説明

薄いペリクルビームスプリッタの製造

ペリクルビームスプリッタ(200,300,400,500,600,612,716)を製造するための方法は、アパーチャ(214,606,610,718,720)を支持基板(202,608,700)内にエッチングして、ビームスプリッタ基板(208,406,710)を該支持基板の上面に対して結合して該ビームスプリッタ基板が該アパーチャを覆うようにして、及び、少なくとも1つの光学コーティング(210、212、402、404、602、604、712、714)を前記ビームスプリッタ基板上に蒸着する、ことを含む。ペリクルビームスプリッタは、支持基板(202,608,700)と、半導体製造プロセスを用いて該支持基板内に作成されたアパーチャ(214,606,610,718,720)と、該アパーチャを覆うビーム分割コーティング(210,402,602,712)とを含む。

【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
光エネルギーを分離するか又は混合するために、広範囲の様々な光学通信(フォトニクス)用途においてビームスプリッタが使用されている。ビームスプリッタは、部分的に反射面を用いて、入射光の一部分を反射する一方で、その残りが該ビームスプリッタを透過させられることを可能にする。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0002】
しかしながら、多くのビームスプリッタの構成は、比較的厚い基板上に蒸着された(又は堆積させられた)ビーム分割コーティングを用いている。この厚い基板は、それた(外れた)反射、ゴーストの発生、ビームオフセット、容認不可能な光干渉、及び他の問題につながる可能性がある。
【図面の簡単な説明】
【0003】
【図1】本明細書内において記載された原理よる、平行板ビームスプリッタの例示的な一実施形態を示す図である。
【図2】本明細書内において記載された原理に従って、リソグラフィー処理を用いてペリクルビームスプリッタを製造するための例示的な一方法を示す図である。
【図3】本明細書内において記載された原理に従って、リソグラフィー処理を用いてペリクルビームスプリッタを製造するための例示的な一方法を示す図である。
【図4】本明細書内において記載された原理に従って、リソグラフィー処理を用いてペリクルビームスプリッタを製造するための例示的な一方法を示す図である。
【図5】本明細書内において記載された原理に従って、リソグラフィー処理を用いてペリクルビームスプリッタを製造するための例示的な一方法を示す図である。
【図6A】本明細書内において記載された原理に従って、統合基板上においてペリクルビームスプリッタを製造するための例示的な方法を示す図である。
【図6B】本明細書内において記載された原理に従って、統合基板上においてペリクルビームスプリッタを製造するための例示的な方法を示す図である。
【図7A】本明細書内において記載された原理に従って、リソグラフィー処理を用いてペリクルビームスプリッタを製造するための例示的な方法を示す図である。
【図7B】本明細書内において記載された原理に従って、リソグラフィー処理を用いてペリクルビームスプリッタを製造するための例示的な方法を示す図である。
【図8】本明細書内において記載された原理に従って、リソグラフィー処理を用いてペリクルビームスプリッタを製造する例示的な一方法を示すフローチャートの図である。
【図9】本明細書内において記載された原理に従って、リソグラフィー処理を用いてペリクルビームスプリッタを製造する例示的な一方法を示すフローチャートの図である。
【図10】本明細書内において記載された原理に従って、リソグラフィー処理を用いてペリクルビームスプリッタを製造する例示的な一方法を示すフローチャートの図である。
【実施例】
【0004】
添付図面は、本明細書内において記載された原理の様々な実施形態を示しており、本明細書の一部である。その示された実施形態は、単なる例であり、特許請求の範囲を限定しない。
【0005】
図面全体を通じて、同一の参照番号は、類似であるが必ずしも同一であるとは限らない要素を示す。
【0006】
詳細な説明
上述のように、光エネルギーを分離するか又は混合するために、広範囲の様々な光学通信(フォトニクス)用途においてビームスプリッタが使用されている。ビームスプリッタは、部分的に反射する面を用いて、入射光の一部分を反射する一方で、その入射光の残りが該ビームスプリッタを透過させられることを可能にする。例えば、ビームスプリッタによって、主要な光ビームのうちのわずかな部分が、測定のために進路をそらされることが可能になる一方で、該光ビームのうちの残りが、光学系を通じて進み続けることが可能になる。
【0007】
多くの用途において、所望の分割比、低損失、温度安定性、及び適正な偏光特性を得るためには、ビームスプリッタは正確に構築されなければならない。ビームスプリッタを作成する一般的な方法は、誘電干渉フィルタを用いてその入射光を分割する。様々な他のタイプのビーム分割方法を使用することもまた可能である。
【0008】
限定するためでなく例示を目的として、ビーム分割層は、薄い金属層、水玉模様金属構成、サブ波長アパーチャ、及び多くの他の光学コーティングを含む。誘電干渉フィルタか又は他のビームスプリッタ層は、大抵の所望の光学特性を提供するが、それらは、典型的には、厚い基板上に蒸着される(又は堆積させられる)。該厚い基板は、ビームスプリッタの機械的な完全性を維持し、光学コーティングのひび割れか、バクリングか、又は屈曲を引き起こすこととなるストレスを回避する。しかしながら、基板の厚みが、幾つかの望ましくない光学特性を結果として生じさせる。該望ましくない光学特性には、伝送ビームの吸収に起因するより大きな光損失と、結果としてゴースト、アライメント、及びカップリングの問題が生じる可能性がある伝送ビームのオフセットとが含まれる。
【0009】
薄い基板上にビーム分割コーティングを蒸着することにより、これらの望ましくない光学特性を最小化することができる。引き伸ばされた有機材料か又は窒化メンブレンのような非常に薄い基板で構成されたビームスプリッタが、ペリクルビームスプリッタと呼ばれる。ペリクルビームスプリッタは、様々な自由空間アプリケーションに適合可能であるが、それらは、不安定である可能性があり、構築するのが難しく、壊れやすい。
【0010】
以下の記載において、本システム及び方法の完全な理解を提供するために、多数の特定の詳細事項が、説明することを目的として記載されている。しかしながら、本装置、システム、及び方法は、これらの特定の詳細事項が無くても実践され得るということが当業者にとって明らかであろう。「一実施形態」か、「一例」か、又は類似の言葉に対する本明細書内の参照は、実施形態か又は例に関連して記載されたある特定の特徴か、構成か、又は特性が、少なくともその一実施形態内に含まれるが、他の実施形態内には必ずしも含まれているとは限らないということを意味する。本明細書内の様々な箇所における、フレーズ「一実施形態において」か又は類似のフレーズの様々な事例は、同じ実施形態を全て指しているとは必ずしも限らない。
【0011】
図1は、従来の平行板ビームスプリッタ(100)の例示的な一実施形態である。この例において、該平行板ビームスプリッタ(100)は、比較的厚い基板(118)を含む。該基板(118)は、光学コーティングが蒸着され得る機械的に及び光学的に安定した構造を提供する。典型的には、平行板ビームスプリッタは、基板(118)の第1の側部上に、ビーム分割コーティング(102)を有することとなり、基板(118)の第2の側部上に、反射防止コーティング(104)を有することとなる。入射ビーム(108)は、中央ライン(106)に沿って伝搬するように示されている。入射ビーム(108)が、ビーム分割コーティング(102)に突き当って、反射ビーム(110)と、伝送ビーム(112)とに分割される。
【0012】
この実施形態において、反射ビーム(110)は、ビームスプリッタ(110)によって入射ビームに対して垂直な方向に向けられる。反射ビーム(110)内の光量と、反射ビーム(110)の方向とが、入射ビーム(108)の特性と、ビーム分割コーティング(102)の組成と、入射ビーム(108)がビームスプリッタ表面(102)に突き当たる角度と、他の要因とによって決定される。
【0013】
入射ビーム(108)の一部が、ビーム分割コーティング(102)を通過して、ビームスプリッタ基板(118)内へと伝送ビーム(112)として入る。伝送ビーム(112)の方向は、該伝送ビームがビームスプリッタ基板(118)を通過する時に変更される。これは、周囲媒体と、ビームスプリッタ基板(118)との間の境界面における光の屈折に起因する。伝送ビーム(112)は、ビームスプリッタに入った入射ビーム(108)と同じ角度でビームスプリッタを出て行くが、該伝送ビーム(112)は、オフセット寸法(114)によって図示されているように、中央ラインからオフセットされる。幾つかの実施形態において、このオフセットが、光エネルギーの過剰な損失を生じさせる可能性がある。何故ならば、該伝送ビームが、ターゲット導波路と正しく位置合わせされなくなる場合があるからである。
【0014】
追加的には、伝送ビーム(112)の一部が、ビームスプリッタ基板(118)と周囲媒体との間の境界面において反射される。反射防止コーティング(104)が、この望ましくない反射を最小化しようとする。しかしながら、伝送ビームのうちの少なくとも一部が、該ビームスプリッタ基板を通じて戻るように反射させられて、反射ビーム(110)と平行であるが該反射ビームからオフセットされて出ていく場合がある。この望ましくない反射は、ゴーストイメージ(116)と呼ばれる。立方体ビームスプリッタのようなかなりの厚みを有したビームスプリッタの他のジオメトリは、表面反射及び内部干渉による類似した問題を有する可能性がある。
【0015】
これらの望ましくない特性のうちの幾つかを、ペリクルビームスプリッタを用いることによって最小化することができる。ペリクルビームスプリッタは、従来のプレートビームスプリッタよりもずっと薄い。典型的には、ペリクルビームスプリッタは、引き伸ばされたメンブレンを基板として用いる。ビーム分割及び反射防止コーティングを、該メンブレンのうちの1つか又は複数の表面上に蒸着することができる。ペリクルビームスプリッタの厚みが非常に薄いため、ゴーストビーム(116)と反射ビーム(110)との間のオフセットを、ほぼ低減させることができる。同様に、伝送ビーム(112)と入射ビーム(108)との間のオフセットも、ほぼ低減させることができる。
【0016】
しかしながら、ペリクルビームスプリッタは、該ペリクルビームスプリッタを作り上げているメンブレンを適正に支持することを含む様々な問題を有する。支持問題に加えて、メンブレンのデリケートな性質のため、ペリクルビームスプリッタは壊れやすく外部振動に敏感である可能性がある。
【0017】
本明細書全体を通して、単一光学構成要素の構造が図示されている。多くの類似の特徴を、類似のステップ及び処理を用いて並列に構成することができるということが、当業者であれば理解されよう。
【0018】
図2は、半導体製造技法を用いてペリクルビームスプリッタを生成するための例示的な一方法の図である。この例示的な実施形態において、ガラスか又は他の光学材料のような実績のある基板材料を用いて、マイクロスケールのペリクルビームスプリッタが構築される。限定するためでなく例示を目的として、ガラス基板は、BK7光学ガラスのようなホウケイ酸ガラスか、石英ガラス/溶融水晶か、サファイアか、又は他のガラスとすることができる。幾つかのアプリケーションでは、ゲルマニウムか、セレン化亜鉛か、フッ化カルシウムか、フッ化バリウムか、フッ化マグネシウムか、又は他の材料などの、他の実績のある光学基板を使用することが望ましい場合がある。これらの基板は、従来のペリクルビームスプリッタにおいてビームスプリッタ基板として用いられるメンブランよりも、かなりより構造物的である。
【0019】
ペリクルビームスプリッタを構築するために用いられる半導体製造技法には、蒸着、材料除去、マスキング、ボンディング、ハンドリング、ドーピング、クリーニング、コーティング、及び他の技法を含めることができる。例示的な一実施形態によれば、そのプロセスは、支持基板(202)上のハードマスク層としての窒化ケイ素(Si)層(204、206)の低圧化学気相成長法(LPCVD)から開始される。その最終形態において、該支持基板(202)は、ペリクルビームスプリッタの堅牢性を高める機械的構造を提供し、それが安全に扱われることを可能にする。例示的な一実施形態によれば、支持基板(202)は、両面の研磨されたシリコン基板とすることができる。
【0020】
低圧化学気相成長法は、高い純度の薄膜を生成するために用いられる化学プロセスである。基板表面上において反応及び/又は分解する1つか又は複数の揮発性前駆体化学コンパウンドに支持基板(202)がさらされて、所望の薄膜が生成される。低圧化学気相成長法において、この処理が、大気中の値よりも低い圧力において実施されて、望んでいない気相相互作用が低減され、及び、支持基板(202)全体にわたる薄膜の均一性が改善される。マスク材料及びプロセスは、本明細書内において記載された例に限定されず、該マスク材料及びプロセスには、ウェットか又はドライエッチングプロセスに耐える様々な適合可能な材料及びプロセスを含めることができる。限定するためでなく例示を目的として、これらの材料及びプロセスには、高密度な酸化ケイ素、低ストレスの窒化ケイ素、金属層、及び高分子層の蒸着を含めることができる。
【0021】
第2のステップにおいて、フォトレジスト(208)が、上部窒化ケイ素層(204)の最上面に提供される。フォトレジストは、表面上にパターン化されたコーティングを形成するために用いられる感光材料である。例示的な一実施形態によれば、ネガティブ・フォトレジストが使用される。ネガティブ・フォトレジスト層(208)の一部分が紫外線にさらされる。紫外線は、該紫外線が当るフォトレジストの一部分を硬化させる。フォトレジスト層(208)の硬化領域は、フォトレジスト現像液に対して比較的不溶性となる。次いで、該フォトレジスト現像液が、フォトレジスト層(208)における硬化されてない部分を溶解させて、硬化したフォトレジストのパターン(すなわちマスク)を、窒化ケイ素層(204)の最上面上に残す。従って、窒化ケイ素層(204)が、次いで、ドライエッチングされて、窒化ケイ素層(204)内の窓を通じて、下部のシリコン基板(202)の一部が露出される。ドライエッチングは、露出材料の一部分を除去するイオンによる爆撃によって露出材料を取り除くことを指す。次いで、硬化フォトレジスト(208)が、化学的に除去される。
【0022】
代替の一実施形態において、フォトレジスト(208)を用いることなく、ハードマスク層(204、206)をパターン化することができる。この実施形態において、ハードマスク層(204、206)が、レーザ・マイクロマシンニングか、又は類似した処理によって除去される。レーザ・マイクロマシンニングにおいて、焦点が合わされたレーザビームが、ハードマスク層(204、206)を横切って走査される。レーザの強度は、マスク材料(204、206)のアブレーション閾値よりも高い。走査か又はパルスの数を制御することにより、ハードマスク(204、206)が選択的に取り除かれて、下部基板の一部が露出される。
【0023】
第3のステップにおいて、化学エッチング処理が用いられて、露出した基板(202)の一部が除去される。例示的な一実施形態によれば、水酸化カリウム(KOH)ウェットエッチングが用いられて、上部窒化ケイ素層(204)内の窓を通じて露出したシリコン基板(202)の一部が除去される。ウェットエッチング中に、様々なパラメータを制御して、所望のジオメトリを得ることができる。例えば、エッチング化学薬品が基板材料に接触している時間の長さによって、キャビティの深さを制御することができる。所望の等方性又は異方性特性を有したエッチング液(エッチャント)を選択することによって、アンダーカットする(又はバイアスする)距離を制御することができる。例示的な一実施形態によれば、下部窒化ケイ素層(206)が、水酸化カリウム・ウェットエッチングに耐えて、シリコン基板における下面を保護する。この例では、水酸化カリウム・ウェットエッチングが、アパーチャ(214)を生成する。該アパーチャ(214)は、シリコン基板の厚み全体を貫通するものであり、上部の開口部が、下部の開口部よりも、より広い状態にある。アパーチャの最終的なジオメトリが、シリコン基板(202)の結晶配向と、シリコン基板(202)の厚みと、上部窒化ケイ素層(204)内の窓開口とに依存するということを、当業者は理解されよう。追加的には、水酸化カリウムの代りに使用され得る、水酸化テトラメチルアンモニウム(TMAH)のような他のウェットエッチング液か、又はドライエッチングアプローチに当業者は気づかれよう。
【0024】
第4のステップにおいて、窒化ケイ素層(204、206)が、シリコン基板(202)から除去される。第5のステップにおいて、ガラス基板(208)が、シリコン基板(202)に対して結合される。次いで、ガラス基板(208)は、再表面仕上げが行われる。例示的な一実施形態によれば、該再表面仕上げには、研削(グラインディング)、ラッピング、及び研磨処理を含めることができ、それらの処理が、所望の、ガラス基板(208)の厚み、表面形状、及び仕上がりを達成させる。
【0025】
第6のステップにおいて、ビーム分割コーティング(210)と、反射防止コーティング(212)とが、ガラス基板(208)の上面及び下面の上に蒸着される。例示的な一実施形態によれば、ビーム分割コーティング(210)は、可変の組成及び厚みを有した異なる光学薄膜のマルチレイヤからなるものとすることができる。
【0026】
この手法において、マイクロスケール・ペリクルビームスプリッタは、光ファイバか又は導波路の用途に特に適合可能となるように構築され得る。例示的な一実施形態によれば、ペリクルビームスプリッタ(200)は、より大きな光学系における統合された部分としてそのままの状態で構築され得る。代替の実施形態において、シリコンウェーハ上に構築された様々なペリクルビームスプリッタ(200)を、ディスクリートな構成要素内へと単独化(単一化)することができ、及び、光学系内における所望の位置へと機械的に配置することができる。
【0027】
図3は、マルチレイヤ及び反射防止コーティングを配置するための代替の構成を示す。図2に類似して、窒化ケイ素層(204、206)が、シリコン基板(202)上に蒸着される。窒化ケイ素上部層(204)がドライエッチングされて、下部シリコン基板を露出させる窓が形成される。水酸化カリウムウェットエッチングが、下部シリコン基板(202)内にアパーチャ(214)を形成する。次いで、該窒化ケイ素層(204、206)が、シリコン基板(202)から取り除かれる。次いで、ビームスプリッタ基板(208)が、シリコン基板(202)に対して結合される。上述のように、ビームスプリッタ用途に必要とされる所望の表面形状を達成させるために、ビームスプリッタ基板(208)とシリコン基板(202)とを、ラッピング及び研磨することができる。
【0028】
この例示的な実施形態では、反射防止コーティング(212)が、ガラス基板(208)の上面上に蒸着され、ビーム分割コーティング(210)が、ガラス基板(208)の下面上に蒸着される。反射ビームが、ビームスプリッタ基板(208)を通過することが必要とされないように、ビーム分割コーティングに最初に突き当ることが、通常、入射ビームにとって望ましい。その残った光が、ビーム分割コーティング(210)を透過させられて、ビームスプリッタ基板(208)内へと入ることとなる。理想的には、この透過ビームのうちの100%が、反射防止コーティング(212)を通じて出ることとなる。入射ビームが、シリコン基板側からビームスプリッタ(300)をアプローチする場合の用途において、この構成は利点を有する可能性がある。
【0029】
図4は、半導体製造技法を用いて、ペリクルビームスプリッタ(400)を生成するための代替方法を説明している。例示的な一実施形態によれば、シリコン基板(202)に結合される状態の前に、ビームスプリッタ基板(406)が、ビーム分割コーティング(402)でコーティングされる。次いで、シリコン基板(202)が、低圧化学気相成長法を用いて、窒化ケイ素によってコーティングされて、上部層(204)と下部窒化ケイ素層(206)とが形成される。以前に述べたように、下部シリコン基板を露出させる窒化ケイ素窓を、フォトレジストマスクを用いてドライエッチングすることができる。次いで、ウェットエッチングを用いて、シリコン基板(202)内にアパーチャ(214)を生成することができる。次いで、窒化ケイ素層(204、206)が、シリコン基板(202)から取り除かれる。蒸着されたビーム分割コーティング(202)と共にビームスプリッタ基板(406)が、次いで、シリコン基板(202)に対して結合される。所望の任意の更なるラッピング及び研磨に引き続いて、ガラス基板(406)の上面上に反射防止コーティング(404)を蒸着することができる。
【0030】
図5は、ペリクルビームスプリッタ(500)を示す。該ペリクルビームスプリッタ(500)において、ビーム分割コーティング(402)と反射防止コーティング(404)の位置が逆になっている。反射防止コーティング(404)が、支持基板(406)上に蒸着される。シリコン基板(202)内にアパーチャが、以前に説明した手法にほぼ類似した手法で形成される。該アパーチャの形成に引き続いて、支持基板(406)が、反射防止コーティング(404)を下に有したシリコン基板に対して結合される。次いで、支持基板(406)が、所望の厚みにラッピング/グラインディングされて、所望の表面仕上がりを達成するために研磨される。次いで、ビーム分割コーティング(402)が、アパーチャを通じて、支持基板(406)の下面上に蒸着される。
【0031】
図6Aは、統合基板(608)を用いてペリクルビームスプリッタ(600)を作成するための方法を示す。この例示的な実施形態によれば、統合基板(608)は、支持基板(例えば、図2の202を参照)とビームスプリッタ基板(例えば、図2の208を参照)との両方の機能を果たす。統合基板(608)の上面が、所望の表面形状及び仕上がりにラッピング及び研磨される。次いで、ビーム分割コーティング(602)が、統合基板(608)の上面上に蒸着される。
【0032】
第2のステップにおいて、統合基板(602)の裏面がエッチングされて、くぼみ(606)が形成される。例示的な一実施形態よれば、くぼみ(606)の底は、ほぼ平面であり、反射防止コーティング(604)が、該くぼみ(606)の底に蒸着される。ビームスプリッタ上に入射する光エネルギーの一部が、基板(608)を通過するため、該基板(608)は、ターゲット光エネルギーの波長において少なくとも部分的に透過である。
【0033】
この構成を、感光ガラスからなる統合基板(608)から作成ことができる。その製造プロセスは、紫外線に感光ガラスをさらすことを含む。限定するためでなく例示を目的として、1ミリメートル厚のFOTURAN(登録商標)感光ガラス基板を、以下のステップを用いてパターン化することができる。
【0034】
まず最初に、マスクが用いられて、エッチング処理に耐えて残ることとなる基板の一部にカバーが掛けられる。例示的な一実施形態によれば、該マスクを、クロム層から作ることができる。
【0035】
次に、感光ガラス基板におけるマスクされていない部分が、290nmと330nmとの間の波長と、2J/cmを越えるエネルギー密度とを有した紫外線にさらされる。例示的な一実施形態によれば、紫外線のエネルギー密度は、20J/cmとすることができる。そのUV光を、水銀ランプか又は走査UVレーザを含む様々な方法を用いて提供することができる。
【0036】
第3のステップにおいて、感光ガラス基板が、数時間、500〜600Cにおいて熱処理される。感光ガラス基板の露出領域は、その熱処理中に結晶化され、露出されていない領域よりも最大で20倍まで高速なエッチング速度を有する。次いで、エッチング溶液が提供される。例示的な一実施形態よれば、そのエッチング液は、室温におけるフッ化水素酸の10%溶液であり、約10um/分のエッチング速度が生じられる。温度、材料組成、材料構造、化学成分、及び他の要因を含む様々な要因によって、このエッチング速度は影響される。このプロセスを、統合基板(608)内に形成されるくぼみ(606)か又は他の構造を生成するために用いることができる。
【0037】
図6B内に示されている代替の一実施形態において、ビームスプリッタ(612)が、追加的な支持無しに、統合基板(608)内のアパーチャ(610)にわたるビーム分割コーティング(602)から構成されている。第1のステップにおいて、ビーム分割コーティング(602)が統合基板(608)に対して提供される。エッチング処理が用いられて、アパーチャ(610)が生成される。該アパーチャ(610)は、統合基板(608)の厚みを貫通する。該エッチング処理は、ビーム分割コーティング(602)を阻害しない。例えば、その処理のエッチング時間は、ビーム分割コーティングが阻害されないように制御され得るか、或いは、エッチング処理がビームスプリッタに対して損害を与えることを防止するために、停止エッチング層が組み込まれ得る。ビーム分割コーティング(610)自体が、完全なビーム分割素子となる。ビームスプリッタ基板を支持することが必要とされない。更に、反射防止コーティングも必要とされない。何故ならば、該ビーム分割コーティングが、単独で働くように設計されており、入射光の透過部分が第2の面と相互作用しないからである。
【0038】
記載された原理は、様々な方法及び処理を用いて提供され得り、その一部だけが記載されているということが理解されよう。例えば、ハードマスク層を、シリコン基板の両側に提供することができる。第1のハードマスク層がエッチングされて、所望のパターンの窓が形成される。次いで、ウェットエッチング処理が用いられて、シリコン基板内に所望のアパーチャか又はくぼみが作成される。第2のハードマスク層が、所定の位置に残ったままとなり、マルチレイヤビーム分割コーティングのための支持基板として働く。第1のハードマスク層を、所望の窓が形成された後に、除去するか又は除去しないことが可能である。
【0039】
図7A及び図7Bは、半導体製造プロセスを用いてペリクルビームスプリッタを作成するための代替の方法を示す。第1のステップにおいて、ハードマスク層(702、704)が、支持基板(700)上に蒸着される。例示的な一実施形態によれば、酸化物か又は窒化ケイ素材料の低圧化学気相成長法(LPCVD)を用いて、ハードマスクが蒸着される。支持基板(700)は、シリコンを含む、多くの適合可能な材料のうちの任意の1つとすることができる。例えば、基板(700)は、10.16cm(4インチ)か又は20.32cm(8インチ)の直径のシリコンウェーハとすることができる。
【0040】
第2のステップにおいて、下部ハードマスク層(704)の一部を除去するためにレーザが用いられる。このことは、ハードマスク層(704)を貫通した多くの窓を生成し、支持基板(700)の一部を露出させる。次いで、ウェットエッチングが実施されて、基板(700)内へのくぼみ(718)が生成される。例示的な一実施形態によれば、水酸化テトラメチルアンモニウム(TMAH)が、シリコン基板(700)の異方性エッチング液として用いられる。次に、1つか又は複数のハードマスク層(702、704)が、支持基板(700)から取り除かれる。次いで、支持基板(700)が、ハンドラーウェーハ(708)に対して結合される。限定するためでなく例示を目的として、放熱テープか、水溶性ワックスか、又は類似の一時的な(残りの処理ステップを通して薄いウェーハを扱うことを可能にする)結合手段を用いて、ハンドラーウェーハ(708)に対して支持基板(700)が結合され得る。
【0041】
次に、図7Bを参照すると、ハンドラーウェーハ(708)が用いられて、(バックグラインディング、及び化学的機械的研磨(CMP)処理などの)様々な最終段階処理を通じて、基板(700)が支持される。これらのグラインディング及び研磨処理は、上部ハードマスク層(702)を除去して、くぼみ(718)が基板(700)を貫通するアパーチャ(720)となるまで基板(700)を薄くする。例示的な一実施形態によれば、基板の最終的な厚みは、約250μmである。
【0042】
次いで、ガラスビームスプリッタ基板(710)が、基板(700)の上面に結合される。例示的な一実施形態によれば、該ガラスビームスプリッタ基板(710)は、既に、マルチレイヤビーム分割コーティング(712)によってコーティングされている。図7Bは、ガラスビームスプリッタ基板(710)を示しており、該ビームスプリッタは、ビーム分割コーティング(712)を下にして基板(700)に結合されている。次のステップにおいて、ガラス基板(710)が、次いで、所望の寸法に薄くされ、反射防止コーティング(714)がその上面上に蒸着される。代替の実施形態において、ガラス基板(710)を支持基板に結合する前に、アパーチャ(720)が、ワックスか又はフォトレジストのような適合可能な犠牲材料によって満たされ得る。基板全体にわたる満たされたアパーチャと平坦化された表面とを達成するために、スキージ・コーティングか、インクジェッティングか、又は他の適合可能なアプローチによって犠牲材料が提供され得る。該犠牲材料は、ガラス基板(710)に対して追加的な機械的支持を提供することとなり、後の処理ステップ内において除去され得る。例示的な一実施形態によれば、ガラスの厚みが、10μmに低減される。
【0043】
代替の実施形態において、ガラス基板は、反射防止コーティング(714)によって最初にコーティングされ得り、該反射防止コーティング(714)を下にして支持基板(700)に結合され得る。次いで、支持基板(700)の上面上にビーム分割コーティングが蒸着され得る。
【0044】
最終ステップにおいて、個々のペリクルビームスプリッタ(716)が、単独化(単一化)されて、ハンドラー・ウェーハ(708)から切り離される。次いで、製造下の光学系内に必要とされる場合に、個々のペリクルビームスプリッタ(716)が挿入され得る。
【0045】
図8は、リソグラフィー処理を用いてペリクルビームスプリッタを作成するための例示的な一方法を説明している。第1のステップにおいて、アパーチャが、支持基板内へとエッチングされる(ステップ800)。次いで、ビームスプリッタ基板が、支持基板に対して結合される(ステップ810)。例示的な一実施形態によれば、ビームスプリッタ基板は、支持基板に結合される状態の前に、1つか又は複数の光学コーティングを有することができる。ビームスプリッタ基板上にはまだ含まれていない任意の追加的な光学コーティングが、次いで提供され得る(ステップ820)。個々のペリクルビームスプリッタの完成に引き続いて、該ビームスプリッタは、そのままの状態で使用され得るか、或いは、別々のアプリケーションにおいて使用されるために異なる構成要素へと単独化され得る(ステップ830)。
【0046】
図9は、リソグラフィー処理を用いてペリクルビームスプリッタを作成するための例示的な一方法を説明している。第1のステップにおいて、ハードマスク層が、支持基板上に提供される(ステップ900)。フォトマスキング及びエッチングのような標準的なリソグラフィー処理を用いて、ハードマスク層内に窓が形成される(ステップ910)。ハードマスク層内の窓を通じて、アパーチャが支持基板内へとエッチングされる(ステップ920)。次いで、該ハードマスク層が除去される(ステップ930)。ビームスプリッタ基板が、支持基板に対して結合される(ステップ940)。例示的な一実施形態によれば、該ビームスプリッタ基板は、ビーム分割コーティング又は反射防止コーティングと共に結合され得るか、或いは、ビーム分割コーティング又は反射防止コーティング無しに結合され得る。その結合処理が完了した後に、追加的なコーティングを提供することができる(ステップ950)。ペリクルビームスプリッタが、統合光学回路の不可欠な一部分として作成され得るか、或いは、別々のアプリケーションのために単独化され得る(ステップ960)。
【0047】
図10は、標準的なリソグラフィー処理を用いてペリクルビームスプリッタを作成する例示的な一方法を説明している。第1のステップにおいて、ハードマスク層が、支持基板上に提供される(ステップ1000)。ハードマスク層内に窓が形成される(ステップ1010)。ウェットエッチング処理を用いて該窓を通じて、アパーチャが支持基板内へとエッチングされる(ステップ1020)。次いで、該ハードマスク層が除去される(ステップ1030)。次いで、支持基板が、ハンドラーウェーハに対して、取り外し可能に結合される(ステップ1040)。所望の厚みと支持基板上の表面仕上げとを得るために、支持基板は、次いで、バックグラインディングされて及び/又は化学的にか又は機械的に研磨される(ステップ1050)。次いで、ガラスビームスプリッタ基板が、薄くさせられた支持基板に対して結合される(ステップ1060)。例示的な一実施形態によれば、ガラスビームスプリッタ基板は、該基板に対して結合される前に提供される1つか又は複数のビーム分割又は反射防止コーティングを有することができる。任意の追加的なビーム分割コーティングを、後続する結合処理に提供することができる(ステップ1070)。上述のように、ペリクルビームスプリッタを、そのままの状態で使用することができるか、或いは、別々のアプリケーションのために単独化することができる(ステップ1080)。
【0048】
要約すると、マイクロマシン化されたシリコンフレーム上に、実績のあるビームスプリッタ基板を統合させることが、多くのフォトニクス用途のために必要とされる温度的な及び機械的な安定性を達成させる。実績のあるビームスプリッタ基板の使用によって、成熟した光学コーティング技術が用いられることが可能になり、低い偏光感度と、最小の光損失とが生じる結果となる。特定のフォトニックシステム内に統合されることとなるように、全体構造を設計することができる。提示した設計は、信号ルーティングのために導波路内へとビームスプリッタが組み込まれる光学バスアーキテクチャにおいて、特に有用なものとすることができる。
【0049】
上記説明は、記載された原理の実施形態及び例を図示し及び説明するためにのみ、提示されている。本説明は、網羅的となることを意図しておらず、或いは、これらの原理を、開示した任意の正確な形態へと限定することを意図していない。上記教示に照らし合わせて多くの修正及び変形形態が可能である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
アパーチャ(214、606、610、718、720)を有した支持基板(202、608、700)であって、半導体製造プロセスを用いて、該アパーチャ(214、606、610、718、720)が前記支持基板(202、608、700)内に形成されていることからなる、支持基板と、
前記アパーチャ(214、606、610、718、720)を覆うビーム分割コーティング(210、402、602、712)
とを備える、ペリクルビームスプリッタ(200、300、400、500、600、612、716)。
【請求項2】
前記アパーチャ(606)は、前記支持基板(608)を完全には貫通しておらず、前記支持基板(608)は、あるターゲット光波長において少なくとも部分的に透過な状態であり、前記アパーチャ(606)は、底面を有しており、光学コーティング(604)が、前記底面上に蒸着されていることからなる、請求項1に記載のペリクルビームスプリッタ。
【請求項3】
前記アパーチャ(610)が、前記支持基板(608)を貫通しており、
前記ビーム分割コーティング(602)が、追加的な支持無しに、前記アパーチャ(610)にわたっていることからなる、請求項1に記載のペリクルビームスプリッタ。
【請求項4】
ビームスプリッタ基板(208、406、608、710)を更に備え、前記ビーム分割コーティング(210、402、712)が、前記ビームスプリッタ基板(208、406、608、710)の第1の側部上に蒸着されていることからなる、請求項1に記載のペリクルビームスプリッタ。
【請求項5】
前記アパーチャ(214、718、720)が、前記支持基板(202、700)を貫通しており、
前記ビームスプリッタ基板(208、406、710)が、前記支持基板(202、700)に対して結合されていることからなる、請求項4に記載のペリクルビームスプリッタ。
【請求項6】
反射防止コーティング(212、404、714)を更に備え、
前記反射防止コーティング(212、404、714)が、前記ビームスプリッタ基板(208、406、710)の第2の側部上に蒸着されていることからなる、請求項5に記載のペリクルビームスプリッタ。
【請求項7】
前記アパーチャ(214、606、610、718、720)が、先細のジオメトリを有しており、前記アパーチャが、第1のより大きな開口部と、第2のより小さな開口部とを有しており、前記ビームスプリッタ基板(208、406、710)が、前記第2のより小さな開口部の上に結合されていることからなる、請求項6に記載のペリクルビームスプリッタ。
【請求項8】
前記ビームスプリッタ基板(208、406、710)の前記第1の側部が、前記支持基板(202、700)に対して結合されている、請求項4に記載のペリクルビームスプリッタ。
【請求項9】
前記ビームスプリッタ基板(208、406、710)の前記第2の側部が、前記支持基板(202、700)に対して結合されている、請求項4に記載のペリクルビームスプリッタ。
【請求項10】
ペリクルビームスプリッタを製造するための方法であって、
アパーチャ(214、606、610、718、720)を支持基板(202、608、700)内にエッチングし、
ビームスプリッタ基板(208、406、710)を、前記支持基板(202、608、700)の上面に対して結合し、ここで、該ビームスプリッタ基板(208、406、710)が前記アパーチャ(214、606、610、718、720)を覆っており、及び、
少なくとも1つの光学コーティング(210、212、402、404、602、604、712、714)を前記ビームスプリッタ基板(208、406、710)上に蒸着する
ことを含む、方法。
【請求項11】
ハードマスク層(204、206、702、704)を前記支持基板(202、608、700)上に提供し、
前記ハードマスク層(204、704)内に窓を形成し、及び、
前記アパーチャ(214、718、720)を前記窓を通じてエッチングする
ことを更に含むことからなる、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記ハードマスク層(204、206、702、704)を除去し、及び、前記支持基板(202、608、700)の前記上面に再表面仕上げを行うことを更に含むことからなる、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
ハンドルウェーハ(718)を前記支持基板(700)に対して取り外し可能に結合し、
前記支持基板(700)から材料を除去して、前記支持基板(700)の寸法を低減する
ことを更に含むことからなる、請求項10に記載の方法。
【請求項14】
前記ビームスプリッタ基板(208、406、710)が前記支持基板(202、608、700)に対して結合された後に、反射防止コーティング(212、404、604、714)が蒸着されることからなる、請求項10に記載の方法。
【請求項15】
ペリクルビームスプリッタを統合基板(608)上に製造する方法であって、
ビームスプリッタ層(602)を前記統合基板(608)上に蒸着し、ここで、前記統合基板(608)は、あるターゲット光波長において光学的に透過な状態であり、前記統合基板(608)は、前記ビームスプリッタ層(602)に対して構造的な支持を提供するよう更に構成されおり、
前記統合基板(608)をエッチングして、前記統合基板(608)内にくぼみ(606)を作成し、ここで、前記くぼみは底面を有しており、反射防止コーティング(604)が前記底面に提供されている
ことを含む、方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6A】
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【図6B】
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【図7A】
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【図7B】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公表番号】特表2011−523466(P2011−523466A)
【公表日】平成23年8月11日(2011.8.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−508461(P2011−508461)
【出願日】平成20年5月6日(2008.5.6)
【国際出願番号】PCT/US2008/062794
【国際公開番号】WO2009/136914
【国際公開日】平成21年11月12日(2009.11.12)
【出願人】(511076424)ヒューレット−パッカード デベロップメント カンパニー エル.ピー. (155)
【氏名又は名称原語表記】Hewlett‐Packard Development Company, L.P.
【Fターム(参考)】