説明

紐切断器

【課題】従来の紐切断器は、紐の取り出し口と、取り出した紐を切断する位置がほぼ、平行になっている。また、紐を切断する刃の部分も、紐の取り出し口と水平に設置されおり、紐の切断がスムーズでない面があった。
【解決手段】第一に、紐の取り出し口と、切断器の刃の部分に段差を作り、紐の切断を容易にしたことである。第二に、刃の部分に傾斜を作ったことである。具体的には、刃の部分を、Y字型することによって容易に切断できるようにしたことである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、家庭用・業務用に使用される紐類の切断と収納に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の紐切断器には、容器から引き出した紐を容易に切断する工夫を施したものもある。下記の2文献である。
【特許文献1】特開2003−226338
【登録実用新案】
実用新案登録第3072798号
【0003】
上記文献によると、切断器具は、玉状に巻かれ、中が空洞になった、コアレスを前提としたものになっている。
【0004】
上記文献によると、切断器具の紐の取り出し口と、その紐を切断する位置がほぼ平行となっており、紐の切断が容易でない面がある。
【0005】
切断器具の刃の部分が、収納器と平行になっており、紐の切断がスムーズでない面が見られる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
第一は、従来の玉状に巻かれ、中が空洞になった、コアレス以外の、芯巻きの紐にも対応する器具の制作が必要である。
【0007】
第二は、紐の取り出し口と、その紐を切断する位置に段差を設け、紐の切断を容易ににする必要がある。
【0008】
第三は、上板(1)に設置する切断器(3)の刃の部分に、傾斜をつけることによって、紐の切断が容易となることである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
図1を基に説明すると、上板(1)と基板(6)が連結している支柱(4)には軽い円筒(5)を通し紐が支柱(4)に絡まると、この円筒(2)が空回りし、支柱(4)に絡まらないよう工夫を施してある。
【0010】
図1を基に説明すると、上板(1)の周辺部に、1〜2センチメートル程度の突起(3)を設置し、その突起を切断器(3)とする。
【0011】
上板(1)に、紐の取り出し口(2)と切断器(3)を近接して設定し、切断するする時の角度が90度以下になるようにすることによって、紐の切断が容易となる。
【0012】
上板(1)の周辺部に設置された切断器の刃の部分は、紐の太さ、大小、強度に応じて、Y(V・U)字型にする。
【発明の効果】
【0013】
梱包等の作業のスピードアップをはかることができる。
【0014】
紐の切断機能と収納・保管機能が同一で、便利である。
【発明の実施するために最良の形態】
【0015】
以下、本考案の実施の形態を図1を基に説明する。
【0016】
本体は、上板(1)、支柱(4)、基板(7)から成り立っている。
【0017】
上板(1)、支柱(4)、基板(7)の大きさは、玉糸、玉紐の大きさによって決まる。
【0018】
上板1の板上には、切断器(3)を上板(1)の周辺部に設置する。
【0019】
上板(1)には、切断器(3)の内側、1cm前後の位置に、3mm程度の大きさの穴をあける。
【0020】
上板(1)の中心に、持ち運び用、吊るす用に、フック(4)を取り付けている。
【0021】
支柱(5)には、軽い円筒(6)が装着されいる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発案の全体模型図
【符号の説明】
【0022】
特になし。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
本器具に設置された玉状に巻かれた紐(8)が、上板に設置された切断器(3)によって、任意の長さを容易に、敏速に切断されることにある。
【請求項2】
本器具にセットされた玉状に巻かれた紐(8)を取り出す時に、上板(1)と基板(7)を支えている支柱(5)に絡まないように工夫されていることにある。
【請求項3】
本器具の主体は木製であるので、作業場の状況に応じて、吊るしたり、壁に取り付けたり、机上に着脱するように設置することもできることである。
【請求項4】
従来の紐を切断する刃の部分は、器具と平行になっており、紐の切断に難点があったが、それに、高低差を作ったことである。
【請求項5】
本切断部は、Y(V・U)字型(3)になっており、紐類の切断が容易である。

【図1】
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【公開番号】特開2006−219193(P2006−219193A)
【公開日】平成18年8月24日(2006.8.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−68049(P2005−68049)
【出願日】平成17年2月10日(2005.2.10)
【出願人】(505089326)
【Fターム(参考)】