説明

統合型カラーフィルター

【課題】ディスプレイの画面に良好な色彩飽和度と輝度を表現させることが可能な統合型カラーフィルターを提供する。
【解決手段】基板10と複数個のカラーフィルターユニット20とを備え、そのうち基板10は黒色マトリックス14により表面が複数個の副画素区16になるように定義され、複数個のカラーフィルターユニット20はこれらの副画素区16内に対応配置され、かつこれらのカラーフィルターユニット20はカラー顔料に有機物を添加することで構成され、有機物は蛍光またはりん光物質である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ディスプレイのカラーフィルター、詳しく言えばディスプレイのパネルの輝度を向上させることが可能である統合型カラーフィルターに関するものである。
【背景技術】
【0002】
カラーフィルターはディスプレイをフルカラー化する最も重要な部品であり、液晶ディスプレイまたは白色光を光源とする有機電界発光ディスプレイ(organic electroluminescent display)に汎用されている。前述のカラーフィルターはマトリックス状を呈するように配列される複数個の赤色、緑色、及び青色のフィルターユニットを有するため、ディスプレイのバックライトから生成された光線は赤色、緑色、青色のフィルターユニットを透過することにより赤色光、緑色光、青色光が生成され、カラーの画面に表現される。
【0003】
前述のカラーフィルターはディスプレイにフルカラー化を提供可能であるが、ディスプレイの画面に高い色彩飽和度が要求されると、フルカラーフィルターの透過率が低下し、かつバックライトから生成された光線はディスプレイの液晶層、カラーフィルターなどの各層の構造を透過した後、その表示可能な輝度が本来の発光源(即ちバックライト光源)の輝度の十パーセントとなってしまうため、画面全体の輝度が影響を受けてしまう。バックライト光源の発光強度を高めることにより画面の輝度不足の問題は改善可能であるが、それに伴いバックライトのエネルギーを生成する負担は大きくなる。また業界ではフィルターユニットに不可溶解の顆粒状の無機発光材料を添加し、バックライト光源の光を励起させることで画面の輝度を向上させる方法が提出されたが、このような構造はUV光または青紫色光などの高エネルギー光源に頼る必要があるため、手持ち式電子装置においてUV光または青紫色光を生成可能なバックライド光源を使用することはもっとも好ましい選択肢ではない。
上述の問題に鑑みて、本発明者は長い年月をわたって光学ディスプレイを研究開発した経験を積み重ねた結果、本発明を完成させた。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の主な目的は、ディスプレイの画面に良好な色彩飽和度と輝度を表現させることが可能な統合型カラーフィルターを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上述の目的を達成するために、本発明による統合型カラーフィルターは、基板と複数個のカラーフィルターユニットとを備え、そのうち基板は黒色マトリックスにより表面が複数個の副画素区になるように定義され、複数個のカラーフィルターユニットはこれらの副画素区内に対応配置され、かつこれらのカラーフィルターユニットはカラー顔料に有機物を添加することで構成され、有機物は蛍光またはりん光物質である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
図1に示すのは本発明の第一実施例による統合型カラーフィルター1である。カラーフィルター1は液晶ディスプレイのフルカラー化の達成に必要なユニットであり、かつ基板10と複数個のカラーフィルターユニット20とを備える。
基板10は透明本体12と、透明本体12の表面に配置される黒色マトリックス14とを備え、透明本体12の表面は黒色マトリックス14の包囲により複数個の副画素区16に定義される。
【0007】
カラーフィルターユニット20は、複数個の赤色フィルターユニット22、複数個の緑色フィルターユニット24、及び複数個の青色フィルターユニット26を備え、それぞれのフィルターユニットは赤色、緑色、青色の配列方法により副画素区16内に順番に配置される。また保護膜28はこれらのカラーフィルターユニット20を被覆することでカラーフィルター20の損傷を防止する。
上述の赤色フィルターユニット22、緑色フィルターユニット24、及び青色フィルターユニット26は、別々にそれに相対応する色を生成可能なカラー顔料(pigment)と有機物の混合により構成され、前述の有機物は蛍光物質またはりん光物質である。
【0008】
本実施例では、赤色フィルターユニット22は永光化学工業株式会社(EVERLIGHT GROUP)が製造した型番号PR7120のカラー顔料から構成され、その型番号PR7120のカラー顔料と混合する有機物は蛍光を生成可能なDCJTB材料(Kodak社が発表したもの)である。DCJTB材料とPR7120のカラー顔料は融合しやすくなるように、あらかじめDCJTB材料とメチルアルコール(MeOH)などの溶剤で有機飽和溶液を調製し、そののち有機飽和溶液をPR7120のカラー顔料に滴下させ、続いてメチルアルコールを除去すれば、DCJTB材料とPR7120のカラー顔料から組成される赤色フィルターユニット22を得ることが可能である。ここで特に説明するのは、上述は赤色顔料に蛍光物質を添加した例である。また本発明は米国のユニバーザールディスプレイ社(Universal Display Corporation)が生産したPtOEP、キヤノン社(CANON Inc.)が生産したIrpiq3またはIrpiq2acacなどのりん光物質を添加することも可能である。
【0009】
本実施例では、緑色フィルターユニット24は永光化学工業株式会社(EVERLIGHT GROUP)が製造した型番号PG8120のカラー顔料から構成され、その型番号PG8120のカラー顔料と混合する有機物は蛍光を生成可能なC545T材料(Kodak社が発表したもの)である。あらかじめC545T材料とメチルアルコール(MeOH)などの溶剤で有機飽和溶液を調製し、そののち有機飽和溶液をPG8120のカラー顔料に滴下させ、続いてメチルアルコールを除去すれば、C545T材料とPG8120のカラー顔料から組成される緑色フィルターユニット24を得ることが可能である。同様に、本発明はIrppy3またはIrppy2acacなどのりん光物質を選択し、それを緑色顔料に添加することも可能である。
【0010】
本実施例では、青色フィルターユニット26は永光化学工業株式会社(EVERLIGHT GROUP)が製造した型番号PB9120のカラー顔料から構成され、その型番号PB9120のカラー顔料と混合する有機物は蛍光を生成可能なIDE102材料(日本の出光興産社Idemitsu Kosanが発表したもの)である。あらかじめIDE102材料とメチルアルコール(MeOH)などの溶剤で有機飽和溶液を調製し、そののち有機飽和溶液をPB9120のカラー顔料に滴下させ、続いてメチルアルコールを除去すれば、IDE102材料とPB9120のカラー顔料から組成される青色フィルターユニット26を得ることが可能である。また本発明は米国のユニバーザールディスプレイ社(Universal Display Corporation)が生産したFIrpicまたはFIr6のりん光物質を選択し、それを青色顔料に添加することも可能である。
【0011】
以上は本実施例による統合型カラーフィルター1のそれぞれのユニットについての説明である。そのうちのそれぞれのフィルターユニットは、外部駆動源を受けて励起し(excitation)、励起状態(excited state)を呈すると同時に蛍光またはりん光を生成可能な有機物質をカラー顔料に添加することにより構成される。前述の駆動源は光または温度変化である。本実施例は光を駆動源とする例である。したがって光線が(ディスプレイの外部光源またはディスプレイ内部のバックライド光源から生成されたものでも)、カラーフィルターユニット20を透過する場合、ディスプレイの画面はフルカラー化するだけでなく現有の色彩飽和度を維持可能である。かつカラーフィルター20は蛍光またはりん光を生成可能であるため、ディスプレイ全体の画面の輝度を向上させることが可能となる。またディスプレイ画面の輝度を向上させる方法は後ほど説明する。
【0012】
また注目すべきは、上述の実施例では蛍光またはりん光を生成可能な有機物を添加する対象物は赤色フィルターユニット22、緑色フィルターユニット24、青色フィルターユニット26などの三種を含むが、画面の輝度効果が向上しさえすれば、実際の需要に応じ、そのうちの一種の色のフィルターユニットに蛍光またはりん光を生成可能な有機物を添加するか或いはそのうちの二種の色のフィルターユニットに蛍光またはりん光を生成可能な有機物を添加するかを選択可能である。
以下、本実施例の実験データに基づき、カラー顔料に蛍光を生成可能な有機物を添加した後、測定して得たフィルターユニットの輝度を説明する。まず実験に使用した光源は白色光または青色光を生成可能な光源であり、下記の実験結果は白色光を生成可能な光源を採用して測定したものである。
表1に赤色フィルターユニット22を例に挙げ、赤色顔料とDCJTB有機蛍光物質の容量百分率が異なるのに伴い輝度が変化することを説明する。
【0013】
【表1】

【0014】
表1から、蛍光またはりん光を生成可能な有機物質は何も添加せず、単なる赤色顔料で直接構成される周知の赤色フィルターユニットの場合、その輝度(365cd/m2)はDCJTB有機蛍光物質を添加した赤色フィルターユニット22より低いことが判明した。また上述の表に基づき、本実施例の赤色フィルターユニット22を製作する場合、顔料と有機蛍光物質の容量百分率は100:0.03から100:0.006の間であることが最も好ましい。
表2に緑色フィルターユニット24を例に挙げ、緑色顔料とC545Tを含有した有機蛍光物質の容量百分率が異なるのに伴い輝度が変化することを説明する。
【0015】
【表2】

【0016】
表2から、単なる緑色顔料から直接構成される周知の緑色フィルターユニットの場合、その輝度(2312cd/m2)はC545T有機蛍光物質を添加した緑色フィルターユニット24より低いことが判明した。本実施例では、緑色フィルターユニット24は、その顔料と有機蛍光物質の容量百分率は100:0.01から100:0.3の間であることが最も好ましい。
【0017】
上述の通りカラー顔料に蛍光またはりん光を発生可能な有機物を一定の割合で添加することにより添加物を含有したフィルターユニットの輝度を向上させることが可能となる。本実施例はカラーフィルターユニット20の発光特性により画面の輝度を向上させるものであるため、周知の構造のように画面の輝度を高めるためにバックライト光源の発光強度を強める方法を採用しなければならないということと、それに伴いバックライト光源にエネルギー増加を負担させるということを改善することが可能となる。かつ本実施例はフィルターユニットに顆粒状を呈する不可溶解の無機発光材料を添加することに対しUV光などの高エネルギー光源により励起作用を生成する必要があるという欠点を改善することも可能となる。
【0018】
本実施例による統合型カラーフィルター1はCSTN型液晶ディスプレイに適用可能である。
また本発明の技術は他の類型の光学ディスプレイのカラーフィルター、例えばカラー有機電界発光ディスプレイ(color organic electroluminescent display)100に適用することも可能である。図2は、本発明の第二実施例による統合型カラーフィルター2を適用したカラー有機電界発光ディスプレイ100の断面図である。ディスプレイ100は統合型カラーフィルター2、ITO陽極101、白色光を生成可能な発光層102、及び陰極103から構成される。そのうちカラーフィルター2は前述の実施例と同じように透明本体30、黒色マトリックス32、黒色マトリックス32の包囲により定義される複数個の副画素区33、及び複数個のカラーフィルターユニット34から構成される。そのうちこれらのカラーフィルターユニット34はカラー顔料に蛍光またはりん光を生成可能な有機物を一定の割合で添加することにより形成され、かつ副画素区33に対応配置される複数個の赤色フィルターユニット341、複数個の緑色フィルターユニット342、及び複数個の青色フィルターユニット343を備える。ITO陽極101はカラーフィルターユニット34上方に配置され、発光層102はITO陽極101上方に配置され、陰極103は発光層102上方に配置される。したがって、構造、配置及び発光方法から上述のディスプレイ100はカラーフィルターによりフルカラー化の技術を達成することが明らかである。
【0019】
また、図3は、本発明の第三実施例による統合型カラーフィルターを適用したカラー有機電界発光ディスプレイ200の断面図である。ディスプレイ200はカラー変換方法(Color Change Medium、CCM)によりフルカラー化の技術を達成する。その構造は図2に示すような構造に近い。その違いは、ディスプレイ200の発光層201が青色光を生成可能であって、かつカラーフィルターユニットが赤色フィルターユニット202及び緑色フィルターユニット203のみを備えることである。つまり蛍光またはりん光を生成可能な有機物を添加する対象物は赤色フィルターユニット202と緑色フィルターユニット203とに限定されることである。
【0020】
さらに、本発明の技術は薄膜トランジスター液晶ディスプレイ(TFL−LCD)の統合型カラーフィルターに適用可能である。統合型カラーフィルターは製造過程によってCOA(Color Filter on Array)とAOC(Array on Color Filter)に分類される。
図4は、本発明の第四実施例によるCOAの統合型カラーフィルター3を示す模式図である。COAの統合型カラーフィルター3は薄膜トランジスターマトリックス基板40と複数個のカラーフィルターユニット50とを備える。薄膜トランジスターマトリックス基板40は一つの透明本体42、複数個の薄膜トランジスター44、一つの隔離層46、及び一つの黒色マトリックス48を備え、そのうち薄膜トランジスター44は透明本体42の表面にマトリックス状を呈するように配列され、隔離層46は透明本体42と薄膜トランジスター44とを被覆し、かつ平坦な表面461を有し、黒色マトリックス48は隔離層46の表面461に配置され、かつカラー顔料と蛍光またはりん光を生成可能な有機物との混合により形成されるカラーフィルターユニット50を対応配置可能であるように複数個の副画素区49を定義する。
【0021】
図5は、本発明の第五実施例によるAOCの統合型カラーフィルター4を示す模式図である。AOCの統合型カラーフィルター4は、一つの基板60、複数個のカラーフィルターユニット66、一つの平坦層68、及び複数個の薄膜トランジスター70を備える。基板60は透明本体62と透明本体62表面に配置される黒色マトリックス64とを備え、これらのカラーフィルターユニット66は赤色、緑色、青色の配列方法で黒色マトリックス64の包囲により定義される複数個の副画素区65に対応配置される。同様に、これらのカラーフィルターユニット66はカラー顔料と蛍光またはりん光を生成可能な有機物との混合により形成される。平坦層68はすべてのカラーフィルターユニット66を被覆し、その平坦な表面が薄膜トランジスター70の配置に用いられる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】本発明の第一実施例による統合型カラーフィルターの断面図である。
【図2】本発明の第二実施例による統合型カラーフィルターを適用したカラー有機電界発光ディスプレイの断面図である。
【図3】発明の第三実施例による統合型カラーフィルターを適用したカラー有機電界発光ディスプレイ200の断面図である。
【図4】本発明の第四実施例によるCOAの統合型カラーフィルターを示す模式図である。
【図5】本発明の第五実施例によるAOCの統合型カラーフィルターを示す模式図である。
【符号の説明】
【0023】
1 カラーフィルター、10 基板、12 透明本体、14 黒色マトリックス、16 副画素区、20 カラーフィルターユニット、22 赤色フィルターユニット、24 緑色フィルターユニット、26 青色フィルターユニット、28 保護膜、100 ディスプレイ、101 ITO陽極、102 発光層、103 陰極、2 カラーフィルター、30 透明本体、32 黒色マトリックス、33 副画素区、34 カラーフィルターユニット、341 赤色フィルターユニット、342 緑色フィルターユニット、343 青色フィルターユニット、200 ディスプレイ、201 発光層、202 赤色フィルターユニット、203 緑色フィルターユニット、3 色彩フィルター、40 薄膜トランジスターマトリックス基板、42 透明本体、44 薄膜トランジスター、46 隔離層、461 表面、48 黒色マトリックス、49 副画素区、50 カラーフィルターユニット、4 カラーフィルター、60 基板、62 透明本体、64 黒色マトリックス、65 副画素区、66 カラーフィルターユニット、68 平坦層、70 薄膜トランジスター

【特許請求の範囲】
【請求項1】
表面が複数個の副画素区(sub pixel)になるように定義される基板と、
前記副画素区内に対応配置され、かつカラー顔料と有機物との混合により構成され、そのうち有機物は蛍光(Fluorescence)またはりん光(phosphorescence)物質である複数個のカラーフィルターと、
を備えることを特徴とする統合型カラーフィルター(integrated color filter)。
【請求項2】
カラーフィルターユニットは複数個の赤色フィルターユニット、複数個の緑色フィルターユニット、及び複数個の青色フィルターユニットを備え、少なくとも一種の色のフィルターユニットは有機物を添加することを特徴とする請求項1に記載の統合型カラーフィルター。
【請求項3】
赤色フィルターユニットを構成するカラー顔料は型番号PR7120材料であることを特徴とする請求項2に記載の統合型カラーフィルター。
【請求項4】
緑色フィルターユニットを構成するカラー顔料は型番号PG8120材料であることを特徴とする請求項2に記載の統合型カラーフィルター。
【請求項5】
青色フィルターユニットを構成するカラー顔料は型番号PB9120材料であることを特徴とする請求項2に記載の統合型カラーフィルター。
【請求項6】
赤色フィルターユニットを構成する蛍光(Fluorescence)物質はDCJTB材料であることを特徴とする請求項2に記載の統合型カラーフィルター。
【請求項7】
赤色フィルターユニットを構成するりん光(phosphorescence)物質はPtOEPまたはIrpiq3またはIrpiq2acac材料であることを特徴とする請求項2に記載の統合型カラーフィルター。
【請求項8】
緑色フィルターユニットを構成する蛍光(Fluorescence)物質はC545T材料であることを特徴とする請求項2に記載の統合型カラーフィルター。
【請求項9】
緑色フィルターユニットを構成するりん光(phosphorescence)物質はIrppy3またはIrppy2acac材料であることを特徴とする請求項2に記載の統合型カラーフィルター。
【請求項10】
青色フィルターユニットを構成する蛍光(Fluorescence)物質はIDE102材料であることを特徴とする請求項2に記載の統合型カラーフィルター。
【請求項11】
青色フィルターユニットを構成するりん光(phosphorescence)物質はFirpicまたはFir6材料であることを特徴とする請求項2に記載の統合型カラーフィルター。
【請求項12】
赤色フィルターユニットを構成するカラー顔料と有機物の容量百分率は100:0.03から100:0.006の間であることを特徴とする請求項2に記載の統合型カラーフィルター。
【請求項13】
緑色フィルターユニットを構成するカラー顔料と有機物の容量百分率は1:0.01から1:0.3の間であることを特徴とする請求項2に記載の統合型カラーフィルター。
【請求項14】
基板は、透明本体と、透明本体の表面に配置される黒色マトリックス(black matrix、BM)とを備え、黒色マトリックスは副画素区を包囲することを特徴とする請求項1に記載の統合型カラーフィルター。
【請求項15】
基板は、透明本体と、透明本体の表面にマトリックス状を呈するように配列される複数個の薄膜トランジスターと、透明本体とこれらの薄膜トランジスターを被覆しかつ表面を有する隔離層と、隔離層の表面に配置されかつ副画素区を包囲する黒色マトリックスと、
を備える薄膜トランジスターマトリックス基板であることを特徴とする請求項1に記載の統合型カラーフィルター。




【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2007−173143(P2007−173143A)
【公開日】平成19年7月5日(2007.7.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−371710(P2005−371710)
【出願日】平成17年12月26日(2005.12.26)
【出願人】(501029319)勝華科技股▲分▼有限公司 (12)
【Fターム(参考)】