説明

癌をCpGリッチDNAおよびキュプレドキシンで治療するための組成物および方法

本発明は、緑膿菌からのCpGリッチ DNAを含んでいる組成物に関する。前記組成物は、任意でキュプレドキシンを含む。本発明は、患者の癌および他のコンディションを治療するために有用である緑膿菌からの特定のCpG DNAsを含む。これらの組成物は、任意で薬学的に許容される担体中にある、また任意でキュプレドキシンも含む。本発明は、さらに癌細胞の近くでタンパク質を発現する方法に関する。これらの方法を、癌または他のコンディションに罹患している患者における癌細胞の近くに治療上または診断上のタンパク質を発現するために使用しえる、および患者における癌を診断するために使用しえる。この方法は、緑膿菌(P. aeruginosa)からのアズリンに関する遺伝子を緑膿菌または異種の細胞におけるアズリンまたは異種性のタンパク質のための発現系に使用する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
(a) 配列番号26-62からなる群から選択される配列および(b) 配列番号26-62からなる群から選択される配列と少なくとも 90% 同一である配列からなる群から選択されるポリヌクレオチド配列を含んでいる単離された核酸分子。
【請求項2】
前記ヌクレオチド配列が配列番号 26である、請求項1に記載の単離された核酸。
【請求項3】
請求項1に記載の単離された核酸の配列を薬学的に許容される担体に含んでいる薬学的組成物。
【請求項4】
追加的に少なくとも一つのキュプレドキシンペプチドを含む、請求項3に記載の薬学的組成物。
【請求項5】
前記薬学的組成物が静脈内投与のために製剤化される、請求項3に記載の薬学的組成物。
【請求項6】
前記薬学的組成物が皮下投与のために製剤化される、請求項3に記載の薬学的組成物。
【請求項7】
前記薬学的組成物が局所投与のために製剤化される、請求項3に記載の薬学的組成物。
【請求項8】
前記キュプレドキシンペプチドは緑膿菌(Pseudomonas aeruginosa), Alcaligenes faecalis, Achromobacter xylosoxidan, Bordetella bronchiseptica, Methylomonas sp., Neisseria meningitidis, Neisseria gonorrhea, Pseudomonas fluorescens, Pseudomonas chlororaphis, Xylella fastidiosaおよびVibrio parahaemolyticusからなる群から選択される生物体に由来する、請求項4に記載の薬学的組成物。
【請求項9】
請求項4に記載の薬学的組成物であって、前記キュプレドキシン ペプチドは、アズリン, シュードアズリン(pseudoazurin), プラストシアニン, ラスティシアニン, Laz, アウラシアニン, ステラシアニンおよびキュウリ塩基性タンパク質(cucumber basic protein)からなる群から選択されるタンパク質の一部または全てである薬学的組成物。
【請求項10】
請求項4に記載の薬学的組成物であって、前記キュプレドキシン ペプチドは、配列番号1-25からなる群から選択されるペプチドの一部または全てを含む薬学的組成物。
【請求項11】
患者を治療する方法であって、前記患者に請求項 3に記載の薬学的組成物を投与すること, およびキュプレドキシンペプチドを共投与することを含む方法。
【請求項12】
前記患者がコンディションに罹患している、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記患者が癌に罹患している、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
患者を治療する方法であって、前記患者に請求項 4に記載の薬学的組成物を投与することを含む方法。
【請求項15】
前記患者がコンディションに罹患している、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記患者が癌に罹患している、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
請求項11に記載の方法であって、前記薬学的組成物が静脈内注射, 筋肉内注射, 皮下注射, 吸入, 局所的投与, 経皮性のパッチ, 坐剤, 硝子体注射および経口投与からなる群から選択される様式で投与される方法。
【請求項18】
投与の様式が静脈内注射である、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
請求項11に記載の患者を治療する方法であって、さらに付加的な予防薬または治療薬を共投与することを含む方法。
【請求項20】
緑膿菌のアズリンに関して異種性の遺伝子を保持し、癌細胞と接触する際にアズリンを発現する細胞。
【請求項21】
請求項20に記載の細胞であって、アズリンに関して異種性の遺伝子におけるアズリンのコード配列は標的タンパク質のコード配列で置換されており、癌細胞で収縮する際に前記標的タンパク質を発現する細胞。
【請求項22】
ゲノムにおけるアズリンのコード配列は標的タンパク質のコード配列で置換されており、癌細胞との接触に際して前記標的タンパク質を発現する緑膿菌細胞。
【請求項23】
請求項21に記載の細胞であって、前記標的タンパク質は、予防的なタンパク質, 治療上のタンパク質, 細胞毒性タンパク質, および 診断上のタンパク質からなる群から選択される細胞。
【請求項24】
患者を治療する方法であって、請求項20 〜 23に記載の細胞を投与することを含む方法。
【請求項25】
前記患者がコンディションに罹患している、請求項24に記載の方法。
【請求項26】
前記患者が癌に罹患している、請求項25に記載の方法。
【請求項27】
前記癌がメラノーマ, 乳房癌, 膵臓癌, グリア芽細胞腫, 星細胞腫, 肺癌, 結腸直腸癌, 首および頭部癌(neck and head), 膀胱癌, 前立腺癌, 皮膚癌, および子宮頚癌から選択される、請求項26に記載の方法。
【請求項28】
患者の癌を診断する方法であって、診断上の標的タンパク質を発現する請求項 21に記載の細胞を投与することを含む方法。
【請求項29】
請求項24に記載の方法であって、前記薬学的組成物が静脈内注射, 筋肉内注射, 皮下注射, 吸入, 局所的投与, 経皮性のパッチ, 坐剤, 硝子体注射および経口投与からなる群から選択される様式で投与される方法。
【請求項30】
投与の様式が静脈内注射である、請求項29に記載の方法。
【請求項31】
請求項22に記載の細胞であって、前記標的タンパク質は、予防的なタンパク質, 治療上のタンパク質, 細胞毒性タンパク質, および 診断上のタンパク質からなる群から選択される細胞。
【請求項32】
請求項28に記載の方法であって、前記薬学的組成物が静脈内注射, 筋肉内注射, 皮下注射, 吸入, 局所的投与, 経皮性のパッチ, 坐剤, 硝子体注射および経口投与からなる群から選択される様式で投与される方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公表番号】特表2010−511408(P2010−511408A)
【公表日】平成22年4月15日(2010.4.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−540425(P2009−540425)
【出願日】平成19年12月4日(2007.12.4)
【国際出願番号】PCT/US2007/086393
【国際公開番号】WO2008/070672
【国際公開日】平成20年6月12日(2008.6.12)
【出願人】(500106802)ザ・ボード・オブ・トラスティーズ・オブ・ザ・ユニバーシティ・オブ・イリノイ (15)
【Fターム(参考)】