説明

端末の遠隔管理方法及び装置

本発明は端末を遠隔で管理するために端末管理サービス(Device Management service)をサポートする他の端末を仲介者として第3の端末を遠隔で管理するもので、端末が個人ネットワークを通じて接続した一つ以上の端末の端末情報を収集し、上記端末情報を端末管理サーバでサポートする端末管理プロトコルに基づく形式の端末情報に変換し、上記変換された端末情報を上記端末管理サーバに伝達し、上記端末管理サーバから上記一つ以上の端末と関連した機能管理データを受信し、上記受信された機能管理データを上記一つ以上の端末に上記個人ネットワークを通じて伝達する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、端末の遠隔管理に関し、特に、他の端末を仲介者として利用して端末を遠隔で管理する方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0002】
無線通信端末の数が幾何級数的に増加することによって、無線通信機器(device)を管理するための標準化された方法が必要になり、無線通信事業者またはサービス提供者(Service Provider)が無線で端末らと通信をしながら、端末のファームウエア(Firmware)、ソフトウェア(Software)、パラメータ(Parameter)、スケジュール(Schedule)、H/W機能(Hardware Capabilities)を管理するための移動装置管理(Mobile Device Management)方法が開発された。
【0003】
このような遠隔管理方法のうち、代表的なものが無線通信端末の標準規格を策定するOMA(Open Mobile Alliance)で開発されたOMA DM(Device Management)である。OMA DMは、SyncML(Synchronization Markup Language)に基づいたDMプロトコルを用いて無線通信端末のオブジェクト(object)を読み込み、追加、削除、変更、実行することによって、端末内部のファームウエア、ソフトウェア、パラメータなどを管理することができる。無線通信端末のようなディバイスを管理する主体はDMサーバであり、無線通信端末のような、管理対象となるディバイスはクライアントであり、これによって、管理対象となる端末はDMクライアントを含む。
【0004】
従来の端末管理(Device Management)方法は、一対一(Peer-to-Peer)方式で遂行される。すなわち、ネットワーク上のDMサーバと無線通信端末に含まれたDMクライアントとの間に一対一セッションを確立し、DMプロトコルに定義されたメッセージを送受信することによって、DMサーバがDMクライアントにとって端末に特定構成(configuration)を追加/削除/変更させるか、特定動作を遂行するようにする。
【0005】
DMプロトコルは、パッケージ(package)#0〜パッケージ#4まで総5個のメッセージで定義され、DMサーバと端末との間にはDMプロトコルを通じてDMセッション(Session)を確立することができる。この時、DMセッションはDMサーバまたはDMクライアント、すなわち、端末により開始され得る。
【0006】
図1は、一般的なDMセッションの確立過程を示した図である。
図1を参照すると、DMサーバ20は、特定ディバイス、すなわち、端末に遂行すべき管理動作(Management operation)がある場合、ステップ101で、特定ディバイス、すなわち、特定ディバイスに含まれたDMクライアント10にパッケージ#0通知メッセージ(Notification Message)を伝達してDM動作が存在することを知らせる。パッケージ#0通知メッセージを受信すると、DMクライアント10は、ステップ103で、DMサーバ20にパッケージ#1メッセージを伝送してセッション確立を要求する。DMクライアント10は、パッケージ#0メッセージを受信しなくても、必要によって、または周期的に、DMサーバ20にDMセッションを要求して端末の機能をアップデートすることができる。
【0007】
ステップ105で、DMサーバ20は、DMセッションの開設を許可し、待機中である端末管理動作(Management operation)のためのDMコマンドを伝達するパッケージ#2メッセージをDMクライアント10に伝送し、ステップ107で、DMクライアント10は、パッケージ#2メッセージに応答してDMサーバ20から受信したDMコマンドの遂行結果を伝達するために、パッケージ#3メッセージをDMサーバ20に伝送する。
【0008】
次に、ステップ109で、DMサーバ20は、パッケージ#4メッセージを通じてDMセッションを終了するか、DMクライアント10に追加的な管理動作(Management operation)を伝達し、ステップ111で、DMクライアント10は、パッケージ#4メッセージに含まれた追加管理動作を遂行し、その結果をパッケージ#3メッセージを通じてDMサーバ20に報告する。
【0009】
以後、DMサーバ20及びDMクライアント10は、パッケージ#4メッセージ及びパッケージ#3メッセージの反復伝送を通じて管理動作または管理命令を提供し得る。この場合、パッケージ#4メッセージに管理動作(Management operation)が継続的に含まれていると、DMセッションは維持される。しかしながら、パッケージ#4メッセージに追加的な管理動作がないと、DMセッションは終了される。
【0010】
ところが、上記のDMシステムでは、DMネットワーク接続機能を有した無線端末を主に遠隔管理対象としたので、DMサーバとDMクライアントを含む端末との間の直接的な端末管理だけが可能であった。すなわち、DMネットワークまたは外部ネットワーク接続機能がないか、DMクライアントがない端末に対する遠隔管理は不可能であった。
【0011】
さらに、このような端末は、外部ネットワークに接続したサービス提供サーバで提供するサービスも受信することができない。これは該当端末が外部ネットワークに接続できないからでもあるが、該当端末がサービス提供サーバで提供するコンテンツを再生するのに必要なソフトウェアを有していないからでもある。ここで、サービス提供サーバとは、マルチメディアコンテンツ、ゲーム、広告など多様なサービスを提供するサーバをいう。
【0012】
そのために、外部ネットワーク接続機能がないか、DMクライアントを有していない端末が、追加にDMクライアントを具備しなくても遠隔管理が可能な方法が必要である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0013】
本発明の目的は、外部ネットワーク接続機能またはDMネットワークを具備しない端末に対する遠隔管理が可能な方法及び装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、DMプロトコルをサポートしない端末に対する遠隔管理が可能な方法及び装置を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、DMプロトコルをサポートしない端末が外部ネットワークに含まれたサービス提供サーバから提供されている各種サービスをサポートできる方法及び装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0014】
上記のような目的を達成するために、本発明の実施形態の一態様によれば、 端末管理サーバで提供する端末管理サービスをサポートする管理端末が一つ以上の端末を遠隔で管理する方法を提供する。
【0015】
上記方法は、個人ネットワークを通じて接続した上記一つ以上の端末の端末情報を収集するステップと、上記端末情報の中、上記一つ以上の端末を区分するために必要な一部情報を上記端末管理サーバでサポートする端末管理プロトコルに基づく形式の端末情報に変換するステップと、上記変換された端末情報を上記端末管理サーバに伝達するステップと、上記端末管理サーバから上記一つ以上の端末と関連した機能管理データを受信するステップと、上記受信された機能管理データを上記一つ以上の端末に上記個人ネットワークを通じて伝達するステップと、を含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、DMクライアントを含む無線端末が個人端末の端末情報をDMサーバ230でサポートするDMプロトコルに基づく端末管理標準オブジェクトに変換してDMサーバ230に提供し、アップデートするデータを受信して個人端末に伝達することによって、DMプロトコルをサポートしないシステムの端末も遠隔で管理することができる。この時、個人端末の端末情報を、従来のDMメッセージに含むことができ、DMメッセージは個人端末がサポートする遠隔管理機能のリスト情報を含むことにより、より效率的に端末を管理することができる。
【0017】
本発明によれば、外部ネットワーク接続機能がないか、DMクライアントを具備しない端末も、個人ネットワークに接続可能であれば、ゲートウェイ役割をする端末を通じて外部ネットワークのDMサーバと連動して端末の各種ファームウエア(Firmware)、ソフトウェア(Software)、パラメータ(Parameter)、スケジュール(Schedule)、H/W機能(Capabilities)等を管理することができる。また、外部ネットワークのサービスサーバが提供するサービスを受信し、ユーザに提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】従来の端末管理過程を示した図である。
【図2】本発明の一実施形態による端末管理システムの構成を示した図である。
【図3】本発明の第1の実施形態による端末管理過程を示した図である。
【図4】本発明の第2の実施形態による端末管理過程を示した図である。
【図5】本発明の第1の実施形態による管理標準オブジェクトの一例を示した図である。
【図6】本発明の第1の実施形態による管理標準オブジェクトの一例を示した図である。
【図7】本発明の第2の実施形態による管理標準オブジェクトの一例を示した図である。
【図8】本発明の第2の実施形態による管理標準オブジェクトの一例を示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、本発明の好適な実施形態を、添付の図面を参照しつつ詳細に説明する。添付した図において、同一の構成要素または機能的に類似した構成要素に対しては同一の参照符号及び参照番号を付ける。そして、下記の説明において、関連する公知機能或いは構成についての具体的な説明は、本発明の簡潔さのために適宜省略するものとする。
【0020】
最近、MP3(MPEG layer3)プレーヤー、PMP(Portable Multimedia Player)、PDA(Personal Digital Assistant)、携帯電話など、ユーザの携帯できる端末の種類及び個数が増加し、携帯端末の機能が多様化されることにつれて、ユーザが所有した端末間にコンテンツ共有を可能にするために、各携帯端末間にネットワーク形成が可能になった。このように個人携帯端末間に形成されるネットワークを個人ネットワーク(Personal Area Network)という。
【0021】
個人ネットワークは、ブルートゥース(登録商標)、Wi-Fi(Wireless-Fidelity;登録商標)、赤外線通信などにより形成することができ、最近にはUPnP(Universal Plug & Play)を基盤とする個人ネットワークが常用されている。このような個人ネットワークには該当個人ネットワークの通信方式をサポートする装置は全部参加し得る。
【0022】
本発明は、このような個人ネットワークの形成は可能であるが、外部ネットワークへの接続が不可能であるか、DM(Device Management)クライアントを具備しない端末の各種ファームウエア(Firmware)、ソフトウェア(Software)、パラメータ(Parameter)、スケジュール(Schedule)、H/W機能(Hardware Capabilities)等を遠隔で管理するために、DMクライアントを含む端末をゲートウェイ端末またはプロキシ端末として利用する。
【0023】
言い換えれば、本発明によれば、DMクライアントを具備した端末が他の端末ら間に個人ネットワークが形成された状態で、DMクライアントを具備した端末をゲートウェイ端末として設定し、DMクライアントを具備した端末を通じて他の端末の遠隔管理を可能にする。
【0024】
図2は、本発明の一実施形態による端末管理システムの一例を示す図である。図2を参照すると、DMシステムは、複数個の多様な個人端末として、個人ネットワークを形成する無線端末200と、第1の端末210、第2の端末220と、DMサーバ230と、サービス提供サーバ240と、を含む。
【0025】
DMサーバ230は、外部ネットワークに位置するサーバとして、DMプロトコルを用いて管理対象端末のオブジェクト(object)を読み込み、追加、削除、変更、実行することによって、端末内部のファームウエア、ソフトウェア、パラメータ、スケジュール、H/W(hardware)機能などを管理することができる。図2には図示しないが、DMサーバ230は、上記の管理機能に必要な動作を制御する制御部と、該当管理対象端末とメッセージを送受信するための送受信部などを含む。以下の説明で言及されるDMサーバ230の動作は、制御部の制御により遂行される。
【0026】
サービス提供サーバ240は、端末に各種サービス、例えば、ゲームコンテンツ、マルチメディアコンテンツ、広告コンテンツなどを提供するサーバとして、各種コンテンツ及びデータだけでなく、該当コンテンツを再生するのに必要な各種プログラム、ファームウエア、ソフトウェアも提供し得る。
【0027】
第1の端末210及び第2の端末220は、個人ネットワークに接続可能であるが、外部ネットワークに接続不可能であるか、DMクライアントを具備していないか、DMサーバ230でサポートするDMプロトコルでない他のDMプロトコルをサポートする装置管理クライアントを具備した端末である。本発明では、第1の端末210及び第2の端末220は、無線端末200を通じてDMサーバ230から装置管理を受けることができる端末である。第1の端末210及び第2の端末220は、例えば、MP3プレーヤー、PMP、テレビなどである。
【0028】
図示しないが、第1の端末210及び第2の端末220は、通信モジュール及び制御部を備える。通信モジュールは、第1の端末210及び第2の端末220の個人ネットワーク接続をサポートし、制御部は、該当通信モジュールを制御して個人ネットワークに参加し、該当通信モジュールを通じた無線端末200とのデータまたはメッセージ送受信を制御し、本発明による端末の遠隔管理が可能であるように端末の動作を制御する。第1の端末210及び第2の端末220は、端末の端末情報及び遠隔管理の結果により獲得されるデータを格納するメモリを備える。
【0029】
無線端末200は、個人ネットワークだけでなく、外部ネットワークにも接続可能な端末として、DMサーバ230と互換可能なDMクライアントを含む。そして、本発明による無線端末200は、ゲートウェイ端末またはプロキシ端末として設定され、外部ネットワークのDMサーバ230と第1及び第2の端末210、220との間の装置管理のための仲介者役割をする管理端末である。また、無線端末200は、サービス提供サーバ240とも通信可能であり、サービス提供サーバ240が提供する各種コンテンツまたはデータなどを要求するか、受信することができる。そして、無線端末200は、第1の端末210及び第2の端末220の代わりに、サービス提供サーバ240に必要なコンテンツを要求することができ、これによって、サービス提供サーバ240から受信した各種コンテンツまたはデータを第1の端末210及び第2の端末220に提供することができる。無線端末200は、例えば、移動通信端末、携帯用コンピュータ、PDAなどである。
【0030】
無線端末200は、DMクライアント222と、第1の端末210及び第2の端末220と個人ネットワークを形成してデータを送受信する送受信部221と、本発明による端末管理のための動作過程で使用される各種データが格納されるメモリと、を備え、該当装置管理のための動作制御及びDMサーバ230間のデータまたはメッセージの送受信は、DMクライアント222により遂行される。DMクライアント222はサービス提供サーバ240と通信を遂行することができ、本発明の他の実施形態ではDMサーバ230及びサービス提供サーバ240とデータを送受信する通信モジュールをDMクライアントとは別に含むことができる。
【0031】
本発明の一実施形態による上記のDMシステムで第1の端末210及び第2の端末220を遠隔管理する過程を図3乃至図8を参照して説明する。以下の実施形態では、本発明の理解を助けるために、第1の端末210を管理する過程を例として説明するが、第2の端末220にも同様に適用され得る。
【0032】
図3は、本発明の第1の実施形態による端末管理過程を示した図であり、無線端末200が第1の端末210の代わりにDMセッションの確立をトリガー(triggering)し、第1の端末210に任意のサービスを提供する。この時、無線端末200は、DMサーバ230にDMブートストラップ(bootstrap)した状態で、DMセッションに接続する準備が完了した状態であることを仮定する。
【0033】
図3を参照すると、ステップ301で、第1の端末210が、個人ネットワークに接続すると、ステップ303で、該当個人ネットワークのゲートウェイまたはプロキシ役割をする無線端末200が、第1の端末210を探知し、認証する(detection and authentication)。このような探知及び認証過程は、端末間の個人ネットワーク接続を可能にする従来技術のプロトコル、一例として、UPnP(Universal Plug and Play、以下、UPnP)を利用し得る。
【0034】
ステップ303で、無線端末200が、第1の端末210の存在を探知して認証すると、ステップ305で、第1の端末210は、無線端末200に個人ネットワークの構成を要求し、これによって、無線端末200は第1の端末210の個人ネットワークの構成を承認する。
【0035】
第1の端末210が無線端末200を中心にした個人ネットワークに接続すると、無線端末200は、第1の端末210の代わりにサービス提供サーバ240に任意のサービスセッションの確立を要求することができる。これによって、無線端末200は、第1の端末210が任意のサービスを受信し、サービス提供サーバ240が第1の端末210に該当任意のサービスを提供し得る状態を形成するために、DMプロトコルを用いて第1の端末210の内部構成を確認及び管理する。
【0036】
このために、本発明の第1の実施形態によると、ステップ305で、第1の端末210は、個人ネットワークの構成要求と共に、第1の端末210の端末情報(device information)を無線端末200に伝達する。または、無線端末200が第1の端末210との個人ネットワークを形成した後、第1の端末210の端末情報を要求し、第1の端末210は該当要求に応答して第1の端末210の端末情報を無線端末200に提供する。
【0037】
端末情報は、第1の端末210のネットワーク接続情報、端末メーカ、種類、モデル名、サポート言語などの基本情報だけではなく、第1の端末210に現在インストールされた各種ファームウエア、ソフトウェア、パラメータ、スケジュール、H/W機能などに対する詳細情報を含む。
【0038】
以後、無線端末200は、ステップ303及びステップ305で収集した第1の端末210の端末情報を格納し、ステップ307で、該当端末情報を用いてDMプロトコルに基づく端末管理標準オブジェクト(Standard Object:Stdobj)を構成する。
【0039】
端末管理標準オブジェクトとは、端末のネットワーク接続情報、端末メーカ、モデル名、サポート言語などの基本情報をツリー構造のオブジェクト(Object)で定義したことで、例えば、OMA DM標準に基づく端末管理標準オブジェクトであり得る。
【0040】
このような端末管理標準オブジェクトには、端末の詳細情報に対応するツリー構造のオブジェクト、例えば、現在端末にインストールされた各種ファームウエア、ソフトウェア、パラメータ、スケジュール、H/W機能などに対応するパラメータを含むことができる。無線端末200は、第1の端末210に含まれた端末管理オブジェクトをDMサーバ230と互換可能な端末管理オブジェクトに対応させるか、第1の端末210の端末情報を抽出して新しい端末管理標準オブジェクトを構成する。言い換えれば、無線端末200は、端末管理標準オブジェクトのそれぞれのパラメータにマッチングされる第1の端末210の端末情報を含むと、該当パラメータの値に第1の端末210の端末情報を入力し、仮にマッチングされる端末情報を含まないと、該当パラメータ値をブランク(blank)で示すことができる。言い換えれば、端末管理標準オブジェクトを示すためのツリー構造を有するパラメータのうち、特定パラメータに該当する特定端末情報がないと、無線端末200はツリー構造に格納された特定パラメータの値に該当する部分にいずれの値も格納しない。
【0041】
無線端末200は、このような変換または代入過程によって構成された第1の端末210の端末管理標準オブジェクトを格納する。
【0042】
管理サーバ230に伝達される端末管理標準オブジェクトには、本発明の実施形態によって第1の端末210の基本情報が含まれることもでき、第1の端末210の識別情報のみを含むことができる。識別情報のみが含まれる場合、管理サーバ230は無線端末200により管理されている端末の目録だけを受信する。
【0043】
第1の端末210のように無線端末200の管理対象となる端末の端末管理標準オブジェクトは、図5乃至図8に示されたように構成され得る。
【0044】
第1の端末210の端末管理標準オブジェクトは、無線端末200の端末管理標準オブジェクトに従属し、図5のように無線端末200が管理する個人ネットワークの端末目録の中の一つで構成されるか、図6のように無線端末200と並列的な形態で構成され得る。
【0045】
図5は、第1の端末210の端末情報のオブジェクト505と第2の端末220の端末情報のオブジェクト507が、無線端末200の端末情報オブジェクト(DevInfo:Device Information)501の中、本発明で提案する装置目録パラメータ(Device Inventory)503の下位パラメータとして含まれた場合の端末管理標準オブジェクトのツリー構造を示したものである。
【0046】
図6は、第1の端末210の端末情報オブジェクト515、第2の端末220の端末情報オブジェクト517、及び無線端末200の端末情報オブジェクト513が、端末情報オブジェクト511の下位パラメータとして同等に含まれた場合の端末管理標準オブジェクトのツリー構造を示したものである。
【0047】
または、図7に示したように、無線端末200が管理する個人ネットワークに参加している端末の識別情報だけを、端末情報オブジェクト521の装置目録パラメータ523の下位パラメータ525として含み、個人ネットワークの端末別基本情報及び詳細情報は、図8に示したように端末詳細情報オブジェクト531(./DevDetail) に格納することができる。図8を参照すると、第1の端末210及び第2の端末220の端末情報が端末詳細情報オブジェクト531の下位パラメータである装置目録パラメータ533の下位パラメータとして含まれる。
【0048】
装置目録パラメータ523の値が個人ネットワークの端末目録が格納された場所のアドレスになることもでき、この場合、個人ネットワークの端末目録が格納された下位パラメータは省略可能である。
【0049】
一般に、端末情報オブジェクトに含まれたパラメータは、DMセッションを確立するごとに無線端末200、すなわち、DMクライアント222からDMサーバ230に伝達される情報であるため、パラメータの不在時、DMプロトコルの動作に問題が生じ得る必須なパラメータだけを含む。これによって、図7に示したように、ゲートウェイ役割をする無線端末200が管理する端末210、220の目録525だけを端末情報オブジェクト521に含めてDMサーバ230に伝達することによって、DMサーバ230が該当端末の存在可否だけを認知するようにする。なお、各端末210、220の基本情報及び詳細情報は、端末詳細情報オブジェクト531に含まれ、DMサーバ230の要求時のみに伝達され、端末管理オブジェクトの効率性を向上させる。
【0050】
図5及び図6に示された端末管理標準オブジェクトのツリーは、各々端末情報パラメータ(DevInfo)、後も他の用途で拡張可能であるように予約しておいたノードを示す拡張パラメータ(Ext?)、サポートするネットワークを示すネットワークパラメータ(Bearer?)、端末IDパラメータ(DevId)、メーカパラメータ(Man:Manufacturer)、モデル名パラメータ(Mod)、DMクライアントバージョンパラメータ(DmV)、サポート言語パラメータ(Lang:Language)などを含む。
【0051】
また、図8に示された端末詳細情報オブジェクト531は、拡張パラメータ(Ext?)、ネットワークパラメータ(Bearer?)を含み、端末がサポートするURIセグメント(segment)の最大個数を示すURI最大個数パラメータ(URI/MaxDepth:maximum depth of the tree)、全体URIの最大長さを示すURI最大長さパラメータ(URI/MaxTotLen:maximum total length of URI)、URIセグメント当たり最大長さを示すURIセグメント長さパラメータ(URI/MaxSegLen:maximum total length of any URI segment)を下位パラメータとして含み得る。
【0052】
また、詳細情報オブジェクト531に含まれる各端末の端末情報によって、詳細情報オブジェクト531は、PDAや携帯電話のように端末の種類を示す端末種類パラメータ(DevTyp:Device Type)、端末メーカを示す端末メーカパラメータ(OEM:Original Equipment Manufacturer)、端末にインストールされたファームウエアのバージョンを示すファームウエアバージョンパラメータ(FwV:Firmware version)、端末にインストールされたソフトウェアのバージョンを示すソフトウェアバージョンパラメータ(SwV:Software version)、端末にインストールされたハードウェアのバージョンを示すハードウェアバージョンパラメータ(HwV:Hardware version)、端末がDMサービスをサポートするか否かを示すDMサポート可否パラメータ(LrgObj:OMA DM Large Object Handling specification)を下位パラメータとして含み得る。
【0053】
そして詳細情報オブジェクト531は、再同期及び保安性を目的とする臨時値を格納する臨時再同期パラメータ(Nonce Resync)、ユーザの入力が格納されるユーザ入力パラメータ(UserInteraction/UserInput)、ユーザが入力した確定を示すユーザ入力確定パラメータ(UserInteraction/Confirm)、ユーザが入力した選択を示すユーザ選択パラメータ(UserInteraction/Choice)、ユーザが入力した進行状態通知を示すユーザ進行状態通知パラメータ(UserInteraction/ProgressNotify)を含み得る。
【0054】
ユーザ入力パラメータと、ユーザ入力確定パラメータと、ユーザ選択パラメータと、ユーザ進行状態通知パラメータのようなユーザパラメータには、端末管理と関連したユーザの選択事項または要求事項などが格納され得る。例えば、端末の特定ソフトウェアに対するアップデート要求、アップデート同意及び拒否可否、アップデート時点などがユーザにより決定されて上記ユーザパラメータらに格納することができる。このようなユーザの要求は、ソフトウェア以外に他の端末の機能に対しても類似に遂行され得る。
【0055】
これによって、無線端末200は、標準管理オブジェクトを構成するとき、管理対象となる第1の端末210及び第2の端末220の端末機能や要素に対するDMサーバ230の管理の同意可否または具体的な管理過程などをユーザの指定できるユーザインターフェースを提供することができる。
【0056】
さらに図3を参照すると、第1の端末210の端末情報を利用した端末管理標準オブジェクトの構成が完了すると、ステップ309で、無線端末200は、無線端末200にインストール(install)されたDMクライアント222を用いてDMサーバ230とDMセッションを確立する。DMセッション確立は、従来のようにDMセッション確立要求パッケージ#1メッセージをDMサーバ230に伝送することによって実行される。
【0057】
DMセッション確立要求パッケージ#1メッセージには、本発明によって無線端末200のプロキシ管理対象となる端末らに対して収集された端末情報の中、端末管理を遂行するために必要な最小情報が含まれなければならない。
【0058】
これによって、図5または図6と類似した構成の端末管理標準オブジェクトをDMセッション確立要求パッケージ#1メッセージに含むことができる。すなわち、無線端末200が管理を代理している端末210、220の基本情報が最小情報として端末管理標準オブジェクトに含まれてDMサーバ230に伝達される。
【0059】
または、DMセッション確立要求パッケージ#1メッセージに図7と類似した構成の端末管理標準オブジェクトを含むことができる。すなわち、無線端末200が管理を代理している端末210、220の識別情報を含む目録が最小情報としてDMサーバ230に伝達される。この場合、図3には図示しないが、DMサーバ230は、端末管理のために無線端末200に管理対象となる端末210、220に対する詳細情報を要求する。これに応答して、無線端末200は図8と類似した構造の端末管理標準オブジェクトをDMサーバ230に伝達することによって、管理対象となる端末210、220の詳細情報をDMサーバ230に提供することができる。
【0060】
そして、本発明によると、DMセッション確立要求パッケージ#1メッセージは、無線端末200の端末情報とDMサーバ230の認証できる無線端末200の証明書(credentials)だけでなく、無線端末200が代理している、第1の端末210の端末情報とDMサーバ230の認証できる第1の端末210の証明書(credentials)を含むことができる。
【0061】
また、DMセッション確立要求パッケージ#1メッセージは、DMサーバ230が提供するDMプロトコルに基づく端末管理機能のうち、第1の端末210によりサポートされる端末管理機能リスト情報を含むことができる。ここで、端末管理機能は、例えば、ファームウエアアップデート機能、ソフトウェアアップデート機能、パラメータ変更機能、スケジュール管理機能、端末性能制御機能である。以下の説明では、第1の端末210がサポートする端末管理機能がソフトウェアアップデート機能である場合を例として説明する。
【0062】
また、DMセッション確立要求パッケージ#1メッセージにおいて、無線端末200が第1の端末210の代わりにDMセッション確立を要求しており、第1の端末210の証明書(credentials)は、無線端末200の証明書(credentials)と同一であるか、事前にDMサーバ230と約束された証明書(credentials)である。
【0063】
以後、DMサーバ230は、DMセッション確立要求パッケージ#1メッセージを受信すると、該当メッセージが第1の端末210の端末管理要求であることを確認し、第1の端末210がサポートするDM管理機能の中、アップデートすべき管理機能があるか否かを検索する。図3の実施形態では、第1の端末210がサポートするDM管理機能がソフトウェアアップデート機能であるために、DMサーバ230は、第1の端末210がアップデートするソフトウェアを検索する。
【0064】
DMサーバ230は、第1の端末210と関連してアップデート、または変更すべき管理機能があると、機能管理データを構成し、パッケージ#2メッセージを通じて無線端末200に通知する。本発明の一実施形態では、アップデートするソフトウェアが機能管理データに相当する。これによって、ステップ311で、パッケージ#2メッセージを用いて、第1の端末210に含まれたソフトウェアのアップデートが存在することを無線端末200に通知する。そして、ステップ313で、無線端末200がパッケージ#3メッセージを通じてソフトウェアのアップデートを受諾すると、DMサーバ230は、パッケージ#4メッセージに該当ソフトウェアに対するアップデートソフトウェアを含めて無線端末200に伝送することによって、既存に保有したソフトウェアと置き換える。すなわち、無線端末200がDMサーバ230から受信したアップデートソフトウェアを個人ネットワークを通じて第1の端末210に伝達し、第1の端末210は受信されたアップデートソフトウェアを格納する。
【0065】
この時、ソフトウェアアップデートの受諾は、自動でなされるか、ユーザにより予め設定された選択事項によって決定されるか、ユーザの現時点の選択によって決定することができる。ユーザの選択により決定される場合、ユーザがアップデート受諾可否を決定できるメニュー画面などを無線端末200にディスプレーすることができる。
【0066】
または、DMサーバ230は、ステップ315で、該当アップデートソフトウェアをダウンロードすることができるアドレスをパッケージ#4メッセージに含めて無線端末に伝送する。この時、アップデートするソフトウェアがサービス提供サーバ240で提供するコンテンツと関連したことであれば、このアドレスはサービス提供サーバ240のアドレスであり得る。
【0067】
これによって、ステップ317で、無線端末200は、ソフトウェアアップデートのための任意のサービスを受信するために、サービス提供サーバ240と任意のサービスセッションを接続する。そして、ステップ317で、無線端末200は、サービス提供サーバ240が第1の端末210が無線端末200を通じてDMサーバ230と端末管理セッションを接続した状態であることを把握できるインジケータと、第1の端末210の端末情報とを、サービス提供サーバ240に伝達する。この時、伝達される端末情報は、ステップ305で受信した第1の端末210に対した情報から抽出した情報、または、第1の端末210の種類、モデル名などの最小識別情報であり得る。
【0068】
以後、無線端末200は、セッションが確立されると、ステップ319で、サービス提供サーバ240にステップ315で受信したアドレスを用いて必要なソフトウェアに対するアップデートを要求する。サービス提供サーバ240は、ステップ321で、該当ソフトウェアに対するアップデートソフトウェアを無線端末200に伝送する。無線端末200は、ステップ323で、受信されたアップデートソフトウェアを個人ネットワークを通じて第1の端末210に伝送し、これによって、第1の端末210は、該当ソフトウェアをインストールすることができる。サービス提供サーバ240からのソフトウェアダウンロードも自動で遂行されるか、ユーザの選択によって決定される。
【0069】
ステップ315で、無線端末200はパッケージ#4メッセージを通じてアップデートソフトウェアをダウンロードし、第1の端末210が既存のソフトウェアをアップデートソフトウェアに置き換えると、無線端末200はサービス提供サーバ240に該当ソフトウェアのアップデート完了を通知するリポート(Report)のみを伝送し、ステップ319及びステップ321を省略可能である。
【0070】
このように、本発明は、第1の端末210が最新バージョンのソフトウェアまたはサービス提供サーバ240のコンテンツを利用するのに必要なソフトウェアをインストールすることができるようにして、サービス提供サーバ240が提供するコンテンツを第1の端末210が再生できるようにする。第1の端末210へのサービス提供サーバ240のコンテンツ伝達は、無線端末200を通じて遂行可能である。
【0071】
図4は、本発明の第2の実施形態によってサービス提供サーバ240がDMセッションの確立をトリガー(triggering)し、第1の端末210に任意のサービスを提供する過程を示した図である。
【0072】
図4のステップ401乃至ステップ407は、図3のステップ301乃至ステップ307と同一であるので、その説明は省略する。ステップ407で、第1の端末210の端末情報を格納した無線端末200は、ステップ409で、サービス提供サーバ240と任意のサービスセッションを確立する。この時、無線端末200はサービスセッション確立要求メッセージに第1の端末210の端末情報を含むことができ、伝達される端末情報は、ステップ405で受信した第1の端末210に対した情報から抽出した情報、または、第1の端末210の種類、モデル名などの最小識別情報であり得る。
【0073】
サービス提供サーバ240は、ステップ411で第1の端末210の端末管理をDMサーバ230に割り当てるために、セッション確立要求メッセージに無線端末200のアドレスを含め、セッション確立要求メッセージをDMサーバ230に伝送する。DMサーバ230は、ステップ413で、このDMセッション確立要求に従って該当無線端末200とDMセッションを確立するための通報メッセージであるDMパッケージ#0メッセージを無線端末200に伝送する。
【0074】
すると、無線端末200は、図3のステップ309乃至ステップ323と類似したステップ415乃至ステップ427を遂行する。
【0075】
このように本発明によれば、DMクライアントを含む無線端末が個人端末の端末情報をDMサーバ230でサポートするDMプロトコルに基づく端末管理標準オブジェクトに変換してDMサーバ230に提供し、アップデートするデータを受信して個人端末に伝達することによって、DMプロトコルをサポートしないシステムの端末も遠隔で管理することができる。この時、個人端末の端末情報を、従来のDMメッセージに含むことができ、DMメッセージは個人端末がサポートする遠隔管理機能のリスト情報を含むことにより、より效率的に端末を管理することができる。
【0076】
本発明によれば、外部ネットワーク接続機能がないか、DMクライアントを具備しない端末も、個人ネットワークに接続可能であれば、ゲートウェイ役割をする端末を通じて外部ネットワークのDMサーバと連動して端末の各種ファームウエア(Firmware)、ソフトウェア(Software)、パラメータ(Parameter)、スケジュール(Schedule)、H/W機能(Capabilities)等を管理し得る。また、外部ネットワークのサービスサーバが提供するサービスを受信し、ユーザに提供し得る。
【0077】
以上、本発明を具体的な実施形態を参照して詳細に説明してきたが、本発明の範囲及び趣旨を逸脱することなく様々な変更が可能であるということは、当業者には明らかであるたろう。
【0078】
例えば、サービス提供サーバ240及びDMサーバ230は、各々論理的エンティティ(entity)として、一つの物理的サーバに共存できる。また、上記の例ではソフトウェアアップデートを例を挙げて説明したが、端末の他の機能に対する管理及びアップデートも類似の方式で遂行することができる。そして、上記の実施形態ではゲートウェイ役割をする管理端末として無線端末200を例に挙げたが、有線端末が使用されることもできる。したがって、本発明の範囲は、上述の実施形態に限定されるべきではなく、特許請求の範囲の記載及びこれと均等なものの範囲内で定められるべきである。
【符号の説明】
【0079】
200・・・無線端末
210・・・第1の端末
220・・・第2の端末
230・・・DMサーバ
240・・・サービス提供サーバ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末管理サーバで提供する端末管理サービスをサポートする管理端末が一つ以上の端末を遠隔で管理する方法であって、
個人ネットワークを通じて接続した前記一つ以上の端末の端末情報を収集するステップと、
前記端末情報の中、前記一つ以上の端末を区分するために必要な一部情報を前記端末管理サーバでサポートする端末管理プロトコルに基づく形式の端末情報に変換するステップと、
前記変換された端末情報を前記端末管理サーバに伝達するステップと、
前記端末管理サーバから前記一つ以上の端末と関連した機能管理データを受信するステップと、
前記受信された機能管理データを前記一つ以上の端末に前記個人ネットワークを通じて伝達するステップと、を含むことを特徴とする遠隔管理方法。
【請求項2】
前記端末管理プロトコルに基づく複数の端末管理機能の中、前記一つ以上の端末がサポートする端末管理機能のリストを前記一部情報と共に前記端末管理サーバに伝達することを特徴とする請求項1に記載の遠隔管理方法。
【請求項3】
前記一部情報は、前記一つ以上の端末の基本情報と前記一つ以上の端末の識別情報のうち一つを含み、前記基本情報は前記端末管理プロトコルに基づいて端末管理標準オブジェクトに変換され、
前記変換された端末情報を前記端末管理サーバに伝達するステップは
前記一つ以上の端末の識別情報と前記端末管理機能のリストを前記端末管理サーバに伝達する段階と、
前記端末管理サーバの要求に従って前記一つ以上の端末の前記変換された端末情報を前記端末管理サーバに伝送する段階と、を含むことを特徴とする請求項2に記載の遠隔端末管理方法。
【請求項4】
前記管理端末は、前記端末管理サーバが認証できる端末であることを示す証明書(credentials)を前記端末管理標準オブジェクトと共に前記端末管理サーバに伝達することを特徴とする請求項3に記載の遠隔管理方法。
【請求項5】
前記端末管理サーバから前記一つ以上の端末と関連した機能管理データをダウンロードできるアドレスを受信すると、前記アドレスに対応するサーバとセッションを確立するステップと、
前記サーバから機能管理データを受信して前記一つ以上の端末に前記個人ネットワークを通じて伝達するステップと、をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の遠隔管理方法。
【請求項6】
前記サーバとセッションを確立するとき、前記管理端末が前記一つ以上の端末に対する端末管理を遂行していることを示すインジケータを伝送することを特徴とする請求項5に記載の遠隔管理方法。
【請求項7】
前記一部情報を前記端末管理サーバでサポートする端末管理プロトコルに基づく形式の端末情報に変換した後に、任意のサービスを提供するサーバに前記一つ以上の端末の識別情報を伝達するステップと、
前記サーバにより前記端末管理サーバに前記一つ以上の端末に対する端末管理が要求されることによって、前記端末管理サーバから前記一つ以上の端末に対する端末管理通知メッセージを受信するステップと、
前記端末管理通知メッセージを受信した後に、前記変換された端末情報を前記端末管理サーバに伝達する前記ステップと、を遂行することを特徴とする請求項1に記載の遠隔端末管理方法。
【請求項8】
前記一つ以上の端末の端末情報は、該当端末のネットワーク接続情報、端末メーカ、モデル名、サポート言語の中、少なくとも一つを含む基本情報と、該当端末のファームウエア、ソフトウェア、パラメータ、スケジュール、ハードウェア機能に対する情報の中、少なくとも一つを含む詳細情報と、を含むことを特徴とする請求項1乃至3、請求項6及び請求項7のいずれか一項に記載の遠隔端末管理方法。
【請求項9】
管理端末の遠隔管理装置であって、
一つ以上の端末と個人ネットワークを形成してデータを送受信する送受信部と、
前記個人ネットワークを通じて接続した前記一つ以上の端末の端末情報を収集し、前記端末情報の中、前記一つ以上の端末を区分するために必要な一部情報を端末管理サーバでサポートする端末管理プロトコルに基づく形式の端末情報に変換し、前記変換された端末情報を前記端末管理サーバに伝達し、前記端末管理サーバから前記一つ以上の端末と関連した機能管理データを受信し、前記受信された機能管理データを前記一つ以上の端末に伝達する端末管理クライアントと、を含むことを特徴とする遠隔管理装置。
【請求項10】
前記端末管理クライアントは、前記端末管理プロトコルに基づく複数の端末管理機能の中、前記一つ以上の端末がサポートする端末管理機能のリストを前記一部情報と共に前記端末管理サーバに伝達することを特徴とする請求項9に記載の遠隔管理装置。
【請求項11】
前記一部情報は、前記一つ以上の端末の基本情報と前記一つ以上の端末の識別情報のうち一つを含み、前記基本情報は、前記端末管理プロトコルに基づいて端末管理標準オブジェクトに変換され、前記端末管理クライアントは、前記一つ以上の端末の識別情報と前記端末管理機能のリストを前記端末管理サーバに伝達し、前記端末管理サーバの要求に従って前記一つ以上の端末の前記変換された端末情報を前記端末管理サーバに伝送することを特徴とする請求項9に記載の遠隔端末管理装置。
【請求項12】
前記端末管理クライアントは、前記端末管理サーバが認証できる端末であることを示す証明書(credentials)を前記端末管理標準オブジェクトと共に前記端末管理サーバに伝達することを特徴とする請求項11に記載の遠隔管理装置。
【請求項13】
前記端末管理クライアントは、前記端末管理サーバから前記一つ以上の端末と関連した機能管理データをダウンロードできるアドレスを受信すると、前記アドレスに対応するサーバとセッションを確立し、前記サーバから機能管理データを受信して前記一つ以上の端末に前記送受信部を通じて伝達することを特徴とする請求項9に記載の遠隔管理装置。
【請求項14】
前記端末管理クライアントは、前記一部情報を端末管理サーバでサポートする端末管理プロトコルに基づく形式の端末情報に変換した後に、任意のサービスを提供するサーバに前記一つ以上の端末の識別情報を伝達し、前記サーバにより前記端末管理サーバに前記一つ以上の端末に対する端末管理が要求されることによって、前記端末管理サーバから前記一つ以上の端末に対する端末管理通知メッセージを受信し、前記端末管理通知メッセージを受信した後に前記変換された端末情報を前記端末管理サーバに伝達することを特徴とする請求項9に記載の遠隔端末管理装置。
【請求項15】
前記一つ以上の端末の端末情報は、該当端末のネットワーク接続情報、端末メーカ、モデル名、サポート言語の中、少なくとも一つを含む基本情報と、該当端末のファームウエア、ソフトウェア、パラメータ、スケジュール、ハードウェア機能に対する情報の中、少なくとも一つを含む詳細情報と、を含むことを特徴とする請求項9乃至請求項11、請求項13及び請求項14のいずれか一項に記載の遠隔端末管理装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公表番号】特表2013−502021(P2013−502021A)
【公表日】平成25年1月17日(2013.1.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−525476(P2012−525476)
【出願日】平成22年8月17日(2010.8.17)
【国際出願番号】PCT/KR2010/005410
【国際公開番号】WO2011/021826
【国際公開日】平成23年2月24日(2011.2.24)
【出願人】(503447036)サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド (2,221)
【Fターム(参考)】