説明

締め付けねじを有するホースクランプ、締め付けねじ、および締め付けねじを駆動するための工具

【課題】締め付けネジを不正に変更することを困難にする。
【解決手段】ホースクランプとホースクランプ1を作るための方法。ホースクランプは、締め付けバンド2と、ネジ頭5とネジ胴部6を有する締め付けネジ4と、ネジ頭5とネジ胴部6を有する締め付けネジ4がその中に配置された筐体とを備える。前記ネジ胴部6から離れて面する前記ネジ頭5の表面8は、凸型にアーチ状で、少なくとも3つの刻み目9を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、締め付けバンドを有するホースクランプと、ネジ頭とネジ胴部(shank)を有する締め付けネジがその中に配置された筐体に関する。さらに、本発明の実施形態は、特にこの型のホースクランプのための、ネジ頭とネジ胴部を有する締め付けネジに関する。本発明は、またこの型のホースクランプを締め付けるため、および締め付けネジを駆動するための工具に関する。
【背景技術】
【0002】
ホースクランプは、多くの技術的分野で使用され、例えば、パイプ接続上にホースを固定するために役立つ。ホースクランプの締め付けは、締め付けバンドの1つ端に取り付けられた筐体の中に配置された締め付けネジが、少なくとも他の端の領域で締め付けバンドの外側で、締め付けバンドの中に実装または形成されたネジ山と相互に作用することで、行われる。締め付けネジの締め付けによって、締め付けバンドの自由端は筐体に中に引かれ、これによりホースクランプの直径が減少する。この型のホースクランプは一般によく知られる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
応用の様々な分野、例えば自動車製造または公共建築で、ホースクランプが不正に変更されること、特に緩められることを防ぐことが望まれている。この目的のため、知られた解決策が提供され、ホースクランプのネジ頭が従来のネジで実装または形成されない、つまり、スロットまたはクロス凹部ではなく、六角形ソケットまたは多点のソケットであり、もし必要なら追加のピンが多点のソケットの中心に提供される。したがって、必要な特別に調整された工具無しでホースクランプを緩めることは非常に困難である。しかしながら、ネジ回しまたはプライヤーで締め付けネジを回すこと、ホースクランプを不正に変更することは可能である。
【0004】
他の解決策が、締め付けネジのため切り取り頭を提供する。これは、所定のトルクがホースクランプの締め付けの間に到達したとき切り取られる。したがって、もはや締め付けネジを抜くこと、およびホースクランプを解放することは不可能である。この解決策は不正に変更することに対して堅牢であるが、取り外されたネジ頭が制御させずに落ちるといる短所を有する。これは周辺の要素の機能の妨害または少なくとも損傷を導く。
【0005】
本発明の実施形態は、締め付けネジを不正に変更することをより困難にする締め付けネジに向いている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の実施形態は、ネジ頭がネジ胴部から離れて面し、凸型にアーチ状の表面を有する冒頭に言及されたこの型のホースクランプに向いている。表面は少なくとも3つの刻み目9が提供される。
【0007】
ネジ頭のこの型の実施形態によれば、特殊な工具でのみ締め付けネジを駆動することが可能である。レンズ状の手法で実装または形成され、したがって円形のベース領域を有する凸型にアーチ状のネジ頭の表面によれば、ペンチでネジ頭を捕まえることは非常に困難になる。刻み目9は、外側に実装または形成され、つまりネジ頭の周囲に沿って配置され、締め付けネジの回転軸の半径方向外側に全てが位置される。したがって、締め付けネジをあけるため、市販化されているねじ回しを使用することは不可能である。ホースクランプは、不正に変更されることに対する堅牢を提供する。同時に、凸型にアーチ状のネジ頭の表面は、ネジ頭をおく間、工具を中心におくために利用することができ、ホースクランプの取り扱いが簡単化される。
【0008】
好ましくは、表面の中心は、滑らかな手法で実装または形成される。これにより、この中心は締め付けネジの回転軸上に位置される。もし、この中心が滑らかな手法で実装または形成される場合、ねじ回しまたは同様な工具でここに取り付けることは不可能である。同時に、全ての刻み目9は回転軸の半径方向外側に配置されることが確実にされる。
【0009】
好ましくは、刻み目9は、半径方向に走る。刻み目9は、ネジ頭の周囲に一様にまたは非一様に分布され、配置され、半径方向に走り、例示の方法によって、半径方向外側に開く。刻み目9は、光線のように半径方向外側に走る。
【0010】
好ましくは、刻み目9は、星形の手法で配置され、特に、これらはお互いに等しい距離を有する。ネジ頭は、したがって回転対称な手法で実装または形成される。工具は締め付けネジに関して、回転の特別な角度を有する必要がないため、これは工具をおくこと、およびホースクランプの取り扱いを簡単化する。
【0011】
効果的な実施形態の中で、刻み目9は円錐型に外側に広がる。刻み目9は比較的狭いベースを有し、比較的大きい開口幅を有する。これにより、ベースは、2つの点、すなわち、刻み目の半径方向端でネジ頭の表面を切ることで六角形として実装または形成されることもできる。刻み目9は端で比較的鋭く先細りであることもできる。刻み目9のこの円錐形の実施形態により、締め付けネジに関する工具の位置合わせ、つまり、工具の回転軸と締め付けネジの回転軸間の角度の逸脱が可能になる。これは、特に狭い設置空間でのホースクランプの取り扱いを容易にする。
【0012】
本発明の実施形態は、ネジ頭がネジ胴部から離れて面し、凸型にアーチ状である表面を有する冒頭に言及されたこの型のホースクランプに向いている。表面は少なくとも3つの刻み目9が提供される。
【0013】
ネジ頭の表面の凸型にアーチ、つまり、レンズ状の実施形態により、ペンチでネジ頭を掴むことおよび回すことは、実質的に不可能になる。回転軸の半径方向外側に横たわる少なくとも3つの刻み目9の提供により、正のかみ合いが、対応する手法で実装または形成された工具で生成され、その結果締め付けネジの駆動は簡単に可能になる。しかしながら、ペンチまたはねじ回しのような一般的な工具でネジ頭を駆動することは、非常に困難で、不可能になる。実質的に締め付けネジを不正に変更することは妨げられる。
【0014】
表面の中心は、滑らかな手法で実装または形成されることが好ましい。表面の中心は、締め付けネジの回転軸上に位置する。したがって、刻み目9は、全て回転軸から半径方向に離れて置かれる。刻み目9の1つの中のかみ合いがねじ回しで行われたときでさえ、締め付けネジの動きはほとんど不可能になる。ネジによる通常の回転軸上の攻撃は、ネジ頭の中心の滑らかな表面によって妨げられる。
【0015】
好ましくは、刻み目9は、星形の手法で配置され、特に、これらはお互いに等しい距離を有している。刻み目9は、ネジ頭の周囲に沿って分布され配置される。さらに、刻み目9は、半径方向外側に走り、外側に開くように配置される。もし、刻み目9の間の距離が等しくない場合、異なった締め付けネジまたはネジ頭の可能な多重度は増加される。しかしながら、刻み目9の一様な配置、つまり近接する刻み目9間の距離がいつも等しいことは、ネジ頭上での配置の間工具の角度配置が重要でなくなるという効果を有する。これにより、締め付けネジの取り扱いが簡単化される。
【0016】
好ましくは、刻み目9は、円錐型に外側に広がる。刻み目9の底またはベースは開口幅より狭くなるように実装または形成される。刻み目の半径方向端は先細りである。この実施形態によれば、工具の回転軸が締め付けネジの回転軸とある角度で走るときでさえ、締め付けネジの駆動が可能になる。これにより、締め付けネジの取り扱いは簡単化される。
【0017】
本発明の実施形態は、正面に内部開口を有する台座を備える冒頭に言及されたこの型の工具に向いている。台座は半径方向外側に向いた少なくとの3つの突起が配置される。
【0018】
内部は、円形のベース領域を有する空洞の円筒として、実装または形成される。この正面の内部開口は、締め付けネジのネジ頭の凸型にアーチ状の表面上に設置の間、独立に中心化される。内部に向いた突起の数は刻み目9の数に対応すべきであり、対応する点に配置され、突起と刻み目9間に正の接続が作られる。
【0019】
内部の内直径がネジ頭の外直径と適応すること、および突起の数と形がネジ頭の刻み目9の数と形に適応することは特に好ましい。締め付けネジ上の工具の比較的良い中心化は内部の内直径のネジ頭の外直径に対する適用により発生する。突起の数と形の刻み目9の数と形に対する適用により、比較的大きな接触表面が、工具と締め付けネジの間に発生する。その結果、比較的高い力が伝送される。工具によるネジ頭の損傷は、高いトルクでさえ、かなりまれになる。
【0020】
好ましい実施形態の中で、半径方向内部に横たわる突起の外部へりは、お互いに平行に走る。このため、突起の外部へりは、台座の外部とも平行に走ることができる。台座および/または工具の比較的簡単な製造がこれにより可能である。刻み目9の円錐状の実施形態で、締め付けネジの駆動は、これにより工具の回転軸が締め付けネジの回転軸と、ある角度でずれる場合でさえも、可能になる。
【0021】
他の好ましい実施形態の中で、半径方向内部に横たわる突起の外部へりは、凸状に曲がる。この実施形態はレンズ状のネジ頭上への工具の自己中心化を簡単にし、工具と締め付けネジ間のより大きい位置合わせ、つまり、工具の回転軸と締め付けネジの回転軸間のより大きい角度偏差を可能とする。特に狭い状況での工具の取り扱いは、簡単化される。
【0022】
本発明の実施形態は、締め付けバンド、ネジ頭とネジ胴部を有する締め付けネジ、および締め付けネジがその中に配置された筐体を備えるホースクランプに向いている。締め付けネジは、ネジ頭とネジ胴部を有し、凸型にアーチ状で、ネジ胴部から離れて面し、少なくとも3つの刻み目9を備えるネジ頭の表面を備える。
【0023】
実施形態によれば、表面の中心は、滑らかの表面であることができる。
【0024】
他の実施形態によれば、刻み目9は半径方向に向かって走る。
【0025】
実施形態の側面によれば、刻み目9は、星形の手法で配置される。刻み目9は、お互いに同じ距離を有する。
【0026】
さらに、刻み目9は、円錐型に外側に広がって構成される。
【0027】
本発明の実施形態は、ホースクランプのための締め付けネジに向いている。締め付けネジは、ネジ頭、ネジ胴部、および凸型にアーチ状で、ネジ胴部から離れて面し、少なくとも3つの刻み目9を備えるネジ頭の表面を備える。
【0028】
ここの発明の実施形態によれば、表面の中心は滑らかな表面として形成される。
【0029】
本発明の他の実施形態によれば、刻み目9は、星形の手法で配置される。
【0030】
さらに、刻み目9は、円錐型に外側に広がって構成される。
【0031】
本発明の実施形態は、ホースクランプを締め付けるための工具に向いている。上記に記載されたように、工具は、正面に内部開口を有する台座と半径方向内側向かって延びる、台座上に配置された少なくとの3つの突起を含む。
【0032】
本発明の実施形態によれば、内部の内直径はネジ頭の外直径に適合して構成され、および突起の数と形がネジ頭の刻み目9の数と形に対応して構成され、配置される。
【0033】
他の実施形態によれば、台座半径方向内部に横たわる突起の外部へりは、お互いに平行に走る。
【0034】
さらに、台座半径方向内部に横たわる突起の外部へりは、凸状に曲がる。
【0035】
本発明の実施形態は、筐体と締め付けネジを有するホースクランプを調整するための方法に向いている。この方法は、締め付けネジの曲線的な頭上に工具を置くこと、締め付けネジは滑らかな中心表面を備え、ホースクランプを締めるまたは緩める効果のため、工具を回すことを含む。
【0036】
他の実施形態によれば、ネジ頭は少なくとも1つの刻み目を含み、工具は少なくとも1つの突起を含む。少なくとも1つの突起が少なくとも1つの刻み目の中に適合する。少なくとも1つの刻み目は、少なくとも3つの刻み目9を含み、少なくとも1つの突起は、少なくとも3つの刻み目9に対応する数の突起を含む。突起の数はお互い平行に配置される。
【0037】
本発明のさらなる他の実施形態によれば、工具の回転軸が、締め付けネジの回転軸にななめに向くとき、工具の回転は、締めるまたは緩める効果のため十分なトルクを提供する。
【0038】
他の例示的実施形態と本発明の効果は、本開示と添付の図によって確かめられる。
【0039】
本発明は、本発明の例示的実施形態の非制限例により、複数の図を参照することによって、以下の詳細な記述により記載される。図の中のいくつかを通して同じ参照番号は同じ部分を表す。
【図面の簡単な説明】
【0040】
【図1】ホースクランプを図示する。
【図2】図1の拡大部分を図示する。
【図3】図2に示された部分を3次元表現で図示する。
【図4】工具を有するホースクランプを図示する。
【図5】工具を有するホースクランプの部分を図示する。
【発明を実施するための形態】
【0041】
ここで、詳細は例示の方法で示され、本発明の実施形態の図示的議論の目的のためのみに、本発明の原理と概念的な面をすぐに理解でき、最も効果的と信じられることを提供するために表される。このことについて、本発明の基本的理解のために必要なもの以上に、本発明のいくつかの形状が実際にどのように実装され、形成されるかを当業者に明らかにさせる、図を伴った記載以上に、本発明の構造的詳細を開示することを意図していない。
【0042】
図1は、締め付けバンド2を有するホースクランプ1を図示する。筐体3は、締め付けバンド2の第1の端に配置され、締め付けネジ4は筐体3に適合する。締め付けネジ4はネジ頭5とネジ胴部6を有する。締め付けバンド2の第2の端7は、第1の端の半径方向外側に導かれ、より詳細には、第1の端と筐体3の中に配置された締め付けネジ4のネジ胴部6の間に導かれる。この手法でネジ胴部6のネジは、締め付けバンド2の外側に実装または形成された対応するネジ山と噛み合う。締め付けネジ4を駆動することによって、第2の端7は筐体3に多かれ少なかれ押され、ホースクランプ1の直径は、ホースクランプ1を締め付けるまたは緩めるために変化される。
【0043】
この型のホースクランプは、この程度まで知られている。
【0044】
締め付けネジ4のネジ頭5は、凸型にアーチ状の表面に提供される。つまり、レンズ状に実装または形成される。ネジ頭5は円形のベース領域を有する。半径方向外側に横たわる刻み目9は、ネジ頭5の中に実装または形成される。そこで、表面8はネジ頭5の中心の範囲で滑らかな手法で実装または形成される。刻み目9は例えば、浮き彫りにされるまたは押し出される。
【0045】
図2は図1によるホースクランプ1の部分を示す。同じ要素は同じ参照番号で示される。ネジ頭5の滑らかな中心は、締め付けネジ4の回転軸10上に位置することが認識できる。このように刻み目9は、回転軸10から半径方向に間隔を開けられる。
【0046】
図3は、図2を3次元表現で示す。この例示的実施形態の中で、締め付けネジ4は計3つの刻み目9を有し、星形の手法で配置され、お互いに一定の距離を有している。したがって、刻み目9は、締め付けネジ4のネジ頭5の周囲に均等に分配される。刻み目9は、これらが円錐状に外側に広くなるように、実装または形成される。つまり、これらは比較的大きい開口幅と、比較的狭い底またはベースを有する。
【0047】
図4は、締め付けネジ4を駆動(回転)するために使用する工具11と接続したホースクランプ1を示す。工具11は締め付けネジ4とある角度で示される。したがって、工具11の回転軸12は、締め付けネジ4の回転の軸10とある角度に向いており、締め付けネジ4を駆動するための十分なトルクをまだ提供する。この位置合わせは、半径方向外側に横たわる刻み目9と接続するネジ頭のレンズ状の実装により可能になる。
【0048】
工具11は、工具ハンドル14に接続された台座13を有する。台座13は円筒状に実装または形成され、正面で開き、ネジ頭5に適応することに役立つ円筒内部を有する。しかしながら、これはネジ頭5全体と適応する必要はない。つまり、ネジ頭5が台座13に離れて挿入された場合、内部の中に配置された突起がネジ頭5上の刻み目9と噛み合うことができれば十分である。
【0049】
図5は、締め付けネジ4の拡大図と共に工具11を示す。工具11の回転軸12は、締め付けネジ4の回転軸10と平行(または位置合わせの外)からずれることがある。このずれは、ネジ頭5の表面8上で台座13を滑らすことによってネジ頭5上に台座13の設置の間に補償される。言わば、ネジ頭5上の台座13の自己中心化が発生する。締め付けネジ4を駆動するための、ホースクランプ1を締め付けるまたは緩めるために導かれる工具11の可能な回転動作は、矢印15の記号で表される。
【0050】
半径方向外側に開き凸型にアーチ状のネジ頭5の表面と接続する、回転軸10の半径方向外側に配置された刻み目9を有するネジ頭5を有する締め付けネジ4の実施形態により、締め付けネジ4またはこの型の締め付けネジ4を有するホースクランプ1が得られ、これは、簡単に不正に変更されない。このように、特別な工具11と対応する簡単な取り扱いが、同時に確実にされる。さらに、示された例示的実施形態と比較した変形がこれによって考えられる。例えば、刻み目9のより大きい数、ネジ頭5の周囲上での刻み目9の非一様な分布、および刻み目9の逸脱した形状。工具11の台座13は対応する形状に実装または形成されなければならない。工具は複数の部品の形状で実装または形成することもできる。例えば、台座13は、例えば電気的または空気圧で駆動される機械工具で、ハンドルと接続可能な着脱可能な要素(ビット)として実装または形成可能である。
【0051】
上記の例は、単に例示の目的のために提示されたものであり、本発明の制限として構成されるものではないことに注意すべきである。本発明は例示的な実施形態を参照し記載されたが、ここで用いられた言葉は、制限の言葉ではなく、記載と例示の言葉と理解すべきである。添付の請求項の範囲内で、本発明の範囲と概念から、その態様を逸脱することなく、ここで述べられたようにおよび補正によって、変形は可能である。本発明は、特定の手段、材料および形態に関して、ここで記載されたが、本発明は、ここで開示された特別なものに制限されない。むしろ、本発明は、添付された請求項の範囲内で機能的に同等な構成、方法および用途に拡張される。
【符号の説明】
【0052】
1 ホースクランプ
2 締め付けバンド
3 筐体
4 締め付けネジ
5 ネジ頭
6 ネジ胴部
7 第2の端
8 表面
9 刻み目
10 回転軸
11 工具
12 回転軸
13 台座
14 工具ハンドル
15 矢印

【特許請求の範囲】
【請求項1】
締め付けバンド2と、
ネジ頭5とネジ胴部6を有する締め付けネジ4と、
ネジ頭5とネジ胴部6を有する締め付けネジ4がその中に配置された筐体と、
凸型にアーチ状で、前記ネジ胴部6から離れて面し、少なくとも3つの刻み目9を備える前記ネジ頭5の表面8と、
を備えるホースクランプ1。
【請求項2】
前記表面8の中心は、滑らかの表面である請求項1に記載のホースクランプ1。
【請求項3】
前記刻み目9は、半径方向に向かって走る請求項1に記載のホースクランプ1。
【請求項4】
前記刻み目9は、星形の手法で配置される請求項1に記載のホースクランプ1。
【請求項5】
前記刻み目9は、お互いに同じ距離を有する請求項1に記載のホースクランプ1。
【請求項6】
前記刻み目9は、円錐型に外側に広がって構成される請求項1に記載のホースクランプ1。
【請求項7】
ネジ頭5と、
ネジ胴部6と、
凸型にアーチ状で、前記ネジ胴部6から離れて面し、少なくとも3つの刻み目9を備える前記ネジ頭5の表面8と、
を備えるホースクランプ1のための締め付けネジ4。
【請求項8】
前記表面8の中心は滑らかな表面として形成される請求項7に記載の締め付けネジ4。
【請求項9】
前記刻み目9は、星形の手法で配置される請求項7に記載の締め付けネジ4。
【請求項10】
前記刻み目9は、円錐型に外側に広がって構成される請求項7に記載の締め付けネジ4。
【請求項11】
正面に内部開口を有する台座13と、
半径方向内側向かって延びる、前記台座上に配置された少なくとの3つの突起と、
を備える、請求項1に記載のホースクランプ1を締め付けるための工具11。
【請求項12】
前記内部の内直径は前記ネジ頭5の外直径に適合して構成され、および前記突起の数と形が前記5ネジ頭の前記刻み目9の数と形に対応して構成され、配置される請求項11に記載の工具11。
【請求項13】
前記台座半径方向内部に横たわる前記突起の外部へりは、お互いに平行に走る請求項11に記載の工具11。
【請求項14】
前記台座半径方向内部に横たわる前記突起の外部へりは、凸状に曲がる請求項11に記載の工具11。
【請求項15】
締め付けネジ4の曲線的な頭上に工具11を置くことと、該締め付けネジ4は滑らかな中心表面8を備え、
ホースクランプ1を締めるまたは緩める効果のため、前記工具11を回すことと、
を含む筐体と締め付けネジ4を有するホースクランプ1を調整するための方法。
【請求項16】
前記ネジ頭5は、少なくとも1つの刻み目9を含み、前記工具11は少なくとも1つの突起を含み、前記少なくとも1つの突起は、前記少なくとも1つの刻み目の中に適合する請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記少なくとも1つの刻み目9は、少なくとも3つの刻み目9を含み、前記少なくとも1つの突起は、少なくとも3つの刻み目9に対応する数の突起を含む請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記突起の数はお互い平行に配置される請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記工具11の回転軸12が、前記締め付けネジ4の回転軸10にななめに向くとき、前記工具11の回転は、締めるまたは緩める効果のため十分なトルクを提供する請求項15に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2012−52660(P2012−52660A)
【公開日】平成24年3月15日(2012.3.15)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2011−179452(P2011−179452)
【出願日】平成23年8月19日(2011.8.19)
【出願人】(591044393)ノルマ ジャーマニー ゲーエムベーハー (43)
【Fターム(参考)】