自動販売機及びその制御方法
本発明は、自動販売機及びその制御方法を提供する。特に、外部から入力されたり内部に記憶されている映像をディスプレイすることができるディスプレイモジュールを含む自動販売機の制御方法であって、前記自動販売機のドアのロック状態が解除されたか否かを判断する段階と、前記自動販売機のドアのロック状態が解除されたと判断されると、表示される映像に対する映像モードを切り替える段階と、前記映像モードが切り替わると、ユーザー認証のための認証モード窓をディスプレイする段階と、を含む自動販売機の制御方法及び該方法によって容易に管理することができる自動販売機を提供する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動販売機及びその制御方法に係り、特に、ディスプレイ部を有する自動販売機及びその制御方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般に、自動販売機は、ユーザーが所望の商品に対する金額を投入し、商品を選択して取り出すことのできる無人販売台のことをいう。このような自動販売機は、販売時間や設置場所に特に制約されないとともに、迅速に所望の商品を獲得できる点から、広く使用されている。
【0003】
自動販売機は、小銭または紙幣のような貨幣の投入を認識する金銭メカニズム、自動販売機の商品をユーザーが選択する商品選択部、ユーザーの選択した商品を吐き出す商品吐き出し部等で構成される。また、自動販売機は、商品に関する情報と広告コンテンツなどを出力したり、ユーザーの投入した金額などを表示したりする表示部をさらに含むことができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は、ディスプレイ部を用いて容易に管理することができる自動販売機及びその制御方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の目的を達成するための本発明の一実施例に係る自動販売機の制御方法は、外部から入力されたり内部に記憶されている映像をディスプレイするディスプレイモジュールを含む自動販売機の制御方法であって、前記自動販売機のドアのロック状態が解除されたか否かを判断する段階と、前記自動販売機のドアのロック状態が解除されたと判断されると、表示される映像に対する映像モードを切り替える段階と、前記映像モードが切り替わると、ユーザー認証のための認証モード窓をディスプレイする段階と、を含むことができる。
【0006】
前記認証モード窓は、認証コードが入力される領域を含み、前記領域にカーソルがディスプレイされることができる。
【0007】
前記認証モード窓は、数字、シンボル及び文字のうち少なくとも一つを入力できるキーパッドを含み、前記自動販売機の制御方法は、前記キーパッド上の接触を感知する段階と、前記キーパッド上の接触に対応するキーパッドの数字、シンボルまたは文字が、前記認証コードが入力される前記領域に入力されるようにする段階と、をさらに含むことができる。
【0008】
前記認証モード窓は、‘ログイン’ボタンを含むことができる。
【0009】
前記自動販売機のドアのロック状態は、前記自動販売機のドアと前記自動販売機のボディーとが機械的にまたは電気的に結合されたか否かによって判断されることができる。
【0010】
前記認証モード窓は、認証コードを変更するための認証コード変更窓に移動するためのボタンを含み、上記自動販売機の制御方法は、該ボタンがユーザーによって選択されたか否かを判断する段階と、前記ボタンが選択された場合、前記認証コード変更窓をディスプレイする段階と、をさらに含むことができる。
【0011】
前記認証コードは、少なくとも一つの数字、シンボル及び文字を含むことができる。
【0012】
上記自動販売機の制御方法は、前記認証コードが入力されると、該入力された認証コードと既に記憶されている認証コードとが一致するか否か判断する段階をさらに含ことができる。
【0013】
上記自動販売機の制御方法は、前記入力された認証コードと前記既に記憶されている認証コードとが一致すると判断される場合、前記自動販売機を維持、管理する管理メニューをディスプレイする段階をさらに含むことができる。
【0014】
前記管理メニューは、販売量、商品の価格、販売商品のイメージ、背景画面のうち少なくとも一つを、修正、入力、削除または保存するための項目を含むことができる。
【0015】
上記目的を達成するための本発明の他の実施例に係る自動販売機は、外部から入力されたり内部に記憶されている映像をディスプレイするディスプレイ部と、ユーザーから入力信号を受信するユーザー入力部と、前記ディスプレイ部を収容しているドアと、前記ドアがロック状態から解除されたか否かを検出する感知部と、前記ドアがロック状態から解除されたと判断されると、表示される映像に対する映像モードを切り替える制御部と、を含むことができる。
【0016】
前記映像モードが切り替わる場合、前記ディスプレイ部は、ユーザー認証のために認証コードを入力するための認証モード窓をディスプレイすることができる。
【0017】
前記認証モード窓は、前記認証コードが入力される領域を含み、前記領域にカーソルがディスプレイされることができる。
【0018】
前記認証モード窓は、数字、シンボル及び文字のうち少なくとも一つを入力できるキーパッドを含み、前記キーパッドへの接触が感知される場合、前記制御部は、前記キーパッドへの接触に対応する数字、シンボルまたは文字が、前記認証コードが入力される前記領域に入力されるように制御することができる。
【0019】
前記認証コード窓は、‘ログイン’ボタンを含むことができる。
【0020】
前記認証コード窓は、前記認証コードを変更するための認証コード変更窓を選択するボタンを含み、前記ユーザー入力部を介して前記ボタンが選択されると、前記制御部は、前記認証コード変更窓をディスプレイするように前記ディスプレイ部を制御することができる。
【0021】
上記自動販売機は、既に設定された認証コードが記憶されている記憶部をさらに含み、前記制御部は、入力された認証コードと既に設定された認証コードとが一致するか否かを判断することができる。
【0022】
前記制御部は、前記入力された認証コードと前記既に設定された認証コードとが一致すると判断される場合、前記自動販売機を維持、管理する管理メニューがディスプレイされるように制御し、前記管理メニューは、販売量、商品の価格、販売商品のイメージ、背景画面のうち少なくとも一つを修正、入力、削除または保存するための項目を含むことができる。
【0023】
前記感知部は、前記自動販売機のドアと前記自動販売機のボディーとが機械的にまたは電気的に結合しているか否かを感知して前記ドアのロック状態を判断することができる。
【0024】
上記目的を達成するための本発明のさらに他の実施例に係る自動販売機は、前記自動販売機が収容している商品の情報を表示するディスプレイ部と、前記商品の情報に対応する商品データを無線方式で外部から受信し、外部に伝送するインターフェースと、前記商品データを記憶している記憶部と、前記商品データに基づいて商品情報を前記ディスプレイ部に表示し、情報に対応するデータを外部と送受信するように前記インターフェースを制御する制御部と、を含み、前記データは、商品のイメージ、価格、品質及び販売データを含むことができる。
【発明の効果】
【0025】
本発明によれば、ディスプレイ部を用いて容易に管理することができる自動販売機及びその制御方法を提供することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】本発明の一実施例による自動販売機の制御ブロック図である。
【図2】図1に示す自動販売機の制御方法を示すフローチャートである。
【図3】ユーザー認証のための認証モード窓を示す図である。
【図4】パスワードを変更する認証モード変更窓を示す図である。
【図5】自動販売機の管理に必要な管理メニューを示す図である。
【図6】‘時間設定’メニューを示す図である。
【図7】‘時間設定’メニューを示す図である。
【図8】‘時間設定’メニューを示す図である。
【図9】‘自動販売機構成’メニューを示す図である。
【図10】‘自動販売機初期化’メニューを示す図である。
【図11】‘販売実績’メニューを示す図である。
【図12】‘コンテンツ管理’メニューを示す図である。
【図13】‘コンテンツ管理’メニューを示す図である。
【図14】‘瓶管理’メニューを示す図である。
【図15】‘ビデオ構成’メニューを示す図である。
【図16】‘オーディオ構成’メニューを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
以下、添付の図面を参照しつつ、本発明の実施例を、本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者が容易に実施できるように詳細に説明する。本発明は、ここに説明される実施例に限定されず、様々な形態に具現することができる。本発明を明確に説明するために、説明と関連していない部分は省略し、明細書全体を通じて同一のまたは類似の構成要素には同一の参照符号を付ける。
【0028】
図1は、本発明に係るディスプレイ装置を備える自動販売機の制御ブロック図である。自動販売機のドア100は、ディスプレイモジュール100aと自動販売機モジュール100bと、を含む。ディスプレイモジュール100aは、ディスプレイ部110、ユーザー入力部120、ディスプレイ制御部130及び記憶部140を含む。自動販売機モジュール100bは、感知部150、外部インターフェース160、スピーカー170及び自動販売機制御部180を含む。図1では、ディスプレイモジュール及び自動販売機モジュールを分離した形態としているが、ディスプレイモジュール及び自動販売機モジュールは一体として構成することができる。
【0029】
ディスプレイ部110は、ディスプレイモジュールの外部から入力される映像をディスプレイしたり、内部に設けられている記憶部140に記憶されている映像をディスプレイしたりする。ディスプレイ部110に表示される映像のモードは、自動販売機で販売される商品を選択できるメニュー画面、広告画面などを表示するユーザーモードと、自動販売機の管理に必要な管理メニューなどを表示する管理モードなどに分類することができる。また、ディスプレイ部110にディスプレイされる映像モードがユーザーモードから管理メニューに切り替わると、ディスプレイ部110は、後述する認証モード窓をディスプレイし、この時、文字または数字の入力を可能にするキーパッドをさらに表示することができる。ディスプレイ部110は、主にLCD(Liquid Crystal Display)からなるが、PDP(Plasma Display Panel)、OLED(Organic Light Emitting Diode)などの種々のディスプレイのうちのいずれとしても良い。
【0030】
ユーザー入力部120は、一般に、ユーザーがユーザー入力部120に接触すると静電気を発生し、接触された地点の位置を認識することができる。ユーザーがディスプレイ部110にディスプレイされているイメージのうち、特定領域を選択するためにその部分に接触すると、ユーザー入力部120は、ユーザーにより接触された地点の位置を感知し、該位置にディスプレイされているイメージが選択されるようにすることによって、マウス(図示せず)等を用いて選択した場合と同様の効果を呈することができる。この効果を極大化するために、ユーザー入力部120はディスプレイ部110と接触するように配置される。すなわち。ユーザー入力部120は、ディスプレイ部110上に設けられたり内蔵されるタッチパネルで構成することができる。
【0031】
図1では、ユーザー入力部120とディスプレイ部110とが分離した形態として開示されているが、これは、説明の便宜のためのもので、ユーザー入力部120とディスプレイ部110とが物理的に分離されていることを意味するわけではない。ユーザーは、ディスプレイ部110に表示されたメニュー画面または管理メニューを見ながらユーザー入力部120を操作することができる。
【0032】
すなわち、ユーザーは、所望の商品を選択することもでき、管理モードでは、従属的に構成されている複数のサブまたは下位メニューを選択して自動販売機を容易に管理することもできる。
【0033】
ディスプレイ制御部130は、ディスプレイ部110に映像がディスプレイされるように制御する。ディスプレイ制御部130は、様々なフォーマットで入力される映像信号を、ディスプレイ部110がディスプレイできるようなフォーマットに変換するように制御し、ディスプレイ部110の解像度に合わせてスケーリングしてディスプレイするように制御する。また、ディスプレイ制御部130は、ユーザー入力部120に入力されたユーザーの命令を実行させる。本発明において、ディスプレイ制御部130は、ユーザー入力部120を介してユーザーが選択した商品に関する情報を、自動販売機モジュールに送ったり、ユーザーの選択したメニューにしたがってその下位メニューをディスプレイしたりするように制御する。
【0034】
また、ディスプレイ制御部130は、感知部150からドア100のロック状態が解除されたことを示す感知信号を受信すると、ディスプレイ部110の映像モードを変更する。また、映像モードが変更されて認証モード窓をディスプレイする場合、既に設定された認証コードと入力された認証コードとが一致するか否かを判断し、以降の過程を進行する。
【0035】
また、ディスプレイ制御部130は、オーディオ信号が出力されるようにスピーカー170を制御する。商品やメニューが選択された時、記憶部140に記憶されている効果音を出力したり、オーディオデータを含む映像をディスプレイする場合は、スピーカー170からオーディオデータに対応するオーディオ信号を出力するように制御する。
【0036】
また、ディスプレイ制御部130は自動販売機制御部180と通信して、自動販売機に関連する様々な制御を行う。ディスプレイ制御部130は、自動販売機制御部180から、自動販売機で販売された商品に関する情報と自動販売機に投入された金額に関する情報などを受信し、受信した情報が表示されるようにディスプレイ部110を制御したり、ユーザー入力部120を介して入力された商品に関する情報を自動販売機制御部180に伝送したりする。また、ディスプレイ制御部130は、外部インターフェース160を介してダウンロードしたイメージ、オーディオなどのデータを、自動販売機制御部180を介して受信したり直接受信して、これを記憶部140に記憶させ、ディスプレイ部110にディスプレイさせることができる。ディスプレイ制御部130は、通信を担当する通信部、別の構成要素とのインターフェースの役割を果たすインターフェース部、またはネットワーク部等に細分化させて個別的にモジュール化することもできる。他の実施例では、ディスプレイ制御部130は自動販売機制御部180と分離されず、一つのチップ及び/またはモジュールに一体化することもできる。
【0037】
記憶部140は、自動販売機で販売される商品に関する価格情報やアイコンなどを記憶したり、ユーザーによって入力された既に設定された認証コードを記憶したりする。そして、各メニューにしたがってディスプレイしなければならない映像に関するデータを記憶している。記憶部140は、HDD(Hard Disc Drive)、Flash、RAM、ROMなどの様々な形態のメモリとすることができる。図1では、記憶部140がディスプレイモジュールに位置しているが、自動販売機モジュール上に位置しても良い。
【0038】
感知部150は、ドア100がロック状態から解除されたか否かを検出する。ロック状態から解除された場合は、ドア100に設けられている錠が開いた場合であってもよく、ドア100が開いて自動販売機のボディーと結合していない場合であってもある。そして、感知部150は、感知部150に加えられる機械的な外力を検出したり、電気的なスイッチを用いたりして、ドア100のロック状態の解除を検出することができる。また、センサーを取り付けて、ドア100が自動販売機のボディーから分離されたか否かを検出することもできる。
【0039】
外部インターフェース160は、WiFiやブルトゥースなどの無線通信を用いてデータを他の装置と送受信する役割を果たす。また、外部インターフェース160は、USBスティック、メモリカードなどの外部デバイスとデータを送受信する役割を果たす。本発明に係る自動販売機において、外部インターフェース160は、新しい商品の情報をダウンロードしたり、自動販売機で販売された商品の売上げや自動販売機に残っている商品の数量などに関する情報を、無線通信を通じて、遠隔の中央管理サーバー(図示せず)に伝送する役割を果たすこともできる。または、外部インターフェース160は、ユーザーが個人的に所有しているブルトゥースを支援するデバイスにデータをダウンロードする場合に使用することもできる。
【0040】
スピーカー170は、オーディオ信号を出力する役割を果たす。スピーカー170は、記憶部140に記憶されているオーディオを出力したり、外部インターフェース160等を通して外部から受信したオーディオ信号を出力したりする。
【0041】
自動販売機制御部180は、自動販売機に格納されている商品を提供したり、決済によって釣銭を提供する等の一般的な自動販売機の機能を果たす。また、自動販売機制御部180は、ディスプレイモジュールとの通信を通じて商品に関する情報や投入された金額に関する情報などを伝送する。
【0042】
図2は、本発明に係る自動販売機モジュール及びディスプレイモジュールの動作を示すフローチャートである。
【0043】
まず、自動販売機のドア100が開いたか否か判断する(S110)。ドア100が開いたと判断は、錠が開いた場合を含むこともでき、ドア100が自動販売機の本体に結合されないように分離された場合を含むこともできる。この判断は、加えられる外力を通じて機械的な方法で行うこともでき、電気的なスイッチを用いて行うこともできる。
【0044】
ドア100が開いたと判断されると(S110でYES)、ディスプレイ部110の映像モードをユーザーモードから管理モードに切り替え、認証モード窓に対応するログイン画面を表示する(S120)。本発明の実施例では、ドア100のロックが解除されるとログイン画面を表示するとしたが、ドア100が開いたと判断されると、現在表示されている画面のモードとは異なるモードを表示することもできる。例えば、商品提供のためのメニュー画面や特定商品に対する広告画面などを表示していたが、ドア100のロックが解除されると、当該自動販売機のメーカのロゴをディスプレイしたり、ドア100が開いた事実を知らせるように警告メッセージをディスプレイしたりすることができる。また、ユーザーを認証するログイン画面無しに、直ちに自動販売機を管理するのに必要な管理メニューをディスプレイすることもできる。
【0045】
ドア100が開いていないと判断されると(S110でNO)、ディスプレイ部110の映像モードを変更せずに、現在表示されている画面をそのままディスプレイすることができる。
【0046】
ログイン画面が表示されると(S120)、ユーザーは自身の固有の認証コードを入力することができる。認証コードはパスワードを含む。本実施例では、パスワードを入力する方式を用いているが、カードリーダを別に設けてカードを読み込むこともできる。後者の場合には、ディスプレイ部110に、ログイン画面の代わりに、‘カードを挿入して下さい’、‘カードを触れて下さい'、‘カードを通してください’などの画面をディスプレイすることができる。その他の方式のユーザー認証段階とする場合、ユーザーに認証方法を案内するメッセージをディスプレイすることができる。
【0047】
ユーザーが自身のパスワードを入力すると、ディスプレイ制御部130は、記憶部140に記憶されているパスワードとユーザーの入力したパスワードとが一致するか否か判断する(S130)。
【0048】
パスワードが一致すると判断されると(S130でYES)、自動販売機を管理するのに必要な管理メニューをディスプレイする(S140)。もし、パスワードが一致しないと判断されると(S130でNO)、‘パスワードが一致しません’などの警告メッセージをディスプレイした後(S141)、再びログイン画面をディスプレイし(S120)、ユーザーがパスワードを再入力できるようにする。
【0049】
管理メニューがディスプレイされた場合、ユーザーにより特定メニューが選択されたか否か判断し(S150)、選択されたと判断される場合(S150でYES)、選択されたメニューに対応する画面を表示する(S160)。
【0050】
もし、ユーザーにより特定メニューが選択されなかったと判断されると(S150でNO)、‘メニューを選択して下さい’というメッセージをディスプレイし(S161)、再び管理メニューをディスプレイすることができる(S140)。
【0051】
図3は、ユーザー認証のための認証モード窓を示す図であり、図4は、パスワードを変更する認証モード変更窓を示す図である。図3に示すように、認証モード窓は、認証コードが入力される一部領域を含み、カーソルがその一部領域にディスプレイされる。この場合、キーパッドを共にディスプレイし、ユーザーがキーパッドをタッチして文字及び数字を入力できるようにすることもできる。認証モード窓は、‘ログイン’ボタンとパスワード変更のための‘変更’ボタンを含む。‘ログイン’ボタンが選択されると、既に記憶されている認証コードとユーザーの入力した認証コードとが一致するか否かを判断することができる。認証コードはパスワードを含む。‘パスワード変更’ボタンが選択されると、パスワードを変更するのに必要な画面をディスプレイすることができる。図4に示すように、認証モード変更窓は、‘既存パスワード’入力欄、‘新しいパスワード’入力欄、‘パスワード確認’欄などを含み、各入力欄が選択され、キーパッドを用いてユーザーが文字及び数字を入力すると、選択された入力欄に当該文字及び数字がディスプレイされる。パスワードを変更しない場合は‘取消’ボタンが選択され、この場合、再びログイン画面に戻ることができる。
【0052】
この場合、入力された文字及び数字が外部に露出される恐れがあるので、画面には直接文字及び数字をディスプレイせずに、代替文字などで表示することができる。本実施例で、キーパッドは、文字、アルファベット文字、数字を含み、また、入力された文字及び数字をいっぺんに消すボタン、カーソルの直前の文字及び数字を消すボタンなどを含む。
【0053】
図5は、自動販売機の管理に必要な管理メニューの実施例を示す図である。管理メニューには、現在日付と時間を表示することができ、日付と時間を変更するメニューに入るための‘時間設定’ボタンを一緒にディスプレイする。‘時間設定’ボタンが選択されると、‘時間設定’メニューをディスプレイする(図6乃至図8)。また、自動販売機を制御できるメニューに入るための‘自動販売機構成’ボタン、‘自動販売機初期化’ボタン、‘販売実績’ボタン、‘コンテンツ管理’ボタン、‘瓶(bottle)構成’ボタン、‘ビデオ及びオーディオ構成’ボタンなどを一緒にディスプレイすることができる。
【0054】
図6乃至図8は、図5に示す‘時間設定’ボタンが選択された場合にディスプレイされる‘時間設定’メニューの実施例を示す図である。‘年'、‘月’、‘日’、‘時’、‘分’を入力するための入力欄をディスプレイし、数字からなるキーパッドを一緒にディスプレイする。キーパッドには、数字全体を消すボタン、カーソルの直前の数字を消すボタンが含まれる。‘月’を入力する場合には、1〜12の数字のみが入力されるように設定することができ、‘日’を入力する場合には、1〜31の数字のみが入力されるように設定することができる。‘時’を入力する場合にも、0〜23の数字のみが入力されるように設定したり、1〜24の数字のみが入力されるように設定することができる。‘分’を入力する場合にも、0〜59の数字のみが入力されるように設定することができる。入力が完了すると、それを保存するための‘保存’ボタンと、再び管理メニューに戻るための‘前のページ’ボタンをディスプレイすることができる。日付と時間が変更されて保存された場合、システムを再起動しなければならないというメッセージとともに、‘確認’、‘取消’ボタンをディスプレイすることができる。
【0055】
図9乃至図11は、それぞれ、‘自動販売機構成’メニュー、‘自動販売機初期化’メニュー、‘販売実績’メニューの実施例を示す図である。‘自動販売機構成’メニューは、構成を変更しようとする自動販売機の構成をディスプレイするディスプレイ窓とともに、‘ESC’、‘UP’、‘DOWN’、‘ENTER’ボタンをディスプレイする。そして、管理メニューに戻るための‘前のページ’ボタンを共にディスプレイすることができる。‘自動販売機初期化’メニューは、‘タッチスクリーン調整’ボタン、‘販売データ初期化’ボタン、‘価格設定’ボタンをディスプレイし、各ボタンが選択されると、該当の内容に関する調整が可能なように下位メニューをディスプレイする。
【0056】
‘販売実績’メニューは、商品別、期間別、決済手段別に販売実績を算出できるタブを有している。選択された商品別に販売実績を算出する場合、販売実績を算出しようとする商品を選択すると、自動販売機制御部180は、該選択された商品の販売実績を算出してディスプレイモジュールに伝送する。ディスプレイモジュールは、受信した販売実績をディスプレイすることができる。期間別に販売実績を算出する場合、既に設定された期間別に、例えば、一週、1ケ月、一年などを基準に算出することもでき、ユーザーが期間を直接入力して、当該期間別に販売実績を算出することもできる。決済手段別に販売実績を算出する場合は、カードまたは現金で決済された商品の販売実績をそれぞれ算出してディスプレイすることができる。この場合、‘全体’ボタンをディスプレイして、このボタンが選択されるといつでも全体販売実績がディスプレイされるようにすることができる。
【0057】
図12及び図13は、‘コンテンツ管理’メニューの実施例を示す図である。‘コンテンツ管理’メニューは、‘ネットワーク’及び‘コンテンツ’の2つのタブを含む。もちろん、ディスプレイされるコンテンツを管理するための他のタブーを含むこともできる。‘ネットワーク’タブでは、IPアドレス、サブネットマスク、デフォルトゲートウェイを設定することができ、DNSサーバのアドレスを設定することができる。設定されたアドレスを保存するための‘保存’ボタンもディスプレイすることができる。この場合、アドレス入力のためのキーパッドを一緒にディスプレイすることもできる。‘コンテンツ’タブでは、リングトーン(Ringtone)、ウォールペーパー、瓶の形態などの各コンテンツに対応するイメージが記憶されている位置を入力することができる。各コンテンツは、複数のイメージを含むように設定することができ、各コンテンツに対するイメージを設定する時、外部機器をディスプレイモジュールまたは自動販売機モジュールに連結してダウンロードすることもでき、ネットワークを用いて無線でダウンロードすることもできる。また、動映像をディスプレイしようとする場合、動映像がディスプレイされる時点を設定することができる。そして、各コンテンツに対して‘追加’ボタンと‘削除’ボタンをディスプレイすることができる。‘コンテンツ’タブにおいて、リングトーン、ウォールペーパー、瓶の形態のうち一つに対する‘追加’ボタンが選択される場合、記憶されているイメージファイルのリストがディスプレイされる。イメージファイルのうちの一つが選択されると、該イメージファイルのイメージを画面の一部に表示することで、ユーザーが選択したイメージを確認できるようにする。この実施例では、‘追加’ボタンが別に設けられるとしたが、‘追加’ボタンを省く場合は、各コンテンツが選択されると、記憶されているイメージファイルのリストが自動でディスプレイされるようにしても良い。
【0058】
図14乃至図16はそれぞれ、'瓶管理'、'ビデオ及びオーディオ構成'メニューの実施例を示す図である。‘瓶管理'メニューは、瓶の形態を変更しようとする商品を選択するためのメニューと、瓶の形態を選択するためのメニューと、を含むことができる。本実施例では、瓶で作られた商品を取り上げたが、缶やPETで作られた商品とすることもできる。選択が完了するとこれを保存するための‘保存’ボタンを一緒にディスプレイする。‘ビデオ及びオーディオ構成’メニューは、‘ビデオ及びオーディオ’をそれぞれ調整するためのタブを含む。‘ビデオ’タブには、ディスプレイされる映像のコントラスト、ブライトネス、RGBゲイン値などの属性値をそれぞれ調整するためのメニューが含まれる。また、既に設定された属性値に自動で調整するための‘Auto’ボタンも一緒にディスプレイすることができる。‘オーディオ’タブには、ベース、トレブル、バランスを調整するためのメニューが含まれ、ボリュームを段階的に調整するためのメニューも含まれている。また、ボリュームを自動で0に下げるための‘消音’ボタンも一緒にディスプレイすることができる。
【0059】
以上では本発明の具体的な実施例を図示及び説明したが、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する当業者にとっては、本発明の原則や精神を逸脱しない限度内で様々な変形実施が可能であるということは明らかである。したがって、本発明の範囲は、添付の請求項とその均等物によって定められるべきである。
【符号の説明】
【0060】
100 ドア
110 ディスプレイ部
120 ユーザー入力部
130 ディスプレイ制御部
140 記憶部
150 感知部
160 外部インターフェース
170 スピーカー
180 自動販売機制御部
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動販売機及びその制御方法に係り、特に、ディスプレイ部を有する自動販売機及びその制御方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般に、自動販売機は、ユーザーが所望の商品に対する金額を投入し、商品を選択して取り出すことのできる無人販売台のことをいう。このような自動販売機は、販売時間や設置場所に特に制約されないとともに、迅速に所望の商品を獲得できる点から、広く使用されている。
【0003】
自動販売機は、小銭または紙幣のような貨幣の投入を認識する金銭メカニズム、自動販売機の商品をユーザーが選択する商品選択部、ユーザーの選択した商品を吐き出す商品吐き出し部等で構成される。また、自動販売機は、商品に関する情報と広告コンテンツなどを出力したり、ユーザーの投入した金額などを表示したりする表示部をさらに含むことができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は、ディスプレイ部を用いて容易に管理することができる自動販売機及びその制御方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の目的を達成するための本発明の一実施例に係る自動販売機の制御方法は、外部から入力されたり内部に記憶されている映像をディスプレイするディスプレイモジュールを含む自動販売機の制御方法であって、前記自動販売機のドアのロック状態が解除されたか否かを判断する段階と、前記自動販売機のドアのロック状態が解除されたと判断されると、表示される映像に対する映像モードを切り替える段階と、前記映像モードが切り替わると、ユーザー認証のための認証モード窓をディスプレイする段階と、を含むことができる。
【0006】
前記認証モード窓は、認証コードが入力される領域を含み、前記領域にカーソルがディスプレイされることができる。
【0007】
前記認証モード窓は、数字、シンボル及び文字のうち少なくとも一つを入力できるキーパッドを含み、前記自動販売機の制御方法は、前記キーパッド上の接触を感知する段階と、前記キーパッド上の接触に対応するキーパッドの数字、シンボルまたは文字が、前記認証コードが入力される前記領域に入力されるようにする段階と、をさらに含むことができる。
【0008】
前記認証モード窓は、‘ログイン’ボタンを含むことができる。
【0009】
前記自動販売機のドアのロック状態は、前記自動販売機のドアと前記自動販売機のボディーとが機械的にまたは電気的に結合されたか否かによって判断されることができる。
【0010】
前記認証モード窓は、認証コードを変更するための認証コード変更窓に移動するためのボタンを含み、上記自動販売機の制御方法は、該ボタンがユーザーによって選択されたか否かを判断する段階と、前記ボタンが選択された場合、前記認証コード変更窓をディスプレイする段階と、をさらに含むことができる。
【0011】
前記認証コードは、少なくとも一つの数字、シンボル及び文字を含むことができる。
【0012】
上記自動販売機の制御方法は、前記認証コードが入力されると、該入力された認証コードと既に記憶されている認証コードとが一致するか否か判断する段階をさらに含ことができる。
【0013】
上記自動販売機の制御方法は、前記入力された認証コードと前記既に記憶されている認証コードとが一致すると判断される場合、前記自動販売機を維持、管理する管理メニューをディスプレイする段階をさらに含むことができる。
【0014】
前記管理メニューは、販売量、商品の価格、販売商品のイメージ、背景画面のうち少なくとも一つを、修正、入力、削除または保存するための項目を含むことができる。
【0015】
上記目的を達成するための本発明の他の実施例に係る自動販売機は、外部から入力されたり内部に記憶されている映像をディスプレイするディスプレイ部と、ユーザーから入力信号を受信するユーザー入力部と、前記ディスプレイ部を収容しているドアと、前記ドアがロック状態から解除されたか否かを検出する感知部と、前記ドアがロック状態から解除されたと判断されると、表示される映像に対する映像モードを切り替える制御部と、を含むことができる。
【0016】
前記映像モードが切り替わる場合、前記ディスプレイ部は、ユーザー認証のために認証コードを入力するための認証モード窓をディスプレイすることができる。
【0017】
前記認証モード窓は、前記認証コードが入力される領域を含み、前記領域にカーソルがディスプレイされることができる。
【0018】
前記認証モード窓は、数字、シンボル及び文字のうち少なくとも一つを入力できるキーパッドを含み、前記キーパッドへの接触が感知される場合、前記制御部は、前記キーパッドへの接触に対応する数字、シンボルまたは文字が、前記認証コードが入力される前記領域に入力されるように制御することができる。
【0019】
前記認証コード窓は、‘ログイン’ボタンを含むことができる。
【0020】
前記認証コード窓は、前記認証コードを変更するための認証コード変更窓を選択するボタンを含み、前記ユーザー入力部を介して前記ボタンが選択されると、前記制御部は、前記認証コード変更窓をディスプレイするように前記ディスプレイ部を制御することができる。
【0021】
上記自動販売機は、既に設定された認証コードが記憶されている記憶部をさらに含み、前記制御部は、入力された認証コードと既に設定された認証コードとが一致するか否かを判断することができる。
【0022】
前記制御部は、前記入力された認証コードと前記既に設定された認証コードとが一致すると判断される場合、前記自動販売機を維持、管理する管理メニューがディスプレイされるように制御し、前記管理メニューは、販売量、商品の価格、販売商品のイメージ、背景画面のうち少なくとも一つを修正、入力、削除または保存するための項目を含むことができる。
【0023】
前記感知部は、前記自動販売機のドアと前記自動販売機のボディーとが機械的にまたは電気的に結合しているか否かを感知して前記ドアのロック状態を判断することができる。
【0024】
上記目的を達成するための本発明のさらに他の実施例に係る自動販売機は、前記自動販売機が収容している商品の情報を表示するディスプレイ部と、前記商品の情報に対応する商品データを無線方式で外部から受信し、外部に伝送するインターフェースと、前記商品データを記憶している記憶部と、前記商品データに基づいて商品情報を前記ディスプレイ部に表示し、情報に対応するデータを外部と送受信するように前記インターフェースを制御する制御部と、を含み、前記データは、商品のイメージ、価格、品質及び販売データを含むことができる。
【発明の効果】
【0025】
本発明によれば、ディスプレイ部を用いて容易に管理することができる自動販売機及びその制御方法を提供することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】本発明の一実施例による自動販売機の制御ブロック図である。
【図2】図1に示す自動販売機の制御方法を示すフローチャートである。
【図3】ユーザー認証のための認証モード窓を示す図である。
【図4】パスワードを変更する認証モード変更窓を示す図である。
【図5】自動販売機の管理に必要な管理メニューを示す図である。
【図6】‘時間設定’メニューを示す図である。
【図7】‘時間設定’メニューを示す図である。
【図8】‘時間設定’メニューを示す図である。
【図9】‘自動販売機構成’メニューを示す図である。
【図10】‘自動販売機初期化’メニューを示す図である。
【図11】‘販売実績’メニューを示す図である。
【図12】‘コンテンツ管理’メニューを示す図である。
【図13】‘コンテンツ管理’メニューを示す図である。
【図14】‘瓶管理’メニューを示す図である。
【図15】‘ビデオ構成’メニューを示す図である。
【図16】‘オーディオ構成’メニューを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
以下、添付の図面を参照しつつ、本発明の実施例を、本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者が容易に実施できるように詳細に説明する。本発明は、ここに説明される実施例に限定されず、様々な形態に具現することができる。本発明を明確に説明するために、説明と関連していない部分は省略し、明細書全体を通じて同一のまたは類似の構成要素には同一の参照符号を付ける。
【0028】
図1は、本発明に係るディスプレイ装置を備える自動販売機の制御ブロック図である。自動販売機のドア100は、ディスプレイモジュール100aと自動販売機モジュール100bと、を含む。ディスプレイモジュール100aは、ディスプレイ部110、ユーザー入力部120、ディスプレイ制御部130及び記憶部140を含む。自動販売機モジュール100bは、感知部150、外部インターフェース160、スピーカー170及び自動販売機制御部180を含む。図1では、ディスプレイモジュール及び自動販売機モジュールを分離した形態としているが、ディスプレイモジュール及び自動販売機モジュールは一体として構成することができる。
【0029】
ディスプレイ部110は、ディスプレイモジュールの外部から入力される映像をディスプレイしたり、内部に設けられている記憶部140に記憶されている映像をディスプレイしたりする。ディスプレイ部110に表示される映像のモードは、自動販売機で販売される商品を選択できるメニュー画面、広告画面などを表示するユーザーモードと、自動販売機の管理に必要な管理メニューなどを表示する管理モードなどに分類することができる。また、ディスプレイ部110にディスプレイされる映像モードがユーザーモードから管理メニューに切り替わると、ディスプレイ部110は、後述する認証モード窓をディスプレイし、この時、文字または数字の入力を可能にするキーパッドをさらに表示することができる。ディスプレイ部110は、主にLCD(Liquid Crystal Display)からなるが、PDP(Plasma Display Panel)、OLED(Organic Light Emitting Diode)などの種々のディスプレイのうちのいずれとしても良い。
【0030】
ユーザー入力部120は、一般に、ユーザーがユーザー入力部120に接触すると静電気を発生し、接触された地点の位置を認識することができる。ユーザーがディスプレイ部110にディスプレイされているイメージのうち、特定領域を選択するためにその部分に接触すると、ユーザー入力部120は、ユーザーにより接触された地点の位置を感知し、該位置にディスプレイされているイメージが選択されるようにすることによって、マウス(図示せず)等を用いて選択した場合と同様の効果を呈することができる。この効果を極大化するために、ユーザー入力部120はディスプレイ部110と接触するように配置される。すなわち。ユーザー入力部120は、ディスプレイ部110上に設けられたり内蔵されるタッチパネルで構成することができる。
【0031】
図1では、ユーザー入力部120とディスプレイ部110とが分離した形態として開示されているが、これは、説明の便宜のためのもので、ユーザー入力部120とディスプレイ部110とが物理的に分離されていることを意味するわけではない。ユーザーは、ディスプレイ部110に表示されたメニュー画面または管理メニューを見ながらユーザー入力部120を操作することができる。
【0032】
すなわち、ユーザーは、所望の商品を選択することもでき、管理モードでは、従属的に構成されている複数のサブまたは下位メニューを選択して自動販売機を容易に管理することもできる。
【0033】
ディスプレイ制御部130は、ディスプレイ部110に映像がディスプレイされるように制御する。ディスプレイ制御部130は、様々なフォーマットで入力される映像信号を、ディスプレイ部110がディスプレイできるようなフォーマットに変換するように制御し、ディスプレイ部110の解像度に合わせてスケーリングしてディスプレイするように制御する。また、ディスプレイ制御部130は、ユーザー入力部120に入力されたユーザーの命令を実行させる。本発明において、ディスプレイ制御部130は、ユーザー入力部120を介してユーザーが選択した商品に関する情報を、自動販売機モジュールに送ったり、ユーザーの選択したメニューにしたがってその下位メニューをディスプレイしたりするように制御する。
【0034】
また、ディスプレイ制御部130は、感知部150からドア100のロック状態が解除されたことを示す感知信号を受信すると、ディスプレイ部110の映像モードを変更する。また、映像モードが変更されて認証モード窓をディスプレイする場合、既に設定された認証コードと入力された認証コードとが一致するか否かを判断し、以降の過程を進行する。
【0035】
また、ディスプレイ制御部130は、オーディオ信号が出力されるようにスピーカー170を制御する。商品やメニューが選択された時、記憶部140に記憶されている効果音を出力したり、オーディオデータを含む映像をディスプレイする場合は、スピーカー170からオーディオデータに対応するオーディオ信号を出力するように制御する。
【0036】
また、ディスプレイ制御部130は自動販売機制御部180と通信して、自動販売機に関連する様々な制御を行う。ディスプレイ制御部130は、自動販売機制御部180から、自動販売機で販売された商品に関する情報と自動販売機に投入された金額に関する情報などを受信し、受信した情報が表示されるようにディスプレイ部110を制御したり、ユーザー入力部120を介して入力された商品に関する情報を自動販売機制御部180に伝送したりする。また、ディスプレイ制御部130は、外部インターフェース160を介してダウンロードしたイメージ、オーディオなどのデータを、自動販売機制御部180を介して受信したり直接受信して、これを記憶部140に記憶させ、ディスプレイ部110にディスプレイさせることができる。ディスプレイ制御部130は、通信を担当する通信部、別の構成要素とのインターフェースの役割を果たすインターフェース部、またはネットワーク部等に細分化させて個別的にモジュール化することもできる。他の実施例では、ディスプレイ制御部130は自動販売機制御部180と分離されず、一つのチップ及び/またはモジュールに一体化することもできる。
【0037】
記憶部140は、自動販売機で販売される商品に関する価格情報やアイコンなどを記憶したり、ユーザーによって入力された既に設定された認証コードを記憶したりする。そして、各メニューにしたがってディスプレイしなければならない映像に関するデータを記憶している。記憶部140は、HDD(Hard Disc Drive)、Flash、RAM、ROMなどの様々な形態のメモリとすることができる。図1では、記憶部140がディスプレイモジュールに位置しているが、自動販売機モジュール上に位置しても良い。
【0038】
感知部150は、ドア100がロック状態から解除されたか否かを検出する。ロック状態から解除された場合は、ドア100に設けられている錠が開いた場合であってもよく、ドア100が開いて自動販売機のボディーと結合していない場合であってもある。そして、感知部150は、感知部150に加えられる機械的な外力を検出したり、電気的なスイッチを用いたりして、ドア100のロック状態の解除を検出することができる。また、センサーを取り付けて、ドア100が自動販売機のボディーから分離されたか否かを検出することもできる。
【0039】
外部インターフェース160は、WiFiやブルトゥースなどの無線通信を用いてデータを他の装置と送受信する役割を果たす。また、外部インターフェース160は、USBスティック、メモリカードなどの外部デバイスとデータを送受信する役割を果たす。本発明に係る自動販売機において、外部インターフェース160は、新しい商品の情報をダウンロードしたり、自動販売機で販売された商品の売上げや自動販売機に残っている商品の数量などに関する情報を、無線通信を通じて、遠隔の中央管理サーバー(図示せず)に伝送する役割を果たすこともできる。または、外部インターフェース160は、ユーザーが個人的に所有しているブルトゥースを支援するデバイスにデータをダウンロードする場合に使用することもできる。
【0040】
スピーカー170は、オーディオ信号を出力する役割を果たす。スピーカー170は、記憶部140に記憶されているオーディオを出力したり、外部インターフェース160等を通して外部から受信したオーディオ信号を出力したりする。
【0041】
自動販売機制御部180は、自動販売機に格納されている商品を提供したり、決済によって釣銭を提供する等の一般的な自動販売機の機能を果たす。また、自動販売機制御部180は、ディスプレイモジュールとの通信を通じて商品に関する情報や投入された金額に関する情報などを伝送する。
【0042】
図2は、本発明に係る自動販売機モジュール及びディスプレイモジュールの動作を示すフローチャートである。
【0043】
まず、自動販売機のドア100が開いたか否か判断する(S110)。ドア100が開いたと判断は、錠が開いた場合を含むこともでき、ドア100が自動販売機の本体に結合されないように分離された場合を含むこともできる。この判断は、加えられる外力を通じて機械的な方法で行うこともでき、電気的なスイッチを用いて行うこともできる。
【0044】
ドア100が開いたと判断されると(S110でYES)、ディスプレイ部110の映像モードをユーザーモードから管理モードに切り替え、認証モード窓に対応するログイン画面を表示する(S120)。本発明の実施例では、ドア100のロックが解除されるとログイン画面を表示するとしたが、ドア100が開いたと判断されると、現在表示されている画面のモードとは異なるモードを表示することもできる。例えば、商品提供のためのメニュー画面や特定商品に対する広告画面などを表示していたが、ドア100のロックが解除されると、当該自動販売機のメーカのロゴをディスプレイしたり、ドア100が開いた事実を知らせるように警告メッセージをディスプレイしたりすることができる。また、ユーザーを認証するログイン画面無しに、直ちに自動販売機を管理するのに必要な管理メニューをディスプレイすることもできる。
【0045】
ドア100が開いていないと判断されると(S110でNO)、ディスプレイ部110の映像モードを変更せずに、現在表示されている画面をそのままディスプレイすることができる。
【0046】
ログイン画面が表示されると(S120)、ユーザーは自身の固有の認証コードを入力することができる。認証コードはパスワードを含む。本実施例では、パスワードを入力する方式を用いているが、カードリーダを別に設けてカードを読み込むこともできる。後者の場合には、ディスプレイ部110に、ログイン画面の代わりに、‘カードを挿入して下さい’、‘カードを触れて下さい'、‘カードを通してください’などの画面をディスプレイすることができる。その他の方式のユーザー認証段階とする場合、ユーザーに認証方法を案内するメッセージをディスプレイすることができる。
【0047】
ユーザーが自身のパスワードを入力すると、ディスプレイ制御部130は、記憶部140に記憶されているパスワードとユーザーの入力したパスワードとが一致するか否か判断する(S130)。
【0048】
パスワードが一致すると判断されると(S130でYES)、自動販売機を管理するのに必要な管理メニューをディスプレイする(S140)。もし、パスワードが一致しないと判断されると(S130でNO)、‘パスワードが一致しません’などの警告メッセージをディスプレイした後(S141)、再びログイン画面をディスプレイし(S120)、ユーザーがパスワードを再入力できるようにする。
【0049】
管理メニューがディスプレイされた場合、ユーザーにより特定メニューが選択されたか否か判断し(S150)、選択されたと判断される場合(S150でYES)、選択されたメニューに対応する画面を表示する(S160)。
【0050】
もし、ユーザーにより特定メニューが選択されなかったと判断されると(S150でNO)、‘メニューを選択して下さい’というメッセージをディスプレイし(S161)、再び管理メニューをディスプレイすることができる(S140)。
【0051】
図3は、ユーザー認証のための認証モード窓を示す図であり、図4は、パスワードを変更する認証モード変更窓を示す図である。図3に示すように、認証モード窓は、認証コードが入力される一部領域を含み、カーソルがその一部領域にディスプレイされる。この場合、キーパッドを共にディスプレイし、ユーザーがキーパッドをタッチして文字及び数字を入力できるようにすることもできる。認証モード窓は、‘ログイン’ボタンとパスワード変更のための‘変更’ボタンを含む。‘ログイン’ボタンが選択されると、既に記憶されている認証コードとユーザーの入力した認証コードとが一致するか否かを判断することができる。認証コードはパスワードを含む。‘パスワード変更’ボタンが選択されると、パスワードを変更するのに必要な画面をディスプレイすることができる。図4に示すように、認証モード変更窓は、‘既存パスワード’入力欄、‘新しいパスワード’入力欄、‘パスワード確認’欄などを含み、各入力欄が選択され、キーパッドを用いてユーザーが文字及び数字を入力すると、選択された入力欄に当該文字及び数字がディスプレイされる。パスワードを変更しない場合は‘取消’ボタンが選択され、この場合、再びログイン画面に戻ることができる。
【0052】
この場合、入力された文字及び数字が外部に露出される恐れがあるので、画面には直接文字及び数字をディスプレイせずに、代替文字などで表示することができる。本実施例で、キーパッドは、文字、アルファベット文字、数字を含み、また、入力された文字及び数字をいっぺんに消すボタン、カーソルの直前の文字及び数字を消すボタンなどを含む。
【0053】
図5は、自動販売機の管理に必要な管理メニューの実施例を示す図である。管理メニューには、現在日付と時間を表示することができ、日付と時間を変更するメニューに入るための‘時間設定’ボタンを一緒にディスプレイする。‘時間設定’ボタンが選択されると、‘時間設定’メニューをディスプレイする(図6乃至図8)。また、自動販売機を制御できるメニューに入るための‘自動販売機構成’ボタン、‘自動販売機初期化’ボタン、‘販売実績’ボタン、‘コンテンツ管理’ボタン、‘瓶(bottle)構成’ボタン、‘ビデオ及びオーディオ構成’ボタンなどを一緒にディスプレイすることができる。
【0054】
図6乃至図8は、図5に示す‘時間設定’ボタンが選択された場合にディスプレイされる‘時間設定’メニューの実施例を示す図である。‘年'、‘月’、‘日’、‘時’、‘分’を入力するための入力欄をディスプレイし、数字からなるキーパッドを一緒にディスプレイする。キーパッドには、数字全体を消すボタン、カーソルの直前の数字を消すボタンが含まれる。‘月’を入力する場合には、1〜12の数字のみが入力されるように設定することができ、‘日’を入力する場合には、1〜31の数字のみが入力されるように設定することができる。‘時’を入力する場合にも、0〜23の数字のみが入力されるように設定したり、1〜24の数字のみが入力されるように設定することができる。‘分’を入力する場合にも、0〜59の数字のみが入力されるように設定することができる。入力が完了すると、それを保存するための‘保存’ボタンと、再び管理メニューに戻るための‘前のページ’ボタンをディスプレイすることができる。日付と時間が変更されて保存された場合、システムを再起動しなければならないというメッセージとともに、‘確認’、‘取消’ボタンをディスプレイすることができる。
【0055】
図9乃至図11は、それぞれ、‘自動販売機構成’メニュー、‘自動販売機初期化’メニュー、‘販売実績’メニューの実施例を示す図である。‘自動販売機構成’メニューは、構成を変更しようとする自動販売機の構成をディスプレイするディスプレイ窓とともに、‘ESC’、‘UP’、‘DOWN’、‘ENTER’ボタンをディスプレイする。そして、管理メニューに戻るための‘前のページ’ボタンを共にディスプレイすることができる。‘自動販売機初期化’メニューは、‘タッチスクリーン調整’ボタン、‘販売データ初期化’ボタン、‘価格設定’ボタンをディスプレイし、各ボタンが選択されると、該当の内容に関する調整が可能なように下位メニューをディスプレイする。
【0056】
‘販売実績’メニューは、商品別、期間別、決済手段別に販売実績を算出できるタブを有している。選択された商品別に販売実績を算出する場合、販売実績を算出しようとする商品を選択すると、自動販売機制御部180は、該選択された商品の販売実績を算出してディスプレイモジュールに伝送する。ディスプレイモジュールは、受信した販売実績をディスプレイすることができる。期間別に販売実績を算出する場合、既に設定された期間別に、例えば、一週、1ケ月、一年などを基準に算出することもでき、ユーザーが期間を直接入力して、当該期間別に販売実績を算出することもできる。決済手段別に販売実績を算出する場合は、カードまたは現金で決済された商品の販売実績をそれぞれ算出してディスプレイすることができる。この場合、‘全体’ボタンをディスプレイして、このボタンが選択されるといつでも全体販売実績がディスプレイされるようにすることができる。
【0057】
図12及び図13は、‘コンテンツ管理’メニューの実施例を示す図である。‘コンテンツ管理’メニューは、‘ネットワーク’及び‘コンテンツ’の2つのタブを含む。もちろん、ディスプレイされるコンテンツを管理するための他のタブーを含むこともできる。‘ネットワーク’タブでは、IPアドレス、サブネットマスク、デフォルトゲートウェイを設定することができ、DNSサーバのアドレスを設定することができる。設定されたアドレスを保存するための‘保存’ボタンもディスプレイすることができる。この場合、アドレス入力のためのキーパッドを一緒にディスプレイすることもできる。‘コンテンツ’タブでは、リングトーン(Ringtone)、ウォールペーパー、瓶の形態などの各コンテンツに対応するイメージが記憶されている位置を入力することができる。各コンテンツは、複数のイメージを含むように設定することができ、各コンテンツに対するイメージを設定する時、外部機器をディスプレイモジュールまたは自動販売機モジュールに連結してダウンロードすることもでき、ネットワークを用いて無線でダウンロードすることもできる。また、動映像をディスプレイしようとする場合、動映像がディスプレイされる時点を設定することができる。そして、各コンテンツに対して‘追加’ボタンと‘削除’ボタンをディスプレイすることができる。‘コンテンツ’タブにおいて、リングトーン、ウォールペーパー、瓶の形態のうち一つに対する‘追加’ボタンが選択される場合、記憶されているイメージファイルのリストがディスプレイされる。イメージファイルのうちの一つが選択されると、該イメージファイルのイメージを画面の一部に表示することで、ユーザーが選択したイメージを確認できるようにする。この実施例では、‘追加’ボタンが別に設けられるとしたが、‘追加’ボタンを省く場合は、各コンテンツが選択されると、記憶されているイメージファイルのリストが自動でディスプレイされるようにしても良い。
【0058】
図14乃至図16はそれぞれ、'瓶管理'、'ビデオ及びオーディオ構成'メニューの実施例を示す図である。‘瓶管理'メニューは、瓶の形態を変更しようとする商品を選択するためのメニューと、瓶の形態を選択するためのメニューと、を含むことができる。本実施例では、瓶で作られた商品を取り上げたが、缶やPETで作られた商品とすることもできる。選択が完了するとこれを保存するための‘保存’ボタンを一緒にディスプレイする。‘ビデオ及びオーディオ構成’メニューは、‘ビデオ及びオーディオ’をそれぞれ調整するためのタブを含む。‘ビデオ’タブには、ディスプレイされる映像のコントラスト、ブライトネス、RGBゲイン値などの属性値をそれぞれ調整するためのメニューが含まれる。また、既に設定された属性値に自動で調整するための‘Auto’ボタンも一緒にディスプレイすることができる。‘オーディオ’タブには、ベース、トレブル、バランスを調整するためのメニューが含まれ、ボリュームを段階的に調整するためのメニューも含まれている。また、ボリュームを自動で0に下げるための‘消音’ボタンも一緒にディスプレイすることができる。
【0059】
以上では本発明の具体的な実施例を図示及び説明したが、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する当業者にとっては、本発明の原則や精神を逸脱しない限度内で様々な変形実施が可能であるということは明らかである。したがって、本発明の範囲は、添付の請求項とその均等物によって定められるべきである。
【符号の説明】
【0060】
100 ドア
110 ディスプレイ部
120 ユーザー入力部
130 ディスプレイ制御部
140 記憶部
150 感知部
160 外部インターフェース
170 スピーカー
180 自動販売機制御部
【特許請求の範囲】
【請求項1】
外部から入力されたり内部に記憶されている映像をディスプレイするディスプレイモジュールを含む自動販売機の制御方法であって、
前記自動販売機のドアのロック状態が解除されたか否かを判断する段階と、
前記自動販売機のドアのロック状態が解除されたと判断されると、表示される映像に対する映像モードを切り替える段階と、
前記映像モードが切り替わると、ユーザー認証のための認証モード窓をディスプレイする段階と、
を含むことを特徴とする自動販売機の制御方法。
【請求項2】
前記認証モード窓は、認証コードが入力される領域を含み、前記領域にカーソルがディスプレイされることを特徴とする、請求項1に記載の自動販売機の制御方法。
【請求項3】
前記認証モード窓は、数字、シンボル及び文字のうち少なくとも一つを入力できるキーパッドを含み、
前記キーパッド上の接触を感知する段階と、
前記キーパッド上の接触に対応するキーパッドの数字、シンボルまたは文字が、前記認証コードが入力される前記領域に入力されるようにする段階と、
をさらに含むことを特徴とする、請求項2に記載の自動販売機の制御方法。
【請求項4】
前記認証モード窓は、‘ログイン’ボタンを含むことを特徴とする、請求項2に記載の自動販売機の制御方法。
【請求項5】
前記自動販売機のドアのロック状態は、前記自動販売機のドアと前記自動販売機のボディーとが機械的にまたは電気的に結合されたか否かによって判断されることを特徴とする、請求項1に記載の自動販売機の制御方法。
【請求項6】
前記認証モード窓は、認証コードを変更するための認証コード変更窓に移動するためのボタンを含み、該ボタンがユーザーによって選択されたか否かを判断する段階と、
前記ボタンが選択された場合、前記認証コード変更窓をディスプレイする段階と、
をさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の自動販売機の制御方法。
【請求項7】
前記認証コードが入力されると、該入力された認証コードと既に記憶されている認証コードとが一致するか否か判断する段階をさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の自動販売機の制御方法。
【請求項8】
前記入力された認証コードと前記既に記憶されている認証コードとが一致すると判断される場合、前記自動販売機を維持、管理する管理メニューをディスプレイする段階をさらに含むことを特徴とする、請求項7に記載の自動販売機の制御方法。
【請求項9】
前記管理メニューは、販売量、商品の価格、販売商品のイメージ、背景画面のうち少なくとも一つを、修正、入力、削除または保存するための項目を含むことを特徴とする、請求項8に記載の自動販売機の制御方法。
【請求項10】
外部から入力されたり内部に記憶されている映像をディスプレイするディスプレイ部と、
ユーザーから入力信号を受信するユーザー入力部と、
前記ディスプレイ部を収容しているドアと、
前記ドアがロック状態から解除されたか否かを検出する感知部と、
前記ドアがロック状態から解除されたと判断されると、表示される映像に対する映像モードを切り替える制御部と、
を含むことを特徴とする自動販売機。
【請求項11】
前記映像モードが切り替わる場合、前記ディスプレイ部は、ユーザー認証のために認証コードを入力するための認証モード窓をディスプレイすることを特徴とする、請求項10に記載の自動販売機。
【請求項12】
前記認証モード窓は、前記認証コードが入力される領域を含み、前記領域にカーソルがディスプレイされることを特徴とする、請求項11に記載の自動販売機。
【請求項13】
前記認証モード窓は、数字、シンボル及び文字のうち少なくとも一つを入力できるキーパッドを含み、
前記キーパッドへの接触が感知される場合、前記制御部は、前記キーパッドへの接触に対応する数字、シンボルまたは文字が、前記認証コードが入力される前記領域に入力されるように制御することを特徴とする、請求項12に記載の自動販売機。
【請求項14】
前記認証コード窓は、‘ログイン’ボタンを含むことを特徴とする、請求項12に記載の自動販売機。
【請求項15】
前記認証コード窓は、前記認証コードを変更するための認証コード変更窓を選択するボタンを含み、
前記ユーザー入力部を介して前記ボタンが選択されると、前記制御部は、前記認証コード変更窓をディスプレイするように前記ディスプレイ部を制御することを特徴とする、請求項11に記載の自動販売機。
【請求項16】
既に設定された認証コードが記憶されている記憶部をさらに含み、
前記制御部は、入力された認証コードと既に設定された認証コードとが一致するか否かを判断し、前記入力された認証コードと前記既に設定された認証コードとが一致すると判断される場合、前記自動販売機を維持、管理する管理メニューがディスプレイされるように制御し、前記管理メニューは、販売量、商品の価格、販売商品のイメージ、背景画面のうち少なくとも一つを修正、入力、削除または保存するための項目を含むことを特徴とする、請求項11に記載の自動販売機。
【請求項17】
前記感知部は、前記自動販売機のドアと前記自動販売機のボディーとが機械的にまたは電気的に結合しているか否かを感知して前記ドアのロック状態を判断することを特徴とする、請求項10に記載の自動販売機。
【請求項1】
外部から入力されたり内部に記憶されている映像をディスプレイするディスプレイモジュールを含む自動販売機の制御方法であって、
前記自動販売機のドアのロック状態が解除されたか否かを判断する段階と、
前記自動販売機のドアのロック状態が解除されたと判断されると、表示される映像に対する映像モードを切り替える段階と、
前記映像モードが切り替わると、ユーザー認証のための認証モード窓をディスプレイする段階と、
を含むことを特徴とする自動販売機の制御方法。
【請求項2】
前記認証モード窓は、認証コードが入力される領域を含み、前記領域にカーソルがディスプレイされることを特徴とする、請求項1に記載の自動販売機の制御方法。
【請求項3】
前記認証モード窓は、数字、シンボル及び文字のうち少なくとも一つを入力できるキーパッドを含み、
前記キーパッド上の接触を感知する段階と、
前記キーパッド上の接触に対応するキーパッドの数字、シンボルまたは文字が、前記認証コードが入力される前記領域に入力されるようにする段階と、
をさらに含むことを特徴とする、請求項2に記載の自動販売機の制御方法。
【請求項4】
前記認証モード窓は、‘ログイン’ボタンを含むことを特徴とする、請求項2に記載の自動販売機の制御方法。
【請求項5】
前記自動販売機のドアのロック状態は、前記自動販売機のドアと前記自動販売機のボディーとが機械的にまたは電気的に結合されたか否かによって判断されることを特徴とする、請求項1に記載の自動販売機の制御方法。
【請求項6】
前記認証モード窓は、認証コードを変更するための認証コード変更窓に移動するためのボタンを含み、該ボタンがユーザーによって選択されたか否かを判断する段階と、
前記ボタンが選択された場合、前記認証コード変更窓をディスプレイする段階と、
をさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の自動販売機の制御方法。
【請求項7】
前記認証コードが入力されると、該入力された認証コードと既に記憶されている認証コードとが一致するか否か判断する段階をさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の自動販売機の制御方法。
【請求項8】
前記入力された認証コードと前記既に記憶されている認証コードとが一致すると判断される場合、前記自動販売機を維持、管理する管理メニューをディスプレイする段階をさらに含むことを特徴とする、請求項7に記載の自動販売機の制御方法。
【請求項9】
前記管理メニューは、販売量、商品の価格、販売商品のイメージ、背景画面のうち少なくとも一つを、修正、入力、削除または保存するための項目を含むことを特徴とする、請求項8に記載の自動販売機の制御方法。
【請求項10】
外部から入力されたり内部に記憶されている映像をディスプレイするディスプレイ部と、
ユーザーから入力信号を受信するユーザー入力部と、
前記ディスプレイ部を収容しているドアと、
前記ドアがロック状態から解除されたか否かを検出する感知部と、
前記ドアがロック状態から解除されたと判断されると、表示される映像に対する映像モードを切り替える制御部と、
を含むことを特徴とする自動販売機。
【請求項11】
前記映像モードが切り替わる場合、前記ディスプレイ部は、ユーザー認証のために認証コードを入力するための認証モード窓をディスプレイすることを特徴とする、請求項10に記載の自動販売機。
【請求項12】
前記認証モード窓は、前記認証コードが入力される領域を含み、前記領域にカーソルがディスプレイされることを特徴とする、請求項11に記載の自動販売機。
【請求項13】
前記認証モード窓は、数字、シンボル及び文字のうち少なくとも一つを入力できるキーパッドを含み、
前記キーパッドへの接触が感知される場合、前記制御部は、前記キーパッドへの接触に対応する数字、シンボルまたは文字が、前記認証コードが入力される前記領域に入力されるように制御することを特徴とする、請求項12に記載の自動販売機。
【請求項14】
前記認証コード窓は、‘ログイン’ボタンを含むことを特徴とする、請求項12に記載の自動販売機。
【請求項15】
前記認証コード窓は、前記認証コードを変更するための認証コード変更窓を選択するボタンを含み、
前記ユーザー入力部を介して前記ボタンが選択されると、前記制御部は、前記認証コード変更窓をディスプレイするように前記ディスプレイ部を制御することを特徴とする、請求項11に記載の自動販売機。
【請求項16】
既に設定された認証コードが記憶されている記憶部をさらに含み、
前記制御部は、入力された認証コードと既に設定された認証コードとが一致するか否かを判断し、前記入力された認証コードと前記既に設定された認証コードとが一致すると判断される場合、前記自動販売機を維持、管理する管理メニューがディスプレイされるように制御し、前記管理メニューは、販売量、商品の価格、販売商品のイメージ、背景画面のうち少なくとも一つを修正、入力、削除または保存するための項目を含むことを特徴とする、請求項11に記載の自動販売機。
【請求項17】
前記感知部は、前記自動販売機のドアと前記自動販売機のボディーとが機械的にまたは電気的に結合しているか否かを感知して前記ドアのロック状態を判断することを特徴とする、請求項10に記載の自動販売機。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【公表番号】特表2011−527793(P2011−527793A)
【公表日】平成23年11月4日(2011.11.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−517331(P2011−517331)
【出願日】平成21年6月15日(2009.6.15)
【国際出願番号】PCT/KR2009/003192
【国際公開番号】WO2010/005177
【国際公開日】平成22年1月14日(2010.1.14)
【出願人】(503447036)サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド (2,221)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成23年11月4日(2011.11.4)
【国際特許分類】
【出願日】平成21年6月15日(2009.6.15)
【国際出願番号】PCT/KR2009/003192
【国際公開番号】WO2010/005177
【国際公開日】平成22年1月14日(2010.1.14)
【出願人】(503447036)サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド (2,221)
【Fターム(参考)】
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