説明

画像送受信システム

【課題】インターネットや無線通信などを伝送経路とする画像送受信装置において、ユーザによる画面操作時に、ユーザの所望の位置にカーソルを止めることができるようにする。
【解決手段】ユーザによる操作信号を受信する操作信号受信手段と、操作によって更新された画像を受信する画像受信手段と、操作信号受信手段からの操作信号および画像受信手段からの画像受信信号を取得し、各信号に付記された時刻を基に送受信装置間の伝送遅延時間を算出する遅延時間測定手段と、測定した伝送遅延時間を基に画面上の操作カーソルの移動速度および移動方向を制御する操作信号処理手段を具備し、ユーザによるカーソル操作終了時に、伝送遅延時間を用いてカーソルの移動速度および移動方向を制御することにより、ユーザ操作と画面上のカーソル位置を一致させることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、テレビ放送などの動画映像を受信し、また操作画面などを前記動画映像に重畳し画像として表示するシステムであって、前記画像を送受信する送信側および受信側により構成される画像送受信システムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、ネットワーク技術や無線通信技術の発達により、テレビ放送などの動画映像をインターネットや無線などの伝送路を介して送受信することのできる装置が登場してきた。これらの装置の中には、前記動画映像にOSD(On Screen Display)を重畳して画像として送受信することにより、前記伝送路を介してメニュー画面や番組表などを表示および操作することができるものもある。
【0003】
図2は従来の画像送受信装置のブロック図を示す。図中、10は画像受信機本体、30は画像送信機本体、11はユーザによる操作画面を操作するための操作信号を受信する第一の操作信号受信部、12は受信した前記操作信号を前記画像送信機本体30へ送信する操作信号送信部、31は前記操作信号送信部12から送信された操作信号を受信する第二の操作信号受信部、32は画面上の操作カーソルを制御する操作信号処理部、33は前記操作によって更新された画像を作成する画像作成部、34は前記更新された画像を前記画像受信機10に対し送信する画像送信部、14は前記画像送信機から送信された画像を受信する画像受信部、15は受信した画像を表示する画像表示部、20は前記画像受信機10および前記画像送信機30の間に存在する伝送路を表す。
【0004】
上記の装置においてOSDを表示させる場合、まずユーザはリモートコントローラなどを用いて、画像受信機10に対しOSD表示コマンドを通知する。画像受信機10では、第一の操作信号受信部11において前記コマンドを受信し、操作信号送信部12を介して画像送信機30へ通知される。このとき前記コマンドは、送受信機間を接続するケーブルや無線、さらにはインターネットのような相互接続されたコンピュータネットワークなども含む伝送路20を介して伝送される。前記画像送信機30では、第二の操作信号受信部31において前記コマンドを受信する。次いで操作信号処理部32において、OSDを表示するためのコマンドと解釈される。さらに前記操作信号処理部32は画像作成部33に対し、指定されたOSD画面の作成を指示する。前記画像作成部33によって作成されたOSD画面は、画像送信部34および再び前記伝送路20を介して前記画像受信機10へ伝送される。前記OSD画面は画像受信部14において受信され、画像表示部15によりユーザへ提示される。
【0005】
OSDのカーソル操作を行う場合も、上記と同様である。すなわち、ユーザ操作によるカーソル操作コマンドは前記画像受信機10から前記画像送信機30へ伝送され、前記画像送信機30はカーソル移動後のOSD画面を作成する。作成されたOSD画面は前記画像送信機30から前記画像受信機10へ伝送され、ユーザへ提示される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開平5−80936号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上記構成では、画像送受信機間でユーザによる操作信号と作成された画像信号によって、信号が一往復していることが分かる。インターネットや無線通信を利用する場合は、パケットルーティング処理や伝送帯域削減のためのデータ圧縮復元処理などのため、一般的に伝送遅延が生じることが知られている。この伝送遅延は、例えばユーザによる画面操作時に、カーソル表示が遅れて動き出し遅れて止まる、すなわちユーザの所望の位置にカーソルを止めることができないという問題を引き起こす。
【0008】
一方、特許文献1では、所望の位置にカーソルを止めるために、ユーザのキー入力速度を学習して、カーソルの戻り量を決定し、ユーザによる連続操作の後に前記戻り量の分だけカーソルを戻すことが示されている。
【0009】
しかしながら、この方法は、能力が不十分であった画面表示デバイスによる表示の遅延を考慮したものであり、伝送経路の遅延を考慮していない。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するために、本発明では、映像とカーソルによる操作画面とを重畳した画像を受信し、表示する受信機と、該受信機で入力されて、送信される該操作画面を操作するための操作信号を受信し、該操作信号に基づく操作画面を作成し、映像とともに重畳し、重畳した画像を該受信機へ送信する送信機とで構成される画像送受信システムで、前記受信機に、前記重畳した画像を受信する時刻及び前記操作信号を送信する時刻から送受信に係る遅延時間を測定する遅延時間測定部を備え、前記送信機に、前記遅延時間に基づき、表示される操作画面上のカーソルの移動を制御する操作信号処理部を備える。
【0011】
また、別の本発明では、映像とカーソルによる操作画面とを重畳した画像を受信し、表示する受信機と、該操作画面を操作するための操作信号を受信し、該操作信号に基づく操作画面を作成し、映像とともに重畳し、重畳した画像を該受信機へ送信する送信機とで構成される画像送受信システムで、前記受信機に、前記重畳した画像を受信する時刻及び該時刻と同期の取れた前記操作信号を受信する時刻から送信に係る遅延時間を測定する遅延時間測定部を備え、前記送信機に、前記遅延時間に基づき、表示される操作画面上のカーソルの移動を制御する操作信号処理部を備える。
【0012】
さらに、前記操作信号処理部は、カーソルを連続的に移動させるための操作信号が入力されて、該操作信号の入力が終了する場合に、表示される操作画面上において前記操作信号から得られるカーソルの移動速度に基づき、前記遅延時間分だけ、移動しすぎたカーソルを戻すように制御する。
【0013】
また、前記操作信号処理部は、カーソルを連続的に移動させるための操作信号が入力される場合に、表示される操作画面上において、前記遅延時間が大きいほど、カーソルの移動開始時の加速および移動終了時の減速を大きくするように制御する。
【0014】
また、前記操作信号処理部は、カーソルを連続的に移動させるための操作信号が入力される場合に、表示される操作画面上において、前記遅延時間が大きいほど、カーソルの移動速度を大きくするように制御する。
【発明の効果】
【0015】
これらの手段により、ユーザによるカーソル操作終了時に、前記伝送遅延時間を用いて前記カーソルの移動速度および移動方向を制御することにより、ユーザ操作と画面上のカーソル位置を一致させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明における画像送受信装置を示すブロック図である。
【図2】従来の画像送受信装置を示すブロック図である。
【図3】本発明における画像送受信装置を示すブロック図である。
【図4】実施例1におけるカーソル制御例を示す図である。
【図5】実施例2におけるカーソル制御例を示す図である。
【図6】実施例3におけるカーソル制御例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
本発明における最良の実施形態の構成を図1に示す。
【0018】
図中10乃至12、14乃至15、20、30乃至34の符号は、前述した図2に示す各符号と同様である。また13は前記操作信号送信部12からの操作信号および前記画像受信部14からの画像受信信号を取得し、各信号に付記された時刻を基に送受信装置間の伝送遅延時間を算出する遅延時間測定部を表す。
【実施例1】
【0019】
本実施例は、ユーザによる操作信号やその結果更新された画像信号を伝送する際の遅延時間を考慮して、ユーザによるカーソル操作終了時に移動しすぎてしまったカーソル位置を戻すことで、ユーザ操作と画面上のカーソル位置を一致させることを特徴とする。本実施例における画像送受信装置間の操作信号や画像信号の流れは、前述した従来の画像送受信装置間のそれらと同様である。
【0020】
さらに本実施例の場合、ユーザによる操作信号は、画像受信機10の操作信号送信部12から伝送路20を介して画像送信機30へ伝送されるが、このとき前記操作信号送信部12は遅延時間測定部13に対し、前記画像送信機30へ操作信号を伝送したことを通知する。このとき前記遅延時間測定部13は、通知を受けた瞬間の時刻を、図示しない記憶装置を用いて記憶する。
【0021】
一方、更新された画像信号は、前記画像送信機30の画像送信部34から前記伝送路20を介して前記画像受信機10へ伝送され、画像受信部14において受信されるが、このとき前記画像受信部14は前記遅延時間測定部13に対し、前記画像受信機10にて更新画像信号を受信したことを通知する。このとき前記遅延時間測定部13は、通知を受けた瞬間の時刻を、図示しない記憶装置を用いて同様に記憶する。
【0022】
その結果前記遅延時間測定部13は、操作信号の伝送から更新画像の受信までに要した時間を計算することができる。すなわちこの時間が、前述した遅延時間である。この遅延時間は、前記伝送路20を介して前記画像送信機30の前記操作信号処理部32に通知される。
【0023】
ところで、OSDにおいてカーソル操作をする際に、リモートコントローラなどのボタンを押し続けることによりカーソルを連続的に移動する場合がある。この場合、毎秒n項目、毎秒nドットなどのようなカーソルの移動速度を操作信号処理部32で得ることができる。従って、移動速度と前述の遅延時間を積算すると、伝送遅延によって実際にカーソルが移動しすぎてしまう量を求めることができる。ユーザ操作が終了した際に、この過剰な移動量だけカーソルを速やかに戻すことにより、伝送遅延のある環境でもユーザは自らの意図した位置にカーソルを止めることができる。
【0024】
具体的には前記操作信号処理部32において、ユーザによるカーソル操作の終了を検知した瞬間に、予め前記遅延時間測定部13から通知されている遅延時間と得られるカーソル移動速度を用いて、伝送遅延により戻すべきカーソル移動量を算出する。次いで前記画像作成部33に対し、カーソルが戻される様子を表す更新画面を作成するよう指示する。
【0025】
その様子を図4に示す。ユーザは、項目Cのところでカーソルを止めたいと考えているが、伝送遅延のため実際にはDの位置までカーソルが行き過ぎてしまう。しかしながらその直後、前述の処理によりカーソル位置はユーザが自ら意図した位置Cに戻される。
【0026】
このように、カーソル移動速度と遅延時間を用いて戻すべきカーソル移動量を求め、ユーザによるカーソル操作終了時にカーソルを戻すことにより、ユーザ操作と画面上のカーソル位置を一致させることができるようになる。
【実施例2】
【0027】
本実施例は、ユーザによる操作信号やその結果更新された画像信号を伝送する際の遅延時間を考慮して、ユーザによるカーソル操作開始および終了時の移動速度を可変とすることで、ユーザ操作と画面上のカーソル位置を一致させることを特徴とする。
【0028】
カーソル移動表示にはさまざまな手法が考えられるが、ユーザによる操作開始および終了時に加減速表示を伴うものがある。すなわち、ユーザによる操作開始直後は緩やかに加速していき、以後一定速度で移動し続ける。そして操作終了時に緩やかに減速していき、最終的に停止する。
【0029】
本実施例ではこのようなカーソル移動表示において、その加速度を伝送遅延時間に基づき動的に制御する。具体的には前記操作信号処理部32において、予め前記遅延時間測定部13から通知されている遅延時間を考慮し、伝送遅延が大きいほど、これを相殺すべくカーソルの加減速度を大きくするよう前記画面作成部33に指示を出す。
【0030】
その様子を図5に示す。同図の横軸は時間、縦軸はカーソル移動速度をそれぞれ表す。伝送遅延なしの場合、カーソル操作開始および終了時のカーソル移動速度は破線に示すような加減速表示を行うものとする。遅延ありの場合、実線に示すように前記伝送遅延時間を差し引いた時間内に夫々所定のカーソル移動速度へ到達およびカーソル停止を行うよう加減速表示を制御する。
【0031】
このような制御を行うことにより、伝送遅延時間を考慮してカーソル操作の加減速表示を動的に制御することで、ユーザの意図した位置にカーソルを止めることができるようになる。
【実施例3】
【0032】
本実施例は、ユーザによる操作信号やその結果更新された画像信号を伝送する際の遅延時間を考慮して定常カーソル移動速度を可変とすることで、伝送遅延に関わらずユーザによるカーソル操作時間を一定に保つことを特徴とする。
【0033】
すなわち、操作信号処理部32において、ユーザによるカーソル操作開始から終了までの時間において、遅延時間の増大に伴い単位時間当たりのカーソル移動速度を大きくするように制御すれば、同じ操作時間で同じ量のカーソル操作をすることができる。
【0034】
その様子を図6に示す。同図の横軸は時間、縦軸はカーソル移動速度をそれぞれ表す。遅延なしの場合(同図上)、定常カーソル移動速度は図に示すような値(同図では1)を取るものとする。遅延ありの場合(同図下)、定常カーソル移動速度は伝送遅延時間を考慮して得られた値(同図では2)となるよう制御する。例えば伝送遅延ありの場合に、ユーザによるカーソル操作開始時刻および終了時刻と定常カーソル移動速度によって囲まれる矩形領域(図中の斜線部分)の面積が伝送遅延なしの場合のそれと同一になるように、定常カーソル移動速度を制御する。これにより伝送遅延時間が大きければ大きいほど定常カーソル移動速度も大きくなるので、ユーザによるカーソル操作終了時点でのカーソル移動量は、伝送遅延なしの場合と同等になる。
【0035】
このような制御を行うことにより、伝送遅延の有無に関わらず、ユーザは常に一定の操作時間でカーソルを操作することができるようになる。
【実施例4】
【0036】
本実施例では、画像送信機側にユーザ操作の受信部を持つ場合を示す。
【0037】
図3に本実施例における画像送受信装置のブロック図を示す。10、13乃至15、20、30乃至34の符号は、前述した図1および図2に示す各符号と同様である。図中、前記操作信号受信部31はユーザ操作を直接取得し、16および35は、画像送受信装置間で相互に同期の取れた時刻を提供する相互同期時計を表す。前記相互同期時計16および35が相互に同期の取れた時刻を取得する方法としては、ntp(network time protocol)を利用するなどが考えられる。
【0038】
前記操作信号受信部31および前記画像受信部14は、ユーザによる操作信号受信時および更新画像信号の受信時に、前記遅延時間測定部13へ夫々通知を行う。このときこれらの信号には前記相互同期時計35から取得した時刻が付記される。前記遅延時間測定部13はこれらの信号を受信し、取得した2つの時刻の差分を取ることにより、画像送信機側でユーザ操作が行われてから画像受信機側で更新画面を受信するまでの時間、すなわち伝送遅延時間を得ることができる。伝送遅延時間が得られれば、カーソルの制御は実施例1乃至3に示す方法と同様に行うことができる。
【符号の説明】
【0039】
10・・・画像受信機本体
11・・・第一の操作信号受信部
12・・・操作信号送信部
13・・・遅延時間測定部
14・・・画像受信部
15・・・画像表示部
16・・・相互同期時計
20・・・伝送路
30・・・画像送信機本体
31・・・第二の操作信号受信部
32・・・操作信号処理部
33・・・画像作成部
34・・・画像送信部
35・・・相互同期時計

【特許請求の範囲】
【請求項1】
映像とカーソルによる操作画面とを重畳した画像を受信し、表示する受信機と、該受信機で入力されて、送信される該操作画面を操作するための操作信号を受信し、該操作信号に基づく操作画面を作成し、映像とともに重畳し、重畳した画像を該受信機へ送信する送信機とで構成される画像送受信システムであって、
前記受信機は、前記重畳した画像を受信する時刻及び前記操作信号を送信する時刻から送受信に係る遅延時間を測定する遅延時間測定部を備え、
前記送信機は、前記遅延時間に基づき、表示される操作画面上のカーソルの移動を制御する操作信号処理部を備えることを特徴とする画像送受信システム。
【請求項2】
前記操作信号処理部は、カーソルを連続的に移動させるための操作信号が入力されて、該操作信号の入力が終了する場合に、表示される操作画面上において前記操作信号から得られるカーソルの移動速度に基づき、前記遅延時間分だけ、移動しすぎたカーソルを戻すように制御することを特徴とする請求項1に記載の画像送受信システム。
【請求項3】
前記操作信号処理部は、カーソルを連続的に移動させるための操作信号が入力される場合に、表示される操作画面上において、前記遅延時間が大きいほど、カーソルの移動開始時の加速および移動終了時の減速を大きくするように制御することを特徴とする請求項1に記載の画像送受信システム。
【請求項4】
前記操作信号処理部は、カーソルを連続的に移動させるための操作信号が入力される場合に、表示される操作画面上において、前記遅延時間が大きいほど、カーソルの移動速度を大きくするように制御することを特徴とする請求項1に記載の画像送受信システム。
【請求項5】
映像とカーソルによる操作画面とを重畳した画像を受信し、表示する受信機と、該操作画面を操作するための操作信号を受信し、該操作信号に基づく操作画面を作成し、映像とともに重畳し、重畳した画像を該受信機へ送信する送信機とで構成される画像送受信ステムであって、
前記受信機は、前記重畳した画像を受信する時刻及び該時刻と同期の取れた前記操作信号を受信する時刻から送信に係る遅延時間を測定する遅延時間測定部を備え、
前記送信機は、前記遅延時間に基づき、表示される操作画面上のカーソルの移動を制御する操作信号処理部を備えることを特徴とする画像送受信システム。
【請求項6】
前記操作信号処理部は、カーソルを連続的に移動させるための操作信号が入力されて、該操作信号の入力が終了する場合に、表示される操作画面上において前記操作信号から得られるカーソルの移動速度に基づき、前記遅延時間分だけ、移動しすぎたカーソルを戻すように制御することを特徴とする請求項5に記載の画像送受信システム。
【請求項7】
前記操作信号処理部は、カーソルを連続的に移動させるための操作信号が入力される場合に、表示される操作画面上において、前記遅延時間が大きいほど、カーソルの移動開始時の加速および移動終了時の減速を大きくするように制御することを特徴とする請求項5に記載の画像送受信システム。
【請求項8】
前記操作信号処理部は、カーソルを連続的に移動させるための操作信号が入力される場合に、表示される操作画面上において、前記遅延時間が大きいほど、カーソルの移動速度を大きくするように制御することを特徴とする請求項5に記載の画像送受信システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2010−191553(P2010−191553A)
【公開日】平成22年9月2日(2010.9.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−33370(P2009−33370)
【出願日】平成21年2月17日(2009.2.17)
【出願人】(000005108)株式会社日立製作所 (27,607)
【Fターム(参考)】