説明

穿孔機械のサクションキャップ装置

【課題】穿孔中の繰り粉が付着する場合でも、その影響を受けにくい穿孔機械のサクションキャップ装置を提供する。
【解決手段】このサクションキャップ装置5は、穿孔ロッド12を囲繞するように自身先端側に設けられたフード6および自身基端側に設けられたダストシール40を有する本体部16と、この本体部16とガイドシェル11とを繋ぐ平行リンク機構20と、この平行リンク機構20を動かす油圧シリンダ15とを備え、平行リンク機構20は、油圧シリンダ15の伸縮に連動して、ダストシール40を穿孔ロッド12に沿って移動させるように本体部16を穿孔ロッド12の前後方向に移動させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、クローラドリル等の穿孔機械において、繰り粉を捕集するために用いられるサクションキャップ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
採石場や石灰石鉱山等では、岩盤に発破孔を穿孔するためにクローラドリル等の穿孔機械が使用されている。この種の穿孔機械は、台車上にブーム装置を設け、ブーム装置の先端部にガイドシェルを支持し、ガイドシェル上には前後進可能にさく岩機を搭載している。
穿孔機械によって岩盤に発破孔を穿孔する場合には、さく岩機が穿孔ロッドの先端に取り付けられているビットで岩盤を打撃して破砕する。このとき発生する繰り粉は、ビットの先端から噴出されるエアブローによって孔外に排出される。しかし、排出された繰り粉は、粉塵となって周囲に飛散し切羽付近の作業環境を悪化させる。そこで、穿孔機械には、一般に集塵装置が装備されるとともに、ガイドシェルの先端部には、フートパッドが設けられており、また、穴口を覆うフードを有するサクションキャップ装置が穿孔ロッドと同軸に設けられる。
【0003】
このサクションキャップ装置は、穿孔する岩盤表面の凹凸や穿孔角度に応じて前後に移動して岩盤にフードを密着させ、穿孔穴から排出される繰り粉を集じん機に吸引するように導く役目をもつ。また、サクションキャップ装置は、口切り時の状況や穿孔中の繰り粉の排出状況等を確認するために、キャビン内から穴口が目視できる位置までフードを後退させる機能が必要である。
【0004】
そのため、従来は、図6〜8に一例を示すように、ガイドシェル11に沿ってスライド移動するスライド機構120を備えている。このスライド機構120は、ガイドシェル11に沿って配置されたガイドレール121と、このガイドレール121上をスライド移動する連結部124と、この連結部124移動させる油圧シリンダ115とを有し、連結部124の先端にサクションキャップ装置105が繋がれている。サクションキャップ装置105は、ビット13が先端に装着される穿孔ロッド12を囲繞するように自身先端側に設けられたフード6を有する本体部16を備え、この本体部16がスライド機構120の連結部124に連結されている。なお、同図の符号14はフートパッド、符号42はセントラライザである。
【0005】
このスライド機構120によれば、油圧シリンダ115を伸縮させることにより、サクションキャップ装置105をガイドレール121に沿って前後方向にスライド移動させることができる。これにより、サクションキャップ装置105の移動の平行性と直線性がガイドレール121によって保たれる(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開平8−326463号公報(図14)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、従来のサクションキャップ装置は、スライド機構が、ガイドレール上を前後方向にスライド移動させる構成だったので、穿孔中の繰り粉がガイドレールの摺動面に付着してしまう。そのため、ガイドレールの摺動面が摩耗し易いという問題があった。
また、発破孔を穿孔する岩盤は水平な面に限らず、傾斜していたり段差があったりするため、フード6で覆うべき穴口がガイドシェル11の着岩位置よりも前方向に位置する場合もある。このような場合に備えてサクションキャップ装置には、前方向側に更なるストロークが必要となる。従来のサクションキャップ装置においては、ガイドレール121の全長とサクションキャップの本体部16のストロークとが等価の関係であることから、サクションキャップの本体部16のストロークを延長しようとすると結果としてフートパット14が長大になってしてしまうという問題もあった。
そこで、本発明は、このような問題点に着目してなされたものであって、穿孔中の繰り粉が付着する場合でも、その影響を受けにくい穿孔機械のサクションキャップ装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本発明は、ビットを先端に有するとともにガイドシェルに併設された穿孔ロッドを備えた穿孔機械に用いられるサクションキャップ装置であって、前記穿孔ロッドを囲繞するように自身先端側に設けられたフードおよび自身基端側に設けられたダストシールを有する本体部と、該本体部とガイドシェルとを繋ぐ平行リンク機構と、該平行リンク機構を動かす油圧シリンダとを備え、前記平行リンク機構は、前記油圧シリンダの伸縮に連動して、前記ダストシールを前記穿孔ロッドに沿って移動させるように前記本体部を前記穿孔ロッドの前後方向に移動させることを特徴とする。
【0009】
ここで、本発明に係る穿孔機械のサクションキャップ装置において、前記平行リンク機構は、前記本体部のガイドシェル側の側面に自身基端部が枢支された一組の第一平行リンクと、該第一平行リンクの各先端部を繋ぐように両端が枢支された連結リンクと、該連結リンクの両端に自身先端部が穿孔ロッド先端寄りの位置で枢支されるとともに、自身基端部がガイドシェルの穿孔ロッド先端寄り側に枢支された一組の第二平行リンクとを有し、前記油圧シリンダは、前記第一平行リンクの途中部分にロッド先端が枢支されるとともに、チューブ基端部がガイドシェルの基端側に枢支されていれば、ダストシールを穿孔ロッドに沿って移動させる構成とする上で好適である。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、従来のガイドレールに替えて、平行リンク機構によってサクションキャップ装置の本体部のスライド移動を行なわせることができる。そして、平行リンク機構は、従来のガイドレールのような摺動面を有しない。そのため、穿孔中の繰り粉が平行リンク機構に付着する場合でも、摺動面の摩耗が発生するというような影響を受けにくい。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明に係るサクションキャップ装置を有する穿孔機械の一実施形態であるクローラドリルの側面図である。
【図2】本発明のサクションキャップ装置の側面図(油圧シリンダが全短縮状態)であって、同図では、一部を穿孔ロッドの軸線に沿った断面で示している。
【図3】図2でのA−A断面図である。
【図4】本発明のサクションキャップ装置の側面図(油圧シリンダの伸長途中状態)であって、同図では、一部を穿孔ロッドの軸線に沿った断面で示している。
【図5】本発明のサクションキャップ装置の側面図(油圧シリンダの全伸長状態)であって、同図では、一部を穿孔ロッドの軸線に沿った断面で示している。
【図6】従来のサクションキャップ装置の側面図(油圧シリンダの全短縮状態)であって、同図では、一部を穿孔ロッドの軸線に沿った断面で示している。
【図7】図6でのB−B断面図である。
【図8】従来のサクションキャップ装置の側面図(油圧シリンダの全伸長状態)であって、同図では、一部を穿孔ロッドの軸線に沿った断面で示している。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明の一実施形態について、図面を適宜参照しつつ説明する。
図1に示すように、このクローラドリル1は、左右一対のトラック2を備えた台車3上に旋回起伏可能にブーム4が設けられている。台車3の左側前部にはオペレータキャビン7が配置されている。オペレータキャビン7内には、穿孔操作ボックスを装備した運転席(図示略)が設けられており、オペレータは運転席から穴口を監視し穿孔制御を行う。
【0013】
ブーム4の先端部にはさく岩機10を搭載したガイドシェル11がチルト及びスイング可能に支持されている。さく岩機10は、打撃機構と回転機構とを備えており、ガイドシェル11に設けられた送り機構で前後に移動可能になっていて、穿孔ロッド12を介してビット13に打撃と回転とを伝達し岩盤Rに発破孔Hを穿孔することができる。
岩盤Rに発破孔Hを穿孔するとき発生する繰り粉は、ビット13の先端から噴出されるエアブローによって孔外に排出される。排出された繰り粉は、粉塵となって周囲に飛散し切羽付近の作業環境を悪化させるので、台車3の後部には集塵装置8が装備され、ガイドシェル11の先端部には、穴口Mを覆うフード6を備えたサクションキャップ装置5が設けられている。そして、このサクションキャップ装置5は、集塵用ホース(図示略)で集塵装置8と接続されており、排出される繰り粉を捕集して集塵装置8に導くようになっている。
【0014】
以下、このサクションキャップ装置5についてより詳しく説明する。
図2に要部を拡大図示するように、このサクションキャップ装置5は、本体部16を備え、この本体部16は、穿孔ロッド12を囲繞するように自身先端側に設けられたフード6と、自身基端側に設けられたゴム等の弾性部材からなる円環状のダストシール40とを有する。さらに、このサクションキャップ装置5は、その本体部16とガイドシェル11とを繋ぐ二重の平行リンクからなる平行リンク機構20と、この平行リンク機構20を動かす油圧シリンダ15とを備えている。
【0015】
より詳しくは、図2および図3に示すように、本体部16の下端にはスカート状のフード6が取り付けられている。このフード6は、ゴム製で柔軟性があり、サクションキャップ装置5を閉側(岩盤に接近する方向)へスライドさせることにより岩盤Rに密着させることができる。そして、平行リンク機構20は、本体部16のガイドシェル11側の側面に自身基端部が連結ブラケット24に枢支された一組の第一平行リンク21と、この第一平行リンク21の各先端部を繋ぐように両端が枢支された連結リンク23と、この連結リンク23の両端に自身先端部が穿孔ロッド12先端寄りの位置で枢支されるとともに、自身基端部がガイドシェル11の穿孔ロッド12先端寄り側に枢支された一組の第二平行リンク22とを有している。そして、油圧シリンダ15は、第一平行リンク21の途中部分にロッド先端15aが枢支されるとともに、チューブ基端部15bがガイドシェル11の基端側に枢支されている。なお、図2および図3において、符号31、32、33は、各リンク相互を回動自在に連結する連結ピンである。
【0016】
これにより、この二重の平行リンクからなる平行リンク機構20は、油圧シリンダ15の伸縮に連動して、ダストシール40を穿孔ロッド12に沿って移動させるよう、本体部16を穿孔ロッド12の穿孔ロッド12の軸線Yに沿って前後方向に移動させるようになっている。
換言すれば、この平行リンク機構20は、二重の平行リンクにより、相互の平行リンクにおける穿孔ロッド12の軸方向と直交する方向の変位を相殺するように構成され、これにより、本体部16を穿孔ロッド12に沿って移動可能になっている。なお、二重の平行リンクによって穿孔ロッド12の軸方向と直交する方向の変位を相殺する構成ではあるものの、その連結ピン31の描くリンクモーションは完全な直線運動にはならないところ、本実施形態では、穿孔ロッド12と同軸に設けられた円環状のダストシール40が穿孔ロッド12に沿って摺動することで案内部材として機能する。また、この円環状のダストシール40は、摺動案内の際には、弾性変形することによって円滑なスライド移動を可能としている。
【0017】
次に、このクローラドリル1のサクションキャップ装置5の動作について説明する。
このクローラドリル1を用いて発破孔を穿孔する場合には、まず、図4に示すように、ガイドシェル11を着岩させて位置決めした後、油圧シリンダ15を伸長させて平行リンク機構20によりサクションキャップ装置5を前進させる。つまり、油圧シリンダ15が伸長されると、この平行リンク機構20のうち一組の第一平行リンク21が連結ピン31まわりに時計方向に回動されて連結リンク23が油圧シリンダ15の伸長方向に平行移動し、これに伴い、一組の第二平行リンク22も連結ピン33まわりに時計方向に回動される。このとき、この平行リンク機構20は、油圧シリンダ15の伸縮に連動して、ダストシール40を穿孔ロッド12に沿って移動させるように本体部16を前記穿孔ロッド12の前方向に移動させるので、本体部16を閉側へスライド移動させることができ、これによりフード6で穴口Mを覆い穿孔を開始する。なお、図5での符号Dは、フートパッド14の全長である。
【0018】
発破孔Hの穿孔中に発生した繰り粉は、ビット13の先端から噴出されるエアブローによって孔外に排出される。このとき、穴口Mはフード6で覆われているので、排出された繰り粉は、サクションキャップ装置5で捕集されて集塵装置8に導かれる。
穿孔作業の状況を確認するときには、オペレータは、油圧シリンダ15を縮小させる。すると、平行リンク機構20によりサクションキャップ装置5は後退する。つまり、油圧シリンダ15が短縮されると、平行リンク機構20のうち一組の第一平行リンク21が連結ピン31まわりに反時計方向に回動されて連結リンク23が油圧シリンダ15の短縮方向に平行移動し、これに伴い、一組の第二平行リンク22も連結ピン33まわりに反時計方向に回動される。このとき、この平行リンク機構20は、油圧シリンダ15の伸縮に連動して、ダストシール40を穿孔ロッド12に沿って移動させるように本体部16を前記穿孔ロッド12の後方向に移動させ、開側へスライドするので穴口Mが開き、やがて油圧シリンダ15の全短縮状態では図2に示すようにサクションキャップ装置5が最後退する。オペレータは、穿孔作業の状況を把握したら、油圧シリンダ15を再び伸長させて、平行リンク機構20によりサクションキャップ装置5を閉側へスライドさせ、フード6を図4の状態に戻す。
【0019】
次に、このクローラドリル1のサクションキャップ装置5の作用・効果について説明する。
このクローラドリル1のサクションキャップ装置5によれば、従来のガイドレールに替えて、第一および第二の平行リンク21,22からなる二重の平行リンク機構20によってサクションキャップ装置5の本体部16の移動を行なわせる。ここで、この平行リンク機構20は、油圧シリンダ15の伸縮に連動して、ダストシール40を穿孔ロッド12に沿って移動させるように本体部16を穿孔ロッド12の前後方向に移動させる構成なので、サクションキャップ装置5の本体部16のスライド移動を行なわせることができる。
【0020】
そして、上述した二重の平行リンク機構20は、従来のガイドレールのような摺動面を有しないため、穿孔中の繰り粉が平行リンク機構20に付着する場合でも、摺動面の摩耗が発生するというような影響を受けにくい。
また、従来のサクションキャップ装置の本体部16の移動距離は、油圧シリンダ15のストロークと等しい。つまり、従来のサクションキャップ装置においては、「スライド機構のストローク=サクションキャップの本体部16のストローク」であることから、サクションキャップのストロークはフートパッドの全長に由来してしまう。これに対し、このサクションキャップ装置5によれば、リンク機構を採用しているので、サクションキャップ装置5の本体部16の移動距離を油圧シリンダ15のストロークよりも長く設定することができる。
【0021】
すなわち、前述したように、発破孔Hを穿孔する岩盤は水平な面に限らず、傾斜していたり段差があったりするため、フード6で覆うべき穴口Mがガイドシェル11の着岩位置よりも前方向に位置する場合もある。このような場合には図4に示す例よりも前方向側に更なるストロークを要するが、このサクションキャップ装置5によれば、リンク機構を採用しているので、図5に示すように、油圧シリンダ15を最も伸長した状態において、ガイドシェル11の着岩位置よりも前方向に本体部16を移動させることができる。そのため、サクションキャップ装置5の着岩性や穴口の視認性が一層向上し、作業性の改善が図れる。
【0022】
上述した通り、このサクションキャップ装置5によれば、リンク機構を採用しているので、平行リンクのリンクモーションの設定によりフートパッド14の全長を抑えながらもサクションキャップ装置5の本体部16のストロークを延長することが可能である。したがって、本体部16の移動距離に対して、従来の構造よりもフートパッド14の全長(穿孔ロッド12の軸方向での長さ)D(図5参照)を短く設定することができる。ここで、「フートパッド14の全長Dを短くできる」とは、サクションキャップのストロークがおなじであれば従来のスライドガイド式よりも本発明の平行リンク式の方がフートパッドの全長を短くできるということであり、図5および図8を対比させたときに、フートパッド全長(D、D')に対するサクションキャップの本体部16のストローク(S、S')の関係が、「S/D>S'/D'」であることをいう。本実施形態の例では、本体部のストロークとフートパッド全長の関係を本発明(図5)と従来技術(図8)とで比較すると、S/D(図5から略0.62)>S'/D'(図8から略0.5)になる。
【0023】
これにより、フートパッド14の全長が短くなることはガイドシェル11全体の軽量化が図られるだけでなく、セントラライザ42と着岩点との対向距離も短くできるため、口切り時の穿孔ロッド12の曲がりや振れを抑制できるという格別顕著な効果がある。
なお、本発明に係るサクションキャップ装置は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しなければ種々の変形が可能であることは勿論である。
【符号の説明】
【0024】
1 クローラドリル
2 トラック
3 台車
4 ブーム
5 サクションキャップ装置
6 フード
7 オペレータキャビン
8 集塵装置
10 さく岩機
11 ガイドシェル
12 穿孔ロッド
13 ビット
14 フートパット
15 油圧シリンダ
16 本体部
20 平行リンク機構
21 第一の平行リンク
22 第二の平行リンク
23 連結リンク
24 連結ブラケット
31 連結ピン
32 連結ピン
33 連結ピン
40 ダストシール
42 セントラライザ
D フートパッド全長
S サクションキャップ本体部のストローク

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ビットを先端に有するとともにガイドシェルに併設された穿孔ロッドを備えた穿孔機械に用いられるサクションキャップ装置であって、
前記穿孔ロッドを囲繞するように自身先端側に設けられたフードおよび自身基端側に設けられたダストシールを有する本体部と、該本体部とガイドシェルとを繋ぐ平行リンク機構と、該平行リンク機構を動かす油圧シリンダとを備え、前記平行リンク機構は、前記油圧シリンダの伸縮に連動して、前記ダストシールを前記穿孔ロッドに沿って移動させるように前記本体部を前記穿孔ロッドの前後方向に移動させることを特徴とする穿孔機械のサクションキャップ装置。
【請求項2】
前記平行リンク機構は、前記本体部のガイドシェル側の側面に自身基端部が枢支された一組の第一平行リンクと、該第一平行リンクの各先端部を繋ぐように両端が枢支された連結リンクと、該連結リンクの両端に自身先端部が穿孔ロッド先端寄りの位置で枢支されるとともに、自身基端部がガイドシェルの穿孔ロッド先端寄り側に枢支された一組の第二平行リンクとを有し、
前記油圧シリンダは、前記第一平行リンクの途中部分にロッド先端が枢支されるとともに、チューブ基端部がガイドシェルの基端側に枢支されていることを特徴とする請求項1に記載の穿孔機械のサクションキャップ装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2012−77487(P2012−77487A)
【公開日】平成24年4月19日(2012.4.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−222171(P2010−222171)
【出願日】平成22年9月30日(2010.9.30)
【出願人】(594149398)古河ロックドリル株式会社 (50)
【Fターム(参考)】