説明

空気浄化式建屋

【課題】気密構造の建屋の天井裏空間や床下空間を気密性の高い外気浄化室に構成し、一元管理により省電力で効率的に各部屋の空気を浄化するようにし、また建屋内の湿度を調整できるようにした空気浄化式建屋を提供する。
【解決手段】地盤Gに設置する基礎1上に気密構造の建屋本体2を構築する。建屋本体2内の一階天井部8裏に形成した気密構造の外気浄化室13は、通気孔14を介して一階部屋2A及び二階部屋2Bと連通している。外気浄化室13には外気導入装置15が設置してあり、また導入されて接触する外気を浄化する複数の微多孔吸着体16が配置してある。建屋本体2内と屋外とは外気浄化室13>部屋2A、2B>屋外の圧力差にしてある。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、建屋に導入する外気を浄化して快適な居住環境を形成し、健康被害の原因になっているシックハウス症候群の発生を解消し、また建屋内に取込む外気の湿度を調整して快適な生活環境を維持する空気浄化式建屋に関する。
【背景技術】
【0002】
大気中の有害物質を木炭に吸着させることで住宅の空気の浄化を図る技術が知られている。例えば、住宅の基礎構造部2に設けた木炭シルター室211の床全面に木炭を敷き詰め、ファン210を介して外気を導入して浄化した空気を居住空間部1に供給し、床下ダンパー27と屋根構造部に設けた屋切ダンパー45とファン210よりなる圧力調整手段により居住空間部の空気圧力を外部に対して高圧に保持するように構成した木造住宅の技術が提案されている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2002−121830号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した従来技術は、住宅の基礎構造部から屋根構造部まで独自の構造からなることから建築費が嵩む、また室内の圧力調整を床下ダンパー27と屋切ダンパー45とファン210の動作条件の調整により行うことは容易ではないという問題がある。
【0005】
本発明は上述した従来技術の問題点に鑑みなされたもので、気密構造の建屋の天井裏空間や床下空間を気密性の高い外気浄化室に構成し、一元管理により省電力で効率的に各部屋の空気を浄化するようにし、また建屋内の湿度を調整できるようにした空気浄化式建屋を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決するための請求項1に係る発明を構成する手段は、地盤に設置する基礎上に構築する気密構造の建屋本体と、該建屋本体内の一階天井部裏に形成し、通気孔により一階部屋と連通する気密構造の外気浄化室と、該外気浄化室内に外気を導入する外気導入装置と、前記外気浄化室に配置され、導入されて接触する外気を浄化する複数の微多孔吸着体とから構成し、かつ前記建屋本体内と屋外とは外気浄化室>部屋>屋外の圧力差にしたことにある。
【0007】
そして、前記建屋本体に二階部屋を設け、該二階部屋は通気孔を介して前記外気浄化室に連通させる構成にしてもよい。
【0008】
また、請求項3に係る発明を構成する手段は、地盤に設置する基礎上に構築する気密構造の建屋本体と、該建屋本体の一階床下部下に形成し、通気孔により一階部屋と連通する気密構造の床下外気浄化室と、該床下外気浄化室内に外気を導入する外気導入装置と、該床下外気浄化室に配置され、導入されて接触する外気を浄化する複数の微多孔吸着体とから構成し、前記建屋本体内と屋外とは床下外気浄化室>部屋>屋外の圧力差にしたことにある。
【0009】
また、請求項4に係る発明を構成する手段は、地盤に設置する基礎上に構築する気密構造の建屋本体と、該建屋本体の一階床下部下に形成し、通気孔により一階部屋と連通する気密構造の床下外気浄化室と、前記建屋本体の一階天井部裏に形成し、通気孔により二階部屋と連通する気密構造の天井裏浄化室と、前記床下外気浄化室の浄化空気を該天井裏浄化室に導入する通気路と、前記床下外気浄化室内に外気を導入する外気導入装置と、前記各浄化室に配置され、接触する外気を浄化する複数の微多孔吸着体とから構成し、前記建屋本体内と屋外とは床下外気浄化室及び天井裏浄化室>部屋>屋外の圧力差にしたことにある。
【0010】
そして、前記通気孔は、前記建屋本体に形成する複数の部屋の各々に連通して設け、かつ各々の連通孔は開閉可能にするとよい。
【0011】
また、前記外気導入装置の下流側に熱源を配置する構成にするとよい。
【0012】
更に、前記微多孔吸着体は、通気性を有する容器と、該容器内に収納した微多孔質材とから構成するとよい。
【発明の効果】
【0013】
本発明は叙上の如く構成したから、下記の諸効果を奏する。
(1)建屋本体内と屋外とは、外気導入室>部屋>屋外の気圧差に設定することにより、送風機や吸引ファンを使用することなく浄化空気を各部屋に円滑に供給することができるから、建屋全体の省電力化を図り、設備費を節減することができるし、各部屋を換気扇等の作動音から開放することができる。
(2)建屋のデッドスペースである一階天井裏空間や一階床下空間を外気浄化室としたから、建屋本体内のスペースを有効利用できるし、各部屋にダクトを用いずに浄化空気を供給できる。
(3)浄化空気は外気浄化室から各部屋に押込むようにしたから、各部屋に屋外から冷気が侵入するのを防止して暖房費を節減できるし、また生活臭が建屋本体内に漏洩する事態を防止できる。
(4)外気導入装置を制御することで、建屋全体の空調を容易に行うことができる。
(5)通気孔は建屋本体内の複数の部屋の各々に連通して設け、かつ各々の通気孔は開閉可能に構成したから、必用な部屋のみに浄化空気を供給することでランニングコストを節減することができる。
(6)外気導入装置の下流側に熱源を配置することにより、建屋本体内の冷暖房を一元管理することができる。
(7)微多孔吸着体は、通気性を有する容器に微多孔質材を収容して構成したから、外気が多湿時には湿気を吸着して貯蔵し、乾燥時には蒸散することで建屋本体内の大きな湿度変化を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】図1及び図2は本発明の第1の実施の形態に係り、図1は空気浄化式建屋の構成説明図である。
【図2】部分拡大図である。
【図3】第2の実施の形態に係る空気浄化式建屋の構成説明図である。
【図4】第3の実施の形態に係る空気浄化式建屋の構成説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳述する。図において、1は空気浄化式建屋を構成し、地盤Gに設置した基礎、2は該基礎1上に構築した二階建て構造の建屋本体を示し、該建屋本体2は土台3A上に築いた外柱3B、内柱、梁3C等からなる躯体3と、該躯体3に設けた一階床部4、断熱仕様の外壁5、内壁6、ドア7、一階天井部8、二階床部9、二階天井部10及び屋根11から構成してあり、建屋本体2内に一階部屋2A及び二階部屋2Bが複数画成してある。
【0016】
12A、12B、12Cは前記建屋本体2の一階床部4から外壁5、二階天井部10にかけて建屋本体2の全体に展設した合成樹脂製の防湿気密フィルムで、該防湿気密フィルム12によって建屋本体2は全体を気密構造に構成してある。
【0017】
13は前記一階天井部8と二階床部9の空間に形成した外気浄化室を示す。該外気浄化室13は一階天井部8を構成する石膏ボード製天井板8A、8A、・・を列設して下側面とし、二階床部9を構成する床板9A、9A、・・を気密性を持たせるために実矧ぎで連結して列設して上側面とし、側面を外壁5とする密閉構造に構成してあり、外気浄化室13には一階及び二階の各部屋2A、2Bよりも高い気密性を持たせてある。そして、天井板8A及び床板9Aには、一階及び二階の各部屋2A、2Bに連通する通気孔14、14が形成してあり、各通気孔14は開閉栓14Aによって開閉可能にしてある(図2参照)。
【0018】
15は前記外気浄化室13に設置した外気導入装置を示す。該外気導入装置15は吸気ファン15Aと、フィルタ15Bと、吸気ファン15Aに接続され、外壁5から屋外に突出する吸気ダクト15Cと、該吸気ダクト15Cの先端に嵌着した防水等のための外部フード15Dとから構成してあり、例えば居間に設置した図示しない制御装置により吸気ファン15Aは始動、停止、風量調整の運転を可能にしてある。
【0019】
16、16、・・は外気浄化室13に配置した複数の微多孔吸着体で、該各微多孔吸着体16は織布等の通気性のある素材からなる収容袋に木炭、竹炭、セラミックス等の微多孔質の吸着材を収容して構成してある。そして、各微多孔吸着体16は躯体3を構成する梁3Bに吊下することにより、外気との接触面積を可及的に広くしてある。
【0020】
次に、上述の構成からなる本実施の形態の作動について説明する。外気導入装置15の吸気ファン15Aを駆動し、吸気ダクト15Cを通して吸引した外気はフィルタ15Bによって塵埃等を除去した後、外気浄化室13に放出される。浄化空気は更に微多孔吸着体16に接触することで化学有害物質が吸着除去された清浄な浄化空気となり、各通気孔14を介して一階及び二階の各部屋2A、2Bに供給される。
【0021】
そして、気密性の高い外気浄化室13に外気導入装置15によって外気を導入することにより、外気の導入、浄化、放出過程において、外気浄化室13、部屋2A、2B及び屋外の気圧差は、外気浄化室13>部屋2A、2B>屋外の関係に立つようにしてある。これにより、塵埃、異臭、有害化学物質に汚染された外気が窓等の開口部から各部屋2A、2Bに流入するのを防止し、また部屋2A、2B内で生成された汚染空気は押出すことで屋外に排出し、外気浄化室13に流入する事態を防止している。
【0022】
また、外気浄化室13の気圧を各部屋2A、2B内より高い状態にすることにより、浄化空気は通気孔14を介して一階及び二階の各部屋2A、2Bに円滑に流入することができるから、各部屋2A、2Bに換気扇を設けることなく建屋本体2内全体の換気を効率的に行うことができる。また、各部屋2A、2Bに換気扇を設ける必要がないから、静粛な生活環境にできる。
【0023】
更に、外気浄化室13に配列する多数の微多孔吸着体16は、微多孔質の吸着材が外気中に含まれる塵埃、有害化学物質、新築の建屋本体から発散されるホルムアルデヒド等を吸着除去することで、各部屋2A、2Bに清浄な空気を供給することができる。
また、微多孔吸着体16は外気が多湿状態になると湿気を微多孔内に吸着して貯蔵し、大気が乾燥状態になると蒸散するという調湿の機能を発揮することで、建屋本体2内は過度に多湿状態にも乾燥状態にもなることなく快適な居住空間に維持することができる。
【0024】
なお、実施の形態では図示していないが、吸気ファン15Aの下流側に電熱ヒータ等の熱源を配置することにより、必要に応じて建屋本体2内を暖房可能にすることができる。また、暖冷房機器を組み合わせることにより、暖冷房が可能な構成にしてもよいものである。
【0025】
また、本実施の形態では外気導入装置15を外気浄化室13内に設置したが、外気浄化室13の外側に設置してもよいものである。
【0026】
図3は第2の実施の形態を示す。なお、本実施の形態及び後述する他の実施の形態において第1の実施の形態の構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付して援用し、その説明を省略する。図3において、21は地盤Gに設置した基礎、22は該基礎21上に構築した平屋構造の建屋本体で、該建屋本体22は土台23A上に設けた外柱、内柱、梁等からなる躯体23と、該躯体23に設けた床部24、外壁25、内壁26、ドア27、天井部28及び屋根29から構成してあり、建屋本体22内には複数の部屋22A、22Aが形成してある。
【0027】
そして、上述の構成からなる建屋本体22は、床部24、外壁25、天井部28にかけて防湿気密フィルム12A、12B、12Cを展設することにより、建屋本体22は防湿気密フィルム12によって全体を気密構造に構成してある。
【0028】
30は床下外気浄化室で、該床下外気浄化室30は前記地盤Gに対向して前記基礎21と一体に形成した仕切り板31によって、床部24との間に気密状態に画成してある。32は該床下外気浄化室30に設置した外気導入装置を示す。該外気導入装置32は吸気ファン32A、フィルタ32B、吸気ファン32Aに接続され、外壁5から屋外に突出する吸気ダクト32Cと、該吸気ダクト32Cの先端に嵌着した防水等のための外部フード32Dとから構成してあり、該外部フード32Dは地盤から100cm以上高く配置させることで地表の冷気を吸引しないようにしてある。
【0029】
そして、床下外気浄化室30と各部屋22Aは床部24に形成した通気孔14によって連通しており、床下外気浄化室30には多数の微多孔吸着体16が仕切り板31上に配列してある。
【0030】
本実施の形態は上述の構成からなり、平屋建ての建屋を空気浄化式建屋に構成した例を示すものである。
【0031】
図4は第3の実施の形態を示す。図4において、41は空気浄化式建屋を構成し、地盤Gに設置した基礎、42は該基礎41上に構築した二階建て構造の建屋本体を示し、該建屋本体42は土台43A上に築いた外柱、内柱、梁等からなる躯体43と、該躯体43に設けた一階床部44、断熱仕様の外壁45、内壁46、ドア47、一階天井部48、二階床部49、二階天井部50及び屋根51から構成してあり、建屋本体42内には一階及び二階に複数の部屋42A、42Bが形成してある。そして、建屋本体42は後述する仕切り板53、外壁45、二階天井部50にかけて防湿気密フィルム12A、12B、12Cが展設してあり、建屋本体42は防湿気密フィルム12によって全体を気密構造に構成してある。
【0032】
52は床下外気浄化室で、該床下外気浄化室52は前記地盤Gに対向して前記基礎41と一体に仕切り板53を成形することにより、一階床部44との間に画成してある。そして、床下外気浄化室52は一階床部44に形成した通気孔14、14、・・によって一階の各部屋42Aと連通しており、また床下外気浄化室52には第2の実施の形態で示す外気導入装置32が設置してある。
【0033】
54は一階天井部48と二階床部49の空間に形成した天井裏浄化室を示す。該天井裏浄化室54は第1の実施の形態における外気浄化室13と同じ構成にすることによって、部屋42A、42Bよりも高い気密性を有している。また、各部屋42A、42Bに対応する天井板48A及び床板49Aには通気孔14が形成してあり、各通気孔14は開閉栓14Aによって開閉可能にしてある。
【0034】
55は一階床部44と一階天井部48との間に設けた通気ダクトで、該通気ダクト55の下端55Aは床下外気浄化室52に開口し、上端は天井裏浄化室54に開口している。そして、床下外気浄化室52で生成した浄化空気は該通気ダクト55を介して天井裏浄化室54に流入し、通気孔14を介して各部屋42Bに供給することにより、二階の各部屋42Bを浄化空気により換気するようにしてある。
【0035】
なお、本実施の形態において、仕切り板53及び一階天井部48上には多数の微多孔吸着体16を配列することにより、床下外気浄化室52に導入する外気を浄化し、天井裏浄化室54内に流入する浄化空気を更に浄化するようにしてある。
【0036】
本実施の形態は上述の構成からなり、第1及び第2の実施の形態と同様に、気密構造の床下外気浄化室52に外気導入装置32によって外気を導入することにより、建屋本体42内と外気との圧力差は床下外気浄化室52及び天井裏浄化室54>部屋42A、42B>屋外にしてある。
このように、外気導入装置32によって床下外気浄化室52に外気を導入して浄化し、更に天井裏浄化室54に供給して浄化することで、一階の部屋42Aのみならず二階の各部屋42Bの空気浄化を一基の外気導入装置32で行うことができる。
【符号の説明】
【0037】
2、22、42 建屋本体
2A、22A、42A 一階部屋
2B、42B 二階部屋
8、48 一階天井部
13 外気浄化室
14 通気孔
15、32 外気導入装置
16 微多孔吸着体
30、52 床下外気浄化室
44 一階床部
54 天井裏浄化室
55 通気ダクト(通気路)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
地盤に設置する基礎上に構築する気密構造の建屋本体と、該建屋本体内の一階天井部裏に形成し、通気孔により一階部屋と連通する気密構造の外気浄化室と、該外気浄化室内に外気を導入する外気導入装置と、前記外気浄化室に配置され、導入されて接触する外気を浄化する複数の微多孔吸着体とから構成し、かつ前記建屋本体内と屋外とは外気浄化室>部屋>屋外の圧力差にしてなる空気浄化式建屋。
【請求項2】
前記建屋本体に二階部屋を設け、該二階部屋は通気孔を介して前記外気浄化室に連通させてあることを特徴とする請求項1記載の空気浄化式建屋。
【請求項3】
地盤に設置する基礎上に構築する気密構造の建屋本体と、該建屋本体の一階床下部下に形成し、通気孔により一階部屋と連通する気密構造の床下外気浄化室と、該床下外気浄化室内に外気を導入する外気導入装置と、該床下外気浄化室に配置され、導入されて接触する外気を浄化する複数の微多孔吸着体とから構成し、前記建屋本体内と屋外とは床下外気浄化室>部屋>屋外の圧力差にしてなる空気浄化式建屋。
【請求項4】
地盤に設置する基礎上に構築する気密構造の建屋本体と、該建屋本体の一階床下部下に形成し、通気孔により一階部屋と連通する気密構造の床下外気浄化室と、前記建屋本体の一階天井部裏に形成し、通気孔により二階部屋と連通する気密構造の天井裏浄化室と、前記床下外気浄化室の浄化空気を該天井裏浄化室に導入する通気路と、前記床下外気浄化室内に外気を導入する外気導入装置と、前記各浄化室に配置され、接触する外気を浄化する複数の微多孔吸着体とから構成し、前記建屋本体内と屋外とは床下外気浄化室及び天井裏浄化室>部屋>屋外の圧力差にしてなる空気浄化式建屋。
【請求項5】
前記通気孔は、前記建屋本体に形成する複数の部屋の各々に連通して設け、かつ各々の通気孔は開閉可能であることを特徴とする請求項1、3又は4記載の空気浄化式建屋。
【請求項6】
前記外気導入装置の下流側に熱源を配置してあることを特徴とする請求項1、3又は4記載の空気浄化式建屋。
【請求項7】
前記微多孔吸着体は、通気性を有する容器と、該容器内に収納した微多孔質材とから構成してあることを特徴とする請求項1、3又は4記載の空気浄化式建屋。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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