説明

皮膚処置装置

【解決手段】
本発明は、皮膚の表皮層に火傷を負わせず、皮膚組職内の目的とする部位に高周波エネルギーを正確に伝達して、その部位を人為的に損傷させて、傷の治癒反応を誘導することで、皮膚再生とコラーゲン増殖を起こすための皮膚処置装置に関する。本発明は、伝導性ニードルを皮膚に挿入するとき、皮膚表面に現われる外傷を防止し、痛症を減少させる効果と、ニードルの皮膚挿入の深さを一定に維持する効果とを提供する。本願の発明による皮膚処置装置は、先鋭な端部の一部を除いた残りの部分が絶縁体でコーティングされた多数のニードルと、前記多数のニードルを固定するニードル固定部と、前記ニードル固定部に固定された多数のニードルが皮膚に挿入されるように前記ニードル固定部に直接または間接に力を伝達する駆動部と、前記多数のニードルと電気的に連結されて電磁気波を前記多数のニードルに伝達する電磁気波伝達部とからなることを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、皮膚処置装置に関し、さらに詳しくは、絶縁体で一部がコーティングされた多数のニードルが皮膚に挿入され、前記皮膚に挿入されたニードルを通じて皮膚に電磁気波を伝達する皮膚処置装置に関する。
【背景技術】
【0002】
論文1(Hyun−Ju Jeong,The measurement of the thickness of the Korean’s skin by ultrasound,KyungBuk Univ.,1990.Vol.28(2),121−129)及び論文2(Jin−Sung Park,The measurement of the thickness of the Koreans skin by a CT scan,Catholic Univ.,1995.Vol.33,303−311)を参照すると、東洋人の皮膚の厚さは、略1.5mm〜4.0mm程度であり、このうち、表皮の厚さは0.06mm〜0.2mm程度である。
【0003】
例えば、前記皮膚の厚さと係わって最も厚い部分である頬(cheek)は、約2.7mm(±0.40mm)程度であり、最も薄い部分である額(forehead)とまぶたは、約0.84mm程度である。
【0004】
人の皮膚は、表皮層と真皮層で構成されている。真皮層は、皮膚の主要支持体を提供する。真皮層は、コラーゲンと呼ばれる蛋白質からなる。コラーゲンは、線維芽細胞及びポリペプチドを含む三重らせん構造である。コラーゲン組織が加熱されると、収縮(shrinkage)温度で蛋白質マトリックス(matrix)の物理的な変異が生じる。このような変異のひとつである軟組織(soft tissue)リモデリングは、細胞及び分子水準で生じる現象である。人為的な熱により発生された収縮またはコラーゲンの部分変性(denaturization)は、三重らせん結合を分解してマトリックスの分子間の結合を破壊する。傷内への線維芽細胞の移動及び自然的な傷の治癒結果として現われる収縮と比較すると、軟組織リモデリングは即刻な工程である。細胞収縮が生じると、コラーゲンは張り切った軟組織構造内の静的支持マトリックスとして下部に位値する。初期の傷痕マトリックスの蒸着及び後続のリモデリングは、美容の目的のための軟組織の一貫性及び形状を変更させる手段を提供する。
【0005】
通常、各種の傷痕または皮膚病変を治療する目的や、皮膚改善またはしわ改善のような美容上の目的で処置する方法は、該当部位に多様なエネルギー源を加えて組織を凝固させることである。例えば、熱エネルギーを伝達する方法が多く知られている。
【0006】
これらの方法は、様々なエネルギーを皮膚組織の目的部位に加えることで、故意的に傷を誘発させて、真皮層のコラーゲンを刺激してコラーゲンの再生作用を誘導することで皮膚組職を再生する方法である。
【0007】
論文を参照すると、65℃ないし75℃で最も確実にコラーゲン変性が誘発されることが知られている。しかし、患者がこのような温度における痛みを耐えられるか否かによって、治療効果が変わることがある。
【0008】
従来には、光、近赤外線、マイクロ波を放射して皮膚の目的部位を加熱した。従来の方法は、皮膚の表皮部分に熱を加えてこの熱が皮膚の目的部位まで伝達されるようにした。
【0009】
しかし、この場合、熱エネルギーが皮膚の外部から皮膚組織の目的部位(表皮、真皮、皮下脂肪)に到逹する過程において表面層で大きく散乱及び吸収される。したがって、実際に真皮層に伝達されるエネルギーは減少するようになる。このような問題点を解決するために、皮膚に加える熱エネルギーを増加させると、表皮層が火傷を負うようになるという問題点がある。
【0010】
一方、物理的エネルギーを用いる方法がある。この方法は、主に極細のニードル(needle)を皮膚組織の目的部位まで挿入して物理的に刺激する方法である。しかし、この方法は、ユーザが処置対象の皮膚にニードルを直接挿入するため、皮膚組職の目的部位まで到逹するニードルの深さを正確に制御しにくいという問題がある。この方法を用いる場合には、皮膚に物理的な損傷のみを与え、熱的な損傷は与えないため、皮膚組職の目的部位でのコラーゲン再生や損傷された皮膚を再生する効果が制限的であった。また、ニードルが表皮に対して斜めに挿入されると、入射角と出射角が変わるようになるため不要な傷が生じるようにして真皮を刺激することがある。
【0011】
また、多数のニードルが付着したローラーを皮膚に擦る場合、入射角と出射角が変わるようになるため、不要な傷と痛みを誘発するようになる。
【0012】
また従来技術として、電磁気波を皮膚に伝達する伝導性ニードルは、皮膚挿入の際、伝導性ニードルの角度または伝導性ニードルの直径などが重要な因子(parameter)である。これは、伝導性ニードルを皮膚に挿入するとき、痛みと火傷を誘発するため、前記痛みと火傷を除去するための最適化された伝導性ニードルの開発が必要である。しかし従来の伝導性ニードルは、伝導性ニードルの角度、直径を無視して無作為に製作されている。したがって、痛みと火傷を除去しにくいという問題があった。
【0013】
次に、従来のニードル器具を含むハンドピースは、高周波が印加されるニードルを手で直接挿入して、挿入の深さ、強度、挿入時の平衡程度、挿入時間などが一定ではない。その結果、治療効果と痛み、施術時間などに多くの差があって標準化しにくいところがあった。
【0014】
所望の治療目的を達成するためには、多数のニードルが人体にほとんど同時に挿入され、そのニードルの端部に電気エネルギーを印加し、多数のニードルを皮膚の非常に浅い層に挿入する場合、ニードルの端部の微細な深さを設定どおり正確にコントロールしなければならない。
【0015】
図1に示されたように、複数のニードルを水平にコントロールすることができない場合には、皮膚の表面に所望しない損傷を負わせることがあるため、複数のニードルを水平にコントロールすることができる方法が必要である。
【0016】
また、この装置を人体に挿入する場合、毎回、常に一定な圧力で皮膚に挿入しないと患者の恐怖心と痛みを減らすことができない。
【0017】
図2は、従来の器具で施術する場合において、臨床対象者に不規則な圧力で施術した場合、恐怖心と痛みに対するアンケート調査を行って図表化したもので、規則的な圧力で施術したときより不規則な圧力で施術した場合、臨床対象者の恐怖心と痛みが減ったことが分かる。
【0018】
皮膚中に入ったニードルは、常に一定時間以内に皮膚から抜け出ると事故の危険がなく痛みが減少する。
【0019】
施術する途うち、ショット(shot)ごとにニードルが皮膚から抜け出る時間が異なると、皮膚の一部位を施術した後、横に移動する過程において、皮膚がニードルにより引っかけられたり、高周波が表皮に直接印加されたりして、図3のように皮膚が所望しない損傷を受けることがある。また、皮膚内にニードルがとどまる時間が長ければ長いほど、患者の痛みが増加する。
【0020】
図4は、臨床対象者に対するアンケート調査を行った結果であって、ニードルが皮膚に挿入されている時間が長ければ長いほど、痛みを感じる臨床者の数が多いことが分かる。
【0021】
従来のハンドピースは、ニードルの寿命が終わっても、交替時期がわからないという問題がある。
【0022】
図5ないし図7に示されたように、ニードルは、一定時間が経つか、または使用回数が尽きると、端部が焦げたり、撓んだりするなどの問題が発生する。したがって、ニードルの安全性のために一定時間または使用回数が尽きると、これ以上使用することができないようにする必要がある。またバイポーラ型(bipolar type)とモノポーラ型(monopolar type)のニードルを同時に用いる場合、ユーザがエネルギー量を調節するか、または対極板設置の有無を分かっていなければならない。したがって、このような情報を保存して表示する手段が必要である。
【0023】
多数のニードルの使用量や、特性によって施術方法と目的が変わる。したがって、多数のニードルの情報を読み込んで装備の変数(parameter)を制御するのに用いるための認識装置が要求される。
【0024】
ニードルを深さ0.2mm以上に皮膚に挿入し、高周波エネルギーを印加すると、微細ではあるが、蛋白質変性が生じる。変性された蛋白質はニードルにくっついて、ニードルを皮膚からよく抜けにくくする。
【0025】
仮に、ニードルが抜けて皮膚からいない状態で、水平方向にニードルをスライドして移動するとき、図3のようにニードルにより皮膚が損傷される。
【0026】
また、多数のニードルが皮膚に挿入されるとき、挿入される時間が長いほど患者の恐怖心と痛みが増加する。したがって、挿入時間をできるだけ短縮させる必要がある。またニードルを手で挿入すると左右に微細な震動が発生し、標準化していない施術により、患者の恐怖心と痛みが倍加される。図8は、ニードルの挿入速度と方法に対する患者の痛み程度を示した図である。
【0027】
ソレノイドバルブなど電動装置は、押す力に比べて回収する力が弱いため、回収する力を補助してニードルが皮膚から抜け出ることを助ける手段が必要である。そのため、ニードルが皮膚から分離されて安全性が確保される時間を減少させ、施術者と患者のストレスを減少させる必要が要求される。
【発明の概要】
【0028】
本発明は、前記問題点を解決するために案出されたものであって、表皮層を貫通して真皮層または目的とする皮膚組職内までニードルを挿入し、高周波エネルギーを印加することで、火傷を負わせず、皮膚を処置することができる皮膚処置装置を提供することにある。
【0029】
本発明の他の目的は、皮膚組織内の目的とする部位にエネルギーを正確に伝達することができる皮膚処置装置を提供することにある。
【0030】
本発明のさらに他の目的は、皮膚に対するニードルの入射角と出射角を同一にし、挿入速度と回収速度を標準化及び速めるようにニードルの形態を最適化して、施術者と患者のストレスと痛みを軽減させることにある。
【0031】
本発明のさらに他の目的は、消耗品として形成されるニードルの種類寿命等を自動に管理して、その安全性をさらに高めることができる装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0032】
前記目的を達成するための本発明の第一実施例によると、皮膚処置装置は、先鋭な端部の一部を除いた残りの部分が絶縁体でコーティングされた多数のニードル;前記多数のニードルを固定するニードル固定部;前記ニードル固定部に固定された多数のニードルが皮膚に挿入されるように前記ニードル固定部に直接、または間接に力を伝達する駆動部;及び前記多数のニードルと電気的に連結されて電磁気波を前記多数のニードルに伝達する電磁気波伝達部からなることを解決手段とする。
【発明の効果】
【0033】
本発明は、伝導性ニードルを挿入するとき、皮膚表面に現われる火傷を除去し、痛みを減少させる効果があり、伝導性ニードルの皮膚挿入を一定に維持して電磁気波を挿入するにより、さらに効率的な治療を提供する効果がある。また、メモリによるニードル情報管理でより安全な施術が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】従来の問題点を説明するための図面である。
【図2】従来の問題点を説明するための図面である。
【図3】従来の問題点を説明するための図面である。
【図4】従来の問題点を説明するための図面である。
【図5】従来の問題点を説明するための図面である。
【図6】従来の問題点を説明するための図面である。
【図7】従来の問題点を説明するための図面である。
【図8】従来の問題点を説明するための図面である。
【図9】本発明による皮膚処置装置の構成図である。
【図10】本発明による皮膚に挿入されたニードルの例示図である。
【図11】本発明による多数のニードルそれぞれの例示図である。
【図12】本発明による多数のニードルの配置図である。
【図13】本発明によるニードルの配置形態を説明するための図面である。
【図14】本発明によるニードルの配置形態を説明するための図面である。
【図15】本発明によるニードルの配置形態を説明するための図面である。
【図16】本発明による多数のニードルの組立例示図である。
【図17】本発明による皮膚支持部材の役割を説明するための図面である。
【図18】本発明による駆動部を説明するための図面である。
【図19】本発明による調節部材の調節部材の動作状態図である。
【図20】本発明による他の調節部材の使用状態図である。
【図21】本発明によるさらに他の調節部材の使用状態図である。
【図22】本発明による挿入制限部材の形態を示す図である。
【図23】本発明による挿入制限部材の形態を示す図である。
【図24】本発明による挿入制限部材の形態を示す図である。
【図25】本発明によるキャビティボディーの構成図である。
【図26】本発明によるキャビティボディーの構成図である。
【図27】本発明によるキャビティボディーの冷却構成図である。
【図28】本発明によるキャビティボディーの冷却構成図である。
【図29】本発明によるキャビティボディーに構成された熱電素子の構成図である。
【図30】本発明による駆動部の組立例示図である。
【図31】本発明による冷気噴射ノズルを説明するための図面である。
【図32】本発明による駆動部の実施形態を例示的に示す図である。
【図33】本発明による駆動部の実施形態を例示的に示す図である。
【図34】本発明による駆動部の実施形態を例示的に示す図である。
【図35】本発明による挿入制限部材の冷却のための構造を示す図である。
【図36】本発明による挿入制限部材の冷却のための構造を示す図である。
【図37】本発明による薬物注入構造を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0035】
【0036】
【0037】
【0038】
【0039】
【0040】
【0041】
【0042】
【0043】
【0044】
【0045】
【0046】
【0047】
【0048】
【0049】
【0050】
【0051】
【0052】
【0053】
【0054】
【0055】
【0056】
【0057】
【0058】
【0059】
【0060】
【0061】
【0062】
【0063】
【0064】
【0065】
【0066】
【0067】
【0068】
【0069】
【0070】
【0071】
【0072】
【0073】
【0074】
【0075】
【0076】
【0077】
【0078】
【0079】
【0080】
【0081】
以下、本発明の好ましい実施例に対して添付の図面を参照してその構成及び作用を説明する。
【0082】
図9は、本発明による皮膚処置装置の構成図であって、前記皮膚処置装置10は、多数のニードル100と、前記多数のニードルを固定するニードル固定部200と、前記ニードル固定部200に固定された多数のニードル100が皮膚に挿入されるように前記ニードル固定部200に直接、または間接に力を伝達する駆動部300と、前記多数のニードル200と電気的に連結されて電磁気波を前記多数のニードル100に伝達する電磁気波伝達部400とからなる。
【0083】
さらに詳しく、前記多数のニードル100は、皮膚に挿入されると共に前記ニードル固定部200に固定され、前記多数のニードルそれぞれは、一側端部の直径が0.1mmないし0.4mmであり、他側端部は尖っている。前記ニードル100の一側端部の直径が0.1mm未満の場合には、前記ニードル100が皮膚に挿入されるとき、撓みやすく皮膚を裂く可能性がある。前記ニードル100の一側端部の直径が0.4mmを超える場合には、針が皮膚に挿入されるとき、痛みと火傷を誘発することがある。
【0084】
このとき、前記一側端部から前記他側端部までは、1段以上角度が曲がるのが好ましい。一方、前記一側端部から前記先鋭な他側端部まで曲がることなく、ラウンドに形成することも好ましい。このような形状は、ニードル100が皮膚に挿入される瞬間に発生する痛みを減少させる作用をする。
【0085】
また、前記多数のニードル100それぞれは、前記先鋭な端部の一部を除いた残りの部分に5umないし25umの厚さでパリレンコーティング(Parylene coating)、テフロン(Teflon coating)コーティング、セラミックコーティング(Ceramic coating)のいずれかでコーティングされることが好ましい。このようにコーティングされることにより、ニードル100を通じて皮膚に伝達する電磁気波が、所望の皮膚の深さで発散される。パリレンコーティングの長所を維持し、コーティング後の残余異物が残らないように5μmないし25μmの厚さでコーティングすることが好ましい。パリレンコーティング(Parylene coating)は、−200℃〜150℃の範囲で熱的、機械的変形や特性変化が起こらず熱的に優秀である。パリレンコーティングは、ニードル100の表面に均一なコーティング層の形成と厚さ調節が可能である。パリレンコーティングは人体に無害である。セラミックコーティングの素材としては、アルミナ(Al23)、ジルコニア(ZrO2)、ガラスセラミック(Glass ceramics)、カーボン(Carborn)などが採用されてもよい。前記ニードル100の素材は、例えばSuS303のようなステンレス鋼が用いられてもよい。
【0086】
特に、所望の皮膚の深さで電磁気波が発散されるために、前記それぞれのニードル100は、皮膚に挿入された状態において皮膚と接する任意の第1地点とニードルの端部の先鋭な点とを連結した第1直線と、前記第1地点と対向する第2地点を前記ニードルの端部の先鋭な点と連結した第2直線との間の角が14゜ないし30゜であることが好ましい。
【0087】
すなわち、図10に示されたように、ニードルの先鋭な点をC、前記第1地点をA、前記第2地点をBとすると、CとAを連結した第1直線と、CとBを連結した第2直線との間の角が14゜ないし30゜になると、痛みなしに電磁気波を皮膚に伝達するようになる。第1直線と第2直線の間の角度が14゜未満の場合には、ニードルの端部が細くなりすぎて撓みやすくなるという問題点がある。第1直線と第2直線の間の角度が30゜を超える場合には、ニードルの端部が鈍くなって皮膚に円滑に挿入されない問題点と痛みを増加させる問題点がある。
【0088】
以上多数のニードルそれぞれについて説明し、図11に示されたニードルの実施例を挙げてさらに詳しく説明する。
【0089】
前記ニードル100は、前記先鋭な一側端部から14゜ないし30゜斜めに屈折された第1屈折地点まで非絶縁されている。前記第1屈折された地点から2.5゜ないし12.5゜斜めに屈折された第2屈折地点まで、絶縁体でコーティングされている。前記第2屈折地点から前記一側端部と対向する他側端部まで、直径0.25mm屈折なしに水平に絶縁体でコーティングされて、電磁気波が前記非絶縁された部分で皮膚に伝達される。
【0090】
さらに詳しく、前記ニードル100は、断面が円形で形成されて一側から他側端部まで徐々に縮径される。また前記ニードル100は、2段屈折され、前記他側端部が尖っているように形成されている。前記ニードル100の全長さは、約1.5cm程度が好ましい。
【0091】
このように形成されたニードル100は、第1絶縁部110と第2絶縁部120と、非絶縁部130とが一体型に形成されている。前記第1絶縁部(11)は直径が0.25mm±0.05mmであり、人の皮膚に容易に挿入されるように、ニードルを固定するニードル固定部200と結合固定される。
【0092】
前記ニードル100は、図11の(a)、(b)、(c)、(d)の実施例のように構成されてもよい。
【0093】
すなわち、図11に示されたニードル(a)は、先鋭な一側端部から22゜斜めに屈折された第1屈折地点までの距離である約0.26mm±0.02mmの部分が非絶縁されている。ニードル(a)は、また第1屈折地点から7.5゜斜めに屈折された第2屈折地点までの距離である約1.13mm±0.02mmの部分が、絶縁体で10μm±2μmコーティングされている。ニードル(a)は、前記第2屈折地点から前記一側端部と対向する他側端部まで直径が0.25mmで、屈折なしに水平に絶縁体で10μm±2μmコーティングされて電磁気波が皮膚に伝達される。
【0094】
次に、図3に示されたニードル(b)は、先鋭な一側端部から30゜斜めに屈折された第3屈折地点までの距離である約0.17mm±0.02mmの部分が非絶縁されている。ニードル(b)は、また第3屈折地点から7.5゜斜めに屈折された第4屈折地点までの距離である約1.13mm±0.02mmの部分が絶縁体で10μm±2μmコーティングされている。ニードル(B)は、前記第4屈折地点から前記一側端部と対向する他側端部まで直径が0.25mmで、屈折なしに水平するように絶縁体で10μm±2μmコーティングされて電磁気波が皮膚に伝達される。
【0095】
次に、図11に示されたニードル(c)は、前記図(b)と同一の構造を有し、ただし、節コーティングの厚さを20±2μmでコーティングしたので、前記図11の(b)の場合、電磁気波放射時、ニードルから発生される熱がコーティング面を乗り超える傾向があることから、これを防止するために、多少厚めにコーティングしたものである。
【0096】
次に、図11に示されたニードル(d)は、先鋭な一側端部から15゜斜めに屈折された第5屈折地点までの距離である約0.26mm±0.02mmの部分が非絶縁され、また第5屈折地点から7.5゜斜めに屈折された第6屈折地点までの距離である約1.13mm±0.02mmの部分が絶縁体で15μm±10μmコーティングされ、前記第5屈折地点から前記一側端部と対向する他側端部まで直径0.25mmで、屈折なしに水平に絶縁体で15μm±10μmコーティングされて電磁気波が皮膚に伝達される。
【0097】
このとき、前記電磁気波は、10KHzないし100MHzであることが好ましく、前記ニードル100の材質は、ステンレス鋼であり、前記ステンレス鋼の熱伝導率は14cal/゜Cである。また通常のアルミニウムの材質であっても好ましい。
【0098】
一方、多数のニードル100は、4本ないし81本がニードル固定部200に固定されて一組を成して皮膚に挿入されることが好ましい。すなわち、治療しようとする部位の広さによってニードル100の数を適切に選択して、目的部位だけに高周波を印加しようとする目的である。特に、図12に示されたように、ある1つのニードルと隣接するニードル間の間隔(図12に示されたD部分)は、0.4mmないし3.0mmであることが好ましい。皮膚組織が引っ張り合って収縮して面積と体積を減少させる一般的な目的で用いる場合には、ニードル間の間隔が1.0mmないし3.0mmが合適である。一方、傷痕のように施術部位全体を変性させる目的で用いる場合には、ニードル間の間隔が0.4mmないし1.0mmであることが好ましい。
【0099】
また、多数のニードル100は、皮膚に挿入される深さが0.3mmないし2.5cmであることが好ましい。皮下脂肪層を除いた皮膚の厚さは、部位によって相当差があるが、最も厚い皮膚の厚さは約4mmである。皮膚改善、または傷痕の改善のための場合に、挿入される針の深さは0.3mmないし2mm程度であることが好ましい。腹部の脂肪や肉がついた部分の皮下脂肪を治療する場合に、挿入される針の深さは2mmないし2.5cm程度であることが好ましい。
【0100】
さらに、前記多数のニードル100は、最初に配置されたニードルから対向する端部に配置されたニードルまでの距離(図12に示されたE部分)が2mmないし20mmであることが好ましい。前記距離(E)が20mmを超える場合には、皮膚とニードルの完全な接触が難しく、均一な圧力で施術しにくいため、皮膚が引っかかることがある。前記距離(E)が2mm未満の場合には、施術面積が狭すぎて治療の効率の低いという問題点がある。
【0101】
前記ニードル固定部200に固定されるニードル100は、図13ないし図15に示されたように、そのニードル100の長さが互いに異なる2種以上からなってもよい。
【0102】
次に、ニードル固定部200に固定された多数のニードル100の寿命が終わる場合に容易に交替できるように多数のニードル100、ニードル固定部200、電磁気波伝達部400を一つの組立体140として形成することが好ましい。図16を参照すると、前記多数のニードル100、ニードル固定部200、電磁気波伝達部400が開放された上部に嵌合し、組み立てられて保護され、下部に前記多数のニードルが通過される多数の第1孔610が形成された内部ケース600がさらに含まれることが好ましい。
【0103】
次に、皮膚と接する下部に、前記多数のニードル100が通過する第2孔710が形成され、上部が開放された皮膚支持部材700が備えられている。前記多数のニードル100、ニードル固定部200、電磁気波伝達部400、内部ケース600が組み立てられてなる組立体140が、前記皮膚支持部材700の開放された上部を通じて収容されて、前記第2孔710に多数のニードル100が通過するように配置されている。必要に応じて前記内部ケース600を含まず、前記ニードル固定部200と前記皮膚支持部材700を結合することができる。
【0104】
前記皮膚支持部材700は、多数のニードル100が付いているニードル固定部200が直接皮膚を加撃しないようにするために設けられたものである。前記ニードル固定部200が直接皮膚を加撃すると、皮膚接触のとき痛みを誘発することがある。したがって、前記皮膚支持部材700は、ニードル固定部200と皮膚の間に位置して、そのニードル固定部200の動作摩擦を皮膚が直接受けないようにする役割をする。前記皮膚支持部材700は、熱伝導率が14cal/℃であるステンレス鋼で製造されることが好ましい。
【0105】
前記皮膚支持部材700は、前記組立体140の交替を円滑に行うために構成されたものである。また、前記第2孔710が形成された面、すなわち、皮膚と接しない内周面に1つ以上の弾性部材800を備えることで、弾性部材の反発力により直ちに皮膚に挿入された多数のニードル100が抜け出るようにするためのものである。
【0106】
前記弾性部材800は、スプリングが好ましい。皮膚に挿入される前記多数のニードル100は、打撃により皮膚に2秒以内挿入された直後、弾性を用いて皮膚に挿入された多数の電導性ニードルが皮膚から抜け出るように弾性復元力を有することが好ましい。ニードル100が2秒以内に皮膚から回収されると、皮膚表面が引っかかれず施術能率が向上する。
【0107】
例えば、前記弾性部材800は、前記皮膚支持部材700の内側角のそれぞれに固定されるように付着されることが最も好ましい。このように付着された弾性部材800は、前記電導性ニードル100、ニードル固定部200、電磁気波伝達部400が組み立てられた組立体140は、弾性部材800の高さ、すなわち、前記皮膚支持部材700の下部面から3cm以内の距離にニードル固定部200が位置するように形成されることが好ましい。
【0108】
これは、弾性部材800の弾性により皮膚に前記電導性ニードル100が2秒以内に挿入された直後、皮膚に挿入されたニードル100が直ちに抜け出るようにし、再度打撃により皮膚に迅速にまた挿入されるようにする。
【0109】
一方、前記弾性部材800の代りに駆動部300に弾性構造を備えて、前記組立体140を弾性により上に上げることも可能である。すなわち、前記弾性部材800と構造を異ならせても、前記ニードル固定部200を皮膚から遠くなる方向に移動させるように、弾性復元力を有する弾性部材800が備えられた場合には、本発明の目的を達成することができる。例えば、弾性部材800は、ニードル固定部200と前記内部ケース600の間に配置されてもよい。弾性部材800は、圧縮コイルスプリング、引張コイルスプリング、弾性ゴムなど、様々な形態が採用される。
【0110】
次に、前記組立体140に多数のニードル100に関する情報を有するメモリ部900をさらに含むことが好ましい。
【0111】
前記メモリ部900は、ニードル100が皮膚に挿入された回数に関するカウント情報、最初装着された以後に何時間用いられたかに関する時間情報、電導性ニードルの配列と長さに関する情報が含まれる。
【0112】
共に、前記メモリ部900と中央処理ユニット(CPU、1100)と連結されるとき、最初連結されたという初期連結信号を、時間情報として前記中央処理ユニット1100に伝達する。以後、前記中央処理ユニット1100は、設定された時間までカウントし、設定された時間が経過すると前記組立体140の動作を中止させる。また、前記中央処理ユニット1100は、多数のニードル100が皮膚に挿入される回数をカウントしてそのニードル100の寿命をチェックする。
【0113】
これは、多数のニードル100が長い間用いられると、焦げたり、撓んだりする問題が発生するため、一定時間経過後、または設定された使用回数が経過されると、これ以上ニードル100の使用を制限するためである。
【0114】
このとき、前記電磁気波は10KHzないし100MHzであることが好ましい。このような範囲の電磁気波を加える理由は、人体組織の正常な筋肉を刺激させる脈動期間は0.001msないし1msと非常に短いため、高周波の電磁気波を加えることが効果的であるためである。
【0115】
そして、前記ニードル固定部200は、前記多数のニードル100が挿入される皮膚と5mmないし3cmの距離に位置することが好ましい。多数のニードル100が固定されているニードル固定部200が直接皮膚を加撃すると、痛みを誘発することがある。前記ニードル固定部200と皮膚の間の距離が5mm未満の場合には、ニードル固定部200が直接皮膚を加撃する場合と同一の痛みを誘発する問題点がある。一方、前記ニードル固定部200と皮膚の間の距離が3cmを超える場合には、ニードル100の長さが長くなって撓みやすくなる問題点がある。
【0116】
前記内部ケース600を覆う第1蓋620と、前記皮膚支持部材700を覆い、前記組立体140に力を伝達するための第3孔721が形成された第2蓋720とがさらに備えられることが好ましい。
【0117】
以上、多数のニードル100と、前記多数のニードル100の周辺に構成される構成要素を説明した。これから、駆動部300について詳しく説明する。
【0118】
前記駆動部300は、前記ニードル固定部200に固定された多数のニードル100が皮膚に挿入されるように、前記ニードル固定部200に直接、または間接に力を伝達する。
【0119】
例えば、直接の場合は、駆動部300が前記ニードル固定部200に直接固定されるように付着されて上下運動を通じて多数のニードル100が皮膚に挿入されることである。一方、間接の場合は、駆動部300が前記ニードル固定部200に打撃を加えてニードル固定部200が下降するように力を加えることである。
【0120】
このとき、駆動部300は、電気信号により動く電磁気力、油圧力、空気圧力、ソレノイドバルブのうち、いずれか1つにより駆動されることが好ましい。図32と図33には、空圧により駆動される駆動部300の実施形態が示されている。図32のような駆動部300は、ニードル100の数が多い場合に用いられる。図32を参照すると、例えば空圧により駆動される駆動部300は、空圧の入力される空圧入口302と空圧出口304を含んでいる。前記駆動部300は、前記空圧入口302から前記空圧出口304側へ空気が流動する場合にロッドが下降する。一方、前記空圧出口304から前記空圧入口302側へ空気が流動する場合にはロッドが上昇する。一方、図33に示された駆動部300は、ニードル100の数が少ない場合に用いられる。図33に示された駆動部300は、空圧入口302と空圧出口304として同じポートを用いる。すなわち、前記空圧入口302に空気が流入されると、ロッドが下降する。一方、ロッドの上昇はリターンスプリング306により具現される。前記リターンスプリング306の弾性復元力によりロッドが上昇する場合に、前記空圧入口302に流入された空気は、前記空圧出口304にまた流出される。
【0121】
一方、前記駆動部300は、前記ニードル固定部200が嵌合し、組み立てられるための第1結合部位を含んでいる。また、前記駆動部300は、前記多数のニードル100が皮膚に挿入される深さを調節するための調節部材320が組み立てられるために第2結合部位312がさらに形成されることも好ましい。
【0122】
これと同時に、前記ニードル固定部200が嵌合し、組み立てられるための第1結合部位と、多数のニードル100が皮膚に挿入される深さを調節する調節部材320が組み立てられるための第2結合部位312とが前記駆動部300に一体に形成されることも好ましい。
【0123】
例えば、図18に示されたように、前記ニードル固定部200が嵌合し、組み立てられるための第1結合部位を第1溝311として形成し、多数のニードルが皮膚に挿入される長さを調節する調節部材320が組み立てられるための第2結合部位を第2溝312として形成した。
【0124】
さらに詳しく、図18に示されたように、前記駆動部300がソレノイドバルブである場合には、前記第1結合部位及び前記第2結合部位が前記駆動部300に一体型に形成されて、前記多数のニードル100に力を加えて皮膚に挿入されるように構成することができる。図18に示された実施例以外に、他の構造で前記第1、第2結合部位を設計することも可能である。
【0125】
前記調節部材320は、図18に示されたように、左右に突起322が形成されて前記第2溝312に嵌合し、組み立てされ、前記左右の突起322と一体型で胴体321が形成され、前記胴体321に鍔係止状態で前記駆動部300がかかるようになる。
【0126】
例えば、ソレノイドバルブの場合には、図19に示されたようであり、駆動部300から加えられる力は、多数のニードル100に打撃を加えるとき、前記胴体321の厚さによって打撃する高さが決まる。すなわち、胴体321の厚さが薄いとさらに高い位置で打撃するようになり、胴体321の厚さが厚いとさらに低い位置で打撃するようになるため、多数のニードル100が皮膚に挿入される程度を調節するようになる。
【0127】
結果として、このような係止は、胴体321の厚さが薄いものより厚い場合に先に接触するため、ニードルに伝達する力が弱くなる。したがって、前記調節部材320は、多数のニードル100が皮膚に挿入される深さを調節するようになる。
【0128】
さらに、前記調節部材320は、前記ニードル固定部200に伝達する力を減少するために係止鍔330の高さが互いに異なるように多数形成されて、前記多数の係止鍔330を回転により調節されるように形成することも好ましい。
【0129】
すなわち、前記第2溝312を改良して前記多数の係止鍔330を回転させて、多数のニードル100に伝達する力の強弱を調節することができる。図20のように多数の係止鍔330は、その係止鍔330の回転により高さが互いに変わる。前記係止鍔330を回転させることで駆動部300により発生された力の強弱を調節して多数のニードル100に伝達するようになる。
【0130】
さらに、図21に示されたように、第1結合部位に「コ」字状の調節部材を挿入し、第2結合部位に組立体140が挿入された皮膚支持部材700を嵌合し組み立てる。このように組み立てると、駆動部300により前記組立体140に力を伝達し、伝達された力により下降するようになるため、このとき組立体140は、多数のニードル100を含んでいることから、下降により前記多数のニードル100が皮膚に挿入されるようになる。
【0131】
前記皮膚支持部材700の内部の組立体140が下降する過程において、第2結合部位に前記「コ」字状の調節部材が嵌合し組み立てられると、ニードルがかからない範囲内で内部ケースに前記「コ」字状の調節部材がかかって、駆動部300で前進する力を制御するようになる。
【0132】
一方、前記調節部材320を代替する構成要素、またはその調節部材320と相互補完的な作用をする挿入制限部材1300をさらに含んでもよい。前記挿入制限部材1300は、前記多数のニードル100が皮膚に挿入される深さを調節するために備えられたものである。前記挿入制限部材1300は、一側が皮膚に支持され、他側は図22または図23に示されたように、前記ケース1000に支持されてもよい。一方、前記挿入制限部材1300は、一側に皮膚に支持され、他側は図24に示されたように、前記皮膚支持部材700に支持されるように構成してもよい。前記挿入制限部材1300は交替可能である。図33には、他の形態の挿入制限部材1300が示されている。一方、図35及び図36を参照すると、前記挿入制限部材1300は、冷却媒体が流動することができる冷却媒体通路1350を備えてもよい。前記冷却媒体通路1350には、冷却媒体が流入される冷却媒体入口1320と、冷却媒体出口1340とが備えられている。冷却媒体として水や空気など多様な媒体が用いられる。前記冷却媒体入口1320に流入された冷却媒体は、前記冷却媒体通路1350を流動した後、前記冷却媒体出口1340で排出される。冷却媒体は、前記挿入制限部材1300を冷却して被施術者の苦痛を軽減させる役割をする。前記冷却媒体通路1350の前記冷却媒体入口1320、または前記冷却媒体出口1340以外の孔は、栓により適切に閉鎖することができる。
【0133】
前記電磁気波伝達部400は、外部から電磁気波をケーブルを通じて受信した以後、前記多数のニードル100に伝達する。
【0134】
一方、本発明による皮膚処置装置10は、キャビティボディー500をさらに含んでもよい。すなわち、前記多数のニードル100、前記ニードル固定部200、前記駆動部300、前記電磁気波伝達部400、キャビティボディー500をさらに含んでもよい。
【0135】
したがって、前記多数のニードル100、前記ニードル固定部200、前記駆動部300、前記電磁気波伝達部400は、上述した例と同一であるため、それに対する詳しい説明を省略し、キャビティボディー500に対してのみ詳しく説明する。
【0136】
前記キャビティボディー500には、前記ニードル固定部200が嵌合し組み立てられるための第3結合部位と、多数のニードルが皮膚に挿入される長さを調節する調節部材が組み立てられるための第4結合部位とが形成されている。前記第3結合部位と前記第4結合部位は、前記第1結合部位及び前記第2結合部位と同一の役割をする。
【0137】
例えば、図25に示されたように、前記キャビティボディー500は、第3溝531と第4溝532を備えている。前記第3溝531は、前記ニードル固定部200が嵌合し組み立てられるためのものである。前記第3溝531は、前記第1溝311に対応する構成要素である。前記第4溝532は、多数のニードル100が皮膚に挿入される深さを調節する調節部材320が組み立てられるためのものである。前記第4溝532は、前記第2溝312に対応する構成要素である。前記第3溝531と前記第4溝532は、前記キャビティボディー500に一体に形成されている。前記第3溝531と前記第4溝532は、前記キャビティボディー500と別に製造されて、そのキャビティボディー500に組み立てられるように構成してもよい。前記キャビティボディー500に組み立てられたニードル固定部200に力を加えて多数のニードル100が皮膚に挿入されるようにするのである。図25に示された実施例以外に、他の構造で前記第3、第4結合部位を設計することも可能である。
【0138】
前記キャビティボディー500は、前記駆動部300が嵌合されるように一側が開放され、前記駆動部300と接する側面に水が循環される構造が形成されて前記駆動部300で発生する熱を冷却する。
【0139】
例えば、図25及び図26に示されたように、前記駆動部300が嵌合し挿入されるように一側が開放されている。前記駆動部300と接する側面の水循環構造は、図27と図28に示されたA−A’切断面図を参照する。前記駆動部300は、注入される注入口510と水が排出される排出口520が形成されている。前記注入口510を通じて注入された水は、循環した以後に前記排出口520で排出される。
【0140】
さらに、図29に示されたように、前記キャビティボディー500には、熱電素子540が備えられている。前記熱電素子540は、熱が発生される駆動部300を冷却するために備えられたものである。前記熱電素子540は、前記駆動部300と接する部分は温度が低く、前記駆動部300と接する部分の反対面は相対的に温度が高く維持されるようになっている。前記熱電素子540は、前記注入口510、排出口520が形成されたキャビティボディー500の側面に配置されている。
【0141】
さらに、前記水循環構造の代用として空冷式構造を用いてもよい。空冷式構造は、前記注入口510に冷気を外部から注入して、前記排出口520を通じて外部に排出されるように構成することが好ましい。
【0142】
一方、前記説明した多数のニードル100、ニードル固定部200、駆動部300、電磁気波伝達部400及びキャビティボディー500を保護するためのケース1000が、図30に示されたようにさらに備えられることが好ましい。
【0143】
さらに、図30に示されたように、本発明による皮膚処置装置が動作するための全ての情報を有する中央処理ユニット1100をさらに含むことが好ましい。前記中央処理ユニット1100が処理する情報は、特に駆動部の寿命情報、ニードル自体の情報(ニードルの数、ニードルの長さ)、電磁気波の電圧情報、電磁気波の出力時間情報などが該当する。
【0144】
特に前記ニードル自体の情報は、前記メモリ部900に伝達されて、メモリ部900のニードル情報と一致すると動作され、一致しないと動作されないようにする。
【0145】
さらに、前記中央処理ユニット1100は、メモリ部900から固有番号を受信した後、前記固有番号と一致しない場合は、動作されないように制御し、一致する場合には寿命に当たる設定された時間までカウントし、設定された時間が経過した以後に組立体140の動作を中止させる。
【0146】
また、前記中央処理ユニット1100は、前記多数のニードル100が皮膚に挿入される回数をカウントしてニードルの寿命をチェックする。前記中央処理ユニット1100は、駆動部300がニードルに力を伝達する回数をカウントして、ニードルの寿命をチェックすることも好ましい。前記中央処理ユニット1100は、ニードルの動きをセンサーで感知してカウントするなど、多様な方法でニードルの寿命をチェックすることができる。前記中央処理ユニット1100は、ニードルの端部が撓んだり折れたり、または摩耗されるなどの問題によりニードルを交替するために、ニードルの寿命をチェックするものである。
【0147】
前記メモリ部900と前記うち央処理ユニット1100を直接連結してもよいが、前記メモリ部900の交換のためにコネクター1200をさらに備えることで円滑に分離交替できるようにすることが好ましい。
【0148】
一方、図31に示されたように、前記ケース1000は、冷気噴射ノズル1400を備えている。前記冷気噴射ノズル1400は、ニードル100が挿入される前または挿入後に、治療対象になる皮膚を冷却するために備えられたものである。前記冷気噴射ノズル1400は、前記ケース1000の外部から冷気が流入されるための流入通路(未示)を通じて、流入された冷気を一定の圧力で皮膚に噴射する役割をする。前記冷気噴射ノズル1400は、前記ケース1000から皮膚に向かって突出されている。前記冷気噴射ノズル1400から噴射された冷気は、皮膚を冷却して痛みを無くして傷治治癒を助ける作用をする。
【0149】
一方、図37を参照すると、本発明による他の実施例では、前記ニードル100に薬物注入管が備えられている。前記薬物注入管105は、前記複数のニードル100のそれぞれに備えられている。前記薬物注入管105は、前記ニードル100の長さ方向に沿って、そのニードル100の上端から下端に貫通するように形成されている。前記薬物注入管105は、前記ニードル100が皮膚に挿入された状態において、その皮膚の内に必要な薬物を注入できるようにするために備えられたものである。前記複数のニードル100のうち、一部のみに薬物が供給されるように前記ニードル100の上部に薬物供給通路1530の一端部が連結されている。前記複数のニードル100のうち、残りの上部には伝達部材410が連結されて、前記電磁気波伝達部400から電磁気波が伝達されてニードル100に伝達する。すなわち、前記伝達部材410が設けられたニードル100には薬物が供給されなくなる。前記薬物供給通路1530の他端部は、薬物注入装置1500に連結されている。前記薬物注入装置1500は、一種のシリンジポンプとして加圧されるピストン1510を備えている。前記薬物注入装置1500には、薬物1520が収容されている。前記ピストン1510には、モーターのような動力手段により圧力が加えられるように構成することができる。図37に示されたような構造を有する皮膚処置装置は、皮膚に前記ニードル100を挿入した状態で皮膚の一部分には薬物を注入し、他の部分には電磁気波を伝達することで、効果的な皮膚治療を可能とする効果を提供する。
【0150】
図と詳しい説明において最適実試例が開示され、以上で用いられた特定の用語は、単に本発明を説明するための目的で用いられたものであり、意味限定や特許請求の範囲に記載された本発明の範囲を制限するために用いられたものではない。
【0151】
したがって、本技術分野における通常の知識を有する者であれば、これに基づいて多様な変形及び均等な他の実施例が可能であり、本発明の真正な技術的保護範囲は、特許請求の範囲の技術的思想により決まらなければならない。
【産業上の利用可能性】
【0152】
本発明の皮膚処置装置は、表皮層を貫通して真皮層または目的とする皮膚組織内までニードルを挿入して高周波エネルギーを印加することで、火傷を負わせず皮膚を処置することができ、皮膚組織内の目的する部位にエネルギーを正確に伝達することができ、皮膚に対するニードルの入射角と出射角を同一にし、挿入速度と回収速度を標準化及び速めるようにニードルの形態を最適化して、施術者と患者のストレスと痛みを軽減させ、消耗品として形成されるニードルの種類寿命等を自動に管理してその安全性をさらに高めた効果がある。
【0153】
このような面で、痛みを軽減させて患者に安定感を与え、表皮層を貫通して真皮層または目的とする皮膚組織内に高周波エネルギーを印加することで、皮膚処置を所望する患者に安全かつ効果的な発明であると言える。
【符号の説明】
【0154】
10:ロールベール
100:多数のニードル
105:薬物注入管
110:第1絶縁部
120:第2絶縁部
130:非絶縁部
140:組立体
200:ニードル固定部
300:駆動部
302:空圧入口
304:空圧出口
306:リターンスプリング
311:第1溝
312:第2溝
320:調節部材
321:胴体
322:突起
330:係止鍔
400:電磁気波伝達部
410:伝達部材
500:キャビティボディー
510:注入部
520:排出部
531:第3溝
532:第4溝
540:熱電素子
600:内部ケース
610:第1孔
620:第1蓋
700:皮膚支持部材
710:第2孔
720:第2蓋
721:第3孔
800:弾性部材
900:メモリ
910:ケーブル
1000:ケース
1100:中央処理ユニット
1200:コネクター
1300:挿入制限部材
1320:冷却媒体入口
1340:冷却媒体出口
1350:冷却媒体通路
1400:冷気噴射ノズル
1500:薬物注入装置
1510:ピストン
1520:薬物
1530:薬物伝達通路

【特許請求の範囲】
【請求項1】
先鋭な端部の一部を除いた残りの部分が絶縁体でコーティングされた多数のニードルと、
前記多数のニードルを固定するニードル固定部と、
前記ニードル固定部に固定された多数のニードルが皮膚に挿入されるように前記ニードル固定部に直接または間接に力を伝達する駆動部と、
前記多数のニードルと電気的に連結されて電磁気波を前記多数のニードルに伝達する電磁気波伝達部と、
を含むことを特徴とする皮膚処置装置。
【請求項2】
前記駆動部は、前記ニードル固定部が嵌合し組み立てられる第1結合部位を備えたことを特徴とする請求項1に記載の皮膚処置装置。
【請求項3】
前記ニードル固定部に固定されるニードルは、そのニードルの長さが互いに異なる2種以上からなることを特徴とする請求項1に記載の皮膚処置装置。
【請求項4】
前記駆動部は、前記多数のニードルが皮膚に挿入される深さを調節するための調節部材を備えたことを特徴とする請求項2に記載の皮膚処置装置。
【請求項5】
前記調節部材は、
前記駆動部の前進を直・間接に制御するために互いに異なる厚さを有する胴体が備えられ、前記駆動部が前記胴体に鍔係止形態でかかることを特徴とする請求項4に記載の皮膚処置装置。
【請求項6】
前記駆動部は、前記第1結合部位と区別され、前記調節部材が結合される第2結合部位が備えられ、前記駆動部が前記調節部材にかかって駆動部の前進を直・間接に制御することを特徴とする請求項4に記載の皮膚処置装置。
【請求項7】
前記調節部材は、厚さが互いに異なる係止鍔が多数形成されて、前記係止鍔を回転させることで前記駆動部の前進を直・間接に制御するようになることを特徴とする請求項5に記載の皮膚処置装置。
【請求項8】
前記ニードルが皮膚に挿入される深さを調節するように、一側が皮膚に支持され、交替可能な挿入制限部材を含むことを特徴とする請求項4に記載の皮膚処置装置。
【請求項9】
前記駆動部が挿入されるように一側面が開放され、前記開放された一側面に駆動部が嵌挿され、前記駆動部が下部に力を加えるように、下部が一部開放されたキャビティボディーをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の皮膚処置装置。
【請求項10】
前記駆動部は、電気信号により動く電磁気力、油圧力、空気圧力及びソレノイドバルブのうちのいずれか1つを含むことを特徴とする請求項1に記載の皮膚処置装置。
【請求項11】
前記電磁気波伝達部は、外部から電磁気波をケーブルを通じて電磁気波を受信した後、多数の伝導性ニードルに伝送することを特徴とする請求項1に記載の皮膚処置装置。
【請求項12】
前記キャビティボディーは、前記駆動部で発生する熱を冷却するように前記駆動部と接触する面に水が循環される構造を備えたことを特徴とする請求項9に記載の皮膚処置装置。
【請求項13】
前記キャビティボディーは、前記駆動部と接する部分はその駆動部より温度が低く維持され、前記駆動部と接する部分の反対面は前記駆動部と接する部分より温度が高く維持される熱電素子がさらに備えられたことを特徴とする請求項9に記載の皮膚処置装置。
【請求項14】
前記キャビティボディーは、前記ニードル固定部が嵌合し組み立てられる第3結合部位が備えられたことを特徴とする請求項9に記載の皮膚処置装置。
【請求項15】
前記キャビティボディーは、前記第3結合部位と区別され、調節部材が組み立てられる第4結合部位がさらに形成されて、前記駆動部が前記調節部材にかかって駆動部の前進を直・間接に制御することを特徴とする請求項14に記載の皮膚処置装置。
【請求項16】
前記多数のニードル、ニードル固定部、駆動部、電磁気波伝達部及びキャビティボディーを保護するケースがさらに備えられたことを特徴とする請求項9に記載の皮膚処置装置。
【請求項17】
上部が開放されて上部に前記多数のニードル、前記ニードル固定部、前記電磁気波伝達部が嵌合し保護され、下部に前記多数のニードルが通過される多数の第1孔が形成された内部ケースがさらに含まれたことを特徴とする請求項1に記載の皮膚処置装置。
【請求項18】
前記多数のニードル、ニードル固定部、電磁気波伝達部、内部ケースが組み立てられてなる組立体が、開放された上部を通じて挿入されるように形成され、皮膚と接する下部に前記多数のニードルが通過する第2孔が多数形成され、前記第2孔に前記多数のニードルが通過するように配置された皮膚支持部材がさらに含まれたことを特徴とする請求項17に記載の皮膚処置装置。
【請求項19】
前記多数のニードル、ニードル固定部、電磁気波伝達部が組み立てられてなる組立体が、開放された上部を通じて挿入されるように形成され、皮膚と接する下部に前記多数のニードルが通過する第2孔が多数形成され、前記形成された多数の第2孔に前記多数のニードルが通過するように形成された皮膚支持部材がさらに含まれたことを特徴とする請求項1に記載の皮膚処置装置。
【請求項20】
前記ニードル固定部を皮膚から遠くなる方向に移動させるように弾性復元力を有する弾性部材がさらに含まれたことを特徴とする請求項18または19に記載の皮膚処置装置。
【請求項21】
前記多数のニードルに関する情報を有するメモリ部をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の皮膚処置装置。
【請求項22】
前記メモリからメモリにすでに記録して保存されたニードルの固有番号を受信して、すでに記録された固有番号と比較した後、一致する場合は前記受信された固有番号に該当するニードル器具の動作を中止するように制御する中央処理ユニット(CPU)をさらに含むことを特徴とする請求項21に記載の皮膚処置装置。
【請求項23】
前記内部ケースを覆う第1蓋、前記皮膚支持部材を覆う第2蓋をさらに含むことを特徴とする請求項18に記載の皮膚処置装置。
【請求項24】
前記皮膚支持部材を覆う第2蓋をさらに含むことを特徴とする請求項19に記載の皮膚処置装置。
【請求項25】
前記多数のニードルのそれぞれは、一側の直径が0.1mmないし0.4mmであることを特徴とする請求項1に記載の皮膚処置装置。
【請求項26】
前記多数のニードルのそれぞれは、一側端部と先鋭な他側端部の間に1段以上角度が曲がったことを特徴とする請求項1に記載の皮膚処置装置。
【請求項27】
前記多数のニードルのそれぞれは、一側端部と先鋭な他側端部の間で曲がることなく、ラウンドに形成されることを特徴とする請求項1に記載の皮膚処置装置。
【請求項28】
前記多数のニードルのそれぞれは、先鋭な端部一部を除いた残りの部分に5μmないし25μm厚さでパリレンコーティング、テフロンコーティング、セラミックコーティングのうちのいずれか1つでコーティングされたことを特徴とする請求項1に記載の皮膚処置装置。
【請求項29】
前記多数のニードルのそれぞれは、皮膚に挿入された状態で皮膚と接する任意の第1地点とニードルの端部の先鋭な点を連結した第1直線と、前記第1地点と対向する第2地点を前記ニードルの端部の先鋭な点と連結した第2直線との間の角が14゜ないし30゜であることを特徴とする請求項1に記載の皮膚処置装置。
【請求項30】
前記多数のニードルは、いずれか1つのニードルと隣接するニードルとの間の間隔が0.4mmないし3.0mmであることを特徴とする請求項1に記載の皮膚処置装置。
【請求項31】
前記多数のニードルは、皮膚に挿入される挿入深さが0.3mmないし2.5cmであることを特徴とする請求項1に記載の皮膚処置装置。
【請求項32】
前記多数のニードルは、第一番目に配置されたニードルから対向する端部に配置されたニードルまでの距離が2mmないし20mmであることを特徴とする請求項1に記載の皮膚処置装置。
【請求項33】
前記多数のニードルは、4本ないし81本からなることを特徴とする請求項1に記載の皮膚処置装置。
【請求項34】
前記皮膚支持部材は、ステンレスまたはアルミニウム材質であることを特徴とする請求項18または19に記載の皮膚処置装置。
【請求項35】
前記弾性部材は、打撃により皮膚に前記ニードルが挿入された直後、弾性を用いて2秒以内に皮膚に挿入された多数の伝導性ニードルが皮膚から抜け出ることを特徴とする請求項20に記載の皮膚処置装置。
【請求項36】
前記電磁気波は、10KHzないし100MHzであることを特徴とする請求項1に記載の皮膚処置装置。
【請求項37】
前記ニードル固定部は、前記多数のニードルが挿入される皮膚と5mmないし3cmの距離に位置することを特徴とする請求項1に記載の皮膚処置装置。
【請求項38】
前記ケースは、皮膚に向かって突出され、外部から流入された冷気を皮膚に向かって噴射する冷気噴射ノズルを備えたことを特徴とする請求項16に記載の皮膚処置装置。
【請求項39】
前記挿入制限部材は、
冷却媒体が流動する冷却媒体通路と、
前記冷却媒体通路に備えられ冷却媒体が流入される冷却媒体入口と、
前記冷却媒体入口に流入された冷却媒体が前記冷却媒体通路を流動した後、排出される冷却媒体出口と、
を備えたことを特徴とする請求項8に記載の皮膚処置装置。
【請求項40】
前記複数のニードルは、それぞれ長さ方向に貫通された薬物注入管を備え、
前記複数のニードルのうち一部のみに薬物が供給されるように、前記ニードルの上部に薬物供給通路の一端部が連結され、前記複数のニードルのうちの残りには、前記電磁気波伝達部から電磁気波が伝達されるように伝達部材が配置され、
前記薬物供給通路の他端部は、薬物が収容され、ピストンにより加圧される薬物注入装置に連結されたことを特徴とする請求項1に記載の皮膚処置装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【図37】
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【公表番号】特表2012−515604(P2012−515604A)
【公表日】平成24年7月12日(2012.7.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−547766(P2011−547766)
【出願日】平成22年1月13日(2010.1.13)
【国際出願番号】PCT/KR2010/000200
【国際公開番号】WO2010/085059
【国際公開日】平成22年7月29日(2010.7.29)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.テフロン
2.TEFLON
【出願人】(511088656)
【氏名又は名称原語表記】KANG,Dong Hwan
【住所又は居所原語表記】Room 1907,101 Dodeck Park Town,Cheolsan4‐dong Gwangmyeong‐si,Gyeonggi‐do Zip 423‐030,KOREA
【Fターム(参考)】