説明

美顔マッサージマスク

【課題】空気をマスク内に注入することにより生成される空気圧を用いて、マスクを顔面に密着させ、マッサージを行う美顔マッサージマスクを提案することを目的とする。
【解決手段】
本発明は、マスク内に空気を注入することにより生成される空気圧を用いて顔面にマスクを密着させてマッサージする美顔マッサージマスクであり、前記マスクは、空気圧を用いて着用者の顔面をマッサージするマッサージセクションを有するため、人体に悪影響を及ぼさず且つ皮膚トラブルを起こさずに空気圧を用いて着用者の顔面をマッサージすることができ、さらに、持ち運びが容易で場所や時間に関係なく使用することができるものである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は概して美顔マッサージマスクに関するものであって、より詳細には、空気をマスク内に注入することにより生成される空気圧を用いて顔面にマスクを密着させてマッサージする美顔マッサージマスクである。
【背景技術】
【0002】
近年の生活水準向上により多くの人が健康に気を遣うようになり、特に顔面部の容貌には、老若男女に拘わらず大変関心が持たれるようになった。
【0003】
顔面部の皮膚弾力性を高めて皮膚の老化を防ぐために、マッサージクリームといった様々な機能性化粧品が一般的に使われるようになり、マッサージサービスが大変盛んになってきた。
【0004】
多くのマッサージサービスでは、皮膚マネージメント用のしわ取り栄養クリームや機能性オイルなどを顔面部に適量塗布し、その後、マッサージ効果をもたらすよう一定時間顔面部を使い捨てマスクで覆う。
【0005】
しかしながら、上記のようなマッサージ方法には、マッサージ材料の調合及び塗布が大変複雑であるため限られた場所でしか行えず不便であり、また、人により皮膚特徴が異なるので、マッサージ材料の誤調合が顔面の皮膚に副作用を引き起こすことがある、といった問題点がある。
【0006】
それゆえ、上記の問題を解決するために様々な美顔マスクが近年開発されている。外見を美しくするための美顔マスク器具は、韓国特許第10―0806291号に開示されている。前記美顔マスク器具は、空気道を内蔵するマスクシートと、前記空気道につなぐ接続孔を一端に有するケースと、前記ケースに設けられ、前記接続孔に空気を供給する給気装置と、加熱する(空気の温度を上昇させる)ために前記接続孔とケース内の前記給気装置との間に設けられるヒーターとを含み、断続的に顔面に加熱された空気をあてることで、発汗及び老廃物の排出を促進して顔面を美しくする。しかしながら上記構造は、顔面の皮膚から発汗させるという特徴を有するだけでマッサージ機能はなく、敏感肌又は熱過敏性皮膚の人は使うことができない。
【0007】
さらに、美顔マッサージマスクは韓国実用新案第20−0422793号に開示されている。開示された前記美顔マッサージマスクは、水が流れるように設けられたスペースを有する内面及び外面を有するマスク体と、顔面に前記マスク体を固定する固定ベルトとを有し、前記内面には複数の注入孔と呼吸用空気管が設けられ、前記注入孔を介して注入される水の圧力により顔面をマッサージするものである。しかしながら、水を使用するため、上記のような構造を使用できる場所が限定される上、使用者は空気管を介して不自由にしか呼吸できず、またマッサージに使用される水が排出されずにマスク体に滞留するといった問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】韓国特許第10―0806291号公報
【特許文献2】韓国実用新案第20−0422793号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は従来技術に生じる前述の問題を鑑みてなされたもので、空気をマスク内に注入することにより生成される空気圧を用いて、マスクを顔面に密着させ、マッサージを行う美顔マッサージマスクを提案することを目的とする。
【0010】
さらに、本発明は、人体に悪影響を及ぼさず、且つ皮膚トラブルを起こさずに空気圧を用いて顔面をマッサージすることができ、また、持ち運びが容易で場所や時間に関係なく使用することができる美顔マッサージマスクを提案することを目的とする。
【0011】
さらに、本発明は、顔面のツボを刺激するために指圧突起部をその内面に設けた美顔マッサージマスクを提案することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上記目的を達成するために、本発明の1つの実施形態によれば、内側及び外側マスク体を有するマッサージセクションを有し、前記外側マスク体は連結部をその外側下部に設け、前記内側マスク体は外側マスク体に連結され、且つ着用者の顔面に密着する美顔マッサージマスクであって、マッサージセクションへ空気を注入及び排出する空気供給ユニットを有する制御ボックスと、空気供給ユニットを制御する制御ユニットとを含むことで、マッサージセクション内に空気圧を生成し、生成される空気圧の量及び生成時間を制御する。また、外側マスク体の連結部に連結され、マッサージセクションと制御ボックスを接続する接続セクションを有することで、マッサージセクションに注入される空気の空気圧を用いて着用者の顔面をマッサージする。
【0013】
本発明の1つの実施形態では、内側マスク体は、内側に着用者の顔面のツボを刺激可能な指圧突起部を設ける。
【0014】
本発明の実施形態では、内側マスク体の内面に、着用者の顔面のツボを刺激可能な指圧突起部をその内側表面に設ける内側シートを更に設ける。
【0015】
本発明の実施形態では、外側マスク体はシリコンで構成され、内側マスク体はシリコンを基材として銀ナノ成分、及びトルマリン成分を含む材料で構成される。
【0016】
本発明の実施形態では、マッサージセクションは長さが調整可能なヘアーバンドを連結する留め具をその両側端に設ける。
【0017】
本発明の実施形態では、ヘアーバンドはベルクロテープにより互いに連結される第1及び第2バンド部から構成される。
【0018】
本発明の実施形態では、空気供給ユニットは、マッサージセクションに空気を注入する空気注入ポンプと、空気注入ポンプを作動させる第1駆動モータと、マッサージセクションから空気を排出する空気排出ポンプと、空気排出ポンプを作動させる第2駆動モータとを有する。
【0019】
本発明の実施形態では、制御ユニットは、プリント回路板(PCB)と、PCB上に載置される電源スイッチと、空気供給ユニットの作動時間を制御するためにPCBに設けられるタイマーと、マッサージセクションに注入する空気量を制御するためにPCBに設けられる空気圧制御スイッチと、タイマーによる設定時間中、マッサージセクションに注入する空気量を自動的に制御するためにPCBに設けられる自動制御スイッチとを有する。
【0020】
本発明の実施形態では、接続セクションは、空気注入ホースを介して制御ボックスにより供給された空気がマッサージセクションに注入される空気注入ホースと、空気排出ホースを介してマッサージセクションに注入された空気が排出される空気排出ホースと、マッサージセクションと接続セクションとの間に位置する連結部に設けられる固定ユニットを追加として有する。
【発明の効果】
【0021】
上記の構成によれば、本発明の美顔マッサージマスクは、人体に悪影響を及ぼさず且つ皮膚トラブルを起こさずに、空気圧を用いて着用者の顔面をマッサージすることができ、また、持ち運びが容易で場所や時間に関係なく使用することができる。
【0022】
更に、マスクの内面に設けられた指圧突起部が顔面のツボを刺激することで、血行促進及び皮膚の老化を防ぐ。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】本発明による美顔マッサージマスクを示す斜視図である。
【図2】本発明による美顔マッサージマスクを示す分解斜視図である。
【図3】図2に示す美顔マッサージマスクのマッサージセクションの内側を示す平面図である。
【図4】図2に示す美顔マッサージマスクのマッサージセクションの他の実施形態を示す平面図である。
【図5】図1に示す美顔マッサージマスクの制御ボックスの詳細を示す構造図である。
【0024】
以下に、本発明の上記及び他の目的、特徴及び利点を、添付の図面を参照により詳細に説明する。
【発明を実施するための形態】
【0025】
添付の図面に示される一例を参照に、以下に本発明の好適実施形態をより詳細に説明する。図面上及び明細書内では、同一部位又は同様の部位に対してできる限り同じ参照数字を使うものとする。
【0026】
図1は、本発明による美顔マッサージマスクを示す斜視図であり、図2は、本発明による前記マスクの分解斜視図であり、図3は、図2に示す前記マスクのマッサージセクションの内側を示す平面図であり、図4は、図2に示す前記マスクのマッサージセクションの他の実施形態を示す平面図であり、図5は、図1に示すマスクの制御ボックスの詳細を示す構造図である。
【0027】
本発明は、マスク内に空気を注入することにより生成される空気圧を用いて顔面に密着させてマッサージする美顔マッサージマスク100に関するものである。前記マスクは概して、マッサージセクション10、制御ボックス20、及び、接続セクション30を有する。
【0028】
マッサージセクション10は、前記制御ボックス20により供給される空気の空気圧を用いて着用者の顔面に密着し、顔面をマッサージする部分である。前記マッサージセクションは、着用者の顔面に接触する内側マスク体11と、内側マスク体11の外側に連結される外側マスク体12とを有する。
【0029】
内側及び外側マスク体11及び12は、マッサージ中に着用者が呼吸できるようにし、且つ息苦しさを感じさせないために、目、鼻、口に対応する特定箇所に開口部16を有する。
【0030】
内側及び外側マスク体11及び12は、接着剤などの接着手段(図示しない)により合わさっており、内側マスク体11と外側マスク体12の間に注入される空気が両マスク体の外へ漏出するのを防止するため、内側及び外側マスク体11及び12が重なる外周部、及び、開口部16の外周で重なる部分には前記接着手段が塗布されている。
【0031】
内側及び外側マスク体11及び12は弾性シリコンで構成されるため、美顔マッサージマスクは顔面のサイズに関係なく簡易に装着できる。また、内側マスク体11のシリコンは、外側マスク体12のシリコンより弾性力が強く、内側マスク体11の厚みは外側マスク体12の厚みより薄いと好ましい。そうすることで、内側マスク体11と外側マスク体12の間に空気を注入する際に、外側マスク体12は原型を留める程度に少しだけ膨張し、一方、内側マスク体11は外側マスク体12より大きく膨張するので、顔面をマッサージすることができる。
【0032】
さらに、内側マスク体11は着用者の顔面に接触するため、着用者の顔面の皮膚を清潔に保ち、また皮膚の老化を防止するように、抗菌性の銀ナノ成分と、アニオン生成成分と、トルマリン成分とが内側マスク体のシリコンに添加されている。
【0033】
図3に示すように、着用者の顔面に近接する内側マスク体11の内面に指圧突起部14を設けてもよい。指圧突起部14は人体の顔面のツボに合わせて配置されるので、マッサージ用の空気を注入すると、内側及び外側マスク体の双方で着用者の顔をマッサージする一方、内側マスク体11が膨張して顔面のツボを刺激し、血行が促進され、着用者をリフレッシュさせることができる。
【0034】
使用者が美顔マッサージ後外出する場合、又は外出中にマッサージを受ける場合に、指圧突起部14が当たる顔面の箇所にマッサージ跡が残る、といった恥ずかしい状況がマッサージ後に発生する可能性がある。この状況を避けるために、指圧突起部14がその内面に設けられる内側シート60を別個にし、指圧突起部を内側マスク体に形成しないこともできる。このようにすれば、使用者はスケジュールによって内側シートを使い分けることが可能である。すなわち、使用者がマッサージを受ける十分な時間がある場合にだけ、マッサージ前に、顔面のツボに合わせて指圧突起部14が配置されている図4に示すような内側シート60を、図3に示す実施形態と同様に使用者の顔面部に載せて、マッサージセクションを装着することができる。このとき、指圧突起部14により顔面のツボを刺激することで、血行を促進し且つ使用者の身体をリフレッシュさせる。ここで、指圧突起部14を有する内側シート60は、内側マスク体11の内面で取り外し可能に装着することができるから、指圧突起部14が配された内側シート60を別個に設けるときは、使用者がつぼ押し式マッサージを選択して行うことができるという利点がある。
【0035】
一方、マスク100を顔面部に留め置くためには、着用者の顔面にマッサージセクション10を固定する固定ユニットが必要である。固定ユニットは、ヘアーバンド40であってもよい。すなわち、マッサージセクション10の両側端にヘアーバンド40を連結する留め具15を設け、ヘアーバンド40により着用者の顔面にマスク100を固定して装着させることができる。
【0036】
また、ヘアーバンド40は高弾性材料を用いて、且つ長さ調整可能であるため、着用者の頭部に合わせてヘアーバンド40の長さを調整し、マッサージセクション10を着用者の顔面に密着した状態でマスクを装着できる。具体的には、ヘアーバンド40は、留め具15によりマッサージセクション10の両側端に各々が連結される第1及び第2ヘアーバンド部40a及び40bから構成される。第1及び第2ヘアーバンド部は、その第1端部における取り付けボタン42、及び、互いに接触するその第2端部におけるベルクロテープ44の雌雄片により、マッサージセクションに簡易に連結分離可能に設けられるので、ヘアーバンド40は使用者の頭部のサイズに合わせて容易に長さ調整することができ、且つマスク100を顔面に容易に装脱着できる。
【0037】
制御ボックス20は、マッサージセクション10に空気を注入し、及び注入された空気をマッサージセクションから排出することで、顔面の筋肉をマッサージするための空気圧を生成するもので、空気圧の量及び生成時間を制御する。制御ボックス20は、接続セクション30を介してマッサージセクション10に接続されている。
【0038】
制御ボックス20は、空気供給ユニット(空気圧生成/解消ユニット)21及び制御ユニット24を有する。空気供給ユニット21は、マッサージセクション10、すなわち、内側及び外側マスク体11及び12の間の箇所に空気を注入及び排出し、空気圧を生成する。空気供給ユニット21は、マッサージセクション10へ空気を注入する空気注入ポンプ22aと、空気注入ポンプ22aを作動させる第1駆動モータ23aと、マッサージセクション10から空気を排出する空気排出ポンプ22bと、空気排出ポンプ22bを作動させる第2駆動モータ23bとを有する。
【0039】
さらに、制御ユニット24は、空気供給ユニット21により生成及び解消される空気圧の量及び生成/解消時間を制御するために設けられる。制御ユニットは、プリント回路板(PCB)25と、PCB25に設けられる電源スイッチ26と、空気供給ユニット21の操作時間を制御するためにPCB25に設けられるタイマー27とを有する。
【0040】
すなわち、使用者が顔面にマスク100を装着している状態で、PCB25に設けられる電源スイッチ26を押すと、電力が電源(図示しない)から第1駆動モータ23aに供給されてモータが駆動する。その後、空気注入ポンプ22aから、内側マスク体11と外側マスク体12の間のマッサージセクションへ接続セクション30を介して空気が供給されるので、内側マスク体11が膨張して使用者の顔面を押圧してマッサージする。また、空気がマッサージセクション10に一定量注入され、使用者の顔面を押圧する力が所望のレベルに達すると、第1駆動モータ23aは回転を停止し、第2駆動モータ23bは回転を開始するので、空気排出ポンプ22bがマッサージセクション10に注入された空気を吸い上げ、マッサージセクションから空気を排出する。マッサージセクション10における空気が一定量排出されると、第2駆動モータ23bは回転を停止し、第1駆動モータ23aが回転を再度開始するので、マッサージセクション10に空気が注入される。このプロセスが繰り返されることで、空気圧により顔面の筋肉をマッサージすることができる。
【0041】
一方、PCB25に設けられるタイマー27により、使用者が望む時間の長さで顔面のマッサージを受けられるよう空気供給ユニット21の操作時間を設定できる。
【0042】
さらにPCB25は、マッサージの強さを調整できる空気圧制御スイッチ29もさらに備える。空気圧制御スイッチ29は、図1に示すように強スイッチ29a、中スイッチ29b、弱スイッチ29cから成り、マッサージセクション10に注入される空気量を調整する。すなわち、空気圧制御スイッチ29は、第1及び第2駆動モータ23a及び23bの操作時間を調整することにより、空気注入ポンプ22a及び空気排出ポンプ22bを介してマッサージセクション10に注入及び排出される空気量を調整する。空気量の調整により、使用者の顔面を押す空気圧の程度を制御することで、使用者は好みに合わせてマッサージの強さを選択することができる。
【0043】
加えて、PCB25は、タイマー27により設定した時間中、マッサージセクション10に注入する空気量を自動的に制御する自動制御スイッチ28もさらに備え、この自動制御スイッチ28は、マッサージ中顔面を押す空気圧の強さを自動的に調整する。
【0044】
前述するタイマー27、空気圧制御スイッチ29、及び自動制御スイッチ28は、従来技術及び他の分野でも幅広く使われているので、それらの詳細な説明は省略する。
【0045】
一方、マッサージセクション10と制御ボックス20は、接続セクション30で接続されており、接続セクション30は、制御ボックス20によりマッサージセクション10に供給する空気を注入し、また、マッサージセクション10に注入する空気を制御ボックス20により排出する導管として働く。
【0046】
すなわち、接続セクション30は、空気注入ホース30a及び空気排出ホース30bを有し、内側マスク体11と外側マスク体12との間のマッサージセクション10へ、制御ボックス20により供給した空気は空気注入ホース30aを介して注入され、マッサージセクション10に注入した空気は、空気排出ホース30bを介して制御ボックス20により排出される。空気注入ホース30a及び空気排出ホース30bは、制御ボックス20の空気注入ポンプ22a及び空気排出ポンプ22bと、外側マスク体12の外側下部に設けられる連結部13との間に、その第1端及び第2端において各々接続される。それゆえ、空気注入ポンプ22aにより供給される空気は、内側マスク体11と外側マスク体12の間に空気注入ホース30aを介して注入されるので、内側マスク体11が膨張して、使用者の顔面をマッサージする。
【0047】
また、マッサージセクション10と接続セクション30が連結される連結部13の外側に、固定ユニット50を追加として設けることにより、接続セクション30がマッサージセクション10から外れて、マッサージセクション10に注入又は排出される空気が漏出するのを防止するようにすると好ましい。具体的には、連結部13の外面を雌ネジ部(図示しない)とし、固定ユニット50の内面を前記雌ネジ部に係合する雄ネジ部(図示しない)としてもよい。その場合、接続セクション30の端部に固定ユニット50を嵌め込むと、接続セクション30が連結部13に連結され、固定ユニット50をその後回転することで接続セクション30が連結部13に堅く連結されるので、マッサージ中にマッサージセクション10の連結部13から接続セクション30が外れるのを防止することができる。
【0048】
本発明の美顔マッサージマスク100の上記の構造によると、人体に悪影響を及ぼさず且つ皮膚トラブルを起こさずに空気圧を用いて着用者の顔面をマッサージすることができ、また、前記マスクは持ち運びが容易で場所や時間に関係なく使用することができる。
【0049】
本発明の好適実施形態を一例として記載したが、添付の請求項に記載される本発明の範囲や精神を逸脱しない様々な修正、追加及び置換は、本発明の範囲内のものと理解すべきである。
【符号の説明】
【0050】
10・・マッサージセクション、11・・内側マスク体、12・・外側マスク体、13・・連結部、14・・指圧突起部、15・・留め具、16・・開口部、20・・制御ボックス、21・・空気供給ユニット、22a・・空気注入ポンプ、22b・・空気排出ポンプ、23a・・第1駆動モータ、23b・・第2駆動モータ、24・・制御ユニット、25・・プリント回路板(PCB)、26・・電源スイッチ、27・・タイマー、28・・自動制御スイッチ、29・・空気圧制御スイッチ、30・・接続セクション、30a・・空気注入ホース、30b・・空気排出ホース、40・・ヘアーバンド、40a・・第1ヘアーバンド部、40b・・第2ヘアーバンド部、42・・取り付けボタン、44・・ベルクロテープ、50・・固定ユニット、60・・内側シート、100・・美顔マッサージマスク。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
内側及び外側マスク体を有し、前記外側マスク体はその外側下部に連結部を設け、前記内側マスク体は前記外側マスク体と連結し且つ着用者の顔面に密着するマッサージセクションと、
前記マッサージセクションに空気を注入及び排出し、前記マッサージセクションに空気圧を生成する空気供給ユニットと、前記空気供給ユニットを制御する制御ユニットとを有する制御ボックスであって、前記マッサージセクション内で空気圧を生成し、生成される空気圧の量及び生成時間を制御する制御ボックスと、
前記外側マスク体の連結部に連結され、前記マッサージセクションと前記制御ボックスを接続する接続セクションとを含み、前記マッサージセクションに注入される空気の空気圧を用いて着用者の顔面をマッサージする
ことを特徴とする美顔マッサージマスク。
【請求項2】
前記内側マスク体の内側に、着用者の顔面のツボを刺激可能な指圧突起部を設ける
ことを特徴とする請求項1に記載の美顔マッサージマスク。
【請求項3】
前記内側マスク体の内側に、着用者の顔面のツボを刺激可能な指圧突起部を有する内側シートをさらに含む
ことを特徴とする請求項1に記載の美顔マッサージマスク。
【請求項4】
前記外側マスク体はシリコンで構成され、前記内側マスク体はシリコンの基材に銀ナノ成分、及びトルマリン成分を含む材料で構成される
ことを特徴とする請求項2に記載の美顔マッサージマスク。
【請求項5】
前記マッサージセクションの両側に長さ調整可能なヘアーバンドを連結する留め具を有する
ことを特徴とする請求項1に記載の美顔マッサージマスク。
【請求項6】
前記ヘアーバンドは、ベルクロテープにより連結される第1及び第2バンド部から成る
ことを特徴とする請求項5に記載の美顔マッサージマスク。
【請求項7】
前記空気供給ユニットが、前記マッサージセクションに空気を注入する空気注入ポンプと、前記空気注入ポンプを作動させる第1駆動モータと、前記マッサージセクションから空気を排出する空気排出ポンプと、前記空気排出ポンプを作動させる第2駆動モータとを有する
ことを特徴とする請求項1に記載の美顔マッサージマスク。
【請求項8】
前記制御ユニットが、プリント回路板(PCB)と、前記PCB上に載置される電源スイッチと、前記空気供給ユニットの操作時間を制御するために前記PCBに設けられるタイマーと、前記マッサージセクションに注入する空気量を制御するために前記PCBに設けられる空気圧制御スイッチと、前記タイマーによる設定時間中、マッサージセクションに注入する空気量を自動的に制御するために前記PCBに設けられる自動制御スイッチとを有する
ことを特徴とする請求項1に記載の美顔マッサージマスク。
【請求項9】
前記接続セクションは、空気注入ホースと空気排出ホースを有し、前記制御ボックスにより供給された空気が前記空気注入ホースを介して前記マッサージセクションに注入され、前記マッサージセクションに注入された空気が前記空気排出ホースを介して排出され、前記マッサージセクションと前記接続セクションとの間の前記連結部に設けられる固定ユニットを追加として有する
ことを特徴とする請求項1に記載の美顔マッサージマスク。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2009−247906(P2009−247906A)
【公開日】平成21年10月29日(2009.10.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−91486(P2009−91486)
【出願日】平成21年4月3日(2009.4.3)
【出願人】(509096463)
【Fターム(参考)】