説明

皮膚外用剤

【課題】 水中油型エマルションから油中水型エマルションに転相後もマッサージ効果が得られる、皮膚外用剤を提供する。
【解決手段】 (A)平均粒径0.2μm以上20μm未満の水中油型エマルションと、(B)皮膚外用剤全量に対し1.0〜5.0質量%の平均粒径5nm以上200nm未満の水中油型エマルションとを含有してなる皮膚外用剤、特にマッサージ用皮膚外用剤。またさらにかかる皮膚外用剤を用いたマッサージ方法。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、粒径の異なる2種類のエマルションを混合してなる皮膚外用剤、特にマッサージ用皮膚外用剤、並びにかかる皮膚外用剤を用いたマッサージ方法に関する。
【背景技術】
【0002】
水中油型乳化化粧料を用いたマッサージ用皮膚外用剤を、肌に塗布し、マッサージすることにより肌上で乳化組成物が転相し、水中油型エマルションから油中水型エマルションに変化するとともに伸びが非常に軽くなる、という独特の使用感を有している。かかるタイプの水中油型エマルションとしては、特許文献1に記載されているように公知である。
【0003】
微細な粒径を有するエマルションは、その粒径の細かさから、透明なエマルションを得ること(特許文献2)、乳化安定性の改善(特許文献3)、有効成分の肌への浸透を促進する(特許文献4)などの目的で種々検討されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2007−153754号公報
【特許文献2】特開平8−92059号公報
【特許文献3】特開2005−103421公報
【特許文献4】特開2004−168702号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
これまでの肌上で水中油型エマルションから油中水型エマルションに転相するタイプの外用剤は、転相後使用感が急に軽くなり、これ以上マッサージ効果が期待できるものではなかった。本発明においては、水中油型エマルションから油中水型エマルションに転相後もマッサージ効果が得られる、皮膚外用剤を提供することを目的とした。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本願発明の皮膚外用剤は、(A)平均粒径0.2μm以上20μm未満の水中油型エマルションと、(B)皮膚外用剤全量に対し1.0〜5.0質量%の平均粒径5nm以上200nm未満の水中油型エマルションとを含有してなる。本発明の皮膚外用剤は、マッサージ用皮膚外用剤として最適に用いられる。
【0007】
また本発明は、かかる皮膚外用剤を用いた、マッサージ方法を提供する。
【発明の効果】
【0008】
本発明の皮膚外用剤は、水中油型エマルションから油中水型エマルションに転相後もマッサージ効果が得られ、高いマッサージ効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】実施例1、比較例1を用いてマッサージを行った前後の血流量の増加割合を示す図である。
【図2】実施例1、比較例1を使用する際の抵抗感を示す図である。
【図3】実施例1、比較例1の動的粘弾性を示す図である。
【図4】実施例1、比較例1の動的粘弾性測定後の皮膚外用剤の形状を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本願発明の皮膚外用剤は、(A)平均粒径0.2μm以上20μm未満の水中油型エマルションと、(B)皮膚外用剤全量に対し1.0〜5.0質量%の平均粒径5nm以上200nm未満の水中油型エマルションとを含有してなる。
【0011】
(B)のエマルションの配合量が5.0質量%を超えると、皮膚外用剤の乳化安定性に問題が生じる場合がある。逆に1.0質量%未満の配合では、転相後のマッサージ効果が著しく低下する。
【0012】
本発明の(A)及び(B)のエマルションはそれぞれ、水性成分、油性成分並びに界面活性成分を必須として配合する。
【0013】
水性成分としては、通常皮膚外用剤に使用可能なものを、乳化物の安定性を損なわない範囲で配合することができる。かかる成分としては、精製水のほか、保湿剤としては、1,3−ブチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ヘキシレングリコール、グリセリン、ジグリセリン、キシリトール、マルチトール、マルトース、D−マンニット、トレハロース等がある。水溶性高分子としては、アラビアゴム、カラギーナン、ペクチン、カンテン、クインスシード(マルメロ)、デンプン、アルゲコロイド(褐藻エキス)等の植物系高分子、デキストラン、プルラン等の微生物系高分子、コラーゲン、カゼイン、ゼラチン等の動物系高分子、カルボキシメチルデンプン、メチルヒドロキシプロピルデンプン等のデンプン系高分子、アルギン酸ナトリウム等のアルギン酸系高分子、カルボキシビニルポリマー等のビニル系高分子、ポリオキシエチレン系高分子、ポリオキエチレンポリオキシプロピレン共重合体系高分子、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリアクリルアミド等のアクリル系高分子、ベントナイト、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、ラポナイト等の無機系水溶性高分子等がある。
【0014】
油性成分としては、通常皮膚外用剤に使用可能なものを乳化物の安定性を損なわない範囲で配合することができる。かかる成分としては、油性成分としては、特に制限されず、固体状、半固体状、液体状のいずれでも良く、揮発性、不揮発性のいずれでも良い。例えば、パラフィン、ワセリン、クリスタルオイル、セレシン、オゾケライト、モンタンロウ、スクワラン、スクワレン等の炭化水素類;ユーカリ油、ハッカ油、ツバキ油、マカデミアナッツ油、アボガド油、牛脂、豚脂、馬脂、卵黄脂、ミツロウ、オリーブ油、カルナウバロウ、ラノリン、ホホバ油、メドウフォーム油、パーム油、パーム核油、;グリセリンモノステアリン酸エステル、グリセリンジステアリン酸エステル、グリセリンモノオレイン酸エステル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、ミリスチン酸イソプロピル、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、フタル酸ジエチル、乳酸ミリスチル、アジピン酸ジイソプロピル、ミリスチン酸セチル、乳酸ミリスチル、アジピン酸ジイソプロピル、ミリスチン酸セチル、乳酸セチル、1−イソステアロイル−3−ミリストイルグリセロール、2−エチルヘキサン酸セチル、パルミチン酸−2−エチルヘキシル、ミリスチン酸−2−オクチルドデシル、ジ−2−エチルヘキサン酸ネオペンチルグリコール、オレイン酸−2−オクチルドデシル、トリイソステアリン酸グリセロール、ジ−パラメトキシケイヒ酸−モノ−2−エチルヘキサン酸グリセリル等のエステル油;ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、ベヘン酸、オレイン酸、ヒドロキシステアリン酸、ウンデシレン酸等の高級脂肪酸類;イソステアリルアルコール、オクチルドデカノール、ヘキシルデカノール、コレステアロール、フィトステロール、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セタノール、ステアリルアルコール、オレイルアルコール、ベヘニルアルコール等の高級アルコール類などが挙げられる。
【0015】
また、シリコーン類として、通常化粧料に用いられるもので、例えばオクタメチルポリシロキサン、テトラデカメチルポリシロキサン、メチルポリシロキサン、高重合メチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサンのほか、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン等のメチルポリシクロシロキサン、トリメチルシロキシケイ酸、更には、アルキル変性シリコーン、ポリエーテル・アルキル変性シリコーン、アルキルグリセリルエーテル変性シリコーン、変性オルガノポリシロキサン等の変性シリコーンなどが挙げられる。
【0016】
さらに、フッ素系油剤として、常温で液体のパーフルオロ有機化合物であるパーフルオロポリエーテル、フッ素変性シリコーンが挙げられ、例えばパーフルオロデカリン、パーフルオロアダマンタン、パーフルオロブチルテトラハイドロフラン、パーフルオロオクタン、パーフルオロノナン、パーフルオロペンタン、パーフルオロデカン、パーフルオロドデカン、フッ素変性シリコーン等が挙げられる。
【0017】
本発明の皮膚外用剤においては、これらの油性成分を単独で、若しくは2種以上を組み合わせて用いる。
【0018】
水性成分と油性成分は、30:70〜70:30の割合で配合することが好ましい。水性成分の割合が30未満の場合、使用前の水中油型エマルションの乳化安定性に問題が生じる場合がある。水性成分の割合が70を超えた場合、使用時の転相が遅くなりすぎ、実使用に問題が生じたり、良好なマッサージ効果が得られなくなる場合がある。
【0019】
界面活性成分としては、ポリオキシエチレン(以下、POEという)−オクチルドデシルアルコールやPOE−2−デシルテトラデシルアルコール等のPOE−分岐アルキルエーテル;POE −オレイルアルコールエーテルやPOE−セチルアルコールエーテル等のPOE−アルキルエーテル;ソルビタンモノオレエート、ソルビタンモノイソステアレート及びソルビタンモノラウレート等のソルビタンエステル;POE−ソルビタンモノオレエート、POE−ソルビタンモノイソステアレート、及びPOE−ソルビタンモノラウレート等のPOE−ソルビタンエステル;グリセリンモノオレエート、グリセリンモノステアレート、及びグリセリンモノミリステート等のグリセリン脂肪酸エステル;POE−グリセリンモノオレエート、POE−グリセリンモノステアレート、及びPOE−グリセリンモノミリステート等のPOE−グリセリン脂肪酸エステル;POE−ジヒドロコレステロールエステル、POE−硬化ヒマシ油、及びPOE−硬化ヒマシ油イソステアレート等のPOE−硬化ヒマシ油脂肪酸エステル;POE−オクチルフェニルエーテル等のPOE−アルキルアリールエーテル;モノイソステアリルグリセリルエーテルやモノミリスチルグリセリルエーテル等のグリセリンアルキルエーテル;POE−モノステアリルグリセリルエーテル、POE−モノミリスチルグリセリルエーテル等のPOE−グリセリンアルキルエーテル;ジグリセリルモノステアレート、デカグリセリルデカステアレート、デカグリセリルデカイソステアレート、及びジグリセリルジイソステアレート等のポリグリセリン脂肪酸エステル、等の各種非イオン界面活性剤;ミリスチン酸、ステアリン酸、パルミチン酸、ベヘニン酸、イソステアリン酸、及びオレイン酸等の高級脂肪酸のカリウム、ナトリウム、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、アミノ酸等の各種の塩;エーテルカルボン酸のカリウムまたはナトリウム塩;N−アシルアミノ酸の塩;N −アシルサルコン酸塩;高級アルキルスルホン酸塩等の陰イオン界面活性剤;アルキルアミン塩、ポリアミン、アミノアルコール脂肪酸有機シリコーン樹脂、アルキル4級アンモニウム塩等の陽イオン界面活性剤;イミダゾリウムベタイン誘導体等の両性界面活性剤;レシチン、サポニン等の天然由来界面活性剤等を例示することができる。これらの界面活性成分は、1種単独で使用してもまた2種以上を任意に組み合わせて使用してもよい。
【0020】
本発明にかかる皮膚外用剤には、必須成分である水性成分、油性成分、界面活性成分のほか、保湿剤、抗炎症剤、抗菌剤、美白剤、抗老化剤、抗酸化剤等を配合することができる。
【0021】
本発明の皮膚外用剤は、(A)にかかるエマルションに、予め調製した(B)にかかるエマルションを混合して製造することができる。
【0022】
各エマルションの調製方法は特に限定されるものではなく、定法に従い調製することができる。
【0023】
(B)にかかるエマルションは、平均のエマルション粒子径が5nm以上200nm未満の微細エマルションである。上記微細エマルションを得る乳化方法としては、例えば、転相温度乳化法、凝集法、液晶乳化法、D相乳化法などの界面化学的手法と、高圧乳化機、高せん断分散機、コロイドミルといった機械的手法を単独、または、複数を組み合わせた方法などが挙げられる。
【0024】
本発明の皮膚外用剤は、マッサージ用皮膚外用剤として利用することができる。マッサージ用皮膚外用剤として使用することにより水中油型エマルションの際には従来どおり、良好なマッサージ効果が得られるのはもちろんのこと、肌上で油中水型エマルションに転相してからも良好なマッサージ効果を得ることができる。
【0025】
本発明の皮膚外用剤は、マッサージ効果と同時に、クレンジング効果も期待できるクレンジング用皮膚外用剤として利用することができる。クレンジング用皮膚外用剤として使用することにより、水中油型エマルションの際には従来どおりの使用感であるが、肌上で油中水型エマルションに転相してからも伸びの急激な変化のない、全く新しい使用感を得ることができる。
【0026】
本発明の皮膚外用剤は、一度の使用で、クレンジングとマッサージの両方の効果を得ることができる。
【0027】
本発明は、上述の皮膚外用剤を用いたマッサージ方法を提供する。本発明の皮膚外用剤を用いてマッサージを行うことにより、従来とは全く異なる新しい使用感を得ることができる。すなわち、水中油型エマルションの際には従来どおり抵抗感のあるマッサージ効果を実感できる使用感であるのに加えて、油中水型エマルションに転相した際にも急激に伸びが軽くなることがなく、適度な伸びを維持し、良好なマッサージ効果を得ることができる。マッサージの具体的な方法としては特に限定されない。
【実施例】
【0028】
本発明の皮膚外用剤の処方例を表1に示す。実施例1にかかる皮膚外用剤は、まず、C成分とD成分を液晶乳化法を用いて微細エマルションを調製する。A成分とB成分ホモミキサーを用いて乳化したものに微細エマルションとをさらに添加することにより調製し実施例1とした。比較のため、A成分とD成分を混合した水性成分と、B成分とC成分を混合した油性成分をホモミキサーで乳化した、微細エマルションを含有しない皮膚外用剤を調製し、比較例1とした。
【0029】
【表1】

【0030】
[エマルション平均粒子径の測定]
実施例1の微細エマルションの平均粒子径を大塚電子株式会社製「ゼータ電位・粒径測定システムELSZ」を用いて測定した結果、平均粒子径は55nmであった。また実施例1のA成分とC成分を用いて乳化したエマルションの平均粒子径を株式会社島津製作所社製「SALD−300V島津レーザ回折式粒度分布測定装置」を用いて測定した結果、平均粒子径は1.1μmであった。
【0031】
[血流量の測定]
マッサージ効果を定量的に測定するため、実施例1と比較例1を用いてマッサージ前後の血流量の測定を行った。
使用機器:LASER FLOWMETER Non-Contact ALF21N(ADVANCE Co., LTD)
測定部位:頬の中央部、外側、下側の3点
試験方法:
被験者は、事前に化粧を落とし、洗顔料による洗浄を行い5分間安静を保つ。5分後にマッサージ前の血流量を測定した。その後実施例1若しくは比較例1を2g頬に塗布し、2分間マッサージを行った後、ティッシュペーパーを用いて皮膚外用剤を拭き取り、マッサージ後の血流量を測定した。
【0032】
結果は、マッサージ前の血流量を1とした場合の相対値にて算出し、表2並びに図1に示した。その結果、微細エマルションを配合した実施例1は、微細エマルションを配合していない比較例1より血流量の改善効果が高いことが示された。
【0033】
【表2】

【0034】
[抵抗感の測定]
皮膚外用剤の伸びを定量的に示す指標として、実施例1と比較例1の抵抗感を測定した。
使用機器:KES-SE摩擦感テスター(カトーテック社製)
測定条件:
*サンプル量;70mg
*荷重;25mg
*移動速度;1mm/sec.
*プローブの種類;人工皮革×人工皮革
*20回ふき取らずに繰り返し測定する
測定回数:2回
【0035】
結果は、伸ばした回数ごとの平均摩擦係数を算出し、図2に示した。図2に示したとおり、微細エマルションを含有する本発明の皮膚外用剤は、微細エマルションを含有しない場合と比較して平均摩擦係数が高く、高いマッサージ効果が得られることが示された。
【0036】
[動的粘弾性の測定]
肌上でマッサージする際の使用感を定量的に評価するために、実施例1と比較例1を用いて動的粘弾性の測定を行った。
使用機器:AR2000(TAインスツルメント社製)
測定条件:
*使用治具=2mmコーンプレート
*測定モード=印加ひずみスイープステップモード
*印加ひずみ量=0.01%〜1000%
*測定周波数=1Hz
*測定温度=33℃
*測定時表示モード=対数
*ポイントあたりのディケード(表示間隔)=10
*サンプル量=5cm3
【0037】
結果を、ひずみ量に対するTanδとして図3に示した。実施例1と比較例1を用いて、微細エマルション配合の有無が及ぼす違いを見ると、ひずみ量[%]が大きくなった際のTanδにおいて明確な差異が見られる。Tanδは、材料が変形する際に材料がどのくらいエネルギーを吸収するか(熱に変える)を示しており、いわば熱変換効率を示す指標である。図のようにひずみ量が大きくなるに従い実施例1の微細エマルション配合の皮膚外用剤で相対的に高くなり、温感を与え、血流を上昇させるマッサージには非常に効果的であることが示された。
【0038】
動的粘弾性測定後の皮膚外用剤の状態を図4に示した。ひずみを1000%まで与えた後、粘弾性測定装置のコーンプレートを引き上げると、微細エマルションを配合した実施例1は角立ち状態を形成しており、動的な変化(ひずみ)に対しても内部摩擦によって成膜性を維持していた。これに対し、微細エマルションを配合していない比較例1は、角立ちの形成が認めらず、全面に皮膚外用剤がひろがった状態であった。このことは、皮膚外用剤に通常のエマルションに加えて微細エマルションを併用することにより、実使用の際、マッサージ後半にもバルク膜を維持できることに繋がるため、マッサージし易く効果的に血流が増加する。
【0039】
[実使用試験]
実施例1と比較例1を用いて、20〜40才代の女性8名に使用させ、使用感評価を行った。各評価員は実施例1、比較例1をそれぞれ使用し、下記の評価項目に関し比較評価を行い、合議により評価結果を表3にとりまとめた。
【0040】
【表3】

【産業上の利用可能性】
【0041】
本発明の皮膚外用剤は、高い血流促進効果が得られるマッサージ用皮膚外用剤として有用である。また本発明の皮膚外用剤を用いたマッサージ方法は、高い血流促進効果が得られるマッサージ方法として有用である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
(A)平均粒径0.2μm以上20μm未満の水中油型エマルションと、(B)皮膚外用剤全量に対し1.0〜5.0質量%の平均粒径5nm以上200nm未満の水中油型エマルションとを含有してなる、皮膚外用剤。
【請求項2】
マッサージ用皮膚外用剤である、請求項1に記載の皮膚外用剤。
【請求項3】
請求項1若しくは請求項2に記載した皮膚外用剤を用いることを特徴とする、マッサージ方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2010−275266(P2010−275266A)
【公開日】平成22年12月9日(2010.12.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−131770(P2009−131770)
【出願日】平成21年6月1日(2009.6.1)
【出願人】(000135324)株式会社ノエビア (258)
【Fターム(参考)】