説明

自動車用収納ボックス構造

【課題】充電用コードをボックス本体から引出したままリッド部材を閉じることができる自動車用収納ボックス構造を提供する。
【解決手段】リヤバンパ部12に収納ボックス部21が設けられている。収納ボックス部21は、車体11側に固定されるボックス本体31と、開口部71を有するバンパ本体32と、開閉可能なリッド部材34とを備えている。リッド部材34の上端部34aに凹部86が形成されている。ボックス本体31には、バンパ本体32の開口部71と対応した位置に出し入れ口55が形成されている。出し入れ口55に第1のシール部材56が設けられている。ボックス本体31に充電用コード60が収容される。充電用コード60は凹部86を通ってボックス本体31から引出される。バンパ本体32の開口部71の上部には、凹部86と対応した位置に第2のシール部材72が設けられている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、充電用コードを有する電気自動車等に適用される自動車用収納ボックス構造に関する。
【背景技術】
【0002】
電気自動車に使用されるバッテリユニットは、蓄電量が減少したときに充電する必要がある。充電を行うには充電用コードが必要である。充電時に充電用コードを介して電気供給源(例えば100ボルトあるいは200ボルトの商用電源)から送られる電流が、車体に搭載された充電装置を介してバッテリユニットに供給される。
【0003】
充電用コードは、その一端が電気自動車に常時接続されている常時接続タイプと、充電時のみ電気自動車の給電端子に接続される分離タイプとの2種類が知られている。常時接続タイプの充電用コードは、充電用コードの他端に設けられているプラグを充電時に電気供給源のソケットに差し込むようになっている。これに対し分離タイプの充電用コードでは、両端にそれぞれプラグが設けられていて、充電時に一方のプラグが車体の給電端子に接続されるとともに、他方のプラグが電気供給源のソケットに差し込まれる。
【0004】
常時接続タイプの充電用コードは紛失の恐れが無いが、数メートル以上もある長い電源コードを車体に収納するための収納部が必要である。また収納された充電用コードやプラグに雨水がかからないようにする必要もある。例えば下記特許文献1に開示されている自動二輪車の充電コード収納構造では、車体フレームを構成するパイプの近傍に、充電用コードを収納可能なコードボックスとプラグ受けが設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特許第3347433号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に開示されている自動二輪車の充電コード収納構造は乗用車に適用することができない。また乗用車の車室外に配置した収納ボックス部に充電用コードを収納し、この収納ボックス部の出し入れ口にリッド部材を設けることも考えられたが、充電時に充電用コードが収納ボックス部から引出された状態になるため、リッド部材を閉めることができない。そうかといってリッド部材を開けたままにしておくと、通行の邪魔になったり、雨天の際に収納ボックス部に雨水が浸入する原因になるため好ましくない。
【0007】
従って本発明の目的は、充電用コードをボックス本体から引出した状態のままリッド部材を閉じることができる自動車用収納ボックス構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の自動車用収納ボックス構造は、車体側に固定され充電用コードを収容可能でかつ充電用コードの出し入れ口を有するボックス本体と、前記車体に取付けられ前記ボックス本体の前記出し入れ口と対応した位置に開口部が形成されたバンパ本体と、前記バンパ本体の前記開口部に開閉可能に設けられ閉位置にあるときに前記ボックス本体の前記出し入れ口を塞ぐリッド部材と、前記開口部の全周に設けられ前記リッド部材が閉位置にあるときに前記リッド部材の裏面に接する第1のシール部材と、前記バンパ本体の前記開口部の上部に設けられ、前記リッド部材を閉めた状態において前記第1のシール部材の一部と重なりかつ前記リッド部材の上部が接する第2のシール部材とを具備し、前記充電用コードが前記ボックス本体から引出されかつ前記リッド部材を閉じた状態において、前記充電用コードが前記リッド部材の上部と前記第2のシール部材との間に挟まれ前記第2のシール部材が撓むように構成されている。
【0009】
本発明の1つの形態では、前記リッド部材の上端部に、該リッド部材を開ける際に手を掛けることが可能な凹部が形成され、該凹部は前記リッド部材を閉じた状態において前記充電用コードを通すことができる大きさを有し、前記リッド部材を閉じた状態において前記凹部と対応した位置に前記第2のシール部材が配置されている。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、バンパ部に設けられた収納ボックス部に、充電用コードや小さな荷物等を収納することができる。しかも収納ボックス部の出し入れ口がバンパ本体に設けられたリッド部材によって覆われるため、収納物に雨がかからないようにすることができる。本発明ではボックス本体の出し入れ口に第1のシール部材が設けられているため、リッド部材を閉じれば、雨水がバンパ本体の開口部からボックス本体の内部に入ることを抑制できる。また充電時等に充電用コードがボックス本体から引出された状態でリッド部材を閉じると、第2のシール部材の充電用コードと接する部分が撓むことにより、リッド部材を全閉位置まで移動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明の1つの実施形態に係る収納ボックス部を備えた自動車の後部を示す斜視図。
【図2】図1に示された自動車の収納ボックス部の縦断面図。
【図3】図1に示された自動車の車体の一部とブラケット部材およびボックス本体を示す斜視図。
【図4】図3に示されたブラケット部材とボックス本体を車体に取付けた状態の斜視図。
【図5】図1に示された自動車のバンパアセンブリの分解斜視図。
【図6】図1に示された自動車のバンパセンブリを車体に取付ける前の斜視図。
【図7】図2に示された収納ボックス部に使用される第1のシール部材と第2のシール部材の斜視図。
【図8】図2に示された収納ボックス部から充電用コードが引出された状態を示す縦断面図。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下に本発明の1つの実施形態について、図1から図8を参照して説明する。
図1は自動車の一例である電気自動車10の後部を示している。電気自動車10は、車体11に搭載された走行用のモータおよびバッテリユニット(図示せず)を備え、バッテリユニットから供給される電力によって走行用のモータを駆動するようになっている。
【0013】
車体11の後部にリヤバンパ部12が形成されている。リヤバンパ部12は、車体11に装着されるバンパアセンブリ20を有している。リヤバンパ部12の車体幅方向の中央部に、収納ボックス構造をなす収納ボックス部21が設けられている。図1において矢印Aで示す方向が車体幅方向である。
【0014】
図2は収納ボックス部21の縦断面図である。図3は収納ボックス部21を分解して示す斜視図である。収納ボックス部21は、車体11を構成する骨格部材11a,11b等に固定された金属製のブラケット部材30と、ブラケット部材30に固定されたボックス本体31と、バンパアセンブリ20の構成要素であるバンパ本体32と、バンパ本体32に設けられたリンフォース部材33と、リッド部材34などを含んでいる。
【0015】
図3と図4に示すようにブラケット部材30は、上下方向に延びる左右一対の柱部40,41と、柱部40,41の上端どうしをつなぐ横架部42とを有し、ほぼ門形をなしている。横架部42は車体幅方向に延びている。ブラケット部材30の複数箇所に、車体11に固定するための取付部43が設けられている。これらの取付部43は、車体11に設けられた支持部44にボルトあるいは溶接等の固定手段によって固定されている。車体11の一部をなす骨格部材11aには、ナット部材を備えたバンパ取付部45が設けられている。ブラケット部材30の下部に、ナット部材を備えたバンパ取付部46が設けられている。
【0016】
ブラケット部材30にボックス本体31が固定されている。ボックス本体31は、ブラケット部材30の柱部40,41に固定される脚部50,51を有している。ボックス本体31の後面を構成する壁部31aに、出し入れ口55が形成されている。この出し入れ口55の開口縁部55aの全周にわたり、弾性を有する材料からなる第1のシール部材56が設けられている。
【0017】
リッド部材34が閉位置にあるとき、リッド部材34の裏面が第1のシール部材56に接することにより、出し入れ口55がシールされるようになっている。ボックス本体31の前記壁部31aに、車体11の後側に突出する位置決めピン57が設けられている。
【0018】
ボックス本体31は、電気自動車10が装備する充電用コード60(図1に示す)を収納することのできる大きさを有している。ただし充電用コード60以外の装備品や、比較的小さな荷物がボックス本体31に収納されてもかまわない。充電用コード60は、車体11に搭載された充電装置(図示せず)に常時接続されている。充電用コード60の端部に設けられたプラグ61は、充電の際に商用電源等のソケット部(図示せず)に接続することができる。
【0019】
充電用コード60の一例は、外力が加わっていない自由状態において自力で螺旋状に巻回することのできる弾性復元力を有し、伸ばした状態で数メートル以上の長さがある。充電用コード60は自力で螺旋状に巻回するため、コンパクトにまとめてボックス本体31に収納することができる。充電用コード60は、出し入れ口55から外部に引出すことができる。
【0020】
図5と図6に示すようにバンパアセンブリ20は、車体幅方向に延びる合成樹脂製のバンパ本体32と、バンパ本体32の裏面側に配置された金属製のリンフォース部材33と、開閉可能なリッド部材34とを含んでいる。リンフォース部材33は、リベット等の固定用部材によってバンパ本体32の裏面に固定されている。バンパ本体32の車体幅方向の両端部間の中央に、車体11の前後方向に貫通する開口部71が形成されている。
【0021】
バンパ本体32の開口部71の上部すなわち上側の壁71a付近に、弾性を有する材料からなる第2のシール部材72が、クリップ73(図2に示す)によって取付けられている。リッド部材34を閉じた状態において、第2のシール部材72が第1のシール部材56の一部に車体の外側から重なるとともに、第2のシール部材72にリッド部材34の上部が接するようになっている。図7に第1のシール部材56と第2のシール部材72が示されている。
【0022】
この第2のシール部材72は、充電用コード60(図1に示す)を収納ボックス部21から引出した状態でリッド部材34を閉じることができるようにするために、第1のシール部材56よりも断面積が大きく撓みやすい中空構造をなし、車体の前後方向に十分撓むことができるようになっている。すなわち図8に示すように充電用コード60がボックス本体31の出し入れ口55から引出されかつリッド部材34を閉じた状態において、充電用コード60がリッド部材34の上部と第2のシール部材72との間に挟まれることにより、第2のシール部材72が撓むようにしている。
【0023】
リンフォース部材33は例えば鋼板をプレス成形してなり、バンパ本体32の開口部71の周りに配置された枠部75を有している。すなわちこのリンフォース部材33は、バンパ本体32の開口部71の全周を囲む枠部75と、車体11側に固定される締結部76,77とを含んでいる。枠部75は、上枠75aと下枠75bと縦枠75c,75dとを含み、バンパ本体32の開口部71の全周にわたって開口部71を囲んでいる。
【0024】
リンフォース部材33には、ボックス本体31の前記位置決めピン57と対応した位置に、基準孔78(図2と図5に示す)が形成されている。バンパアセンブリ20を車体11に組付ける際に、位置決めピン57を基準孔78に挿入することにより、車体11に対するバンパアセンブリ20の位置合わせ(センタリング)をなすことができる。
【0025】
バンパ本体32の開口部71に、開閉可能なリッド部材34が設けられている。図5に示すようにリッド部材34は、樹脂製のアウタ部材80と、板金製のインナ部材81とを含んでいる。リッド部材34は、ヒンジ85(図1に示す)を介してリンフォース部材33に取付けられ、ヒンジ85を中心に、全閉位置と全開位置とにわたって上下方向(図2に矢印Bで示す方向)に回動させることができる。リッド部材34には前開位置で止めるためのストッパ部材(図示せず)が設けられている。
【0026】
リッド部材34の上端部34aに、開閉操作用の凹部86と、リッド部材34を全閉位置でロックするためのラッチ等の保持部材87(図1に模式的に示す)などが設けられている。リッド部材34を開ける際に、運転席の近傍に設けられた操作部材(図示せず)を操作することにより、リッド部材34のロック状態を解除することができる。
【0027】
凹部86は、リッド部材34を開ける際に操作者が手を掛けることができる大きさを有している。しかもこの凹部86は、リッド部材34を閉じた状態において、充電用コード60を通すことができる大きさを有している。リッド部材34を閉じた状態において、凹部86と対応した位置に前記第2のシール部材72が配置されている。
【0028】
図6に示されるように、バンパアセンブリ20を車体11に組付ける前に予めブラケット部材30の取付部43が車体11の支持部44に溶接あるいはボルト等の固定手段によって固定されている。このブラケット部材30に、ボックス本体31の脚部50,51が溶接あるいはボルト等の固定手段によって固定されている。
【0029】
バンパ本体32には、リンフォース部材33がリベット等の固定用部材(図示せず)によって取付けられている。このバンパアセンブリ20を車体11の後側から車体11とブラケット部材30に固定する。その際に、位置決めピン57をバンパアセンブリ20の基準孔78(図2と図5に示す)に挿入することにより、車体11に対するバンパアセンブリ20の位置合わせがなされる。
【0030】
図6に示すように、バンパアセンブリ20の後側からボルト90を、バンパ本体32の孔91とリンフォース部材33の締結部76の孔92(図5に示す)に挿通し、さらにこのボルト90を車体11に設けられているバンパ取付部45のナット部材にねじ込む。
【0031】
また、バンパアセンブリ20の下側からボルト95(図6に示す)をリンフォース部材33の締結部77の孔に挿通し、さらにこのボルト95を、ブラケット部材30のバンパ取付部46のナット部材にねじ込む。またバンパ本体32の縁部32a等をクリップあるいはボルトなどの固定用部材(図示せず)によって車体11の所定位置に固定する。
【0032】
次に前記収納ボックス部21の作用について説明する。
充電時以外は充電用コード60をボックス本体31に収納し、リッド部材34を閉じておく。リッド部材34は、保持部材87(図1に示す)によって開かないように保持されてロック状態となっている。
【0033】
図2に示すようにリッド部材34が全閉位置にあるとき、リッド部材34によってボックス本体31の出し入れ口55が塞がれるとともに、リッド部材34のアウタ部材80の外面がバンパ本体32の外面と略面一に連なることにより、リッド部材34がリヤバンパ部12のバンパフェースの一部をなすことができる。また第1のシール部材56がリッド部材34のインナ部材81に密接することにより、ボックス本体31の内側に雨水などが入ることが防止される。
【0034】
充電のために充電用コード60を使用する際、運転席の近傍に設けられたオープナとしての操作部材(図示せず)を操作することにより、リッド部材34のロック状態を解除する。そしてリッド部材34の凹部86に手を掛けてリッド部材34を開ける。図2に2点鎖線で示すようにリッド部材34が前開位置までに移動すると、リッド部材34のインナ部材81がほぼ水平な姿勢となる。
【0035】
リッド部材34を開けると、ボックス本体31の出し入れ口55が開放されることにより、充電用コード60を取出すことができる。こうしてボックス本体31から取出された充電用コード60のプラグ61を商用電源等に接続することにより、バッテリユニットに充電することができる。
【0036】
充電用コード60をボックス本体31から引出した状態のまま、リッド部材34を閉じることもできる。その場合には、図1および図8に示すように充電用コード60をリッド部材34の凹部86の上に位置させた状態でリッド部材34を閉じる。このように凹部86に充電用コード60を通すことにより、凹部86によって充電用コード60の車体幅方向の位置決めをなすことができ、充電用コード60がみだりに動くことを防止できる。
【0037】
充電が終了したら充電用コード60をボックス本体31に収納し、リッド部材34を閉じ、保持部材87によってリッド部材34をロックする。リッド部材34を閉じると、リッド部材34によってボックス本体31の出し入れ口55が塞がれるとともに、第1のシール部材56によって雨水等の浸入が防止される。
【0038】
本実施形態の収納ボックス部21によれば、バンパ本体32の内側に配置されたボックス本体31に、例えば充電用コード60等の装備品や小さな荷物等を雨がかからない位置に収納することができる。また充電用コード60を車体11の外部で扱うことができるため、充電用コード60によって車室内が汚されることもない。しかもリッド部材34を閉じるとボックス本体31の出し入れ口55がリッド部材34によって覆われるため、ボックス本体31に収容された充電用コード60等に雨がかかることを回避できる。
【0039】
リッド部材34の上端部34aに開閉操作用の凹部86が形成されているが、バンパ本体32には、リッド部材34を閉じた状態においてこの凹部86と対応する位置に、第1のシール部材56よりも断面積が大きく撓みを大きくとることが可能な中空構造の第2のシール部材72が設けられており、この第2のシール部材72によって凹部86の内側がシールされているため、雨水等が凹部86からリッド部材34の内側に流れ込むことを防ぐことができる。
【0040】
また充電用コード60をボックス本体31から引出した状態のままリッド部材34を閉じても、凹部86と充電用コード60との間を第2のシール部材72によってシールすることができる。このため、充電中に雨水等が充電用コード60を伝ってボックス本体31の内部に浸入することを防止できるものである。
【0041】
なお前記実施形態では、収納ボックス部がリヤバンパ部に配置された電気自動車について説明したが、収納ボックス部がリヤバンパ部以外(例えばフロントバンパ部)に設けられてもよい。また本発明の収納ボックス構造は、内燃機関とモータを併用するハイブリッド車に適用することもできる。また本発明を実施するに当たって、車体やボックス本体、バンパ本体、リッド部材、第1のシール部材、第2のシール部材をはじめとして、発明の構成要素の構造及び配置を適宜に変更して実施できることは言うまでもない。
【符号の説明】
【0042】
10…自動車(電気自動車)
11…車体
12…リヤバンパ部
20…バンパアセンブリ
21…収納ボックス部
31…ボックス本体
32…バンパ本体
34…リッド部材
55…出し入れ口
56…第1のシール部材
60…充電用コード
71…開口部
72…第2のシール部材
86…凹部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車体側に固定され、充電用コードを収容可能でかつ充電用コードの出し入れ口を有するボックス本体と、
前記車体に取付けられ、前記ボックス本体の前記出し入れ口と対応した位置に開口部が形成されたバンパ本体と、
前記バンパ本体の前記開口部に開閉可能に設けられ、閉位置にあるときに前記ボックス本体の前記出し入れ口を塞ぐリッド部材と、
前記開口部の全周に設けられ前記リッド部材が閉位置にあるときに前記リッド部材の裏面に接する第1のシール部材と、
前記バンパ本体の前記開口部の上部に設けられ、前記リッド部材を閉めた状態において前記第1のシール部材の一部と重なりかつ前記リッド部材の上部が接する第2のシール部材とを具備し、
前記充電用コードが前記ボックス本体から引出されかつ前記リッド部材を閉じた状態において、前記充電用コードが前記リッド部材の上部と前記第2のシール部材との間に挟まれ前記第2のシール部材が撓むようにしたことを特徴とする自動車用収納ボックス構造。
【請求項2】
前記リッド部材の上端部に、該リッド部材を開ける際に手を掛けることが可能な凹部が形成され、該凹部は前記リッド部材を閉じた状態において前記充電用コードを通すことができる大きさを有し、前記リッド部材を閉じた状態において前記凹部と対応した位置に前記第2のシール部材が配置されていることを特徴とする請求項1に記載の自動車用収納ボックス構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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