肺癌の治療および診断のための組成物および方法
癌（特に、肺癌）の治療および診断のための組成物および方法が開示される。例示的な組成物は、１つ以上の肺腫瘍ポリペプチド、その免疫原性部分、このようなポリペプチドをコードするポリヌクレオチド、このようなポリペプチドを発現する抗原提示細胞、およびこのようなポリペプチドを発現する細胞に特異的なＴ細胞を含む。開示された組成物は、例えば、疾患（特に、子宮頚部癌）の診断、予防および／または処置において有用である。
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【特許請求の範囲】
【請求項１】
患者における子宮頚部癌の存在または非存在を検出するための方法であって、該方法は、以下；
（ａ）該患者から得た生物学的サンプルを、配列番号１７５に示される配列を含むポリヌクレオチドまたはそのフラグメントと接触させる工程であって、該フラグメントは、生物学的サンプルにおいて該配列番号１７５に示されるポリヌクレオチドの存在を検出し得る、工程；
（ｂ）該生物学的サンプルにおいて、該配列番号１７５に示されるポリヌクレオチドまたはそのフラグメントにハイブリダイズする核酸の量を検出する工程；および
（ｃ）該配列番号１７５に示されるポリヌクレオチドまたはそのフラグメントにハイブリダイズする核酸の量を、所定のカットオフ値と比較し、それから該患者における子宮頚部癌の存在または非存在を決定する工程
を包含する、方法。
【請求項２】
患者における子宮頚部癌の存在または非存在を検出するための方法であって、該方法は、以下；
（ａ）該患者から得た試験子宮頚部組織サンプルを、配列番号１７６に示されるポリペプチドに特異的に結合する抗体と接触させる工程；
（ｂ）該子宮頚部組織サンプルにおいて該ポリペプチドに結合する該抗体の量を検出する工程；および
（ｃ）該試験子宮頚部組織サンプルにおいて該ポリペプチドに結合する該抗体の量を、コントロール子宮頚部組織サンプルにおいて該ポリペプチドに結合する該抗体の量と比較する工程
を包含し、それによって、該患者における子宮頚部癌の存在または非存在を検出する、方法。
【請求項３】
前記試験子宮頚部組織サンプルおよび前記コントロール子宮頚部組織サンプルにおいて前記ポリペプチドに結合する前記抗体の量が、免疫組織化学を用いて決定される、請求項２に記載の方法。
【請求項４】
少なくとも２５％の細胞における抗体の染色が、前記患者における子宮頚部癌の存在を示す、請求項３に記載の方法。
【請求項５】
前記試験子宮頚部組織サンプルおよび前記コントロール子宮頚部組織サンプルにおいて前記ポリペプチドに結合する前記抗体の量が、ＥＬＩＳＡを用いて決定される、請求項２に記載の方法。
【請求項６】
前記コントロール子宮頚部組織サンプルにおいて前記ポリペプチドに結合する前記抗体の量と比べて、前記子宮頚部組織サンプルにおいて該ポリペプチドに結合する該抗体の量が少なくとも２倍多いことが、前記患者における子宮頚部癌の存在を示す、請求項５に記載の方法。
【請求項７】
前記抗体がモノクローナル抗体である、請求項２に記載の方法。
【請求項８】
前記モノクローナル抗体が、マウスモノクローナル抗体である、請求項７に記載の方法。
【請求項９】
前記試験子宮頚部組織サンプルが、子宮頚部のＡＩＳまたはＥＣＣＡを有すると疑われる患者から得られる、請求項２に記載の方法。
【請求項１０】
前記コントロール子宮頚部組織サンプルが、良性子宮頚管腺サンプルまたは子宮内膜腺癌サンプルを含む、請求項２に記載の方法。
【請求項１１】
患者が子宮頚部癌を発症する危険性を有するかどうかを決定するための方法であって、該方法は、以下：
（ａ）該患者から得た試験子宮頚部組織サンプルを、配列番号１７６に示されるポリペプチドに特異的に結合する抗体と接触させる工程；
（ｂ）該子宮頚部組織サンプルにおいて該ポリペプチドに結合する該抗体の量を検出する工程；および
（ｃ）該試験子宮頚部組織サンプルにおいて該ポリペプチドに結合する該抗体の量を、コントロール子宮頚部組織サンプルにおいて該ポリペプチドに結合する該抗体の量と比較する工程
を包含し、それによって、患者が子宮頚部癌を発症する危険性を有するかどうかを決定する、方法。
【請求項１２】
前記試験子宮頚部組織サンプルが子宮頚部上皮内新形成を含む、請求項１１に記載の方法。
【請求項１】
患者における子宮頚部癌の存在または非存在を検出するための方法であって、該方法は、以下；
（ａ）該患者から得た生物学的サンプルを、配列番号１７５に示される配列を含むポリヌクレオチドまたはそのフラグメントと接触させる工程であって、該フラグメントは、生物学的サンプルにおいて該配列番号１７５に示されるポリヌクレオチドの存在を検出し得る、工程；
（ｂ）該生物学的サンプルにおいて、該配列番号１７５に示されるポリヌクレオチドまたはそのフラグメントにハイブリダイズする核酸の量を検出する工程；および
（ｃ）該配列番号１７５に示されるポリヌクレオチドまたはそのフラグメントにハイブリダイズする核酸の量を、所定のカットオフ値と比較し、それから該患者における子宮頚部癌の存在または非存在を決定する工程
を包含する、方法。
【請求項２】
患者における子宮頚部癌の存在または非存在を検出するための方法であって、該方法は、以下；
（ａ）該患者から得た試験子宮頚部組織サンプルを、配列番号１７６に示されるポリペプチドに特異的に結合する抗体と接触させる工程；
（ｂ）該子宮頚部組織サンプルにおいて該ポリペプチドに結合する該抗体の量を検出する工程；および
（ｃ）該試験子宮頚部組織サンプルにおいて該ポリペプチドに結合する該抗体の量を、コントロール子宮頚部組織サンプルにおいて該ポリペプチドに結合する該抗体の量と比較する工程
を包含し、それによって、該患者における子宮頚部癌の存在または非存在を検出する、方法。
【請求項３】
前記試験子宮頚部組織サンプルおよび前記コントロール子宮頚部組織サンプルにおいて前記ポリペプチドに結合する前記抗体の量が、免疫組織化学を用いて決定される、請求項２に記載の方法。
【請求項４】
少なくとも２５％の細胞における抗体の染色が、前記患者における子宮頚部癌の存在を示す、請求項３に記載の方法。
【請求項５】
前記試験子宮頚部組織サンプルおよび前記コントロール子宮頚部組織サンプルにおいて前記ポリペプチドに結合する前記抗体の量が、ＥＬＩＳＡを用いて決定される、請求項２に記載の方法。
【請求項６】
前記コントロール子宮頚部組織サンプルにおいて前記ポリペプチドに結合する前記抗体の量と比べて、前記子宮頚部組織サンプルにおいて該ポリペプチドに結合する該抗体の量が少なくとも２倍多いことが、前記患者における子宮頚部癌の存在を示す、請求項５に記載の方法。
【請求項７】
前記抗体がモノクローナル抗体である、請求項２に記載の方法。
【請求項８】
前記モノクローナル抗体が、マウスモノクローナル抗体である、請求項７に記載の方法。
【請求項９】
前記試験子宮頚部組織サンプルが、子宮頚部のＡＩＳまたはＥＣＣＡを有すると疑われる患者から得られる、請求項２に記載の方法。
【請求項１０】
前記コントロール子宮頚部組織サンプルが、良性子宮頚管腺サンプルまたは子宮内膜腺癌サンプルを含む、請求項２に記載の方法。
【請求項１１】
患者が子宮頚部癌を発症する危険性を有するかどうかを決定するための方法であって、該方法は、以下：
（ａ）該患者から得た試験子宮頚部組織サンプルを、配列番号１７６に示されるポリペプチドに特異的に結合する抗体と接触させる工程；
（ｂ）該子宮頚部組織サンプルにおいて該ポリペプチドに結合する該抗体の量を検出する工程；および
（ｃ）該試験子宮頚部組織サンプルにおいて該ポリペプチドに結合する該抗体の量を、コントロール子宮頚部組織サンプルにおいて該ポリペプチドに結合する該抗体の量と比較する工程
を包含し、それによって、患者が子宮頚部癌を発症する危険性を有するかどうかを決定する、方法。
【請求項１２】
前記試験子宮頚部組織サンプルが子宮頚部上皮内新形成を含む、請求項１１に記載の方法。
【公表番号】特表２００８−５１０４６４（Ｐ２００８−５１０４６４Ａ）
【公表日】平成２０年４月１０日（２００８．４．１０）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００７−５２７９８３（Ｐ２００７−５２７９８３）
【出願日】平成１７年８月１７日（２００５．８．１７）
【国際出願番号】ＰＣＴ／ＵＳ２００５／０２９２９０
【国際公開番号】ＷＯ２００６／０３１３６３
【国際公開日】平成１８年３月２３日（２００６．３．２３）
【出願人】（３９７０６９３２９）コリクサ コーポレイション (38)
【Ｆターム（参考）】
【公表日】平成２０年４月１０日（２００８．４．１０）
【国際特許分類】
【出願日】平成１７年８月１７日（２００５．８．１７）
【国際出願番号】ＰＣＴ／ＵＳ２００５／０２９２９０
【国際公開番号】ＷＯ２００６／０３１３６３
【国際公開日】平成１８年３月２３日（２００６．３．２３）
【出願人】（３９７０６９３２９）コリクサ コーポレイション (38)
【Ｆターム（参考）】
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