端末装置、コンテンツナビゲーションプログラム、コンテンツナビゲーションプログラムを記録した記録媒体、およびコンテンツナビゲーション方法
【課題】メタデータサービスにおいて、サービス提供事業者が独自のコンテンツナビゲーションをより容易に、かつ、より柔軟に変更・拡張する。
【解決手段】端末装置100は、メタデータサーバ200から送信された、コンテンツナビゲーションに関する情報が記述されたナビゲーション情報テーブル150を記憶する記憶手段と、利用者からのコンテンツナビゲーション操作を受け付ける入力手段110と、ナビゲーション情報テーブル150を参照して、コンテンツナビゲーション操作に基づいたメタデータの検索要求を生成してメタデータサーバ200へ送信し、メタデータサーバ200から検索結果としてメタデータを受信するメタデータ要求手段120と、ナビゲーション情報テーブル150と受信したメタデータとに基づいて、コンテンツナビゲーション画面を生成し、提示する提示手段130とを備える。
【解決手段】端末装置100は、メタデータサーバ200から送信された、コンテンツナビゲーションに関する情報が記述されたナビゲーション情報テーブル150を記憶する記憶手段と、利用者からのコンテンツナビゲーション操作を受け付ける入力手段110と、ナビゲーション情報テーブル150を参照して、コンテンツナビゲーション操作に基づいたメタデータの検索要求を生成してメタデータサーバ200へ送信し、メタデータサーバ200から検索結果としてメタデータを受信するメタデータ要求手段120と、ナビゲーション情報テーブル150と受信したメタデータとに基づいて、コンテンツナビゲーション画面を生成し、提示する提示手段130とを備える。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、メタデータサービスに関するものであり、特に、TV-Anytimeメタデータを用いたコンテンツポータルやECG(Electronic Contents Guide)において、サービス提供事業者が独自のコンテンツナビゲーション(ジャンル構成、ページ遷移等)を実現する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
IPTVサービスのコア技術として、多チャンネルやビデオオンデマンドで提供されるコンテンツの情報(例えば、題名、内容、ジャンル、出演者など)を記述・検索するメタデータ技術がある。一例として、民間国際標準団体であるTV-Anytimeや国内の民間標準団体であるARIBなどでは、メタデータとして記載する内容や書式を規定するメタデータスキーマを標準化し、利用者が所望のコンテンツを容易に検索・選択することを実現している。この際、コンテンツの属性情報を定義する分類スキーム(Classification Scheme)辞書も標準化することで、異なるサービス提供事業者が共通のメタデータデータベースを構築することを実現している(非特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
【非特許文献1】ARIB STD-B38 「サーバー型放送における符号化、伝送及び蓄積制御方式」、付録1 メタデータジャンル辞書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
TV-AnytimeやARIBでは、メタデータのスキーマや分類スキームを標準化し、メタデータの双方向通信方式を規定することが目的で、コンテンツポータルやECGの実際の実現方法までは規定していない。また、ECGとしてジャンル検索画面などを作成しようとした場合、ニュース、アニメ、音楽、海外ドラマなど、ARIBジャンル辞書(図13参照)が規定する一般的かつ恒常的なジャンル構成ではなく、例えば、アニメをアニメ供給会社別のジャンルに細分化したり、トレンドに応じて海外ドラマに韓流ドラマや華流ドラマなどを追加するなど、サービスに即してジャンル構成を柔軟かつタイムリーに変更することが要望される。
【0005】
ここで、ARIBジャンル辞書を適宜、変更することが考えられるが、ARIBジャンル辞書はサービス提供事業者に依存しない標準的なジャンル構成を規定するものであり、サービス事業者の要望に応じジャンル構成を柔軟かつタイムリーに変更することは難しい。更には、ARIBジャンル辞書は、コンテンツの属性として付与するジャンル体系をまとめたものであり、コンテンツナビゲーション(ジャンルの構成・属性、ページ遷移等)の観点から、サービス提供事業者毎に提示するジャンルの名称や順番、ジャンル間の階層構造を個別に規定できるようにはできていない。
【0006】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、メタデータサービスにおいて、サービス提供事業者が独自のコンテンツナビゲーションを容易に、かつ、柔軟に変更・拡張することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、本発明は、メタデータサーバからコンテンツのメタデータを受信し、コンテンツナビゲーションを行う端末装置であって、前記端末装置は、前記メタデータサーバから送信された、コンテンツナビゲーションに関する情報が記述されたナビゲーション情報テーブルを記憶する記憶手段と、利用者からのコンテンツナビゲーション操作を受け付ける入力手段と、前記ナビゲーション情報テーブルを参照して、コンテンツナビゲーション操作に基づいたメタデータの検索要求を生成して前記メタデータサーバへ送信し、前記メタデータサーバから検索結果としてメタデータを受信するメタデータ要求手段と、前記ナビゲーション情報テーブルと、前記受信したメタデータとに基づいて、コンテンツナビゲーション画面を生成し、提示する提示手段とを備え、前記ナビゲーション情報テーブルは、コンテンツナビゲーションにおけるジャンルを一意に識別するとともに、ジャンルの階層構造を表現する識別子を有し、当該ナビゲーション情報テーブルの記述順で前記識別子で特定されるジャンルのコンテンツナビゲーション画面における表示順序を規定する。
【0008】
本発明は、前記端末装置としてコンピュータを機能させるためのコンテンツナビゲーションプログラムである。
【0009】
本発明は、前記コンテンツナビゲーションプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【0010】
本発明は、メタデータサーバからコンテンツのメタデータを受信し、コンテンツナビゲーションを行う端末装置が行うコンテンツナビゲーション方法であって、前記端末装置は、前記メタデータサーバから、コンテンツナビゲーションに関する情報が記述されたナビゲーション情報テーブルを受信し、記憶部に記憶する記憶ステップと、利用者からのコンテンツナビゲーション操作を受け付ける入力ステップと、前記ナビゲーション情報テーブルを参照して、コンテンツナビゲーション操作に基づいたメタデータの検索要求を生成して前記メタデータサーバへ送信し、前記メタデータサーバから検索結果としてメタデータを受信するメタデータ要求ステップと、前記ナビゲーション情報テーブルと、前記受信したメタデータとに基づいて、コンテンツナビゲーション画面を生成し、提示する提示ステップと、を行い、前記ナビゲーション情報テーブルは、コンテンツナビゲーションにおけるジャンルを一意に識別するとともに、ジャンルの階層構造を表現する識別子を有し、当該ナビゲーション情報テーブルの記述順で前記識別子で特定されるジャンルのコンテンツナビゲーション画面における表示順序を規定する。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、メタデータサービスにおいて、サービス提供事業者が独自のコンテンツナビゲーションをより容易に、かつ、より柔軟に変更・拡張することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明の一実施の形態の構成を示すブロック図である。
【図2】ナビゲーション情報テーブルの例を説明する図である。
【図3】ナビゲーション情報テーブルのスキーマを説明する図である。
【図4】本発明の一実施の形態におけるコンテンツナビゲーション時の受信端末−メタデータサーバ間の処理を説明するシーケンス図である。
【図5】トップ画面の例を説明する図である。
【図6】ジャンル選択画面(メインジャンルリスト表示)の例を説明する図である。
【図7】ジャンル選択画面(サブジャンルリスト表示)の例を説明する図である。
【図8】ジャンル選択画面(検索結果表示)の例を説明する図である。
【図9】コンテンツのメタデータの例を説明する図である。
【図10】ナビゲーション情報テーブルを用いたメニューリスト、ジャンルリストの生成を説明するフローチャート図である。
【図11】実施例1、実施例2で用いるナビゲーション情報テーブルの例を説明する図である。
【図12】実施例2で用いるNavigationNodeTypeCSの例を説明する図である。
【図13】ARIBジャンル辞書(ARIBGenreCS)を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
【0014】
図1は、本発明の実施形態に係るコンテンツナビゲーションシステムの構成を示すブロック図である。本システムは、ユーザ(利用者)にコンテンツナビゲーション画面を提示(表示)する受信端末100と、ネットワーク300を介して受信端末100と接続されるメタデータサーバ200とを備える。なお、図1には、受信端末100が1台のみ示されているが、実際には複数の受信端末100がネットワーク300を介してメタデータサーバ200に接続されている。
【0015】
受信端末100(端末装置)は、ユーザが使用する端末であって、ユーザからのコンテンツナビゲーション操作を受け付ける入力部110と、メタデータサーバ200への検索要求の生成およびメタデータの受信を行うメタデータ要求部120と、メタデータサービスの各種用語が定義された分類スキーム辞書ファイル140と、コンテンツナビゲーションに関する情報が記述されたナビゲーション情報テーブル 150と、メタデータ、分類スキーム辞書ファイル140およびナビゲーション情報テーブル 150に基づいてコンテンツナビゲーション画面を生成し、提示(表示)する提示部130と、を有する。
【0016】
なお、受信端末100で保持する分類スキーム辞書ファイル140およびナビゲーション情報テーブル 150は、メタデータサーバ200が管理する分類スキーム辞書ファイル230およびナビゲーション情報テーブル 240と同期するように(同じデータを保持するように)、所定のタイミング(例えば、受信端末100の起動時、定期的など)で更新される。
【0017】
メタデータサーバ200は、サービス提供事業者が管理・運用するサーバであって、受信端末100に所望のメタデータを提供するメタデータサービスを行う。図示するメタデータサーバ200は、ネットワーク300を介して受信端末100へメタデータを送信するとともに、分類スキーム辞書ファイル230およびナビゲーション情報テーブル 240を送信するメタデータ検索部210と、メタデータDB220と、分類スキーム辞書ファイル230と、ナビゲーション情報テーブル 240とを有する。メタデータDB220には、コンテンツ毎に、当該コンテンツに関する各種の情報(コンテンツの格納場所、タイトル、ジャンル、説明など)が記述されたメタデータが記憶されている。
【0018】
図2は、ナビゲーション情報テーブル(NavigationInformationTable)150, 240の一例を示す図である。ナビゲーション情報テーブルには、図示するように、コンテンツナビゲーション(ジャンルの構成・属性、ページ遷移等)でのジャンル構成またはページ構成が、NodeDescription単位で記載される。この際、「NodeDescription genreIdRef」に、各ジャンルまたはページを一意に識別するための識別子が記載され、当該識別子を用いてジャンルやページの構成(階層構造など)が表現される。
【0019】
また、識別子で特定される要素で、各ジャンルまたはページの名称、属性を定義し、当該識別子で特定される要素のナビゲーション情報テーブルの記載順でコンテンツナビゲーション画面における表示順序を規定する。具体的には、ジャンルやページの名称を「Title」に、ジャンルやページの説明文を「Synopsis」に、ジャンルやページの属性情報を「Genre」に、ジャンルやページの関連情報を「RelatedMaterial」に、ジャンルやページのパレンタル属性を「ParentalGuidance」に、それぞれ記載する。
【0020】
これ以降、ナビゲーション情報テーブル150, 240で規定されるジャンルを「Naviジャンル」といい、ナビゲーション情報テーブルの「NodeDescription genreIdRef」に記述された識別子を「NaviジャンルID」という。
【0021】
図3は、ナビゲーション情報テーブル150, 240のスキーマを示す図である。
【0022】
上記説明した受信端末100およびメタデータサーバ200は、例えば、CPUと、メモリと、HDD等の外部記憶装置と、入力装置と、出力装置とを備えた汎用的なコンピュータシステムを用いることができる。このコンピュータシステムにおいて、CPUがメモリ上にロードされた所定のプログラムを実行することにより、各装置の各機能が実現される。例えば、受信端末100およびメタデータサーバ200の各機能は、受信端末100用のプログラムの場合は受信端末100のCPUが、そして、メタデータサーバ200用のプログラムの場合はメタデータサーバ200のCPUがそれぞれ実行することにより実現される。
【0023】
また、受信端末100用のプログラム、および、メタデータサーバ200用のプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVD−ROMなどのコンピュータ読取り可能な記録媒体に記憶することも、ネットワークを介して配信することもできる。
【0024】
次に、図4のシーケンス図を参照して、コンテンツナビゲーション時の受信端末100およびメタデータサーバ200の処理について説明する。
【0025】
まず、受信端末100では、入力部110がユーザの操作を受け付けることによりシステムが起動される(ステップ S100)。これにより、入力部110は、メタデータサーバ200へアクセスし、メタデータサーバ200が管理する最新の分類スキーム辞書ファイル230およびナビゲーション情報テーブル 240を取得し、受信端末100の分類スキーム辞書ファイル140およびナビゲーション情報テーブル 150を最新状態に更新する(ステップ S101)。これにより、メタデータサーバ200と受信端末100とで、同じ分類スキーム辞書ファイルおよびナビゲーション情報テーブル を保持することができる。
【0026】
なお、メタデータサーバ200の分類スキーム辞書ファイル230およびナビゲーション情報テーブル 240を取得し、受信端末100の分類スキーム辞書ファイル140およびナビゲーション情報テーブル 150を最新状態に更新する処理は、システムの起動時だけでなく、所定の時間間隔で定期的に行うなど任意のタイミングで行われるものとする。
【0027】
そして、提示部130は、更新したナビゲーション情報テーブル 150を参照し、トップ画面(コンテンツナビゲーション画面)を生成し、受信端末100の表示装置に表示する。この際、トップ画面に対応するNaviジャンルIDより1階層下位のNaviジャンルIDを持つNodeDescriptionをメニューリストとして表示する(ステップ S102)。
【0028】
例えば、図2に示すナビゲーション情報テーブル150の場合の、具体的には、NaviジャンルIDが「”NavigationCS:2”」201の「トップ画面」がルートとなるノードで、その下に1階層下位のNaviジャンルIDを持つ「”NavigationCS:2.1”」202の「ジャンル検索」と、「”NavigationCS:2.2”」203の「今月の新着」と、「”NavigationCS:2.3”」 204の「ランキング」と、「”NavigationCS:2.4”」205の「キーワード検索」とがメニューリストとして提示される。図5は、トップ画面の一例を示したものである。
【0029】
次に、ユーザの操作指示により、トップ画面の所望のメニュー、または、ジャンル選択画面(コンテンツナビゲーション画面)の所望のジャンルが入力部110を介して選択された場合(ステップS103)、提示部130は、ナビゲーション情報テーブル150を参照して、選択されたメニュー、または、ジャンルに対応するNodeDescriptionの情報をもとにジャンル選択画面を生成し、表示する。この際、選択されたメニュー、または、ジャンルに対応するNaviジャンルIDが、提示部130の通知され、当該NaviジャンルIDより1階層下位のNaviジャンルIDを持つNodeDescriptionをジャンルリストとして表示する(ステップS104)。
【0030】
例えば、図2に示すナビゲーション情報テーブル150の場合に、図5に示すトップ画面の「ジャンル検索」(NaviジャンルID :”NavigationCS:2.1”)ボタンを押下した場合、1階層下位のNaviジャンルIDを持つ「”NavigationCS:2.1.1”」211の「洋画」と、「”NavigationCS:2.1.4”」212の「邦画」と、「”NavigationCS:2.1.2”」213の「音楽」と、「”NavigationCS:2.1.3”」214の「ドラマ」と、「”NavigationCS:2.1.5”」215の「スポーツ」などをジャンルリストに持つジャンル選択画面が生成され、表示される(図6参照)。
【0031】
また、図2に示すナビゲーション情報テーブル150の場合に、図6に示すジャンル選択画面の“ドラマ”(NaviジャンルID :”NavigationCS:2.1.3”)ボタンを押下した場合、1階層下位のNaviジャンルIDを持つ「”NavigationCS:2.1.3.1”」221の「海外ドラマ」や「”NavigationCS:2.1.3.3”」222の「国内ドラマ」などをジャンルリストに持つジャンル選択画面が生成され、表示される(図7参照)。
【0032】
その後、ジャンル選択画面で、ユーザによりジャンルの決定操作が入力された場合(ステップ S105)、メタデータ要求部120は、入力部110を介して決定操作されたジャンルのNaviジャンルIDを取得する。そして、メタデータ要求部120は、ナビゲーション情報テーブル150を参照して、取得したNaviジャンルIDを引数にした検索クエリを生成し、当該検索クエリを含む検索要求をメタデータサーバ200へ送信する(ステップ S106)。
【0033】
例えば、図7に示すジャンル選択画面において「国内ドラマ」(NaviジャンルID :”NavigationCS:2.1.3.3”)が選択された場合、predicate=genre(NavigationCS:2.1.3.3)といった検索クエリを生成し、メタデータサーバ200へ送信する。
【0034】
メタデータサーバ200のメタデータ検索部210は、検索要求を受信すると、引数のNaviジャンルIDに対応づけられた少なくとも1つのメタデータをメタデータDB220から抽出し、抽出した各メタデータを検索結果として受信端末100に送信する。受信端末100の提示部130は、メタデータサーバ200から検索結果を受信し(ステップ S107)、検索結果である各メタデータに記述されたコンテンツ情報を検索結果として表示装置に表示する(ステップ S108)。
【0035】
図8にジャンル検索結果画面の一例を示す。図示する例では、検索結果として、コンテンツA、B、C、Dのメタデータが受信されたことを示している。この場合、各コンテンツのメタデータには、当該コンテンツが属するNaviジャンルIDがGenreタグ(Genre href)で記載されているものとする。例えば、図9示すコンテンツAのメタデータには、Genreタグに”NavigationCS:2.1.3.3”および”NavigationCS:2.2.3”901が記述されている。メタデータサーバ200のメタデータ検索部210は、NaviジャンルIDが”NavigationCS:2.1.3.3”または”NavigationCS:2.2.3”を引数にした検索クエリの検索要求を受信すると、図9示すコンテンツAのメタデータを抽出し、受信端末100に検索結果として送信する。これにより、コンテンツAは、ジャンル検索の“ドラマ>国内ドラマ”、および“今月の新着>ドラマ”のジャンル選択画面で検索結果として表示される。
【0036】
<メニューリスト、ジャンルリストの表示制御に対するナビゲーション情報テーブルの利用>
以下に、受信端末100の提示部130がナビゲーション情報テーブル150を用いて、トップ画面におけるメニューリストを生成する処理(図5のステップS102)、並びに、ジャンル選択画面におけるジャンルリストを生成する処理(図5のステップS104)の詳細について説明する。
【0037】
図10は、メニューリストおよびジャンルリストを生成する処理を示すフローチャートである。まず、提示部130は、トップ画面、または、選択されたメニュー/ジャンルに対応するNaviジャンルID(NodeDescription genreIdRef)を取得する(ステップS201)。例えば、トップ画面の場合は”NavigationCS:2”が、トップ画面で「ジャンル検索」を選択した場合は”NavigationCS:2.1”が、ジャンル選択画面で「ドラマ」を選択した場合は”NavigationCS:2.1.3”が、取得される(図2参照)。なお、ユーザが各画面で所望のボタンを押下することにより、当該ボタンに対応するNaviジャンルIDが、入力部110を介して提示部130に通知される。
【0038】
次に、提示部130は、ナビゲーション情報テーブル150を参照し、NaviジャンルIDがNavigationCS:A.X(Xは任意の数字)となるNodeDescriptionを取得する(ステップS202)。例えば、トップ画面(NavigationCS:2)の場合は、NavigationCS:2.1(ジャンル検索)、NavigationCS:2.2(今月の新着)、NavigationCS:2.3(ランキング)、およびNavigationCS:2.4(キーワード検索)が取得される。また、トップ画面で「ジャンル検索」(NavigationCS:2.1)を選択した場合はNavigationCS:2.1.1(洋画)、NavigationCS:2.1.4(邦画)、NavigationCS:2.1.2(音楽)、NavigationCS:2.1.3(ドラマ)、NavigationCS:2.1.5(スポーツ)、NavigationCS:2.1.7(成人)などが取得される。また、ジャンル選択画面で「ドラマ」(NavigationCS:2.1.3)を選択した場合は、NavigationCS:2.1.3.1(海外ドラマ)、NavigationCS:2.1.3.3(国内ドラマ)、NavigationCS:2.1.3.6(Rシネマ)などが取得される(図2参照)。
【0039】
次に、提示部130は、取得した各NodeDescriptionの属性(例えばGenre、mpeg7:ParentalRatingなど)と、受信端末100のメモリなどの記憶部に設定された属性とを比較・チェックし(ステップS203)、そのNodeDescriptionが提示可と判断した場合(ステップS204:YES)、メニューリスト、または、ジャンルリストなどのリスト掲載対象として追加する(ステップS205)。
【0040】
例えば、各ジャンルの表示対象ユーザは、Genre[href=“IntendedAudienceCS:X”]で規定され、図2の例では、トップ(NavigationCS:2)およびジャンル検索(NavigationCS:2.1)の表示対象ユーザは一般ユーザ(IntendedAudienceCS:4.1)となっている。それに対し、ランキング(NavigationCS:2.3)の表示対象ユーザは内部ユーザ(IntendedAudienceCS:4.0)となっている。その結果、ランキングについては、一般ユーザの受信端末100ではメニューリストには表示されず、内部ユーザの受信端末100ではメニューリストに表示される。
【0041】
このように、例えば、新規にメニューを追加する場合など、ジャンルの表示対象ユーザ属性を、メタデータサーバ200側のナビゲーション情報テーブル240で編集(設定)し、当該ナビゲーション情報テーブル240を各受信端末100に送信する。これにより、受信端末100側では、まず、内部ユーザの受信端末100で事前確認し、確認後に一般ユーザの受信端末100へも公開するといった運用を簡単に行うことが可能となる。なお、各受信端末100のメモリなどの記憶部(不図示)には、ユーザ属性(一般ユーザまたは内部ユーザ)が記憶されているものとする。
【0042】
また、各ジャンルの視聴年齢制限はmpeg7:ParentalRating、または[href=“ARIBParentalRatingCS:X]で規定され、図2の例では、トップ(NavigationCS:2)やドラマ(NavigationCS:2.1.3)は、視聴年齢制限なし(G)となっている。それに対し、成人(NavigationCS:2.1.7)はR-20、Rシネマ(NavigationCS:2.1.3.6)はR-18となっている。その結果、例えば、受信端末100の視聴年齢設定が“17歳”と設定されていた場合、成人ジャンル、Rシネマジャンルは当該受信端末100上では表示されず、視聴年齢設定が“制限なし”などに設定された場合にのみ表示される。このように、メタデータサーバ200側のナビゲーション情報テーブル240でジャンルの視聴年齢制限属性を編集することで、受信端末100の視聴年齢設定に応じたジャンルの表示制御を簡単に行うことが可能となる。なお、各受信端末100のメモリなどの記憶部(不図示)には、視聴年齢制限属性が記憶されているものとする。
【0043】
ステップS205の処理の後、または、ステップS204:NOの場合、提示部130は、ナビゲーション情報テーブル150の末尾まで、ステップS202からステップS205の処理を繰り返す(ステップS206)。そして、提示部130は、作成されたリスト掲載対象をもとにメニューリスト、ジャンルリストを生成する(ステップS207)。
【0044】
ここで、メニューリスト、ジャンルリストでの各メニュー、ジャンルの並び順はNaviジャンルID順ではなく、各NodeDescriptionのナビゲーション情報テーブル150での記載順とする。このようにすることで、ジャンルIDの割り振りに悩まされることなく、メタデータサーバ200側のナビゲーション情報テーブル240での記載順を変更し、当該ナビゲーション情報テーブル240を受信端末100に送信することで、メニューやジャンルの並び順を変更でき、また、メニューやジャンルの追加・削除も簡単に行うことが可能となる。
【0045】
<トップ画面、ジャンル選択画面の表示項目に対するナビゲーション情報テーブルの利用>
以下では、提示部130が、ナビゲーション情報テーブル150を参照し、トップ画面、ジャンル選択画面を生成する方法について説明する。例えば、メニューやジャンルの名称は各NodeDescriptionのTitleを参照し、メニューやジャンルの説明は各NodeDescriptionのSynopsisを参照する(図5、図6および図7参照)。
【0046】
さらには、ジャンルリストの表示に際し、下位ジャンルの有無を明示的に示すことが考えられる(図6の▲マーク)。具体的には、ジャンル選択画面に表示されている各ジャンルに対して上述したジャンルリストの生成処理(図10参照)を実施することで、各ジャンルに下位ジャンルが存在するかが分かる。図2の例では、「邦画」(NavigationCS:2.1.4)ジャンルは1階層目であるが下位ジャンルがなく(図6参照)、「海外ドラマ」(NavigationCS:2.1.3.1)などは最下層であるため下位ジャンルがない(図7参照)ことが見た目で分かる形になる。
【0047】
[実施例1]<検索オプション>
上記実施形態では、ジャンル決定操作後、そのジャンルに属するコンテンツの検索時、NaviジャンルIDのみで検索をすることとした(図4のステップS106)。ここで、ジャンル検索の結果として、例えば、提供期間内のコンテンツのみを検索したり、新着のコンテンツのみを検索したり、さらには、キーワード検索では成人コンテンツが検索されないようにしたりと、検索やナビゲーションの種類に応じて検索機能を拡張することが考えられる。通常、このような機能拡張は受信端末100側の機能として実施する形になるが、より柔軟な形で検索機能を拡張できることが望まれる。そこで、本実施例1ではNodeDescriptionのRelatedMaterialを用いて、検索の種類(ナビゲーション種別)毎に検索時に利用する検索クエリを任意に拡張する方法について説明する。
【0048】
図11に本検索クエリ拡張を実施するためのナビゲーション情報テーブルの例を示す。例えば、「今月の新着」(NavigationCS:2.2)配下の各ジャンル検索では、現在時刻が新着期間に含まれるコンテンツのみを検索することを考える。この際、図9に示すように、各コンテンツのメタデータには新着期間(Period[type=”new_arrival”]/Start, End)902が設定されているものとする。ここで、例えば、「今月の新着」ジャンル画面を表示し、そのジャンルリストから「洋画」(NavigationCS:2.2.3)を選択した場合、メタデータ要求部120は、決定操作が実行されたジャンルのNaviジャンルID(NodeDescription genreIdRef)を取得する。
【0049】
さらに、メタデータ要求部120は、ナビゲーション情報テーブルから、取得したNaviジャンルID(NavigationCS:2.2.3)1101の検索オプション(RelatedMaterial/HowRelated[href=”HowRelatedCS:17”/MediaLocator/mpeg7:MediaUri]1102を取得する。ここで、RelatedMaterialには検索オプションの他に、そのジャンルに対する関連情報(ジャンル画像など)を設定できるため、検索オプションであることはHowRelated hrefで参照する分類スキーム辞書(図12参照)のtermIDで区別する。
【0050】
図11の例では、検索オプションとして、“option:period(new_arrival,$YYYYMMDDhh$,$YYYYMMDDhh$+1h)”1102という文字列が取得され、実際の検索クエリとして利用する場合には、冒頭の“option:”を除き、$YYYYMMDDhh$部分を現在時刻(年月日時で指定。時分は切り捨て)に変更し、$YYYYMMDDhh$+1h部分を現在時刻に1時間足した時刻(時分は切り捨て)に変更する。なお、検索オプションの記載方法は上記に限定することなく、各システムの実装形態に応じたフォーマットで記載されるものとする。
【0051】
以上により、現在時刻が2009/07/10/12:23:03の場合、メタデータサーバ200への検索クエリは以下のようになる。
【0052】
predicate=genre(NavigationCS:2.2.3),period(new_arrival, 2009071012, 2009071013)
その後、メタデータ要求部120がこの検索クエリをメタデータサーバ200へ送信することで、ジャンルとして、「今月の新着-ドラマ」に属し、現在時刻が新着期間に含まれるコンテンツのメタデータ(例えば、図9のコンテンツAのメタデータ)が検索結果として返送される。
【0053】
また、「ジャンル検索」(NavigationCS:2.1)配下の各ジャンル検索では、提供期間(Period[type=”availability”]/Start, End)内のコンテンツのみを検索させたい場合、上記したように、各NodeDescriptionのRelatedMaterialに検索オプションを記載することが考えられるが、各ジャンルに同じ検索オプションが一律に適用される場合、上位のNodeDescription、この場合は「ジャンル検索」(NavigationCS:2.1)のRelatedMaterialに検索オプションを付与し、下位ジャンルでは上位の検索オプションを継承することが考えられる。
【0054】
これにより、管理が容易になるとともに、ナビゲーション情報テーブルのサイズも抑えられる。例えば、図7に示すジャンル選択画面で「国内ドラマ」(NavigationCS:2.1.3.3)を選択した場合、「国内ドラマ」のNaviジャンルID(NavigationCS:2.1.3.3)1111、並びに、「ジャンル検索」(NavigatioNCS:2.1)のRelatedMaterialに記載された検索オプション1112を取得し、以下のような検索クエリを生成する。なお、現在時刻は、09/07/10/12:23:03とする。
【0055】
predicate=genre(NavigationCS:2.1.3.3),period(availability,2009071012, 2009071013)
その後、メタデータ要求部120がこの検索クエリをメタデータサーバ200へ送信することで、ジャンルとして「国内ドラマ」に属し、現在時刻が提供期間に含まれるコンテンツが検索結果として返送される。
【0056】
他にも、「キーワード検索」(NavigationCS:2.4)の検索結果として、成人コンテンツが検索されないようにしたい場合、図11に示すようにキーワード検索の検索オプションに“option:!parentalrating(ARIBParentalRatingCS:R-20)”1121と記載する。ここで、キーワード検索の検索クエリは“predicate=keyword(<word>)”、<word>が検索したいキーワード文字列とする。ここで、上記した検索オプションが記載されている場合、メタデータサーバ200への検索クエリは、以下のようになる。
【0057】
predicate=keyword(<word>),!parentalrating(ARIBParentalRatingCS:R-20)
すなわち、<word>で示される文字列を持ち、パレンタルレーティングがR-20(成人)以外のコンテンツのメタデータが検索結果として返送される形になる。一方、上記検索オプションが記載されていない場合は、<word>で示される文字列を持つパレンタルレーティングがR-20のコンテンツのメタデータも検索結果として返却される。
【0058】
[実施例2]<画面タイプ、NavigationNodeTypeCS>
コンテンツナビゲーション(ジャンルの構成・属性、ページ遷移等)を考えた場合、ジャンル構成・属性を表現できるだけでなく、最終的に提示される画面(例えば、トップ画面、ジャンル検索画面、新着画面、ランキング画面、キーワード検索画面など)とジャンルとの対応関係も表現できることが必要になる。
【0059】
そこで、本実施例2では、上記の各画面をタイプ毎に分類し、NodeDescriptionのtype属性で、各ジャンルで用いる画面タイプを任意に指定する方法について説明する。本実施例2においても、図11に示す拡張したナビゲーション情報テーブルを用いる。図12は、分類スキーム辞書ファイル140、230の一例である。
【0060】
まず、メタデータサーバ200は、各画面をデザインや表示項目、さらには、各画面で用いる検索クエリなどで分類し、画面タイプ用の分類スキーム辞書(NavigationNodeTypeCS)で規定する(図12参照)。この際、NavigationNodeTypeCSは画面タイプを分類するのみで、各画面のデザイン、表示項目、各画面で用いる検索クエリなどは、各画面タイプに対応づけて受信端末100側で管理するものとする。各受信端末100には、メタデータサーバ200から送信(配布)された、各画面のデザイン、表示項目、各画面で用いる検索クエリなどが、各画面タイプに対応づけて、メモリなどの記憶部に記憶されている。
【0061】
そして、受信端末100の提示部130は、ナビゲーション情報テーブル(図11参照)の各NodeDescription typeでNavigationNodeTypeCSを参照することで、ジャンルと画面タイプとを対応づける。これにより、受信端末100内部で管理されていたジャンル構成と画面タイプとの対応関係をサービス提供者(メタデータサーバ200)側で管理できるようになる。
【0062】
また、ジャンル検索画面としてデザイン(配色、構成要素など)を変更したもの(図12の「NavigationNodeTypeCS:genre_search2」1201に相当するもの)を、受信端末100側に予め実装しておけば、サービス提供者(メタデータサーバ200)側は、ナビゲーション情報テーブル(図11参照)のNodeDescription type1131の参照先を「genre_search」から「genre_search2」に変更するのみで、容易にデザインの変更(例えば、横書きから縦書きへの変更など)が可能となる。
【0063】
更には、新規ジャンルの追加時、当該NodeDescription typeに既存のNavigationNodeTypeCSを指定することで、例えば、タイトルランキングと同じ画面タイプで商品ランキング画面を新設したり、ジャンル検索と同じ画面タイプでテレビ番組ジャンル検索画面を新設したりといったことが簡単に行えるようになる。
【0064】
以上説明した本実施形態では、メタデータサービスにおけるコンテンツナビゲーション(ジャンルやページの構成・属性)を、サービス提供事業者(メタデータサーバ)が独自に定義し、容易に変更・拡張することが可能になる。
【0065】
また、実施例1により、検索やナビゲーションの種類に応じて検索機能を任意に拡張することが可能になり、コンテンツナビゲーションを柔軟に変更・拡張することが可能となる。
【0066】
本発明の実施例2により、受信端末内部で管理されていたジャンル構成と提示される画面タイプとの対応関係をサービス提供者側で管理・指定することが可能となる。
【0067】
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で数々の変形が可能である。
【符号の説明】
【0068】
100受信端末、110入力部、120メタデータ要求部、130提示部、140 分類スキーム辞書ファイル、150 ナビゲーション情報テーブル、200メタデータサーバ、210メタデータ検索部、220メタデータDB、230 分類スキーム辞書ファイル、240 ナビゲーション情報テーブル、300ネットワーク
【技術分野】
【0001】
本発明は、メタデータサービスに関するものであり、特に、TV-Anytimeメタデータを用いたコンテンツポータルやECG(Electronic Contents Guide)において、サービス提供事業者が独自のコンテンツナビゲーション(ジャンル構成、ページ遷移等)を実現する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
IPTVサービスのコア技術として、多チャンネルやビデオオンデマンドで提供されるコンテンツの情報(例えば、題名、内容、ジャンル、出演者など)を記述・検索するメタデータ技術がある。一例として、民間国際標準団体であるTV-Anytimeや国内の民間標準団体であるARIBなどでは、メタデータとして記載する内容や書式を規定するメタデータスキーマを標準化し、利用者が所望のコンテンツを容易に検索・選択することを実現している。この際、コンテンツの属性情報を定義する分類スキーム(Classification Scheme)辞書も標準化することで、異なるサービス提供事業者が共通のメタデータデータベースを構築することを実現している(非特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
【非特許文献1】ARIB STD-B38 「サーバー型放送における符号化、伝送及び蓄積制御方式」、付録1 メタデータジャンル辞書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
TV-AnytimeやARIBでは、メタデータのスキーマや分類スキームを標準化し、メタデータの双方向通信方式を規定することが目的で、コンテンツポータルやECGの実際の実現方法までは規定していない。また、ECGとしてジャンル検索画面などを作成しようとした場合、ニュース、アニメ、音楽、海外ドラマなど、ARIBジャンル辞書(図13参照)が規定する一般的かつ恒常的なジャンル構成ではなく、例えば、アニメをアニメ供給会社別のジャンルに細分化したり、トレンドに応じて海外ドラマに韓流ドラマや華流ドラマなどを追加するなど、サービスに即してジャンル構成を柔軟かつタイムリーに変更することが要望される。
【0005】
ここで、ARIBジャンル辞書を適宜、変更することが考えられるが、ARIBジャンル辞書はサービス提供事業者に依存しない標準的なジャンル構成を規定するものであり、サービス事業者の要望に応じジャンル構成を柔軟かつタイムリーに変更することは難しい。更には、ARIBジャンル辞書は、コンテンツの属性として付与するジャンル体系をまとめたものであり、コンテンツナビゲーション(ジャンルの構成・属性、ページ遷移等)の観点から、サービス提供事業者毎に提示するジャンルの名称や順番、ジャンル間の階層構造を個別に規定できるようにはできていない。
【0006】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、メタデータサービスにおいて、サービス提供事業者が独自のコンテンツナビゲーションを容易に、かつ、柔軟に変更・拡張することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、本発明は、メタデータサーバからコンテンツのメタデータを受信し、コンテンツナビゲーションを行う端末装置であって、前記端末装置は、前記メタデータサーバから送信された、コンテンツナビゲーションに関する情報が記述されたナビゲーション情報テーブルを記憶する記憶手段と、利用者からのコンテンツナビゲーション操作を受け付ける入力手段と、前記ナビゲーション情報テーブルを参照して、コンテンツナビゲーション操作に基づいたメタデータの検索要求を生成して前記メタデータサーバへ送信し、前記メタデータサーバから検索結果としてメタデータを受信するメタデータ要求手段と、前記ナビゲーション情報テーブルと、前記受信したメタデータとに基づいて、コンテンツナビゲーション画面を生成し、提示する提示手段とを備え、前記ナビゲーション情報テーブルは、コンテンツナビゲーションにおけるジャンルを一意に識別するとともに、ジャンルの階層構造を表現する識別子を有し、当該ナビゲーション情報テーブルの記述順で前記識別子で特定されるジャンルのコンテンツナビゲーション画面における表示順序を規定する。
【0008】
本発明は、前記端末装置としてコンピュータを機能させるためのコンテンツナビゲーションプログラムである。
【0009】
本発明は、前記コンテンツナビゲーションプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【0010】
本発明は、メタデータサーバからコンテンツのメタデータを受信し、コンテンツナビゲーションを行う端末装置が行うコンテンツナビゲーション方法であって、前記端末装置は、前記メタデータサーバから、コンテンツナビゲーションに関する情報が記述されたナビゲーション情報テーブルを受信し、記憶部に記憶する記憶ステップと、利用者からのコンテンツナビゲーション操作を受け付ける入力ステップと、前記ナビゲーション情報テーブルを参照して、コンテンツナビゲーション操作に基づいたメタデータの検索要求を生成して前記メタデータサーバへ送信し、前記メタデータサーバから検索結果としてメタデータを受信するメタデータ要求ステップと、前記ナビゲーション情報テーブルと、前記受信したメタデータとに基づいて、コンテンツナビゲーション画面を生成し、提示する提示ステップと、を行い、前記ナビゲーション情報テーブルは、コンテンツナビゲーションにおけるジャンルを一意に識別するとともに、ジャンルの階層構造を表現する識別子を有し、当該ナビゲーション情報テーブルの記述順で前記識別子で特定されるジャンルのコンテンツナビゲーション画面における表示順序を規定する。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、メタデータサービスにおいて、サービス提供事業者が独自のコンテンツナビゲーションをより容易に、かつ、より柔軟に変更・拡張することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明の一実施の形態の構成を示すブロック図である。
【図2】ナビゲーション情報テーブルの例を説明する図である。
【図3】ナビゲーション情報テーブルのスキーマを説明する図である。
【図4】本発明の一実施の形態におけるコンテンツナビゲーション時の受信端末−メタデータサーバ間の処理を説明するシーケンス図である。
【図5】トップ画面の例を説明する図である。
【図6】ジャンル選択画面(メインジャンルリスト表示)の例を説明する図である。
【図7】ジャンル選択画面(サブジャンルリスト表示)の例を説明する図である。
【図8】ジャンル選択画面(検索結果表示)の例を説明する図である。
【図9】コンテンツのメタデータの例を説明する図である。
【図10】ナビゲーション情報テーブルを用いたメニューリスト、ジャンルリストの生成を説明するフローチャート図である。
【図11】実施例1、実施例2で用いるナビゲーション情報テーブルの例を説明する図である。
【図12】実施例2で用いるNavigationNodeTypeCSの例を説明する図である。
【図13】ARIBジャンル辞書(ARIBGenreCS)を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
【0014】
図1は、本発明の実施形態に係るコンテンツナビゲーションシステムの構成を示すブロック図である。本システムは、ユーザ(利用者)にコンテンツナビゲーション画面を提示(表示)する受信端末100と、ネットワーク300を介して受信端末100と接続されるメタデータサーバ200とを備える。なお、図1には、受信端末100が1台のみ示されているが、実際には複数の受信端末100がネットワーク300を介してメタデータサーバ200に接続されている。
【0015】
受信端末100(端末装置)は、ユーザが使用する端末であって、ユーザからのコンテンツナビゲーション操作を受け付ける入力部110と、メタデータサーバ200への検索要求の生成およびメタデータの受信を行うメタデータ要求部120と、メタデータサービスの各種用語が定義された分類スキーム辞書ファイル140と、コンテンツナビゲーションに関する情報が記述されたナビゲーション情報テーブル 150と、メタデータ、分類スキーム辞書ファイル140およびナビゲーション情報テーブル 150に基づいてコンテンツナビゲーション画面を生成し、提示(表示)する提示部130と、を有する。
【0016】
なお、受信端末100で保持する分類スキーム辞書ファイル140およびナビゲーション情報テーブル 150は、メタデータサーバ200が管理する分類スキーム辞書ファイル230およびナビゲーション情報テーブル 240と同期するように(同じデータを保持するように)、所定のタイミング(例えば、受信端末100の起動時、定期的など)で更新される。
【0017】
メタデータサーバ200は、サービス提供事業者が管理・運用するサーバであって、受信端末100に所望のメタデータを提供するメタデータサービスを行う。図示するメタデータサーバ200は、ネットワーク300を介して受信端末100へメタデータを送信するとともに、分類スキーム辞書ファイル230およびナビゲーション情報テーブル 240を送信するメタデータ検索部210と、メタデータDB220と、分類スキーム辞書ファイル230と、ナビゲーション情報テーブル 240とを有する。メタデータDB220には、コンテンツ毎に、当該コンテンツに関する各種の情報(コンテンツの格納場所、タイトル、ジャンル、説明など)が記述されたメタデータが記憶されている。
【0018】
図2は、ナビゲーション情報テーブル(NavigationInformationTable)150, 240の一例を示す図である。ナビゲーション情報テーブルには、図示するように、コンテンツナビゲーション(ジャンルの構成・属性、ページ遷移等)でのジャンル構成またはページ構成が、NodeDescription単位で記載される。この際、「NodeDescription genreIdRef」に、各ジャンルまたはページを一意に識別するための識別子が記載され、当該識別子を用いてジャンルやページの構成(階層構造など)が表現される。
【0019】
また、識別子で特定される要素で、各ジャンルまたはページの名称、属性を定義し、当該識別子で特定される要素のナビゲーション情報テーブルの記載順でコンテンツナビゲーション画面における表示順序を規定する。具体的には、ジャンルやページの名称を「Title」に、ジャンルやページの説明文を「Synopsis」に、ジャンルやページの属性情報を「Genre」に、ジャンルやページの関連情報を「RelatedMaterial」に、ジャンルやページのパレンタル属性を「ParentalGuidance」に、それぞれ記載する。
【0020】
これ以降、ナビゲーション情報テーブル150, 240で規定されるジャンルを「Naviジャンル」といい、ナビゲーション情報テーブルの「NodeDescription genreIdRef」に記述された識別子を「NaviジャンルID」という。
【0021】
図3は、ナビゲーション情報テーブル150, 240のスキーマを示す図である。
【0022】
上記説明した受信端末100およびメタデータサーバ200は、例えば、CPUと、メモリと、HDD等の外部記憶装置と、入力装置と、出力装置とを備えた汎用的なコンピュータシステムを用いることができる。このコンピュータシステムにおいて、CPUがメモリ上にロードされた所定のプログラムを実行することにより、各装置の各機能が実現される。例えば、受信端末100およびメタデータサーバ200の各機能は、受信端末100用のプログラムの場合は受信端末100のCPUが、そして、メタデータサーバ200用のプログラムの場合はメタデータサーバ200のCPUがそれぞれ実行することにより実現される。
【0023】
また、受信端末100用のプログラム、および、メタデータサーバ200用のプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVD−ROMなどのコンピュータ読取り可能な記録媒体に記憶することも、ネットワークを介して配信することもできる。
【0024】
次に、図4のシーケンス図を参照して、コンテンツナビゲーション時の受信端末100およびメタデータサーバ200の処理について説明する。
【0025】
まず、受信端末100では、入力部110がユーザの操作を受け付けることによりシステムが起動される(ステップ S100)。これにより、入力部110は、メタデータサーバ200へアクセスし、メタデータサーバ200が管理する最新の分類スキーム辞書ファイル230およびナビゲーション情報テーブル 240を取得し、受信端末100の分類スキーム辞書ファイル140およびナビゲーション情報テーブル 150を最新状態に更新する(ステップ S101)。これにより、メタデータサーバ200と受信端末100とで、同じ分類スキーム辞書ファイルおよびナビゲーション情報テーブル を保持することができる。
【0026】
なお、メタデータサーバ200の分類スキーム辞書ファイル230およびナビゲーション情報テーブル 240を取得し、受信端末100の分類スキーム辞書ファイル140およびナビゲーション情報テーブル 150を最新状態に更新する処理は、システムの起動時だけでなく、所定の時間間隔で定期的に行うなど任意のタイミングで行われるものとする。
【0027】
そして、提示部130は、更新したナビゲーション情報テーブル 150を参照し、トップ画面(コンテンツナビゲーション画面)を生成し、受信端末100の表示装置に表示する。この際、トップ画面に対応するNaviジャンルIDより1階層下位のNaviジャンルIDを持つNodeDescriptionをメニューリストとして表示する(ステップ S102)。
【0028】
例えば、図2に示すナビゲーション情報テーブル150の場合の、具体的には、NaviジャンルIDが「”NavigationCS:2”」201の「トップ画面」がルートとなるノードで、その下に1階層下位のNaviジャンルIDを持つ「”NavigationCS:2.1”」202の「ジャンル検索」と、「”NavigationCS:2.2”」203の「今月の新着」と、「”NavigationCS:2.3”」 204の「ランキング」と、「”NavigationCS:2.4”」205の「キーワード検索」とがメニューリストとして提示される。図5は、トップ画面の一例を示したものである。
【0029】
次に、ユーザの操作指示により、トップ画面の所望のメニュー、または、ジャンル選択画面(コンテンツナビゲーション画面)の所望のジャンルが入力部110を介して選択された場合(ステップS103)、提示部130は、ナビゲーション情報テーブル150を参照して、選択されたメニュー、または、ジャンルに対応するNodeDescriptionの情報をもとにジャンル選択画面を生成し、表示する。この際、選択されたメニュー、または、ジャンルに対応するNaviジャンルIDが、提示部130の通知され、当該NaviジャンルIDより1階層下位のNaviジャンルIDを持つNodeDescriptionをジャンルリストとして表示する(ステップS104)。
【0030】
例えば、図2に示すナビゲーション情報テーブル150の場合に、図5に示すトップ画面の「ジャンル検索」(NaviジャンルID :”NavigationCS:2.1”)ボタンを押下した場合、1階層下位のNaviジャンルIDを持つ「”NavigationCS:2.1.1”」211の「洋画」と、「”NavigationCS:2.1.4”」212の「邦画」と、「”NavigationCS:2.1.2”」213の「音楽」と、「”NavigationCS:2.1.3”」214の「ドラマ」と、「”NavigationCS:2.1.5”」215の「スポーツ」などをジャンルリストに持つジャンル選択画面が生成され、表示される(図6参照)。
【0031】
また、図2に示すナビゲーション情報テーブル150の場合に、図6に示すジャンル選択画面の“ドラマ”(NaviジャンルID :”NavigationCS:2.1.3”)ボタンを押下した場合、1階層下位のNaviジャンルIDを持つ「”NavigationCS:2.1.3.1”」221の「海外ドラマ」や「”NavigationCS:2.1.3.3”」222の「国内ドラマ」などをジャンルリストに持つジャンル選択画面が生成され、表示される(図7参照)。
【0032】
その後、ジャンル選択画面で、ユーザによりジャンルの決定操作が入力された場合(ステップ S105)、メタデータ要求部120は、入力部110を介して決定操作されたジャンルのNaviジャンルIDを取得する。そして、メタデータ要求部120は、ナビゲーション情報テーブル150を参照して、取得したNaviジャンルIDを引数にした検索クエリを生成し、当該検索クエリを含む検索要求をメタデータサーバ200へ送信する(ステップ S106)。
【0033】
例えば、図7に示すジャンル選択画面において「国内ドラマ」(NaviジャンルID :”NavigationCS:2.1.3.3”)が選択された場合、predicate=genre(NavigationCS:2.1.3.3)といった検索クエリを生成し、メタデータサーバ200へ送信する。
【0034】
メタデータサーバ200のメタデータ検索部210は、検索要求を受信すると、引数のNaviジャンルIDに対応づけられた少なくとも1つのメタデータをメタデータDB220から抽出し、抽出した各メタデータを検索結果として受信端末100に送信する。受信端末100の提示部130は、メタデータサーバ200から検索結果を受信し(ステップ S107)、検索結果である各メタデータに記述されたコンテンツ情報を検索結果として表示装置に表示する(ステップ S108)。
【0035】
図8にジャンル検索結果画面の一例を示す。図示する例では、検索結果として、コンテンツA、B、C、Dのメタデータが受信されたことを示している。この場合、各コンテンツのメタデータには、当該コンテンツが属するNaviジャンルIDがGenreタグ(Genre href)で記載されているものとする。例えば、図9示すコンテンツAのメタデータには、Genreタグに”NavigationCS:2.1.3.3”および”NavigationCS:2.2.3”901が記述されている。メタデータサーバ200のメタデータ検索部210は、NaviジャンルIDが”NavigationCS:2.1.3.3”または”NavigationCS:2.2.3”を引数にした検索クエリの検索要求を受信すると、図9示すコンテンツAのメタデータを抽出し、受信端末100に検索結果として送信する。これにより、コンテンツAは、ジャンル検索の“ドラマ>国内ドラマ”、および“今月の新着>ドラマ”のジャンル選択画面で検索結果として表示される。
【0036】
<メニューリスト、ジャンルリストの表示制御に対するナビゲーション情報テーブルの利用>
以下に、受信端末100の提示部130がナビゲーション情報テーブル150を用いて、トップ画面におけるメニューリストを生成する処理(図5のステップS102)、並びに、ジャンル選択画面におけるジャンルリストを生成する処理(図5のステップS104)の詳細について説明する。
【0037】
図10は、メニューリストおよびジャンルリストを生成する処理を示すフローチャートである。まず、提示部130は、トップ画面、または、選択されたメニュー/ジャンルに対応するNaviジャンルID(NodeDescription genreIdRef)を取得する(ステップS201)。例えば、トップ画面の場合は”NavigationCS:2”が、トップ画面で「ジャンル検索」を選択した場合は”NavigationCS:2.1”が、ジャンル選択画面で「ドラマ」を選択した場合は”NavigationCS:2.1.3”が、取得される(図2参照)。なお、ユーザが各画面で所望のボタンを押下することにより、当該ボタンに対応するNaviジャンルIDが、入力部110を介して提示部130に通知される。
【0038】
次に、提示部130は、ナビゲーション情報テーブル150を参照し、NaviジャンルIDがNavigationCS:A.X(Xは任意の数字)となるNodeDescriptionを取得する(ステップS202)。例えば、トップ画面(NavigationCS:2)の場合は、NavigationCS:2.1(ジャンル検索)、NavigationCS:2.2(今月の新着)、NavigationCS:2.3(ランキング)、およびNavigationCS:2.4(キーワード検索)が取得される。また、トップ画面で「ジャンル検索」(NavigationCS:2.1)を選択した場合はNavigationCS:2.1.1(洋画)、NavigationCS:2.1.4(邦画)、NavigationCS:2.1.2(音楽)、NavigationCS:2.1.3(ドラマ)、NavigationCS:2.1.5(スポーツ)、NavigationCS:2.1.7(成人)などが取得される。また、ジャンル選択画面で「ドラマ」(NavigationCS:2.1.3)を選択した場合は、NavigationCS:2.1.3.1(海外ドラマ)、NavigationCS:2.1.3.3(国内ドラマ)、NavigationCS:2.1.3.6(Rシネマ)などが取得される(図2参照)。
【0039】
次に、提示部130は、取得した各NodeDescriptionの属性(例えばGenre、mpeg7:ParentalRatingなど)と、受信端末100のメモリなどの記憶部に設定された属性とを比較・チェックし(ステップS203)、そのNodeDescriptionが提示可と判断した場合(ステップS204:YES)、メニューリスト、または、ジャンルリストなどのリスト掲載対象として追加する(ステップS205)。
【0040】
例えば、各ジャンルの表示対象ユーザは、Genre[href=“IntendedAudienceCS:X”]で規定され、図2の例では、トップ(NavigationCS:2)およびジャンル検索(NavigationCS:2.1)の表示対象ユーザは一般ユーザ(IntendedAudienceCS:4.1)となっている。それに対し、ランキング(NavigationCS:2.3)の表示対象ユーザは内部ユーザ(IntendedAudienceCS:4.0)となっている。その結果、ランキングについては、一般ユーザの受信端末100ではメニューリストには表示されず、内部ユーザの受信端末100ではメニューリストに表示される。
【0041】
このように、例えば、新規にメニューを追加する場合など、ジャンルの表示対象ユーザ属性を、メタデータサーバ200側のナビゲーション情報テーブル240で編集(設定)し、当該ナビゲーション情報テーブル240を各受信端末100に送信する。これにより、受信端末100側では、まず、内部ユーザの受信端末100で事前確認し、確認後に一般ユーザの受信端末100へも公開するといった運用を簡単に行うことが可能となる。なお、各受信端末100のメモリなどの記憶部(不図示)には、ユーザ属性(一般ユーザまたは内部ユーザ)が記憶されているものとする。
【0042】
また、各ジャンルの視聴年齢制限はmpeg7:ParentalRating、または[href=“ARIBParentalRatingCS:X]で規定され、図2の例では、トップ(NavigationCS:2)やドラマ(NavigationCS:2.1.3)は、視聴年齢制限なし(G)となっている。それに対し、成人(NavigationCS:2.1.7)はR-20、Rシネマ(NavigationCS:2.1.3.6)はR-18となっている。その結果、例えば、受信端末100の視聴年齢設定が“17歳”と設定されていた場合、成人ジャンル、Rシネマジャンルは当該受信端末100上では表示されず、視聴年齢設定が“制限なし”などに設定された場合にのみ表示される。このように、メタデータサーバ200側のナビゲーション情報テーブル240でジャンルの視聴年齢制限属性を編集することで、受信端末100の視聴年齢設定に応じたジャンルの表示制御を簡単に行うことが可能となる。なお、各受信端末100のメモリなどの記憶部(不図示)には、視聴年齢制限属性が記憶されているものとする。
【0043】
ステップS205の処理の後、または、ステップS204:NOの場合、提示部130は、ナビゲーション情報テーブル150の末尾まで、ステップS202からステップS205の処理を繰り返す(ステップS206)。そして、提示部130は、作成されたリスト掲載対象をもとにメニューリスト、ジャンルリストを生成する(ステップS207)。
【0044】
ここで、メニューリスト、ジャンルリストでの各メニュー、ジャンルの並び順はNaviジャンルID順ではなく、各NodeDescriptionのナビゲーション情報テーブル150での記載順とする。このようにすることで、ジャンルIDの割り振りに悩まされることなく、メタデータサーバ200側のナビゲーション情報テーブル240での記載順を変更し、当該ナビゲーション情報テーブル240を受信端末100に送信することで、メニューやジャンルの並び順を変更でき、また、メニューやジャンルの追加・削除も簡単に行うことが可能となる。
【0045】
<トップ画面、ジャンル選択画面の表示項目に対するナビゲーション情報テーブルの利用>
以下では、提示部130が、ナビゲーション情報テーブル150を参照し、トップ画面、ジャンル選択画面を生成する方法について説明する。例えば、メニューやジャンルの名称は各NodeDescriptionのTitleを参照し、メニューやジャンルの説明は各NodeDescriptionのSynopsisを参照する(図5、図6および図7参照)。
【0046】
さらには、ジャンルリストの表示に際し、下位ジャンルの有無を明示的に示すことが考えられる(図6の▲マーク)。具体的には、ジャンル選択画面に表示されている各ジャンルに対して上述したジャンルリストの生成処理(図10参照)を実施することで、各ジャンルに下位ジャンルが存在するかが分かる。図2の例では、「邦画」(NavigationCS:2.1.4)ジャンルは1階層目であるが下位ジャンルがなく(図6参照)、「海外ドラマ」(NavigationCS:2.1.3.1)などは最下層であるため下位ジャンルがない(図7参照)ことが見た目で分かる形になる。
【0047】
[実施例1]<検索オプション>
上記実施形態では、ジャンル決定操作後、そのジャンルに属するコンテンツの検索時、NaviジャンルIDのみで検索をすることとした(図4のステップS106)。ここで、ジャンル検索の結果として、例えば、提供期間内のコンテンツのみを検索したり、新着のコンテンツのみを検索したり、さらには、キーワード検索では成人コンテンツが検索されないようにしたりと、検索やナビゲーションの種類に応じて検索機能を拡張することが考えられる。通常、このような機能拡張は受信端末100側の機能として実施する形になるが、より柔軟な形で検索機能を拡張できることが望まれる。そこで、本実施例1ではNodeDescriptionのRelatedMaterialを用いて、検索の種類(ナビゲーション種別)毎に検索時に利用する検索クエリを任意に拡張する方法について説明する。
【0048】
図11に本検索クエリ拡張を実施するためのナビゲーション情報テーブルの例を示す。例えば、「今月の新着」(NavigationCS:2.2)配下の各ジャンル検索では、現在時刻が新着期間に含まれるコンテンツのみを検索することを考える。この際、図9に示すように、各コンテンツのメタデータには新着期間(Period[type=”new_arrival”]/Start, End)902が設定されているものとする。ここで、例えば、「今月の新着」ジャンル画面を表示し、そのジャンルリストから「洋画」(NavigationCS:2.2.3)を選択した場合、メタデータ要求部120は、決定操作が実行されたジャンルのNaviジャンルID(NodeDescription genreIdRef)を取得する。
【0049】
さらに、メタデータ要求部120は、ナビゲーション情報テーブルから、取得したNaviジャンルID(NavigationCS:2.2.3)1101の検索オプション(RelatedMaterial/HowRelated[href=”HowRelatedCS:17”/MediaLocator/mpeg7:MediaUri]1102を取得する。ここで、RelatedMaterialには検索オプションの他に、そのジャンルに対する関連情報(ジャンル画像など)を設定できるため、検索オプションであることはHowRelated hrefで参照する分類スキーム辞書(図12参照)のtermIDで区別する。
【0050】
図11の例では、検索オプションとして、“option:period(new_arrival,$YYYYMMDDhh$,$YYYYMMDDhh$+1h)”1102という文字列が取得され、実際の検索クエリとして利用する場合には、冒頭の“option:”を除き、$YYYYMMDDhh$部分を現在時刻(年月日時で指定。時分は切り捨て)に変更し、$YYYYMMDDhh$+1h部分を現在時刻に1時間足した時刻(時分は切り捨て)に変更する。なお、検索オプションの記載方法は上記に限定することなく、各システムの実装形態に応じたフォーマットで記載されるものとする。
【0051】
以上により、現在時刻が2009/07/10/12:23:03の場合、メタデータサーバ200への検索クエリは以下のようになる。
【0052】
predicate=genre(NavigationCS:2.2.3),period(new_arrival, 2009071012, 2009071013)
その後、メタデータ要求部120がこの検索クエリをメタデータサーバ200へ送信することで、ジャンルとして、「今月の新着-ドラマ」に属し、現在時刻が新着期間に含まれるコンテンツのメタデータ(例えば、図9のコンテンツAのメタデータ)が検索結果として返送される。
【0053】
また、「ジャンル検索」(NavigationCS:2.1)配下の各ジャンル検索では、提供期間(Period[type=”availability”]/Start, End)内のコンテンツのみを検索させたい場合、上記したように、各NodeDescriptionのRelatedMaterialに検索オプションを記載することが考えられるが、各ジャンルに同じ検索オプションが一律に適用される場合、上位のNodeDescription、この場合は「ジャンル検索」(NavigationCS:2.1)のRelatedMaterialに検索オプションを付与し、下位ジャンルでは上位の検索オプションを継承することが考えられる。
【0054】
これにより、管理が容易になるとともに、ナビゲーション情報テーブルのサイズも抑えられる。例えば、図7に示すジャンル選択画面で「国内ドラマ」(NavigationCS:2.1.3.3)を選択した場合、「国内ドラマ」のNaviジャンルID(NavigationCS:2.1.3.3)1111、並びに、「ジャンル検索」(NavigatioNCS:2.1)のRelatedMaterialに記載された検索オプション1112を取得し、以下のような検索クエリを生成する。なお、現在時刻は、09/07/10/12:23:03とする。
【0055】
predicate=genre(NavigationCS:2.1.3.3),period(availability,2009071012, 2009071013)
その後、メタデータ要求部120がこの検索クエリをメタデータサーバ200へ送信することで、ジャンルとして「国内ドラマ」に属し、現在時刻が提供期間に含まれるコンテンツが検索結果として返送される。
【0056】
他にも、「キーワード検索」(NavigationCS:2.4)の検索結果として、成人コンテンツが検索されないようにしたい場合、図11に示すようにキーワード検索の検索オプションに“option:!parentalrating(ARIBParentalRatingCS:R-20)”1121と記載する。ここで、キーワード検索の検索クエリは“predicate=keyword(<word>)”、<word>が検索したいキーワード文字列とする。ここで、上記した検索オプションが記載されている場合、メタデータサーバ200への検索クエリは、以下のようになる。
【0057】
predicate=keyword(<word>),!parentalrating(ARIBParentalRatingCS:R-20)
すなわち、<word>で示される文字列を持ち、パレンタルレーティングがR-20(成人)以外のコンテンツのメタデータが検索結果として返送される形になる。一方、上記検索オプションが記載されていない場合は、<word>で示される文字列を持つパレンタルレーティングがR-20のコンテンツのメタデータも検索結果として返却される。
【0058】
[実施例2]<画面タイプ、NavigationNodeTypeCS>
コンテンツナビゲーション(ジャンルの構成・属性、ページ遷移等)を考えた場合、ジャンル構成・属性を表現できるだけでなく、最終的に提示される画面(例えば、トップ画面、ジャンル検索画面、新着画面、ランキング画面、キーワード検索画面など)とジャンルとの対応関係も表現できることが必要になる。
【0059】
そこで、本実施例2では、上記の各画面をタイプ毎に分類し、NodeDescriptionのtype属性で、各ジャンルで用いる画面タイプを任意に指定する方法について説明する。本実施例2においても、図11に示す拡張したナビゲーション情報テーブルを用いる。図12は、分類スキーム辞書ファイル140、230の一例である。
【0060】
まず、メタデータサーバ200は、各画面をデザインや表示項目、さらには、各画面で用いる検索クエリなどで分類し、画面タイプ用の分類スキーム辞書(NavigationNodeTypeCS)で規定する(図12参照)。この際、NavigationNodeTypeCSは画面タイプを分類するのみで、各画面のデザイン、表示項目、各画面で用いる検索クエリなどは、各画面タイプに対応づけて受信端末100側で管理するものとする。各受信端末100には、メタデータサーバ200から送信(配布)された、各画面のデザイン、表示項目、各画面で用いる検索クエリなどが、各画面タイプに対応づけて、メモリなどの記憶部に記憶されている。
【0061】
そして、受信端末100の提示部130は、ナビゲーション情報テーブル(図11参照)の各NodeDescription typeでNavigationNodeTypeCSを参照することで、ジャンルと画面タイプとを対応づける。これにより、受信端末100内部で管理されていたジャンル構成と画面タイプとの対応関係をサービス提供者(メタデータサーバ200)側で管理できるようになる。
【0062】
また、ジャンル検索画面としてデザイン(配色、構成要素など)を変更したもの(図12の「NavigationNodeTypeCS:genre_search2」1201に相当するもの)を、受信端末100側に予め実装しておけば、サービス提供者(メタデータサーバ200)側は、ナビゲーション情報テーブル(図11参照)のNodeDescription type1131の参照先を「genre_search」から「genre_search2」に変更するのみで、容易にデザインの変更(例えば、横書きから縦書きへの変更など)が可能となる。
【0063】
更には、新規ジャンルの追加時、当該NodeDescription typeに既存のNavigationNodeTypeCSを指定することで、例えば、タイトルランキングと同じ画面タイプで商品ランキング画面を新設したり、ジャンル検索と同じ画面タイプでテレビ番組ジャンル検索画面を新設したりといったことが簡単に行えるようになる。
【0064】
以上説明した本実施形態では、メタデータサービスにおけるコンテンツナビゲーション(ジャンルやページの構成・属性)を、サービス提供事業者(メタデータサーバ)が独自に定義し、容易に変更・拡張することが可能になる。
【0065】
また、実施例1により、検索やナビゲーションの種類に応じて検索機能を任意に拡張することが可能になり、コンテンツナビゲーションを柔軟に変更・拡張することが可能となる。
【0066】
本発明の実施例2により、受信端末内部で管理されていたジャンル構成と提示される画面タイプとの対応関係をサービス提供者側で管理・指定することが可能となる。
【0067】
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で数々の変形が可能である。
【符号の説明】
【0068】
100受信端末、110入力部、120メタデータ要求部、130提示部、140 分類スキーム辞書ファイル、150 ナビゲーション情報テーブル、200メタデータサーバ、210メタデータ検索部、220メタデータDB、230 分類スキーム辞書ファイル、240 ナビゲーション情報テーブル、300ネットワーク
【特許請求の範囲】
【請求項1】
メタデータサーバからコンテンツのメタデータを受信し、コンテンツナビゲーションを行う端末装置であって、
前記端末装置は、
前記メタデータサーバから送信された、コンテンツナビゲーションに関する情報が記述されたナビゲーション情報テーブルを記憶する記憶手段と、
利用者からのコンテンツナビゲーション操作を受け付ける入力手段と、
前記ナビゲーション情報テーブルを参照して、コンテンツナビゲーション操作に基づいたメタデータの検索要求を生成して前記メタデータサーバへ送信し、前記メタデータサーバから検索結果としてメタデータを受信するメタデータ要求手段と、
前記ナビゲーション情報テーブルと、前記受信したメタデータとに基づいて、コンテンツナビゲーション画面を生成し、提示する提示手段とを備え、
前記ナビゲーション情報テーブルは、
コンテンツナビゲーションにおけるジャンルを一意に識別するとともに、ジャンルの階層構造を表現する識別子を有し、当該ナビゲーション情報テーブルの記述順で前記識別子で特定されるジャンルのコンテンツナビゲーション画面における表示順序を規定する
ことを特徴とする端末装置。
【請求項2】
前記メタデータ要求手段は、
前記ナビゲーション情報テーブルに記述されたジャンルの識別子を検索キーとする前記検索要求を生成する
ことを特徴とする請求項1記載の端末装置。
【請求項3】
前記ナビゲーション情報テーブルには、
各ジャンルのコンテンツナビゲーションで用いる検索オプションが記述され、
前記メタデータ要求手段は、
前記ナビゲーション情報テーブルの前記検索オプションを付加した前記検索要求を生成する
ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の端末装置。
【請求項4】
前記ナビゲーション情報テーブルには、
各ジャンルで使用される画面タイプが記述され、
前記提示手段は、
前記ナビゲーション情報テーブルに記述された画面タイプを参照して、各ジャンルと画面タイプとを対応付け、コンテンツナビゲーション画面を生成する
ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の端末装置。
【請求項5】
請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の端末装置としてコンピュータを機能させるためのコンテンツナビゲーションプログラム。
【請求項6】
請求項5に記載のコンテンツナビゲーションプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【請求項7】
メタデータサーバからコンテンツのメタデータを受信し、コンテンツナビゲーションを行う端末装置が行うコンテンツナビゲーション方法であって、
前記端末装置は、
前記メタデータサーバから、コンテンツナビゲーションに関する情報が記述されたナビゲーション情報テーブルを受信し、記憶部に記憶する記憶ステップと、
利用者からのコンテンツナビゲーション操作を受け付ける入力ステップと、
前記ナビゲーション情報テーブルを参照して、コンテンツナビゲーション操作に基づいたメタデータの検索要求を生成して前記メタデータサーバへ送信し、前記メタデータサーバから検索結果としてメタデータを受信するメタデータ要求ステップと、
前記ナビゲーション情報テーブルと、前記受信したメタデータとに基づいて、コンテンツナビゲーション画面を生成し、提示する提示ステップと、を行い、
前記ナビゲーション情報テーブルは、
コンテンツナビゲーションにおけるジャンルを一意に識別するとともに、ジャンルの階層構造を表現する識別子を有し、当該ナビゲーション情報テーブルの記述順で前記識別子で特定されるジャンルのコンテンツナビゲーション画面における表示順序を規定する
ことを特徴とするコンテンツナビゲーション方法。
【請求項8】
前記メタデータ要求ステップは、
前記ナビゲーション情報テーブルに記述されたジャンルの識別子を検索キーとする前記検索要求を生成する
ことを特徴とする請求項7記載のコンテンツナビゲーション方法。
【請求項9】
前記ナビゲーション情報テーブルには、
各ジャンルのコンテンツナビゲーションで用いる検索オプションが記述され、
前記メタデータ要求ステップは、
前記ナビゲーション情報テーブルの前記検索オプションを付加した前記検索要求を生成する
ことを特徴とする請求項7または請求項8記載のコンテンツナビゲーション方法。
【請求項10】
前記ナビゲーション情報テーブルには、
各ジャンルで使用される画面タイプが記述され、
前記提示ステップは、
前記ナビゲーション情報テーブルに記述された画面タイプを参照して、各ジャンルと画面タイプとを対応付け、コンテンツナビゲーション画面を生成する
ことを特徴とする請求項7から請求項9のいずれか1項に記載のコンテンツナビゲーション方法。
【請求項1】
メタデータサーバからコンテンツのメタデータを受信し、コンテンツナビゲーションを行う端末装置であって、
前記端末装置は、
前記メタデータサーバから送信された、コンテンツナビゲーションに関する情報が記述されたナビゲーション情報テーブルを記憶する記憶手段と、
利用者からのコンテンツナビゲーション操作を受け付ける入力手段と、
前記ナビゲーション情報テーブルを参照して、コンテンツナビゲーション操作に基づいたメタデータの検索要求を生成して前記メタデータサーバへ送信し、前記メタデータサーバから検索結果としてメタデータを受信するメタデータ要求手段と、
前記ナビゲーション情報テーブルと、前記受信したメタデータとに基づいて、コンテンツナビゲーション画面を生成し、提示する提示手段とを備え、
前記ナビゲーション情報テーブルは、
コンテンツナビゲーションにおけるジャンルを一意に識別するとともに、ジャンルの階層構造を表現する識別子を有し、当該ナビゲーション情報テーブルの記述順で前記識別子で特定されるジャンルのコンテンツナビゲーション画面における表示順序を規定する
ことを特徴とする端末装置。
【請求項2】
前記メタデータ要求手段は、
前記ナビゲーション情報テーブルに記述されたジャンルの識別子を検索キーとする前記検索要求を生成する
ことを特徴とする請求項1記載の端末装置。
【請求項3】
前記ナビゲーション情報テーブルには、
各ジャンルのコンテンツナビゲーションで用いる検索オプションが記述され、
前記メタデータ要求手段は、
前記ナビゲーション情報テーブルの前記検索オプションを付加した前記検索要求を生成する
ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の端末装置。
【請求項4】
前記ナビゲーション情報テーブルには、
各ジャンルで使用される画面タイプが記述され、
前記提示手段は、
前記ナビゲーション情報テーブルに記述された画面タイプを参照して、各ジャンルと画面タイプとを対応付け、コンテンツナビゲーション画面を生成する
ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の端末装置。
【請求項5】
請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の端末装置としてコンピュータを機能させるためのコンテンツナビゲーションプログラム。
【請求項6】
請求項5に記載のコンテンツナビゲーションプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【請求項7】
メタデータサーバからコンテンツのメタデータを受信し、コンテンツナビゲーションを行う端末装置が行うコンテンツナビゲーション方法であって、
前記端末装置は、
前記メタデータサーバから、コンテンツナビゲーションに関する情報が記述されたナビゲーション情報テーブルを受信し、記憶部に記憶する記憶ステップと、
利用者からのコンテンツナビゲーション操作を受け付ける入力ステップと、
前記ナビゲーション情報テーブルを参照して、コンテンツナビゲーション操作に基づいたメタデータの検索要求を生成して前記メタデータサーバへ送信し、前記メタデータサーバから検索結果としてメタデータを受信するメタデータ要求ステップと、
前記ナビゲーション情報テーブルと、前記受信したメタデータとに基づいて、コンテンツナビゲーション画面を生成し、提示する提示ステップと、を行い、
前記ナビゲーション情報テーブルは、
コンテンツナビゲーションにおけるジャンルを一意に識別するとともに、ジャンルの階層構造を表現する識別子を有し、当該ナビゲーション情報テーブルの記述順で前記識別子で特定されるジャンルのコンテンツナビゲーション画面における表示順序を規定する
ことを特徴とするコンテンツナビゲーション方法。
【請求項8】
前記メタデータ要求ステップは、
前記ナビゲーション情報テーブルに記述されたジャンルの識別子を検索キーとする前記検索要求を生成する
ことを特徴とする請求項7記載のコンテンツナビゲーション方法。
【請求項9】
前記ナビゲーション情報テーブルには、
各ジャンルのコンテンツナビゲーションで用いる検索オプションが記述され、
前記メタデータ要求ステップは、
前記ナビゲーション情報テーブルの前記検索オプションを付加した前記検索要求を生成する
ことを特徴とする請求項7または請求項8記載のコンテンツナビゲーション方法。
【請求項10】
前記ナビゲーション情報テーブルには、
各ジャンルで使用される画面タイプが記述され、
前記提示ステップは、
前記ナビゲーション情報テーブルに記述された画面タイプを参照して、各ジャンルと画面タイプとを対応付け、コンテンツナビゲーション画面を生成する
ことを特徴とする請求項7から請求項9のいずれか1項に記載のコンテンツナビゲーション方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【公開番号】特開2011−180762(P2011−180762A)
【公開日】平成23年9月15日(2011.9.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−43049(P2010−43049)
【出願日】平成22年2月26日(2010.2.26)
【出願人】(000004226)日本電信電話株式会社 (13,992)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成23年9月15日(2011.9.15)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年2月26日(2010.2.26)
【出願人】(000004226)日本電信電話株式会社 (13,992)
【Fターム(参考)】
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