説明

脱硫装置

【課題】 脱硫性能を確保すると共に装置のコンパクト化及び低コスト化を図る。
【解決手段】 処理塔2内において硫黄酸化物を含む排ガスXに対して所定の硫黄除去液Yを噴霧することによって、排ガスX中の上記硫黄酸化物を除去する脱硫装置であって、上記排ガスXを上記処理塔2内に導入するための排ガス導入口21と、該排ガス導入口21より上部に配置されかつ上記硫黄除去液Yを噴霧する複数のスプレノズル6と、上記処理塔2の側壁23に沿う上記排ガスXの吹き抜けを遮断する吹き抜け遮断板9とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、脱硫装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
例えば、火力発電所等に設置される石炭焚きのボイラの排ガス中には、硫黄酸化物(SOx)が含まれている。この排ガス中に含まれる硫黄酸化物は、そのまま大気中に放出した場合には、酸性雨等の原因となるため、除去する必要がある。このため、火力発電所等には、ボイラの下流側に脱硫装置を設置して、排ガス中の硫黄酸化物を除去してから大気中に放出している。
【0003】
この脱硫装置は、処理塔内において、排ガスに対して硫黄除去液を噴霧することによって、排ガス中から硫黄酸化物を除去する装置であり、硫黄除去液を噴霧するスプレノズルが処理塔内に多段に複数配置されている。
【特許文献1】特開2003−103139号公報
【特許文献2】特開2004−24945号公報
【特許文献3】特開2001−120948号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、従来の脱硫装置では、上述のように、処理塔内に多段に複数配置されたスプレノズルから硫黄除去液を排ガスに対して噴霧することによって、排ガス中の硫黄酸化物を除去しているが、処理塔の側壁近傍には、複数のスプレノズルから硫黄除去液が噴霧されないため、処理塔の側壁近傍の液膜が薄くなるという現象が生じる。また、スプレノズルから噴霧された硫黄除去液が直接当たることによる側壁の磨耗を抑止するために、一般的には、スプレノズルは側壁から所定距離離して配置される。このため、処理塔の側壁近傍の液膜がより一層薄くなるという現象が生じる。
【0005】
このように処理塔の側壁近傍の液膜が薄くなると、処理塔の側壁に沿う排ガスが、液膜の薄い部分を吹き抜け、排ガス中の脱硫が不十分となる場合がある。このため、従来の脱硫装置では、スプレノズルを何段(例えば10段)にも亘って設置したり、スプレノズルに接続されるスプレヘッドの配置位置を各段ごとによって変化させることによって上述の問題に対応してきた。
【0006】
しかしながら、近年の脱硫装置は、脱硫性能の維持と共に、コンパクト化及び低コスト化が望まれており、スプレノズルの数を減少させたり、設計を容易化したりすることが望まれている。このため、脱硫性能を低下させることなく、装置のコンパクト化及び低コスト化する技術が望まれている。
【0007】
また、特開2003−103139号公報、特開2004−24945号公報及び特開2001−120948号公報には、従来の脱硫装置と比較してスプレノズルを減少させた形態の脱硫装置が記載されているが、このいずれを用いた場合であっても、処理塔の側壁に沿う排ガスが、液膜の薄い部分を吹き抜けることを十分に抑止することは困難である。
【0008】
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、脱硫性能を確保すると共に装置のコンパクト化及び低コスト化を図ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために、本発明では、第1の手段として、処理塔内において硫黄酸化物を含む排ガスに対して所定の硫黄除去液を噴霧することによって、排ガス中の上記硫黄酸化物を除去する脱硫装置であって、上記排ガスを上記処理塔内に導入するための排ガス導入口と、該排ガス導入口より上部に配置されかつ上記硫黄除去液を噴霧する複数のスプレノズルと、上記処理塔の側壁に沿う上記排ガスの吹き抜けを遮断する吹き抜け遮断板とを備えるという構成を採用する。
【0010】
第2の手段として、上記第1の手段において、上記スプレノズルが複数段に配置され、上記吹き抜け遮断板が上記スプレノズルの各段に対して備えられているという構成を採用する。
【0011】
第3の手段として、上記第1または第2の手段において、上記吹き抜け遮断板は、上記スプレノズルのうち平面視で最端部に配置される上記スプレノズルから噴霧される上記硫黄除去液が直接噴霧される位置に配置されるという構成を採用する。
【発明の効果】
【0012】
本発明に係る脱硫装置よれば、処理塔の側壁に沿う排ガスの吹き抜けを遮断する吹き抜け遮断板を備えているため、処理塔の側壁に沿う排ガスの吹き抜けが吹き抜け遮断板によって、遮断されることによって、処理塔の中央部に寄せられる。このため、排ガスの脱硫効率を十分に確保することができる。また、本発明に係る脱硫装置によれば、排ガスの脱硫効率を十分に確保することができるため、スプレノズルの配置数を減少させることができ、装置をコンパクト化及び低コスト化することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、図面を参照して、本発明に係る脱硫装置の一実施形態について説明する。なお、以下の図面において、各部材の認識を容易とするために、各部材の縮尺を適宜変更している。
【0014】
(第1実施形態)
図1は、本第1実施形態に係る脱硫装置1の概略構成を示す断面図である。この図に示すように、本第1実施形態に係る脱硫装置1は、吸収塔2(処理塔)と、排ガス導入路3と、排ガス排出路4とを備えて構成されている。
【0015】
吸収塔2は、例えば、火力発電所の石炭焚きのボイラの下流側に配置されるものであり、略円筒形に形状設定された、その内部においてボイラから排出された排ガスXに対して硫黄除去液Yを噴霧することによって、排ガスX中の硫黄酸化物を除去するものである。この吸収塔2の高さ方向の略中央部には、排ガスXを吸収塔2内に導入するための排ガス導入口21が形成されており、この排ガス導入口21に、火力発電所のボイラ等と接続された排ガス導入路3が接続されている。また、吸収塔2の上部には、排ガスXを吸収塔2の外部に排出するための排ガス排出口22が形成されており、この排ガス排出口22と排ガス排出路4が接続されている。そして、この排ガス排出路4の内部には、排ガスX中に含まれる硫黄除去液Yを排ガスX中から捕集除去するミストエレミネータ5が設置されている。
【0016】
吸収塔2内部の上部には、硫黄除去液Yを噴霧するスプレノズル6が複数配置されている。このスプレノズル6は、複数段(本第1実施形態においては、3段)に亘って配置されており、さらに各段において複数配置されている。これらのスプレノズル6は、当該スプレノズル6に対して硫黄除去液Yを供給するスプレヘッダ7と接続されている。そして、このスプレヘッダ7は吸収塔2の下部と接続されており、その途中部位にはポンプ8が設置されている。
【0017】
また、本第1実施形態に係る脱硫装置1は、吸収塔2の内部に、吸収塔2の側壁23に沿う排ガスXの吹き抜けを遮断する吹き抜け遮断板9を備えている。この吹き抜け遮断板9は、図1に示すように、排ガス導入口21よりも上方にかつスプレノズル6よりも下方に、吸収塔2の側壁23に対して略垂直に配置されている。図2の平面図に示すように、吹き抜け遮断板9は、吸収塔2の一周に亘って配置されるように、リング状に形状設定されており、図3の部分拡大断面図に示すように、固定具10によって、吸収塔2の側壁23に固定されている。また、この吹き抜け遮断板9は、図3に示すように、平面視で最端部に配置されたスプレノズル61から噴霧された硫黄除去液Yが直接噴霧される位置に配置されている。このように、吹き抜け遮断板9を硫黄除去液Yが直接噴霧される位置に配置することによって、硫黄除去液Yが吸収塔2の側壁23に直接噴霧されることを抑止することができるため、側壁23の磨耗及び腐食を抑止することが可能となる。なお、吹き抜け遮断板9に対して、硫黄除去液Yが直接噴霧されることとなるため、吹き抜け遮断板9は、硫黄除去液Yによって、磨耗及び腐食されることとなるが、吹き抜け遮断板9の交換等のメンテナンスは吸収塔2の側壁23のメンテナンスと比較して容易に行うことができるため、脱硫装置1のメンテナンスを容易とすることができる。また、吹き抜け遮断板9の上部に位置する側壁23には、硫黄除去液Yによる側壁23の磨耗及び腐食を抑止するための保護膜11が形成されており、この保護膜11によって、側壁23の磨耗及び腐食がさらに抑止される。
【0018】
図1に戻り、上述のスプレヘッダ7が接続される吸収塔2の下部は、スプレノズル6から噴霧された硫黄除去液Yが貯留される貯留タンク24として構成されている。すなわち、硫黄除去液Yは、ポンプ8の駆動によって、スプレヘッダ7を介して吸収塔2内を循環される。
【0019】
また、吸収塔2の下部、すなわち貯留タンク24には、貯留タンク24内に貯留される硫黄除去液Yを攪拌するための攪拌装置12が設置され、また、貯留タンク24内に空気を供給するための空気供給管13が接続されている。硫黄除去液Yは、炭酸カルシウムを含んでいる。そして、貯留タンク24において、排ガスX中の硫黄酸化物を吸収した硫黄除去液Yが空気供給管13を介して供給される空気と共に、攪拌装置12によって攪拌されることによって、硫黄除去液Yが酸化され、硫酸カルシウム(石膏)が生成される。
【0020】
なお、スプレヘッダ7の途中部位には、硫黄除去液Yの一部を外部に排出するための硫黄除去液排出管14が接続されており、この硫黄除去液排出管14を介して硫黄除去液Yの一部と共に貯留タンク24において生成された硫酸カルシウムが排出される。
【0021】
次に、このように構成された本第1実施形態に係る脱硫装置1の動作について説明する。
【0022】
まず、貯留タンク24に貯留された硫黄除去液Yは、ポンプ8の駆動によって、スプレヘッダ7を介して各スプレノズル6に供給される。そして、スプレノズル6に供給された硫黄除去液Yは、各スプレノズル6から下方に向けて放射状に噴霧される。ここで、図3に示すように、平面視で最端部に位置するスプレノズル61から放射状に噴霧された硫黄除去液Yの側壁23側は、他のスプレノズル61から噴霧された硫黄除去液Yと重ならない。したがって、吸収塔2の側壁23近傍の硫黄除去液Yの液膜が薄くなる。このため、仮に吸収塔2の側壁23近傍を排ガスXが吹きぬけた場合には、排ガスXの硫黄酸化物の除去効率が低下する。
【0023】
排ガス導入口3を介して吸収塔2内に導入された排ガスXは、吸収塔2の高さ方向における略中央部から上方に向かって流れる。ここで、本第1実施形態に係る脱硫装置1は、吸収塔2の側壁23に沿う排ガスXの吹き抜けを遮断する吹き抜け遮断板9を備えている。このため、吸収塔2の側壁23に沿って上昇しようとする排ガスXの吹き抜けは、吹き抜け遮断板9に遮断されることによって、吸収塔2の中央部に寄せられ、硫黄除去液Yの液膜が薄くなる吸収塔2の側壁23近傍を吹き抜けることを抑止された状態で上昇する。
【0024】
そして、硫黄除去液Yの液膜が厚い箇所を通過することによって、排ガスX中の硫黄酸化物が硫黄除去液Yと接触して除去される。すなわち、本第1実施形態に係る脱硫装置1によれば、排ガスXが硫黄除去液Yの液膜が薄くなる吸収塔2の側壁23近傍を吹き抜けることを抑止することができるため、排ガスXに含まれる硫黄酸化物の除去効率を向上させることができる。このように、本第1実施形態に係る脱硫装置1によれば、排ガスXに含まれる硫黄酸化物の除去効率を向上させることができるため、従来の脱硫装置と同様の硫黄酸化物の除去効率を維持する場合には、スプレノズル6の設置段数を従来の脱硫装置よりも減少させることができる。このため、吸収塔2の高さを従来の脱硫装置の吸収塔の高さよりも低く(コンパクト化)することができ、例えば吸収塔2を支える基礎のコストダウンを図ることができる。したがって、本第1実施形態に係る脱硫装置1によれば、脱硫性能を確保すると共に装置のコンパクト化及び低コスト化を実現することができる。
【0025】
また、本実施形態に係る脱硫装置1は、排ガスX中に含まれる塵も、排ガスXと硫黄除去液Yとが接触した際に、硫黄除去液Yによって吸着除去される。本第1実施形態に係る脱硫装置1によれば、排ガスXが硫黄除去液Yの液膜の厚い箇所を通過するため、本第1実施形態に係る脱硫装置1は、排ガスX中に含まれる塵の脱塵性能を確保することも可能となる。
【0026】
硫黄除去液Yと接触することによって硫黄酸化物を除去された排ガスXは、細かい液滴状の硫黄除去液Yと共にさらに上昇し、排ガス排出路4を介して脱硫装置1の外部に排出される。ここで、排ガスXが排ガス排出路4を通過する際に、細かい液滴状の硫黄除去液Yがミストエレミネータ5によって捕集除去され、排ガスXのみが脱硫装置1の外部に排出される。
【0027】
また、排ガスXと接触することによって、硫黄酸化物を吸収し、下方に落下した硫黄除去液Yは、貯留タンク24に貯留される。そして、この貯留タンク24内に空気供給管13を介して空気が供給され、さらに攪拌装置12によって硫黄除去液Yが空気と共に攪拌されることによって、硫酸カルシウムが生成される。そして、硫酸カルシウム及び硫黄除去液Yは、ポンプ8の駆動によってスプレヘッダ7に流れ込み、硫黄除去液Yの一部及び硫酸カルシウムが硫黄除去液排出管14を介して脱硫装置1の外部に排出され、残りの硫黄除去液Yが再びスプレノズル6に供給される。
【0028】
なお、特開2004−24945号公報に開示された技術には、吸収塔内にリング形状の壁流下液分散板が記載されているが、この壁流下液分散板は、吸収塔の側壁を流れ落ちる硫黄除去液を分散して落下させるためのものであり、必ず、壁流下液分散板を硫黄除去液が通過するための孔を有している。このような孔が形成された壁流下液分散板は、本発明の吹き抜け遮断板9のように排ガスXの吹き抜けを遮断する機能を有することができないため、特開2004−24945号公報に記載された壁流下液分散板と本発明の吹き抜け遮断板とは全く異なるものである。
【0029】
(第2実施形態)
次に、図4及び図5を参照して本発明の第2実施形態について説明する。なお、本第2実施形態の説明において、上記第1実施形態と同様の部分については、その説明を省略あるいは簡略化する。
【0030】
図4は、本第2実施形態に係る脱硫装置30の概略構成を示した断面図である。この図に示すように、本第2実施形態に係る脱硫装置30は、スプレノズル6が2段に亘って配置されており、さらに、各スプレノズル6の斜め下方に吹き抜け遮断板91,92が設置されている。すなわち、本第2実施形態に係る脱硫装置30は、吹き抜け遮断板91,92がスプレノズル6が配置される各段に対して備えられている。
【0031】
このような構成を有する本第2実施形態に係る脱硫装置30によれば、仮に、図5に示すように、下方に設置された吹き抜け遮断板91の裏側に排ガスXが回りこんだ場合であっても、反流遮断板91の上方に配置された吹き抜け遮断板92によって、吹き抜け遮断板91の裏側に回りこんだ排ガスXを吸収塔2の中央部に寄せることが可能となる。このため、より確実に排ガスXを硫黄除去液Yの液膜の厚い箇所を通過させることができ、上記第1実施形態に示した脱硫装置1よりもさらに、脱硫性能を向上させることが可能となる。このため、上記第1実施形態よりも、スプレノズル6をさらに少なくした場合であっても従来の脱硫装置と同様の脱硫性能を維持することができ、さらに装置のコンパクト化及び低コスト化を実現することができる。
なお、本第2実施形態における吹き抜け遮断板91,92も、上記第1実施形態における吹き抜け遮断板9と同様に、平面視で最端部に位置するスプレノズル6から噴霧された硫黄除去液Yが直接噴射される位置に配置されている。
【0032】
以上、添付図面を参照しながら本発明に係る脱硫装置の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されないことは言うまでもない。上述した実施形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。

例えば、上記実施形態においては、吹き抜け遮断板9,91,92を吸収塔2の側壁23に対して略垂直に配置した。しかしながら、本発明は、これに限定されるものではなく、吹き抜け遮断板9,91,92を吸収塔2の側壁23に対して傾斜して配置しても良い。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】本発明の第1実施形態に係る脱硫装置1の概略構成を示した断面図である。
【図2】脱硫装置1が備える吹き抜け遮断板9の平面図である。
【図3】脱硫装置1が備える吹き抜け遮断板9近傍の部分拡大断面図である。
【図4】本発明の第2実施形態に係る脱硫装置30の概略構成を示した断面図である。
【図5】脱硫装置30が備える吹き抜け遮断板91,92近傍の部分拡大断面図である。
【符号の説明】
【0034】
1,30……脱硫装置
2……吸収塔(処理塔)
21……排ガス導入口
23……側壁
6……スプレノズル
9,91,92……吹き抜け遮断板
X……排ガス
Y……硫黄除去液

【特許請求の範囲】
【請求項1】
処理塔内において硫黄酸化物を含む排ガスに対して所定の硫黄除去液を噴霧することによって、排ガス中の前記硫黄酸化物を除去する脱硫装置であって、
前記排ガスを前記処理塔内に導入するための排ガス導入口と、
該排ガス導入口より上部に配置されかつ前記硫黄除去液を噴霧する複数のスプレノズルと、
前記処理塔の側壁に沿う前記排ガスの吹き抜けを遮断する吹き抜け遮断板と
を備えることを特徴とする脱硫装置。
【請求項2】
前記スプレノズルが複数段に配置され、前記吹き抜け遮断板が前記スプレノズルの各段に対して備えられていることを特徴とする請求項1記載の脱硫装置。
【請求項3】
前記吹き抜け遮断板は、前記スプレノズルのうち平面視で最端部に配置される前記スプレノズルから噴霧される前記硫黄除去液が直接噴霧される位置に配置されることを特徴とする請求項1または2記載の脱硫装置。




【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2006−116378(P2006−116378A)
【公開日】平成18年5月11日(2006.5.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−304193(P2004−304193)
【出願日】平成16年10月19日(2004.10.19)
【出願人】(000000099)石川島播磨重工業株式会社 (5,014)
【Fターム(参考)】