説明

衛生的な飲料混合及び泡立組立体

【課題】飲料成分を混合し、任意選択で飲料製品を泡立てる飲料ディスペンサ内のアセンブリを提供すること。
【解決手段】このアセンブリは、飲料製品又はその成分に接触する表面の洗浄を行う洗浄システムを備えている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、飲料ディスペンサ(自動販売機)に関し、より詳細には、飲料成分を混合し、任意選択で飲料製品を泡立てるディスペンサ内のアセンブリ(組立体)に関する。
【背景技術】
【0002】
レストラン産業では、混合が必要な飲料はしばしば、混合ボウル内で2つ以上の材料を一緒に迅速に加え、これらの材料を混合し、混合した製品を分配する飲料ディスペンサによって準備される。濃縮飲料、及び/又はシロップ及び乳製品を混合することができ、またある状況において、泡立てられ、消費者が消費するように分配される。製品と接触する飲料ディスペンサ内の表面は、食品沈殿物の堆積を防ぐために定期的な洗浄が必要である。乳製品の残量により、細菌の成長が促進され、腐敗臭を有するまずい食べられない製品に迅速に分解されるので、乳製品を含む飲料を用意するディスペンサでは全て清潔性がより重要である。
【0003】
牛乳系成分を処理する飲料ディスペンサ、特に飲料を泡立てるものには、ディスペンサ・アセンブリの配管及び機械部品内に次第に堆積する残留物を取り除くため、適当な洗浄溶液で定期的及び徹底的な洗浄が必要である。手動で行われる場合、この過程は重労働であり時間もかかる。いくつかの洗浄過程は、分配機械の分解及び再組立が必要である。このような機械を洗浄するのに必要な時間に加えて、洗浄過程での軽視及び過失が飲料品質に影響を与え、重大な健康障害につながる可能性がある。
【0004】
ディスペンサを定位置に保持しながら、表面の洗浄を行う飲料ディスペンサが設計された。本明細書に参照として援用する米国特許出願公開第2004/0118291号は、リザーバ(例えば、容器又は袋)からの牛乳系流体の供給を確立するように構成されたインターフェイス連結部と、牛乳系流体(例えば、牛乳液体濃縮物)を受け、牛乳系製品(例えば、カプチーノ又はラッテ・タイプの飲料)を用意するように構成された混合装置と、牛乳系製品を分配するように混合製品と流体連通するノズルと、インターフェイス連結部から混合装置を通してノズルまで流れるように牛乳系製品を案内するように構成された製品流路と、清浄定位置流路アセンブリとを備える自動ディスペンサを記載している。この装置はまた、清浄又は消毒流体の供給部と、製品流路を通過し、製造することができるように、洗浄又は消毒流体を運ぶように構成された流路とを備えている。ディスペンサを消毒状態に維持するため、製品流路及び飲料成分に接触する表面は、これらの表面を周期的な間隔で清浄流体で流すことによって定期的に清浄される。それにも関わらず、このようなシステムでは、特定の領域はまだ洗浄するのが難しいことが分かっている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、飲料ディスペンサ、より詳細には飲料成分を混合し、任意選択で飲料製品を泡に泡立てるディスペンサ内のアセンブリを対象としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
アセンブリは、飲料製品又はその成分に接触する全ての表面の徹底的な洗浄を行う洗浄システムを備えている。
【0007】
アセンブリは、蓋で覆われたボウルを含む。液体流路は、牛乳などの液体がリザーバなどの外部源から入ることを可能にする蓋を通過する。この蓋はまた、蓋の最も高い点に、又はその近くに位置決めすることができることが好ましい導管を含んでいる。導管は、十分な量の洗浄又はすすぎ溶液がボウル内に案内されると、混合ボウルを排水する経路を提供する。ボウルはまた、製品流路内に位置決めすることができる泡立機構を含むことが好ましく、それによってボウルから出口を通して、ディスペンサ・ノズルに直接つながる可能性がある製品運搬導管内に通過する時に、製品を泡に泡立てることができる。泡立機構は、所望の場合特定の飲料製品、特に分配する前に泡に泡立てることができる乳成分を含むこれらの飲料の泡立てを行う。アセンブリはまた、飲料接触表面を洗浄流体で徹底的に洗浄することができるように、洗浄システムを備えていることが好ましい。
【0008】
アセンブリの一実施例では、蓋はボウルでシールを形成する。
【0009】
アセンブリの一実施例では、外部液体源はボウルと流体連結するリザーバである。
【0010】
アセンブリの一実施例では、ボウルはさらに、洗浄液体を運ぶ第2の入口で構成されている。
【0011】
アセンブリの一実施例では、蓋ブロック内の液体流路は、液体乳製品をボウル内に運ぶのに使用される。
【0012】
アセンブリの一実施例では、蓋ブロック内の液体流路はまた、洗浄溶液をボウル内に運ぶのに使用される。
【0013】
アセンブリの一実施例では、ボウルは混合ボウルである。
【0014】
一実施例では、アセンブリは分配装置内に格納される。
【0015】
一実施例では、蓋はさらに、取外可能な製品源を連結させる、上の付属品インターフェイス連結部を備えている。
【0016】
本発明はまた、飲料製品を分配する方法を提供する。1つの方法では、上に蓋を備えるボウル・アセンブリを含む飲料ディスペンサが設けられ、分配ヘッドを有する分配ノズルが設けられる。飲料の成分がボウル・アセンブリ内に案内され、成分はアセンブリ内の出口を通って、製品が分配される分配ノズルの分配ヘッドまで直接通過される。
【0017】
1つの方法では、洗浄溶液の量を、洗浄溶液の一部がアセンブリの蓋の導管を通って出るまで、ボウル・アセンブリ内に案内することができる。
【0018】
1つの方法では、ボウル・アセンブリは駆動シャフトによって駆動される泡立機構を備え、その一部が洗浄シール・アセンブリのシール・ハウジング内に囲まれており、この方法は、シャフト及びハウジングの前記一部を洗浄するようにシール・ハウジングに洗浄流体を通過させる段階を含む。
【0019】
本発明の追加の特徴及び利点は、本発明の以下のより詳細な説明、及び図面に記載しており、これらから明らかになるだろう。
【実施例】
【0020】
本発明は、飲料ディスペンサ、より詳細には飲料成分を混合し、任意選択で飲料製品を泡に泡立てるディスペンサ内のアセンブリを対象としている。アセンブリは、飲料製品又はその成分に接触する全ての表面の徹底的な洗浄を行う洗浄システムを備えている。
【0021】
次に図面、特に図1を参照すると、混合アセンブリ1の一実施例が示されている。図示した混合アセンブリは、外部製品源を混合ボウル7に連結させる蓋ブロック(マニホールド)8の上部に付属品インターフェイス連結部4を備えている。普通、外部源は牛乳及び他の飲料を入れるリザーバである。アセンブリの蓋ブロック(マニホールド)の上部との飲料連結部の直接インターフェイスは、従来の装置と比較して飲料流路を実質的に減らし、そうでなければ洗浄が必要な領域を取り除く。
【0022】
また、外部液体源から膜シールをすすぎ、貫通することができ、また付属品及び牛乳管の内側を、リザーバからの液体の流れを制御するのに使用される挟み点まで洗浄し、すすぐのを助ける、中空往復動槍部材5が図1に示されている。図示するように、槍部材5は蓋ブロック(マニホールド)8の一部であってもよい。飲料経路は短く、清浄定位置アセンブリによって定期的に洗浄し、すすぐことができる。図1は、蓋ブロック内に設けられ、これを通して牛乳がボウル7内に流入する導管6を示している。
【0023】
アセンブリは、混合ボウル7の上部の蓋ブロック(マニホールド)8によって閉じられる。一実施例では、ボウル9及び蓋ブロック(マニホールド)8がシールを形成する。この新規の設計で、蓋ブロック(マニホールド)8は、蓋の表面及びボウル9全体を清浄に保つことができるように、洗浄/すすぎ機能に関連している。蓋ブロック(マニホールド)8は、その最も高い点で、又はその近くに位置決めすることができる導管10を含む。導管10は、ボウルが液体洗浄溶液、又はあらゆる他の液体で浸された場合に、洗浄/すすぎ流体用排水管として働く。混合/泡立装置は、3000から30,000rpmの間で回転する泡立器を止めることによって浸すことができる。これにより、ボウル9を槍部材5及び/又は水導管11からボウルに案内することができる洗浄流体で満たすことができるように十分な絞りを作り出す。このように、付属品及びボウルの全ての飲料接触表面を洗浄することができる。
【0024】
一実施例では、アセンブリはまた、泡立器ディスク12が駆動シャフト14を通してモータ13に連結する場合、アセンブリの流路側を洗浄することが可能である。従来は、この領域は残留沈殿物に好ましい領域であった。というのは、シャフトと泡立ハウジングの間の完全シールを得ることが難しく、少量の製品液体は普通この領域内に通過するからである。したがって、本発明はまた、定期的にこの領域をすすぎ、消毒する構成物及び方法を含んでいる。このため、緩衝液区域15は、駆動シャフト14が横切るシール・ハウジングを含む泡立アセンブリに含むことができ、シール・ハウジング及び泡立機構をその後、洗浄流体を導管16を通して案内することによって流すことができる。導管17は、この領域から洗浄流体を排出することができる。加えて、洗浄するのをさらに助け、製品沈殿を防ぐように、キック・ディスクをこの領域に含めることができる。泡立は、この領域内ですすぎ/消毒を行いながら、行うことが好ましい。
【0025】
図2は、混合アセンブリの一実施例の展開図を示す。図2は、蓋アセンブリ8上に取り付けられた付属品連結インターフェイス4を示している。インターフェイス4は、付属品用楔形支持体3、及びU字形ブラケット2を有することが好ましい。ピンチ・クランプは、流体リザーバ内の製品流管を閉塞し、付属品はブラケット2内に摺動することができ、閉機構(図示せず)によって支持体3に向かって押すことができる。支持体3の材料及び形状は、シールが得られ、製品の漏れを防ぐようになっていてもよい。一実施例では、支持体3は、2つの材料、ポリプロピレン芯などの軟質プラスチック芯、及びExxonMobil Chemical関連会社であるAdvanced Elastomer Systems,LPによって作られたSantoprene(商標)などの熱可塑性エラストマーでできたより固いカバーから構成することができる。この成分は、両方のプラスチックを一緒に射出成形することによって製造することができる。
【0026】
蓋アセンブリ(マニホールド)8は、食品シロップ(例えば、コーヒー、チョコレート)用の入口を含む。図示した実施例では、2つのシロップ・コネクタ111、112が設けられている。これらのコネクタ111、112は、望ましくないシロップがボウル9に滴るのを防ぐため、ダックビル・バルブ113及びコネクタ114で構成することができる。シール115を、蓋8とボウル9の間に位置決めすることができる。
【0027】
図示するように、ボウル9の後部は、洗浄/すすぎシール・アセンブリ116を備えていることが好ましい。図示するように、アセンブリ116は、キック・ディスク18と、泡立モータ13、駆動シャフト14、及び泡立ディスク12に関連するシール・アセンブリとを備えることができる。
【0028】
図3は、本発明のアセンブリを格納することが可能なディスペンサ300の一実施例を示す。ディスペンサの前部カバーが取り除かれている。図3はまた、製品成分袋用のピンチ・クランプ及び付属品連結部の詳細図を示す。連結インターフェイスは、付属品用楔形支持体3及びU字形ブラケット2を有する。付属品は図では、ブラケット2内への位置決め後に定位置にある。
【0029】
図4は、ディスペンサ内のボウル201及びノズル202の配置の断面を示す。ボウル201は、閉塞流体連結してノズル202の上に配置されている。ボウル201は、製品付属品インターフェイス4を通して製品の流れを受ける。製品付属品インターフェイス4は、アセンブリの清浄定位置マニホールドに係合する製品付属品を備えることが好ましい。図示した実施例では、往復動槍部材5は、軸受262、261を通して付属品インターフェイス4内に取り付けられ、密封される。往復動槍部材5は、伸長貫通位置及び収縮非貫通位置を含む少なくとも2つの位置をとることができるように取り付けられている。図4は、付属品の膜230が貫通されて、導管6を通したボウル201内への製品の流れを可能にする伸長貫通位置にある槍部材5を示す。この位置では、肘部285で槍部材5に結合されたリニア・アクチュエータ270及びアーム280は、伸長位置にある。収縮位置では、リニア・アクチュエータ270、アーム280、及び槍部材5は、槍部材5が付属品膜230の平面に対して非貫通している位置に収縮される。槍部材5が収縮位置にある間に、付属品を交換することができる。製品の流れは、例えばクランプ250を使用して挟み点240を通る流れを監視及び制御するシステムによって制御することができる。ソフトウェア及びセンサは共に、ピンチ・クランプの無菌側の正圧を常に保証するため、ピンチ・クランプ及び牛乳ポンプのタイミングを制御する。このような正圧により、追加レベルの細菌安全性が提供される。
【0030】
付属品4及び挟み点までの管260の部分は、流れライン203をとして洗浄流体で流すことによって、清浄定位置システムによって洗浄し、すすぐことができる。例えば、牛乳付属品膜の露出表面の前穿刺消毒が、表面上にあるあらゆる微生物を不活性化させるように、牛乳搬入中に起こる。熱湯タンクからの熱湯(例えば、93.33℃(200F°))を使用して、膜表面を流し、消毒する。また、例えば、ピンチ・クランプまでの牛乳配管の後穿刺消毒が、付属品クロージャの穿刺消毒の直後に起こって、配管から牛乳残留物を流し、牛乳が殺菌牛乳区域を越えて保持されていないことを保証することができる。
【0031】
図5は、清浄定位置再循環及び排水経路を示す。図示するように、製品出口220は、管204を通してノズル202の前部ヘッドにアセンブリから製品流路を連結させる、ボウル201の底部に向かって配置されている。図5に示す構成は、ボウル201をノズル・ヘッド202に連結させる無類の短い流路を含む。
【0032】
一実施例では、洗浄システムは、水などの洗浄溶液を適切なすすぎ又は消毒温度まで加熱する加熱装置210を含むことができるタンク205を備えることができる。洗浄又は消毒流体は、製品インターフェイス4及び泡立ボウル9を洗浄するように流れを迂回させることができるバルブ207に、ポンプ206によって循環経路を通して循環させることができる。流体はその後、ノズル202を通って流れ、ノズルを洗浄することができる。ノズルから、流体は底部経路を通って温度センサ208まで、その後流れを2つのバルブ209に迂回させる「T」連結部まで流れ、一方の流れは排水管に行き、もう一方の流れは流体が再循環する場合にタンク205まで戻る(例えば、洗浄定位置、即ちCIP)。CIPの間、流体はまた、ノズル202の上部経路から、流体ライン211を通してタンク205(これが、ノズル全体を洗浄し、空気トラップを残さない)まで戻って流れ、再循環させることができる。
【0033】
再び図1を参照すると、流体をボウルの中間にある水入口11からボウル9に案内することができる。入口は、流体流入が、ボウルの表面を流し、洗浄を簡単にする洗浄溶液に持続した運動エネルギーを与えるように、ボウル9の外周に対して接線方向に起こるように位置決めすることができる。一部の流体はまた、付属品インターフェイス4が流された後に、導管6からボウルに堆積する可能性がある。ボウル9が過剰容量までいっぱいになると、ボウルの容量を超えた流体の部分は、蓋8の導管10を通ってボウル9から出て、所望に応じて、排水又は再循環させることができるタンク205まで戻すことができる。
【0034】
本発明の一実施例では、アセンブリは、例えば一日に一回、上に開示した方法を使用して洗浄を自動的に開始するように、マイクロプロセッサによって制御することができる食品ディスペンサ内に取り付けられている。したがって、食品ディスペンサ内の製品接触表面の適当な衛生を、現在開示した構成及び方法を使用することによって維持することができる。付属品インターフェイスで殺菌牛乳区域を維持するため、各飲料分配サイクルの最後に、熱湯タンクからある量の熱湯(例えば、93.33℃(200F°))が牛乳マニホールドからピンチ・クランプに戻るように送られて非殺菌区域から牛乳残留物を流し、配管表面上にある微生物を不活性化するように、システムをプログラミングすることができる。
【0035】
加えて、周期的な間隔で(例えば、2時間毎に)、煮沸器からの熱湯などの洗浄溶液で、ピンチ・クランプのすぐ下流側からの牛乳分配経路と、ボウル9、泡立ディスク12、及び周囲のチャンバを含む製品再構成経路と、分配ノズル202とを洗浄するのを洗浄プログラムが自動的に開始するように、システムをプログラミングすることができる。適切な水温として、ディスペンサを十分洗浄及び殺菌することができる温度が挙げられる。約65.56℃(150F°)以上の温度が普通は使用され、より好ましくは約79.44℃(175F°)、さらに好ましくは約87.78℃(190F°)以上又は93.33℃(200F°)以上の温度を使用することができる。適当な時間及び温度を、排水入口でセンサ208などの温度センサによって感知しなければならない、又はシステムが2回などの所定の回数洗浄過程を再開するように、システムをプログラミングすることができる。時間/温度条件が満たされない場合、故障が発生し、オペレータ画面に表示される可能性がある。このような「自動すすぎ」動作はまた、オペレータ画面から手動で開始させることができる。
【0036】
システムはまた、タイマが洗浄定位置プログラムの終了と同時に設定されるようにプログラミングすることができる。その後、オペレータが特定の時間内、例えばその後の28時間以内に別の洗浄を終了しない場合、システムは洗浄定位置サイクルが終了するまで、分配ロックアウトを開始するようにプログラミングすることができる。
【0037】
限定ではなく例として、毎日の洗浄定位置サイクルは以下の通りである。
・規定の時間、所定温度の水で全ての食品製品接触表面を前すすぎする。
・アルカリ洗剤又は界面活性剤などの刺激の少ない洗浄合成物で全ての接触表面を洗浄する。
・製品残留物を取り除き、システムを消毒するため、全ての接触表面を後すすぎする。
【0038】
本明細書に記載した現時点で好ましい実施形態に対する様々な変更及び変形は、当業者には自明のことであることを理解すべきである。本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、また意図する利点を少なくすることなく、このような変更及び変更を加えることができる。したがって、このような変更及び変形は特許請求の範囲に含まれることを意図している。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】泡立シール・アセンブリ及びノズルを含むアセンブリの一実施例の断面図である。
【図2】アセンブリの実施例の展開図である。
【図3】カバーが取り除かれた場合のディスペンサの一実施例の概略図、及び製品袋用ピンチ・クランプ及び付属品連結部の詳細図である。
【図4】アセンブリ及びノズル、及び流体流路の実施例の断面図である。
【図5】実施例のアセンブリが組み込まれた、清浄定位置再循環及び排水経路を示す図である。
【符号の説明】
【0040】
1 混合アセンブリ
2 ブラケット
3 支持体
4 付属品インターフェイス連結部、付属品連結インターフェイス
5 中空往復動槍部材
6 導管
7 混合ボウル
8 蓋ブロック(マニホールド)、蓋アセンブリ
9 ボウル
10 導管
11 水導管
12 泡立器ディスク
13 モータ
14 駆動シャフト
15 緩衝液区域
16 導管
17 導管
220 製品出口

【特許請求の範囲】
【請求項1】
液体飲料製品を混合し、泡立てるようになっているボウルと、前記ボウルの開口部を覆い、さらに液体がボウル・アセンブリの容量を超えた後に、液体を前記ボウルから出すことができる液体出口を提供する導管を備えた蓋とを備えることを特徴とする、分配装置用ボウル・アセンブリ。
【請求項2】
前記蓋は前記ボウルでシールを形成することを特徴とする、請求項1に記載のボウル・アセンブリ。
【請求項3】
前記導管は、前記蓋の最も高い内部点に位置決めされていることを特徴とする、請求項1又は2に記載のボウル・アセンブリ。
【請求項4】
前記ボウルは、管を通して分配ヘッドに結合されることを意図した製品運搬出口を含むことを特徴とした、請求項1から3のいずれか一項に記載のボウル・アセンブリ。
【請求項5】
前記蓋はさらに、外部源からの液体流入用の流路を備えることを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載のボウル・アセンブリ。
【請求項6】
前記蓋はさらに、外部源からの液体流入用の流路を備え、前記外部源は前記蓋と流体連結するリザーバであることを特徴とする、請求項1から5のいずれか一項に記載のボウル・アセンブリ。
【請求項7】
さらに泡立機構を備える、請求項1から6のいずれか一項に記載のボウル・アセンブリ。
【請求項8】
さらにボウル・アセンブリを洗浄する手段を備える、請求項1から7のいずれか一項に記載のボウル・アセンブリ。
【請求項9】
さらに、液体を前記ボウルに運ぶ少なくとも1つの入口を備える、請求項1から8のいずれか一項に記載のボウル・アセンブリ。
【請求項10】
前記蓋はさらに、外部製品源を連結させる付属品インターフェイス連結部を備える、請求項1から9のいずれか一項に記載のボウル・アセンブリ。
【請求項11】
液体を泡立機構に運ぶことが可能な少なくとも1つのポートを有する泡立機構をさらに備える、請求項1から10のいずれか一項に記載のボウル・アセンブリ。
【請求項12】
請求項1から11のいずれか一項に記載のボウル・アセンブリを備える飲料分配装置。
【請求項13】
液体飲料製品を混合し、泡立てるようになっているボウルと、前記ボウルの開口部を覆い、さらに外部製品源からの液体製品流入用の少なくとも1つの流路、及び前記外部製品源を連結させる付属品インターフェイス連結部を備えた蓋とを備えることを特徴とする、分配装置用ボウル・アセンブリ。
【請求項14】
前記蓋はさらに、前記製品流路を通して前記ボウル内に、製品に接触する前記付属品インターフェイス連結部の内部表面に対する洗浄又は消毒流体を運搬する手段を備えることを特徴とする、請求項13に記載のボウル・アセンブリ。
【請求項15】
前記運搬手段は、前記外部源の付属品及び管の製品接触表面上の洗浄又は消毒流体を、前記付属品インターフェイス連結部によって前記管上に作り出された挟み点まで運搬する中空槍部材を備えることを特徴とする、請求項14に記載のボウル・アセンブリ。
【請求項16】
前記蓋はさらに、液体がボウル・アセンブリの容量を超えた後に、液体を前記ボウルから出すことができる液体出口を提供する導管を備えることを特徴とする、請求項13から15のいずれか一項に記載のボウル・アセンブリ。
【請求項17】
液体飲料製品を混合し、泡立てるようになっているボウルと、
一部が洗浄シール・アセンブリのシール・ハウジングに囲まれている、駆動シャフトによって後側に延びる泡立機構とを備えることを特徴とする、分配装置用ボウル・アセンブリ。
【請求項18】
前記洗浄シール・アセンブリは、洗浄流体を受ける入口と、洗浄流体を排水する出口とを備える、請求項17に記載のボウル・アセンブリ。
【請求項19】
蓋によって覆われたボウル・アセンブリを有する飲料ディスペンサ、及び分配ヘッドを有する分配ノズルを提供する段階と、
飲料の成分を前記ボウル・アセンブリに案内する段階と、
前記飲料成分を前記アセンブリの出口を通して、管を通る分配ヘッドに直接通過させる段階と、
前記飲料成分を前記分配ヘッドを通して通過させ、前記飲料成分を分配する段階と、
液体が前記ボウル・アセンブリの内部容量を超え、前記洗浄溶液の一部が前記ボウル・アセンブリの前記蓋の導管を通過するまで、洗浄溶液を前記ボウル・アセンブリ内に案内することによって、前記ボウル・アセンブリを洗浄する段階とを含む飲料製品を分配する方法。
【請求項20】
前記洗浄段階は、設定時間間隔で自動的に起こる、請求項19に記載の飲料製品を分配する方法。
【請求項21】
ボウル・アセンブリを有する飲料ディスペンサ、及び分配ヘッドを有する分配ノズルを提供する段階と、
前記アセンブリが完全に満たされ、前記洗浄流体の一部が前記アセンブリを覆う蓋の上の出口を通過するまで、十分な量の洗浄流体を前記ボウル・アセンブリ内に通過させる段階と、
洗浄流体を前記ボウル・アセンブリから分配ヘッドを通る管を通して通過させる段階とを含む、飲料製品ディスペンサを洗浄する方法。
【請求項22】
洗浄流体を前記ボウルの入口から前記ボウル内に案内する段階をさらに含む、請求項21に記載の飲料製品ディスペンサを洗浄する方法。
【請求項23】
洗浄流体を前記ボウルの入口、及び前記製品付属品インターフェイスの入口から前記ボウル内に案内する段階をさらに含む、請求項21又は22に記載の飲料製品ディスペンサを洗浄する方法。
【請求項24】
洗浄流体を前記ボウルの入口、前記製品付属品インターフェイスの入口、及び前記泡立機構の入口から前記ボウル内に案内する段階をさらに含む、請求項21から23のいずれか一項に記載の飲料製品ディスペンサを洗浄する方法。
【請求項25】
洗浄流体をボウル・ディスペンサに時間間隔を置いて自動的に通過させる段階をさらに含む、請求項21から24のいずれか一項に記載の飲料製品ディスペンサを洗浄する方法。
【請求項26】
前記洗浄段階が完了するまで、分配ロックアウトを開始する段階をさらに含む、請求項21から25のいずれか一項に記載の飲料製品ディスペンサを洗浄する方法。
【請求項27】
一部が洗浄シール・アセンブリのシール・ハウジングに囲まれている、駆動シャフトによって駆動される泡立機構を含むボウル・アセンブリを有する飲料ディスペンサを提供する段階と、
シャフト及びハウジングの前記部分を洗浄するように、前記シール・ハウジングまで十分な洗浄流体を通過させる段階とを含む、飲料製品ディスペンサを洗浄する方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2006−221640(P2006−221640A)
【公開日】平成18年8月24日(2006.8.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−29460(P2006−29460)
【出願日】平成18年2月7日(2006.2.7)
【出願人】(599132904)ネステク ソシエテ アノニム (637)
【Fターム(参考)】