信された前記画像データに対応する、検出された前記動作の検出位置に対応する部分の表示状態のみが変化した画像を表示させる。
【0010】
前記検出情報送信部は、前記検出情報を、あらかじめ設定される送信間隔で前記画像処理装置に送信する。
【0011】
前記検出部は、1又は複数設けられ、前記検出情報生成部は、前記検出部ごとの前記検出情報を生成する。
【0012】
本技術の第1の側面の画像表示方法又は第1のプログラムは、前述した第1の側面の画像表示装置に対応する画像表示方法又は第1のプログラムである。
【0013】
本技術の第1の側面の画像表示装置及び方法、並びに第1のプログラムにおいては、任意の画像を表示するための画像データを生成する画像処理装置から送信される画像データが受信され、回転部の回転に応じて発光することで、受信された画像データに対応する任意の画像が表示され、表示された画像を視認しているユーザの動作が検出され、検出された動作に関する検出情報が生成され、生成された検出情報が、画像処理装置に送信され、画像処理装置から送信される、検出情報に基づき生成された画像データが受信され、受信された画像データに対応する、検出された動作に応じた任意の画像が表示される。
【0014】
本技術の第2の側面の画像処理装置は、任意の画像に対応する画像データを生成する画像生成部と、生成された前記画像データを、回転部の回転に応じて前記画像データに対応する任意の画像を表示する画像表示装置に送信する画像送信部と、前記画像表示装置から送信される、前記画像を視認しているユーザの動作に関する検出情報を受信する検出情報受信部とを備え、前記画像生成部は、受信された前記検出情報に基づいて、任意の画像に対応する画像データを生成し、前記画像送信部は、前記検出情報に基づき生成された前記画像データを、前記画像表示装置に送信する。
【0015】
前記検出情報は、前記回転部の所定の回転角ごとに検出される前記動作の検出位置に関する情報を含む。
【0016】
前記画像生成部は、受信された前記検出情報に基づいて、所定の回転角ごとに検出された前記動作の検出位置に対応する部分の表示状態のみが変化した画像を表示するための画像データを生成する。
【0017】
前記検出情報受信部は、あらかじめ設定される送信間隔で前記画像表示装置から送信される前記検出情報を受信する。
【0018】
本技術の第2の側面の画像処理方法又は第2のプログラムは、前述した第2の側面の画像処理装置に対応する画像処理方法又は第2のプログラムである。
【0019】
本技術の第2の側面の画像処理装置及び方法、並びに第2のプログラムにおいては、任意の画像に対応する画像データが生成され、生成された画像データが、回転部の回転に応じて画像データに対応する任意の画像を表示する画像表示装置に送信され、画像表示装置から送信される、画像を視認しているユーザの動作に関する検出情報が受信され、受信された検出情報に基づいて、任意の画像に対応する画像データが生成され、検出情報に基づき生成された画像データが、画像表示装置に送信される。
【0020】
本技術の第3の側面の画像表示システムは、画像表示装置と、画像処理装置からなる画像表示システムであって、前記画像表示装置は、内部に回転軸を有する円筒形状の回転部と、前記画像処理装置から送信される前記画像データを受信する画像受信部と、前記回転部の内部に設けられ、前記回転部の回転に応じて発光することで、受信された前記画像データに対応する任意の画像を表示させる画像表示部と、表示された前記画像を視認しているユーザの動作を検出する検出部と、検出された前記動作に関する検出情報を生成する検出情報生成部と、生成された前記検出情報を、前記画像処理装置に送信する検出情報送信部とを備え、前記画像処理装置は、任意の画像に対応する画像データを生成する画像生成部と、生成された前記画像データを、前記画像表示装置に送信する画像送信部と、前記画像表示装置から送信される、前記検出情報を受信する検出情報受信部とを備え、前記画像生成部は、受信された前記検出情報に基づいて、任意の画像に対応する画像データを生成し、前記画像送信部は、前記検出情報に基づき生成された前記画像データを、前記画像表示装置に送信し、前記画像受信部は、前記画像処理装置から送信される、前記検出情報に基づき生成された画像データを受信し、前記画像表示部は、受信された前記画像データに対応する、検出された前記動作に応じた任意の画像を表示させる。
【0021】
画像表示装置及び画像処理装置のいずれか一方又は双方は、独立した装置であってもよいし、1つの装置を構成している内部ブロックであってもよい。
【0022】
本技術の第3の側面の画像表示システムにおいては、画像表示装置によって、画像処理装置から送信される画像データが受信され、回転部の内部に設けられ、回転部の回転に応じて発光することで、受信された画像データに対応する任意の画像が表示され、表示された画像を視認しているユーザの動作が検出され、検出された動作に関する検出情報が生成され、生成された検出情報が、画像処理装置に送信され、画像処理装置から送信される、検出情報に基づき生成された画像データが受信され、受信された画像データに対応する、検出された動作に応じた任意の画像が表示され、画像処理装置によって、任意の画像に対応する画像データが生成され、生成された画像データが、画像表示装置に送信され、画像表示装置から送信される、検出情報が受信され、受信された検出情報に基づいて、任意の画像に対応する画像データが生成され、検出情報に基づき生成された画像データが、画像表示装置に送信される。
【発明の効果】
【0023】
本技術によれば、多様な画像表現を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】立体画像表示システムの構成例を示す図である。
【図2】全周囲立体画像表示装置の構成例を示す図である。
【図3】画像処理装置の構成例を示す図である。
【図4】検出情報の送信処理を説明するシーケンス図である。
【図5】全周囲立体画像表示装置による立体画像表示処理について説明するフローチャートである。
【図6】画像処理装置による立体画像表示処理について説明するフローチャートである。
【図7】立体画像の表示状態の変化の例を示す図である。
【図8】立体画像の表示状態の変化の例を示す図である。
【図9】コンピュータの構成例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0025】
以下、図面を参照しながら本技術の実施の形態について説明する。
【0026】
[立体画像表示システムの構成例]
図1は、立体画像表示システム1の構成例を示す図である。
【0027】
立体画像表示システム1は、全周囲立体画像表示装置11及び画像処理装置12から構成される。
【0028】
全周囲立体画像表示装置11は、ケーブル24を介して入力される画像処理装置12により生成された立体画像表示用の2次元画像情報等(以下、単に、画像データという)に基づいて、被写体の全周囲に渡る立体画像を再生する。全周囲立体画像表示装置11は、固定部21及び回転部22から構成される。
【0029】
固定部21は、画像処理装置12から入力される画像データを、内蔵された中空モータ(不図示)により高速回転する回転部22に供給する。固定部21はまた、回転部22に対して駆動電力を供給する。
【0030】
回転部22は、円筒状の形状を有するとともに、その側面には複数のスリット23が設けられており、その内部には、固定部21と共通の回転軸を有する中空モータが固定されている。また、回転部22には、表示部が内蔵されており、回転部22の回転に応じて発光することで、固定部21から供給される画像データに対応する、全周囲にわたる任意の立体画像を表示させる。
【0031】
また、回転部22には、表示された立体画像を視認しているユーザの動作(例えばジェスチャなど)を検出するためのセンサが設けられており、検出されたユーザの動作に関する情報(以下、検出情報という)を固定部21に供給して、ケーブル25を介して画像処理装置12に出力する。
【0032】
画像処理装置12は、例えばパーソナルコンピュータなどの機器であって、全周囲立体画像表示装置11からの検出情報に基づいて、任意の立体画像に対応する画像データを生成し、ケーブル24を介して全周囲立体画像表示装置11に出力する。そして、全周囲立体画像表示装置11においては、画像処理装置12からの画像データに対応する、検出されたユーザの動作に応じた任意の立体画像が表示される。
【0033】
立体画像表示システム1は、以上のように構成される。
【0034】
[全周囲立体画像表示装置の構成例]
図2は、図1の全周囲立体画像表示装置11の構成例を示す図である。
【0035】
全周囲立体画像表示装置11は、前述したように、固定部21及び回転部22から構成される。
【0036】
固定部21は、通信I/F31、画像処理部32、送信部33、ロータリエンコーダ34、検出情報処理部35、固定部制御部36、及び通信I/F37から構成される。また、回転部22は、受信部51、画像処理部52、画像表示部53、センサ54−1及び54−2、検出情報処理部55、並びに回転部制御部56から構成される。
【0037】
通信I/F31は、例えば、HDMI(High Definition Multimedia Interface)の入力端子であって、HDMI規格に準拠した通信によって、画像処理装置12からHDMI用のケーブル24を介して送信される画像データを受信して、画像処理部32に供給する。
【0038】
画像処理部32は、通信I/F31から供給される画像データに対して、所定のデータ処理を施して、その結果得られる送信データを、送信部33に供給する。
【0039】
送信部33は、画像処理部32から供給される送信データを、例えば、ミリ波帯の無線通信により、回転部22の受信部51に送信する。ここで、ミリ波とは、周波数が30〜300GHz程度、つまり、波長が、1〜10mm程度の電波である。ミリ波帯の電波によれば、周波数が高いことから、高速のデータレートでのデータ伝送が可能であり、小さなアンテナで、無線通信を行うことができる。
【0040】
具体的には、送信部33は、送信データと、例えば56GHz等のミリ波帯のキャリアとをミキシングすることにより、キャリアを、送信データに従って変調し、その結果得られる変調信号を、アンテナ(不図示)に供給する。これにより、アンテナは、送信部33からの変調信号を、電波として出力する。
【0041】
回転部22では、アンテナ(不図示)により送信部33から送信される電波としての変調信号が受信され、受信部51に供給される。
【0042】
受信部51は、アンテナからの変調信号と、例えば56GHz等のミリ波帯のキャリアとをミキシングすることにより、キャリアを、変調信号に従って復調する。受信部51は、変調信号を復調することで得られる受信データを、画像処理部52に供給する。
【0043】
画像処理部52は、受信部51から供給される受信データに対して、所定のデータ処理を施して、その結果得られる画像データを、画像表示部53に供給する。
【0044】
画像表示部53は、例えば、m行×n列個の発光素子がマトリックス状に配列された2次元発光素子アレイから構成される。発光素子としては、例えば、発光ダイオードやレーザダイオード、有機ELなどが用いられる。この2次元発光素子アレイは、回転部22の回転に応じて複数の発光素子が発光し、かつ、画像処理部52から供給される立体画像用の画像データに基づいて発光制御されるようになされている。そして、発光面からの光が、スリット23を介して、回転部22の外部に放射されることにより、ユーザは、立体画像を視認することができる。
【0045】
センサ54−1は、回転部22の周面の上側に設けられ、主に、回転部22の上側で行われるユーザの手の動きや、立体画像を覗き込むユーザの顔の動きなどのユーザの動作を検出する。センサ54−1は、発光部61−1及び受光部62−1から構成される。
【0046】
発光部61−1は、検出情報処理部55のタイミング生成部71から供給される発光タイミング信号に従って、赤外線を発光する。例えば、発光された赤外線が、ユーザの手により反射されて戻ってきた場合、その反射の戻り光が、受光部62−1により受光される。受光部62−1は、反射光の強度に応じた受光信号を、回転部制御部56のサンプリングフィルタ処理部81に供給する。
【0047】
センサ54−2は、回転部22の周面の下側に設けられ、主に、回転部22の下側で行われるユーザの動作を検出する。センサ54−2は、センサ54−1と同様に構成され、発光部61−2から発光された赤外線の戻り光が、受光部62−2により受光され、その反射光の強度に応じた受光信号が、回転部制御部56のサンプリングフィルタ処理部81に供給される。
【0048】
なお、以下の説明において、センサ54−1と、センサ54−2を区別する必要がない場合、単に、センサ54と称して説明する。また、発光部61−1と、発光部61−2を区別する必要がない場合、発光部61と称し、受光部62−1と、受光部62−2を区別する必要がない場合、受光部62と称する。さらに、図2の例では、2つのセンサが設けられた例を図示しているが、ユーザの動作を検出するための1以上のセンサが設けられていればよく、センサの数は任意である。
【0049】
回転部22側の検出情報処理部55は、タイミング生成部71、無線通信部72、角度情報処理部73、及びレジスタ74から構成される。また、固定部21側の検出情報処理部35は、角度情報処理部41、無線通信部42、レジスタ43から構成される。
【0050】
タイミング生成部71は、タイミング信号を生成して、各部に供給する。タイミング生成部71は、発光タイミング信号を発光部61−1及び61−2に供給するとともに、A/D変換タイミング信号を回転部制御部56に供給することで、発光側と受光側のタイミングを調整する。
【0051】
無線通信部72は、赤外線などの無線通信により、検出情報処理部35の無線通信部42と通信する。検出情報処理部35において、角度情報処理部41は、ロータリエンコーダ34により検出された中空モータ(不図示)の回転角度(回転部22の回転角度)に関する情報(以下、角度情報という)を取得して、無線通信部42に供給する。そして、無線通信部42は、赤外線などの無線通信により、角度情報処理部41から供給される角度情報を、無線通信部72に送信する。
【0052】
無線通信部72は、無線通信部42から送信される角度情報を受信し、角度情報処理部73に供給する。
【0053】
角度情報処理部73は、無線通信部72から供給される角度情報を取得して、所定のタイミングで、回転部制御部56のサンプリングフィルタ処理部81に供給する。
【0054】
回転部制御部56は、回転部22の各部を制御する。また、回転部制御部56は、サンプリングフィルタ処理部81を有している。
【0055】
サンプリングフィルタ処理部81は、受光部62−1及び受光部62−2のそれぞれから供給される受光信号に対してフィルタ処理を施して不要な周波数成分を除去した後、A/D変換タイミング信号に従って、サンプリングを行い、受光信号のA/D(Analog/Digital)変換を行う。サンプリングフィルタ処理部81は、A/D変換により得られたセンサ検出値を、角度情報処理部73から供給される角度情報に対応付けて、レジスタ74に記憶させる。これにより、レジスタ74には、センサ54ごとの検出情報として、回転部22の回転角度ごとのセンサ検出値が順次記憶される。
【0056】
レジスタ74は、例えば、センサ54ごとに360ビット(8ビット×45)の容量を有しており、回転部22の全周囲を45分割した場合の各角度(1つの角度が8°)のセンサ検出値として、8ビットが割り当てられる。すなわち、8ビット値であると、0〜255の256通りを表すことができる。なお、図2では、センサ54−1、54−2の2つのセンサ54が設けられているため、実際には、レジスタ74には、720ビット(360ビット×2)分の容量が必要となる。
【0057】
レジスタ74に記憶された検出情報は、例えば、回転部22の全周囲分の検出情報が記憶された段階で、無線通信部72に供給され、無線通信によって、検出情報処理部35の無線通信部42に送信される。
【0058】
無線通信部42は、無線通信により無線通信部72から送信される、検出情報を受信して、レジスタ43に記憶させる。レジスタ43は、レジスタ74と同様に、センサ54ごとの検出情報としてのセンサ検出値を記憶するために、例えば720ビットの容量を有しており、回転部22の全周囲分の検出情報を記憶することができる。
【0059】
固定部制御部36は、固定部21の各部を制御する。また、固定部制御部36は、センサ検出値を距離情報に変換するための変換テーブル45を有している。すなわち、前述したように、センサ検出値には8ビット値が割り当てられており、0〜255の256通りを表すことができるので、変換テーブル45を用いて、例えば、回転部22の回転角度ごとのセンサ検出値を、0〜255mmの範囲内の距離情報に変換することができる。換言すれば、距離情報によって、回転部22の回転角度ごとに検出されるユーザの動作の検出位置を、例えば0〜255mmの範囲内の値で表すことができる。
【0060】
変換テーブル45によって距離情報に変換された検出情報は、通信I/F37に供給される。
【0061】
通信I/F37は、例えば、USB(Universal Serial Bus)などのシリアル通信に対応したI/F(Interface)であって、USB規格に準拠した通信によって、固定部制御部36から供給される検出情報を、USB用のケーブル25を介して画像処理装置12に送信する。
【0062】
また、通信I/F37は、画像処理装置12からケーブル25を介して送信される、送信開始要求又は送信停止要求を受信して、固定部制御部36に供給する。
【0063】
固定部制御部36は、通信I/F37から供給される送信開始要求に応じて、レジスタ43から検出情報の読み出しを開始して、変換テーブル45により変換後、通信I/F37に供給する。また、固定部制御部36は、通信I/F37から供給される送信停止要求に応じて、レジスタ43からの検出情報の読み出しを停止する。
【0064】
なお、固定部制御部36からの制御に従い、回転部制御部56がセンサ54を制御することで、送信開始要求が受信された場合にはセンサ54による検出が開始され、送信停止要求が受信された場合にはセンサ54による検出が停止されるようにしてもよい。すなわち、全周囲立体画像表示装置11においては、送信開始要求が受信された場合、検出情報が画像処理装置12に送信され、送信停止要求が受信された場合、検出情報の送信が停止されるようにすればよく、その実現方法は任意である。
【0065】
全周囲立体画像表示装置11は、以上のように構成される。
【0066】
[画像処理装置の構成例]
図3は、図1の画像処理装置12の構成例を示す図である。
【0067】
画像処理装置12は、制御部101、操作部102、画像取得部103、画像処理部104、通信I/F105、及び通信I/F106から構成される。
【0068】
制御部101は、画像処理装置12の各部の動作を制御する。
【0069】
操作部102は、ユーザ操作に応じて、操作信号を制御部101に供給する。制御部101は、操作部102から供給される操作信号に基づいて、各部の動作を制御する。
【0070】
画像取得部103は、制御部101からの制御に従い、被写体に関する視点の異なる複数の画像に対応する立体画像用の画像データを取得して、画像処理部104に供給する。
【0071】
画像処理部104は、画像取得部103から供給される画像データに対して、所定の画像処理を施し、任意の立体画像に対応する画像データを生成する。生成された画像データは、通信I/F105に供給される。
【0072】
通信I/F105は、例えば、HDMIの出力端子であって、HDMI規格に準拠した通信によって、画像処理部104から供給される画像データを、HDMI用のケーブル24を介して全周囲立体画像表示装置11に送信する。
【0073】
通信I/F106は、例えば、USBなどのシリアル通信に対応したI/F(Interface)であって、全周囲立体画像表示装置11からUSB用のケーブル25を介して送信される検出情報を、制御部101に供給する。
【0074】
制御部101は、通信I/F106から供給される検出情報に基づいて、画像処理部104で行われる画像処理を制御する。画像処理部104は、制御部101からの制御に従い、検出情報に基づいた任意の立体画像に対応する画像データを生成し、通信I/F105に供給する。通信I/F105は、画像処理部104から供給される、検出情報に基づき生成された画像データを、ケーブル24を介して全周囲立体画像表示装置11に送信する。
【0075】
また、制御部101は、操作部102から供給される操作信号に基づいて、送信開始要求又は送信停止要求を、通信I/F106に供給する。通信I/F106は、制御部101から供給される送信開始要求又は送信停止要求を、ケーブル25を介して全周囲立体画像表示装置11に出力する。
【0076】
画像処理装置12は、以上のように構成される。
【0077】
[検出情報の送受信処理]
次に、図4を参照して、検出情報の送受信処理の詳細について説明する。
【0078】
前述したように、全周囲立体画像表示装置11と画像処理装置12においては、例えばUSB規格に準拠した通信によって、検出情報の送受信が行われる。画像処理装置12は、検出情報の受信を開始する場合、送信開始要求を、全周囲立体画像表示装置11に送信する。この送信開始要求には、任意のパラメータが含まれており、例えば、検出情報の送信対象となるセンサ54や、検出情報の送信間隔を指定したりすることができる。
【0079】
全周囲立体画像表示装置11は、画像処理装置12から送信開始要求を受信すると、その送信開始要求に含まれるパラメータに応じて、該当するセンサ54の検出情報の送信を開始する。例えば、パラメータとして、センサ54−1であるセンサ名と、1/30秒である送信間隔が指定された場合、全周囲立体画像表示装置11は、センサ54−1の検出情報を、送信間隔1/30秒で送信し続けることになる。この場合、センサ54−1の検出情報として、360ビット(8ビット×45)のデータが、1/30秒ごとに送信される。また、センサ名として、例えば、センサ54−1及び54−2が指定された場合には、720ビット(8ビット×45×2)のデータが、所定の送信間隔で送信されることになる。
【0080】
その後、検出情報の受信を停止する場合、画像処理装置12は、送信終了要求を、全周囲立体画像表示装置11に送信する。この送信終了要求にも任意のパラメータが含まれており、例えば、検出情報の送信を停止する対象となるセンサを指定することができる。
【0081】
全周囲立体画像表示装置11は、画像処理装置12から送信停止要求を受信すると、その送信停止要求に含まれるパラメータに応じて、該当するセンサ54の検出情報の送信を停止する。例えば、パラメータとして、センサ54−1であるセンサ名が指定された場合、全周囲立体画像表示装置11は、センサ54−1の検出情報の送信を停止することになる。
【0082】
[検出情報を用いた立体画像表示処理]
次に、図5及び図6のフローチャートを参照して、検出情報を用いた立体画像表示処理について説明する。
【0083】
まず、図5のフローチャートを参照して、全周囲立体画像表示装置11により実行される立体画像表示処理について説明する。
【0084】
立体画像表示処理が開始されると、画像処理装置12から画像データの送信が開始され、ステップS11以降の処理が実行される。なお、検出情報の送信の有無を示す送信フラグは、初期設定として、オフが設定されている。
【0085】
ステップS11において、通信I/F31は、画像処理装置12から送信される、立体画像に対応する画像データを受信する。通信I/F31により受信された画像データは、例えばミリ波帯の無線通信により、固定部21から回転部22に送信され、画像表示部53に供給される。これにより、全周囲立体画像表示装置11においては、回転部22の回転に応じて複数の発光素子が発光し、かつ、画像処理部52から供給される立体画像用の画像データに基づいて発光制御されることで、立体画像が表示される(ステップS12)。
【0086】
ステップS13において、センサ54は、立体画像を視認しているユーザの動作を検出する。具体的には、発光部61により発光された赤外線が、ユーザの手などにより反射され、その反射の戻り光が受光され、受光された反射光の強度に応じて、ユーザの動作が検出される。
【0087】
ステップS14において、サンプリングフィルタ処理部81は、対象となるセンサ54の検出情報を生成する。具体的には、サンプリングフィルタ処理部81においては、センサ54から供給される受光信号に対してフィルタ処理が施された後、サンプリングが行われることで、受光信号のA/D変換が行われる。そして、A/D変換により得られたセンサ検出値と角度情報が対応付けられることで、センサ54の検出情報が生成される。生成された検出情報は、レジスタ74に記憶された後、無線通信部72と無線通信部42による無線通信によって、レジスタ43に記憶される。
【0088】
ステップS15において、固定部制御部36は、通信I/F37を制御して、画像処理装置12から検出情報の送信開始要求を受信したか否かを判定する。
【0089】
ステップS15において、検出情報の送信開始要求を受信したと判定された場合、処理は、ステップS16に進められる。ステップS16において、固定部制御部36は、検出情報の送信フラグをオンにする。これにより、図4に示したように、送信開始要求に含まれるパラメータに応じた検出情報の送信が開始される。一方、ステップS15において、送信開始要求を受信していないと判定された場合、ステップS16はスキップされ、処理は、ステップS17に進められる。この場合、送信フラグはオフのままとなるため、検出情報の送信は行われないことになる。
【0090】
ステップS17において、固定部制御部36は、送信フラグがオンであるか否かを判定する。
【0091】
ステップS17において、送信フラグがオンであると判定された場合、処理は、ステップS18に進められる。ステップS18において、固定部制御部36は、送信開始要求に含まれる送信間隔のパラメータに基づいて、例えば1/30秒などの所定の送信間隔を経過したか否かを判定する。
【0092】
ステップS18において、所定の送信間隔を経過したと判定された場合、処理は、ステップS19に進められる。ステップS19において、固定部制御部36は、レジスタ43からパラメータにより指定されたセンサ54の検出情報を読み出し、変換テーブル45により変換することで、対象のセンサ54の検出情報を取得する。そして、通信I/F37は、検出情報を、画像処理装置12に送信する(ステップS20)。
【0093】
なお、送信フラグがオフである場合(ステップS17の「No」)、又は所定の送信間隔を経過していない場合(ステップS18の「No」)、検出情報の送信は行われないため、ステップS19,S20はスキップされる。
【0094】
ステップS21において、固定部制御部36は、通信I/F37を制御して、画像処理装置12から検出情報の送信停止要求を受信したか否かを判定する。
【0095】
ステップS21において、検出情報の送信停止要求を受信したと判定された場合、処理は、ステップS22に進められる。ステップS22において、固定部制御部36は、検出情報の送信フラグをオフにする。これにより、図4に示したように、送信停止要求に含まれるパラメータに応じて検出情報の送信が停止される。一方、送信停止要求を受信していないと判定された場合、ステップS22はスキップされ、処理は、ステップS23に進められる。この場合、送信フラグの状態が維持されることになる。
【0096】
続いて、ステップS23において、立体画像の表示を終了するか否かが判定され、立体画像の表示を終了しないと判定された場合、処理は、ステップS11に戻り、前述した処理が繰り返される。すなわち、ステップS11乃至S23が繰り返されることで、全周囲立体画像表示装置11では立体画像が表示されるとともに、検出情報の送信開始要求を受信してから送信停止要求を受信するまでの間は、立体画像を視認しているユーザの動作が検出され、その検出情報が画像処理装置12に送信される。
【0097】
そして、全周囲立体画像表示装置11では、送信開始要求を受信してから送信停止要求を受信するまでの間、画像処理装置12から送信される検出情報に基づき生成された画像データが受信され、検出されたユーザの動作に応じた任意の立体画像が表示される。
【0098】
その後、ステップS23において、立体画像の表示を終了すると判定された場合、図5の全周囲立体画像表示装置11による画像表示処理は終了する。
【0099】
以上のように、全周囲立体画像表示装置11においては、画像処理装置12から送信される立体画像用の画像データが受信され、受信された画像データに対応する任意の立体画像が表示され、表示された立体画像を視認しているユーザの動作が検出され、検出された動作に関する検出情報が生成され、画像処理装置12に送信される。そして、画像処理装置12から送信される、検出情報に基づき生成された画像データが受信され、受信された画像データに対応する、検出された動作に応じた任意の立体画像が表示される。
【0100】
これにより、全周囲立体画像表示装置11では、画像処理を専用に行う画像処理装置12により検出情報に基づき生成された画像データに対応する、任意の立体画像を表示させることができるので、検出情報を全周囲立体画像表示装置11の内部でのみ利用する場合と比べて、多様な画像表現を実現することができる。その結果、立体画像を視認しているユーザの満足度を向上させることができる。
【0101】
次に、図6のフローチャートを参照して、画像処理装置12により実行される立体画像表示処理について説明する。
【0102】
ステップS51において、制御部101は、操作部102からの操作信号に基づいて、検出情報の受信を開始するか否かを判定する。
【0103】
ステップS51において、検出情報の受信を開始すると判定された場合、処理は、ステップS52に進められる。ステップS52において、通信I/F106は、制御部101の制御に従い、検出情報の送信開始要求を、全周囲立体画像表示装置11に送信する。これにより、図4に示したように、検出情報の送信が開始されることになる。一方、ステップS51において、検出情報の受信を開始しないと判定された場合、ステップS52はスキップされ、処理は、ステップS53に進められる。この場合、検出情報の送信開始要求が送信されないため、検出情報の送信は行われないことになる。
【0104】
ステップS53において、制御部101は、通信I/F106を制御して、全周囲立体画像表示装置11から検出情報を受信したか否かを判定する。
【0105】
ステップS53において、検出情報を受信していないと判定された場合、処理は、ステップS54に進められる。ステップS54において、画像処理部104は、画像取得部103から供給される立体画像用の画像データに対して、所定の画像処理を施し、任意の立体画像に対応する画像データを生成する。そして、生成された画像データは、通信I/F105により全周囲立体画像表示装置11に送信される(ステップS57)。
【0106】
一方、ステップS53において、検出情報を受信したと判定された場合、処理は、ステップS55に進められる。ステップS55において、制御部101は、通信I/F106から供給される検出情報を解析し、その解析結果を、画像処理部104に供給する。
【0107】
ステップS56において、画像処理部104は、検出情報の解析結果に基づいて、画像取得部103から供給される画像データに対して、所定の画像処理を施し、任意の立体画像に対応する画像データを生成する。
【0108】
具体的には、制御部101は、回転部22の所定の回転角ごとの距離情報に基づいて、例えばユーザの手などが存在すると推測される領域(反応領域)の判定を行う。例えば、距離情報が示す距離が、ある一定の閾値レベルを超えた角度領域を反応領域と判定する。そして、その判定結果に応じた反応領域に関する情報が、解析結果として、画像処理部104に供給される。画像処理部104は、反応領域に応じた立体画像に対応する画像データを生成する。例えば、反応領域に応じた立体画像としては、全体の表示状態が変化した立体画像や、ユーザの手や顔などが存在すると推測される反応領域に対応する部分の表示状態のみが変化した立体画像が生成される。
【0109】
なお、反応領域の判定に用いる閾値レベルには、ヒステリシスを持たせるようにしてもよい。また、閾値レベルを設けずに、距離情報(反射強度の変化)に応じた任意の表示動作をさせるようにしてもよい。
【0110】
生成された画像データは、通信I/F105により全周囲立体画像表示装置11に送信される(ステップS57)。
【0111】
このようにして生成された画像データを、全周囲立体画像表示装置11に送信することで、全周囲立体画像表示装置11では、反応領域(ユーザの手や顔などの検出位置)に応じて、例えば、ユーザから見た画像表示部53の表示状態が変化するように発光素子の発光制御が行われる。例えば、全周囲立体画像表示装置11において、立体画像として、鳥の画像が表示されている場合に、回転部22の周囲でユーザの手が検出されたとき、その手が検出された方向に鳥が向くような表示を行うことができる。これにより、ユーザは、手をかざしただけで、立体画像の表示状態(鳥の向き)を操作しているような感覚を得ることができる。
【0112】
また、画像処理を専用に行う画像処理装置12側で、全周囲立体画像表示装置11に表示される立体画像に対応する画像データを、検出情報に応じて編集することができるため、全周囲立体画像表示装置11側に負荷をかけずに、多様な画像表現を実現することができる。
【0113】
ステップS57の処理が終了すると、処理は、ステップS58に進められる。
【0114】
ステップS58において、制御部101は、操作部102からの操作信号に基づいて、検出情報の受信を停止するか否かを判定する。
【0115】
ステップS58において、検出情報の受信を停止すると判定された場合、処理は、ステップS59に進められる。ステップS59において、通信I/F106は、制御部101の制御に従い、検出情報の送信停止要求を、全周囲立体画像表示装置11に送信する。これにより、図4に示したように、検出情報の送信が停止されることになる。一方、ステップS58において、検出情報の受信を停止しないと判定された場合、ステップS59はスキップされ、処理は、ステップS60に進められる。この場合、検出情報の送信停止要求が送信されないため、検出情報の送信の状態が維持されることになる。
【0116】
そして、ステップS60において、立体画像の表示を終了するか否かが判定され、立体画像の表示を終了しないと判定された場合、処理は、ステップS51に戻り、前述した処理が繰り返される。すなわち、ステップS51乃至S60が繰り返されることで、画像処理装置12では、検出情報の送信開始要求を送信してから、送信停止要求を送信するまでの間は、検出情報が受信され、その検出情報の解析結果に基づいた立体画像用の画像データが生成され、全周囲立体画像表示装置11に送信される。
【0117】
その後、ステップS60において、立体画像の表示を終了すると判定された場合、図6の画像処理装置12による画像表示処理は終了する。
【0118】
以上のように、画像処理装置12においては、任意の立体画像に対応する画像データが生成され、生成された画像データが、全周囲立体画像表示装置11に送信され、全周囲立体画像表示装置11から送信される検出情報が受信される。そして、受信された検出情報に基づいて、任意の立体画像に対応する画像データが生成され、検出情報に基づき生成された画像データが、全周囲立体画像表示装置11に送信される。
【0119】
これにより、画像処理を専用に行う画像処理装置12では、全周囲立体画像表示装置11から送信される検出情報に基づき生成された画像データを、全周囲立体画像表示装置11に送信することができるので、検出情報を全周囲立体画像表示装置11の内部でのみ利用する場合と比べて、多様な画像表現を実現することができる。
【0120】
[立体画像の表示状態の変化の例]
次に、図7及び図8を参照して、立体画像の表示状態の変化の具体的な例について説明する。
【0121】
図7には、全周囲立体画像表示装置11に表示されている立体画像に対して、ユーザの手がかざされた場合の、立体画像の表示状態の変化の様子が時系列で示されている。図7に示すように、ユーザの手が立体画像に近づくほど、「imagile」の文字が全周囲に飛び出してくるように、立体画像の表示状態を変化させることができる。
【0122】
この場合、全周囲立体画像表示装置11側では、ユーザの手を検出して、その検出情報を画像処理装置12に送信するだけであって、ユーザの手の検出位置に応じた立体画像を表示するための画像データは、画像処理を専用に行う画像処理装置12側で生成される。そして、全周囲立体画像表示装置11では、画像処理装置12からの画像データに基づいて、例えば、ユーザから見た「imagile」の文字の表示状態が変化するように発光素子の発光制御が行われる。
【0123】
また、例えば、ユーザが手をゆっくり動かしたときは、その手の動きに追従して文字が出たり、引っ込んだりする、といったこともできる。さらに、手を速く動かし過ぎて、その動作が検出されなかった場合には、例えば、文字は、飛び出し位置で3秒間停止した後は、その位置から自動的に引っ込むようにする、といったこともできる。
【0124】
また、図8に示すように、ユーザの手が立体画像に近づくと、カメラが浮遊する一方、その逆に、手を立体画像から遠ざけると、カメラがゆっくり着地するように、立体画像の表示状態を変化させることができる。この場合も、全周囲立体画像表示装置11は、ユーザの手を検出して、その検出情報を画像処理装置12に送信するだけであって、ユーザの手の検出位置に応じた立体画像を表示するための画像データは、画像処理を専用に行う画像処理装置12により生成される。
【0125】
これにより、ユーザは、手をかざしただけで、立体画像の表示状態を操作しているような感覚を得ることができる。
【0126】
また、全周囲立体画像表示装置11は、検出情報を画像処理装置12に送信するだけであって、ユーザの手の検出位置に応じた立体画像を表示するための画像データを生成するのは、画像処理を専用に行う画像処理装置12であるので、検出情報の応用方法を自由にカスタマイズすることができ、多様な画像表現と合わせて、そのような画像表現を実現するためのアプリケーションを提供することができる。
【0127】
なお、前述した説明では、センサ54として、赤外線を用いたセンサを一例に説明したが、ユーザの動作を検出するための他のセンサを用いることができる。また、センサ54の代わりに、カメラを設けることで、カメラにより撮像された撮像画像に対して所定の画像処理を行い、その結果得られる情報から、ユーザの動作を検出してもよい。さらに、センサ54の代わりに、センサを内蔵したタッチパネルを設けて、ユーザの動作を検出してもよい。
【0128】
また、前述した説明では、全周囲立体画像表示装置11と画像処理装置12は、ケーブル24,25を介して、画像データや検出情報などのデータの送受信を行うとして説明したが、有線通信に限らず、所定の通信方式に従った無線通信によりデータの送受信を行うようにしてもよい。
【0129】
[本技術を適用したコンピュータの説明]
前述した全周囲立体画像表示装置11又は画像処理装置12で行われる一連の処理は、ハードウェアにより行うこともできるし、ソフトウェアにより行うこともできる。一連の処理をソフトウェアによって行う場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、汎用のコンピュータ等にインストールされる。
【0130】
そこで、図9は、前述した一連の処理を実行するプログラムがインストールされるコンピュータの一実施の形態の構成例を示している。
【0131】
プログラムは、コンピュータ200に内蔵されているハードディスク等の記録部208やROM(Read Only Memory)202に予め記録しておくことができる。
【0132】
あるいはまた、プログラムは、フレキシブルディスク、CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory),MO(Magneto Optical)ディスク,DVD(Digital Versatile Disc)、磁気ディスク、半導体メモリなどのリムーバブルメディア211に、一時的あるいは永続的に格納(記録)しておくことができる。このようなリムーバブルメディア211は、いわゆるパッケージソフトウエアとして提供することができる。
【0133】
なお、プログラムは、前述したようなリムーバブルメディア211からコンピュータ200にインストールする他、ダウンロードサイトから、デジタル衛星放送用の人工衛星を介して、コンピュータ200に無線で転送したり、LAN(Local Area Network)、インターネットといったネットワークを介して、コンピュータ200に有線で転送し、コンピュータ200では、そのようにして転送されるプログラムを、通信部209で受信し、記録部208にインストールすることができる。
【0134】
コンピュータ200は、CPU(Central Processing Unit)201を内蔵している。CPU201には、バス204を介して、入出力インタフェース205が接続されており、CPU201は、入出力インタフェース205を介して、ユーザによって、キーボードや、マウス、マイク等で構成される入力部206が操作等されることにより指令が入力されると、それに従って、ROM202に格納されているプログラムを実行する。あるいは、また、CPU201は、記録部208に格納されているプログラム、衛星若しくはネットワークから転送され、通信部209で受信されて記録部208にインストールされたプログラム、又はドライブ210に装着されたリムーバブルメディア211から読み出されて記録部208にインストールされたプログラムを、RAM(Random Access Memory)203にロードして実行する。これにより、CPU201は、前述したフローチャートにしたがった処理、あるいは前述したブロック図の構成により行われる処理を行う。そして、CPU201は、その処理結果を、必要に応じて、例えば、入出力インタフェース205を介して、LCD(Liquid Crystal Display)やスピーカ等で構成される出力部207から出力、あるいは、通信部209から送信、さらには、記録部208に記録等させる。
【0135】
ここで、本明細書において、コンピュータ200に各種の処理を行わせるためのプログラムを記述する処理ステップは、必ずしもフローチャートとして記載された順序に沿って時系列に処理する必要はなく、並列的あるいは個別に実行される処理(例えば、並列処理あるいはオブジェクトによる処理)も含むものである。
【0136】
また、プログラムは、1のコンピュータにより処理されるものであってもよいし、複数のコンピュータによって分散処理されるものであってもよい。さらに、プログラムは、遠方のコンピュータに転送されて実行されるものであってもよい。
【0137】
なお、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。
【0138】
また、本技術の実施の形態は、前述した実施の形態に限定されるものではなく、本技術の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
【0139】
さらに、本技術は、以下の構成とすることも可能である。
【0140】
[1]
内部に回転軸を有する円筒形状の回転部と、
任意の画像を表示するための画像データを生成する画像処理装置から送信される前記画像データを受信する画像受信部と、
前記回転部の内部に設けられ、前記回転部の回転に応じて発光することで、受信された前記画像データに対応する任意の画像を表示させる画像表示部と、
表示された前記画像を視認しているユーザの動作を検出する検出部と、
検出された前記動作に関する検出情報を生成する検出情報生成部と、
生成された前記検出情報を、前記画像処理装置に送信する検出情報送信部と
を備え、
前記画像受信部は、前記画像処理装置から送信される、前記検出情報に基づき生成された画像データを受信し、
前記画像表示部は、受信された前記画像データに対応する、検出された前記動作に応じた任意の画像を表示させる
画像表示装置。
[2]
前記検出情報生成部は、前記回転部の所定の回転角ごとに検出される前記動作の検出位置に関する情報を含む前記検出情報を生成する
[1]に記載の画像表示装置。
[3]
前記画像受信部は、前記画像処理装置から送信される、所定の回転角ごとに検出された前記動作の検出位置に対応する部分の表示状態のみが変化した画像を表示するための画像データを受信し、
前記画像表示部は、受信された前記画像データに対応する、検出された前記動作の検出位置に対応する部分の表示状態のみが変化した画像を表示させる
[2]に記載の画像表示装置。
[4]
前記検出情報送信部は、前記検出情報を、あらかじめ設定される送信間隔で前記画像処理装置に送信する
[1]乃至[3]のいずれかに記載の画像表示装置。
[5]
前記検出部は、1又は複数設けられ、
前記検出情報生成部は、前記検出部ごとの前記検出情報を生成する
[1]乃至[4]のいずれかに記載の画像表示装置。
[6]
内部に回転軸を有する円筒形状の回転部を備える画像表示装置が、
任意の画像を表示するための画像データを生成する画像処理装置から送信される前記画像データを受信し、
前記回転部の回転に応じて発光することで、受信された前記画像データに対応する任意の画像を表示させ、
表示された前記画像を視認しているユーザの動作を検出し、
検出された前記動作に関する検出情報を生成し、
生成された前記検出情報を、前記画像処理装置に送信し、
前記画像処理装置から送信される、前記検出情報に基づき生成された画像データを受信し、
受信された前記画像データに対応する、検出された前記動作に応じた任意の画像を表示させる
ステップを含む画像表示方法。
[7]
内部に回転軸を有する円筒形状の回転部を備える画像表示装置の制御用のプログラムであって、
任意の画像を表示するための画像データを生成する画像処理装置から送信される前記画像データを受信し、
前記回転部の回転に応じて発光することで、受信された前記画像データに対応する任意の画像を表示させ、
表示された前記画像を視認しているユーザの動作を検出し、
検出された前記動作に関する検出情報を生成し、
生成された前記検出情報を、前記画像処理装置に送信し、
前記画像処理装置から送信される、前記検出情報に基づき生成された画像データを受信し、
受信された前記画像データに対応する、検出された前記動作に応じた任意の画像を表示させる
ステップを含む処理を、画像表示装置のコンピュータに実行させるためのプログラム。
[8]
任意の画像に対応する画像データを生成する画像生成部と、
生成された前記画像データを、回転部の回転に応じて前記画像データに対応する任意の画像を表示する画像表示装置に送信する画像送信部と、
前記画像表示装置から送信される、前記画像を視認しているユーザの動作に関する検出情報を受信する検出情報受信部と
を備え、
前記画像生成部は、受信された前記検出情報に基づいて、任意の画像に対応する画像データを生成し、
前記画像送信部は、前記検出情報に基づき生成された前記画像データを、前記画像表示装置に送信する
画像処理装置。
[9]
前記検出情報は、前記回転部の所定の回転角ごとに検出される前記動作の検出位置に関する情報を含む
[8]に記載の画像処理装置。
[10]
前記画像生成部は、受信された前記検出情報に基づいて、所定の回転角ごとに検出された前記動作の検出位置に対応する部分の表示状態のみが変化した画像を表示するための画像データを生成する
[9]に記載の画像処理装置。
[11]
前記検出情報受信部は、あらかじめ設定される送信間隔で前記画像表示装置から送信される前記検出情報を受信する
[8]乃至[10]のいずれかに記載の画像処理装置。
[12]
画像処理装置が、
任意の画像に対応する画像データを生成し、
生成された前記画像データを、回転部の回転に応じて前記画像データに対応する任意の画像を表示する画像表示装置に送信し、
前記画像表示装置から送信される、前記画像を視認しているユーザの動作に関する検出情報を受信し、
受信された前記検出情報に基づいて、任意の画像に対応する画像データを生成し、
前記検出情報に基づき生成された前記画像データを、前記画像表示装置に送信する
ステップを含む画像処理方法。
[13]
画像処理装置の制御用のプログラムであって、
任意の画像に対応する画像データを生成し、
生成された前記画像データを、回転部の回転に応じて前記画像データに対応する任意の画像を表示する画像表示装置に送信し、
前記画像表示装置から送信される、前記画像を視認しているユーザの動作に関する検出情報を受信し、
受信された前記検出情報に基づいて、任意の画像に対応する画像データを生成し、
前記検出情報に基づき生成された前記画像データを、前記画像表示装置に送信する
ステップを含む処理を、画像処理装置のコンピュータに実行させるためのプログラム。
[14]
画像表示装置と、画像処理装置からなる画像表示システムであって、
前記画像表示装置は、
内部に回転軸を有する円筒形状の回転部と、
前記画像処理装置から送信される前記画像データを受信する画像受信部と、
前記回転部の内部に設けられ、前記回転部の回転に応じて発光することで、受信された前記画像データに対応する任意の画像を表示させる画像表示部と、
表示された前記画像を視認しているユーザの動作を検出する検出部と、
検出された前記動作に関する検出情報を生成する検出情報生成部と、
生成された前記検出情報を、前記画像処理装置に送信する検出情報送信部と
を備え、
前記画像処理装置は、
任意の画像に対応する画像データを生成する画像生成部と、
生成された前記画像データを、前記画像表示装置に送信する画像送信部と、
前記画像表示装置から送信される、前記検出情報を受信する検出情報受信部と
を備え、
前記画像生成部は、受信された前記検出情報に基づいて、任意の画像に対応する画像データを生成し、
前記画像送信部は、前記検出情報に基づき生成された前記画像データを、前記画像表示装置に送信し、
前記画像受信部は、前記画像処理装置から送信される、前記検出情報に基づき生成された画像データを受信し、
前記画像表示部は、受信された前記画像データに対応する、検出された前記動作に応じた任意の画像を表示させる
画像表示システム。
【符号の説明】
【0141】
1 立体画像表示システム, 11 全周囲立体画像表示装置, 12 画像処理装置, 21 固定部, 22 回転部, 23 スリット, 31 通信I/F, 35 検出情報処理部, 36 固定部制御部, 37 通信I/F, 45 変換テーブル, 53 画像表示部, 54,54−1,54−2 センサ, 55 検出情報処理部, 56 回転部制御部, 81 サンプリングフィルタ処理部, 101 制御部, 104 画像処理部, 105 通信I/F, 106 通信I/F, 200 コンピュータ, 201 CPU

【特許請求の範囲】
【請求項1】
内部に回転軸を有する円筒形状の回転部と、
任意の画像を表示するための画像データを生成する画像処理装置から送信される前記画像データを受信する画像受信部と、
前記回転部の内部に設けられ、前記回転部の回転に応じて発光することで、受信された前記画像データに対応する任意の画像を表示させる画像表示部と、
表示された前記画像を視認しているユーザの動作を検出する検出部と、
検出された前記動作に関する検出情報を生成する検出情報生成部と、
生成された前記検出情報を、前記画像処理装置に送信する検出情報送信部と
を備え、
前記画像受信部は、前記画像処理装置から送信される、前記検出情報に基づき生成された画像データを受信し、
前記画像表示部は、受信された前記画像データに対応する、検出された前記動作に応じた任意の画像を表示させる
画像表示装置。
【請求項2】
前記検出情報生成部は、前記回転部の所定の回転角ごとに検出される前記動作の検出位置に関する情報を含む前記検出情報を生成する
請求項1に記載の画像表示装置。
【請求項3】
前記画像受信部は、前記画像処理装置から送信される、所定の回転角ごとに検出された前記動作の検出位置に対応する部分の表示状態のみが変化した画像を表示するための画像データを受信し、
前記画像表示部は、受信された前記画像データに対応する、検出された前記動作の検出位置に対応する部分の表示状態のみが変化した画像を表示させる
請求項2に記載の画像表示装置。
【請求項4】
前記検出情報送信部は、前記検出情報を、あらかじめ設定される送信間隔で前記画像処理装置に送信する
請求項1に記載の画像表示装置。
【請求項5】
前記検出部は、1又は複数設けられ、
前記検出情報生成部は、前記検出部ごとの前記検出情報を生成する
請求項1に記載の画像表示装置。
【請求項6】
内部に回転軸を有する円筒形状の回転部を備える画像表示装置が、
任意の画像を表示するための画像データを生成する画像処理装置から送信される前記画像データを受信し、
前記回転部の回転に応じて発光することで、受信された前記画像データに対応する任意の画像を表示させ、
表示された前記画像を視認しているユーザの動作を検出し、
検出された前記動作に関する検出情報を生成し、
生成された前記検出情報を、前記画像処理装置に送信し、
前記画像処理装置から送信される、前記検出情報に基づき生成された画像データを受信し、
受信された前記画像データに対応する、検出された前記動作に応じた任意の画像を表示させる
ステップを含む画像表示方法。
【請求項7】
内部に回転軸を有する円筒形状の回転部を備える画像表示装置の制御用のプログラムであって、
任意の画像を表示するための画像データを生成する画像処理装置から送信される前記画像データを受信し、
前記回転部の回転に応じて発光することで、受信された前記画像データに対応する任意の画像を表示させ、
表示された前記画像を視認しているユーザの動作を検出し、
検出された前記動作に関する検出情報を生成し、
生成された前記検出情報を、前記画像処理装置に送信し、
前記画像処理装置から送信される、前記検出情報に基づき生成された画像データを受信し、
受信された前記画像データに対応する、検出された前記動作に応じた任意の画像を表示させる
ステップを含む処理を、画像表示装置のコンピュータに実行させるためのプログラム。
【請求項8】
任意の画像に対応する画像データを生成する画像生成部と、
生成された前記画像データを、回転部の回転に応じて前記画像データに対応する任意の画像を表示する画像表示装置に送信する画像送信部と、
前記画像表示装置から送信される、前記画像を視認しているユーザの動作に関する検出情報を受信する検出情報受信部と
を備え、
前記画像生成部は、受信された前記検出情報に基づいて、任意の画像に対応する画像データを生成し、
前記画像送信部は、前記検出情報に基づき生成された前記画像データを、前記画像表示装置に送信する
画像処理装置。
【請求項9】
前記検出情報は、前記回転部の所定の回転角ごとに検出される前記動作の検出位置に関する情報を含む
請求項8に記載の画像処理装置。
【請求項10】
前記画像生成部は、受信された前記検出情報に基づいて、所定の回転角ごとに検出された前記動作の検出位置に対応する部分の表示状態のみが変化した画像を表示するための画像データを生成する
請求項9に記載の画像処理装置。
【請求項11】
前記検出情報受信部は、あらかじめ設定される送信間隔で前記画像表示装置から送信される前記検出情報を受信する
請求項8に記載の画像処理装置。
【請求項12】
画像処理装置が、
任意の画像に対応する画像データを生成し、
生成された前記画像データを、回転部の回転に応じて前記画像データに対応する任意の画像を表示する画像表示装置に送信し、
前記画像表示装置から送信される、前記画像を視認しているユーザの動作に関する検出情報を受信し、
受信された前記検出情報に基づいて、任意の画像に対応する画像データを生成し、
前記検出情報に基づき生成された前記画像データを、前記画像表示装置に送信する
ステップを含む画像処理方法。
【請求項13】
画像処理装置の制御用のプログラムであって、
任意の画像に対応する画像データを生成し、
生成された前記画像データを、回転部の回転に応じて前記画像データに対応する任意の画像を表示する画像表示装置に送信し、
前記画像表示装置から送信される、前記画像を視認しているユーザの動作に関する検出情報を受信し、
受信された前記検出情報に基づいて、任意の画像に対応する画像データを生成し、
前記検出情報に基づき生成された前記画像データを、前記画像表示装置に送信する
ステップを含む処理を、画像処理装置のコンピュータに実行させるためのプログラム。
【請求項14】
画像表示装置と、画像処理装置からなる画像表示システムであって、
前記画像表示装置は、
内部に回転軸を有する円筒形状の回転部と、
前記画像処理装置から送信される前記画像データを受信する画像受信部と、
前記回転部の内部に設けられ、前記回転部の回転に応じて発光することで、受信された前記画像データに対応する任意の画像を表示させる画像表示部と、
表示された前記画像を視認しているユーザの動作を検出する検出部と、
検出された前記動作に関する検出情報を生成する検出情報生成部と、
生成された前記検出情報を、前記画像処理装置に送信する検出情報送信部と
を備え、
前記画像処理装置は、
任意の画像に対応する画像データを生成する画像生成部と、
生成された前記画像データを、前記画像表示装置に送信する画像送信部と、
前記画像表示装置から送信される、前記検出情報を受信する検出情報受信部と
を備え、
前記画像生成部は、受信された前記検出情報に基づいて、任意の画像に対応する画像データを生成し、
前記画像送信部は、前記検出情報に基づき生成された前記画像データを、前記画像表示装置に送信し、
前記画像受信部は、前記画像処理装置から送信される、前記検出情報に基づき生成された画像データを受信し、
前記画像表示部は、受信された前記画像データに対応する、検出された前記動作に応じた任意の画像を表示させる
画像表示システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2013−34085(P2013−34085A)
【公開日】平成25年2月14日(2013.2.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−168945(P2011−168945)
【出願日】平成23年8月2日(2011.8.2)
【出願人】(000002185)ソニー株式会社 (34,172)
【Fターム(参考)】