説明

細胞のプログラミングおよび再プログラミング

本開示は、1種以上の体細胞、例えば、部分的に分化したまたは完全分化/最終分化した体細胞を、より分化していない状態、例えば、多能性または多分化能状態まで再プログラミングする方法に関する。さらなる実施形態において、本発明はまた、本発明の方法によって産生された再プログラミングされた体細胞、本発明の再プログラミングされた体細胞を含むキメラ動物、上記細胞の使用、および体細胞を再プログラミングするために有用な薬剤を同定するための方法にも関する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも2つのコード領域を含む核酸構築物であって、ここで、前記コード領域は、単一のオープンリーディングフレームを形成するように自己切断ペプチドをコードする核酸によって各々に連結されており、前記コード領域は、単独で、または1つ以上のさらなる再プログラミング因子と組み合わせてのいずれかで、哺乳動物体細胞を多能性まで再プログラミングすることが可能である第1および第2の再プログラミング因子をコードする、核酸構築物。
【請求項2】
第3の再プログラミング因子をコードする第3のコード領域をさらに含み、前記3つのコード領域は、単一のオープンリーディングフレームを形成するように自己切断ペプチドをコードする核酸によって互いに連結されている、請求項1に記載の核酸構築物。
【請求項3】
第3および第4の再プログラミング因子をコードする第3および第4の遺伝子をさらに含み、前記4つのコード領域は、単一のオープンリーディングフレームを形成するように自己切断ペプチドをコードする核酸によって互いに連結されている、請求項1に記載の核酸構築物。
【請求項4】
前記自己切断ペプチドがウイルス性の2Aペプチドである、請求項1に記載の核酸構築物。
【請求項5】
前記自己切断ペプチドがアフトウイルス2Aペプチドである、請求項1に記載の核酸構築物。
【請求項6】
前記再プログラミング因子がOct4、Nanog、Sox2、Klf4、Lin28、およびc−Mycから選択される、請求項1に記載の核酸構築物。
【請求項7】
前記コード領域が、哺乳動物体細胞を多能性に再プログラムするために少なくとも1種のさらなる再プログラミング因子を必要とする第1および第2の再プログラミング因子をコードする、請求項1に記載の核酸構築物。
【請求項8】
Oct4をコードしない、請求項1に記載の核酸構築物。
【請求項9】
Klf4をコードしない、請求項1に記載の核酸構築物。
【請求項10】
Sox2をコードしない、請求項1に記載の核酸構築物。
【請求項11】
c−Mycをコードしない、請求項1に記載の核酸構築物。
【請求項12】
Lin28をコードしない、請求項1に記載の核酸構築物。
【請求項13】
Nanogをコードしない、請求項1に記載の核酸構築物。
【請求項14】
前記コード領域が、(i)Oct4およびSox2からなるセット;(ii)Oct4およびKlf4からなるセット;(iii)Oct4およびNanogからなるセット;(iv)Oct4、Klf4、およびSox2からなるセット;(v)Oct4、Nanog、およびLin28からなるセット;(vi)Oct4、Nanog、およびSox2からなるセット;ならびに(vii)(i)〜(vi)のいずれかからなりかつc−Mycをさらに含むセットから選択される再プログラミング因子のセットをコードする、請求項1に記載の核酸構築物。
【請求項15】
プロモーターに作動可能に連結された請求項1に記載の核酸構築物を含む発現カセットであって、ここで、前記プロモーターは、前記再プログラミング因子をコードするポリシストロン性メッセージの転写を駆動し、各再プログラミング因子が、自己切断ペプチドによって、少なくとも1つの他の再プログラミング因子に連結されている、発現カセット。
【請求項16】
哺乳動物細胞のゲノムへの組込みを媒介する1つ以上の部位をさらに含む、請求項15に記載の発現カセット。
【請求項17】
請求項15に記載の発現カセットを含む発現ベクター。
【請求項18】
レトロウイルス性である、請求項17に記載の発現ベクター。
【請求項19】
プロモーターが誘導性である、請求項18に記載の発現ベクター。
【請求項20】
請求項15に記載の発現カセットを含む哺乳動物細胞。
【請求項21】
体細胞である、請求項20に記載の哺乳動物細胞。
【請求項22】
最終分化した体細胞である、請求項20に記載の哺乳動物細胞。
【請求項23】
iPS細胞である、請求項20に記載の哺乳動物細胞。
【請求項24】
請求項23に記載の哺乳動物iPS細胞から少なくとも部分的に生成されるキメラマウス。
【請求項25】
前記哺乳動物iPS細胞をマウス未分化胚芽細胞(blastocyt)に注入すること、および前記未分化胚芽細胞をインビボでマウスに成長させることによって生成される、請求項24に記載のキメラマウス。
【請求項26】
前記iPS細胞から誘導される、請求項24に記載のマウスから得られた細胞。
【請求項27】
ヒト細胞である、請求項20に記載の哺乳動物細胞。
【請求項28】
前記発現カセットが、ゲノムの座に組み込まれ、前記ゲノムの座の破壊が細胞に対して最小限の作用を有するかまたは全く作用を有さない、請求項20に記載の哺乳動物細胞。
【請求項29】
前記発現カセットから2つの再プログラミング因子を発現する、請求項20に記載の哺乳動物細胞。
【請求項30】
前記発現カセットから3つの再プログラミング因子を発現する、請求項20に記載の哺乳動物細胞。
【請求項31】
前記発現カセットから3つの再プログラミング因子を発現し、前記3つの再プログラミング因子は、少なくとも0.05%の効率で哺乳動物線維芽細胞を再プログラムするために十分ではない、請求項20に記載の哺乳動物細胞。
【請求項32】
前記発現カセットから3つの再プログラミング因子を発現し、前記3つの再プログラミング因子は、少なくとも0.05%の効率で哺乳動物線維芽細胞を再プログラムするために十分である、請求項20に記載の哺乳動物細胞。
【請求項33】
座に組み込まれたレポーター遺伝子をさらに含み、前記レポーター遺伝子の活性化が多能性への再プログラミングのマーカーとして役立つ、請求項20に記載の哺乳動物細胞。
【請求項34】
座がNanogおよびOct4から選択される、請求項31に記載の哺乳動物細胞。
【請求項35】
複数の本質的に遺伝的に同一な請求項20に記載の細胞を含む組成物。
【請求項36】
請求項20に記載の1つ以上の哺乳動物細胞および試験薬剤を含む、再プログラミング薬剤を同定するための組成物。
【請求項37】
発現カセットからの再プログラミング因子の発現を誘導する薬剤をさらに含む、請求項34に記載の組成物。
【請求項38】
再プログラミング薬剤を同定する方法であって:
(i)再プログラミング因子が発現カセットから発現され、かつ細胞増殖が起こる条件下で、一定の期間、請求項34に記載の組成物を維持する工程;および
(ii)細胞が再プログラミングされた状態になる程度を評価する工程であって、再プログラミングが、前記組成物が試験薬剤を欠く場合に起こるよりも有意に高い頻度で起こるとき、前記試験薬剤が再プログラミング薬剤または再プログラミングのエンハンサーとして同定される、工程
を包含する方法。
【請求項39】
前記組成物が少なくともX日間維持される、請求項36に記載の方法。
【請求項40】
前記試験薬剤が少なくともX日間存在している、請求項36に記載の方法。
【請求項41】
前記細胞が、一定の期間に前記試験薬剤の非存在下で維持された場合には検出可能な頻度で再プログラミングされた状態にならないが、前記期間の少なくとも一部の間に前記試験薬剤の存在下で維持された場合には検出可能な頻度で再プログラミングされた状態になるとき、前記試験薬剤が再プログラミング薬剤として同定される、請求項36に記載の方法。
【請求項42】
前記細胞が、一定の期間に前記試験薬剤の非存在下で維持された場合には検出可能な頻度で再プログラミングされた状態になり、かつ前記期間の少なくとも一部の間に前記試験薬剤の存在下で維持された場合には有意により高い頻度で再プログラミングされた状態になるとき、前記試験薬剤が再プログラミング薬剤のエンハンサーとして同定される、請求項36に記載の方法。
【請求項43】
前記細胞が、前記発現カセットから再プログラミング因子のセットを発現し、ここで、前記セットは、(i)Oct4およびSox2;(ii)Oct4およびKlf4;(iii)Oct4およびNanog;(iv)Oct4、Klf4、およびSox2;(v)Oct4、Nanog、およびLin28;(vi)Oct4、Nanog、およびSox2;ならびに(vii)c−Mycをさらに含む(i)〜(vi)ののうちの任意のものからなる、請求項36に記載の方法。
【請求項44】
分化した体細胞を多能性状態に再プログラミングする方法であって:
(a)分化した体細胞を、前記細胞の多能性状態への再プログラミングに寄与する少なくとも1種の再プログラミング薬剤と接触させる工程;
(b)前記細胞の再プログラミングを開始するために十分な期間、前記細胞の増殖のため、および前記少なくとも1種の再プログラミング薬剤の活性のために適切な条件下で前記細胞を維持する工程;ならびに
(c)前記少なくとも1種の再プログラミング薬剤を機能的に不活化する工程
を包含する方法。
【請求項45】
分化した体細胞を多能性状態に再プログラミングする方法であって:
(a)分化した体細胞の多能性状態への再プログラミングに寄与する少なくとも1種の外因的に導入された因子を含む、前記分化した体細胞を提供する工程;
(b)少なくとも1種の内因性多能性遺伝子を活性化するために十分な期間、前記細胞の増殖のため、および前記少なくとも1種の外因的に導入された因子の活性化のために適切な条件下で前記細胞を維持する工程;ならびに
(c)前記少なくとも1種の外因的に導入された因子を機能的に不活化する工程
を包含する方法。
【請求項46】
多能性状態に再プログラミングされた分化した体細胞を選択する方法であって:
(a)分化した体細胞の多能性状態への再プログラミングに寄与する少なくとも1種の外因的に導入された因子を含む、分化した体細胞を提供する工程;
(b)少なくとも1種の内因性多能性遺伝子を活性化するために十分な期間、前記細胞の増殖のため、および前記少なくとも1種の外因的に導入された因子の活性のために適切な条件下で前記細胞を維持する工程;
(c)前記少なくとも1種の外因的に導入された因子を機能的に不活化する工程;ならびに
(d)多能性の1種以上のマーカーを示す細胞と、示さない細胞とを区別する工程
を包含する方法。
【請求項47】
再プログラミングされた分化した体細胞から誘導された、単離された多能性細胞。
【請求項48】
再プログラミングされた分化した体細胞から誘導された少なくとも70%の多能性細胞を含む、精製された体細胞集団。
【請求項49】
単離された多能性細胞であって、以下の工程:
(a)分化した体細胞の多能性状態への再プログラミングに寄与する少なくとも1種の外因的に導入された因子を含む、前記分化した体細胞を提供する工程;
(b)少なくとも1種の内因性多能性遺伝子を活性化するために十分な期間、前記細胞の増殖のため、および前記少なくとも1種の外因的に導入された因子の活性のために適切な条件下で前記細胞を維持する工程;
(c)前記少なくとも1種の外因的に導入された因子を機能的に不活化する工程;ならびに
(d)多能性の1種以上のマーカーを示す細胞と、示さない細胞とを区別する工程;
を包含する方法によって産生される細胞。
【請求項50】
再プログラミングされた分化した体細胞から誘導された少なくとも70%の多能性細胞を含む、精製された体細胞集団であって、以下の工程:
(a)分化した体細胞の多能性状態への再プログラミングに寄与する少なくとも1種の外因的に導入された因子を含む、前記分化した体細胞を提供する工程;
(b)少なくとも1種の内因性多能性遺伝子を活性化するために十分な期間、前記細胞の増殖のため、および前記少なくとも1種の外因的に導入された因子の活性のために適切な条件下で前記細胞を維持する工程;
(c)前記少なくとも1種の外因的に導入された因子を機能的に不活化する工程;ならびに
(d)多能性の1種以上のマーカーを示す細胞と、示さない細胞とを区別する工程;
を包含する方法によって産生される、精製された体細胞集団。
【請求項51】
多能性細胞を体細胞から産生する方法であって、以下の工程:
(a)体細胞の多能性状態への再プログラミングに寄与する少なくとも1種の外因的に導入された因子を各々の体細胞が含む、前記1つ以上の体細胞を提供する工程であって、前記外因的に導入された因子は、メチル化誘導サイレンシングに供されていない誘導性ベクターを使用して導入される、工程;
(b)少なくとも1種の内因性多能性遺伝子を活性化するために十分な期間、前記1つ以上の細胞の増殖のため、および前記少なくとも1種の外因的に導入された因子の活性のために適切な条件下で前記1つ以上の細胞を維持する工程;
(c)前記少なくとも1種の外因的に導入された因子を機能的に不活化する工程;
(d)多能性のマーカーを示す1つ以上の細胞を選択する工程;
(e)前記多能性のマーカーを示す1つ以上の細胞を利用してキメラ胚を生成する工程;
(f)前記キメラ胚から1つ以上の体細胞を得る工程;
(g)少なくとも1種の内因性多能性遺伝子を活性化するために十分な時間の間、前記1つ以上の体細胞の増殖のため、および前記少なくとも1種の外因的に導入された因子の活性のために適切な条件下で前記1つ以上の体細胞を維持する工程;ならびに
(h)多能性の1種以上のマーカーを示す細胞と、示さない細胞とを区別する工程
を包含する方法。
【請求項52】
単離された多能性細胞であって、以下の工程:
(a)体細胞の多能性状態への再プログラミングに寄与する少なくとも1種の外因的に導入された因子を各々の体細胞が含む、前記1つ以上の体細胞を提供する工程であって、前記外因的に導入された因子は、メチル化誘導サイレンシングに供されていない誘導性ベクターを使用して導入される、工程;
(b)少なくとも1種の内因性多能性遺伝子を活性化するために十分な期間、前記1つ以上の細胞の増殖のため、および前記少なくとも1種の外因的に導入された因子の活性のために適切な条件下で前記1つ以上の細胞を維持する工程;
(c)前記少なくとも1種の外因的に導入された因子を機能的に不活化する工程;
(d)多能性のマーカーを示す1つ以上の細胞を選択する工程;
(e)前記多能性のマーカーを示す1つ以上の細胞を利用してキメラ胚を生成する工程;
(f)前記キメラ胚から1つ以上の分化した体細胞を得る工程;
(g)少なくとも1種の内因性多能性遺伝子を活性化するために十分な期間、前記1つ以上の分化した体細胞の増殖のため、および前記少なくとも1種の外因的に導入された因子の活性のために適切な条件下で前記1つ以上の分化した体細胞を維持する工程;ならびに
(h)多能性の1種以上のマーカーを示す細胞と、示さない細胞とを区別する工程;
を包含する方法によって産生される、細胞。
【請求項53】
再プログラミングされた分化した体細胞から誘導された少なくとも70%の多能性細胞を含む、精製された体細胞集団であって、以下の工程:
(a)体細胞の多能性状態への再プログラミングに寄与する少なくとも1種の外因的に導入された因子を各々の体細胞が含む、前記1つ以上の体細胞を提供する工程であって、前記外因的に導入された因子は、メチル化誘導サイレンシングに供されていない誘導性ベクターを使用して導入される、工程;
(b)少なくとも1種の内因性多能性遺伝子を活性化するために十分な期間、前記1つ以上の細胞の増殖のため、および前記少なくとも1種の外因的に導入された因子の活性のために適切な条件下で前記1つ以上の細胞を維持する工程;
(c)前記少なくとも1種の外因的に導入された因子を機能的に不活化する工程;
(d)多能性のマーカーを示す1つ以上の細胞を選択する工程;
(e)前記多能性のマーカーを示す1つ以上の細胞を利用してキメラ胚を生成する工程;
(f)前記キメラ胚から1つ以上の分化した体細胞を得る工程;
(g)少なくとも1種の内因性多能性遺伝子を活性化するために十分な期間、前記1つ以上の分化した体細胞の増殖のため、および前記少なくとも1種の外因的に導入された因子の活性のために適切な条件下で前記1つ以上の分化した体細胞を維持する工程;ならびに
(h)多能性の1種以上のマーカーを示す細胞と、示さない細胞とを区別する工程
を含有する方法によって産生される、精製された体細胞集団。
【請求項54】
分化した免疫細胞を多能性状態に再プログラミングする方法であって、以下の工程:
(a)各々が誘導性ベクターの制御下にあり、かつ外因的に導入されたC/EBPαをさらに含む、外因的に導入されたOct4、Sox2、Klf−4、およびc−Mycを含む分化した免疫細胞を提供する工程;
(b)内因性Nanogおよび/またはOct4を活性化するために十分な期間、前記細胞の増殖のため、ならびにOct4、Sox2、Klf−4、c−Myc、およびC/EBPαの活性のために適切な条件下で、前記細胞を維持する工程;ならびに
(c)外因的に導入されたOct4、Sox2、Klf−4、およびc−Mycを機能的に不活化する工程
を包含する方法。
【請求項55】
再プログラミングされた分化した免疫細胞から誘導された少なくとも70%の多能性細胞を含む、精製された免疫細胞集団であって、以下の工程:
(a)各々が誘導性ベクターの制御下にあり、かつ外因的に導入されたC/EBPαをさらに含む、外因的に導入されたOct4、Sox2、Klf−4、およびc−Mycを含む分化した免疫細胞を提供する工程;
(b)内因性Nanogおよび/またはOct4を活性化するために十分な期間、前記細胞の増殖のため、ならびにOct4、Sox2、Klf−4、c−Myc、およびC/EBPαの活性のために適切な条件下で、前記細胞を維持する工程;ならびに
(c)外因的に導入されたOct4、Sox2、Klf−4、およびc−Mycを機能的に不活化する工程;
を包含する方法によって産生される、精製された免疫細胞集団。
【請求項56】
再プログラミング薬剤を同定する方法であって、以下:
(a)体細胞を多能性状態に再プログラミングすることに寄与する少なくとも1種の外因的に導入された因子を各々の体細胞が含む、前記1つ以上の体細胞を提供する工程であって、前記外因的に導入された因子の各々は、メチル化誘導サイレンシングに供されていない誘導性ベクターを使用して導入され、その発現は別個のインデューサによって誘導されている調節エレメントによって制御されている、工程;
(b)前記細胞を再プログラミングするため、または少なくとも1種の内因性多能性遺伝子を活性化するために十分な期間、前記1つ以上の細胞の増殖のため、および前記少なくとも1種の外因的に導入された因子の活性のために適切な条件下で前記1つ以上の細胞を維持する工程;
(c)前記少なくとも1種の外因的に導入された因子を機能的に不活化する工程;
(d)多能性のマーカーを示す1つ以上の細胞を選択する工程;
(e)前記多能性のマーカーを示す1つ以上の細胞を利用してキメラ胚を生成する工程;
(f)前記キメラ胚から1つ以上の体細胞を得る工程;
(g)前記1つ以上の体細胞の増殖のため、および前記少なくとも1種の外因的に導入された因子の活性のために適切な条件下で前記1つ以上の体細胞を維持する工程であって、ここで、前記少なくとも1種の外因的に導入された因子の活性は、少なくとも1種の内因性多能性遺伝子を活性化するためにそれ自体では不十分である、工程;
(h)前記(g)の体細胞を、1種以上の候補再プログラミング薬剤と接触させる工程;ならびに
(i)多能性の1種以上のマーカーを示す前記1種以上の候補再プログラミング薬剤と接触した細胞を同定する工程であって、ここで、前記(g)の体細胞に多能性の1種以上のマーカーを示すように誘導する候補再プログラミング薬剤が、再プログラミング薬剤として同定される、工程
を包含する方法。

【図6】
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【図13B】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13A】
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【図13C】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28−1】
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【図28−2】
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【図29】
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【図30】
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【図31−1】
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【図31−2】
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【図32】
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【公表番号】特表2011−524174(P2011−524174A)
【公表日】平成23年9月1日(2011.9.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−513754(P2011−513754)
【出願日】平成21年6月15日(2009.6.15)
【国際出願番号】PCT/US2009/047423
【国際公開番号】WO2009/152529
【国際公開日】平成21年12月17日(2009.12.17)
【出願人】(500482810)ホワイトヘッド・インスティテュート・フォー・バイオメディカル・リサーチ (7)
【Fターム(参考)】