説明

絶縁性ターゲット材料の製造方法

【課題】均質で絶縁性が高く、良好な特性を有する、絶縁性複合酸化物膜を得るための絶縁性ターゲット材料の製造方法を提供する。
【解決手段】絶縁性ターゲット材料の製造方法は、一般式AB1−xで表される絶縁性複合酸化物膜を得るための絶縁性ターゲット材料の製造方法であって、A元素の酸化物とB元素の酸化物とC元素の酸化物とを混合し、混合された混合粉体を熱処理して粉砕することにより、第1粉体を得る工程と、前記第1粉体と、Si原料およびGe原料の少なくとも一方を含む溶液と、を混合した後、該第1粉体と該溶液との混合物から第2粉体を得る工程と、前記第2粉体を熱処理して粉砕することにより、第3粉体を得る工程と、前記第3粉体を熱処理する工程と、
を含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、RFスパッタ法に好適に用いられる絶縁性ターゲット材料の製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
スパッタ法によって複合酸化物膜を得るためのターゲットは、通常、以下のようにして得られる。例えば、一般式ABOで表されるペロブスカイト型酸化物膜を得るためのターゲットは、A元素およびB元素の酸化物原料を粉体にし、化学量論組成を考慮してこれらの酸化物原料を混合した後、これを焼結して得られる。このようなターゲットとしては、例えば特開平10−176264号公報に開示されたものが知られている。この文献では、化学式ABOで表されるペロブスカイト型酸化物のスパッタリングターゲットで、特定の相対密度と大きさを有するものが開示されている。
【特許文献1】特開平10−176264号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら本願発明者によれば、一般式ABOで表される絶縁性複合酸化物膜のためのターゲットを得る場合、A元素およびB元素の酸化物原料を粉体にし、これらを所定の組成で混合・焼結しただけでは充分なターゲットが得られないことが判明した。
【0004】
例えば、PZT(Pb(Zr,Ti)O)からなる絶縁性複合酸化物膜をRFスパッタ法(Radio Frequency Sputtering)によって形成するためのターゲットを公知の焼結法で形成した場合、以下の知見が得られた。すなわち、Pbの酸化物の粉体とZrの酸化物の粉体とTiの酸化物の粉体とを1.2:1:1の組成比で混合した後、焼結して得られたターゲットは、ターゲット全体で絶縁性が均一ではなく、絶縁性の低い部分、すなわち周囲より導電性の高い部分ができていた。このようなターゲットを用いてRFスパッタを行うと、絶縁性の低い部分にプラズマが集中し、その結果、プラズマの集中によりターゲットにクラックや剥がれなどの破損が生じて、ターゲットとして使用できないことが判明した。
【0005】
本発明の目的は、均質で絶縁性が高く、良好な特性を有する、絶縁性複合酸化物膜を得るための絶縁性ターゲット材料の製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明にかかる絶縁性ターゲット材料の製造方法は、
一般式AB1−xで表される絶縁性複合酸化物膜を得るための絶縁性ターゲット材料の製造方法であって、
A元素の酸化物とB元素の酸化物とC元素の酸化物とを混合し、混合された混合粉体を熱処理して粉砕することにより、第1粉体を得る工程と、
前記第1粉体と、Si原料およびGe原料の少なくとも一方を含む溶液と、を混合した後、該第1粉体と該溶液との混合物から第2粉体を得る工程と、
前記第2粉体を熱処理して粉砕することにより、第3粉体を得る工程と、
前記第3粉体を熱処理する工程と、
を含む。
【0007】
本発明の製造方法によれば、均質で絶縁性の高い絶縁性ターゲット材料を得ることができる。本発明の製造方法によって得られる絶縁性ターゲット材料は、均質で絶縁性が高く、RFスパッタ法に好適に適用できる。
【0008】
本発明の製造方法において、
前記A元素は、Pb、Bi、Sr、La、Ce、Pr、Nd、Pm、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、YbおよびLuから選択される少なくとも1種であり、
前記B元素は、Zr、Ti、V、Bi、W、およびHfから選択される少なくとも1種であり、
前記C元素は、NbおよびTaから選択される少なくとも1種であることができる。
【0009】
本発明の製造方法において、
前記A元素は、少なくともPbを含み、
前記B元素は、ZrおよびTiであり、
前記C元素は、NbおよびTaの少なくともひとつであることができる。
【0010】
本発明の製造方法において、
前記溶液は、前記Si原料および前記Ge原料の少なくとも一方を、2ないし10モル%含むことができる。
【0011】
本発明の製造方法において、
前記混合粉体を熱処理する工程は、900ないし1,000℃で行われることができる。
【0012】
本発明の製造方法において、
前記第2粉体を熱処理する工程は、900ないし1,000℃で行われることができる。
【0013】
本発明の製造方法において、
前記第3粉体を熱処理する工程は、1,000ないし1,500℃で行われることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、本発明の実施形態について詳細に説明する。
【0015】
1.絶縁性ターゲット材料
まず、本発明の実施形態にかかる製造方法によって得られた絶縁性ターゲット材料について説明する。この絶縁性ターゲット材料は、一般式AB1−xで表される絶縁性複合酸化物膜を得るための絶縁性ターゲット材料であって、A元素(第1元素)の酸化物と、B元素(第2元素)の酸化物と、C元素(第3元素)の酸化物と、Si化合物およびGe化合物の少なくとも一方と、を含む。
【0016】
すなわち、本実施形態の製造方法によって得られる絶縁性ターゲット材料において、少なくともA元素、B元素およびC元素は、いずれも酸化物として絶縁性ターゲット材料に含まれる。
【0017】
A元素は、Pb、Bi、Sr、La、Ce、Pr、Nd、Pm、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、YbおよびLuから選択される少なくとも1種であることができる。B元素は、Zr、Ti、V、Bi、W、およびHfから選択される少なくとも1種であることができる。C元素は、NbおよびTaから選択される少なくとも1種であることができる。
【0018】
さらに、好ましくは、A元素は、少なくともPbを含み、B元素は、ZrおよびTiであり、C元素は、NbおよびTaの少なくともひとつ、好ましくはNbである。
【0019】
絶縁性ターゲット材料にC元素が含まれることにより、成膜された絶縁性複合酸化物膜中の酸素欠損を補うことができる。また、後に詳述する絶縁性ターゲット材料の製造方法において、C元素を含むことにより、高温の熱処理を経ても安定した絶縁性ターゲット材料を得ることができる。
【0020】
絶縁性ターゲット材料に、Si化合物およびGe化合物の少なくとも一方が含まれることにより、後述する実施例からも明らかなように、均質で絶縁性の高い優れた絶縁性ターゲット材料が得られる。絶縁性ターゲット材料は、Si化合物およびGe化合物のうち、少なくともSi化合物を含むことが望ましい。また、Si化合物および前記Ge化合物は、いずれも酸化物であることが望ましい。
【0021】
本実施形態にかかる絶縁性ターゲット材料において、A元素の酸化物とB元素の酸化物とC元素の酸化物については、成膜後の絶縁性複合酸化物膜(一般式AB1−x)の化学量論組成と同じ比率、すなわち、A:B:C=1:1−x:x、もしくはこれに近い比率で含まれることができる。ここで「x」は、好ましくは0.1≦x≦0.3、より好ましくは0.15≦x≦0.25の範囲を有する。また、A元素が例えば鉛(Pb)である場合には、鉛が蒸発しやすいことから、絶縁性複合酸化物の化学両論比より過剰に含まれていてもよい。
【0022】
絶縁性ターゲット材料が適用できる、絶縁性複合酸化物としては、Pb(Zn,Ti)1−xNbなどを例示できる。
【0023】
2.絶縁性ターゲット材料の製造方法
本発明の実施形態にかかる絶縁性ターゲット材料は、以下の方法によって形成することができる。この絶縁性ターゲット材料は、一般式AB1−xで表される絶縁性複合酸化物膜を得るためのターゲット材料である。
【0024】
本実施形態の製造方法は、A元素の酸化物とB元素の酸化物とC元素の酸化物とを混合し、混合された混合粉体を熱処理して粉砕することにより、第1粉体を得る工程と、前記第1粉体と、Si原料およびGe原料の少なくとも一方を含む溶液と、を混合した後、粉体を回収して第2粉体を得る工程と、前記第2粉体を熱処理して粉砕することにより、第3粉体を得る工程と、前記第3粉体を熱処理する工程と、を含む。
【0025】
本実施形態にかかる製造方法は、具体的には、図1に示す工程を有することができる。
【0026】
(1)第1粉体の製造
A元素の酸化物の粉体と、B元素の酸化物の粉体と、C元素の酸化物の粉体と、を、例えば組成比1:1−x:x、あるいはこれに近い比率で混合する(ステップS1)。この組成は、各元素の組合せで必ずしも上記組成比に限定されない。前述したように、例えば、A元素が鉛の場合、得たい絶縁性複合酸化物の化学両論比より過剰に含まれていてもよい。すなわち、A元素が鉛の場合、上記組成比は、例えば1〜1.3:1−x:xであることができる。
【0027】
ついで、得られた混合材料を900ないし1,000℃で仮焼成し、その後、粉砕して、第1粉体を得る(ステップS2)。このようにして得られた第1粉体は、A元素の酸化物とB元素の酸化物とC元素の酸化物とを含んでいる。
【0028】
(2)第2粉体の製造
第1粉体と、Si原料およびGe原料の少なくとも一方(Si原料および/またはGe原料)を含む溶液と、を混合する(ステップS3)。Si原料あるいはGe原料としては、ゾルゲル法やMOD(Metalorganic Decomposition)法で前駆体材料として用いることができる、アルコキシド、有機酸塩、無機酸塩などを用いることができる。溶液としては、これらのSi原料および/またはGe原料を、アルコールなどの有機溶媒に溶解したものを用いることができる。Si原料および/またはGe原料は、溶液中に、一般式AB1−xで表される絶縁性複合酸化物に対し、2ないし10モル%の割合で含まれることができる。
【0029】
Si原料およびGe原料としては、室温で液体であるか、溶媒に可溶であるものが好ましい。使用可能な化合物の例としては有機塩、アルコキシド、無機塩等がある。有機塩の具体例としては、Si,Geの蟻酸塩、酢酸塩、プロピオン酸塩、酪酸塩、オクチル酸塩、ステアリン酸塩、等がある。アルコキシドの具体例としては、Si,Geのエトキシド、プロポキシド、ブトキシド等があり、混合アルコキシドでもよい。無機塩の具体例としては、Si,Geの水酸化物、塩化物、フッ化物、等がある。これらは室温で液体であればそのまま用いても良いし、他の溶媒に溶かして用いても良い。また、これらに限られず、多くのSiの塩、Geの塩を好適に用いることができる。
【0030】
その後、粉体と溶液を濾過等によって分離して粉体を回収し、第2粉体を得る(ステップS4)。このようにして得られた第2粉体は、第1粉体と前記溶液が混合したのものである。
【0031】
(3)第3粉体の製造
ついで、第2粉体を900ないし1,000℃で仮焼成し、その後、粉砕して、第3粉体を得る(ステップS5)。このようにして得られた第3粉体は、A元素の酸化物と、B元素の酸化物と、C元素の酸化物と、Siおよび/またはGeの酸化物を含んでいる。
【0032】
(4)焼結
ついで、第3粉体を公知の方法で焼結する(ステップS6)。例えば、第3粉体を型に入れ、真空ホットプレス法で焼結を行うことができる。焼結は、1,000ないし1,500℃で行うことができる。このようにして絶縁性ターゲット材料を得ることができる。
【0033】
(5)研磨
得られた絶縁性ターゲット材料は、必要に応じて、湿式研磨によって表面を研磨することができる。
【0034】
本実施形態の製造方法によれば、後述する実施例からも明かなように、第1粉体とSi原料および/またはGe原料の溶液とを混合する工程を有することにより、均質で絶縁性の高い絶縁性ターゲット材料を得ることができる。また、第1粉体にC元素の酸化物を含むことにより、高温の熱処理工程を含んでいても、均質で絶縁性の高い絶縁性ターゲット材料を得ることができる。
【0035】
3.絶縁性複合酸化物膜
本発明にかかる製造方法によって得られた絶縁性ターゲット材料を用いて、RFスパッタを行うことにより、一般式AB1−xで表される絶縁性複合酸化物膜を得ることができる。この絶縁性複合酸化物膜には、SiおよびGeの少なくとも一方、好ましくは少なくともSiが含まれる。一般式AB1−xで表される絶縁性複合酸化物には、SiおよびGeの少なくとも一方が0.001ないし5モル%の割合で含まれることができ、好ましくは0.001ないし1モル%の割合で含まれることができる。
【0036】
4.実施例
以下、本発明の実施例および比較例について述べるが、本発明はこれらに限定されない。
【0037】
4.1.実施例1,比較例1
実施例1にかかる絶縁性ターゲットは、以下の方法により形成された。
【0038】
まず、第1粉体を製造した。具体的には、Pbの酸化物の粉体と、Zrの酸化物の粉体と、Tiの酸化物の粉体と、Nbの酸化物の粉体とを、組成比1.2:0.33:0.47:0.2で混合した。ついで、得られた混合材料を900ないし1,000℃で仮焼成し、その後、粉砕して、第1粉体を得た。
【0039】
ついで、第2粉体を製造した。具体的には、第1粉体と、シリコンアルコキシドの溶液とを混合した。シリコンアルコキシドの溶液は、シリコンアルコキシドをアルコールに5モル%の割合で溶解したものである。
【0040】
その後、粉体と溶液を濾過によって分離して粉体を回収し、第2粉体を得た。このようにして得られた第2粉体は、第1粉体と前記溶液が混合したのものである。
【0041】
その後、第2粉体を900ないし1,000℃で仮焼成し、その後、粉砕して、第3粉体を得た。
【0042】
ついで、第3粉体を公知の方法で焼結した。具体的には、第3粉体を型に入れ、真空ホットプレス法で焼結を行った。焼結は、1,400℃で行った。このようにして実施例1のターゲットサンプル1を得た。ターゲットサンプル1の組成は以下のようであった。
【0043】
PZTN(Pb1.2Zr0.33Ti0.47Nb0.2)−SiO(2重量%)
ターゲットサンプル1の表面の写真を図2に示す。図2から、実施例1においては、ターゲットの表面が均一でクラックなどの不良がないことが確認された。また、ターゲットサンプル1を用いてRFスパッタを行ったところ、良好な絶縁性複合酸化物膜が得られることを確認した。
【0044】
次に、比較例1について説明する。比較例1では、実施例1において、第1粉体においてNbの酸化物の粉体を含まないこと、ならびに第1粉体と溶液を混合して第2粉体を形成する工程を有さない他は、実施例1と同様にしてターゲットサンプル2を得た。すなわち、比較例1のターゲットサンプル2は、実施例1の第1粉体をそのまま焼成したものである。このターゲットサンプル2について、表面を観察したところ、図3に示すように、ターゲット表面が不均一であることが確認された。また、ターゲットサンプル2を用いてRFスパッタを行ったところ、ターゲットが割れて実用に耐えられないことが確認された。
【0045】
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。たとえば、本発明は、実施形態で説明した構成と実質的に同一の構成(たとえば、機能、方法および結果が同一の構成、あるいは目的および効果が同一の構成)を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成または同一の目的を達成することができる構成を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を含む。
【図面の簡単な説明】
【0046】
【図1】本実施形態にかかる絶縁性ターゲット材料の製造方法を示すフローチャート図。
【図2】本発明にかかる実施例1の絶縁性ターゲット材料の外観を示す写真図。
【図3】比較例1の絶縁性ターゲット材料の写真図。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
一般式AB1−xで表される絶縁性複合酸化物膜を得るための絶縁性ターゲット材料の製造方法であって、
A元素の酸化物とB元素の酸化物とC元素の酸化物とを混合し、混合された混合粉体を熱処理して粉砕することにより、第1粉体を得る工程と、
前記第1粉体と、Si原料およびGe原料の少なくとも一方を含む溶液と、を混合した後、該第1粉体と該溶液との混合物から第2粉体を得る工程と、
前記第2粉体を熱処理して粉砕することにより、第3粉体を得る工程と、
前記第3粉体を熱処理する工程と、
を含む、絶縁性ターゲット材料の製造方法。
【請求項2】
請求項1において、
前記A元素は、Pb、Bi、Sr、La、Ce、Pr、Nd、Pm、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、YbおよびLuから選択される少なくとも1種であり、
前記B元素は、Zr、Ti、V、Bi、W、およびHfから選択される少なくとも1種であり、
前記C元素は、NbおよびTaから選択される少なくとも1種である、絶縁性ターゲット材料の製造方法。
【請求項3】
請求項2において、
前記A元素は、少なくともPbを含み、
前記B元素は、ZrおよびTiであり、
前記C元素は、NbおよびTaの少なくともひとつである、絶縁性ターゲット材料の製造方法。
【請求項4】
請求項1ないし3のいずれかにおいて、
前記溶液は、前記Si原料および前記Ge原料の少なくとも一方を、2ないし10モル%含む、絶縁性ターゲット材料の製造方法。
【請求項5】
請求項1ないし4のいずれかにおいて、
前記混合粉体を熱処理する工程は、900ないし1,000℃で行われる、絶縁性ターゲット材料の製造方法。
【請求項6】
請求項1ないし5のいずれかにおいて、
前記第2粉体を熱処理する工程は、900ないし1,000℃で行われる、絶縁性ターゲット材料の製造方法。
【請求項7】
請求項1ないし6のいずれかにおいて、
前記第3粉体を熱処理する工程は、1,000ないし1,500℃で行われる、絶縁性ターゲット材料の製造方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2007−191351(P2007−191351A)
【公開日】平成19年8月2日(2007.8.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−11071(P2006−11071)
【出願日】平成18年1月19日(2006.1.19)
【出願人】(000002369)セイコーエプソン株式会社 (51,324)
【Fターム(参考)】