説明

石臼

【課題】穀物等の被粉砕物の粉砕作業を長期にわたって行うことができるとともに、磨耗した上臼と下臼の粉砕面の溝の目立て作業を適時に行うことができる石臼を提供する。
【解決手段】筐体11の上面に支持された下臼14の上面に穀物等の第1粉砕面14aを形成するとともに、下面に第2粉砕面14bを形成する。前記下臼14の上面に回転可能に支持された上臼16の上面に穀物等の第1粉砕面16aを形成するとともに、下面に第2粉砕面16bを形成する。穀物の長期粉砕作業によって、前記下臼14の第1粉砕面14aと、上臼16の第2粉砕面16bが摩耗した場合に、下臼及び上臼14,16を筐体11の上面から取り外し、下臼14及び上臼16をそれぞれ上下反転して装着し、摩耗していない下臼14の第2粉砕面14bと上臼16の第1粉砕面16aとを用いて穀物の粉砕作業を行う。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば小麦や蕎麦等の穀物やその他の粒状物等の被粉砕物を粉砕するための石臼に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の電動石臼として、特許文献1に開示されたものが提案されている。この電動石臼は筐体の上部に下臼を載置し、この下臼の上部に上臼を載置している。上臼に形成された被粉砕物の供給孔から穀物等の被粉砕物を、下臼の上面に形成された多数条の溝を有する粉砕面と、上臼の下面に形成された多数条の溝を有する粉砕面との間の隙間に供給し、上臼を回転させることにより穀物を両粉砕面により粉砕するようになっている。
【特許文献1】特開2007−111593号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところが、上記従来の電動石臼は、長期使用によって、下臼の上面に形成された粉砕面の溝と、上臼の下面に形成された粉砕面の溝が浅くなると、被粉砕物の粉砕機能が低下し、粉砕能率が低下するので、被粉砕物の粉砕作業を長期にわたって行うことができないという問題があった。又、粉砕面の溝を深くする目立て作業は、専門家に依頼しなければならないので、所要の日数を要する。このため、業務用の電動石臼を使用し、穀物の自家製粉をキャッチフレーズにしている飲食店舗では、前述した目立て作業が完了するまでの間、営業を中断しなければならない場合もあった。
【0004】
本発明は、上記従来の技術に存する問題点を解消して、穀物等の被粉砕物の粉砕作業を長期にわたって行うことができるとともに、磨耗した上臼と下臼の粉砕面の溝の目立て作業を適時に行うことができる石臼を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、支持台の上面に下臼を支持し、該下臼の上面に上臼を支持し、前記上臼及び下臼の少なくとも一方を回転するための回転機構を備えた石臼において、前記上臼の上下両面に被粉砕物を粉砕するための溝を有する第1及び第2粉砕面を形成するとともに、前記下臼の上下両面に同じく被粉砕物を粉砕するための溝を有する第1及び第2粉砕面を形成し、前記上臼及び下臼をそれぞれ上下反転可能に構成したことを要旨とする。
【0006】
請求項2に記載の発明は、請求項1において、前記下臼は前記支持台の上面の所定位置に対し、移動阻止機構によって水平方向の移動不能に支持され、前記上臼の上面及び下面の中心部には、非円形の係合穴がそれぞれ形成され、前記回転機構は、前記支持台の内部に設けられたモータと、該モータにより回転され、かつ前記支持台の天板に形成された貫通孔及び下臼の中心に形成された貫通孔を上方に貫通して、前記上臼の下面の前記係合穴に相対回転不能に係合される駆動軸とにより構成されていることを要旨とする。
【0007】
請求項3に記載の発明は、請求項2において、前記支持台の上部の天板には、前記下臼の水平方向の移動を阻止する位置規制ピンが複数箇所に立設され、下臼の上面及び下面には、前記位置規制ピンを挿入係止するための係止孔が設けられていることを要旨とする。
【0008】
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項において、前記下臼の第1及び第2粉砕面は中心部ほど盛り上がる凸面状に形成され、支持台の上部の天板の上面と、下臼の下面側の第2粉砕面との間には、該粉砕面を支持する凹面状の支持面を有する台座が介在されていることを要旨とする。
【0009】
請求項5に記載の発明は、請求項2〜4のいずれか一項において、前記移動阻止機構は、前記下臼の外周面と、前記支持台の天板との間に設けられていることを要旨とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか一項において、前記上臼の上部には上面側の粉砕面を遮蔽するカバーが脱着可能に嵌合されていることを要旨とする。
【0010】
(作用)
この発明は下臼の上面及び下面に第1及び第2粉砕面が形成され、上臼の上面及び下面に第1及び第2粉砕面が形成されているので、互いに対向された第1及び第2粉砕面が被粉砕物の長期の粉砕作業によって摩耗した場合に、支持台から下臼及び上臼を一旦取り外す。そして、下臼及び上臼をそれぞれ上下反転させて未使用の粉砕面を接触させて被粉砕物の粉砕作業を行う。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、穀物等の被粉砕物の粉砕作業を長期にわたって行うことができるとともに、磨耗した上臼と下臼の粉砕面の溝の目立て作業を適時に行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、本発明を具体化した電動石臼の一実施形態を図1〜図4にしたがって説明する。
図1に示すように、四角箱状をなす支持台としての筐体11の天板12の上面には、台座としてのゴム製の緩衝用シート13を介して下臼14が支持されている。前記下臼14の上面には第1粉砕面14aが形成され、下面には第2粉砕面14bが形成されている。前記第1及び第2粉砕面14a,14bには、図3に示すように多数条の溝Mが放射状に形成されている。図1に示すように、前記両粉砕面14a,14bには、係止孔14c,14dがそれぞれ二箇所に形成されている。前記天板12には筐体11の内部から二本の係止ピン15が前記緩衝用シート13を貫通して上方に突出され、両係止ピン15が前記下臼14の下面側の二つの係止孔14cに係止されることにより、下臼14が水平方向に移動しないようになっている。
【0013】
前記下臼14の上面には上臼16が支持されている。この上臼16の上面には第1粉砕面16aが形成され、下面には第2粉砕面16bが形成されている。前記第1及び第2粉砕面16a,16bには、図3に示すように多数条の溝Mが放射状に形成されている。前記上臼16の第1及び第2粉砕面16a,16bの中心部には、平面視で四角形状の係合穴16c,16dが形成されている。前記下臼14の中心部には前記係合穴16cと対応するように上下方向に貫通する挿通孔14eが形成されている。この挿通孔14eには前記天板12の下面に軸受17を介して所定位置において、回転可能に支持された駆動軸18が上下方向に貫通されている。図3に示すように、前記駆動軸18の上端部に形成された角柱部19には、四角環状のリング20が相対回転不能に、かつ取り外し可能に嵌合され、該リング20が前記上臼16の下面側の係合穴16cに嵌合されている。前記駆動軸18の下端部には被動プーリ21が連結されている。一方、前記筐体11の底板には図1に示すように電動モータ22が設置され、該電動モータ22の回転軸23に連結された駆動プーリ24と、前記被動プーリ21にはベルト25が掛装されている。そして、前記電動モータ22によって回転軸23が回転されると、駆動プーリ24、ベルト25及び被動プーリ21を介して駆動軸18が回転され、前記リング20を介して上臼16が回転されるようになっている。
【0014】
図2に示すように、前記筐体11の左右両側部には、門型状の支持枠31がボルトによって固着され、該支持枠31の上板の上面には穀物等の被粉砕物を収容するためのホッパー32が装着されている。前記ホッパー32の下端部には被粉砕物を下方に落下させるための排出筒32aが形成されている。図1に示すように、前記上臼16の上面には前記排出筒32aから落下された被粉砕物を前記上臼16に形成された供給通路16eに供給するためのシュータ34が装着されている。該シュータ34には上下方向に支持軸35が貫通され、該支持軸35の下端部には平面視四角形状の係合板36が連結され、該係合板36は前記上臼16の上面側の係合穴16dに相対回転不能に係合されている。前記支持軸35の上端部には前記排出筒32aと所定の間隔をおいて対向するように調整板37が連結されている。該調整板37の上面と前記排出筒32aの下端縁との隙間38から被粉砕物がシュータ34に落下されるようになっている。前記シュータ34の下端部に形成された排出筒39は前記上臼16の前記供給通路16eの上端開口部に連通されている。
【0015】
前記シュータ34及び支持軸35には、前記上臼16の上面を覆うカバー40が装着されている。該カバー40には図3に示すように前記支持軸35を貫通する孔40aと、排出筒39を貫通する孔40bが形成されている。
【0016】
前記筐体11の天板12の上面には前記下臼14及び上臼16の外周面から所定距離だけ水平方向に離隔した位置にカバー41が装着されている。前記下臼14及び上臼16の外周面と、カバー41の内周面とによって粉砕された粉末の回収用の空間42が形成されている。前記天板12には前記空間42内の粉末を下方に落下させるための通路43が形成されている。図3に示すように前記上臼16の外周面には前記空間42内の粉末を前記通路43に移動するための刷毛44が取り付けられている。
【0017】
次に、この発明の要部構成について説明する。
図1及び図3に示すように、前記下臼14の上面には前述したように多数の溝Mを放射状に形成した第1粉砕面14aが同一平面上に位置するように形成されている。前記下臼14の下面には多数の溝Mを放射状に形成した第2粉砕面14bが同一平面上に位置するように形成されている。一方、前記上臼16の上面には前述したように多数の溝Mを放射状に形成した第1粉砕面16aが形成されている。この第1粉砕面16aは図1に示すように中心ほど深くなる凹面状に形成されている。前記上臼16の下面には多数の溝Mを放射状に形成した第2粉砕面16bが形成されている。この第2粉砕面16bも図1に示すように中心ほど深くなる凹面状に形成されている。前記下臼14の平面状の第1粉砕面14aと、上臼16の凹面状の第2粉砕面16bとによって、下臼14の中心から外周側に行くほど小さくさなる粉砕空間Rが形成されている。
【0018】
次に、前記のように構成された電動石臼の動作について説明する。
図1において筐体11内の電動モータ22が起動され、回転軸23及び駆動プーリ24が回転されると、ベルト25を介して駆動軸18及び被動プーリ21が回転されリング20を介して上臼16が回転される。この上臼16の回転動作により前記シュータ34、支持軸35、調整板37が回転される。前記ホッパー32に収容された穀物は、ホッパー32に設けた図示しない開閉シャッターが開放されると、排出筒32aを通して隙間38からシュータ34の内部に供給され、排出筒39から上臼16の供給通路16eを通して下臼14と上臼16の間の前記粉砕空間Rに供給される。粉砕空間Rに供給された穀物は、下臼14の第1粉砕面14aと上臼16の第2粉砕面16bとにより粉砕されて粉末となって粉砕空間Rの外周側に移動し、前記空間42の下部に落下される。落下された穀物の粉末は、前記上臼16とともに旋回する刷毛44によって通路43に導かれ、外部に排出される。
【0019】
電動石臼が長期間使用され、下臼14の第1粉砕面14aと上臼16の第2粉砕面16bが摩耗すると、溝Mが浅くなり、穀物の粉砕機能が低下する。この場合には、前記上臼16の上面から前記シュータ34、支持軸35、係合板36、調整板37及びカバー40を取り外す。又、前記上臼16を下臼14の上面から取り外すとともに、下臼14を緩衝用シート13の上面から取り外す。そして、前記下臼14を上下反転させて第1粉砕面14aが前記緩衝用シート13に接触し、第2粉砕面14bが上となるように設置する。このとき、下臼14の係止孔14dが前記係止ピン15に係止され、下臼14の水平方向の移動が阻止される。
【0020】
次に、下臼14の上面に対し、上臼16の第1及び第2粉砕面16a,16bを上下反転した状態で、上臼16を前記下臼14の上面に載置し、係合穴16dに前記リング20を係合する。さらに、前記上臼16の上部に前記シュータ34、支持軸35、係合板36、調整板37及びカバー40を装着する。そして、摩耗していない下臼14の第2粉砕面14bと、上臼16の第1粉砕面16aとを用いて穀物の粉砕作業を行う。
【0021】
上記実施形態の石臼によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)上記実施形態では、前記下臼14の上面と下面に第1及び第2粉砕面14a,14bを形成するとともに、上臼16の上面と下面に第1及び第2粉砕面16a,16bを形成した。そして、互いに対向させた下臼14の第1粉砕面14aと、上臼16の第2粉砕面16bが長期間の粉砕作業によって摩耗した場合に、前記下臼14及び上臼16を筐体11の上面から取り外した後、下臼14及び上臼16をそれぞれ上下反転して、摩耗していない下臼14の第2粉砕面14b、上臼16の第1粉砕面16aを用いて穀物の粉砕作業を行うことができる。このため、下臼14及び上臼16の粉砕面の溝Mの目立て作業を長期間行なわなくても済み、電動石臼を長期にわたって使用することができるという効果がある。又、電動石臼の摩耗した下臼14及び上臼16の第1粉砕面14a及び第2粉砕面16bの溝Mの目立て作業は、例えば、都合の良い時に計画的に専門業者に適時に依頼することができるので、例えば、穀物の自家製粉をキャッチフレーズにしている飲食店舗において、休業日に目立て作業を行うことができ、目立て作業のために営業を停止しなくても済む。
【0022】
(2)上記実施形態では、前記上臼16の上部にカバー40を嵌合したので、上臼16の第1粉砕面16a又は第2粉砕面16bが塵埃によって汚損されるのを防止することができる。
【0023】
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・図4に示すように、前記下臼14の上面に中央部ほど上方に緩やかに盛り上がる凸面状の第1粉砕面14aを形成するとともに、下臼14の下面に対し中央ほど下方に緩やかに盛り上がる凸面状の第2粉砕面14bを形成する。そして、前記下臼14の第2粉砕面14bを支持する緩衝用シート13の上面に対し、前記第2粉砕面14bの曲面形状と同形状の凹面状の支持面13aを形成する。この場合には前記下臼14の第1粉砕面14aが前記上臼16の第2粉砕面16bに進入し、粉砕空間Rの形状が前記実施形態の形状と異なり、コンタクトレンズ状となる。この別例においては、前記緩衝用シート13によって下臼14を安定して支持することができる。
【0024】
・図5(a)に示すように、前記下臼14の水平方向の移動を阻止する移動阻止機構として、前記係止ピン15及び下臼14の係止孔14c,14dを省略し、下臼14の外周面に係止孔14fを二箇所に形成する。一方、前記天板12の上面にL字形の係止具45を載置し、該係止具45の水平板部に複数のビス46を下向きに貫通し、該ビス46を前記天板12に形成されたネジ孔12aに螺合することにより係止具45を取り外し可能に取り付ける。前記係止具45に連結した係止ピン47を前記係止孔14fに係止するようにしてもよい。
【0025】
・図5(b)に示すように、前記係止具45の水平板部を天板12に溶接部48により固定する。前記係止具45にナット49を溶接により連結する。前記係止具45の垂直板部から前記ナット49に螺合されたビス50の先端部を前記係止孔14fに挿入係止するようにしてもよい。
【0026】
・図5(c)に示すように、前記天板12の上面に対し支持体51を介して係止ピン52を支持する。そして、前記下臼14に形成された係止孔14fに対し前記係止ピン52を係止することにより、下臼14の水平方向の移動を規制するようにしてもよい。
【0027】
上記各実施形態においては前記下臼14の第1及び第2粉砕面14a,14bに対し係止孔14c,14dを形成する必要がないので、粉砕面14a,14bの形状を簡素化して穀物の粉砕作業を適正に行うことができる。
【0028】
・前記実施形態では下臼14を所定位置に移動不能に支持し、上臼16を回転可能に支持したが、前記上臼16を所定位置に移動不能に支持し、前記下臼14を所定位置において回転可能に支持するようにしてもよい。又、下臼14と上臼16を逆方向にそれぞれ回転させるようにしてもよい。
【0029】
・前記上臼16の回転機構として、前記電動モータ22に代えて、手動により駆動軸18を回転させて、上臼16を回転させる構造を採用してもよい。
・前述した電動石臼以外に、各種タイプの電動石臼あるいは各種タイプの手動石臼に具体化してもよい。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】この発明の電動石臼を具体化した実施形態を示す中央部縦断面図。
【図2】電動石臼の斜視図。
【図3】電動石臼の一部省略分解斜視図。
【図4】電動石臼の別の実施形態を示す中央部縦断面図。
【図5】(a)〜(c)は、電動石臼の別の実施形態を示す部分断面図。
【符号の説明】
【0031】
M…溝、11…支持台としての筐体、12…天板、13a…支持面、14…下臼、14a,16a…第1粉砕面、14b,16b…第2粉砕面、14c,14d,14f…係止孔、16…上臼、16c,16d…係合穴、18…駆動軸、40…カバー。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
支持台の上面に下臼を支持し、該下臼の上面に上臼を支持し、前記上臼及び下臼の少なくとも一方を回転するための回転機構を備えた石臼において、
前記上臼の上下両面に被粉砕物を粉砕するための溝を有する第1及び第2粉砕面を形成するとともに、前記下臼の上下両面に同じく被粉砕物を粉砕するための溝を有する第1及び第2粉砕面を形成し、前記上臼及び下臼をそれぞれ上下反転可能に構成したことを特徴とする石臼。
【請求項2】
請求項1において、前記下臼は前記支持台の上面の所定位置に対し、移動阻止機構によって水平方向の移動不能に支持され、前記上臼の上面及び下面の中心部には、非円形の係合穴がそれぞれ形成され、前記回転機構は、前記支持台の内部に設けられたモータと、該モータにより回転され、かつ前記支持台の天板に形成された貫通孔及び下臼の中心に形成された貫通孔を上方に貫通して、前記上臼の下面の前記係合穴に相対回転不能に係合される駆動軸とにより構成されていることを特徴とする石臼。
【請求項3】
請求項2において、前記支持台の上部の天板には、前記下臼の水平方向の移動を阻止する位置規制ピンが複数箇所に立設され、下臼の上面及び下面には、前記位置規制ピンを挿入係止するための係止孔が設けられていることを特徴とする石臼。
【請求項4】
請求項1〜3のいずれか一項において、前記下臼の第1及び第2粉砕面は中心部ほど盛り上がる凸面状に形成され、支持台の上部の天板の上面と、下臼の下面側の第2粉砕面との間には、該粉砕面を支持する凹面状の支持面を有する台座が介在されていることを特徴とする石臼。
【請求項5】
請求項2〜4のいずれか一項において、前記移動阻止機構は、前記下臼の外周面と、前記支持台の天板との間に設けられていることを特徴とする石臼。
【請求項6】
請求項1〜5のいずれか一項において、前記上臼の上部には上面側の粉砕面を遮蔽するカバーが脱着可能に嵌合されていることを特徴とする石臼。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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