説明

給紙機構

【課題】先行技術における両面走査装置の複雑な構造及び低走査速度の限界又は不利益を取り除くための給紙機構を提供すること
【解決手段】パーティション、紙搬送装置、及びパーティションの一端に対応して移動可能に配置されたスイッチング部材を含む。第1の給紙チャネルはパーティションと走査ステーションとの間に形成され、第2の給紙チャネルはパーティションの反対側に形成される。紙搬送装置は、紙の第1のページが走査モジュールと向かい合う状態で、パーティションの側面上を第1の給紙チャネルを通って紙を運搬する。紙の第2のページが走査モジュールと向かい合うために、紙は反転される。スイッチング部材は、第1の給紙チャネル又は第2の給紙チャネルを通過する紙を案内するために、選択的に移動されることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、給紙機構に関し、特に、高速両面走査を実現できる給紙機構に関する。
【背景技術】
【0002】
光電子技術及び事業が発達するにつれて、感光エレメントを有する光モジュールを使用する、プリンタ、スキャナ、コピー機、及び多機能周辺機器(MFP)等の、多機能を有する多くの製品は、低価格及び優れた実用性のおかげで、徐々に専門的な道具から日常的な道具になってきている。
【0003】
一般的に、もし先行技術における片面走査装置を使用して紙の両面を走査するならば、ユーザは、一方のページの走査後に紙を手で反転して紙の他方のページの走査に進まなければならない。従って、紙の両ページを走査する速度が遅く、紙の2つのページの給紙方向が、不注意な作業により異なる可能性がある。上述の問題に関し、製造業者は、両面走査を実現する走査装置を開発しており、その装置は、自動的に紙の2つのページを走査する。従って、ユーザは、素早く一枚の紙の両ページを走査することができ、異なる給紙方向の問題は防ぐことができる。
【0004】
図1を参照すると、走査装置10は、米国特許公報第5,784,680号“Compact Auto−Document Feeder for an Image Forming Apparatus”に開示されており、ペーパーホルダ160に載置された紙Pは、走査ステーション15にて紙Pの第1のページPg1を走査するために、ピックアップローラ11、一対の分離ローラ12、及び一対のプルアウトローラ13を通って第1の給送チャネル14に送られる。第1のページPg1を走査した後、紙Pは、一対のアシストローラ16によって第2の給送チャネル17に送られる。要求に応じて、もし紙Pの片面のみ走査する必要があるならば、紙Pの第1のページPg1を走査した後、紙Pは、第2の給送チャネル17を通って排出トレイ18に送られる。もし紙Pの両面を走査する必要があるならば、紙Pの第1のページPg1を走査した後、紙Pは、第2の給送チャネル17を通過して、排出ローラ19によってスイッチバックチャネル20に送られる。紙Pの移動方向は、スイッチバックローラ21によって切替えられ、紙Pは、紙反転チャネル22に送られる。紙Pは,第2のページPg2が走査ステーション15と向かい合う状態に反転される。紙Pは送られて、走査領域15上を通過するので、紙Pの第2のページPg2が走査される。その後、紙Pは、第2の給送チャネル17を通って排出トレイ18に送られる。
【0005】
米国特許公報第5,784,680号に開示された両面走査装置は、両面走査装置において走査対象の紙を送る又は反転するための複数のローラを使用し、異なるモニタを有するそれらのローラは、少なくとも3つの駆動モータによって駆動される。しかしながら、製造業者に対し、複雑で多様な制御装置は、極度に複雑な製造フローを要求し、低い組立及び製造速度及び高い製造コストに至る。
【0006】
加えて、米国特許公報第5,784,680号の紙の給紙路に関し、複数のローラを有する搬送アセンブリは、前方及び後方に移動する紙を搬送することが求められる。走査対象の紙の2ページの正確な走査シーケンスを確実にするために、紙の第1のページPg1が走査された後、紙はスイッチバックチャネルに給送されて、第2のページの走査に進まなければならない。紙が搬送されて走査されている間、次の紙は、走査装置に進入することはできず、従って、次の紙が走査装置に進入する時間を遅らせなければならず、走査速度(1分当たりの走査、SPM)は、実質的に減少し、現在の走査装置への高速及び単純さの要求を満足できない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
従って、本発明の目的は、先行技術における両面走査装置の複雑な構造及び低走査速度の限界又は不利益を取り除くための給紙機構を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
紙の画像を捕獲するために、本発明の給紙機構を使用して走査モジュールを有する走査ステーションを通過する紙を搬送する。本給紙機構は、パーティション、紙搬送装置、及びスイッチング部材を含む。パーティションは、走査ステーションに対応して配置され、第1の給紙チャネルがパーティションと走査ステーションとの間に形成される。第1の給紙チャネルに対応する第2の給紙チャネルは、パーティションの反対側に形成される。紙搬送装置は、紙の第1のページが走査モジュールと向かい合う状態で、第1の給紙チャネルを通ってパーティション上を通る紙を搬送するために備えられる。次に、紙の第2のページが走査モジュールと向かい合うために、紙は反転される。スイッチング部材は、第1の給紙チャネル又は第2の給紙チャネルを通過する紙を案内するために、パーティションの一端に隣接して移動可能に配置される。
【0009】
本発明の利益は、両面走査のための走査装置の構成要素の数が減らされることにある。紙は、著しく単純化された機構によって搬送される。走査対象の紙を搬送するための通路も変更して実質的に走査速度を上げる。従って、走査時間が減少し、走査対象の紙の正確なシーケンスが維持される。
【0010】
本発明の利用可能性の更なる範囲は、以下に与えられる詳細な説明から明らかになるだろう。しかしながら、本発明の精神及び範囲内での様々な変更及び変形は、この詳細の説明から当業者に明らかになるので、詳細な説明及び具体例は、本発明の好適な実施形態を示すが、もっぱら例示として与えられていることは、理解されるべきである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下に示す実施例は専ら例示として与えられ、本発明を制限するものではなく、詳細な説明から本発明はより完全に理解されるだろう。
【0012】
本発明において開示される給紙機構は、紙の画像を捕獲する機能を有する、MFP、スキャナ、コピー機、又はプリンタ等の電子装置に適用される。添付の図面は、もっぱら参照及び例示のためであり、本発明を制限することを意図していない。
【0013】
図2を参照すると、本発明の実施形態に従う給紙機構100が提供されている。給紙機構100は、紙Pの画像を捕獲するための走査モジュール310を有する走査ステーション300を通過する紙Pを運搬するために設けられる。給紙機構100は、パーティション110、紙搬送装置120、及びスイッチング部材130を含む。
【0014】
パーティション110は、走査ステーション300の片側に対応して配置され、第1の給紙チャネル111は、走査ステーション300を通過する紙Pのために、パーティション110と走査ステーション300との間に形成される。第1の給紙チャネル111に対応する第2の給紙チャネル112は、パーティション110の反対側に形成される。紙搬送装置120は、第1のページPg1を走査するために、紙Pの第1のページPg1が走査モジュール310と向かい合う状態で、パーティション110の走査ステーション300と向かい合う側の上を第1の給紙チャネル111を通る紙Pを搬送する。
【0015】
第1のページPg1を走査した後、紙搬送装置120は、走査ステーション300を去る紙Pを搬送し、第2のページPg2が走査モジュール310と向かい合うために、紙Pは反転される。スイッチング部材130は、パーティション110の一端に隣接して移動可能に配置される。第2のページPg2が走査モジュール310と向かい合う状態で、第2の給紙チャネル112に進入又は第1の給紙チャネル111に再び進入する紙Pを案内するために、スイッチング部材130の角度は、スイッチング部材130を揺動することによって選択的に調節することができる。
【0016】
図2を参照すると、紙P上の均一な被写界深度を得るために、給紙機構100は、パーティション110に配置されて走査モジュール310に対応する紙押圧部材150を更に含む。第1の給紙チャネル111において搬送された紙Pが走査ステーション300に到着すると、紙Pの被写界深度を維持し、従ってより良い走査品質を得るために、紙押圧部材150が走査モジュール310に対して水平に紙Pを押圧する。
【0017】
更に、第1の給紙チャネル111は、第1の端部1111及び第2の端部1112を有し、第2の給紙チャネル112は、第2の端部1112に対応する第3の端部1121及び第1の端部に1111に対応する第4の端部1122を有する。紙搬送装置120は、紙搬送チャネル121及び複数の搬送ローラ122を含む。紙搬送チャネル121は、入口端部1211及び出口端部1212を有し、第1及び第2の給紙チャネル111及び112の端部1111、1112、1121、1122と接合されて給紙ルートを形成する。
【0018】
紙Pは、入口端部1211から紙搬送チャネル121に進入し、搬送ローラ122によって第1の端部1111を通って第1の給紙チャネル111に搬送され、紙Pが、第1の給紙チャネル111を通過して、第2の端部1112を通って第1の給紙チャネル111を去るようにする。紙Pは、第3の端部1121を通って第2の給紙チャネル112に選択的に進入し、第4の端部1122を通って第2の給紙チャネル112を去り、出口端部1212に搬送されて紙搬送チャネル121を去る。そうでなければ、スイッチング部材130の角度を調節して、スイッチング部材130が、第1の給紙チャネル111に戻る紙Pを案内して、第2のページPg2の走査に進む。紙搬送チャネル121は、入口部1213、紙反転部1214、及び出口部1215を有する。給紙ルートを形成して紙Pを搬送するために、紙搬送チャネル121の入口部1213の一端は第1の端部1111に接続され、紙反転部1214の2つの端部は第2の端部1112及び第3の端部1121にそれぞれ接続され、出口部1215は第4の端部1122に接続される。
【0019】
図2を再度参照すると、ペーパーホルダ160が、走査対象の紙Pを保持するために、紙搬送チャネル121の入口端部1211に配置される。ピックアップローラ161は、紙Pを拾い上げて給紙機構100に送るために、ペーパーホルダ160の上方に配置される。紙分離ローラ170は、入口端部1211に配置され、走査対象の紙Pを駆動して紙搬送チャネル121に進入させる。更に、案内部材140が、入口部1213及び第1の端部1111の接合部分に更に配置される。案内部材140の一端は、入口部1213の片側で旋回され、案内部材140の他端は、通常は入口部1213で給紙ルートを移動可能に封鎖する。案内部材140の他端は、重力によって下方に引き込まれ、第1の給紙チャネル111における紙Pが入口部1213に進入するのを阻止するため、入口部1213を封鎖する。スイッチ部材130によって案内された紙Pが、紙反転部1214から第1の給紙チャネル111に戻ると、第1の給紙チャネル111から入口部1213までのルートは、案内部材140によって封鎖される。従って、紙Pは、第1の1111端部から第2の端部1112までの第1の給紙チャネル111のみを通過することができ、入口部1213に進入することはできない。従って、第1の給紙チャネル111から入口部1213に進入する、第2のページPg2が走査モジュール310と向かい合う状態の紙Pによって引き起こされる給紙機構100の誤ったアクションが回避される。
【0020】
ソレノイド180は、スイッチング部材130を駆動してスイッチング部材130の角度を調節するために備えられる。走査の要求に従って、スイッチング部材130の角度及び位置は選択的に調節され、紙Pが、第2の給紙チャネル112を通過して片面走査を行う、又は第1の給紙チャネル111に戻って第2のページPg2を走査するようにする。給紙機構100は、入口部1213に配置された第1のセンサ190及び紙反転部1214に配置された第2のセンサ200を更に含む。紙Pが入口部1213を通過すると、第1のセンサ190は、ソレノイド180に対して第1の信号を発生する。第1の信号を受信した後、ソレノイド180は、スイッチング部材130を駆動して、紙Pが第1の給紙チャネル111をスムーズに通過できるようにする。紙Pが紙反転部1214を通過すると、第2のセンサ200は、ソレノイド180に対し第2の信号を発生する。第2の信号を受信した後、ソレノイド180は、実際の走査要求に従ってスイッチング部材130を駆動し、スイッチング部材130は、第2の給紙チャネル112に進入する又は第1の給紙チャネル111に戻る紙Pを選択的に案内する。
【0021】
図3A及び図3Bは、片面走査プロセスにおける本発明の給紙機構100の概略図である。図3A及び図3Bに示すように、ペーパーホルダ160内の紙Pはピックアップローラ161によって紙分離ローラ170に送られ、入口端部1211を通って紙搬送チャネル121に進入する。次に、搬送ローラ122は、入口部1213を通過して第1の給紙チャネル111に向かう紙Pに、走査ステーション300上を通過させ、紙押圧部材150は、第1のページPg1を走査するために、第1のページPg1が走査モジュール310と向かい合う状態で、走査モジュール310に対して紙Pを押圧する。紙Pが入口部1213を通過すると、第1のセンサ190はソレノイド180に対して第1の信号を発生し、スイッチング部材130がソレノイド180によって第1の給紙路111に対して平行になるように調節されるようにする。従って、走査された紙Pは、第1の給紙チャネル111をスムーズに通過して、紙反転部1214に移動できるようになる。紙Pは、次に、第2のページPg2を走査モジュール310と向かい合わせるために、搬送ローラ122によって動かされ、紙反転部1214にて反転される。ユーザの片面走査の要求に従って、ソレノイド180が作動し、紙Pが第2のセンサ200に到着すると、スイッチング部材130が紙反転部1214及び第2の給紙チャネル112に接続されて連続的な給紙ルートを形成することによって、紙Pにスイッチング部材130上を通過させて第2の給紙チャネル112に進入させ、次に搬送ローラ122によって出口部1215に搬送され、出口端部1212を介して紙搬送チャネル121の外へ送られる。従って、紙Pの片面走査のフローが完了する。
【0022】
図4A及び図4Bは、両面走査プロセスにおける給紙機構100の概略図である。ペーパーホルダ160内の紙Pは、紙分離ローラ170に送られ、入口端部1211を通って紙搬送チャネル121に進入する。次に、紙Pは、搬送ローラ122によって動かされ、入口部1213を通過して走査ステーション300上を通る。紙押圧部材150は、第1のページPg1を走査するために、第1のページPg1が走査モジュール310と向かい合う状態で、走査モジュール310に対して紙Pを押圧する。紙Pが入口部1213を通過すると、第1のセンサ190はソレノイド180に対して第1の信号を発生し、スイッチング部材130がソレノイド180によって第1の給紙路111に対して平行になるように調節されるようにする。従って、走査された紙Pは、第1の給紙チャネル111を通過して、紙反転部1214に移動できるようになる。紙Pは、第2のページPg2を走査モジュール310と向かい合わせるために、搬送ローラ122によって動かされ、紙反転部1214にて反転される。ユーザの両面走査の要求に従って、ソレノイド180が作動し、紙Pが第2のセンサ200を通過すると、スイッチング部材130を調節して第2の給紙チャネル112への給紙ルートを封鎖することによって、紙Pを案内して第1の給紙チャネル111に戻し、第2のページPg2を走査するようにする。第2のページPg2を走査した後、入口部1213に再度進入する紙Pによって引き起こされる給紙機構の誤った動作を防止するために、紙Pは、搬送ローラ122によって動かされて、案内部材140に沿って出口部1215に案内される。最後に、紙Pは出口端部1212から紙搬送チャネル121の外へ送られる。従って、紙Pの両面走査のフローが完了する。
【0023】
図5は、本発明に従って両面走査を実施する場合の給紙機構100の異なるペーパースイッチバックルートの概略図である。図5に示すように、紙Pは、搬送ローラ122によって動かされて、第1の給紙チャネル111を通過し、紙反転部1214の上部に移動することによって、紙Pを、図4A及び図4Bに示すような方向とは異なる搬送方向に反転し、走査モジュール310と向かい合わせ、紙Pの第2のページPg2を走査するために、反対方向に第1の給紙チャネル111へ搬送されるようにする。第2のページPg2が走査された後、紙Pは、搬送ローラ122によって動かされ、案内部材140に沿って紙搬送チャネル121の外へ送られる。従って、紙Pの両面走査のフローが完了する。
【0024】
先行技術の両面走査装置と比較すると、本発明に開示された給紙機構は複雑な紙搬送システムを必要とせず、走査装置の構造は実質的に著しく単純化され、紙を搬送するためのルートは実質的に走査速度を向上し、それによって走査対象の紙の正確なシーケンスと共に走査時間を減少する。
【0025】
本発明を以上のように説明したが、本発明は様々に変更してもよいことは明白であろう。そのような変更は、本発明の精神及び範囲からの逸脱と見なされるべきではなく、当業者に明らかであるような全てのそのような変形は、以下の特許請求の範囲内に含まれることが意図されている。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】先行技術における走査装置の概略構造図である。
【図2】本発明の実施形態の給紙機構の概略構造図である。
【図3A】本発明の実施形態に従う片面走査のプロセスの概略図である。
【図3B】本発明の実施形態に従う片面走査のプロセスの拡大概略図である。
【図4A】本発明の実施形態に従う両面走査のプロセスの概略図である。
【図4B】本発明の実施形態に従う両面走査のプロセスの拡大概略図である。
【図5】本発明の実施形態に従う両面走査における異なるペーパースイッチバックルートの概略図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
紙の画像を捕獲するための走査モジュールを有する走査ステーションを通過する紙を運搬するための、給紙機構であって、
走査ステーションに対応して配置され、第1の給紙チャネルがパーティションと走査ステーションとの間に形成され、第2の給紙チャネルがパーティションの反対側に形成される、パーティションと、
紙の第1のページが走査モジュールと向かい合う状態でパーティションの側面上を第1の給紙チャネルを通って紙を搬送し、紙の第2のページが走査モジュールと向かい合うために紙が反転された後、第1の給紙チャネル又は第2の給紙チャネルを通過する紙を選択的に運搬するための、紙搬送装置と、
紙の第2のページが走査モジュールと向かい合う状態で、第2の給紙チャネルを通過又は第1の給紙チャネルに戻る反転された紙を案内するための、スイッチング部材と、から成る、給紙機構。
【請求項2】
スイッチング部材は、パーティションの一端に隣接して移動可能に配置された揺動部材であり、揺動部材の角度は選択的に調節可能であることを特徴とする、請求項1に記載の給紙機構。
【請求項3】
走査モジュールに紙を押圧するために、パーティション上に配置され、走査モジュールに対応する、紙押圧部材を更に備える、請求項1に記載の給紙機構。
【請求項4】
第1の給紙チャネルが第1の端部及び第2の端部を有し、一方、第2の給紙チャネルが第2の端部に対応する第3の端部及び第1の端部に対応する第4の端部を有し、紙は、第1の端部を通って第1の給紙チャネルに搬送され、第2の端部を通って第1の給紙チャネルを去り、次に、紙が第3の端部を通って第2の給紙チャネルに選択的に進入し、第4の端部を通って第2の給紙チャネルを去る、又はスイッチング部材が第1の給紙チャネルに戻る紙を案内することを特徴とする、請求項1に記載の給紙機構。
【請求項5】
前記紙搬送装置は、入口端部及び出口端部を有する紙搬送チャネルであって、紙は入口端部を介して紙搬送チャネルに進入し、出口端部を介して紙搬送チャネルから去り、紙搬送チャネルは、第1の給紙チャネル及び第2の給紙チャネルに接続されて給紙ルートを形成する、紙搬送チャネルと、紙搬送チャネルを通過する紙を搬送するための、複数の搬送ローラと、を備える、請求項4に記載の給紙機構。
【請求項6】
前記紙搬送チャネルは、第1の端部に接続された、入口部と、第2の端部及び第3の端部に接続された、紙反転部と、第1の端部及び第4の端部に接続された、出口部と、を備える、請求項5に従う給紙機構。
【請求項7】
入口端部と第1の端部との接合部分に配置された案内部材であって、案内部材の一端は入口部の片側で旋回し、案内部材の他端は、スイッチング部材によって第1の給紙チャネルに戻る紙が、入口部を通って進入するのを阻止するため、通常は入口部を封鎖する、案内部材を更に備える、請求項6に記載の給紙機構。
【請求項8】
スイッチング部材を駆動するためのソレノイドを更に備える、請求項7に記載の給紙機構。
【請求項9】
入口部に配置された、紙が入口部を通過する時にソレノイドに対して第1の信号を発生するための第1のセンサであって、ソレノイドが第1の信号を受信した後、ソレノイドはスイッチング部材を駆動して、紙が第1の給紙チャネルを通過できるようにする、第1のセンサを更に備える、請求項8に記載の給紙機構。
【請求項10】
紙反転部に配置された、紙が紙反転部を通過する時にソレノイドに対して第2の信号を発生するための第2のセンサであって、ソレノイドが第1の信号を受信した後、ソレノイドはスイッチング部材を選択的に駆動して、第1の給紙チャネル又は第2の給紙チャネルに進入する紙を案内する、第2のセンサを更に備える、請求項8に記載の給紙機構。

【図1】
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【図2】
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【図3A】
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【図3B】
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【図4A】
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【図4B】
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【図5】
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【公開番号】特開2008−37656(P2008−37656A)
【公開日】平成20年2月21日(2008.2.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−200640(P2007−200640)
【出願日】平成19年8月1日(2007.8.1)
【出願人】(503419697)光寶科技股▲分▼有限公司 (42)
【Fターム(参考)】