説明

血圧計

【課題】手動による血圧計測の長所を保ちながら、計測を容易にして計測者の負担を軽減すると共に、圧力計の読み取り遅れ、読み取った血圧の記憶違いを防止し、血圧計測の精度を向上する。
【解決手段】血圧計本体が、一端がカフからのチューブに他端が送気球に連結される空気通路と、空気通路内の圧力を計測する圧力センサと、表示部と、圧力センサの計測値に基づいて表示部の表示動作を制御する制御部と、決定ボタンを有し、カフ、チューブ、空気通路及び送気球は内部が同じ圧力となるように連通しており、制御部は、決定ボタンが押されたときの圧力を表示部に継続的に表示する。聴診器の音を聞いて決定ボタンを押すだけなので、圧力計を読み取る必要がなく、聴診器の音に集中でき、読み取り遅れのおそれが少なく、計測値の記憶違いによるミスも防止できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、簡易型の電子血圧計に関する。
【背景技術】
【0002】
既存の手動式血圧計は、大別して水銀柱血圧計と、アネロイド式圧力計がある。
水銀柱血圧計は、最も信頼性が高いと言われているもので、図7に示すように、カフ3(上腕に巻く袋状のベルト)に2本のチューブ4が接続され、一方のチューブの他端には水銀柱圧力計5が、他方のチューブの他端には送気球2が接続されているものである。
【0003】
アネロイド式血圧計は、図8に示すように、カフ3(上腕に巻く袋状のベルト)に2本のチューブ4が接続され、一方のチューブの他端にはアネロイド式圧力計6が、他方のチューブの他端には送気球2が接続されており、計測精度は水銀柱血圧計に劣るものの携帯に便利なものである。
【0004】
これらの手動式血圧計の使用方法は概ね以下の通りである。まず、被験者の上腕にカフをきつめに巻き付けて装着し、肘関節屈側中央(動脈部分)に聴診器を当てる。送気球によりカフ内に空気を送り込み、カフ圧を予想される最高血圧よりも高くする。次に、送気球のバルブを緩めて徐々にカフ圧を下げながら聴診器の音を聞き、コロトコフ音が聞こえたときのカフ圧を最高血圧として記憶し、更に徐々にカフ圧を下げ、コロトコフ音が聞こえなくなったときのカフ圧を最低血圧として記憶する。以上の操作を最低2回行い、平均を取る事とされている。
【0005】
また、近年は自動血圧計が普及してきている。これは、例えば下記特許文献1,2に開示されているものである。自動血圧計は、カフの加圧、減圧をモータで自動的に行い、カフに装着されている音響センサでコロトコフ音を検知し、最高血圧及び最低血圧を表示する。モータの駆動、コロトコフ音の解析、表示などはコンピュータ制御による。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開平5−207981号公報
【特許文献2】特開平5−344956号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
前記手動による血圧計測の場合、聴診器の音を聞いて圧力計を読むので、圧力計の読み取りが遅れ、正しい計測ができない場合がある。また、読み取った血圧を記憶するので、記憶違いによるミスの可能性もある。
また、水銀柱血圧計は最も信頼性が高いと言われているが、水銀の使用は環境保護の観点から望ましくない。
【0008】
自動血圧計による血圧計測は、コロトコフ音をコンピュータのプログラムによって画一的に判定するので、血管雑音の個人差などによりコロトコフ音の有無を正しく判定できず、測定誤差が大きい。したがって、自動血圧計により計測した血圧は参考値と考えられている。
【0009】
本発明は、手動による血圧計測の長所を保ちながら、計測を容易にして計測者の負担を軽減すると共に、圧力計の読み取り遅れ、読み取った血圧の記憶違いを防止し、血圧計測の精度を向上することを課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
〔請求項1〕
本発明は、本体と、カフと、送気球を有し、
前記本体が、
一端がカフからのチューブに、他端が送気球に連結される空気通路と、
該空気通路内の圧力を計測する圧力センサと、
表示部と、
前記圧力センサの計測値に基づいて前記表示部の表示動作を制御する制御部と、
決定ボタンを有し、
前記カフ、チューブ、空気通路及び送気球は内部が実質的に同じ圧力となるように連通しており、
前記制御部は、前記決定ボタンが押されたときの前記圧力を前記表示部に継続的に表示することを特徴とする血圧計である。
【0011】
〔請求項2〕
また本発明は、前記表示部が最高血圧表示と最低血圧表示を有し、前記圧力を下げていく過程で最初に前記決定ボタンが押されたときの前記圧力を最高血圧として継続的に表示し、その後前記決定ボタンが押されたときの前記圧力を最低血圧として継続的に表示し、これら表示部の表示動作が前記制御部によって制御される請求項1に記載の血圧計である。
【0012】
〔請求項3〕
また本発明は、前記制御部は、最高血圧を表示した後、再加圧されたことにより前記圧力が上昇したとき、前記最高血圧表示をリセットし、次に決定ボタンが押されたときの前記圧力を最高血圧として継続的に表示する請求項2に記載の血圧計である。
【0013】
〔請求項4〕
また本発明は、前記制御部は、最低血圧を表示した後、再加圧されたことにより前記圧力が最高血圧表示の圧力以下に上昇したとき、前記最低血圧表示をリセットし、次に決定ボタンが押されたときの前記圧力を最低血圧として継続的に表示する請求項3に記載の血圧計である。
【0014】
〔請求項5〕
また本発明は、前記制御部は、最低血圧を表示した後、再加圧されたことにより前記圧力が最高血圧表示の圧力を越えて上昇したとき、前記最高血圧表示及び最低血圧表示をリセットし、次に決定ボタンが押されたときの前記圧力を最高血圧として継続的に表示する請求項4に記載の血圧計である。
【0015】
〔請求項6〕
また本発明は、前記表示部がカフ圧表示を有し、前記制御部が、該カフ圧表示に前記圧力をリアルタイムで表示する請求項1〜5のいずれかに記載の血圧計である。
【0016】
本発明の血圧計を使用するに際しては、被験者の上腕にカフを装着し、肘関節屈側中央(動脈部分)に聴診器を当てる。送気球によりカフ内に空気を送り込み、カフ圧を予想される最高血圧よりも高くする。次に、送気球のバルブを緩めて徐々にカフ圧を下げながら聴診器の音を聞き、コロトコフ音が聞こえたときに決定ボタンを押す。これにより、表示部に最高血圧が継続的に表示される。更に徐々にカフ圧を下げ、コロトコフ音が聞こえなくなったときに決定ボタンを押す。これにより、表示部に最低血圧が継続的に表示される。血圧計測終了後、表示部には最高血圧と最低血圧が表示されている。
【発明の効果】
【0017】
本発明の血圧計は、聴診器の音を聞いて決定ボタンを押すだけなので、圧力計を読み取る必要がなく、聴診器の音に集中でき、読み取り遅れのおそれが少ない。万一、ボタンを押すタイミングを間違えた場合でも、再加圧による再計測が可能である。計測値は表示部に継続的に表示されるので、計測値の記憶違いによるミスも防止される。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】実施例の血圧計の概略図である。
【図2】本体の縦断面図及び送気球の側面図である。
【図3】本体及び送気球の平面図である。
【図4】表示部の平面図である。
【図5】本体のブロック図である。
【図6】血圧計測の一例を示す説明図である。
【図7】水銀柱血圧計の概略図である。
【図8】アネロイド式血圧計の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、実施例を表した図面に基づいて、本発明を詳細に説明する。
図1〜6は本発明の1実施例の血圧計に関し、図1はその概略図、図2は本体1の縦断面図及び送気球2の側面図、図3は本体1及び送気球2の平面図、図4は表示部14の平面図、図5は本体1のブロック図、図6は血圧計測の一例を示す説明図である。
【0020】
図1〜6に示す実施例の血圧計は、本体1、送気球2、カフ3及び本体1とカフ3を接続するチューブ4を有する。送気球、カフ及びチューブは従来の手動血圧計に用いるものと同様のものを使用できる。送気球2には空気抜きのためのバルブ21が備えられている。右利き、左利きの両者が操作できるようバルブ21の向きを、操作者が変えることができるようになっている。
【0021】
本体1は、ケース10内に空気通路11、圧力センサ12、制御部13、表示部14、電池15、決定ボタン16a、リセットボタン16bなどが組み込まれている。空気通路11を本体と一体成型することにより加圧時圧力が一定である。決定ボタン16aは弁操作部の近傍に有り、瞬時に圧力決定を行うことができる。
【0022】
ケース1はプラスチック製の箱であるが、材質はプラスチックに限らない。空気通路11は金属製でパイプ状をなしているが、材質は金属に限らない。圧力センサは市販のものを使用できる。制御部13はマイクロコンピュータ(CPU)で、市販のものを使用できる。表示部14は液晶ディスプレイなどを使用できる。電池15は、本実施例の場合太陽電池であるが、これに限るものではなく、マンガン電池、リチウムイオン電池、アルカリ電池、釦電池など任意のものを使用できる。
【0023】
空気通路11の端部11aにはカフ3からのチューブ4が連結され、他方の端部11bには送気球2が連結される。送気球2、バルブ21、決定ボタン16a等は片手操作が可能な位置に配置されている。
カフ、チューブ、空気通路及び送気球は内部が実質的に同じ圧力となるように連通している。空気通路11には、空気通路内の圧力を計測する圧力センサ12が設けられている。空気通路11とカフ3は連通しており、内部圧力が等しいので、圧力センサで計測した圧力はカフ圧と等しくなる。
【0024】
端部11aにおいて、チューブを容易に取り外すことができ、また、端部11bにおいても送気球を容易に取り外すことができる。カフ内の残留空気を完全に排出するときは、端部11aのチューブの取り外し、又は端部11bの送気球の取り外しにより、容易に対応できる。
【0025】
図5に示されるように、制御部13には、表示部14のほか、圧力センサ12、決定ボタン16a、リセットボタン16b、及びレギュレータを介して電池15が接続されている。制御部13は、予め設定されているプログラムに基づいて、圧力センサ、決定ボタン、リセットボタン、電池の出力に応じて表示部14の表示内容を制御する。
【0026】
制御部は、使用環境(温度)変化に伴う測定誤差を補正する機能を有する。
0点設定は、使用環境(気圧)の相違に影響しない。単体で無接続状態にて使用場所で0mmHg設定を行うことにより、どのような場所でも0mmHgと設定することが可能である。0点設定は新規または電池交換または環境変更時に行い、一旦設定した0点は使用中は維持される。測定後、放置した場合一定時間で自動的にPOWER OFFする。再使用に際して復帰(ON)させる場合は、加圧(空気を送る)もしくはスイッチでONさせる。再使用時は前回測定数値をHOLDもしくはキャンセルさせる機能も付加できる。
【0027】
図4に示されるように、表示部14は最高血圧表示14a、最低血圧表示14b、カフ圧表示14c、電池残量表示14dを有する。最高血圧表示14aは、計測された最高血圧をデジタル(数字)で表示する。最低血圧表示14bは、計測された最低血圧をデジタル(数字)で表示する。カフ圧表示14cは、カフ圧をリアルタイムで表示する棒状のインジケータで、従来の水銀柱圧力計の感覚でカフ圧を見ることができる。図4は、最高血圧180が計測された状態を示している。
【0028】
表示部14は、カラー表示及び/又は白黒表示の液晶パネルを採用できる。また、バックライトを内蔵することにより、暗い室内でも表示確認することが可能である。
【0029】
次に、本実施例血圧計における制御部の制御を具体的に説明する。
血圧計測に際し、被験者の上腕にカフを装着し、送気球によりカフ内に空気を送り込み、カフ圧を予想される最高血圧よりも高くし、次に、送気球のバルブを緩めて徐々にカフ圧を下げながら聴診器の音を聞き、コロトコフ音が聞こえたときに決定ボタンを押すと、表示部に最高血圧が継続的に表示される。このように、制御部は、カフ圧が減圧に転じた後、最初に決定ボタンが押されると、そのときのカフ圧を最高血圧として表示し、この表示はリセットされるまで保たれる。
【0030】
計測者が最高血圧計測の決定ボタンを押すタイミングを間違えたと感じたときは、送気球により再加圧することができる。最高血圧を表示した後に再加圧されると、制御部は最高血圧表示をリセットし、次に決定ボタンが押されたときのカフ圧を最高血圧として新たに表示する。このようにして、最高血圧を計測し直すことができる。
【0031】
最高血圧の計測が終了した後、更に徐々にカフ圧を下げ、コロトコフ音が聞こえなくなったときに決定ボタンを押すと、表示部に最低血圧が継続的に表示される。このように、制御部は、最高血圧を表示した後に再加圧されることなく決定ボタンが押されると、そのときのカフ圧を最低血圧として表示し、この表示はリセットされるまで保たれる。
【0032】
計測者が最低血圧計測の決定ボタンを押すタイミングを間違えたと感じたときは、送気球により再加圧することができる。再加圧によりカフ圧が最高血圧表示の圧力以下に上昇したとき、制御部は最低血圧表示をリセットし、次に決定ボタンが押されたときのカフ圧を最低血圧として新たに表示する。このようにして、最低血圧も計測し直すことができる。
【0033】
再加圧によりカフ圧が最高血圧表示の圧力を越えて上昇したとき、制御部は最高血圧表示と最低血圧表示の双方をリセットし、最高血圧の計測からやり直すことになる。
【0034】
検査が終了すると、表示部には最高血圧と最低血圧が表示されている。この計測結果は必要に応じて書き写すなどして使用できる。本体にSDカードなどの記録媒体を装備すると、測定結果の蓄積や外部PCでの測定結果の利用が可能となる。また、本体にデータ出力端子を設け、プリンタ等の記録媒体を接続して印字したり、外部のPCに出力させることも可能である。更に、無線LANを搭載することにより、外部PC等へ随時出力することも可能である。
1回の計測が終了した後、リセットボタンを押すと、最高血圧表示及び最低血圧表示がリセットされ、次の計測を行うことができる。
【0035】
図6は、本実施例の血圧計により行った計測の一例を示している。横軸は時間、縦軸はカフ圧である。
被験者の上腕にカフを装着し、送気球によりカフ内に空気を送り込み、カフ圧を200にした。次に、送気球のバルブを緩めて徐々にカフ圧を下げながら聴診器の音を聞き、コロトコフ音が聞こえたので決定ボタンを押し、最高血圧180が表示された。しかし、決定ボタンを押すタイミングを間違えたと感じた計測者は送気球により再加圧を行った。これにより最高血圧表示はリセットされた。その後、送気球のバルブを緩めて徐々にカフ圧を下げながら聴診器の音を聞き、コロトコフ音が聞こえたので決定ボタンを押し、最高血圧176が再表示された。更にカフ圧を下げながら聴診器の音を聞き、コロトコフ音が聞こえなくなったので決定ボタンを押し、最低血圧125が表示された。しかし、決定ボタンを押すタイミングを間違えたと感じた計測者は送気球により再加圧を行った。これにより最低血圧表示がリセットされた。その後、送気球のバルブを緩めて徐々にカフ圧を下げながら聴診器の音を聞き、コロトコフ音が聞こえなくなったので決定ボタンを押し、最低血圧105が再表示された。この結果、計測終了後に、最高血圧176、最低血圧105が表示されている。
【0036】
本発明の血圧計は、送気球に代えて外部ポンプ/自動排気弁を繋げることにより、自動加圧/減圧が可能となる。また、カフにコロトコフ音を検知する音響センサを組み入れ、外部自動吸排気機能を付加して自動血圧計にすることも可能である。
【0037】
本発明の血圧計は、本体にストラップが付けられる穴(又はフック)を設け、落下防止/持ち運びしやすい構造にできる。また、本体背面にポケットフックを設け移動中に下げられるようにすることができる。
落下時の衝撃を緩和するため、本体を衝撃カバーに収納することができる。衝撃カバーはシリコン製などの軟らかい素材が好適である。衝撃カバーにもストラップ用の穴(又はフック)やポケットフックを設けることができる。
【符号の説明】
【0038】
1 本体
10 ケース
11 空気通路
12 圧力センサ
13 制御部
14 表示部
14a 最高血圧表示
14b 最低血圧表示
14c カフ圧表示
14d 電池残量表示
15 電池
16a 決定ボタン
16b リセットボタン
2 送気球
21 バルブ
3 カフ
4 チューブ
5 水銀柱圧力計
6 アネロイド式圧力計

【特許請求の範囲】
【請求項1】
本体と、カフと、送気球を有し、
前記本体が、
一端がカフからのチューブに、他端が送気球に連結される空気通路と、
該空気通路内の圧力を計測する圧力センサと、
表示部と、
前記圧力センサの計測値に基づいて前記表示部の表示動作を制御する制御部と、
決定ボタンを有し、
前記カフ、チューブ、空気通路及び送気球は内部が実質的に同じ圧力となるように連通しており、
前記制御部は、前記決定ボタンが押されたときの前記圧力を前記表示部に継続的に表示することを特徴とする血圧計。
【請求項2】
前記表示部が最高血圧表示と最低血圧表示を有し、前記圧力を下げていく過程で最初に前記決定ボタンが押されたときの前記圧力を最高血圧として継続的に表示し、その後前記決定ボタンが押されたときの前記圧力を最低血圧として継続的に表示し、これら表示部の表示動作が前記制御部によって制御される請求項1に記載の血圧計。
【請求項3】
前記制御部は、最高血圧を表示した後、再加圧されたことにより前記圧力が上昇したとき、前記最高血圧表示をリセットし、次に決定ボタンが押されたときの前記圧力を最高血圧として継続的に表示する請求項2に記載の血圧計。
【請求項4】
前記制御部は、最低血圧を表示した後、再加圧されたことにより前記圧力が最高血圧表示の圧力以下に上昇したとき、前記最低血圧表示をリセットし、次に決定ボタンが押されたときの前記圧力を最低血圧として継続的に表示する請求項3に記載の血圧計。
【請求項5】
前記制御部は、最低血圧を表示した後、再加圧されたことにより前記圧力が最高血圧表示の圧力を越えて上昇したとき、前記最高血圧表示及び最低血圧表示をリセットし、次に決定ボタンが押されたときの前記圧力を最高血圧として継続的に表示する請求項4に記載の血圧計。
【請求項6】
前記表示部がカフ圧表示を有し、前記制御部が、該カフ圧表示に前記圧力をリアルタイムで表示する請求項1〜5のいずれかに記載の血圧計。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2013−56088(P2013−56088A)
【公開日】平成25年3月28日(2013.3.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−196940(P2011−196940)
【出願日】平成23年9月9日(2011.9.9)
【出願人】(397016404)株式会社三恵 (2)
【Fターム(参考)】