自動車充電施設用のプラグ・コンセント接続装置
【課題】 栓刃の配置が特殊なプラグはいちいちプラグの向きを調整してコンセントに差し込んだ。特に屋外のコンセントは下から差し込みにくい。プラグがコンセントから抜け落ちやすく、雨の使用時には感電の恐れがあった。またコンセントは外観のデザイン性や多様性に乏しかった。このような問題を解決する自動車充電施設用のプラグ・コンセント接続装置を提供する。
【解決手段】 プラグホルダにプラグを嵌め込んで、プラグホルダが付属するアームを回動させ、プラグを直接手に持たずにプラグの栓刃をコンセントに差し込む。ストッパーとストッパー受けがコンセントプラグの接続状態を保持し、接続操作に連動して開閉するカバーは外殻体として意匠的、機能的に多様性を持つ、安全で使いやすい自動車充電施設用のプラグ・コンセント接続装置。
【解決手段】 プラグホルダにプラグを嵌め込んで、プラグホルダが付属するアームを回動させ、プラグを直接手に持たずにプラグの栓刃をコンセントに差し込む。ストッパーとストッパー受けがコンセントプラグの接続状態を保持し、接続操作に連動して開閉するカバーは外殻体として意匠的、機能的に多様性を持つ、安全で使いやすい自動車充電施設用のプラグ・コンセント接続装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は差し込みが容易で感電の恐れが少なく、デザイン・機能に多様性を持つ自動車充電施設用のプラグ・コンセント接続装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来はプラグの栓刃をコンセントに差し込む際に、プラグを直接手に持ってその栓刃をコンセントに差し込んでいた。
【0003】
従来はコンセントにプラグの栓刃の向きが合う所定姿勢になるようにプラグの向きを調節してコンセントに差し込んでいた。
【0004】
プラグをコンセントから引き抜く際にプラグのコードを引っ張ってコンセントから抜く事があった。
【0005】
従来はプラグの栓刃をコンセントの刃受けバネが挟んでプラグとコンセントの接続状態を保った。
【0006】
接続状態を保持するために鍵状の栓刃をコンセントの挿入口に差し込んだ後にプラグを回転させてその鍵状の栓刃をコンセントの刃受けバネに引掛けて固定していた。
【0007】
コンセントに付属する蓋を開けてコンセントにプラグの栓刃を差し込んで使用する物があった。
【0008】
挿入口に併設した照明を有するコンセントがあった。
【0009】
コンセントは電気接続の機能しか無かった。
【0010】
プラグの栓刃の形状と配列が同じでも、本体の外形形状が異なるプラグがあった。
【0011】
コンセントとプラグの接続状態を維持する特許文献1、コンセントからの抜け落ちを防止する特許文献2のコンセントがあった。また、コンセントの汚れ等を防止する特許文献3、接続部に塵芥が付着するのを防止する特許文献4がある。
【先行技術文献】
【0012】
【特許文献1】特開2004−200083
【特許文献2】実新開平7−16376のプラグ抜止装置
【特許文献3】特開2004−192830
【特許文献4】特開2002−186135
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0013】
プラグを直接手に持ってその栓刃をコンセントに差し込む際に、プラグ若しくはコンセントのどちらかに異常がある場合や、プラグ若しくはコンセントのどちらかが濡れている場合には感電する危険性があった。
【0014】
プラグの栓刃の形状と配列が特殊でコンセントに差し込む向きが限定されるプラグは、コンセントに対してプラグの栓刃の向きが合う所定姿勢になるようにプラグの向きを調節しなければならず、プラグの栓刃をコンセントに差し込む際にプラグの向きに迷う事があった。
【0015】
プラグをコンセントから引き抜く際にプラグのコードを引っ張ってコンセントから抜くと、プラグ内部のコード接続部分を痛めたり、プラグを真直ぐに引き抜けるとは限らないのでプラグの栓刃がコンセント内部の刃受けバネを痛めたり、コンセントの本体を損傷する事があった。
【0016】
プラグの栓刃をコンセントの刃受けバネが挟んでプラグとコンセントの接続状態を保つ仕組みは、刃受けバネの挟む力が弱まると、プラグの栓刃がコンセントから抜けやすくなった。
【0017】
接続状態を保持するために鍵状の栓刃をコンセントの挿入口に差し込んだ後にプラグを回転させてその鍵状の栓刃をコンセントの刃受けバネに引掛けるコンセントは、差し込む動作に加えプラグを回転させて、その鍵状の栓刃をコンセントの刃受けバネに上手く引掛けるのにコツが必要だった。
【0018】
コンセントに付属する蓋を開けてコンセントにプラグの栓刃を差し込んで使用する物は、蓋がプラグホルダまで覆えなかった。
【0019】
コンセントに付属する蓋を開けてコンセントにプラグの栓刃を差し込んで使用する物は使用毎にカバーを開けなければならず面倒だった。
【0020】
夜間や暗い場所で使用する挿入口に併設した照明を有するコンセントは、コンセントの挿入口に光が当たらないために、プラグの栓刃をコンセントに挿入する際に挿入口が見え辛く、使いにくかった。
【0021】
コンセントは電気接続の機能のみしか無かったので、デザイン性や意匠性に乏しく、訴求的効果が無かった。
【0022】
プラグの栓刃の形状と配列が同じでも、本体の外形形状が異なるために請求項1のプラグホルダに嵌め込めないプラグがあった。
【課題を解決するための手段】
【0023】
ベースと、このベースに設けられたヒンジと、このヒンジに一端が取り付けられた絶縁材料からなる回動可能なアームと、このアームの他端に設けられプラグを所定姿勢に保持するプラグホルダと、前記ベースに設けられ、前記アームが前記ベース側へ回動した状態で前記保持されたプラグの栓刃が差し込まれるコンセントと、を有してなる事を特長とする。
【0024】
請求項1記載の発明で、アームに付属するストッパーと、コンセントとプラグが接続した状態で前記ストッパーに係り合う、ベースに付属したストッパー受けと、を有してなる事を特徴とする。
【0025】
請求項1、請求項2内のいずれか一項記載の発明で、アームが付属するヒンジと相対するベース部分に設けられたヒンジに、回動可能に一端が取り付けられた、コンセントとプラグホルダを覆うカバーと、を有してなる事を特徴とする。
【0026】
請求項3記載の発明で、アームからカバーのヒンジ方向に延びる開閉枝と、前記アームがベース側と相対する側へ回動するに伴い、前記開閉枝の端部が接してスライドする前記カバーの内側に設けた弦状部と、を有してなる事を特徴とする。
【0027】
請求項3記載の発明で、カバーの内側に設けられた照明を有してなる事を特徴とする。
【0028】
請求項3記載の発明で、カバーが透過性材料からなり、ベースに設けられた照明を有してなる事を特徴とする。
【0029】
請求項1記載の発明で、プラグに装着するアタッチメントはプラグホルダの内側面の形状に沿う外側の形状を持ち、前記アタッチメントを前期プラグホルダに嵌め込み、前期プラグを所定姿勢に保持する事を特徴とする。
【発明の効果】
【0030】
以上説明したように、本発明の請求項1記載の発明により、絶縁材料からなるプラグホルダがプラグを所定姿勢で保持し、プラグホルダが付属するアームを回動させてプラグの栓刃をコンセントに差し込む。これによりプラグを直接手で持たずにその栓刃をコンセントに差し込む事が出来るので、プラグ若しくはコンセントのどちらかに異常がある場合や、プラグ若しくはコンセントのどちらかが濡れている場合にも感電する危険性が少ない。
【0031】
本発明の請求項1記載の発明により、プラグの栓刃の形状と配列が特殊でコンセントに差し込む向きが限定されるプラグでも、プラグホルダにプラグが所定姿勢で保持されるので、プラグの向きを調節しなくてよい。これによりプラグの栓刃をコンセントに差し込む際にプラグの向きに迷う事が無くコンセントに差し込むことが出来る。
【0032】
本発明の請求項1記載の発明により、コンセントとプラグが接続した状態から、アームをベース側と相対する側へ回動させると、プラグホルダに保持されたプラグの栓刃をコンセントから真直ぐに引き抜ける。これによりプラグ内部のコード接続部分を痛めたり、プラグの栓刃がコンセント内部の刃受けバネを痛めたり、コンセントの本体を損傷することが無い。
【0033】
本発明の請求項2記載の発明により、プラグとコンセントの接続状態においてアームに付属するストッパーと、ストッパーに係り合うベースに付属するストッパー受けによりコンセントとプラグの間隔が保持されて接続状態を保つ。これにより受刃バネの挟む力が弱まってもプラグの栓刃がコンセントから抜けやすくなる事が無い。
【0034】
本発明の請求項2記載の発明により、プラグとコンセントの接続状態においてストッパーとストッパー受けによりプラグとコンセントの間隔が保持され接続状態を保つ。これにより栓刃をコンセントの刃受けバネに引掛けて接続状態を保つ必要が無いので接続にコツが不要になる。
【0035】
本発明の請求項3記載の発明により、コンセントとプラグホルダをカバーが覆い、コンセントとプラグの接続中はカバーが閉まるのでコンセントとプラグとプラグホルダを雨や埃から保護できる。
【0036】
本発明の請求項4記載の発明により、アームがベース側と相対する側に回動するに伴いカバーが開き、アームがベース側へ回動するに伴いカバーが閉じる。これにより使用に際してカバーが自動的に開閉するので手間が省ける。
【0037】
本発明の請求項5の発明により、夜間や暗い場所でプラグの栓刃をコンセントに差し込む際に、カバーの内側に設けられた照明がプラグとコンセントの接続部分を照らす。これにより夜間や暗い場所でもプラグをコンセントに差し込みやすい。さらにカバーの内側が反射板となる。これにより手元が明るくなるので夜間や暗い場所でも使いやすい。
【0038】
本発明の請求項6の発明により、ベースに設けられた照明の光が透過性材料からなるカバーを透過しカバーが光って見える。これにより当該装置はデザイン性や意匠性に富み、夜間や暗い場所で当該装置を訴求させる事が出来る。
【0039】
本発明の請求項7の発明により、プラグの栓刃の形状と配列が同じでも、プラグの外形形状が異なるために請求項1のプラグホルダに嵌め込めないプラグの場合は、プラグホルダの内側面の形状に沿う外側の形状を持つアタッチメントをプラグに装着して、アタッチメントをプラグホルダに嵌め込み、プラグを所定姿勢に保持する。これにより請求項1のプラグホルダに本体の外形形状が異なるために請求項1のプラグホルダに嵌め込めないプラグでも、プラグホルダにプラグを所定姿勢に保持出来るので請求項1の発明の装置を汎用できる。
【図面の簡単な説明】
【0040】
【図1】 本発明実施例のアーム1、プラグホルダ2、プラグ3、ベース5、コンセント6の関係を示す斜視図
【図2】 本発明実施例のプラグホルダ2にプラグ3を嵌め込んだ準備状態の断面図
【図3】 本発明実施例のプラグ突起13を有するプラグ3−1と突起受け14を有するプラグホルダ2−1の斜視図
【図4】 本発明実施例の接続状態の側面図
【図5】 本発明実施例のアーム1、プラグホルダ2、プラグ3、ベース5、コンセント6、ストッパー15、ストッパー受け16の関係を示す斜視図
【図6】 本発明実施例の収納状態の側面図
【図7】 本発明実施例のカバー17を取り付けた準備状態の斜視図
【図8】 本発明実施例のカバー17を取り付けた接続状態の断面図
【図9】 本発明実施例のカバー17を取り付けた収納状態の断面図
【図10】 本発明実施例のカバー17とカバー24を取り付けた準備状態の斜視図
【図11】 本発明実施例のカバーアーム25の斜視図
【図12】 本発明実施例の外殻にデザイン性を持たせた斜視図
【図13】 本発明実施例のデザイン性を持たせた外殻体に模様をあしらった図
【図14】 本発明の実施例のカバー17−1の開閉に連動するカバーアーム25−1を備えた収納状態の斜視図
【図15】 本発明の実施例のカバー17−1の開閉に連動するカバーアーム25−1を備えた準備状態の斜視図
【図16】 本発明の実施例のカバー17−1の開閉に他の方法で連動するカバーアーム25−1を備えた収納状態の斜視図
【図17】 本発明の実施例のカバー17−1の開閉に他の方法で連動するカバーアーム25−1を備えた準備状態の斜視図
【図18】 本発明の実施例の漏電遮断機35をベース5−1に併設した正面図
【図19】 本発明の実施例のコンセント6−1と、プラグホルダ2−3が付属するアーム1−1をベース5−1に併設した正面図
【図20】 本発明の実施例のプラグホルダ2を照らす照明37をカバー17−1の内側に設けた断面図
【図21】 本発明の実施例の透過性の外殻を有しベース5に照明38を設けた断面図
【図22】 本発明実施例のデザイン性を持った外殻に表示36を施した斜視図
【図23】 本発明実施例のアタッチメント40をプラグ39に装着した斜視図
【図24】 本発明実施例のアタッチメント40の絞めビス41をプラグ突起13−1部分に配してプラグ39に装着した斜視図
【発明を実施するための形態】
【0041】
以下本発明の実施形態について、当該装置を鉛直の面に設置した場合、装置の設置面側を後方、設置面側と反対側を前方とし、装置の下側を下方、上側を上方として当該装置の構成を説明する
【0042】
図1に示すようアーム1の1端はヒンジ4を介してベース5に前後方向に回動可能に接続されている。アーム1の他端は絶縁性材料からなるプラグホルダ2が設けられている。プラグホルダ2はプラグ3の外形の形状に沿う内側面の形状を持ち、プラグ3を嵌め込んで所定姿勢に保持する。
【0043】
コンセント6はプラグ3の栓刃7の形状と配列に合致した刃受けバネと挿入口8を有し、ベース5に取り付けられている。コンセント6はプラグ3を栓刃7をベース5方向に向けてプラグホルダ2に所定姿勢で嵌め込んで、アーム1を後方へ回動すると、プラグ3の栓刃7がその軌跡上にあるコンセント6に差し込まれる位置にある。
【0044】
アーム1が後方へ回動するときに、アーム1の回動円弧により栓刃7の角度が変化する。挿入時の栓刃の角度の変化に合わせてコンセント6は上下に回動可能にヒンジ9を介してベース5に取り付けられている。これによりプラグ3の栓刃7をコンセント6にスムーズに差し込む事が出来る。
【0045】
図2に示すようにプラグホルダ2のコンセント6側にはプラグ3を嵌め込んだ状態で、プラグ3の栓刃7に干渉しない高さの立ち上がり10があり、プラグホルダ2の立ち上がり10に相対する側にはプラグコード11に干渉しない高さの立ち上がり10−1がある。これによりプラグ3はプラグホルダ2に前後方向の動きを固定される。
【0046】
図2に示すように、プラグホルダ2にプラグ3を嵌め込んだときに、コード受け12がプラグコード11の付け根付近でコード11を支える。これによりプラグホルダ2がプラグ3を安定して所定姿勢に保持できる。
【0047】
図3に示すようにプラグ3−1の下側にはプラグ突起13があり、プラグホルダ2−1の底部にはプラグ突起13を嵌め込む形状の突起受け14が欠き込まれている。プラグ3−1をプラグホルダ2−1に嵌め込むとプラグ突起13が突起受け14に嵌まる。これによりプラグ3−1はプラグホルダ2−1に前後方向の動きを固定されるので、プラグホルダの立ち上がり10若しくは立ち上がり10−1を省略する事もできる。
【0048】
プラグホルダ2の底部には水抜き用の穴を設けると雨水などがプラグホルダ2に溜まらないで適時に排水できてよい。
【0049】
以下、本発明の使用の説明を行う。図2に示すようにプラグホルダ2がコンセント6から離れ、プラグ3を栓刃7をベース5方向に向けて所定姿勢でプラグホルダ2に嵌め込んだ状態を準備状態とする。
【0050】
準備状態からアーム1が後方へ回動し、ブラグ3の栓刃7がコンセント6に差し込まれた図4の状態を接続状態とする。
【0051】
先ず、プラグ3を栓刃7をベース5方向に向けてプラグホルダ2に嵌め込んで図2に示す準備状態にする。このときプラグホルダ2はコンセント6の挿入口8の向きにプラグ3の栓刃7の配列が合う所定姿勢でプラグ3をコンセント6に対峙させる。
【0052】
アーム1を後方に回動させてプラグホルダ2をベース5側に押し付けるとプラグ3の栓刃7がコンセント6に真直ぐに差し込まれ図4に示す接続状態となる。
【0053】
絶縁材料からなるプラグホルダ2がプラグ3を所定姿勢で保持するので、プラグ3とコンセント6との接続に際して直接プラグ3を手に持つ事が無い。これによりプラグ若しくはコンセントのどちらかに異常がある場合や、プラグ若しくはコンセントのどちらかが濡れている場合にも感電する危険性が少なくなる。
【0054】
接続状態からプラグ3をコンセント6から抜くにはアーム1を前方に回動させればよい。
【0055】
この場合もプラグ3の栓刃7はコンセント6から真直ぐに引き抜けるので栓刃7が刃受けバネやコンセント6本体に負担をかける事が少ない。またプラグ3を直接手に持たずにコンセント6から引き抜ける。これによりプラグ若しくはコンセントのどちらかに異常がある場合やプラグ若しくはコンセントのどちらかが濡れている場合にも感電の危険性が少なくなる。
【0056】
以上の説明のとおり、請求項1の発明によりプラグ3の栓刃7をコンセント6に差し込む際に挿入口8に合わせてプラグ3の向きを調整する煩わしさが無く、プラグ3をプラグホルダ2に嵌め込んでアーム1を後方に回動させるだけでプラグの向きに迷うことなくプラグ3の栓刃7をコンセント6に差し込む事が出来る。
【0057】
特に従来の下方からプラグを差し込むコンセントで低い位置に設置された物は、コンセントの挿入口が見えずに感に頼ってコンセントにプラグの栓刃を差し込んでいた。これに比べ、プラグ3をプラグホルダ2に嵌め込んでアーム1を後方に回動させるだけで栓刃7をコンセント6に差し込めるので簡単である。
【0058】
図5に示すように弾性を持つストッパー15はアーム1に付属し、ストッパー受け16はベース5に付属する。アーム1が後方へ回動するときに、ストッパー15の外側面とストッパー受け16の内側面が接し合う位置となる。ストッパー15はそのベース5に近い部分の外側面に爪状部分15−1を有し、ストッパー受け16は端部に爪状部15−1が咬み込む掛けバー16−1を有す。図4の接続状態では爪状部分15−1は掛けバー16−1に咬み込み、ストッパー15とストッパー受け16は係合する。
【0059】
係合を解放するには、ストッパー15の爪状部分15−1のアーム側部分を内側方向に押して爪状部分15−1と掛けバー16−1の咬み込みを外す。
【0060】
ストッパー15がベース5に付属し、ストッパー受け16がアーム1に付属していても同様の効果が得られる。ストッパーとストッパー受けは係合と解除が簡単に出来るような機構であれば他の方法でもよい。
【0061】
接続状態においてストッパー15がストッパー受け16と係合し、アーム1はベース5に一定の間隔で保持され、図4に示すようにコンセント6とプラグ3の接続状態が保たれる。これにより栓刃7が刃受けバネやコンセント6本体に負担をかける事が少なく、刃受けバネの挟む力が弱まってもプラグ3の栓刃7がコンセント6から抜けやすくなる事が無い。
【0062】
さらに接続状態を保持するためにプラグの鍵状栓刃をコンセントの刃受けバネに引掛ける必要が無い
【0063】
コンセント6からプラグ3を抜くときは前述の方法でストッパー15をストッパー受け16から解放し、アーム1を前方に回動させるとコンセント6とプラグ3の接続が解かれ準備状態となる。
【0064】
準備状態からプラグ3をプラグホルダ2から外し、アーム1を後方に回動させてコンセント6にプラグホルダ2を近付けると、ストッパー15の爪状部15−1がストッパー受け16の掛けバー16−1に咬み込む。これでアーム1がベース5に固定され図6に示す収納状態となる。
【0065】
アーム1の形状は図1のような単体で構成される他に棒状の脚を組み合わせてもよい。
【0066】
本発明のコンセント6をヒンジ9で着脱可能に取り付けると、使用するプラグの形状や栓刃の形状に合わせてコンセントが取替え可能になり好ましい。
【0067】
本発明のプラグホルダ2をアーム1に着脱可能に取り付けると、使用するプラグの形状に合わせてプラグホルダが取替え可能になり好ましい。
【0068】
以下、本発明の請求項3の発明を用いた装置で、コンセント6とプラグ3とプラグホルダ2を十分に覆うに足りる大きさのカバー17が、降雨や埃からコンセント6とプラグ3とプラグホルダ2を保護する仕組みを説明する。
【0069】
図7に示す通り、カバー17はコンセント6よりも上方の部分のベース5にヒンジ19を介して前後方向に回動可能に取り付けられている。
【0070】
図8に示すようにアーム1に付属しヒンジ19方向へ伸びる開閉枝21があり、カバー17内側でヒンジ19部分からカバー17のヒンジ19と相対する側に延びる弦状部22があり、開閉枝21の端部23は接続状態においてヒンジ19近くで弦状部22に接している。
【0071】
アーム1が前方へ回動すると、図7に示すようにアーム1から伸びる開閉枝21の端部23がカバー17内側の弦状部22に接しながら前方へスライドする。開閉枝21の端部23がスライドしながら弦状部22を押し上げ、カバー17は上方へ押し上げられて準備状態となる。このようにアーム1の前方への回動に伴ってカバー17が開くので手間が省ける。
【0072】
コンセント6とプラグ3とプラグホルダ2はカバー17に覆われて降雨や埃から保護される。
【0073】
プラグホルダ2にプラグ3を嵌め込んだ図7に示す準備状態からアーム1を後方へ回動させると、アーム1の回動とともに動く開閉枝21の端部23がカバー17内側の弦状部22に接しながら後方へスライドする。開閉枝21の端部23がヒンジ19付近に達すると、カバー17は自重により下降する。このようにアーム1の後方への回動に伴ってカバー17が閉まるので手間が省ける。
【0074】
アーム1をベース5側に押し付けると、コンセント6に栓刃7が挿入されて、ストッパー15がストッパー受け16に係合し、アーム1が固定された図8に示すように接続状態となる。後面カバー18は周辺縁部分に水返し20を有し、カバー17の縁が後面カバー18の水返し20の外側に位するので雨の侵入を防ぐ。
【0075】
カバー17は接続状態においてコンセント6、プラグホルダ2およびプラグ3を覆い降雨や埃から保護する。
【0076】
準備状態でプラグホルダ2からプラグ3を外し、アーム1を後方へ回動させると、アーム1の回動とともに動く開閉枝21の端部23がカバー17内側の弦状部22に接しながら後方へスライドする。開閉枝21の端部23がヒンジ19付近に達すると、カバー17は自重により下降する。
【0077】
アーム1をベース5側に押し付けると、ストッパー15がストッパー受け16に咬み込み、アーム1が固定される。カバー17の縁が後面カバー18の水返し20の外側に位置し、非使用時はカバー17がプラグホルダ3とコンセント6を覆い図9に示す収納状態になる。
【0078】
後面カバー18はベース5と着脱可能に取付けると後面カバー18のみを交換できるので好ましい。
【0079】
後面カバー18にヒンジ4介してアーム1を取り付け、ヒンジ9を介してコンセント6を取り付け、ヒンジ19を介してカバー17を取り付けて、後面カバー18にベース5と同様の機能を持たせると後面カバー18とベース5は兼用できる。
【0080】
開閉枝21の端部23に滑り車を設け、弦状部22をレール状にするとスライドが滑らかになり、カバー17はアーム1の回動に連動してスムーズに開閉出来る。
【0081】
従来の屋外で使用するコンセントは防雨カバー下部のコンセントの挿入口を下方から覗き込んでプラグを差し込んでいた。これに比べて当該装置は覗き込むこと無く接続作業が出来るので、使いやすい屋外で使用するコンセントを提供出来る。
【0082】
図10に示すように、アーム1のベース5側を除く部分を覆うカバー24をアーム1に取り付ける。カバー24はアーム1とともに回動し、収納状態および接続状態においてカバー24はカバー17とともに装置を覆う外殻体となる。
【0083】
カバー24はヒンジを介してベース5に単独で取り付けて、アーム1に接続してもよい。
【0084】
カバー17、カバー24、後面カバー18からなる外殻体をベース5、アーム1と着脱可能に構成すると、必要に応じてそれぞれを交換することが出来る。これによりメンテナンス性に優れ、設置環境や、好みに応じて外殻体の種類を取替える事が出来る。
【0085】
カバー24にプラグホルダ2−2を付属し、ヒンジ4−1を用いてベース5に回動可能に取り付けてアーム1の機能を持たせると図11に示すようなカバーアーム25とすることが出来る。このカバーアーム25にストッパー26と開閉枝21を設ける。これによりアーム1とヒンジ4を省略する事が出来るので構成部材が少なくなる。
【0086】
カバーアーム25のストッパー26に係合するストッパー受け27は後面カバー18に付属する。収納状態および接続状態ではストッパー26がストッパー受け27に係合して、カバーアーム25がベース1に一定の間隔で保持される。
【0087】
ストッパー受け27からストッパー26を解除し、カバーアーム25を前方に回動させると、開閉枝21がカバー17を上方へ押し上げて当該装置は開く。
【0088】
図12のようにカバー17−1とカバーアーム25−1と後面カバー18−1からなる外殻体を意匠デザイン性を持った形状にすると魅力あるカバー体とすることが出来る。このように好みや目的に合わせて外殻体のデザインを選定する事も可能である。
【0089】
図12の形状の外殻体の場合、開閉枝21はカバーアーム25−1に付属し、中心から離れた部分を通過させると、プラグ3をプラグホルダ2−2に嵌め込むときや、カバーアーム25−1を回動させるときの操作に開閉枝21が干渉せず使い勝手がよくなる。
【0090】
図13に示すようにカバー17−1、カバーアーム25−1、後面カバー18−1からなる外殻体の表面に模様をあしらったり木目や石目のシートを貼ったり印刷を施して素材感を出すとデザインの幅が広がる。あるいは表面に凹凸を付けたりすると当該装置をその設置場所のイメージに合わせる事が出来る。
【0091】
カバー17−1の開閉に連動してカバーアーム25−1が開閉する仕組みの例を以下に述べる。図14に示すようにカバー17−1に回転軸28で接続する例えば樹脂製などの柔軟性材料からなる開閉枝21−1があり、開閉枝21−1はベース5に付属する中継点29を経て、ベース5に付属する中継点30を経由する。
【0092】
カバーアーム25−1に回転軸28−1で接続する例えば樹脂製などの柔軟性材料からなる開閉枝21−2があり、開閉枝21−2はベース5に付属する中継点31を経て、ベース5に付属する中継点32を経由する。
【0093】
開閉枝21−1と開閉枝21−2は接続点33で接続され、接続点33は中継点29と中継点30の間にあり、接続点33は中継点31と中継点32の間にある。開閉枝21−2は接続点33で開閉枝21−1に接続しているので開閉枝21−1に連動して動く。
【0094】
収納状態からカバー17−1を前方に回動させて開くと、開閉枝21−1は接続点33で接続された開閉枝21−2を前方に押し出す。開閉枝21−2はカバーアーム25−1を前方に回動させて開く。
【0095】
図15に示すように栓刃7がコンセント6を向くようにプラグ3をプラグホルダ2−2に嵌め込んだ準備状態から、カバー17−1を後方に回動させて閉めると、開閉枝21−1に接続点33で接続された開閉枝21−2がカバーアーム25−1を後方に回動させて閉まる。
【0096】
カバーアーム25−1の回動に伴いプラグホルダ2−2に嵌め込まれたプラグ3の栓刃7がコンセント6に差し込まれる位置になると、カバー17−1の下部分がカバーアーム25−1に被り重なる。
【0097】
このカバーアーム25−1に被り重なるカバー17−1の下部分をコンセント6側に押し付けると、カバーアーム25−1に付属するプラグホルダ2−2に嵌め込まれたプラグ3の栓刃7がコンセント6に差し込まれる。これによりプラグ3に直接触れることなく栓刃7をコンセント6に差し込む事が出来る。
【0098】
カバー25−1に付属するストッパー26−1は、ベース5に付属するストッパー受け27に咬み込む。
【0099】
開閉枝21−1の中継点29付近の湾曲部に筒状で開閉枝21−1が貫通する鞘状部34−1を設け、開閉枝21−2の中継点31付近の湾曲部に筒状で開閉枝21−2が貫通する鞘状部34−2を設ける。これにより開閉枝21−1および開閉枝21−2が座屈し難くなり、両方の開閉枝がスムーズに作動する。
【0100】
開閉枝21−1はカバー17−1の内側に、開閉枝21−2はカバーアーム25−1の内側に取り付けた方が見栄えがよい。
【0101】
カバー17−1とカバーアーム25−1は連動して動く。よって開閉操作はカバー17−1を引いてもカバーアーム25−1を引いてもよい。
【0102】
カバー17−1とカバーアーム25−1は連動して動くのでストッパー26−1は開閉操作の選択によりカバー17−1に設けてもカバーアーム25−1に設けてもよい。ストッパー受け27はベース5の取り付け位置を変えることで対応できる。
【0103】
カバー17−1の開閉に連動してカバーアーム25−1が開閉するその他の仕組みの例を以下に述べる。図16に示すようにカバー17−1に回転軸28で接続する例えば樹脂製などの柔軟性材料からなる開閉枝21−3があり、開閉枝21−3はベース5に付属する中継点29−1を経て、ベース5に付属する中継点30−1を経由する。
【0104】
カバーアーム25−1に回転軸28−1で接続する例えば樹脂製などの柔軟性材料からなる開閉枝21−4があり、開閉枝21−4は中継点29−1を経て、ベース5に付属する中継点31−1を経由する。
【0105】
開閉枝21−3および開閉枝21−4は中継点29−1で互いの面が接し合い、その接し合う面は互いに咬み合う歯車状になっている。
【0106】
カバー17−1を前方に回動させて開くと、開閉枝21−3が中継点29−1から引き出される。開閉枝21−3が歯車状部分で咬み合っている開閉枝21−4を引き出すと、カバーアーム25−1は前方に回動して開く。
【0107】
図17に示すように栓刃7がコンセント6を向くようにプラグ3をプラグホルダ2−1に嵌め込んだ準備状態から、カバー17−1を後方に回動させて閉めると、開閉枝21−3に中継点29−1で歯車状部分で咬み合っている開閉枝21−4がカバーアーム25−1を後方に回動させて閉める。
【0108】
カバーアーム25−1の回動に伴いプラグホルダ2−2に嵌め込んだプラグ3の栓刃7がコンセント6に差し込まれる位置になると、カバー17−1の下部分が下部カバーアーム25−1に被り重なる。
【0109】
このカバーアーム25−1に被り重なるカバー17−1の下部分をコンセント6側に押し付けると、カバーアーム25−1に付属するプラグホルダ2−2に嵌め込まれたプラグ3の栓刃7がコンセント6に差し込まれる。これによりプラグ3に直接触れることなく栓刃7をコンセント6に差し込む事が出来る。
【0110】
カバーアーム25−1に付属するストッパー26−1はベース5に付属するストッパー受け27に咬み込む。
【0111】
カバー17−1、カバー24、カバーアーム25若しくはカバーア−ム25−1にはいたずら防止や盗電防止のために施錠が出来ると好ましい。ストッパーとストッパー受けを鍵付きにしてもよく、単独の鍵を用いてもよい。またはカバー17−1に対してカバー24、カバーアーム25若しくはカバーアーム25−1を鍵を用いて固着させて施錠してもよい。
【0112】
当該装置を屋外で使用する事を想定した場合、図18に示すようにベース5−1に漏電遮断機35を設置して、コンセント6に電源を供給すると漏電の波及が防げる。漏電遮断機35を切りの状態でプラグ3の栓刃7をコンセント6に差し込み、接続を確認した後に漏電遮断機35を入りの状態にすると、感電の危険性がさらに減少する。加えてメンテナンスの際に離れた箇所に設置された漏電遮断機を行き来して入り切り操作をするよりも便利である。
【0113】
図19に示すように、ベース5−1にコンセント6と異なる仕様のコンセント6−1を設置し、コンセント6−1に対応するプラグを所定姿勢で保持するプラグホルダ2−3が付属するアーム1−1設ける。これにより例えば100Vと200Vの異なったコンセントを併設することも可能で、使用できる機器の種類の巾が広がり便利である。
【0114】
当該装置のベース5−1にタイマーを設置してコンセント6に電源を供給する事ができる。これにより料金の安い深夜時間帯に充電時間を設定できるので電気料金の面で経済的である。
【0115】
図20に示すように照明37をカバー17−1の内側に設け、準備状態のプラグホルダ2を照射する。カバー17−1の内側は白系若しくは鏡面の仕上げの反射板にすると、反射光によりプラグやコンセント部分までが明るくなる。カバー17−1が開くと点灯し、閉じると消灯する点滅回路を設けると当該装置を夜間や暗い場所で使用する時に便利である。また別にスイッチを設けて点滅させてもよい。照明37の光源は省エネ、省スペースを鑑みてLED光源が好ましく、さらにLED光源を透過性材料で覆うと視界に光源が入らず、防眩と埃や汚れ保護ができる。
【0116】
図21に示すようにカバー17−1、カバー24、カバーアーム25若しくはカバーアーム25−1からなる外殻体若しくは外殻体の一部を透過性材料で形成し、内側からベース5に取り付けた照明38で透過性材料の外殻を照らす。これにより外殻体全体を光らせる事が出来て、夜間や暗い場所でも遠くからその存在がわかり易い。またカラーの透過性材料若しくはカラーの光源を使用すると意匠性が上がり訴求に効果的である。この照明38はプラグホルダ3とコンセント6まで照らせる場合は照明37の機能を兼ねる事ができる。
【0117】
さらに図22に示すように内部に照明38を持つ透過性の外殻体若しくは一部が透過性の外殻体の表面に名称やロゴ等の表示36を施すとサインの役割を果たす多機能なカバーとなる。点滅はタイマーやセンサーによるがこの場合も光源は省エネ、省スペースを鑑みてLED光源が望ましい。
【0118】
コンセントに相応した栓刃の形状や配列のプラグでも、プラグの外側の形状が異なるために、当該装置のプラグホルダ2に嵌め込めないプラグ39がある。その場合にはプラグ39を図23に示すアタッチメント40で巻き包んで当該装置のプラグホルダ3に嵌め込む。
【0119】
アタッチメント40は内側面がプラグ39の外形状に沿う形状で、アタッチメント40の外側面はプラグホルダ2の内側面の形状に沿う外側の形状で、プラグホルダ3に嵌め込める。
【0120】
栓刃7形状と配列が同じプラグ39は本体の形状が異なっても当該装置のプラグホルダ2にアタッチメント40を介してプラグ39を栓刃7が所定姿勢でコンセント6に向くようにセットすることが可能になる。これにより請求項1の発明の仕組みに汎用性をもたせ、いろいろな外形状のプラグが使用可能になる。
【0121】
アタッチメント40にプラグ39を差し込む方法でもよいが、図23に示すようにビス41を用いてプラグ39を締め付けると確実である。またビスを締める勘合部分は図24に示すようにプラグ突起13−1部分を兼ねてもよい。
【符号の説明】
【0122】
1 アーム
1−1 アーム
2 プラグホルダ
2−1 プラグホルダ
2−2 プラグホルダ
2−3 プラグホルダ
3 プラグ
3−1 プラグ
3−2 プラグ
4 ヒンジ
4−1 ヒンジ
5 ベース
5−1 ベース
6 コンセント
6−1 コンセント
7 栓刃
8 挿入口
9 ヒンジ
10 立ち上り
10−1 立ち上り
11 プラグコード
12 コード受け
13 プラグ突起
13−1 プラグ突起
14 突起受け
15 ストッパー
15−1 爪状部
16 ストッパー受け
16−1 掛けバー
17 カバー
17−1 カバー
18 後面カバー
18−1 後面カバー
19 ヒンジ
20 水返し
21 開閉枝
21−1 開閉枝
21−2 開閉枝
21−3 開閉枝
21−4 開閉枝
22 弦状部
23 端部
24 カバー
25 カバーアーム
25−1 カバーアーム
26 ストッパー
26−1 ストッパー
27 ストッパー受け
28 回転軸
28−1 回転軸
29 中継点
29−1 中継点
30 中継点
30−1 中継点
31 中継点
32 中継点
33 接続点
34−1 鞘状部
34−2 鞘状部
35 漏電遮断機
36 表示
37 照明
38 照明
39 プラグ
40 アタッチメント
41 ビス
【技術分野】
【0001】
本発明は差し込みが容易で感電の恐れが少なく、デザイン・機能に多様性を持つ自動車充電施設用のプラグ・コンセント接続装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来はプラグの栓刃をコンセントに差し込む際に、プラグを直接手に持ってその栓刃をコンセントに差し込んでいた。
【0003】
従来はコンセントにプラグの栓刃の向きが合う所定姿勢になるようにプラグの向きを調節してコンセントに差し込んでいた。
【0004】
プラグをコンセントから引き抜く際にプラグのコードを引っ張ってコンセントから抜く事があった。
【0005】
従来はプラグの栓刃をコンセントの刃受けバネが挟んでプラグとコンセントの接続状態を保った。
【0006】
接続状態を保持するために鍵状の栓刃をコンセントの挿入口に差し込んだ後にプラグを回転させてその鍵状の栓刃をコンセントの刃受けバネに引掛けて固定していた。
【0007】
コンセントに付属する蓋を開けてコンセントにプラグの栓刃を差し込んで使用する物があった。
【0008】
挿入口に併設した照明を有するコンセントがあった。
【0009】
コンセントは電気接続の機能しか無かった。
【0010】
プラグの栓刃の形状と配列が同じでも、本体の外形形状が異なるプラグがあった。
【0011】
コンセントとプラグの接続状態を維持する特許文献1、コンセントからの抜け落ちを防止する特許文献2のコンセントがあった。また、コンセントの汚れ等を防止する特許文献3、接続部に塵芥が付着するのを防止する特許文献4がある。
【先行技術文献】
【0012】
【特許文献1】特開2004−200083
【特許文献2】実新開平7−16376のプラグ抜止装置
【特許文献3】特開2004−192830
【特許文献4】特開2002−186135
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0013】
プラグを直接手に持ってその栓刃をコンセントに差し込む際に、プラグ若しくはコンセントのどちらかに異常がある場合や、プラグ若しくはコンセントのどちらかが濡れている場合には感電する危険性があった。
【0014】
プラグの栓刃の形状と配列が特殊でコンセントに差し込む向きが限定されるプラグは、コンセントに対してプラグの栓刃の向きが合う所定姿勢になるようにプラグの向きを調節しなければならず、プラグの栓刃をコンセントに差し込む際にプラグの向きに迷う事があった。
【0015】
プラグをコンセントから引き抜く際にプラグのコードを引っ張ってコンセントから抜くと、プラグ内部のコード接続部分を痛めたり、プラグを真直ぐに引き抜けるとは限らないのでプラグの栓刃がコンセント内部の刃受けバネを痛めたり、コンセントの本体を損傷する事があった。
【0016】
プラグの栓刃をコンセントの刃受けバネが挟んでプラグとコンセントの接続状態を保つ仕組みは、刃受けバネの挟む力が弱まると、プラグの栓刃がコンセントから抜けやすくなった。
【0017】
接続状態を保持するために鍵状の栓刃をコンセントの挿入口に差し込んだ後にプラグを回転させてその鍵状の栓刃をコンセントの刃受けバネに引掛けるコンセントは、差し込む動作に加えプラグを回転させて、その鍵状の栓刃をコンセントの刃受けバネに上手く引掛けるのにコツが必要だった。
【0018】
コンセントに付属する蓋を開けてコンセントにプラグの栓刃を差し込んで使用する物は、蓋がプラグホルダまで覆えなかった。
【0019】
コンセントに付属する蓋を開けてコンセントにプラグの栓刃を差し込んで使用する物は使用毎にカバーを開けなければならず面倒だった。
【0020】
夜間や暗い場所で使用する挿入口に併設した照明を有するコンセントは、コンセントの挿入口に光が当たらないために、プラグの栓刃をコンセントに挿入する際に挿入口が見え辛く、使いにくかった。
【0021】
コンセントは電気接続の機能のみしか無かったので、デザイン性や意匠性に乏しく、訴求的効果が無かった。
【0022】
プラグの栓刃の形状と配列が同じでも、本体の外形形状が異なるために請求項1のプラグホルダに嵌め込めないプラグがあった。
【課題を解決するための手段】
【0023】
ベースと、このベースに設けられたヒンジと、このヒンジに一端が取り付けられた絶縁材料からなる回動可能なアームと、このアームの他端に設けられプラグを所定姿勢に保持するプラグホルダと、前記ベースに設けられ、前記アームが前記ベース側へ回動した状態で前記保持されたプラグの栓刃が差し込まれるコンセントと、を有してなる事を特長とする。
【0024】
請求項1記載の発明で、アームに付属するストッパーと、コンセントとプラグが接続した状態で前記ストッパーに係り合う、ベースに付属したストッパー受けと、を有してなる事を特徴とする。
【0025】
請求項1、請求項2内のいずれか一項記載の発明で、アームが付属するヒンジと相対するベース部分に設けられたヒンジに、回動可能に一端が取り付けられた、コンセントとプラグホルダを覆うカバーと、を有してなる事を特徴とする。
【0026】
請求項3記載の発明で、アームからカバーのヒンジ方向に延びる開閉枝と、前記アームがベース側と相対する側へ回動するに伴い、前記開閉枝の端部が接してスライドする前記カバーの内側に設けた弦状部と、を有してなる事を特徴とする。
【0027】
請求項3記載の発明で、カバーの内側に設けられた照明を有してなる事を特徴とする。
【0028】
請求項3記載の発明で、カバーが透過性材料からなり、ベースに設けられた照明を有してなる事を特徴とする。
【0029】
請求項1記載の発明で、プラグに装着するアタッチメントはプラグホルダの内側面の形状に沿う外側の形状を持ち、前記アタッチメントを前期プラグホルダに嵌め込み、前期プラグを所定姿勢に保持する事を特徴とする。
【発明の効果】
【0030】
以上説明したように、本発明の請求項1記載の発明により、絶縁材料からなるプラグホルダがプラグを所定姿勢で保持し、プラグホルダが付属するアームを回動させてプラグの栓刃をコンセントに差し込む。これによりプラグを直接手で持たずにその栓刃をコンセントに差し込む事が出来るので、プラグ若しくはコンセントのどちらかに異常がある場合や、プラグ若しくはコンセントのどちらかが濡れている場合にも感電する危険性が少ない。
【0031】
本発明の請求項1記載の発明により、プラグの栓刃の形状と配列が特殊でコンセントに差し込む向きが限定されるプラグでも、プラグホルダにプラグが所定姿勢で保持されるので、プラグの向きを調節しなくてよい。これによりプラグの栓刃をコンセントに差し込む際にプラグの向きに迷う事が無くコンセントに差し込むことが出来る。
【0032】
本発明の請求項1記載の発明により、コンセントとプラグが接続した状態から、アームをベース側と相対する側へ回動させると、プラグホルダに保持されたプラグの栓刃をコンセントから真直ぐに引き抜ける。これによりプラグ内部のコード接続部分を痛めたり、プラグの栓刃がコンセント内部の刃受けバネを痛めたり、コンセントの本体を損傷することが無い。
【0033】
本発明の請求項2記載の発明により、プラグとコンセントの接続状態においてアームに付属するストッパーと、ストッパーに係り合うベースに付属するストッパー受けによりコンセントとプラグの間隔が保持されて接続状態を保つ。これにより受刃バネの挟む力が弱まってもプラグの栓刃がコンセントから抜けやすくなる事が無い。
【0034】
本発明の請求項2記載の発明により、プラグとコンセントの接続状態においてストッパーとストッパー受けによりプラグとコンセントの間隔が保持され接続状態を保つ。これにより栓刃をコンセントの刃受けバネに引掛けて接続状態を保つ必要が無いので接続にコツが不要になる。
【0035】
本発明の請求項3記載の発明により、コンセントとプラグホルダをカバーが覆い、コンセントとプラグの接続中はカバーが閉まるのでコンセントとプラグとプラグホルダを雨や埃から保護できる。
【0036】
本発明の請求項4記載の発明により、アームがベース側と相対する側に回動するに伴いカバーが開き、アームがベース側へ回動するに伴いカバーが閉じる。これにより使用に際してカバーが自動的に開閉するので手間が省ける。
【0037】
本発明の請求項5の発明により、夜間や暗い場所でプラグの栓刃をコンセントに差し込む際に、カバーの内側に設けられた照明がプラグとコンセントの接続部分を照らす。これにより夜間や暗い場所でもプラグをコンセントに差し込みやすい。さらにカバーの内側が反射板となる。これにより手元が明るくなるので夜間や暗い場所でも使いやすい。
【0038】
本発明の請求項6の発明により、ベースに設けられた照明の光が透過性材料からなるカバーを透過しカバーが光って見える。これにより当該装置はデザイン性や意匠性に富み、夜間や暗い場所で当該装置を訴求させる事が出来る。
【0039】
本発明の請求項7の発明により、プラグの栓刃の形状と配列が同じでも、プラグの外形形状が異なるために請求項1のプラグホルダに嵌め込めないプラグの場合は、プラグホルダの内側面の形状に沿う外側の形状を持つアタッチメントをプラグに装着して、アタッチメントをプラグホルダに嵌め込み、プラグを所定姿勢に保持する。これにより請求項1のプラグホルダに本体の外形形状が異なるために請求項1のプラグホルダに嵌め込めないプラグでも、プラグホルダにプラグを所定姿勢に保持出来るので請求項1の発明の装置を汎用できる。
【図面の簡単な説明】
【0040】
【図1】 本発明実施例のアーム1、プラグホルダ2、プラグ3、ベース5、コンセント6の関係を示す斜視図
【図2】 本発明実施例のプラグホルダ2にプラグ3を嵌め込んだ準備状態の断面図
【図3】 本発明実施例のプラグ突起13を有するプラグ3−1と突起受け14を有するプラグホルダ2−1の斜視図
【図4】 本発明実施例の接続状態の側面図
【図5】 本発明実施例のアーム1、プラグホルダ2、プラグ3、ベース5、コンセント6、ストッパー15、ストッパー受け16の関係を示す斜視図
【図6】 本発明実施例の収納状態の側面図
【図7】 本発明実施例のカバー17を取り付けた準備状態の斜視図
【図8】 本発明実施例のカバー17を取り付けた接続状態の断面図
【図9】 本発明実施例のカバー17を取り付けた収納状態の断面図
【図10】 本発明実施例のカバー17とカバー24を取り付けた準備状態の斜視図
【図11】 本発明実施例のカバーアーム25の斜視図
【図12】 本発明実施例の外殻にデザイン性を持たせた斜視図
【図13】 本発明実施例のデザイン性を持たせた外殻体に模様をあしらった図
【図14】 本発明の実施例のカバー17−1の開閉に連動するカバーアーム25−1を備えた収納状態の斜視図
【図15】 本発明の実施例のカバー17−1の開閉に連動するカバーアーム25−1を備えた準備状態の斜視図
【図16】 本発明の実施例のカバー17−1の開閉に他の方法で連動するカバーアーム25−1を備えた収納状態の斜視図
【図17】 本発明の実施例のカバー17−1の開閉に他の方法で連動するカバーアーム25−1を備えた準備状態の斜視図
【図18】 本発明の実施例の漏電遮断機35をベース5−1に併設した正面図
【図19】 本発明の実施例のコンセント6−1と、プラグホルダ2−3が付属するアーム1−1をベース5−1に併設した正面図
【図20】 本発明の実施例のプラグホルダ2を照らす照明37をカバー17−1の内側に設けた断面図
【図21】 本発明の実施例の透過性の外殻を有しベース5に照明38を設けた断面図
【図22】 本発明実施例のデザイン性を持った外殻に表示36を施した斜視図
【図23】 本発明実施例のアタッチメント40をプラグ39に装着した斜視図
【図24】 本発明実施例のアタッチメント40の絞めビス41をプラグ突起13−1部分に配してプラグ39に装着した斜視図
【発明を実施するための形態】
【0041】
以下本発明の実施形態について、当該装置を鉛直の面に設置した場合、装置の設置面側を後方、設置面側と反対側を前方とし、装置の下側を下方、上側を上方として当該装置の構成を説明する
【0042】
図1に示すようアーム1の1端はヒンジ4を介してベース5に前後方向に回動可能に接続されている。アーム1の他端は絶縁性材料からなるプラグホルダ2が設けられている。プラグホルダ2はプラグ3の外形の形状に沿う内側面の形状を持ち、プラグ3を嵌め込んで所定姿勢に保持する。
【0043】
コンセント6はプラグ3の栓刃7の形状と配列に合致した刃受けバネと挿入口8を有し、ベース5に取り付けられている。コンセント6はプラグ3を栓刃7をベース5方向に向けてプラグホルダ2に所定姿勢で嵌め込んで、アーム1を後方へ回動すると、プラグ3の栓刃7がその軌跡上にあるコンセント6に差し込まれる位置にある。
【0044】
アーム1が後方へ回動するときに、アーム1の回動円弧により栓刃7の角度が変化する。挿入時の栓刃の角度の変化に合わせてコンセント6は上下に回動可能にヒンジ9を介してベース5に取り付けられている。これによりプラグ3の栓刃7をコンセント6にスムーズに差し込む事が出来る。
【0045】
図2に示すようにプラグホルダ2のコンセント6側にはプラグ3を嵌め込んだ状態で、プラグ3の栓刃7に干渉しない高さの立ち上がり10があり、プラグホルダ2の立ち上がり10に相対する側にはプラグコード11に干渉しない高さの立ち上がり10−1がある。これによりプラグ3はプラグホルダ2に前後方向の動きを固定される。
【0046】
図2に示すように、プラグホルダ2にプラグ3を嵌め込んだときに、コード受け12がプラグコード11の付け根付近でコード11を支える。これによりプラグホルダ2がプラグ3を安定して所定姿勢に保持できる。
【0047】
図3に示すようにプラグ3−1の下側にはプラグ突起13があり、プラグホルダ2−1の底部にはプラグ突起13を嵌め込む形状の突起受け14が欠き込まれている。プラグ3−1をプラグホルダ2−1に嵌め込むとプラグ突起13が突起受け14に嵌まる。これによりプラグ3−1はプラグホルダ2−1に前後方向の動きを固定されるので、プラグホルダの立ち上がり10若しくは立ち上がり10−1を省略する事もできる。
【0048】
プラグホルダ2の底部には水抜き用の穴を設けると雨水などがプラグホルダ2に溜まらないで適時に排水できてよい。
【0049】
以下、本発明の使用の説明を行う。図2に示すようにプラグホルダ2がコンセント6から離れ、プラグ3を栓刃7をベース5方向に向けて所定姿勢でプラグホルダ2に嵌め込んだ状態を準備状態とする。
【0050】
準備状態からアーム1が後方へ回動し、ブラグ3の栓刃7がコンセント6に差し込まれた図4の状態を接続状態とする。
【0051】
先ず、プラグ3を栓刃7をベース5方向に向けてプラグホルダ2に嵌め込んで図2に示す準備状態にする。このときプラグホルダ2はコンセント6の挿入口8の向きにプラグ3の栓刃7の配列が合う所定姿勢でプラグ3をコンセント6に対峙させる。
【0052】
アーム1を後方に回動させてプラグホルダ2をベース5側に押し付けるとプラグ3の栓刃7がコンセント6に真直ぐに差し込まれ図4に示す接続状態となる。
【0053】
絶縁材料からなるプラグホルダ2がプラグ3を所定姿勢で保持するので、プラグ3とコンセント6との接続に際して直接プラグ3を手に持つ事が無い。これによりプラグ若しくはコンセントのどちらかに異常がある場合や、プラグ若しくはコンセントのどちらかが濡れている場合にも感電する危険性が少なくなる。
【0054】
接続状態からプラグ3をコンセント6から抜くにはアーム1を前方に回動させればよい。
【0055】
この場合もプラグ3の栓刃7はコンセント6から真直ぐに引き抜けるので栓刃7が刃受けバネやコンセント6本体に負担をかける事が少ない。またプラグ3を直接手に持たずにコンセント6から引き抜ける。これによりプラグ若しくはコンセントのどちらかに異常がある場合やプラグ若しくはコンセントのどちらかが濡れている場合にも感電の危険性が少なくなる。
【0056】
以上の説明のとおり、請求項1の発明によりプラグ3の栓刃7をコンセント6に差し込む際に挿入口8に合わせてプラグ3の向きを調整する煩わしさが無く、プラグ3をプラグホルダ2に嵌め込んでアーム1を後方に回動させるだけでプラグの向きに迷うことなくプラグ3の栓刃7をコンセント6に差し込む事が出来る。
【0057】
特に従来の下方からプラグを差し込むコンセントで低い位置に設置された物は、コンセントの挿入口が見えずに感に頼ってコンセントにプラグの栓刃を差し込んでいた。これに比べ、プラグ3をプラグホルダ2に嵌め込んでアーム1を後方に回動させるだけで栓刃7をコンセント6に差し込めるので簡単である。
【0058】
図5に示すように弾性を持つストッパー15はアーム1に付属し、ストッパー受け16はベース5に付属する。アーム1が後方へ回動するときに、ストッパー15の外側面とストッパー受け16の内側面が接し合う位置となる。ストッパー15はそのベース5に近い部分の外側面に爪状部分15−1を有し、ストッパー受け16は端部に爪状部15−1が咬み込む掛けバー16−1を有す。図4の接続状態では爪状部分15−1は掛けバー16−1に咬み込み、ストッパー15とストッパー受け16は係合する。
【0059】
係合を解放するには、ストッパー15の爪状部分15−1のアーム側部分を内側方向に押して爪状部分15−1と掛けバー16−1の咬み込みを外す。
【0060】
ストッパー15がベース5に付属し、ストッパー受け16がアーム1に付属していても同様の効果が得られる。ストッパーとストッパー受けは係合と解除が簡単に出来るような機構であれば他の方法でもよい。
【0061】
接続状態においてストッパー15がストッパー受け16と係合し、アーム1はベース5に一定の間隔で保持され、図4に示すようにコンセント6とプラグ3の接続状態が保たれる。これにより栓刃7が刃受けバネやコンセント6本体に負担をかける事が少なく、刃受けバネの挟む力が弱まってもプラグ3の栓刃7がコンセント6から抜けやすくなる事が無い。
【0062】
さらに接続状態を保持するためにプラグの鍵状栓刃をコンセントの刃受けバネに引掛ける必要が無い
【0063】
コンセント6からプラグ3を抜くときは前述の方法でストッパー15をストッパー受け16から解放し、アーム1を前方に回動させるとコンセント6とプラグ3の接続が解かれ準備状態となる。
【0064】
準備状態からプラグ3をプラグホルダ2から外し、アーム1を後方に回動させてコンセント6にプラグホルダ2を近付けると、ストッパー15の爪状部15−1がストッパー受け16の掛けバー16−1に咬み込む。これでアーム1がベース5に固定され図6に示す収納状態となる。
【0065】
アーム1の形状は図1のような単体で構成される他に棒状の脚を組み合わせてもよい。
【0066】
本発明のコンセント6をヒンジ9で着脱可能に取り付けると、使用するプラグの形状や栓刃の形状に合わせてコンセントが取替え可能になり好ましい。
【0067】
本発明のプラグホルダ2をアーム1に着脱可能に取り付けると、使用するプラグの形状に合わせてプラグホルダが取替え可能になり好ましい。
【0068】
以下、本発明の請求項3の発明を用いた装置で、コンセント6とプラグ3とプラグホルダ2を十分に覆うに足りる大きさのカバー17が、降雨や埃からコンセント6とプラグ3とプラグホルダ2を保護する仕組みを説明する。
【0069】
図7に示す通り、カバー17はコンセント6よりも上方の部分のベース5にヒンジ19を介して前後方向に回動可能に取り付けられている。
【0070】
図8に示すようにアーム1に付属しヒンジ19方向へ伸びる開閉枝21があり、カバー17内側でヒンジ19部分からカバー17のヒンジ19と相対する側に延びる弦状部22があり、開閉枝21の端部23は接続状態においてヒンジ19近くで弦状部22に接している。
【0071】
アーム1が前方へ回動すると、図7に示すようにアーム1から伸びる開閉枝21の端部23がカバー17内側の弦状部22に接しながら前方へスライドする。開閉枝21の端部23がスライドしながら弦状部22を押し上げ、カバー17は上方へ押し上げられて準備状態となる。このようにアーム1の前方への回動に伴ってカバー17が開くので手間が省ける。
【0072】
コンセント6とプラグ3とプラグホルダ2はカバー17に覆われて降雨や埃から保護される。
【0073】
プラグホルダ2にプラグ3を嵌め込んだ図7に示す準備状態からアーム1を後方へ回動させると、アーム1の回動とともに動く開閉枝21の端部23がカバー17内側の弦状部22に接しながら後方へスライドする。開閉枝21の端部23がヒンジ19付近に達すると、カバー17は自重により下降する。このようにアーム1の後方への回動に伴ってカバー17が閉まるので手間が省ける。
【0074】
アーム1をベース5側に押し付けると、コンセント6に栓刃7が挿入されて、ストッパー15がストッパー受け16に係合し、アーム1が固定された図8に示すように接続状態となる。後面カバー18は周辺縁部分に水返し20を有し、カバー17の縁が後面カバー18の水返し20の外側に位するので雨の侵入を防ぐ。
【0075】
カバー17は接続状態においてコンセント6、プラグホルダ2およびプラグ3を覆い降雨や埃から保護する。
【0076】
準備状態でプラグホルダ2からプラグ3を外し、アーム1を後方へ回動させると、アーム1の回動とともに動く開閉枝21の端部23がカバー17内側の弦状部22に接しながら後方へスライドする。開閉枝21の端部23がヒンジ19付近に達すると、カバー17は自重により下降する。
【0077】
アーム1をベース5側に押し付けると、ストッパー15がストッパー受け16に咬み込み、アーム1が固定される。カバー17の縁が後面カバー18の水返し20の外側に位置し、非使用時はカバー17がプラグホルダ3とコンセント6を覆い図9に示す収納状態になる。
【0078】
後面カバー18はベース5と着脱可能に取付けると後面カバー18のみを交換できるので好ましい。
【0079】
後面カバー18にヒンジ4介してアーム1を取り付け、ヒンジ9を介してコンセント6を取り付け、ヒンジ19を介してカバー17を取り付けて、後面カバー18にベース5と同様の機能を持たせると後面カバー18とベース5は兼用できる。
【0080】
開閉枝21の端部23に滑り車を設け、弦状部22をレール状にするとスライドが滑らかになり、カバー17はアーム1の回動に連動してスムーズに開閉出来る。
【0081】
従来の屋外で使用するコンセントは防雨カバー下部のコンセントの挿入口を下方から覗き込んでプラグを差し込んでいた。これに比べて当該装置は覗き込むこと無く接続作業が出来るので、使いやすい屋外で使用するコンセントを提供出来る。
【0082】
図10に示すように、アーム1のベース5側を除く部分を覆うカバー24をアーム1に取り付ける。カバー24はアーム1とともに回動し、収納状態および接続状態においてカバー24はカバー17とともに装置を覆う外殻体となる。
【0083】
カバー24はヒンジを介してベース5に単独で取り付けて、アーム1に接続してもよい。
【0084】
カバー17、カバー24、後面カバー18からなる外殻体をベース5、アーム1と着脱可能に構成すると、必要に応じてそれぞれを交換することが出来る。これによりメンテナンス性に優れ、設置環境や、好みに応じて外殻体の種類を取替える事が出来る。
【0085】
カバー24にプラグホルダ2−2を付属し、ヒンジ4−1を用いてベース5に回動可能に取り付けてアーム1の機能を持たせると図11に示すようなカバーアーム25とすることが出来る。このカバーアーム25にストッパー26と開閉枝21を設ける。これによりアーム1とヒンジ4を省略する事が出来るので構成部材が少なくなる。
【0086】
カバーアーム25のストッパー26に係合するストッパー受け27は後面カバー18に付属する。収納状態および接続状態ではストッパー26がストッパー受け27に係合して、カバーアーム25がベース1に一定の間隔で保持される。
【0087】
ストッパー受け27からストッパー26を解除し、カバーアーム25を前方に回動させると、開閉枝21がカバー17を上方へ押し上げて当該装置は開く。
【0088】
図12のようにカバー17−1とカバーアーム25−1と後面カバー18−1からなる外殻体を意匠デザイン性を持った形状にすると魅力あるカバー体とすることが出来る。このように好みや目的に合わせて外殻体のデザインを選定する事も可能である。
【0089】
図12の形状の外殻体の場合、開閉枝21はカバーアーム25−1に付属し、中心から離れた部分を通過させると、プラグ3をプラグホルダ2−2に嵌め込むときや、カバーアーム25−1を回動させるときの操作に開閉枝21が干渉せず使い勝手がよくなる。
【0090】
図13に示すようにカバー17−1、カバーアーム25−1、後面カバー18−1からなる外殻体の表面に模様をあしらったり木目や石目のシートを貼ったり印刷を施して素材感を出すとデザインの幅が広がる。あるいは表面に凹凸を付けたりすると当該装置をその設置場所のイメージに合わせる事が出来る。
【0091】
カバー17−1の開閉に連動してカバーアーム25−1が開閉する仕組みの例を以下に述べる。図14に示すようにカバー17−1に回転軸28で接続する例えば樹脂製などの柔軟性材料からなる開閉枝21−1があり、開閉枝21−1はベース5に付属する中継点29を経て、ベース5に付属する中継点30を経由する。
【0092】
カバーアーム25−1に回転軸28−1で接続する例えば樹脂製などの柔軟性材料からなる開閉枝21−2があり、開閉枝21−2はベース5に付属する中継点31を経て、ベース5に付属する中継点32を経由する。
【0093】
開閉枝21−1と開閉枝21−2は接続点33で接続され、接続点33は中継点29と中継点30の間にあり、接続点33は中継点31と中継点32の間にある。開閉枝21−2は接続点33で開閉枝21−1に接続しているので開閉枝21−1に連動して動く。
【0094】
収納状態からカバー17−1を前方に回動させて開くと、開閉枝21−1は接続点33で接続された開閉枝21−2を前方に押し出す。開閉枝21−2はカバーアーム25−1を前方に回動させて開く。
【0095】
図15に示すように栓刃7がコンセント6を向くようにプラグ3をプラグホルダ2−2に嵌め込んだ準備状態から、カバー17−1を後方に回動させて閉めると、開閉枝21−1に接続点33で接続された開閉枝21−2がカバーアーム25−1を後方に回動させて閉まる。
【0096】
カバーアーム25−1の回動に伴いプラグホルダ2−2に嵌め込まれたプラグ3の栓刃7がコンセント6に差し込まれる位置になると、カバー17−1の下部分がカバーアーム25−1に被り重なる。
【0097】
このカバーアーム25−1に被り重なるカバー17−1の下部分をコンセント6側に押し付けると、カバーアーム25−1に付属するプラグホルダ2−2に嵌め込まれたプラグ3の栓刃7がコンセント6に差し込まれる。これによりプラグ3に直接触れることなく栓刃7をコンセント6に差し込む事が出来る。
【0098】
カバー25−1に付属するストッパー26−1は、ベース5に付属するストッパー受け27に咬み込む。
【0099】
開閉枝21−1の中継点29付近の湾曲部に筒状で開閉枝21−1が貫通する鞘状部34−1を設け、開閉枝21−2の中継点31付近の湾曲部に筒状で開閉枝21−2が貫通する鞘状部34−2を設ける。これにより開閉枝21−1および開閉枝21−2が座屈し難くなり、両方の開閉枝がスムーズに作動する。
【0100】
開閉枝21−1はカバー17−1の内側に、開閉枝21−2はカバーアーム25−1の内側に取り付けた方が見栄えがよい。
【0101】
カバー17−1とカバーアーム25−1は連動して動く。よって開閉操作はカバー17−1を引いてもカバーアーム25−1を引いてもよい。
【0102】
カバー17−1とカバーアーム25−1は連動して動くのでストッパー26−1は開閉操作の選択によりカバー17−1に設けてもカバーアーム25−1に設けてもよい。ストッパー受け27はベース5の取り付け位置を変えることで対応できる。
【0103】
カバー17−1の開閉に連動してカバーアーム25−1が開閉するその他の仕組みの例を以下に述べる。図16に示すようにカバー17−1に回転軸28で接続する例えば樹脂製などの柔軟性材料からなる開閉枝21−3があり、開閉枝21−3はベース5に付属する中継点29−1を経て、ベース5に付属する中継点30−1を経由する。
【0104】
カバーアーム25−1に回転軸28−1で接続する例えば樹脂製などの柔軟性材料からなる開閉枝21−4があり、開閉枝21−4は中継点29−1を経て、ベース5に付属する中継点31−1を経由する。
【0105】
開閉枝21−3および開閉枝21−4は中継点29−1で互いの面が接し合い、その接し合う面は互いに咬み合う歯車状になっている。
【0106】
カバー17−1を前方に回動させて開くと、開閉枝21−3が中継点29−1から引き出される。開閉枝21−3が歯車状部分で咬み合っている開閉枝21−4を引き出すと、カバーアーム25−1は前方に回動して開く。
【0107】
図17に示すように栓刃7がコンセント6を向くようにプラグ3をプラグホルダ2−1に嵌め込んだ準備状態から、カバー17−1を後方に回動させて閉めると、開閉枝21−3に中継点29−1で歯車状部分で咬み合っている開閉枝21−4がカバーアーム25−1を後方に回動させて閉める。
【0108】
カバーアーム25−1の回動に伴いプラグホルダ2−2に嵌め込んだプラグ3の栓刃7がコンセント6に差し込まれる位置になると、カバー17−1の下部分が下部カバーアーム25−1に被り重なる。
【0109】
このカバーアーム25−1に被り重なるカバー17−1の下部分をコンセント6側に押し付けると、カバーアーム25−1に付属するプラグホルダ2−2に嵌め込まれたプラグ3の栓刃7がコンセント6に差し込まれる。これによりプラグ3に直接触れることなく栓刃7をコンセント6に差し込む事が出来る。
【0110】
カバーアーム25−1に付属するストッパー26−1はベース5に付属するストッパー受け27に咬み込む。
【0111】
カバー17−1、カバー24、カバーアーム25若しくはカバーア−ム25−1にはいたずら防止や盗電防止のために施錠が出来ると好ましい。ストッパーとストッパー受けを鍵付きにしてもよく、単独の鍵を用いてもよい。またはカバー17−1に対してカバー24、カバーアーム25若しくはカバーアーム25−1を鍵を用いて固着させて施錠してもよい。
【0112】
当該装置を屋外で使用する事を想定した場合、図18に示すようにベース5−1に漏電遮断機35を設置して、コンセント6に電源を供給すると漏電の波及が防げる。漏電遮断機35を切りの状態でプラグ3の栓刃7をコンセント6に差し込み、接続を確認した後に漏電遮断機35を入りの状態にすると、感電の危険性がさらに減少する。加えてメンテナンスの際に離れた箇所に設置された漏電遮断機を行き来して入り切り操作をするよりも便利である。
【0113】
図19に示すように、ベース5−1にコンセント6と異なる仕様のコンセント6−1を設置し、コンセント6−1に対応するプラグを所定姿勢で保持するプラグホルダ2−3が付属するアーム1−1設ける。これにより例えば100Vと200Vの異なったコンセントを併設することも可能で、使用できる機器の種類の巾が広がり便利である。
【0114】
当該装置のベース5−1にタイマーを設置してコンセント6に電源を供給する事ができる。これにより料金の安い深夜時間帯に充電時間を設定できるので電気料金の面で経済的である。
【0115】
図20に示すように照明37をカバー17−1の内側に設け、準備状態のプラグホルダ2を照射する。カバー17−1の内側は白系若しくは鏡面の仕上げの反射板にすると、反射光によりプラグやコンセント部分までが明るくなる。カバー17−1が開くと点灯し、閉じると消灯する点滅回路を設けると当該装置を夜間や暗い場所で使用する時に便利である。また別にスイッチを設けて点滅させてもよい。照明37の光源は省エネ、省スペースを鑑みてLED光源が好ましく、さらにLED光源を透過性材料で覆うと視界に光源が入らず、防眩と埃や汚れ保護ができる。
【0116】
図21に示すようにカバー17−1、カバー24、カバーアーム25若しくはカバーアーム25−1からなる外殻体若しくは外殻体の一部を透過性材料で形成し、内側からベース5に取り付けた照明38で透過性材料の外殻を照らす。これにより外殻体全体を光らせる事が出来て、夜間や暗い場所でも遠くからその存在がわかり易い。またカラーの透過性材料若しくはカラーの光源を使用すると意匠性が上がり訴求に効果的である。この照明38はプラグホルダ3とコンセント6まで照らせる場合は照明37の機能を兼ねる事ができる。
【0117】
さらに図22に示すように内部に照明38を持つ透過性の外殻体若しくは一部が透過性の外殻体の表面に名称やロゴ等の表示36を施すとサインの役割を果たす多機能なカバーとなる。点滅はタイマーやセンサーによるがこの場合も光源は省エネ、省スペースを鑑みてLED光源が望ましい。
【0118】
コンセントに相応した栓刃の形状や配列のプラグでも、プラグの外側の形状が異なるために、当該装置のプラグホルダ2に嵌め込めないプラグ39がある。その場合にはプラグ39を図23に示すアタッチメント40で巻き包んで当該装置のプラグホルダ3に嵌め込む。
【0119】
アタッチメント40は内側面がプラグ39の外形状に沿う形状で、アタッチメント40の外側面はプラグホルダ2の内側面の形状に沿う外側の形状で、プラグホルダ3に嵌め込める。
【0120】
栓刃7形状と配列が同じプラグ39は本体の形状が異なっても当該装置のプラグホルダ2にアタッチメント40を介してプラグ39を栓刃7が所定姿勢でコンセント6に向くようにセットすることが可能になる。これにより請求項1の発明の仕組みに汎用性をもたせ、いろいろな外形状のプラグが使用可能になる。
【0121】
アタッチメント40にプラグ39を差し込む方法でもよいが、図23に示すようにビス41を用いてプラグ39を締め付けると確実である。またビスを締める勘合部分は図24に示すようにプラグ突起13−1部分を兼ねてもよい。
【符号の説明】
【0122】
1 アーム
1−1 アーム
2 プラグホルダ
2−1 プラグホルダ
2−2 プラグホルダ
2−3 プラグホルダ
3 プラグ
3−1 プラグ
3−2 プラグ
4 ヒンジ
4−1 ヒンジ
5 ベース
5−1 ベース
6 コンセント
6−1 コンセント
7 栓刃
8 挿入口
9 ヒンジ
10 立ち上り
10−1 立ち上り
11 プラグコード
12 コード受け
13 プラグ突起
13−1 プラグ突起
14 突起受け
15 ストッパー
15−1 爪状部
16 ストッパー受け
16−1 掛けバー
17 カバー
17−1 カバー
18 後面カバー
18−1 後面カバー
19 ヒンジ
20 水返し
21 開閉枝
21−1 開閉枝
21−2 開閉枝
21−3 開閉枝
21−4 開閉枝
22 弦状部
23 端部
24 カバー
25 カバーアーム
25−1 カバーアーム
26 ストッパー
26−1 ストッパー
27 ストッパー受け
28 回転軸
28−1 回転軸
29 中継点
29−1 中継点
30 中継点
30−1 中継点
31 中継点
32 中継点
33 接続点
34−1 鞘状部
34−2 鞘状部
35 漏電遮断機
36 表示
37 照明
38 照明
39 プラグ
40 アタッチメント
41 ビス
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ベースと、このベースに設けられたヒンジと、このヒンジに一端が取り付けられた絶縁材料からなる回動可能なアームと、このアームの他端に設けられプラグを所定姿勢に保持するプラグホルダと、前記ベースに設けられ、前記アームが前記ベース側へ回動した状態で前記保持されたプラグの栓刃が差し込まれるコンセントと、を有してなる事を特長とする自動車充電施設用のプラグ・コンセント接続装置。
【請求項2】
請求項1記載の発明で、アームに付属するストッパーと、コンセントとプラグが接続した状態で前記ストッパーに係り合う、ベースに付属するストッパー受けと、を有してなる事を特徴とする自動車充電施設用のプラグ・コンセント接続装置。
【請求項3】
請求項1、請求項2内のいずれか一項記載の発明で、アームが付属するヒンジと相対するベース部分に設けられたヒンジに、回動可能に一端が取り付けられた、コンセントとプラグホルダを覆うカバーと、を有してなる事を特徴とする自動車充電施設用のプラグ・コンセント接続装置。
【請求項4】
請求項3記載の発明で、アームにからカバーのヒンジ方向に延びる開閉枝と、前記アームがベース側と相対する側へ回動するに伴い、前記開閉枝の端部が接してスライドする前記カバーの内側に設けた弦状部と、を有してなる事を特徴とする自動車充電施設用のプラグ・コンセント接続装置。
【請求項5】
請求項3記載の発明で、カバーの内側に設けられた照明を有してなる事を特徴とする自動車充電施設用のプラグ・コンセント接続装置。
【請求項6】
請求項3記載の発明で、カバーが透過性材料からなり、ベースに設けられた照明を有してなる事を特徴とする自動車充電施設用のプラグ・コンセント接続装置。
【請求項7】
請求項1記載の発明で、プラグに装着するアタッチメントはプラグホルダの内側面の形状に沿う外側の形状を持ち、前記アタッチメントを前期プラグホルダに嵌め込み、前期プラグを所定姿勢に保持する事を特徴とする自動車充電施設用のプラグ・コンセント接続装置。
【請求項1】
ベースと、このベースに設けられたヒンジと、このヒンジに一端が取り付けられた絶縁材料からなる回動可能なアームと、このアームの他端に設けられプラグを所定姿勢に保持するプラグホルダと、前記ベースに設けられ、前記アームが前記ベース側へ回動した状態で前記保持されたプラグの栓刃が差し込まれるコンセントと、を有してなる事を特長とする自動車充電施設用のプラグ・コンセント接続装置。
【請求項2】
請求項1記載の発明で、アームに付属するストッパーと、コンセントとプラグが接続した状態で前記ストッパーに係り合う、ベースに付属するストッパー受けと、を有してなる事を特徴とする自動車充電施設用のプラグ・コンセント接続装置。
【請求項3】
請求項1、請求項2内のいずれか一項記載の発明で、アームが付属するヒンジと相対するベース部分に設けられたヒンジに、回動可能に一端が取り付けられた、コンセントとプラグホルダを覆うカバーと、を有してなる事を特徴とする自動車充電施設用のプラグ・コンセント接続装置。
【請求項4】
請求項3記載の発明で、アームにからカバーのヒンジ方向に延びる開閉枝と、前記アームがベース側と相対する側へ回動するに伴い、前記開閉枝の端部が接してスライドする前記カバーの内側に設けた弦状部と、を有してなる事を特徴とする自動車充電施設用のプラグ・コンセント接続装置。
【請求項5】
請求項3記載の発明で、カバーの内側に設けられた照明を有してなる事を特徴とする自動車充電施設用のプラグ・コンセント接続装置。
【請求項6】
請求項3記載の発明で、カバーが透過性材料からなり、ベースに設けられた照明を有してなる事を特徴とする自動車充電施設用のプラグ・コンセント接続装置。
【請求項7】
請求項1記載の発明で、プラグに装着するアタッチメントはプラグホルダの内側面の形状に沿う外側の形状を持ち、前記アタッチメントを前期プラグホルダに嵌め込み、前期プラグを所定姿勢に保持する事を特徴とする自動車充電施設用のプラグ・コンセント接続装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【公開番号】特開2011−222466(P2011−222466A)
【公開日】平成23年11月4日(2011.11.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−105808(P2010−105808)
【出願日】平成22年4月14日(2010.4.14)
【出願人】(506233494)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成23年11月4日(2011.11.4)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年4月14日(2010.4.14)
【出願人】(506233494)
【Fターム(参考)】
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