説明

臭気受容層を有する布帛

布帛が組み込まれる最終製品、特に床敷物からの望まれない臭気を除去するために臭気受容層を組み込んだタフテッド布帛。代替の態様において、本発明は、臭気受容層を組み込んだニードルパンチ布帛である。

【発明の詳細な説明】
【発明の開示】
【0001】
発明の背景
本発明は、タフテッド布帛およびニードルパンチ布帛に係り、より具体的には、臭気受容能を有するタフテッド布帛およびニードルパンチ布帛に関する。
【0002】
従来のタフテッドおよびニードルパンチ床敷物は、これら床敷物の固有の消音特性、並びに魅力的な外観およびかかる床敷物についてのメンテナンスの容易さ故に、種々の設備に用いて望ましいものである。しかしながら、住居用および商業用のいずれのものでも、タフテッドおよびニードルパンチ床敷物は、臭気の貯蔵体として作用する。通常のほこりと汚れからの臭気に加え、これらの床敷物は、ヒトおよびペットからの臭気、並びにこぼれもの、煙、糸状菌および白カビから獲得される臭気を獲得することに非常に敏感である。
【0003】
床敷物中のこれらの悪臭を撃退するためのクリーニング製品が存在するが、それらの製品は、典型的に、床敷物中に既に存在する臭気をマスクするか除去することに効果があるのみであり、臭気を防止することには効果的ではない。さらに、これらの製品は、典型的に、床敷物の表面に適用されるので、床敷物の表面の下に染み込んだ臭気についてはクリーニング製品は対処することが困難である。
【0004】
したがって、床敷物中に組み込むことができる改善された臭気受容性布帛についてのニーズが存在する。
【0005】
発明の概要
本発明のいくつかの側面の基本的な理解を提供するために、以下に、本発明の単純化された概要を提示する。この概要は、本発明の広範な概括ではない。本発明の鍵または重要な要素を同定したり、本発明の範囲を線引きしたりすることを意図するものではない。その唯一の目的は、本発明のいくつかの概念を、以後提示するより詳細な説明の序章として、単純化された形態で提示することである。
【0006】
主要な側面に従うと、かつ簡単に述べると、本発明は、布帛が組み込まれる最終製品から望まれない臭気を除去するために臭気受容層を組み込んだタフテッド布帛である。代替の態様において、本発明は、臭気受容層を組み込んだニードルパンチ布帛である。
【0007】
本発明の特徴の1つは、臭気受容層を伴って形成された布帛を使用することである。広幅織カーペット、タイルカーペット、エリアラグ(area rug)およびマットのような物品は、時折、水分または食べ物、汚れおよびペット由来のくずのような汚染物質により引き起こされ、ヒトの鼻に不快感を与える臭いを発生し得る。典型的に、これらの物品は、臭気受容能を持っていない。したがって、臭気受容層を組み込んだ布帛を用いることは有利であり、布帛が組み込まれる製品、および製品が置かれる環境をより快適かつ望ましいものとさせる。
【0008】
本発明の他の特徴および利点は、以下に提示し、図面を参照する好ましい態様の詳細な説明を注意深く読むことにより当業者に明らかとなるであろう。
【0009】
好ましい態様の詳細な説明:
図1は、本発明による布帛10の1つの態様を示す。布帛10は、パイルトップ層12を含む。「パイル」は、布帛表面の全部または一部に、タフト、ループまたは他の直立糸(erect yarn)を導入することにより形成される布帛イフェクト(fabric effect)である。図示のように、パイル層12は、臭気受容物質の層16に取り付けられた一次裏地層14を通してタフトされている。
【0010】
本発明の布帛10を製造するための種々の方法が存在するが、図1は、臭気受容層16が一次裏地層14の下側でタフト機20に供給される方法を例示している。しかしながら、その代わりに、臭気受容層16を、一次裏地層14の上側に供給することができる。さらに、臭気受容層16および一次裏地層14は、タフト工程の前に、層同士を加熱されたカレンダーロール間でプレスするホットロールカレンダリングのような別の工程で互いに結合することができる。
【0011】
図1に示すタフトのタイプはカットパイルタフトであるが、パイル層12のタフトは、ループパイルタフト、またはカットパイルタフトとループパイルタフトとの組合せでもあり得る。好ましくは、パイル層12を構成する糸は、ナイロン、ポリエステル、アクリル、コットン、ウール、レーヨン、ポリプロピレンまたはそれらの組合せのような材料で作られる。しかしながら、本発明は、これら列挙のものに加えて、他の好適な材料を用いることも企図している。パイル層12の糸を形成するために使用される繊維は、モノフィラメントまたはマルチフィラメントのいずれかであり得る。さらに、繊維は、約0.1dpf(フィラメント当たりのデニール)〜約100dpf、好ましくは約1〜約50dpfの範囲を有し得る。最後に、パイルに使用される糸は、常圧染色、ろうけつ染め、チェーン染色(chain dyeing)、クロス染色、高温染色、イングレイン(ingrain)、ジェット染色、マフ染色、パッド染色、後染め、プリント、リザーブ染色(reserve dyeing)、ショートリカー染色(short-liquor dyeing)、かせ染め、溶液染色、溶剤染色、先染め、熱定着、ユニオン染色、糸染め、スペース染色、加圧染色およびそれらの組合せにより着色することができ、あるいは糸は自然のままの色であり得る。
【0012】
一次裏地層14は、編構成、織構成、不織構成、それらの組合せ等のいずれか既知の構成から形成され得る。さらに、裏地層14の材料は、合成材料、天然材料、天然成分を用いた人工材料またはこれらのいずれかのブレンドで作ることができる。例としてのみであって、限定ではなく、裏地層14に有用な典型的な材料は、ポリエステル、ポリプロピレン、ナイロン、アクリル、コットン、レーヨンまたはそれらの組合せである。しかしながら、裏地層14の材料は、他のいずれもの好適な材料であり得、列挙したものに限定されるものではない。
【0013】
臭気受容層16は、臭気を引き付け、保持するための臭気受容剤17を含有する。臭気受容剤17は、臭気吸収剤および/または臭気吸着剤であり得る。臭気吸収剤は、臭気を受容し、その臭気を内部にトラップする。臭気吸着剤は、それが熱に供された場合、臭気が放出され得、該臭気吸着剤がさらなる使用のために更新(refresh)されるという追加の利点を有する。
【0014】
臭気受容層16の臭気受容剤17は、好ましくは、活性炭もしくはチャコール、ゼオライト化合物等のような粒状臭気受容剤17である。粒状臭気受容剤は、臭気物質を受容するためにより大きな表面積を提供する。本発明のために活性炭またはチャコールに変換され得る炭素質物質には、石炭(瀝青質)、ココナッツの殻、コークス、ピート、石油留分、木材チップ(のこぎりくず)等が含まれる。他の活性炭もしくはチャコールを生成するために使用できる他のより一般的でない物質には、自動車のタイヤ、サクランボの種、コーヒーかす、トウモロコシの穂軸、プラスチック廃棄物、下水汚泥、麦わら、スイレン等が含まれる。活性炭もしくはチャコールの性能は、典型的に、気孔サイズと表面積が大きいほど向上する。一般的に、粒子サイズが小さいほど、臭気受容剤の臭気受容能は良好である。使用を企図している1つの物質は、英国のパーフィケーション・プロダクツ(Purfication Products)により商品名ガーフィル(GARFIL)(商標)の下で市販されている活性炭チャコール製品である。1つの態様において、活性チャコールの形態にある臭気受容剤17は、100×150メッシュ通過の粒子サイズを有する。他の態様において、活性チャコールは、50×100メッシュ通過の粒子サイズを有する。
【0015】
好ましくは、臭気受容層16の臭気受容剤17は、接着剤または結合剤18により所定の位置に固定される。臭気受容剤17を所定の位置に固定する接着剤または結合剤18が熱可塑性フィルムまたは溶融性布帛であり得ることが企図されている。1つの態様において、接着剤または結合剤18は、熱により活性化され得る熱可塑性接着剤のフィルムである。フィルムまたは溶融性基材接着剤を用いる1つの企図されたプラクティスによると、活性チャコールのような臭気受容剤17は、図1に示すように、接着性フィルムまたは溶融性布帛内に配置させることができる。例えば、臭気受容層16は、活性炭もしくはチャコールの粒子を分散させた熱可塑性接着剤のような接着結合剤を含む不織繊維質材料であり得る。そのような構成において、結合剤は、好ましくは、その教示を参照によりここに含める米国特許第5678247号に記載されている比較的低いガラス転移温度を有するいわゆる「ソフト結合剤(soft binder)」である。
【0016】
図3および図4は、本発明の代替の態様を例示する。図1および図2に示す態様とこの代替の態様との唯一の違いは、布帛10’が、タフトされているのではなく、ニードルパンチされていることである。タフテッド布帛を製造するための方法と同じように、臭気受容層16’は、不織ウエブ32の下側で、ニードルパンチ織機(needle-punching loom)30に供給される。ニードルパンチ工程により、不織ウエブ32と臭気受容層16’は互いに一体化され、その結果、完成したニードルパンチ布帛10となる。プロセスのこの段階で、ニードルパンチ布帛は、不織ウエブ32を臭気受容層16’によりよく結合させるために、ホットロールカレンダリングに供することができる。しかしながら、この追加の工程は、ニードルパンチ布帛10’を達成するためには必要ない。またタフテッド布帛10と同じように、最終的に製造されたニードルパンチ布帛10’は、広幅織カーペット、タイルカーペット、エリアラグおよびマットのような製品中に組み込むことができる。
【0017】
説明したように、本発明の1つの特有の特徴は、臭気受容層を含む布帛である。広幅織カーペット、タイルカーペット、エリアラグおよびマットのような物品は、時折、水分または食べ物、汚れおよびペット由来のくずのような汚染物質により引き起こされ、ヒトの鼻に不快感を与える臭いを発生し得る。典型的に、これらの物品は、臭気受容能を持っていない。したがって、臭気受容層を組み込んだ布帛を用いることは有利であり、布帛が組み込まれる製品、および製品が置かれる環境をより快適かつ望ましいものとさせる。
【0018】
また、微生物もしくはカビの成長を阻害するために、「微生物阻害剤」としても知られるいわゆる「抗微生物剤」で布帛を処理し得ることも企図されている。そのような抗微生物剤は、典型的に、微生物の成長を妨げあるいは防止する銅、銀などのような金属系である。典型的な抗微生物剤は、ここに十分に記載されているかの如くその教示全体を参照により含めるデネスク(Denesuk)らへの米国特許第6196156号に特定されている。
【0019】
所望の物理的性能特性を付与するために、他の化学表面処理も、単独で、あるいは互いに組み合わせて、または抗微生物剤と組み合わせて、使用し得ることが企図されている。例のみであって、限定でなく、そのような化学表面処理には、難燃剤、UV防止剤、耐水剤、耐汚染剤、着色剤、芳香剤、静電防止剤等の適用が含まれ得る。例えば、汚れ防止および撥水のために、ミネソタ・マイニング・アンド・マニュファクチャリング・カンパニーから入手し得るスコッチガード(SCOTCHGUARD)(登録商標)のようなフッ素化学品処理を、単独で、または他の表面化学処理と組み合わせて、布帛の外部表面に適用できることが企図されている。また、クリーニング操作中に布帛のクリーニング性を補助するために、汚れ解放剤(soil release agent)」を、単独で、または他の表面化学処理と組み合わせて、適用できることが企図されている。そのような汚れ解放剤の1つは、南カリホルニア州、スパータンバーグに事業所を有するミリケン・ケミカルにより、商品名ビザ(VISA)(登録商標)により市販されているものと信じられる。そのような汚れ解放剤は、また、初期の耐汚染性を改善し、いくつかの場合に有益であり得る水分吸上げを減少させるという追加の特徴を付与し得る。
【0020】
最後に、特許請求の範囲の精神および範囲内に含まれることが意図されている本発明の多くの代替態様および変形例が存在する。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本発明の1つの態様による布帛の切欠側面図。
【図2】本発明の1つの態様による布帛を製造するための方法を示す概略図。
【図3】本発明の第1の代替態様による布帛の切欠側面図。
【図4】本発明の第1の代替態様による布帛を製造するための方法を示す概略図。
【符号の説明】
【0022】
10,10’…布帛
12…パイル層
14…一次裏地層
16,16’…臭気受容層
17…臭気受容剤
18…接着剤または結合剤
20…タフト機
30…ニードルパンチ織機
32…不織ウエブ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
一次裏地層を通してタフトされたパイルの層、および
前記一次裏地層に取り付けられた臭気受容層
を備え、前記臭気受容層は、結合接着剤により保持された活性炭、活性チャコール、ゼオライト化合物およびそれらの組合せからなる群から選ばれる複数の臭気受容粒子を含む布帛。
【請求項2】
前記パイル層が、ナイロン、ポリエステル、アクリル、コットン、ウール、レーヨン、ポリプロピレン、およびそれらの組合せからなる群から選ばれる材料から形成されている請求項1に記載の布帛。
【請求項3】
前記一次裏地層が、ポリエステル、ポリプロピレン、ナイロン、アクリル、コットン、レーヨンおよびそれらの組合せからなる群から選ばれる材料から形成されている請求項1に記載の布帛。
【請求項4】
前記活性チャコールが、100×150メッシュ通過の粒子サイズを有する請求項1に記載の布帛。
【請求項5】
前記活性チャコールが、50×100メッシュ通過の粒子サイズを有する請求項1に記載の布帛。
【請求項6】
前記結合接着剤が、熱可塑性フィルムである請求項1に記載の布帛。
【請求項7】
前記結合接着剤が、溶融性布帛内に含有されている請求項1に記載の布帛。
【請求項8】
前記パイル層が、複数の繊維から形成され、前記複数の繊維が、約0.1dpf〜約100dpfの範囲を有する請求項1に記載の布帛。
【請求項9】
前記複数の繊維が、約1〜約50dpfの範囲を有する請求項8に記載の布帛。
【請求項10】
前記パイル層が、常圧染色、ろうけつ染め、チェーン染色、クロス染色、高温染色、イングレイン、ジェット染色、マフ染色、パッド染色、後染め、プリント、リザーブ染色、ショートリカー染色、かせ染め、溶液染色、溶剤染色、先染め、熱定着、ユニオン染色、糸染め、スペース染色、加圧染色およびそれらの組合せからなる分の少なくとも1つにより着色されている請求項1に記載の布帛。
【請求項11】
前記パイル層が、カットパイルタフティング、ループパイルタフティング、およびカットパイルタフティングとループパイルタフティングの組合せからなる群のうちの少なくとも1つにより形成されている請求項1に記載の布帛。
【請求項12】
前記一次裏地層が、編構成、織構成、不織構成、およびそれらの組合せからなる群のうちの1つにより形成されている請求項1に記載の布帛。
【請求項13】
パイルの層、
結合接着剤により保持された活性炭、活性チャコール、ゼオライト化合物およびそれらの組合せからなる群から選ばれる複数の臭気受容粒子を含み、前記パイル層に取り付けられた臭気受容層、および
前記臭気受容層に取り付けられた一次裏地層
を備える布帛。
【請求項14】
前記パイル層が、ナイロン、ポリエステル、アクリル、コットン、ウール、レーヨン、ポリプロピレン、およびそれらの組合せからなる群から選ばれる材料から形成されている請求項13に記載の布帛。
【請求項15】
前記一次裏地層が、ポリエステル、ポリプロピレン、ナイロン、アクリル、コットン、レーヨンおよびそれらの組合せからなる群から選ばれる材料から形成されている請求項13に記載の布帛。
【請求項16】
前記活性チャコールが、100×150メッシュ通過の粒子サイズを有する請求項13に記載の布帛。
【請求項17】
前記活性チャコールが、50×100メッシュ通過の粒子サイズを有する請求項13に記載の布帛。
【請求項18】
前記結合接着剤が、熱可塑性フィルムである請求項13に記載の布帛。
【請求項19】
前記結合接着剤が、溶融性布帛内に含有されている請求項13に記載の布帛。
【請求項20】
前記パイル層が、複数の繊維から形成され、前記複数の繊維が、約0.1dpf〜約100dpfの範囲を有する請求項13に記載の布帛。
【請求項21】
前記複数の繊維が、約1〜約50dpfの範囲を有する請求項20に記載の布帛。
【請求項22】
前記パイル層が、常圧染色、ろうけつ染め、チェーン染色、クロス染色、高温染色、イングレイン、ジェット染色、マフ染色、パッド染色、後染め、プリント、リザーブ染色、ショートリカー染色、かせ染め、溶液染色、溶剤染色、先染め、熱定着、ユニオン染色、糸染め、スペース染色、加圧染色およびそれらの組合せからなる分の少なくとも1つにより着色されている請求項13に記載の布帛。
【請求項23】
前記パイル層が、カットパイルタフティング、ループパイルタフティング、およびカットパイルタフティングとループパイルタフティングの組合せからなる群のうちの少なくとも1つにより形成されている請求項13に記載の布帛。
【請求項24】
前記一次裏地層が、編構成、織構成、不織構成、およびそれらの組合せからなる群のうちの1つにより形成されている請求項13に記載の布帛。
【請求項25】
不織ウエブ、および
結合接着剤により保持された活性炭、活性チャコール、ゼオライト化合物およびそれらの組合せからなる群から選ばれる複数の臭気受容粒子を含み、前記不織ウエブにニードルパンチされた臭気受容層
を備える布帛。
【請求項26】
前記活性チャコールが、100×150メッシュ通過の粒子サイズを有する請求項25に記載の布帛。
【請求項27】
前記活性チャコールが、50×100メッシュ通過の粒子サイズを有する請求項25に記載の布帛。
【請求項28】
前記結合接着剤が、熱可塑性フィルムである請求項25に記載の布帛。
【請求項29】
前記結合接着剤が、溶融性布帛内に含有されている請求項25に記載の布帛。
【請求項30】
一次裏地層を通してタフトされたパイルの層、および
前記一次裏地層に取り付けられ、複数の臭気受容粒子を中に分散させて有する編織物層を含む臭気受容層
を備える床敷物。
【請求項31】
前記パイル層が、ナイロン、ポリエステル、アクリル、コットン、ウール、レーヨン、ポリプロピレン、およびそれらの組合せからなる群から選ばれる材料から形成されている請求項30に記載の床敷物。
【請求項32】
前記一次裏地層が、ポリエステル、ポリプロピレン、ナイロン、アクリル、コットン、レーヨンおよびそれらの組合せからなる群から選ばれる材料から形成されている請求項30に記載の床敷物。
【請求項33】
前記臭気受容粒子が、活性炭、活性チャコール、ゼオライト化合物およびそれらの組合せからなる群から選ばれる請求項30に記載の床敷物。
【請求項34】
前記活性チャコールが、100×150メッシュ通過の粒子サイズを有する請求項33に記載の床敷物。
【請求項35】
前記活性チャコールが、50×100メッシュ通過の粒子サイズを有する請求項33に記載の床敷物。
【請求項36】
前記有機受容粒子が、結合接着剤により保持されている請求項30に記載の床敷物。
【請求項37】
前記結合接着剤が、熱可塑性フィルムである請求項36に記載の床敷物。
【請求項38】
前記結合接着剤が、溶融性布帛内に含有されている請求項36に記載の床敷物。
【請求項39】
前記パイル層が、複数の繊維から形成され、前記複数の繊維が、約0.1dpf〜約100dpfの範囲を有する請求項30に記載の床敷物。
【請求項40】
前記複数の繊維が、約1〜約50dpfの範囲を有する請求項30に記載の床敷物。
【請求項41】
前記パイル層が、常圧染色、ろうけつ染め、チェーン染色、クロス染色、高温染色、イングレイン、ジェット染色、マフ染色、パッド染色、後染め、プリント、リザーブ染色、ショートリカー染色、かせ染め、溶液染色、溶剤染色、先染め、熱定着、ユニオン染色、糸染め、スペース染色、加圧染色およびそれらの組合せからなる分の少なくとも1つにより着色されている請求項30に記載の床敷物。
【請求項42】
前記パイル層が、カットパイルタフティング、ループパイルタフティング、およびカットパイルタフティングとループパイルタフティングの組合せからなる群のうちの少なくとも1つにより形成されている請求項30に記載の床敷物。
【請求項43】
前記一次裏地層が、編構成、織構成、不織構成、およびそれらの組合せからなる群のうちの1つにより形成されている請求項30に記載の床敷物。
【請求項44】
少なくとも1の化学表面処理で処理されている請求項30に記載の床敷物。
【請求項45】
前記化学表面処理が、難燃剤、UV防止剤、耐水剤、耐汚染剤、着色剤、静電防止剤、抗微生物剤およびそれらの組合せからなる群から選ばれる請求項44に記載の床敷物。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公表番号】特表2007−508467(P2007−508467A)
【公表日】平成19年4月5日(2007.4.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−533846(P2006−533846)
【出願日】平成16年8月12日(2004.8.12)
【国際出願番号】PCT/US2004/026078
【国際公開番号】WO2005/041106
【国際公開日】平成17年5月6日(2005.5.6)
【出願人】(599060788)ミリケン・アンド・カンパニー (65)
【氏名又は名称原語表記】Milliken & Company
【Fターム(参考)】