説明

舗装体、舗装体システム及び舗装体の施工方法

【課題】香りを持続させることが可能な舗装体、舗装体システム及び舗装体の施工方法を提供する。
【解決手段】連続空隙を有する開粒度混合物層11、連続空隙に充填され、水を保持する細孔を有する充填物12、及び、充填物12に保持され、香りを発生し難溶性である香料粒13、を有する舗装体10と、香料粒13に水を供給する水供給手段と、温度センサからの外気温度等に基づいて水供給手段を制御する制御装置と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、舗装体、舗装体システム及び舗装体の施工方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、香りを染み込ませた木質チップを利用した木質系舗装や、リサイクルゴムチップを成形してなるリサイクルゴムチップ平板に香料を添加した舗装用ブロックが知られている(特許文献1、2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2001−131903号公報
【特許文献2】登録実用新案第3016413号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1〜2では、舗装の供用後に香りが徐々に消失してしまい、また、このように消失した場合において、香りを回復させることは難しい。
【0005】
そこで、本発明は、香りを持続させることが可能な舗装体、舗装体システム及び舗装体の施工方法を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決するための手段として、本発明は、連続空隙を有する開粒度混合物層と、前記連続空隙に充填され、水を保持する細孔を有する充填物と、前記充填物に保持され、香りを発生する香料粒と、を備えることを特徴とする舗装体である。
【0007】
このような舗装体によれば、降雨や打ち水等による水分が、充填物の細孔に保持される。そして、このように水を保持している場合、この保持された水分が蒸発し水蒸気となる際、香料粒が僅かに水蒸気に溶出・気化・分散し、その結果、舗装体から香りが発生し、芳香が放たれる。
ここで、香料粒は、充填物に保持されているので、雨水や打ち水等によって容易に流出しない。これにより、舗装体の発する香りを、長期間に亘り持続できる。
【0008】
一方、水を保持していない場合、香料粒が僅かながらも昇華し、その結果、舗装体から香りが発生し、芳香が放たれる。この場合において、香料粒は充填物に保持されているので、外気との接触面積は、既設の保水性舗装体に香料粒を単に散布した構成等に対して、小さくなる。したがって、香料粒の昇華速度は遅くなり、その結果、舗装体の発する香りを、長期間にて持続でき、香りが早期に消失することはない。
【0009】
また、このように水を保持していない場合でも、打ち水等の散水によって充填物の細孔に水を保持させ、そして、この保持された水分が蒸発し水蒸気となる際、舗装体から香りが発生し、芳香が放たれる。すなわち、水を保持していない場合でも、散水によって水を保持させることにより、香りを回復させることができる。
【0010】
また、前記舗装体において、前記香料粒は水に難溶性であることが好ましい。
【0011】
このような舗装体によれば、香料粒が水に難溶性であるので、降雨や打ち水等によって、香料粒がさらに溶出し難くなる。これにより、舗装体の発する香りを、さらに長期間に亘り持続でき、香りの持続性と香りの発生とをバランスさせることができる。
【0012】
また、本発明は、前記舗装体と、前記舗装体に水を供給する水供給手段と、を備えることを特徴とする舗装体システムである。
【0013】
このような舗装体システムによれば、水供給手段によって舗装体(充填物、香料粒)に水を供給でき、その結果、香りを回復できる。
この場合において、舗装体の環境状態(外気温度、湿度、路面温度、降雨、日付、時刻等)を検出する環境状態検出手段と、環境状態検出手段の検出した環境状態に基づいて水供給手段を制御する制御手段とを備える構成としてもよい。
また、例えば、季節(春、夏等)に対応した香りの香料粒を複数種類にて備え、舗装体の平面視において香料粒を香り毎に区分けし、水供給手段が季節に対応した香料粒に水を供給する構成としてもよい。
【0014】
また、本発明は、連続空隙を有する開粒度混合物層と、前記連続空隙に充填され、水を保持するための細孔を有する充填物と、前記充填物に保持され、香りを発生する香料粒と、を備える舗装体の施工方法であって、硬化することによって前記充填物となるグラウトを、前記開粒度混合物層の前記連続空隙に注入する第1工程と、グラウトの硬化後、前記香料粒が溶媒に分散した香料液を前記開粒度混合物層の表面に散布する第2工程と、前記溶媒を気化させて前記香料粒を前記充填物に保持させる第3工程と、を含むことを特徴とする舗装体の施工方法である。
【0015】
このような舗装体の施工方法によれば、グラウトを開粒度混合物層の連続空隙に注入し(第1工程)、グラウトの硬化後、香料液を開粒度混合物層の表面に散布し(第2工程)、溶媒を気化させることにより、香料粒が充填物に細孔に保持される(第3工程)。これにより、香りを持続させることが可能な舗装体を得ることができる。
【0016】
また、本発明は、連続空隙を有する開粒度混合物層と、前記連続空隙に充填され、水を保持するための細孔を有する充填物と、前記充填物に保持され、香りを発生する香料粒と、を備える舗装体の施工方法であって、前記香料粒が溶媒に分散した香料液と、硬化することによって前記充填物となるグラウトとを混合し、グラウト溶液を調製する第A工程と、前記グラウト溶液を、前記開粒度混合物層の前記連続空隙に注入する第B工程と、グラウトを硬化させると共に、前記溶媒を気化させて前記香料粒を前記充填物に保持させる第C工程と、を含むことを特徴とする舗装体の施工方法である。
【0017】
このような舗装体の施工方法によれば、香料液とグラウトとを混合してグラウト溶液を調製し(第A工程)、グラウト溶液を連続空隙に注入し(第B工程)、グラウトを硬化させると共に、溶媒を気化させて香料粒を前記充填物の細孔に保持させる(第C工程)。これにより、香りを持続させることが可能な舗装体を得ることができる。
【発明の効果】
【0018】
本発明によれば、香りを持続させることが可能な舗装体、舗装体システム及び舗装体の施工方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】本実施形態に係る舗装体システムの構成を示す図である。
【図2】本実施形態に係る舗装体の断面図である。
【図3】本実施形態に係る舗装体システムの一効果を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、本発明の一実施形態について、図1〜図3を参照して説明する。
【0021】
≪舗装体の構成≫
図1に示すように、本実施形態に係る舗装体システム1は、舗装体10と、舗装体10に水を供給する水供給手段20と、舗装体10の環境状態を検出する環境状態検出手段と、環境状態に基づいて水供給手段を制御する制御装置40と、を備えている。
【0022】
<舗装体>
図2に示すように、舗装体10は、不透水層Sの上に構築されており、連続空隙を有し母体となる開粒度混合物層11と、連続空隙に充填され、水を保持(保水)する細孔(図示しない)を有する充填物12と、充填物12に保持され、香りを発生する香料粒13と、を備えている。
なお、不透水層Sは、例えば、密粒度アスファルト混合物層で構成される。
【0023】
<舗装体−開粒度混合物層>
開粒度混合物層11は、10〜30%程度の連続空隙を有している。
このような開粒度混合物層11は、アスファルト混合物が所定に締め固められた開粒度アスファルト混合物層であり、骨格となる骨材と、骨材を被膜し骨材同士を結合するアスファルトバインダ被膜とから形成されている。骨材は、6号砕石等の粗骨材と、粗砂等の細骨材と、石粉とから構成され、これらの配合比は、前記連続空隙が10〜30%程度となるように設計されている。
ただし、開粒度混合物層11は、これに限定されず、例えば、ポーラスコンクリート層でもよい。
【0024】
アスファルトバインダ被膜を形成するアスファルトバインダは、水に対する剥離抵抗性等を考慮し、アミン等の剥離防止剤が添加された高粘度改質アスファルトバインダであることが好ましい。そして、アスファルトバインダの量は、開粒度混合物層11が良好な耐流動性・撓み性を有するように、設計されている。
【0025】
<舗装体−充填物>
充填物12は、その内部に、香料粒13を保持すると共に水を保持可能な微細な細孔(図示しない)を有しており、保水材とも称される。このように充填物12は、前記細孔によって水を保持可能であるので、つまり、保水機能を有するので、夏季等において、舗装体10の温度を下げることもできる。
【0026】
このような充填物12は、例えば、開粒度混合物層11の連続空隙に、保水性グラウト(保水材)を注入、硬化させることで形成される。保水性グラウトは、本願出願人による特許第3156151号公報の「シルト系充填材」と同義であり、シルト系粉末、セメント系固化材、水、添加剤として減水剤または凝結遅延剤を所定配合で混合したものである。
ただし、充填物12(保水材)の具体的種類はこれに限定されず、その他の充填物(保水材)から適宜選択して使用できる。
【0027】
シルト系粉末としては、例えば、岩石を集塵したものを使用できる。セメント系固化材としては、超速硬性セメント、普通ポルトランドセメント、超早強セメント、早強セメント、高炉セメント等から、施工条件等を考慮し適宜選択して使用できる。添加剤の減水剤としては、例えば、カルボン酸系またはメラニン系等の減水剤を使用でき、添加材の凝結遅延剤としては、例えば、SBR系、アクリル系、酢酸ビニル系のポリマーエマルジョンを使用できる。
【0028】
<舗装体−香料粒>
香料粒13は、香料成分(例えば、2,6−ジ−ターシャリ−ブチル−4−クレゾール)を含み、香りを発生する(芳香を放つ)粒である。また、香料粒13は、充填物12の細孔よりも小さく、この細孔に収容・保持される程度の大きさである。
さらに、香料粒13は、水に難溶性、つまり、水に対して緩やかな溶解性を有すると共に、充填物12の細孔に保持されている。これにより、香料粒13が雨水や打ち水等によって容易に流出せず、香りが長期間にて持続するようになっている。
【0029】
<水供給手段>
図1に戻って説明を続ける。
水供給手段20は、舗装体10(充填物12、香料粒13)に水を供給する手段であり、水を貯溜するタンク21と、水を圧送するポンプ22と、を備えている。そして、制御装置40の指令に従ってポンプ22が作動すると、タンク21の水が、配管21a、ポンプ22、配管22aを通って、舗装体10に供給されるようになっている。
【0030】
なお、配管22aの下流側は、複数に分岐すると共に、図2に示すように、舗装体10に埋設されている。そして、配管22aには複数の供給孔22bが形成されており、水が供給孔22bを通って舗装体10に供給されるようになっている。
ただし、このように舗装体10の内部から水が供給される構成に限定されず、舗装体10の表面に水が散布される構成でもよい。
【0031】
<環境状態検出手段>
環境状態検出手段は、温度センサ31、32と、湿度センサ33と、降雨センサ34と、カレンダ35と、を備えている。
温度センサ31は、外気温度を検出し、制御装置40に出力するようになっている。温度センサ32は、路面温度(舗装体10の温度)を検出し、制御装置40に出力するようになっている。湿度センサ33は、外気の湿度(相対湿度)検出し、制御装置40に出力するようになっている。降雨センサ34は、降雨を検出し、制御装置40に出力するようになっている。カレンダ35は、日付、時刻を制御装置40に出力するようになっている。
【0032】
<制御装置>
制御装置40は、舗装体システム1を電子制御する制御装置であり、CPU、ROM、RAM、各種インタフェイス、電子回路などを含んで構成されており、その内部に記憶されたプログラムに従って、各種機能を発揮し、各種機器を制御するようになっている。
【0033】
例えば、制御装置40は、温度センサ31から入力される外気温度が所定外気温度(例えば30℃)以上である場合、ポンプ22を作動させ、舗装体10に水を供給するように設定されている。
また、制御装置40は、温度センサ32から入力される路面温度が所定路面温度(例えば35℃)以上である場合、ポンプ22を作動させ、舗装体10に水を供給するように設定されている。
【0034】
また、制御装置40は、湿度センサ33から入力される湿度が所定湿度(例えば20%RH)以下である場合、ポンプ22を作動させ、舗装体10に水を供給するように設定されている。
また、制御装置40は、降雨センサ34を介して降雨があると判断した場合、ポンプ22を停止するように設定されている。
【0035】
また、制御装置40は、カレンダ35から入力される時刻が、例えば、10時〜15時の間である場合、定期的に(例えば1時間毎)、ポンプ22を作動させ、舗装体10に水を供給するように設定されている。
【0036】
また、舗装体10が、季節(春、夏等)に対応した香りの香料粒13を複数種類にて備え、舗装体10の平面視において香料粒13を香り毎に区分けし、水供給手段20が各香料粒に水を供給可能な構成である場合、制御装置40は、カレンダ35から入力される日付に基づいて季節を求め、この季節に対応する香料粒13に水が供給されるように、ポンプ22を作動するように構成されている。
【0037】
≪舗装体システムの作用効果≫
このような舗装体システム1によれば、次の作用効果を得る。
降雨や打ち水等による水分が、充填物12の細孔に保持される。そして、水を保持している場合、その水分が蒸発し水蒸気となる際、香料粒13が僅かに水蒸気に溶出・気化・分散し、その結果、舗装体10から香りが発生し、芳香が放たれる。
ここで、香料粒13は、充填物12に保持されているので、雨水や打ち水等によって容易に流出せず、香りが長期間にて持続される。
【0038】
一方、水を保持していない場合でも、香料粒13が僅かながらも昇華し、香りが発生し、芳香が放たれる。この場合において、香料粒13は充填物12に保持されているので、外気との接触面積は、香料粒13が単に散布された構成等に対して、小さくなる。したがって、香料粒13の昇華速度は遅くなり、その結果、香りが長期間にて持続される。
【0039】
また、このように水を保持していない場合でも、制御装置40がポンプ22を作動させ、舗装体10(香料粒13)に水を供給することにより、香りを回復させることができる。
【0040】
さらに、図3に、試験施工後における舗装体10の香り強度の変化を示す。
なお、香料濃度が3%の香料液を、4L/mで散布した。また、香り強度は、6段階臭気強度表示法に基づいて評価した。さらに、図3において、「散水」、「小雨」を示す日以外の天候は、晴天である。
【0041】
図3に示すように、舗装体10は、施工後40日以上、香り(芳香)を継続して放ち続けている。また、5日以上晴天が続くと、舗装体10の表面(路面)は、乾燥状態に近づくものの、舗装体10は香り(芳香)を継続して放ち続けている。さらに、降雨や散水によって、舗装体10が水分を保持すると、保持された水分の蒸発に伴って、香り強度が上昇し回復している。
これに対して、保水性を有しない密粒度アスファルト舗装に香料液を散布したものでは、散布後の翌日、香り強度が「1」以下に低下した。
【0042】
≪舗装体の施工方法≫
次に、舗装体10の施工方法を説明する。
舗装体10の施工方法は、硬化することによって充填物12となる保水性グラウトを、開粒度混合物層11の連続空隙に注入する第1工程と、保水性グラウトが硬化して細孔を有する充填物12が形成された後、香料粒13が溶媒に分散した香料液を開粒度混合物層11の表面に散布する第2工程と、溶媒を気化させて香料粒13を充填物12の細孔に保持させる第3工程と、を含む。
【0043】
この場合において、前記香料液は、香料粒13が有機溶媒(エタノール等)に溶解した香料原液を、水に、質量比で1〜10%で希釈したものであることが好ましい。そして、第2工程において、この香料液を、0.5〜10L/mで散布することが好ましい。
このようにすれば、舗装体10の全体に、香料粒13を分布し易くなる。
【0044】
≪変形例≫
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されず、例えば次のように変更できる。
【0045】
前記した実施形態に係る舗装体10の施工方法を、次のように変形してもよい。
すなわち、変形例に係る舗装体10の施工方法は、香料粒13が有機溶媒に分散した香料液と、硬化することによって充填物12となる保水性グラウトとを混合し、グラウト溶液を調製する第A工程と、このグラウト溶液を、開粒度混合物層11の前記連続空隙に注入する第B工程と、保水性グラウトを硬化させると共に、有機溶媒を気化させて香料粒13を充填物12の細孔に保持させる第C工程と、を含むように変形してもよい。
また、既設の保水性舗装体に、前記香料液を散布することによって、舗装体10を施工してもよい。この場合において、既設の保水性舗装体は、複数の保水性ブロックが敷き詰められて構成されたものでもよい。
【符号の説明】
【0046】
1 舗装体システム
11 開粒度混合物層
12 充填物
13 香料粒
20 水供給手段
21 タンク
22 ポンプ
31、32 温度センサ
33 湿度センサ
34 降雨センサ
35 カレンダ
40 制御装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
連続空隙を有する開粒度混合物層と、
前記連続空隙に充填され、水を保持する細孔を有する充填物と、
前記充填物に保持され、香りを発生する香料粒と、
を備える
ことを特徴とする舗装体。
【請求項2】
前記香料粒は水に難溶性である
ことを特徴とする請求項1に記載の舗装体。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の舗装体と、
前記舗装体に水を供給する水供給手段と、
を備える
ことを特徴とする舗装体システム。
【請求項4】
連続空隙を有する開粒度混合物層と、
前記連続空隙に充填され、水を保持する細孔を有する充填物と、
前記充填物に保持され、香りを発生する香料粒と、
を備える舗装体の施工方法であって、
硬化することによって前記充填物となるグラウトを、前記開粒度混合物層の前記連続空隙に注入する第1工程と、
グラウトの硬化後、前記香料粒が溶媒に分散した香料液を前記開粒度混合物層の表面に散布する第2工程と、
前記溶媒を気化させて前記香料粒を前記充填物に保持させる第3工程と、
を含む
ことを特徴とする舗装体の施工方法。
【請求項5】
連続空隙を有する開粒度混合物層と、
前記連続空隙に充填され、水を保持する細孔を有する充填物と、
前記充填物に保持され、香りを発生する香料粒と、
を備える舗装体の施工方法であって、
前記香料粒が溶媒に分散した香料液と、硬化することによって前記充填物となるグラウトとを混合し、グラウト溶液を調製する第A工程と、
前記グラウト溶液を、前記開粒度混合物層の前記連続空隙に注入する第B工程と、
グラウトを硬化させると共に、前記溶媒を気化させて前記香料粒を前記充填物に保持させる第C工程と、
を含む
ことを特徴とする舗装体の施工方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2012−172441(P2012−172441A)
【公開日】平成24年9月10日(2012.9.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−36685(P2011−36685)
【出願日】平成23年2月23日(2011.2.23)
【出願人】(390002185)大成ロテック株式会社 (90)
【Fターム(参考)】