説明

結晶性セフジニル酸付加塩及びこれを用いたセフジニルの製造方法

【課題】結晶性セフジニル酸付加塩、この製造方法及びこれを用いたセフジニル酸の製造方法の提供
【解決手段】セフジニル中間体をギ酸−硫酸、またはギ酸−メタンスルホン酸の混合酸と反応させて、結晶性セフジニル塩を得る段階;及び得られた結晶性塩を溶媒中で塩基と反応させる段階を含む、本発明の方法によって、高純度のセフジニルを高収率で製造できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、結晶性セフジニル酸付加塩、この製造方法及びこれを用いたセフジニル酸の製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
セファロスポリン系抗生剤のセフジニルの製造において、特許文献1(米国特許第4,559,334号)では、カルボキシ保護基を除去して、セフジニルを得る段階で強酸のトリフルオロ酢酸を用いている。しかし、強酸で処理する場合、セフジニルのE−異性体(anti−型)を含む、副産物が発生するため、E−異性体等の不純物を除去するための様々な方法が研究されてきた。例えば、特許文献2(国際公開特許第WO 98/45299号)には、粗セフジニルをジシクロヘキシルアミン塩の形態へ変換し、不純物を除去することにより、高純度のセフジニルを製造する方法が開示されている。しかし、この方法は、多数の段階を経る必要があるため、非効率的であり、かつ生産性が低いという問題がある。
【0003】
また、特許文献3(米国特許第4,935,507号)は、非結晶性セフジニルを溶媒中で酸と反応させる段階;及びこれに非極性溶媒を加え、セフジニルの塩酸塩、硫酸塩、メタンスルホン酸塩などのようなセフジニルの酸付加塩を析出させる段階とを含む、結晶型セフジニルの製造方法を開示している。しかし、この方法において中間体として形成される酸付加塩は安定性に劣る低純度かつ嵩張る非結晶性物質である。
【0004】
従って、改善された高純度のセフジニルの製造方法を開発する必要がある。
【特許文献1】米国特許第4,559,334号公報
【特許文献2】国際公開特許第WO 98/45299号公報
【特許文献3】米国特許第4,935,507号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従って、本発明の目的は、高純度のセフジニルを製造するに有用な方法を提供することである。
【0006】
本発明の他の目的は、高純度のセフジニルを製造するに有用できる高純度の結晶性セフジニル酸付加塩を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記目的に従って、本発明では、下記式1の結晶性セフジニル酸付加塩が提供される。
【化4】

【0008】
前記式で、
HXは、HSOまたはCHSOHである。
【0009】
また、本発明では、下記式2のセフジニル中間体を溶媒中でギ酸−硫酸、またはギ酸−メタンスルホン酸の混合酸と反応させることを含む、式1の化合物の製造方法が提供される。
【化5】

【0010】
前記式で、
Phはフェニルであり、
p−TsOHはp−トルエンスルホン酸であり、
DMACはN,N−ジメチルアセトアミドである。
【0011】
また、本発明では、式1の化合物を溶媒中で塩基と反応させることを含む、式3のセフジニルの製造方法が提供される。
【化6】

【発明の効果】
【0012】
本発明の方法により製造されるセフジニル酸付加塩は、式2のセフジニル中間体を脱保護する過程において、反応溶液中で自然に析出することが特徴である。特に、本発明の方法は、従来の方法に比べて、高純度の結晶性セフジニル酸付加塩を高収率で製造できる。また、本発明のセフジニル酸付加塩は、純度が99%以上であり、好ましくない不純物であるE−異性体(anti−形態)の含量が0.1%未満に過ぎない。従って、本発明の方法によれば、安定性の優れた結晶性セフジニル酸付加塩を高純度、高収率で製造できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、本発明を更に詳しく説明する。
【0014】
式1の結晶性セフジニル酸付加塩は、式2のセフジニル中間体を適切な溶媒中でギ酸−硫酸、またはギ酸−メタンスルホン酸の混合酸と反応させることにより製造できる。
【0015】
本発明で用いられる式2のセフジニル中間体は、米国特許第6,093,814号に記載の方法により製造できる。
【0016】
本発明において用いられるギ酸は、99〜70%(水1〜30含有)、好ましくは95〜80%範囲の濃度のものを用い、式2のセフジニル中間体1.0当量に対して5〜30当量、好ましくは10〜20当量用いる。
【0017】
また、本発明で用いられる硫酸またはメタンスルホン酸は、式2のセフジニル中間体1.0当量に対して2〜5当量、好ましくは2.5〜3.5当量用いる。
【0018】
前記反応に用いられる適切な溶媒としては、アセトニトリル、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン、エチル酢酸、塩化メチレン、クロロホルム、イソプロパノール、エタノール、及びこれらの混合物からなる群から1種以上を選んで用いることができ、これらのうち、アセトニトリルを単独で用いることが最も好ましい。溶媒の使用量は、式2のセフジニル中間体の量を基準として2〜20倍(ml/g)、好ましくは4〜10倍(ml/g)である。
【0019】
本発明に係る前記酸付加塩の製造反応は、5〜40℃、好ましくは10〜30℃で8〜20時間行う。
【0020】
本発明の方法により製造されるセフジニル酸付加塩は、従来文献に開示された非結晶性酸付加塩の形状ではなく、新規な結晶性セフジニル一硫酸塩または一メタンスルホン酸塩である。
【0021】
また、式3のセフジニルは、式1の結晶性セフジニル酸付加塩を適切な溶媒中で塩基と反応させることにより、高純度で容易に製造できる。
【0022】
前記反応に用いられる適合な溶媒としては、水、エタノール、メタノール、アセトニトリル、1,4−ジオキサン、イソプロパノール、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、及びこれらの混合物からなる群から1種以上を選んで用いることができ、これらのうち、水をエタノールと混合して用いることが最も好ましい。溶媒の使用量は、式1のセフジニル酸付加塩の量を基準として5〜30倍(ml/g)、好ましくは10〜20倍(ml/g)である。
【0023】
また、前記反応に用いられる適合な塩基としては、アンモニア水、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、重炭酸ナトリウム、重炭酸カリウム、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム、エチルヘキサン酸ナトリウム、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、ジメチルエチルアミン、トリブチルアミン、ピリジン、ジメチルベンジルアミン、トリエタノールアミン、ジメチルアミノピリジン、及びこれらの混合物からなる群から選ばれた1種以上を用いることができ、これらのうち、酢酸ナトリウムを用いることが最も好ましい。このとき、塩基の使用量は、式1の化合物1当量に対して1ないし3当量であり、pHは1.5〜3.5に調整する。
【0024】
<実施例>
以下、本発明を実施例によって更に詳しく説明するが、これらは、本発明の構成、及び作用の理解のためのものであり、本発明の範囲はこれらに限られない。
【0025】
また、別途に言及しない限り、下記の固体、液体中の液体、及び液体中の固体混合物に対するパーセントは、各々wt/wt、vol/vol及びwt/volを基準としたものである。
【0026】
[製造例1]
7β−[(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−トリチルオキシイミノアセトアミド]−3−ビニル−3−セフェム−4−カルボン酸.p−TsOH.2DMACの製造
7−アミノ−3−ビニル−3−セフェム−4−カルボン酸8.0gと(Z)−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−トリチルオキシイミノ酢酸 2−ベンゾチアゾールリルチオエステル21.5gをN,N−ジメチルアセトアミドと80mlに懸濁させ、トリ−n−ブチルアミン16.8mlを加えた後、15〜20℃の温度に保持しながら1時間攪拌した。これに、ジエチルエーテル240mlを加えて30分間攪拌し、セルライト上で濾過した後、その濾液にメタノール40mlに溶解させたp−トルエンp−トルエンスルホン酸.一水和物20.2gを加えた。得られた溶液を2時間室温で攪拌した後、ジエチルエーテル160mlを加え、室温で1時間更に攪拌した後、0〜5℃に冷却し、1時間攪拌してから濾過した。析出された結晶をN,N−ジメチルアセトアミド/ジエチルエーテル(1:5,v/v)50ml及びジエチルエーテル50mlで順次洗浄してから乾燥して、淡黄色固体の目的化合物32.3g(収率:93%)を収得した。
【0027】
HPLC純度:99.2%
H−NMR(δ,MeOH−d):2.08(6H,s,CHCO),2.31(3H,s,CHPh),2.94(3H,s,−N−CH),3.01(3H,s,−N−CH),3.7(2H,brd s,C−2),4.96(1H,s,C−6), 5.22〜5.34(2H,m,−CH=CH),5.67(1H,s,C−7),6.67(1H,s,アミノチアゾール環−H),7.06〜7.29(20H,m,−NH,−CH=CH,PhC−,CHPh),7.52(2H,d,2,CHPh)
[実施例1]
7β−[(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−ヒドロキシイミノアセトアミド]−3−ビニル−3−セフェム−4−カルボン酸.HSOの製造
製造例1から得られた7β−[(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−トリチルオキシイミノアセトアミド]−3−ビニル−3−セフェム−4−カルボン酸.p−TsOH.2DMAC40gをアセトニトリル200mlに懸濁させ、90%−ギ酸20ml及び98%−硫酸6.0mlを加えて溶解した後、15〜20℃に保持しながら20時間反応させた。析出された結晶を濾過し、アセトニトリル100ml及びジエチルエーテル100mlで順次洗浄した後、乾燥して淡黄色結晶性固体の目的化合物18.2g(収率:91%)を収得した。
【0028】
HPLC純度:99.9%
E−異性体:0.08%
融点:180℃(分解)
IR(cm−1,KBr):3391,3225,3116,1774,1651,1526,1164,1042,877,672,589,570
H−NMR(δ,DMSO−d):3.62,3.85(2H,ABq,C−2),5.24(1H,d,C−6),5.35(1H,d,−CH=CH),5.62(1H,d,−CH=CH),5.78〜5.83(1H,m,C−7),6.88(1H,s,アミノチアゾール環−H),6.90〜7.00(1H,m,−CH=CH), 9.81(1H,d,−NH−)。
【0029】
図2のX線回折パターンから、製造されたセフジニル.HSOは、従来の方法により製造されたセフジニル硫酸塩のX線粉末回折分光分析(図1)に示された非常に広範囲のピークパターンと比較すると、全く異なる構造の結晶形態であることが分かる。
【0030】
図2に示された特徴的なピークを表1に要約した。
【表1】

【0031】
[実施例2]
7β−[(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−ヒドロキシイミノアセトアミド]−3−ビニル−3−セフェム−4−カルボン酸.CHSOHの製造
製造例1から得られた7β−[(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−トリチルオキシイミノアセトアミド]−3−ビニル−3−セフェム−4−カルボン酸.p−TsOH.2DMAC100gをアセトニトリル200mlに懸濁し、ここで85%ギ酸40ml及びメタンスルホン酸18.5mlを加えて溶解した後、20〜25℃に保持しながら20時間反応させた。析出された結晶を濾過し、アセトニトリル100ml及びジエチルエーテル100mlで順次洗浄した後、乾燥して淡黄色結晶性固体の目的化合物43.9g(収率:88%)を収得した。
【0032】
HPLC純度:99.8%
E−異性体:0.12%
融点:210℃(分解)
IR(cm−1,KBr):3285,3231,1775,1684,1636,1527,1356,1195,1145,1043,782,590
H−NMR(δ,DMSO−d):2.37(3H,s,CHS),3.58,3.82(2H,ABq,C−2),5.21(1H,d,C−6),5.32(1H,d,−CH=CH),5.60(1H,d,−CH=CH),5.75〜5.80(1H,m,C−7),6.85(1H,s,アミノチアゾール環−H),6.86〜6.96(1 H,m,−CH=CH),9.83(1H,d,−NH−)
製造されたセフジニル.CHSOHの結晶構造を確認するため、X線回折分析を行い、その結果を図4に示した。従来の方法により製造されたセフジニルメタンスルホン酸塩は、図3に示されているように、非結晶性であることが分かる。図4に示された特徴的なピークを表2に要約した。
【表2】

【0033】
[実施例3]
7β−[(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−ヒドロキシイミノアセトアミド]−3−ビニル−3−セフェム−4−カルボン酸(セフジニル)の製造
実施例1から得られた7β−[(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−ヒドロキシイミノアセトアミド]−3−ビニル−3−セフェム−4−カルボン酸.HSO 3.0gを水30mlに懸濁し、重炭酸ナトリウム1.0gを叙々に加えながらpHを3.4〜3.6に調節した。得られた溶液を30〜40℃の温度で30分間攪拌し、0〜5℃に冷却し、30分間更に攪拌した後、析出された結晶を濾過した。次いでに、純水30mlで洗浄した後、乾燥して淡黄色結晶性固体の目的化合物1.40g(収率:87%)を収得した。
【0034】
HPLC純度:99.9%
E−異性体:0.06%
H−NMR(δ,DMSO−d):3.57,3.85(2H,ABq,C−2), 5.20(1H,d,C−6),5.32(1H,d,−CH=CH),5.61(1H,d,−CH=CH),5.79〜5.83(1H,m,C−7),6.69(1H,s,アミノチアゾール環−H),6.89〜6.98(1H,m,−CH=CH), 7.14(2H,brd s,−NH2),9.79(1H,d,−NH−)。
[実施例4]
7β−[(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−ヒドロキシイミノアセトアミド]−3−ビニル−3−セフェム−4−カルボン酸(セフジニル)の製造
実施例2から得られた7β−[(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−ヒドロキシイミノアセトアミド]−3−ビニル−3−セフェム−4−カルボン酸.CHSOH5.0gをエタノール50mlに懸濁し、トリエチルアミンを滴加しながらpHを3.4〜3.6に調節した。得られた溶液を30〜35℃の温度で30分間攪拌した後、析出された結晶を濾過した。得られた結晶を純水30ml及びエタノール10ml混合液に分散させ、30〜35℃の温度で30分間攪拌し、濾過して純水20mlで洗浄した後、乾燥して淡黄色結晶性固体の目的化合物3.31g(収率:82%)を収得した。
【0035】
HPLC純度:99.8%
E−異性体:0.08%
H−NMRデータは前記実施例3と同様である。
【0036】
本発明を前記具体的な実施例と関連して記述したが、添付された特許請求の範囲により定義された本発明の範囲内で当該分野の熟練者が本発明を多様に変形及び変化させることができることを理解すべきである。
【0037】
[付記]
(1)下記式1の結晶性セフジニル酸付加塩:
【化7】

【0038】
前記式で、HXはHSOまたはCHSOHである。
【0039】
(2)下記式2のセフジニル中間体を溶媒中でギ酸−硫酸、またはギ酸−メタンスルホン酸の混合酸と反応させることを含む、上記結晶性セフジニル酸付加塩の製造方法:
【化8】

【0040】
前記式で、Phはフェニルであり,p−TsOHはp−トルエンスルホン酸であり,
DMACはN,N−ジメチルアセトアミドである。
【0041】
(3)ギ酸が99〜70%(v/v)濃度の水溶液であることを特徴とする上記方法。
【0042】
(4)ギ酸の使用量が式2のセフジニル中間体1.0当量に対して5〜30当量であることを特徴とする上記方法。
【0043】
(5)硫酸またはメタンスルホン酸の使用量が式2のセフジニル中間体1.0当量に対して2〜5当量であることを特徴とする上記方法。
【0044】
(6)溶媒がアセトニトリル、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン,エチル酢酸,メチレンクロリド,クロロホルム,イソプロパノール,エタノール及びこれらの混合物からなる群から選ばれた1種以上であることを特徴とする上記方法。
【0045】
(7)溶媒がアセトニトリルであることを特徴とする上記方法。
【0046】
(8)式1の結晶性セフジニル酸付加塩を溶媒中で塩基と反応させることを含む、下記式3のセフジニルの製造方法:
【化9】

【図面の簡単な説明】
【0047】
【図1】従来の方法により製造されたセフジニル.HSOのX線粉末回折パターンのチャットを示す。
【図2】本発明の方法により製造されたセフジニル.HSOのX線粉末回折パターンのチャットを示す。
【図3】従来の方法により製造されたセフジニル.CHSOHのX線粉末回折パターンのチャットを示す。
【図4】本発明の方法により製造されたセフジニル.CHSOHのX線粉末回折パターンのチャットを示す。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
粉末X線回折パターンが8.4°、9.4°、11.8°、14.1°、17.0°、18.6°、19.0°、19.6°、20.3°、21.2°、23.0°、23.8°、25.2°、27.4°、28.7°及び30.0°の回折角においてピークを示す下記式1の結晶性セフジニル硫酸塩:
【化1】

【請求項2】
粉末X線回折パターンが8.4°、9.4°、11.8°、14.1°、17.0°、18.6°、19.0°、19.6°、20.3°、21.2°、23.0°、23.8°、25.2°、27.4°、28.7°及び30.0°の回折角においてピークを示す下記式1の結晶性セフジニル硫酸塩を溶媒中で塩基と反応させることを含む、下記式2のセフジニルの製造方法:
【化2】

【化3】

【請求項3】
前記溶媒が水、エタノール、メタノール、アセトニトリル、1,4−ジオキサン、イソプロパノール、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン及びこれらの混合物からなる群から選択されることを特徴とする請求項に記載の方法。
【請求項4】
前記塩基がアンモニア水、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、重炭酸ナトリウム、重炭酸カリウム、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム、エチルヘキサン酸ナトリウム、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、ジメチルエチルアミン、トリブチルアミン、ピリジン、ジメチルベンジルアミン、トリエタノールアミン、ジメチルアミノピリジン及びこれらの混合物からなる群から選択されることを特徴とする請求項に記載の方法。
【請求項5】
前記塩基が酢酸ナトリウムであることを特徴とする請求項に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2008−189688(P2008−189688A)
【公開日】平成20年8月21日(2008.8.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−99293(P2008−99293)
【出願日】平成20年4月7日(2008.4.7)
【分割の表示】特願2003−502005(P2003−502005)の分割
【原出願日】平成14年6月5日(2002.6.5)
【出願人】(599139534)ハンミ ファーム. シーオー., エルティーディー. (56)
【Fターム(参考)】