説明

締固め仕上げ層を敷設するための方法及び路面仕上げ機

【課題】締固め仕上げ層を敷設するための方法及び路面仕上げ機を提供する。
【解決手段】スクリードBを有する路面仕上げ機Fにより仕上げ層を敷設する方法であって、タンパー・デバイスT及び平滑化プレート12を備えるこのスクリードが、仕上げ層を少なくとも締め固め、表面的に平滑化する、この方法により、タンパー・デバイスTのストロークh及び/又は頻度fが、舗装幅bにわたって及び舗装幅b内の作業方向Rに対して横軸方向において非一定である舗装厚さD及び/又は敷設速度Vで仕上げ層3を敷設するために、遠隔的に多様化される。この方法を実装するのに適した路面仕上げ機においては、路面仕上げ機又はスクリードBは、舗装幅b内におけるタンパー・デバイスTの少なくともストロークhを遠隔作動により局所的に異ならせるための調節デバイスEを有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、特許請求項1の前提部分による方法と、特許請求項6の前提部分による路面仕上げ機とに関する。
【背景技術】
【0002】
とりわけ瀝青舗装材料からなる、さらにはコンクリート舗装材料からなる仕上げ層を敷設する場合には、スクリード又は平滑化プレートの設定角度を比較的小さな正の角とすることが、均一な締固め及び良好な表面平面性にとって望ましい。正の設定角度とは、タンパー・デバイスが舗装材料を締め固める領域である、作業方向におけるスクリードの前端部が、敷設作業方向におけるスクリードの後端部よりも施工基面の上方においてより高い位置に位置することを示す。この正の設定角度は、舗装厚さに影響を及ぼすため、可能な限り一定に保たれるべきである。タンパー・デバイスにより加えられる締固め出力がより高いほど、局所的な締固まりがより高まり、逆の場合(出力がより低い場合)には逆となる(締固まりがより低くなる)。スクリードの重量及び層材料の締固め性などの実施パラメータが、比較的一定であるため、締固め出力は、主にタンパー・デバイスのストロークに左右され、また幾分か程度は下がるものの、タンパー・デバイスの頻度にも左右される。一定のストローク及び一定の頻度で作動するタンパー・デバイスにおいて、その敷設速度が低下すると、締固め出力は局所的に高まり、これにより、締固まりが局所的に高まることによって、スクリードが上昇し、設定角度が望ましくない程に狭まり、舗装厚さが大きくなる。他方において、局所的な締固め出力は、敷設速度の上昇に対して低下し、これにより、締固まりの低下によってスクリードが下降し、設定角度が望ましくないほどに広がり、舗装厚さが小さくなる。したがって、敷設する際には、例えば敷設速度などの敷設パラメータに殆ど左右されることなく、スクリードの設定角度を変化させない又は可能な限り変化させないために一定の締固めを行なうようにしなければならない。
【0003】
仕上げ層の敷設に関しては、種々のタイプのスクリードが使用される。いわゆる固定幅スクリードは、敷設の際に変更不能な固定の舗装幅を有する。固定幅スクリードの舗装幅は、延長部分が固定幅スクリードの端部に取り付けられることで、段階的に増大させることが可能である。各延長部分もまた、タンパー・デバイス及び(必要な場合には不均衡バイブレータを備えた)平滑化プレートを有する。固定幅スクリードの代替としては、伸展型スクリードが、敷設中に舗装幅を変更しなければならない場合に使用される。伸展型スクリードにおいては、延長及び収縮が可能な入れ子式スクリード部分が、固定舗装幅を有するベース・スクリードの両端部上に設置される。ベース・スクリード及び入れ子式スクリード部分はそれぞれ、タンパー・デバイスを有する。伸展型スクリードの最大舗装幅が十分でない場合には、タンパー・デバイス及び平滑化プレートを備える各延長部分を、入れ子式スクリード部分の端部に取り付けることが可能である。全てのタイプのスクリードに関して、タンパー・デバイスは、舗装幅全体にわたって同一のストローク及び同一の頻度で作動される。
【0004】
特に瀝青舗装材料からなる仕上げ層を敷設する際には、例えば仕上げ層の表面及び/又は施工基面が肩から中心線にかけて横軸方向傾斜又は直線状の仕上がりを有する場合、又は例えば凹状放物断面形状などの特殊な断面形状を形成しなければならない場合、又は施工基面の不均整を補償しなければならない場合など、敷設の作業進行方向に対する横軸方向において非一定の舗装厚さを有する仕上げ層を敷設することが、しばしば必要となる。さらに、ロータリー上にて又は急カーブに沿って仕上げ層を敷設する場合には、敷設速度が舗装幅にわたって非一定となることが避けられない。両効果、すなわち非一定の舗装厚さ又は非一定の敷設速度は、いずれか一方において又は累加的に、タンパー・デバイスが一定のストロークさらには同様に一定の頻度である場合に、舗装幅にわたる舗装厚さの望ましくないばらつき及び/又は締固め度合いのばらつきなどの、仕上げ層の最終品質において望ましくない影響をもたらす。品質におけるこれらの望ましくない影響又は犠牲は、不可避なものとしてこれまで受け入れられてきた。
【0005】
以下において例に基づいて示すように、タンパー・デバイスが行なう締固めを、敷設パラメータの変化に応じて可変制御する方法が知られているが、同制御は、常にスクリードの全舗装幅に対して行なわれるため、舗装厚さが舗装幅にわたり非一定である場合又は舗装速度が舗装幅にわたり非一定である場合の要件を考慮に入れることが不可能である。
【0006】
DE4139702C2より知られているスクリードによれば、タンパー・デバイスが締固めを行なう方向と、例えばスクリードの平滑化プレートとの間の角度が、締固め出力を比較的硬い又は比較的軟らかい舗装材料に適合させるように調節可能である。しかし、この締固め出力は、いずれの場合においても、舗装幅全体にわたって同一である。
【0007】
DE4040029C1より知られている方法によれば、スクリードのタンパー・デバイスの頻度が、実際の舗装速度に応じて設定点曲線に沿って制御され、それにより、舗装速度の変化とは無関係にタンパー・デバイスの締固め出力を実質的に一定に維持する、すなわち、低速化する敷設速度に対しては頻度を低下させ、高速化する敷設速度に対しては頻度を上昇させる。タンパー・デバイスのストロークは、舗装幅にわたって不変のままとなる。代替としては、敷設を中断することによって、タンパー・デバイスのストロークを手動により段階的に変更することが可能である。しかし、タンパー・デバイスの頻度制御もまた、同様に舗装幅全体にわたって行なわれるため、舗装厚さ又は舗装速度が舗装幅にわたって非一定である場合の要件は、考慮されない。
【0008】
DE19836269C1より知られている路面仕上げ機によれば、タンパー・デバイスの頻度が、スクリードの正の設定角度の変化に応じて変わるため、この設定角度は、敷設速度の変化による負の影響を補償するようにこの頻度を比例制御する。この場合も、頻度は、舗装幅全体にわたって均一に変更される。
【0009】
技術情報公開誌「Vogele − Fur jede Aufgabe die richtige Einbaubohle」(Vogele − The right screed for each task)(Neckarauerstr.168−228、D−68146 Mannheim在のJosef Vogele AG社による出版)の、1997年2月に発刊されたNo.2400/10の特に4頁及び5頁より、油圧駆動されるタンパー・ストリップを有するタンパー・デバイスが知られており、その作動頻度は、油圧駆動装置の回転速度によって変更させることが可能であり、そのストロークは、相応作用する偏心駆動シャフトの偏心度を手動調整することによって変更することが可能である。さらに、スクリードの平滑化プレートに、回転速度の制御により頻度の変更が可能な不均衡バイブレータを取り付けることが可能であることが、この刊行物より知られている。さらに、タンパー・デバイスは、舗装材料の予備締固めのみを行なってよく、必要な場合には、作業方向において平滑化プレートの後方に位置する油圧駆動プレス・ストリップにより、最終締固めを行なう。6頁には、タンパー・デバイスのストロークが、最大可能圧縮度すなわち締固め度を決定し、このストロークは、種々のストローク値について手動により段階的に調節することが可能であるため、ストローク頻度を上昇させることによって、実現される締固め度を上昇させることもまた可能となることが指摘されている。
【0010】
米国特許公開第2002/0141823A1号より知られているスクリードによれば、舗装幅にわたって連続的に延在するタンパー・ストリップが、共に接合させることが可能な個々のタンパー・ストリップ・セクションから構成されている。各タンパー・ストリップ・セクションが、少なくとも1つの制御カムによって駆動される。全タンパー・ストリップ・セクションの制御カムが、スクリード内に支持され所要の回転速度にて駆動される共通駆動シャフト上に設置される。これらの制御カムは、タンパー・ストリップ・セクションが互いに位相をずらして予備締固めを行なうように、互いに対して位相シフトされる。ストローク及びストローク頻度は、作動方向全体にわたり作動幅にわたって均一な予備締固め出力が得られるように、これらのタンパー・ストリップ・セクションについては同一である。舗装幅にわたるストローク及び/又は頻度の遠隔作動による多様化については、説明されていない。
【0011】
米国特許第4,828,428A号より知られているスクリードによれば、2つの連続タンパー・ストリップが、作業方向においてスクリードの平滑化プレートの前方に、少なくともスクリード・セクションの作業幅にわたって設けられ、共通の駆動装置又は個別の駆動装置により作動される。タンパー・ストリップのストローク及び/又は頻度は、スクリード・セクションの舗装幅にわたって同一である。タンパー・ストリップのストローク及び相対的タイミングは、調節することが可能である。タイミングを変更するためには、タイミング・チェーンを配置転換するか、又は交換する。ストロークを段階的に変更するためには、駆動シャフト上の関連する偏心駆動構成要素を交換する。スクリード・セクションの舗装幅内と作業方向に対する横軸方向とにおけるストローク及び/又は頻度の多様化については、説明されていない。
【0012】
米国特許第6,019,544A号より知られているスクリードによれば、タンパー・デバイスは、ベース・スクリード及び伸展型スクリードの上に設けられず、入れ子式スクリード部分が、入れ子式スクリード部分内に又はベース・スクリードの外側に設置されるスクリード延長部分の上に設けられるに過ぎない。作業方向に対して横軸方向に仕上げ層の最外縁領域中に延在するタンパー・ストリップのみを有するこれらのタンパー・デバイスは、仕上げ層の端部の予備締固めを行なうために使用される。各タンパー・ストリップが、スクリード延長部分の内部に支持され、作業方向に配向される軸を中心として枢動可能であり、クランク機構によって外方端部上で作動され、枢動軸を中心として上下に枢動される。タンパー・ストリップの外方端部に適用されるストロークは、カバーの除去及び引き締めねじの調節の後に、手動により調節することが可能である。作業幅にわたって非一定な舗装厚さ及び/又は敷設速度については、述べられていない。
【0013】
最後に、遠隔制御可能な調節デバイスを、スクリード上のタンパー・デバイスのタンパー・ストリップの偏心ストローク駆動装置に対して設け、この調節デバイスにより、舗装幅全体にわたる敷設動作においてではあるが、敷設パラメータの変化に応じてストロークを変更することが可能となることが、すでに示唆されている(欧州特許出願第09014516号及び先行出願)。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0014】
本発明の目的は、舗装幅にわたって非一定な舗装厚さ及び/又は敷設速度に対する影響が回避不能であるにもかかわらず、作業方向における及び作業方向に対して横軸方向における仕上げ層の最終品質を実質的に一定に保つことを可能にする、序文において述べられたタイプの方法と、その方法を実装するのに適した路面仕上げ機とに関する。
【0015】
このように設定される目的は、特許請求項1の特徴を有する方法、及び特許請求項6の特徴を有する路面仕上げ機により達成される。
【課題を解決するための手段】
【0016】
この方法によれば、可変ストローク及び/又は可変頻度で、舗装幅にわたってしたがって作業方向に対して横軸方向において、少なくともタンパー・デバイスを作動させ、そのようにすることで、舗装幅内において締固め出力を局所的に異なる舗装厚さ及び敷設速度に適合化させ、それにより、可変締固め出力によって、敷設される仕上げ層中に、作業方向において及び作業方向に対して横軸方向において一定の高さ及び一貫した品質をもたらすことが初めて可能となる。タンパー・デバイスの局所的締固め出力は、言わば、局所的舗装厚さ及び/又は敷設速度などの局所的条件に合わせて舗装幅内において調節され、それによって、スクリードが、最終的に舗装幅全体にわたって、所望の正の、比較的小さな、実質的に一定の設定角度で作動し、作業幅にわたって多様であり個別に適合化された締固めが得られる。第1に、タンパー・デバイスの少なくともストロークが、作業方向に対して横軸方向において多様化される。さらに、舗装幅内において頻度を多様化することが、付帯的措置として有利である場合がある。任意には、舗装幅内において頻度のみを多様化することが十分となる。
【0017】
少なくともストロークを遠隔制御により変更することが可能であることに加えて、路面仕上げ機又はスクリードが有する調節デバイスにより、局所的な舗装厚さ及び/又は敷設速度に応じて、舗装幅内において得られる締固め出力を多様化することが可能となる。この調節デバイスを使用することにより、タンパー・デバイスの少なくともストロークが、局所的敷設パラメータに適合するように舗装幅にわたって多様化される。この多様化は、敷設の開始前に予め設定することが可能であるが、敷設作業中にもいつでも実施することが可能である。この調節デバイスは、タンパー・デバイスの少なくともストロークの局所的に可変な設定により、局所的に異なる舗装厚さ及び敷設速度に対応するための、車両運転者が使用するためのツールか、又は自動作動ツールを提供する。この路面仕上げ機により敷設される仕上げ層の最終品質は、舗装厚さ及び/又は敷設速度が作業方向に対して横軸方向において非一定であるにもかかわらず、一様に高い。
【0018】
この方法の有利な一実施形態によれば、舗装厚さ及び/又は施工基面の表面及び/又は敷設速度の推移が決定され、タンパー・デバイスのストローク及び/又は頻度が、作業方向に対して横軸方向におけるこの決定される推移を考慮されつつ局所的に変更される。この決定については、施工基面からのデータ、スクリード設定からのデータ、及び適切に位置決めされたセンサの実測定値からのデータを含むことが可能であり、それにより、車両運転者による命令によって、又はコンピュータ化された開ループ若しくは閉ループの制御デバイスによる自動プロセスにおいて、事前に又は実質的に時間遅延を伴わずに開ループ若しくは閉ループの制御によってこの変更を制御することが可能となる。
【0019】
他の有利な一実施形態によれば、多様化は、事前に決定された少なくとも1つの特性に基づいて行なわれる。有利には、複数の特性さらには特性群を記憶させることが可能であり、この場合には、車両運転者により又は自動的に選択を行なうことが可能である。
【0020】
さらに、舗装幅内においてタンパー・デバイスのセクションごとに、段階的に又は連続的に、ストローク及び/又は頻度の多様化を実現することが有利である場合がある。セクションごとの多様化であっても、非一定な舗装厚さ又は敷設速度に対する比較的良好な適合化が、舗装幅にわたって実現され得る。その理由は、このタイプの非一定性は、普通急激な変化によるものではなく、比較的恒常的又は調和的なものであるからである。
【0021】
特に有利には、ストローク及び/又は頻度の多様化は、作業方向における舗装厚さ又は敷設速度の変化を参酌可能にするために、実施中の敷設に対しても行なわれる。
【0022】
この路面仕上げ機の有利な一実施形態によれば、タンパー・デバイスの頻度もまた、ストロークのための調節デバイスにより、又は頻度のための追加的な調節デバイスにより、舗装幅内において局所的に可変的に調節することが可能である。
【0023】
有利には、調節デバイスは、好ましくはストローク及び/又は頻度の多様化のための予め定められた特性又は特性群により、自動的に作動させることが可能である。この自動的に作動される調節デバイスは、適切に位置決めされたセンサからの信号と、敷設の関連性又は敷設パラメータ又はそれらの変化の関連する実状態を再現する入力情報とを使用することが可能である。
【0024】
有利な一実施形態によれば、スクリードのタンパー・デバイス中のタンパー・ストリップは、舗装幅内において、複数のタンパー・ストリップ・セクションに分割される。この場合に、複数のタンパー・ストリップ・セクションを、作業方向において関連セクション中に前後方向に設けることが実際に可能である。各タンパー・ストリップ・セクションは、スクリード中に設けられる複数のストローク駆動装置の中の1つに結合される。関連するタンパー・ストリップ・セクションに対して、少なくとも1つの局所的に個別化されるストロークを、調節デバイスを介して設定することが可能であり、任意には、頻度を局所的に個別的に調節することが可能である。
【0025】
有利な一実施形態によれば、当該のストローク駆動装置は、回転駆動され得る偏心シャフトを有する連結ロッド偏心駆動装置である。代替としては、ベルクランク偏心駆動装置が用意されてもよい。偏心シャフトの偏心量及び/又は被動回転速度は、少なくとも1つのタンパー・ストリップ・セクションに対して個別に調節することが可能である。
【0026】
別の実施形態によれば、当該のストローク駆動装置は、油圧リフト・シリンダ駆動装置であり、そのピストン・ストローク及び/又はピストン往復頻度は、調節デバイスを介して、好ましくはリフト・シリンダ駆動装置の油圧入流の圧力、及び/又は圧力パルス当たりの量、及び/又は圧力パルス周波数を調節することによって、少なくとも1つのタンパー・ストリップ・セクションに対して調節され得る。
【0027】
後に述べた場合においては、各タンパー・ストリップ・セクションが、ストローク駆動装置のストローク及び頻度を伝達する少なくとも2つの結合具を介してストローク駆動装置に結合されると、有利である場合がある。このタンパー・ストリップ・セクションの結合具については、同一のストロークが設定されてよく、又はそれぞれ異なるストロークが設定されてもよい。それぞれ異なるストロークが設定される場合には、好ましくは少なくとも1自由度を有する接合部が、各結合具のために設けられてよい。この場合には、少なくともストロークが、タンパー・ストリップ・セクションの長さにわたって、任意には一定の頻度にて、連続的に変更される。この場合にストローク駆動装置に対してタンパー・ストリップ・セクションを拘束することを可能にするために、接合部は、ヒンジ又は同様の構成要素であることが可能であり、又は単に予め定められた折曲ポイントであることも可能である。
【0028】
本発明の目的の実施形態は、図面に基づいて説明される。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】スクリードにより仕上げ層を敷設する路面仕上げ機の概略側立面図である。
【図2】舗装幅にわたり非一定な舗装厚さで仕上げ層を敷設する場合の、図1の例示的なスクリードに関する概略正面立面図である。
【図3】概略正面立面におけるスクリードのタンパー・デバイスの部分断面図である。
【図4】概略正面立面におけるスクリードのタンパー・デバイスの部分断面図である。
【図5】凹状放物断面形状を有する仕上げ層を敷設する場合の、スクリードの概略正面立面図である。
【発明を実施するための形態】
【0030】
図1においては、路面仕上げ機Fが、牽引スパー1を用いてスクリードBを牽引する。このスクリードBは、作業方向Rに敷設速度Vで、事前配置された未締固め状態の例えば瀝青舗装材料などの舗装材料4の上を、施工基面6に対して小さな正の設定角度αで遊動状態にて移動され、この施工基面6の上に舗装厚さDで平滑化され締固められた仕上げ層3を敷設する。舗装厚さDに対して寄与効果を有する設定角度αは、一部には、油圧シリンダ2による路面仕上げ機F上の牽引アーム1の前方固定点の高さ調節によって設定され、敷設中には可能な限り一定に保たれるべきである。
【0031】
作業方向Rにおいてスクリードの前方には、未締固め状態の舗装材料4のために、横軸方向スプレッダ・デバイス5が設けられる。作業方向において前側に、スクリードBは、舗装材料4を締め固めるためのタンパー・デバイスTを有する。さらに、スクリードBの下側には、平滑化プレート12が設けられる。この平滑化プレート12は、仕上げ層3の表面を平滑にし、任意には、示唆されるように、締固めの際にタンパー・デバイスTを補助する不均衡バイブレータが取り付けられる。
【0032】
また、スクリードBは、それが有利な場合には、作業方向において平滑化プレート12の後方に、油圧駆動されるプレス・ストリップを有する高締固めデバイス(図示せず)を有することが可能である。
【0033】
外部制御位置7が、スクリードBの上に設定され得る一方で、路面仕上げ機Fは、運転席内に制御コンソール8を有する。さらに、路面仕上げ機Fにおいては、例えば制御コンソール8の上に及び/又は外部制御位置7に、調節デバイスEが設けられ、この調節デバイスEにより、タンパー・デバイスT(舗装材料4を処理するタンパー・ストリップ13)の少なくともストロークを、スクリードBの舗装幅b(図2)にわたって個別に変更することが可能となる。有利には、調節デバイスE又は別個の調節デバイス(図示せず)によって、舗装幅b内において、タンパー・デバイスTの作動頻度を個別に変更することが可能である。
【0034】
スクリードBは、固定された舗装幅を有する固定幅スクリードであることが可能であり、その上に、必要に応じて側部延長部分を取り付けることが可能であり、さらに、この延長部分は、タンパー・デバイスT及び平滑化プレート12を有し、タンパー・デバイスTは、調節デバイスEに機能的にリンクされている。代替としては、スクリードBは、ベース・スクリードと、側部の延長及び収縮が可能な入れ子式スクリード部分(図2を参照)とを有する、伸展型スクリードであることが可能である。このスクリードの舗装幅bは、可変式であり、いずれの場合においても、少なくとも1つのタンパー・デバイスT及び1つの平滑化プレート12が、ベース・スクリード中に及び入れ子式スクリード部分中に設けられる。必要な場合には、さらなる延長部分が、入れ子式スクリード部分の上に設置されてよく、この延長部分もまた、タンパー・デバイスT及び平滑化プレート12を有する。
【0035】
図2は、ベース・スクリード9及び2つの入れ子式スクリード部分14を有する伸展型スクリードとしての一実施形態において、スクリードBを説明する。設置される延長部分15が、入れ子式スクリード部分14の一方の端部に破線で示される。この概略図においては、平滑化プレート12は、連続直線として示されるが、複数のセクションに分割される。スクリードBのタンパー・デバイスT又はタンパー・ストリップ13は、舗装幅b内において複数のセクション13a〜13eに分割され、例えば、いずれの場合においても入れ子式スクリード部分14、ベース・スクリード9、及び延長部分15内に、1つのセクションがある。ベース・スクリード9においては、境界線10が破線で示され、この位置において、ベース・スクリード9は、例えば仕上げ層表面において肩から中心線にかけて直線状の仕上がり(図示せず)を得るために、調節駆動装置11によって折り畳むことが可能である。
【0036】
ベース・スクリード9は、連続タンパー・ストリップ・セクション13bを有することが可能である。しかし、有利には、少なくとも2つのタンパー・ストリップ・セクション13b、13cが、ベース・スクリード9中に設けられる。
【0037】
施工基面6上に敷設される仕上げ層3は、ウェッジ形状断面を有し、すなわち、この場合には、舗装幅b内において左から右に実質的に連続的に薄くなる舗装厚さD(最大寸法D1、最小寸法D2)を有する。D1からD2への舗装厚さの変化に応じて(初めにここでは延長部分15は無視する)、舗装幅b内におけるタンパー・ストリップ・セクション13a〜13dの個々のストロークを、それぞれ異なるように設定することが可能であり、例えばそれによって、各タンパー・ストリップ・セクションは、いずれの場合においても、非一定の舗装厚さにもかかわらず同一の締固めをもたらす。この場合に、タンパー・ストリップ・セクション13aは、最大ストロークhaで作動する。ストロークhbからhdは、ストロークhaよりも段階的により小さくなる。これらのそれぞれ異なるストロークhaからhdは、敷設の開始前又は敷設動作中に調節デバイスE(図1を参照)によって遠隔的に設定され、及び/又は、敷設動作中に設定される。
【0038】
代替としては、又は追加的には、ストロークhの頻度f(frequency)は、有利であると見なされる場合には、及び参照符号faからfdにより示されるように、舗装幅b内における各タンパー・ストリップ・セクション13a〜13dについて個別に調節することが可能である。これは、頻度faが、最高であり、頻度fdが、最低であるか、又はそれらの逆であることを示唆し得る。各タンパー・ストリップ・セクション13a〜13dのストロークの変更は、連続的に遠隔設定することが可能であり、又は予め定められた段階において遠隔設定することも可能である。同様のことが、頻度にも当てはまる。
【0039】
各タンパー・ストリップ・セクション13a〜13dが、それらに続く平滑化プレート12と機能的に相互作用するため、タンパー・ストリップ・セクション13a〜13dのストロークの各上死点を平滑化プレート12に比較的正確に合わせることが重要となる。これは、図2において、それぞれ異なる深さまで舗装材料内に侵入するタンパー・ストリップ・セクション13a〜13dの下方端部によって示唆される。高締固めデバイスが設けられるか、又は複数のバイブレーション・デバイスが平滑化プレート12の上に設けられる場合には、それらの締固め出力もまた、舗装幅b内において非一定になされてよい。
【0040】
図3は、スクリードBのタンパー・デバイスの断面を概略的に示す。タンパー・ストリップ・セクション13aは、ストローク駆動装置22によって、いずれの場合でも例えばあるタイプの連結ロッドなどの少なくとも2つの結合具16に結合される。ストローク駆動装置22は、偏心シャフト17を備え、この偏心シャフト17は、回転駆動装置18(例えば油圧モータ)を用いて回転駆動させることが可能であり、スクリードB中に軸受19内に枢動可能に支持され、この偏心シャフト17において、連結具16は枢動可能に設置されるカム(図示せず)を担持し、この偏心シャフト17が回転することにより、タンパー・ストリップ・セクション13aのストロークが連結具16(偏心部e1、e2)を介して駆動される。タンパー・ストリップ・セクション13aは、例えば、平滑化プレート12の前側において可動式に案内され得る。ストローク駆動装置22内には、アクチュエータ20がさらに設けられ、このアクチュエータ20により、各偏心部e1、e2が、偏心シャフト17及び/又は結合具16に対して回転することが可能となり、実際のところは調節デバイスEを介してこのアクチュエータ20により回転することが可能となる。このようにすることで、これらの偏心部e1、e2により得られる例えば13aなどのタンパー・ストリップ・セクションのストロークhが変更される。さらにその頻度も変更すべき場合には、調節デバイスEは、回転駆動装置18をさらに個別に制御し、回転駆動装置18が油圧モータである場合には、例えば流量制御弁などを介して制御する。偏心部e1及びe2が同一である場合には、結合具16は、タンパー・ストリップ・セクション13aに剛体的に連結させることが可能である。タンパー・ストリップ・セクション13aの長さにわたりタンパー・ストリップ・セクション13aのストロークを連続変化させるために、偏心部e1及びe2をそれぞれ異なるように設定することが可能である場合には、少なくとも1自由度を有する少なくとも1つの接合部21(例えばヒンジ又は予め定められた折曲ポイントなど)を設けることが有利である。
【0041】
図4は、タンパー・ストリップ・セクション13aのためのストローク駆動装置22の別の実施形態を図示する。これに関しては、2つの油圧式往復駆動装置23が、スクリードB内に定置的に支持され、それら2つの油圧式往復駆動装置23のピストン24が、ピストン・ロッド26を介してタンパー・ストリップ・セクション13aに結合される。スクリードの制限停止部29は、タンパー・ストリップ・セクション13aの上方ストローク反転点を制限することが可能である。往復駆動装置23は、例えばばね荷重式シリンダなどの、例えば戻しばねに対して作動する油圧パルス・シリンダなどを含むが、油圧複動シリンダを使用することもまた可能である。油圧供給は、圧力源27から制御要素28を介して行なわれ、この場合には、調節デバイスEが、制御要素28に作用する。油圧及び/又は量を設定することにより、調節デバイスEが制御要素28を駆動する態様に応じて、ピストン24のストロークを任意の圧力パルスに対して選択することが可能となる。タンパー・ストリップ・セクション13aの個々のストロークは、図3と同様に、両往復駆動装置23について同一に設定することが可能であり、又はそれぞれ異なるように設定することが可能である。舗装幅b内に、このタイプの複数の個別に調節可能なセクションが設けられる。
【0042】
図5は、例えば少なくとも実質的に均整な施工基面6の上などに凹状放物表面形状Pを有する仕上げ層3を敷設するために設計されたスクリードBの特殊な形態を図示する。タンパー・デバイスT又はそのタンパー・ストリップ13は、舗装幅にわたって複数のセクションに分割され、これら複数のセクションは、例えば、さらには平滑化プレートとして、放物断面形状Pを画定し、個々のストローク駆動装置22に結合される。タンパー・ストリップ・セクション13aのストロークは、放物断面形状Pに合わせて、舗装幅bにわたって非一定であることが可能であり、それにより、局所的に異なる締固め出力が得られることによって、実質的に一定の締固め度が舗装幅bにわたってもたらされる。
【0043】
調節デバイスEは、いずれの場合においても、車両運転者若しくはスクリードBのオペレータによって作動されるか、或いは、自動的に作動する、及び/又は関連する敷設パラメータを決定するセンサ(図示せず)からの信号を利用する。有利には、調節デバイスEは、記憶された特性又は特性群を用いて作動する。これらの記憶された特性又は特性群は、予め決定されたものであり、それらによって、選択を行なうことが可能となり、さらには、例えばコンピュータ化され任意にはプログラム可能な閉ループ制御システム内などにおいて例えば設定点値などの入力が処理される。
【0044】
したがって、本発明によれば、路面仕上げ機F又はスクリードBは、タンパー・デバイスの少なくともストロークについての、さらに任意には頻度についての設定を局所的に異ならせることにより、作業幅内において局所的に異なる舗装厚さ及び敷設速度に対応するツールをもたらし、そのような対応を可能にする。
【0045】
例えば図2のスクリードBの、可能な調節の中でもとりわけ分解能をさらに高いものにするために、それぞれが固有のストローク駆動装置又はストローク設定能力を有する、例示されるものよりも多数のタンパー・ストリップ・セクションを、入れ子式スクリーブ部分14内に、各延長部分15内に、及びベース・スクリード9内又は各ベース・スクリード部分9a、9b内に設けることが可能である。
【符号の説明】
【0046】
B スクリード
D 舗装厚さ
D1 最大寸法
D2 最小寸法
E 調節デバイス
F 路面仕上げ機
P 凹状放物表面形状
R 作業方向
T タンパー・デバイス
V 敷設速度
α 正の設定角度
e1、e2 偏心部
f、fa〜fe 頻度
h、ha〜he ストローク
1 牽引スパー
2 油圧シリンダ
3 仕上げ層
4 舗装材料
5 横軸方向スプレッダ・デバイス
6 施工基面
7 外部制御位置
8 制御コンソール
9 ベース・スクリード
10 境界線
11 調節駆動装置
12 平滑化プレート
13 タンパー・ストリップ
13a〜13e タンパー・ストリップ・セクション
14 入れ子式スクリード
16 結合具
17 偏心シャフト
19 軸受
20 アクチュエータ
21 接合部
22 ストローク駆動装置
23 油圧式往復駆動装置
24 ピストン
26 ピストン・ロッド
27 圧力源
28 制御要素
29 制限停止部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
基礎(6)の上にある舗装厚さ(D)及びある舗装幅(b)にて、未締固め状態の舗装材料(4)からなる、とりわけ瀝青舗装材料からなる締固め仕上げ層(3)を敷設する方法であって、
路面仕上げ機(F)が、スクリード(B)を有し、
前記路面仕上げ機は、先に敷設された前記舗装材料(4)上で遊動状態で、作業方向(R)において舗装速度(V)で前記スクリード(B)を移動させ、
前記スクリード(B)は、タンパー・デバイス(T)を有し、
前記タンパー・デバイス(T)は、前記作業方向(R)において平滑化プレート(12)の前方にストローク駆動装置(22)を有し、前記舗装幅(b)にわたって連続タンパー・ストリップ(13)又は複数のタンパー・ストリップ・セクション(13a〜13e)を備え、
前記タンパー・デバイス(T)は、少なくとも前記仕上げ層(3)の予備締固めのために選択可能なストローク(a)及び選択可能な頻度で作動させることが可能であり、その後に前記平滑化プレートが、予備締固めされた前記仕上げ層(3)を少なくとも表面的に平滑化する、方法において、
前記舗装幅(b)にわたって前記作業方向(R)に対して横軸方向に非一定である前記舗装厚さ(D)及び/又は前記敷設速度(V)にて前記仕上げ層(3)を敷設するために、前記タンパー・デバイス(T)の締固め出力が、前記舗装幅(b)内における前記タンパー・デバイスのストローク(h)及び/又は頻度(f)を遠隔制御により多様化することによって、局所的に異なる前記舗装厚さ(D)及び/又は前記敷設速度(V)に適合させることを特徴とする方法。
【請求項2】
前記作業方向(R)に対して横軸方向における、及び前記舗装幅内における、前記舗装厚さ(D)及び/又は前記基礎(6)の表面及び/又は前記敷設速度(V)の推移が、信号を生成するセンサによって決定され、
前記ストローク(h)及び/又は前記頻度(f)は、前記決定される推移に適合するように、前記作業方向(R)に対して横軸方向において局所的に多様化されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記ストローク(h)及び/又は前記頻度(f)の多様化は、ある特性にしたがって前記作業幅(b)にわたって調節されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記タンパー・デバイス(T)の前記ストローク(h)及び/又は前記頻度(f)は、前記舗装幅内で、前記タンパー・デバイス(T)のセクションごとに、又は連続的かつ段階的に、又は連続的に多様化されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記ストローク(h)及び/又は前記頻度(f)の多様化は、敷設の実施中に、好ましくは自動プロセスにおいて、前記舗装幅(b)にわたって実現されることを特徴とする、請求項1から4までの少なくとも1項に記載の方法。
【請求項6】
少なくとも1つのタンパー・デバイス(T)及び1つの平滑化プレート(12)を有するスクリード(B)を備える路面仕上げ機(F)であって、
前記タンパー・デバイス(T)は、少なくとも1つのストローク駆動装置(22)と、作業方向(R)において前記平滑化プレート(12)の前方に、前記スクリード(B)の舗装幅(b)にわたって延在する少なくとも1つのタンパー・ストリップ(13、13a〜13e)とを備え、
前記タンパー・ストリップは、前記スクリード(B)内に配置された前記ストローク駆動装置(22)に結合される、路面仕上げ機(F)において、
この路面仕上げ機(F)又は前記スクリード(B)は、前記舗装幅(b)内において、及び前記作業方向(R)に対して横軸方向において、前記タンパー・デバイス(T)の前記タンパー・ストリップ(13、13a〜13e)の少なくともストローク(h)を遠隔作動により局所的に異ならせるための調節デバイスを有することを特徴とする路面仕上げ機(F)。
【請求項7】
前記調節デバイス(E)又は追加的に設けられる調節デバイスが、前記舗装幅(b)にわたり前記タンパー・デバイス(T)の前記頻度(f)を多様化させるように形成されることを特徴とする請求項6に記載の路面仕上げ機。
【請求項8】
前記調節デバイス(E)は、好ましくは前記舗装幅(b)にわたる前記ストローク及び/又は前記頻度の多様化のための予め定められた特性又は特性群を備える、自動調節式又は閉ループ式の制御システムを有することを特徴とする請求項6又は7に記載の路面仕上げ機。
【請求項9】
前記タンパー・ストリップ(13)は、前記舗装幅(b)内において、複数のタンパー・ストリップ・セクション(13a〜13e)に分割され、
前記複数のタンパー・ストリップ・セクション(13a〜13e)はそれぞれ、複数のストローク駆動装置(22)の中の1つに結合され、
前記複数のタンパー・ストリップ・セクション(13a〜13e)に対して、局所的に個別化されるストローク(h)及び/又は局所的に個別化される頻度(f)が、前記調節デバイスを介して前記舗装幅(b)内において調節され得ることを特徴とする請求項6に記載の路面仕上げ機。
【請求項10】
前記各ストローク駆動装置(22)は、駆動可能な偏心シャフト(17)を有する連結ロッド偏心駆動装置であり、
前記偏心シャフト(17)の各偏心部(e1、e2)及び/又は駆動速度が、前記調節デバイス(E)を介して前記タンパー・ストリップ・セクション(13a)に対して調節可能であることを特徴とする請求項6に記載の路面仕上げ機。
【請求項11】
前記各ストローク駆動装置(22)は、油圧リフト・シリンダ駆動装置であり、前記調節デバイス(E)により、ピストン・ストローク及び/又はリフト・シリンダ移動頻度が、好ましくは前記リフト・シリンダ駆動装置の油圧作動の圧力、及び/又は圧力パルス当たりの量、及び/又はパルス周波数を調節することによって、前記タンパー・ストリップ・セクション(13a)に対して調節され得ることを特徴とする請求項6に記載の路面仕上げ機。
【請求項12】
各タンパー・ストリップ・セクション(13a〜13e)が、ストローク及び頻度を伝達する少なくとも2つの結合具(16)を介して前記ストローク駆動装置(22)に結合され、
均等な又はそれぞれ異なるストロークを、前記タンパー・ストリップ・セクション(13a)の前記結合具に対して設定することが可能であり、
好ましくは少なくとも1自由度を有する接合部(21)が、各結合具(16)に対して与えられることを特徴とする請求項10又は11に記載の路面仕上げ機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2011−196175(P2011−196175A)
【公開日】平成23年10月6日(2011.10.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−57545(P2011−57545)
【出願日】平成23年3月16日(2011.3.16)
【出願人】(596068349)ヨゼフ フェゲーレ アーゲー (35)
【Fターム(参考)】