説明

硬貨処理装置

【課題】硬貨出金口に残留する硬貨等を確実に検知するとともに、信頼性が高く、コストが安い硬貨残留検知手段を有する硬貨処理装置を提供する。
【解決手段】筐体2内部に収納された硬貨を、払出口7から払い出すようにした硬貨処理装置1において、底面12と、底面12の四方に斜面11,13,14,15を有し払出口7に払い出された硬貨を受けて底面12上に集めることができるトレイ10と、コア23にコイル26を巻装し、底面12の裏面側に設けた磁気センサ20と、磁気センサ20によりトレイ10内部の残留硬貨を検出するようにした硬貨検知回路32と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、投入口に投入された硬貨を金種別に収容した後、払出口から釣銭として払い出すようにした硬貨処理装置に関し、特にトレイなどに払い出された釣銭の取り残しをなくして、硬貨の残留を防止した硬貨処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどのレジには、POS(販売時点情報管理)システムのような上位装置に接続して、紙幣処理装置とともに受け取った硬貨を釣銭として再利用するようにした硬貨処理装置(釣銭払出機)が導入されている。
【0003】
硬貨処理装置は、概略的には硬貨投入口に投入された硬貨を鑑別した後、内部に自動的に取り込んで、それらを硬貨収納庫に収納するとともに、その入金情報を外部の上位装置に送信する硬貨保管機能と、硬貨収納庫に保管されている硬貨によって、外部の上位装置からの釣銭払出要求に応じて該当する金額の釣銭を硬貨払出口に払い出すリサイクル機能とを持つものである。
【0004】
こうした硬貨処理装置には、硬貨払出口に払い出された釣銭などを受け皿(トレイ)で受けるものがある。その際に、トレイに払い出された硬貨を外部に落下させないように、また顧客やレジの係員などがトレイから確実に釣銭などを取り出し、取り残しが無いように、その形状などに工夫が施されている。
【0005】
ところで、リサイクル機能を持つ従来の硬貨処理装置は、釣銭払出機能と硬貨保管機能を備えている。硬貨保管機能とは、硬貨投入口に投入された硬貨が検銭部で鑑別された後に、内部に自動的に取り込まれ、それらを硬貨収納庫に収納するとともに、その入金情報を外部の上位装置に送信する機能である。また、釣銭払出機能とは、外部の上位装置からの釣銭払出要求に応じて、該当する金額の釣銭を保管している硬貨によって硬貨払出口に払い出す機能であるが、硬貨払出口に払い出された硬貨を顧客やレジの係員などが取り出した後に、まれに残留していることがあり、従来から問題とされていた。
【0006】
そして、このような従来の問題を解決する装置として、先に公開された特開2009−193090号公報(特許文献1)に記載されるような硬貨残留検知装置が知られている。この特許文献1に記載される硬貨残留検知装置は、両替機等の硬貨出金口と、これに接続される硬貨通路とに配設された静電容量式非接触センサである検知センサと、その検知センサの動作を制御するとともに、検知センサの出力信号に応じた検出信号を出力するセンサ制御部と、検知信号に基づいて硬貨通路内に残留する硬貨の存在、及び、硬貨通路内の異物の存在を判定するセンサ出力判定部とを有し、硬貨出金口と硬貨が払い出される硬貨通路とに配設された静電容量式非接触センサによって、残留した硬貨を精度よく、確実に検知することができるとともに、硬貨通路に挿入された手指等を検知することができるようにして、釣り銭等の硬貨の取り忘れを確実に防止することができ、かつ、悪戯等の不正行為を防止することができるようにするものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2009−193090号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
ところで、このような従来の硬貨残留検知装置を構成する静電容量式非接触センサは、その構造が精緻で複雑であり、また硬貨や異物を精度よく検知するために、硬貨出金口や硬貨通路の形状に合わせてその形状を形成する必要がある。また、これによって、硬貨や異物の存在を判定するセンサ出力判定部の制御構成も複雑である。したがって、この装置は、硬貨の残留検知精度が高いが、汎用性に乏しくコストが高い問題がある。
【0009】
本発明は、このような問題に対応するため、硬貨出金口に残留する硬貨を確実に検知することができるとともに、その検知構造を汎用部品等により簡易に構成し、信頼性が高く、コストが安い硬貨残留検知手段を有する硬貨処理装置を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、筐体内部に収納された硬貨を、払出口から払い出すようにした硬貨処理装置において、底面と、前記底面の四方に斜面を有し前記払出口に払い出された硬貨を受けて前記底面上に集めることができるトレイと、コアにコイルを巻装し、前記底面の裏面側に設けた磁気センサと、前記磁気センサにより前記トレイ内部の残留硬貨を検出するようにした硬貨残留検知手段と、を備えるものである。これによれば、前記払出口から払い出された硬貨を前記トレイの底面上に集め、これを汎用部品である前記磁気センサにより容易に検知することができるから、硬貨の検知を確実にすることができるとともに、その検知構造を簡易に構成することができる。
【0011】
また、請求項2に係る発明は、請求項1に記載の硬貨処理装置において、前記磁気センサは、前記コイルの巻線中心を前記底面の略中央にこれと直交するように配置され、前記コイルは前記底面に対応するようにその裏面側に広く巻装されるものである。これによれば、裏面側に前記コイルが巻装される前記底面上に広く、強い磁界を発生させることができる。
【発明の効果】
【0012】
以上説明したように請求項1または請求項2に係る発明によれば、払出口からトレイ内部に払い出された硬貨を確実に検知することができるとともに、その検知構造を簡易に構成することができるから、信頼性が高く、コストが安い硬貨残留検知手段を有する硬貨処理装置を提供することができる。また、トレイの底面上に広く、強い磁界を発生させることにより、その底面上に硬貨が存在するときの磁界の変化を確実に検知し、硬貨の存在を精度よく検知することができる硬貨残留検知手段を備えた硬貨処理装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の実施の形態に係る釣銭払出機の外観を示す図で、(a)は平面図、(b)は正面図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る釣銭払出機のトレイ形状を示す部分断面平面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る釣銭払出機のトレイ形状を示す部分断面正面図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る釣銭払出機のトレイ形状を示す部分断面側面図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る釣銭払出機のトレイ内部の残留硬貨を検出する硬貨検知回路を示す制御ブロック図である。
【図6】本発明の実施の形態に係る釣銭払出機に投入された硬貨の流れを示す概略説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、この発明の硬貨処理装置を釣銭払出機に適用した実施の形態について、図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る釣銭払出機の外観を示す図で、(a)は平面図、(b)は正面図である。
【0015】
釣銭払出機(硬貨処理装置)1には、筐体2の上面前方右側に、複数枚の硬貨が同時に投入可能な硬貨投入口3を備えており、この硬貨投入口3の左側にはディスプレイ4と複数の操作ボタン5とを備えた操作パネル6が配置されている。また、筐体2の前面のディスプレイ4に近接した位置に硬貨払出口(払出口)7およびこれに接続されたトレイ10が設けられ、硬貨投入口3に近接した前面位置に投入硬貨を返却する硬貨返却口8が設けられている。
【0016】
ここで、硬貨投入口3に投入された硬貨は、筐体2の内部で一時保留され、その金額が確定された後に、後述の金種別の収納庫45に金種別に収容される。そのとき、投入金額はディスプレイ4などで表示される。釣銭払出機1のディスプレイ4には、投入金額だけではなく、その動作状態や操作指示なども表示することができる。また、硬貨払出口7は、釣銭として払い出される硬貨、鑑別不能なリジェクト硬貨、または釣銭払出機1内から回収される硬貨がいずれもトレイ10に排出されるように構成されている。
【0017】
つぎに、釣銭払出機1の硬貨払出口7から硬貨を受け取るトレイ10の形状と、そこに設けられる硬貨残留検出用の磁気センサ20について説明する。図2ないし図4はトレイ10の形状を示す図であって、図2はトレイ10の部分断面平面図、図3はトレイ10の部分断面正面図、および図4はトレイ10の部分断面側面図である。
【0018】
トレイ10には、入金された硬貨のうち鑑別不能でリジェクトされた硬貨と、釣銭として出金された硬貨がそれぞれ払い出される。そして、これらの硬貨を受けるトレイ10は、複数枚の硬貨を保持するために十分な大きさと深さを備えている。
【0019】
トレイ10は、中央の底面12を四方から囲むように、前斜面(斜面)11、後斜面(斜面)13、および傾斜する左右側面をなす右斜面(斜面)14と左斜面(斜面)15を有する略椀形状のものであって、釣銭として硬貨払出口7から払い出された硬貨、あるいは鑑別不能な硬貨が、傾斜する左斜面15および後斜面13からトレイ10の中央の底面12に集まるように構成されている。なお、硬貨払出口7から払い出された硬貨が、右斜面14および前斜面11に到達する場合も、同様にトレイ10の底面12に戻って集まるように構成されている。底面12は、払い出される硬貨のうちで最小のもの、例えば1円硬貨の外径20mm程度の大きさの水平面として形成されており、底面12から前方に繋がる前斜面11は、払い出された硬貨を掴み取って取り出しやすいように、大きな角度で傾斜している。また、後斜面13の傾斜はやや緩やかに形成されているが、その表面には硬貨が被着しないように上下方向に断面凸状円弧形状で延長する複数の突起17が、横方向に所定の間隔で複数形成され、硬貨を底面12まで滑り落とすように構成されている。
【0020】
また、トレイ10の底面12の裏面側には、磁気センサ20が設けられている。この磁気センサ20は、円盤状の底部21とその外周に設けられた外環部22とその中心部に設けられた突起部23を有するポットコア部24と、ポットコア部24の突起部(コア)23に絶縁被覆された導線を巻装したコイル26を備え、その突起部23がトレイ10の底面12に略直交し、突起部23の先端側がトレイ10の底面12に対峙するように配設されている。
【0021】
そして、このコイル26は、例えば図5に示すように、LC発信回路28に接続され、このLC発信回路28と整流回路29と制御部30とが接続され、これらによりトレイ10内部の残留硬貨を検出する硬貨検知回路(硬貨残留検知手段)32が構成されている。この硬貨検知回路32では、駆動電圧が印加されると、硬貨がトレイ10の底面12上にある場合に、コイル26はその電磁誘導作用によりインダクタンス及びインピーダンスが変化するので、LC発信回路28からの出力を整流回路29により整流してパルス波形を形成し、このパルス波形を制御部30で検知することで、トレイ10の底面12に残留する硬貨の有無が検知されるように構成されている。ここで、コイル26は、トレイ10の底面12に対応してその面方向に広く巻装されている。したがって、このコイル26により発生する磁界の範囲は、トレイ10の底面12全体に渡る。そして、これによりトレイ10の底面12上に集まるように払出させる硬貨を、精度良く検出することができる。すなわち、硬貨の検知範囲を底面12上に集約させて、硬貨を精度良く検知することができる。
【0022】
つぎに、釣銭払出機1の内部における硬貨の流れについて説明図する。図6は、釣銭払出機1に投入された硬貨の流れを示す概略説明図である。硬貨投入口3に投入された硬貨は、一枚ずつ分離されて、矢印Aに示すように、入金用の硬貨搬送機構41に送りこまれる。入金用の硬貨搬送機構41の硬貨は、検銭部42で鑑別された後、鑑別不能とされた場合に硬貨払出口7へ排出され(矢印B)、鑑別正常の場合には一時保留部43に搬送される(矢印C)。一時保留部43の硬貨は、投入金額が確定されて収納する場合、硬貨振分機構44に送り込まれて選別され(矢印D)、収納をキャンセルする場合は、保留されている現物が返却される(矢印E)。硬貨振分機構44では、硬貨が金種別に選別され、金種別の収納庫45の6つの硬貨収納庫にそれぞれ収納される(矢印F1〜F6)。出金指令あるいは精査の指令があったとき、金種別の収納庫45に収納されている硬貨は、出金用の硬貨搬送機構46に取り出される(矢印G1〜G6)。精査が指令されたときには、出金用の硬貨搬送機構46に取り出された硬貨は、一時保留部43に搬送され(矢印H)、出金指令であれば釣銭として硬貨払出口7からトレイ10に出金される(矢印I)。したがって、レジ担当者が受け取った硬貨は、硬貨投入口3から矢印A、矢印C、矢印D、矢印Fの経路で入金され、硬貨振分機構44から金種別の収納庫45に投入される。また、顧客に支払う釣銭を釣銭払出機1から出金する場合には、それぞれの金種別の収納庫45から指定された枚数の硬貨を出金用の硬貨搬送機構46に出金して(矢印G1〜G6)、矢印Iの経路で硬貨払出口7に出金することができる。
【0023】
つぎに、釣銭払出機1の操作および動作について説明する。先ず、顧客が商品をレジに持ってくると、レジの係員が全ての商品のバーコードを読み取って登録処理を行うとともに、顧客からの預かり金を釣銭払出機1に入金する。ここで、釣銭払出機1では、最初にトレイ10内の硬貨残留の有無を検知する。トレイ10内に硬貨の残留を検知した場合には、トレイ10に硬貨が残留していることをレジ担当者にディスプレイ4でのメッセージ表示と図示しないブザーなどの音声警告装置により通知し、残留硬貨が取り出されるまで待機する。
【0024】
トレイ10に硬貨の残留が無いことを検知した場合に、釣銭払出機1では硬貨投入が許可され、投入された硬貨の入金処理が開始される。このようにトレイ10に残留硬貨が存在しないことを検出して、初めて入金用の硬貨搬送機構41上に設けてある検銭部42で硬貨の鑑別など入金処理が行われる。
【0025】
ここで、鑑別不能な硬貨があったかどうかが判断され、鑑別不能な硬貨があった場合には、入金用の硬貨搬送機構41からリジェクト通路(矢印B)を通って硬貨払出口7に返却され、返却された硬貨をトレイ10から取り出すことができる。その場合も、釣銭払出機1ではトレイ10内での硬貨残留の有無を検知し、レジの係員にはリジェクトされた硬貨を取り出したかどうかをディスプレイ4やブザーにより通知し、硬貨が取り出されるまで待機する。それ以外の鑑別された硬貨は、硬貨振分機構44にて選別されて金種別の収納庫45に収容される。
【0026】
このようにして入金額が確定すると、釣銭払出機1では、上位装置から釣銭としての出金額の指示を受けるが、トレイ10に硬貨の残留が無いことを検知した場合に、はじめて釣銭に相当する指定された枚数の硬貨を金種別の収納庫45から硬貨払出口7に出金する。そこで、レジの係員は出金硬貨をトレイ10から取り出すことができる。
【0027】
このようにして、レジの係員が顧客からの硬貨を釣銭払出機1に入金して、さらに釣銭を出金する際に、リジェクトされた硬貨、あるいは払い出された釣銭のトレイ10内での残留を防止できる。したがって、釣銭払出機1の金種別の収納庫45から出金された釣銭硬貨は、投入された鑑別不能な硬貨と混在することがなくなる。
【0028】
以上のように、本発明の硬貨処理装置を適用した釣銭払出機1においては、トレイ10に残留する硬貨を検知する硬貨検知回路32と、この硬貨検知回路32で残留硬貨が検出されている間は、新たな払い出し動作を停止する制御手段とを備えているので、硬貨の残留を検知したとき、釣銭払出機1の払い出し動作および鑑別動作を停止させて、顧客が硬貨払出口7の硬貨を取り出すまで動作を停止することができる。また、硬貨払出口7から払い出された硬貨をトレイ10の底面12上に集め、これを汎用部品である磁気センサ20を備えた硬貨検知回路32により容易に検知することができるから、その硬貨の検知を確実にすることができるとともに、その検知構造を簡易に構成することができる。したがって、信頼性が高く、コストが安い硬貨検知回路(すなわち硬貨残留検知手段)32を有する釣銭払出機1を提供することができる。また、磁気センサ20のコイル26が巻装されるポットコア部24の突起部23がトレイ10の底面12に略直交し、その先端側がトレイ10の底面12に対峙するように配設されるとともに、そのコイル26がトレイ10の底面12に対応してその面方向に広く巻装されているから、磁気センサ20によりトレイ10の底面12上に広く、強い磁界を発生させることができる。したがって、トレイ10の底面12上に硬貨が存在するときの磁界の変化を確実に検知し、硬貨の存在を精度よく検知することができる硬貨残留検知手段32を備えた釣銭払出機1を提供することができる。
【0029】
なお、本発明は、言うまでもなく本実施の形態に示す装置にのみ限定されず、その趣旨の包含する範囲で応用変更が可能である。例えば、硬貨が払い出されるトレイ10や、その底面12の裏面側に設けられる磁気センサ20の構成、形状や、トレイ10に払い出される硬貨の有無を検知する硬貨検知回路32の構成及び検知方法等は、この実施形態に示すものに限定されるものではない。
【符号の説明】
【0030】
1 釣銭払出機(硬貨処理装置)
2 筐体
3 硬貨投入口
6 操作パネル
7 硬貨払出口(払出口)
10 トレイ
11 前斜面(斜面)
12 底面
13 後斜面(斜面)
14 右斜面(斜面)
15 左斜面(斜面)
20 磁気センサ
23 突起部(コア)
26 コイル
32 硬貨検知回路(硬貨残留検知手段)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
筐体内部に収納された硬貨を、払出口から払い出すようにした硬貨処理装置において、底面と、前記底面の四方に斜面を有し前記払出口に払い出された硬貨を受けて前記底面上に集めることができるトレイと、コアにコイルを巻装し、前記底面の裏面側に設けた磁気センサと、前記磁気センサにより前記トレイ内部の残留硬貨を検出するようにした硬貨残留検知手段と、を備えることを特徴とする硬貨処理装置。
【請求項2】
前記磁気センサは、前記コイルの巻線中心を前記底面の略中央にこれと直交するように配置され、前記コイルは前記底面に対応するようにその裏面側に広く巻装されることを特徴とする請求項1に記載の硬貨処理装置。


【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate


【公開番号】特開2011−65427(P2011−65427A)
【公開日】平成23年3月31日(2011.3.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−215574(P2009−215574)
【出願日】平成21年9月17日(2009.9.17)
【出願人】(000237710)富士電機リテイルシステムズ株式会社 (1,851)
【Fターム(参考)】