衛生紙の収納容器
【課題】ボックスティッシュの印刷が単一原稿の大量生産で行われることが多く、実際に営業粗品として利用される大量の個別営業マンの名前、また個別宣伝内容が、同一内容の大量印刷の中に盛り込まれることは不可能である。これに代わり個別の名刺およびカード、チラシ等をきれいに添付し、また簡便に取り外せるボックスティッシュを提供する。
【解決手段】ボックスティッシュに、個別の名刺およびカード、チラシ等Ｓ１の角部を挟みこみ、また簡便に取り外せる切り込み線ＳＳ１、ＳＳ２を設けた。
【解決手段】ボックスティッシュに、個別の名刺およびカード、チラシ等Ｓ１の角部を挟みこみ、また簡便に取り外せる切り込み線ＳＳ１、ＳＳ２を設けた。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、衛生紙の収納容器に関する。
【背景技術】
【０００２】
従来から衛生紙の収納容器に関しては、様々な観点から改良が重ねられている（特許文献１乃至３参照）。特に、近年においては、日常生活のあらゆる場面でティッシュボックスが使用されることもあり、この点を考慮したよりユーザーフレンドリーな構造を消費者に提案することが強く望まれている。また、ガソリンスタンド等でサービス品として提供されたり、営業粗品として提供されることが多い。しかし、ティッシュボックスの制作は、オフセット印刷等での同一内容の大量印刷により制作されるため、実際に営業粗品として利用される大量の個別営業マンの名前、また個別宣伝内容が、前記同一内容の大量印刷の中に盛り込まれることは不可能である。
【０００３】
特許文献１及び特許文献２には、いわゆるフィルムレスなティッシュボックスが開示されている。また、特許文献３には、衛生紙の取り出し性能を改善したティッシュボックスが開示されている。
【特許文献１】特開２００６−５１９７５号公報
【特許文献２】特開２００４−３５２３３６号公報
【特許文献３】特開２００６−１１５８８３号公報 上述のように、今日に至っては、ティッシュボックスは、生活のあらゆる場面にて使用されているが、特に営業用のプレゼントとして利用される場合に、名刺をボックスティッシュの面にのりで添付したり、セロテープで添付したりしてボックスティッシュが結果汚くなる場合が多く、プレゼントされた人がそれらの添付物を外す際に、ボックスティッシュそのものの箱が破れたり、箱の表面が汚れたりする場合が多く、またそれをさけるために、粗品としてプレゼントされる時期に必要な個別のチラシを別途作り、ボックスティッシュと一緒に渡したりしている場合が多い。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
上述のように、同一原稿のボックスティッシュに、使用者ごとの個人名刺、また配布時期による必要宣伝文句等のメッセージカード等をのり等で添付することに手間がかかり、また上記のりをはがした時、ボックスティッシュの箱の印刷された面が一緒にはがされたりして汚くなることが問題となっていた。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
下記技術内容で、名刺およびカード等の角部差し込み用切り込み線を設けると、差し込まれた名刺およびカード等の着脱が簡便なものが作製できる。具体的には、ボックスティッシュ等の箱の4辺に平行になるように名刺およびカード等を固定することが、当該名刺およびカード等を指で押さえながら右回りまたは左回り等、差し込み用切り込み線の設定方向に回転させることで、簡単にできるようになる。また前記回転方向と逆方向に当該名刺およびカード等を指で押さえながら回転させることで、当該名刺およびカード等をボックスティッシュから取り外すことが簡単にできるようになる。
【０００６】
衛生紙の束を内部に収納し、この衛生紙を取り出すための取り出し口（Ｘ）が設けられた箱であり、前記箱の一面には、名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）の角部を当該箱に挟みこむための切り込み線（Ｙ）が設けられたことを特徴とする衛生紙の収納容器Ａが望ましい。
【０００７】
前記衛生紙の収納容器Ａにおいて、切り込み線（Ｙ）が、取り出し口（Ｘ）が設置された面に設けられたことを特徴とする衛生紙の収納容器Ｂが望ましい。
【０００８】
前記衛生紙の収納容器Ｂにおいて、切り込み線（Ｙ）により挟みこまれた名刺及びカード及びチラシ等（Ｚ）が、取り出し口（Ｘ）の一部に重なることを特徴とする衛生紙の収納容器Ｃが望ましい。
【０００９】
前記衛生紙の収納容器Ｂまた前記衛生紙の収納容器Ｃに記載の箱において、切り込み線（Ｙ）が、切り込み線（Ｙ１）および切り込み線（Ｙ２）により構成され、当該切り込み線（Ｙ１）の端点と切り込み線（Ｙ２）の端点を結んだ直線が、取り出し口（Ｘ）と交差することを特徴とする衛生紙の収納容器Ｄが望ましい。
【００１０】
前記衛生紙の収納容器Ｄに記載の箱において、順に並ぶ4点の点（Ａ）、点（Ｂ）、点（Ｃ）、点（Ｄ）を結ぶ４辺で構成される名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）を挟みこむための切り込み線（Ｙ１）と、当該切り込み線と名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）における対角線上に位置する切り込み線（Ｙ２）において、切り込み線（Ｙ１）が、点（Ａ）と点（Ｂ）を結ぶ辺（ＡＢ）上の点（ＡＢ１）から点（Ｄ）と点（Ａ）を結ぶ辺（ＤＡ）上の点（ＤＡ２）迄、名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）と重なる部分を通って結ばれ、さらに点（Ａ）から遠ざかるように辺（ＤＡ）上の点（ＤＡ１）迄結ばれ、あるいは点（Ａ）から遠ざかるように名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）上にない点（ＤＡ３）まで結ばれる切り込み線であり、かつ、切り込み線（Ｙ２）が、点（Ｃ）と点（Ｄ）を結ぶ辺（ＣＤ）上の点（ＣＤ１）から点（Ｂ）と点（Ｃ）を結ぶ辺（ＢＣ）上の点（ＢＣ２）迄、名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）と重なる部分を通って結ばれ、さらに点（Ｃ）から遠ざかるように辺（ＢＣ）上の点（ＢＣ１）迄結ばれ、あるいはさらに点（Ｃ）から遠ざかるように名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）上にない点（ＢＣ３）まで結ばれる切り込み線であることを特徴とする衛生紙の収納容器Ｅが望ましい。
【００１１】
前記衛生紙の収納容器Ｅに載の箱に置いて、点（ＤＡ１）と点（ＢＣ３）を設けることにより、当該切り込み線（Ｙ１）と当該切り込み線（Ｙ２）のあいだに差し込まれた名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）の２つの角部が、当該切り込み線（Ｙ１）と（Ｙ２）から常に外れないことを特徴とする衛生紙の収納容器Ｆが望ましい。
【発明の効果】
【００１２】
ボックスティッシュに名刺やメッセージカード及びチラシ等の角部差し込み用の切り込み線が設けられることにより、画一的印刷内容のボックスティッシュに、多種多様の個別のメッセージ内容を加えること（ＡＡ）が容易になり、また画一的印刷内容のボックスティッシュに個別のメッセージ内容を加える必要のないとき（ＢＢ）にも、ボックスティッシュ自体には、切り込み線を小さくいれるだけなので、外面上も当該切り込みが目立つことなく、きれいに美観が保たれたままお客に渡すことができ、前記（ＡＡ）と（ＢＢ）の2つの使い分けができ、非常に便利になる。
【発明を実施するための形態】
【００１３】
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。なお、各実施の形態は、説明の便宜上、簡略化されている。図面は簡略的なものであるから、図面の記載を根拠として本発明の技術的範囲を狭く解釈してはならない。図面は、もっぱら技術的事項の説明のためのものであり、図面に示された要素の正確な大きさ等は反映していない。同一の要素には、同一の符号を付し、重複する説明は省略するものとする。上下左右といった方向を示す言葉は、図面を正面視した場合を前提として用いるものとする。
【００１４】
〔第１の実施の形態〕
図１は、ボックスティッシュの展開図である。
側面Ｂに名刺やメッセージカード及びチラシ等の角部差し込み用の切り込み線が設けられている。この場合、名刺やメッセージカードを差し込む場合は、ボックスティッシュをプレゼントされた人ＢＢＢが、プレゼントした人ＡＡＡのメッセージを見てもらいやすくするため、あえて取り外しやすくする必要はない。よって切り込み線名刺やメッセージカードの切り込み線ＳＳ１およびＳＳ２の端点は、Ｓ１の４辺上にあってもかまわない。しかしプレゼントする時、箱の側面に名刺やメッセージカードが位置することになり、社会通念上品物の上面にプレゼントした人ＡＡＡの名前及び名刺等があるべき価値観とは反することになる。
【００１５】
〔第２の実施の形態〕
図２は、ボックスティッシュの展開図である。箱の取り出し口のある面に名刺やメッセージカード及びチラシ等の角部差し込み用の切り込み線が設けられている。よってプレゼントされた人ＢＢＢが実際ティッシュを取り出すとき、必ずＳ１部分に挟みこまれた名刺やメッセージカード及びチラシ等の内容を見てもらえる特徴がある。この形式では前記社会通念上品物の上面にプレゼントした人ＡＡＡの名前及び名刺等があるべき価値観には合致するが、取り出し口が上面の片側にのみ設置され、ティッシュの取り出し性能に疑問が残る。
【００１６】
〔第３の実施の形態〕
図３は、ボックスティッシュの展開図である。箱の取り出し口のある面に名刺やメッセージカード及びチラシ等の角部差し込み用の切り込み線が設けられている。この形式では前記社会通念上品物の上面にプレゼントした人ＡＡＡの名前及び名刺等があるべき価値観にも合致し、取り出し口も大きく長く、箱の上面から取り出すのに問題は一切ない。すぐれた実施例の一部といえる。
【００１７】
さらにＳ１が箱の取り出し口Ｇに重なる部分があることによって、プレゼントされた人ＢＢＢが必ず、Ｓ１に添付された名刺やメッセージカード及びチラシ等を認識するという長所が含まれる。
【００１８】
しかしここで注意しなければいけないのは、当該名刺およびメッセージカード及びチラシ等を取り外さなくては、中のティッシュを1枚もとりだせないということである。
【００１９】
しかしそのことを長所としてとらえると、レゼントされた人ＢＢは、メッセージカード及びチラシ等を確実に認識し、メッセージ内容を確認することになる。
【００２０】
しかしあえて欠点の可能性を申し上げると、この段階で、プレゼントされた人ＢＢＢがメッセージカード及びチラシ等が「斜めに」挟みこまれていたりして不快な思いをしたり、またいざティッシュを使い始めようとして名刺およびメッセージカード及びチラシ等を取り外そうとするとき、「取り外しにくい」というストレスが、プレゼントされた人ＢＢＢに与えられる可能性があるということである。
【００２１】
〔第４の実施の形態〕
図４は、ボックスティッシュの展開図である。箱の取り出し口のある面に名刺やメッセージカード及びチラシ等の角部差し込み用の切り込み線が設けられている。さらにＳ１が箱の取り出し口Ｇに重なる部分がある場合の図３の変形である。
【００２２】
〔第５、６の実施の形態〕
図５および図６は、図3および図４の円で囲まれた部分であるＨを抜き出したものである。図６は、図５を９０度左向きに回転させた図である。
【００２３】
〔第７の実施の形態〕
図７および図９および図１０は、差し込み用切り込み線と名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）の関係を図示したものである。
【００２４】
図7においては、名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）を、左向きに回転させることで、プレゼントした人ＡＡＡが簡単にボックスティッシュの辺に平行及び垂直に設置できる効果（ＭＭＭＭＭ）が生まれる。
【００２５】
なぜなら当該名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）を左向きに回転させると、切り込み線の端部ＡＢ１とＣＤ１により当該名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）が固定され、あらかじめボックスティッシュの辺に平行に設置された長方形ＭＥＡ、ＭＥＢ、ＭＥＣ、ＭＥＤに重なるからである。
【００２６】
また次にプレゼントされた人ＢＢＢがボックスティッシュを開封する際に、差し込まれた名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）を、向かって右回りに回転させることで、簡単に取り外すことができる効果（ＮＮＮＮＮ）が生まれる。
【００２７】
その理由は、まず第一に、切り込み線がＤＡ２とＤＡ１の間の距離の分だけ長くなるので、名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）を挟む力が弱く、ソフトになるからである。また長い切り込み線に沿って名刺及びカードが動くので、指の動きに合わせて、名刺及びカードが回転しながら動き、そのことで指の動きに合わせて挟みやすく、またとりだしやすくなるからである。また図9に置いて示されるように、点ＭＥＡと点ＤＡ２との間の距離より、点ＡＡＡＡとＤＡ２の間の距離が短くなるので、さらに名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）を切り込み線からとり外しやすくなる。
【００２８】
繰り返すと、図９における、四角形ＡＡＡＡＢＢＢＢＣＣＣＣＤＤＤＤは、四角形ＭＥＡ、ＭＥＢ、ＭＥＣ、ＭＥＤが向かって右方向に回転したものである。つまり、向かって左方向に名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）を回転させると、四角形ＡＢＣＤの位置で止まるので、プレゼントする人ＡＡＡが、プレゼントされる人ＢＢＢに渡すとき、名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）を箱に平行および垂直に差し込める効果（ＭＭＭＭＭ）が生まれ、また向かって右側に回転させると、四角形ＡＡＡＡＢＢＢＢＣＣＣＣＤＤＤＤの位置まで、プレゼントされた人ＢＢＢが自由にずらせて、名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）を取り外しやすくなり、スムーズにボックスティッシュを使い始められるという効果（ＮＮＮＮＮ）が生まれるのである。
【００２９】
このような効果（ＭＭＭＭＭ）と効果（ＮＮＮＮＮ）は、特に図３および図４の場合に必要性がある。なぜなら、ボックスティッシュの取り出し口の上に重なるように挟みこまれた名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）がティッシュの取り出し口をふさぎ、ティッシュを使い始めようとしたとき、必ず名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）を外さなくてはならないからである。
【００３０】
特に効果（ＮＮＮＮＮ）は、せっかくもらったボックスティッシュが、名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）を外しにくくなった場合（図のような切り込みの場合）、挟みこまれた名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）がボックスティッシュの切り込み線にぴったり挟まって動かず、指で挟みにくく取り出しにくい状態が現出し、その結果プレゼントされた人ＢＢＢの怒りを買うことになるからである。
【００３１】
また、ＤＡ１、およびＢＣ１の位置を調整することにより前記回転できる角度が調整でき、名刺およびカード等が切り込み線に沿って回転してずれて外れやすくなっても、切り込み線に押し込まれた名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）が切り込み線から外れないよう、つまりボックスティッシュから外れないように調整できる。
【００３２】
また図７および図８および図９の場合、角部ＭＥＡ、ＭＥＢ，ＭＥＣ、ＭＥＤが左回転方向に順に設置されているが、右回転方向に順に設置することで、前記の動作回転方向を逆にすることができる。
【００３３】
この左回転方向か右回転方向かは、ボックスティッシュの上面取り出し口の形状に合わせて自由に設置すればよい。
【００３４】
また図１０には、名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）の角部を切り込み線の間に差し込みやすくするための補助切り込み線Ｘ１が設置されている。
【００３５】
一般的にボックスティッシュの切り込み線を図６の切り込み線ＳＳ１の様に設けた場合、切り込み線に厚い名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）はボックスティッシュ等の素材であるカートンが厚く丈夫で、切り込み線で分けられるカートン部分の片方を上から強く押しても、切り込み線で作られる開口部が広くなりにくく、狭くなりがちであり、厚いものを挟みこむのは難しい。
【００３６】
この場合、当該補助切り込み線Ｘ１を設けることにより、Ｘ１と近接する切り込み線（ＤＡ２からＤＡ１を結ぶ線）とで、カートンの部分であるＸ２が押し下げやすくなり、厚い名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）を挟みこみやすくなる効果が生まれる。
【００３７】
本発明の実施の形態は、上述したものに限定されない。箱部の形状は任意であり、必ずしも直方体に限られない。束の形状は任意であり、直方体に限られない。束は、トイレットペーパーのような円柱状のものであっても構わない。衛生紙が積層される態様は任意である。挟みこまれる名刺及びカード等の形状は方形に限らない。円形でも多角形でもかまわない。また複数の名刺及びカードまた折りたたんだチラシであってもかまわない。これらの形状は任意である。
【図面の簡単な説明】
【００３８】
【図１】ボックスティッシュの展開図である。側面に名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）の差し込み用切り込み線がある。
【図２】ボックスティッシュの展開図である。上面に名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）の差し込み用切り込み線がある。
【図３】ボックスティッシュの展開図である。上面に名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）の差し込み用切り込み線がある。取り出し口と刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）が重なる部分を持つ。
【図４】ボックスティッシュの展開図である。上面に名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）の差し込み用切り込み線がある。取り出し口と刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）が重なる部分を持つ。
【図５】名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）の差し込み用切り込み線のみを図示したものである。
【図６】名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）の差し込み用切り込み線のみを図示したものの一例である。
【図７】名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）の差し込み用切り込み線のみを図示したものの一例である。
【図８】名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）の差し込み用切り込み線のみを図示したものの一例である。
【図９】名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）の差し込み用切り込み線のみを図示したものの一例である。
【図１０】名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）の差し込み用切り込み線のみを図示したものの一例である。
【符号の説明】
【００３９】
Ａ ボックスティッシュ上面
Ｂ ボックスティッシュ長側面
Ｃ ボックスティッシュ長側面
Ｄ１ ボックスティッシュ端側面
Ｄ２ ボックスティッシュ端側面
Ｅ１ ボックスティッシュ端側面
Ｅ２ ボックスティッシュ端側面
Ｆ ボックスティッシュ底面
Ｇ ボックスティッシュ取り出し口
Ｈ ボックスティッシュ取り出し口と差し込み用切り込み線の位置詳細図
Ｓ１ 名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）ＳＳ１
ＳＳ１ 名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）の差し込み用切り込み線
ＳＳ２ 名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）の差し込み用切り込み線
ＭＥＡ 名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）の角部
ＭＥＢ 名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）の角部
ＭＥＣ 名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）の角部
ＭＥＤ 名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）の角部
ＡＢ１ 名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）の切り込み線の端点
ＤＡ１ 名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）の切り込み線の端点
ＤＡ２ 名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）の切り込み線の中間点
ＣＤ１ 名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）の切り込み線の端点
ＢＣ１ 名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）の切り込み線の端点
ＢＣ２ 名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）の切り込み線の中間点
ＡＡＡＡ 名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）が角度θだけ回転した後の角部
ＢＢＢＢ 名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）が角度θだけ回転した後の角部
ＣＣＣＣ 名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）が角度θだけ回転した後の角部
ＤＤＤＤ 名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）が角度θだけ回転した後の角部
ＡＡＡＡＢＢＢＢＣＣＣＣＤＤＤＤ 名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）が角度θだけ回転したもの
Ｘ１ 補助切り込み線
Ｘ２ 切り込み線と補助切り込み線の間の部分
【技術分野】
【０００１】
本発明は、衛生紙の収納容器に関する。
【背景技術】
【０００２】
従来から衛生紙の収納容器に関しては、様々な観点から改良が重ねられている（特許文献１乃至３参照）。特に、近年においては、日常生活のあらゆる場面でティッシュボックスが使用されることもあり、この点を考慮したよりユーザーフレンドリーな構造を消費者に提案することが強く望まれている。また、ガソリンスタンド等でサービス品として提供されたり、営業粗品として提供されることが多い。しかし、ティッシュボックスの制作は、オフセット印刷等での同一内容の大量印刷により制作されるため、実際に営業粗品として利用される大量の個別営業マンの名前、また個別宣伝内容が、前記同一内容の大量印刷の中に盛り込まれることは不可能である。
【０００３】
特許文献１及び特許文献２には、いわゆるフィルムレスなティッシュボックスが開示されている。また、特許文献３には、衛生紙の取り出し性能を改善したティッシュボックスが開示されている。
【特許文献１】特開２００６−５１９７５号公報
【特許文献２】特開２００４−３５２３３６号公報
【特許文献３】特開２００６−１１５８８３号公報 上述のように、今日に至っては、ティッシュボックスは、生活のあらゆる場面にて使用されているが、特に営業用のプレゼントとして利用される場合に、名刺をボックスティッシュの面にのりで添付したり、セロテープで添付したりしてボックスティッシュが結果汚くなる場合が多く、プレゼントされた人がそれらの添付物を外す際に、ボックスティッシュそのものの箱が破れたり、箱の表面が汚れたりする場合が多く、またそれをさけるために、粗品としてプレゼントされる時期に必要な個別のチラシを別途作り、ボックスティッシュと一緒に渡したりしている場合が多い。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
上述のように、同一原稿のボックスティッシュに、使用者ごとの個人名刺、また配布時期による必要宣伝文句等のメッセージカード等をのり等で添付することに手間がかかり、また上記のりをはがした時、ボックスティッシュの箱の印刷された面が一緒にはがされたりして汚くなることが問題となっていた。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
下記技術内容で、名刺およびカード等の角部差し込み用切り込み線を設けると、差し込まれた名刺およびカード等の着脱が簡便なものが作製できる。具体的には、ボックスティッシュ等の箱の4辺に平行になるように名刺およびカード等を固定することが、当該名刺およびカード等を指で押さえながら右回りまたは左回り等、差し込み用切り込み線の設定方向に回転させることで、簡単にできるようになる。また前記回転方向と逆方向に当該名刺およびカード等を指で押さえながら回転させることで、当該名刺およびカード等をボックスティッシュから取り外すことが簡単にできるようになる。
【０００６】
衛生紙の束を内部に収納し、この衛生紙を取り出すための取り出し口（Ｘ）が設けられた箱であり、前記箱の一面には、名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）の角部を当該箱に挟みこむための切り込み線（Ｙ）が設けられたことを特徴とする衛生紙の収納容器Ａが望ましい。
【０００７】
前記衛生紙の収納容器Ａにおいて、切り込み線（Ｙ）が、取り出し口（Ｘ）が設置された面に設けられたことを特徴とする衛生紙の収納容器Ｂが望ましい。
【０００８】
前記衛生紙の収納容器Ｂにおいて、切り込み線（Ｙ）により挟みこまれた名刺及びカード及びチラシ等（Ｚ）が、取り出し口（Ｘ）の一部に重なることを特徴とする衛生紙の収納容器Ｃが望ましい。
【０００９】
前記衛生紙の収納容器Ｂまた前記衛生紙の収納容器Ｃに記載の箱において、切り込み線（Ｙ）が、切り込み線（Ｙ１）および切り込み線（Ｙ２）により構成され、当該切り込み線（Ｙ１）の端点と切り込み線（Ｙ２）の端点を結んだ直線が、取り出し口（Ｘ）と交差することを特徴とする衛生紙の収納容器Ｄが望ましい。
【００１０】
前記衛生紙の収納容器Ｄに記載の箱において、順に並ぶ4点の点（Ａ）、点（Ｂ）、点（Ｃ）、点（Ｄ）を結ぶ４辺で構成される名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）を挟みこむための切り込み線（Ｙ１）と、当該切り込み線と名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）における対角線上に位置する切り込み線（Ｙ２）において、切り込み線（Ｙ１）が、点（Ａ）と点（Ｂ）を結ぶ辺（ＡＢ）上の点（ＡＢ１）から点（Ｄ）と点（Ａ）を結ぶ辺（ＤＡ）上の点（ＤＡ２）迄、名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）と重なる部分を通って結ばれ、さらに点（Ａ）から遠ざかるように辺（ＤＡ）上の点（ＤＡ１）迄結ばれ、あるいは点（Ａ）から遠ざかるように名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）上にない点（ＤＡ３）まで結ばれる切り込み線であり、かつ、切り込み線（Ｙ２）が、点（Ｃ）と点（Ｄ）を結ぶ辺（ＣＤ）上の点（ＣＤ１）から点（Ｂ）と点（Ｃ）を結ぶ辺（ＢＣ）上の点（ＢＣ２）迄、名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）と重なる部分を通って結ばれ、さらに点（Ｃ）から遠ざかるように辺（ＢＣ）上の点（ＢＣ１）迄結ばれ、あるいはさらに点（Ｃ）から遠ざかるように名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）上にない点（ＢＣ３）まで結ばれる切り込み線であることを特徴とする衛生紙の収納容器Ｅが望ましい。
【００１１】
前記衛生紙の収納容器Ｅに載の箱に置いて、点（ＤＡ１）と点（ＢＣ３）を設けることにより、当該切り込み線（Ｙ１）と当該切り込み線（Ｙ２）のあいだに差し込まれた名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）の２つの角部が、当該切り込み線（Ｙ１）と（Ｙ２）から常に外れないことを特徴とする衛生紙の収納容器Ｆが望ましい。
【発明の効果】
【００１２】
ボックスティッシュに名刺やメッセージカード及びチラシ等の角部差し込み用の切り込み線が設けられることにより、画一的印刷内容のボックスティッシュに、多種多様の個別のメッセージ内容を加えること（ＡＡ）が容易になり、また画一的印刷内容のボックスティッシュに個別のメッセージ内容を加える必要のないとき（ＢＢ）にも、ボックスティッシュ自体には、切り込み線を小さくいれるだけなので、外面上も当該切り込みが目立つことなく、きれいに美観が保たれたままお客に渡すことができ、前記（ＡＡ）と（ＢＢ）の2つの使い分けができ、非常に便利になる。
【発明を実施するための形態】
【００１３】
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。なお、各実施の形態は、説明の便宜上、簡略化されている。図面は簡略的なものであるから、図面の記載を根拠として本発明の技術的範囲を狭く解釈してはならない。図面は、もっぱら技術的事項の説明のためのものであり、図面に示された要素の正確な大きさ等は反映していない。同一の要素には、同一の符号を付し、重複する説明は省略するものとする。上下左右といった方向を示す言葉は、図面を正面視した場合を前提として用いるものとする。
【００１４】
〔第１の実施の形態〕
図１は、ボックスティッシュの展開図である。
側面Ｂに名刺やメッセージカード及びチラシ等の角部差し込み用の切り込み線が設けられている。この場合、名刺やメッセージカードを差し込む場合は、ボックスティッシュをプレゼントされた人ＢＢＢが、プレゼントした人ＡＡＡのメッセージを見てもらいやすくするため、あえて取り外しやすくする必要はない。よって切り込み線名刺やメッセージカードの切り込み線ＳＳ１およびＳＳ２の端点は、Ｓ１の４辺上にあってもかまわない。しかしプレゼントする時、箱の側面に名刺やメッセージカードが位置することになり、社会通念上品物の上面にプレゼントした人ＡＡＡの名前及び名刺等があるべき価値観とは反することになる。
【００１５】
〔第２の実施の形態〕
図２は、ボックスティッシュの展開図である。箱の取り出し口のある面に名刺やメッセージカード及びチラシ等の角部差し込み用の切り込み線が設けられている。よってプレゼントされた人ＢＢＢが実際ティッシュを取り出すとき、必ずＳ１部分に挟みこまれた名刺やメッセージカード及びチラシ等の内容を見てもらえる特徴がある。この形式では前記社会通念上品物の上面にプレゼントした人ＡＡＡの名前及び名刺等があるべき価値観には合致するが、取り出し口が上面の片側にのみ設置され、ティッシュの取り出し性能に疑問が残る。
【００１６】
〔第３の実施の形態〕
図３は、ボックスティッシュの展開図である。箱の取り出し口のある面に名刺やメッセージカード及びチラシ等の角部差し込み用の切り込み線が設けられている。この形式では前記社会通念上品物の上面にプレゼントした人ＡＡＡの名前及び名刺等があるべき価値観にも合致し、取り出し口も大きく長く、箱の上面から取り出すのに問題は一切ない。すぐれた実施例の一部といえる。
【００１７】
さらにＳ１が箱の取り出し口Ｇに重なる部分があることによって、プレゼントされた人ＢＢＢが必ず、Ｓ１に添付された名刺やメッセージカード及びチラシ等を認識するという長所が含まれる。
【００１８】
しかしここで注意しなければいけないのは、当該名刺およびメッセージカード及びチラシ等を取り外さなくては、中のティッシュを1枚もとりだせないということである。
【００１９】
しかしそのことを長所としてとらえると、レゼントされた人ＢＢは、メッセージカード及びチラシ等を確実に認識し、メッセージ内容を確認することになる。
【００２０】
しかしあえて欠点の可能性を申し上げると、この段階で、プレゼントされた人ＢＢＢがメッセージカード及びチラシ等が「斜めに」挟みこまれていたりして不快な思いをしたり、またいざティッシュを使い始めようとして名刺およびメッセージカード及びチラシ等を取り外そうとするとき、「取り外しにくい」というストレスが、プレゼントされた人ＢＢＢに与えられる可能性があるということである。
【００２１】
〔第４の実施の形態〕
図４は、ボックスティッシュの展開図である。箱の取り出し口のある面に名刺やメッセージカード及びチラシ等の角部差し込み用の切り込み線が設けられている。さらにＳ１が箱の取り出し口Ｇに重なる部分がある場合の図３の変形である。
【００２２】
〔第５、６の実施の形態〕
図５および図６は、図3および図４の円で囲まれた部分であるＨを抜き出したものである。図６は、図５を９０度左向きに回転させた図である。
【００２３】
〔第７の実施の形態〕
図７および図９および図１０は、差し込み用切り込み線と名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）の関係を図示したものである。
【００２４】
図7においては、名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）を、左向きに回転させることで、プレゼントした人ＡＡＡが簡単にボックスティッシュの辺に平行及び垂直に設置できる効果（ＭＭＭＭＭ）が生まれる。
【００２５】
なぜなら当該名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）を左向きに回転させると、切り込み線の端部ＡＢ１とＣＤ１により当該名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）が固定され、あらかじめボックスティッシュの辺に平行に設置された長方形ＭＥＡ、ＭＥＢ、ＭＥＣ、ＭＥＤに重なるからである。
【００２６】
また次にプレゼントされた人ＢＢＢがボックスティッシュを開封する際に、差し込まれた名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）を、向かって右回りに回転させることで、簡単に取り外すことができる効果（ＮＮＮＮＮ）が生まれる。
【００２７】
その理由は、まず第一に、切り込み線がＤＡ２とＤＡ１の間の距離の分だけ長くなるので、名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）を挟む力が弱く、ソフトになるからである。また長い切り込み線に沿って名刺及びカードが動くので、指の動きに合わせて、名刺及びカードが回転しながら動き、そのことで指の動きに合わせて挟みやすく、またとりだしやすくなるからである。また図9に置いて示されるように、点ＭＥＡと点ＤＡ２との間の距離より、点ＡＡＡＡとＤＡ２の間の距離が短くなるので、さらに名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）を切り込み線からとり外しやすくなる。
【００２８】
繰り返すと、図９における、四角形ＡＡＡＡＢＢＢＢＣＣＣＣＤＤＤＤは、四角形ＭＥＡ、ＭＥＢ、ＭＥＣ、ＭＥＤが向かって右方向に回転したものである。つまり、向かって左方向に名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）を回転させると、四角形ＡＢＣＤの位置で止まるので、プレゼントする人ＡＡＡが、プレゼントされる人ＢＢＢに渡すとき、名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）を箱に平行および垂直に差し込める効果（ＭＭＭＭＭ）が生まれ、また向かって右側に回転させると、四角形ＡＡＡＡＢＢＢＢＣＣＣＣＤＤＤＤの位置まで、プレゼントされた人ＢＢＢが自由にずらせて、名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）を取り外しやすくなり、スムーズにボックスティッシュを使い始められるという効果（ＮＮＮＮＮ）が生まれるのである。
【００２９】
このような効果（ＭＭＭＭＭ）と効果（ＮＮＮＮＮ）は、特に図３および図４の場合に必要性がある。なぜなら、ボックスティッシュの取り出し口の上に重なるように挟みこまれた名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）がティッシュの取り出し口をふさぎ、ティッシュを使い始めようとしたとき、必ず名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）を外さなくてはならないからである。
【００３０】
特に効果（ＮＮＮＮＮ）は、せっかくもらったボックスティッシュが、名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）を外しにくくなった場合（図のような切り込みの場合）、挟みこまれた名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）がボックスティッシュの切り込み線にぴったり挟まって動かず、指で挟みにくく取り出しにくい状態が現出し、その結果プレゼントされた人ＢＢＢの怒りを買うことになるからである。
【００３１】
また、ＤＡ１、およびＢＣ１の位置を調整することにより前記回転できる角度が調整でき、名刺およびカード等が切り込み線に沿って回転してずれて外れやすくなっても、切り込み線に押し込まれた名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）が切り込み線から外れないよう、つまりボックスティッシュから外れないように調整できる。
【００３２】
また図７および図８および図９の場合、角部ＭＥＡ、ＭＥＢ，ＭＥＣ、ＭＥＤが左回転方向に順に設置されているが、右回転方向に順に設置することで、前記の動作回転方向を逆にすることができる。
【００３３】
この左回転方向か右回転方向かは、ボックスティッシュの上面取り出し口の形状に合わせて自由に設置すればよい。
【００３４】
また図１０には、名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）の角部を切り込み線の間に差し込みやすくするための補助切り込み線Ｘ１が設置されている。
【００３５】
一般的にボックスティッシュの切り込み線を図６の切り込み線ＳＳ１の様に設けた場合、切り込み線に厚い名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）はボックスティッシュ等の素材であるカートンが厚く丈夫で、切り込み線で分けられるカートン部分の片方を上から強く押しても、切り込み線で作られる開口部が広くなりにくく、狭くなりがちであり、厚いものを挟みこむのは難しい。
【００３６】
この場合、当該補助切り込み線Ｘ１を設けることにより、Ｘ１と近接する切り込み線（ＤＡ２からＤＡ１を結ぶ線）とで、カートンの部分であるＸ２が押し下げやすくなり、厚い名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）を挟みこみやすくなる効果が生まれる。
【００３７】
本発明の実施の形態は、上述したものに限定されない。箱部の形状は任意であり、必ずしも直方体に限られない。束の形状は任意であり、直方体に限られない。束は、トイレットペーパーのような円柱状のものであっても構わない。衛生紙が積層される態様は任意である。挟みこまれる名刺及びカード等の形状は方形に限らない。円形でも多角形でもかまわない。また複数の名刺及びカードまた折りたたんだチラシであってもかまわない。これらの形状は任意である。
【図面の簡単な説明】
【００３８】
【図１】ボックスティッシュの展開図である。側面に名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）の差し込み用切り込み線がある。
【図２】ボックスティッシュの展開図である。上面に名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）の差し込み用切り込み線がある。
【図３】ボックスティッシュの展開図である。上面に名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）の差し込み用切り込み線がある。取り出し口と刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）が重なる部分を持つ。
【図４】ボックスティッシュの展開図である。上面に名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）の差し込み用切り込み線がある。取り出し口と刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）が重なる部分を持つ。
【図５】名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）の差し込み用切り込み線のみを図示したものである。
【図６】名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）の差し込み用切り込み線のみを図示したものの一例である。
【図７】名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）の差し込み用切り込み線のみを図示したものの一例である。
【図８】名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）の差し込み用切り込み線のみを図示したものの一例である。
【図９】名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）の差し込み用切り込み線のみを図示したものの一例である。
【図１０】名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）の差し込み用切り込み線のみを図示したものの一例である。
【符号の説明】
【００３９】
Ａ ボックスティッシュ上面
Ｂ ボックスティッシュ長側面
Ｃ ボックスティッシュ長側面
Ｄ１ ボックスティッシュ端側面
Ｄ２ ボックスティッシュ端側面
Ｅ１ ボックスティッシュ端側面
Ｅ２ ボックスティッシュ端側面
Ｆ ボックスティッシュ底面
Ｇ ボックスティッシュ取り出し口
Ｈ ボックスティッシュ取り出し口と差し込み用切り込み線の位置詳細図
Ｓ１ 名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）ＳＳ１
ＳＳ１ 名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）の差し込み用切り込み線
ＳＳ２ 名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）の差し込み用切り込み線
ＭＥＡ 名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）の角部
ＭＥＢ 名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）の角部
ＭＥＣ 名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）の角部
ＭＥＤ 名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）の角部
ＡＢ１ 名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）の切り込み線の端点
ＤＡ１ 名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）の切り込み線の端点
ＤＡ２ 名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）の切り込み線の中間点
ＣＤ１ 名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）の切り込み線の端点
ＢＣ１ 名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）の切り込み線の端点
ＢＣ２ 名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）の切り込み線の中間点
ＡＡＡＡ 名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）が角度θだけ回転した後の角部
ＢＢＢＢ 名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）が角度θだけ回転した後の角部
ＣＣＣＣ 名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）が角度θだけ回転した後の角部
ＤＤＤＤ 名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）が角度θだけ回転した後の角部
ＡＡＡＡＢＢＢＢＣＣＣＣＤＤＤＤ 名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）が角度θだけ回転したもの
Ｘ１ 補助切り込み線
Ｘ２ 切り込み線と補助切り込み線の間の部分
【特許請求の範囲】
【請求項１】
衛生紙の束を内部に収納し、この衛生紙を取り出すための取り出し口（Ｘ）が設けられた箱であり、前記箱の一面には、名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）の角部を当該箱に挟みこむための切り込み線（Ｙ）が設けられたことを特徴とする衛生紙収納用箱。
【請求項２】
請求項１に記載の箱において、切り込み線（Ｙ）が、取り出し口（Ｘ）が設置された面に設けられたことを特徴とする衛生紙収納用箱。
【請求項３】
請求項２に記載の箱において、切り込み線（Ｙ）により挟みこまれた名刺及びカード及びチラシ等（Ｚ）が、取り出し口（Ｘ）の一部に重なることを特徴とする衛生紙収納用箱。
【請求項４】
請求項２または請求項３に記載の箱において、切り込み線（Ｙ）が、切り込み線（Ｙ１）および切り込み線（Ｙ２）により構成され、当該切り込み線（Ｙ１）の端点と切り込み線（Ｙ２）の端点を結んだ直線が、取り出し口（Ｘ）と交差することを特徴とする衛生紙収納用箱。
【請求項５】
請求項４に記載の箱に置いて、順に並ぶ4点の点（Ａ）、点（Ｂ）、点（Ｃ）、点（Ｄ）を結ぶ４辺で構成される名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）を挟みこむための切り込み線（Ｙ１）と、当該切り込み線と名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）における対角線上に位置する切り込み線（Ｙ２）において、切り込み線（Ｙ１）が、点（Ａ）と点（Ｂ）を結ぶ辺（ＡＢ）上の点（ＡＢ１）から点（Ｄ）と点（Ａ）を結ぶ辺（ＤＡ）上の点（ＤＡ２）迄、名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）と重なる部分を通って結ばれ、さらに点（Ａ）から遠ざかるように辺（ＤＡ）上の点（ＤＡ１）迄結ばれ、あるいは点（Ａ）から遠ざかるように名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）上にない点（ＤＡ３）まで結ばれる切り込み線であり、かつ、切り込み線（Ｙ２）が、点（Ｃ）と点（Ｄ）を結ぶ辺（ＣＤ）上の点（ＣＤ１）から点（Ｂ）と点（Ｃ）を結ぶ辺（ＢＣ）上の点（ＢＣ２）迄、名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）と重なる部分を通って結ばれ、さらに点（Ｃ）から遠ざかるように辺（ＢＣ）上の点（ＢＣ１）迄結ばれ、あるいはさらに点（Ｃ）から遠ざかるように名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）上にない点（ＢＣ３）まで結ばれる切り込み線であることを特徴とする衛生紙の収納容器。
【請求項６】
請求項５に記載の箱に置いて、点（ＤＡ１）と点（ＢＣ３）を設けることにより、当該切り込み線（Ｙ１）と当該切り込み線（Ｙ２）のあいだに差し込まれた名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）の２つの角部が、当該切り込み線（Ｙ１）と（Ｙ２）から常に外れないことを特徴とする衛生紙の収納容器。
【請求項１】
衛生紙の束を内部に収納し、この衛生紙を取り出すための取り出し口（Ｘ）が設けられた箱であり、前記箱の一面には、名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）の角部を当該箱に挟みこむための切り込み線（Ｙ）が設けられたことを特徴とする衛生紙収納用箱。
【請求項２】
請求項１に記載の箱において、切り込み線（Ｙ）が、取り出し口（Ｘ）が設置された面に設けられたことを特徴とする衛生紙収納用箱。
【請求項３】
請求項２に記載の箱において、切り込み線（Ｙ）により挟みこまれた名刺及びカード及びチラシ等（Ｚ）が、取り出し口（Ｘ）の一部に重なることを特徴とする衛生紙収納用箱。
【請求項４】
請求項２または請求項３に記載の箱において、切り込み線（Ｙ）が、切り込み線（Ｙ１）および切り込み線（Ｙ２）により構成され、当該切り込み線（Ｙ１）の端点と切り込み線（Ｙ２）の端点を結んだ直線が、取り出し口（Ｘ）と交差することを特徴とする衛生紙収納用箱。
【請求項５】
請求項４に記載の箱に置いて、順に並ぶ4点の点（Ａ）、点（Ｂ）、点（Ｃ）、点（Ｄ）を結ぶ４辺で構成される名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）を挟みこむための切り込み線（Ｙ１）と、当該切り込み線と名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）における対角線上に位置する切り込み線（Ｙ２）において、切り込み線（Ｙ１）が、点（Ａ）と点（Ｂ）を結ぶ辺（ＡＢ）上の点（ＡＢ１）から点（Ｄ）と点（Ａ）を結ぶ辺（ＤＡ）上の点（ＤＡ２）迄、名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）と重なる部分を通って結ばれ、さらに点（Ａ）から遠ざかるように辺（ＤＡ）上の点（ＤＡ１）迄結ばれ、あるいは点（Ａ）から遠ざかるように名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）上にない点（ＤＡ３）まで結ばれる切り込み線であり、かつ、切り込み線（Ｙ２）が、点（Ｃ）と点（Ｄ）を結ぶ辺（ＣＤ）上の点（ＣＤ１）から点（Ｂ）と点（Ｃ）を結ぶ辺（ＢＣ）上の点（ＢＣ２）迄、名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）と重なる部分を通って結ばれ、さらに点（Ｃ）から遠ざかるように辺（ＢＣ）上の点（ＢＣ１）迄結ばれ、あるいはさらに点（Ｃ）から遠ざかるように名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）上にない点（ＢＣ３）まで結ばれる切り込み線であることを特徴とする衛生紙の収納容器。
【請求項６】
請求項５に記載の箱に置いて、点（ＤＡ１）と点（ＢＣ３）を設けることにより、当該切り込み線（Ｙ１）と当該切り込み線（Ｙ２）のあいだに差し込まれた名刺およびカード及びチラシ等（Ｚ）の２つの角部が、当該切り込み線（Ｙ１）と（Ｙ２）から常に外れないことを特徴とする衛生紙の収納容器。
【図１】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図６】
【図７】
【図８】
【図９】
【図１０】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図６】
【図７】
【図８】
【図９】
【図１０】
【公開番号】特開２０１２−１７６７５７（Ｐ２０１２−１７６７５７Ａ）
【公開日】平成２４年９月１３日（２０１２．９．１３）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２０１１−３９２９３（Ｐ２０１１−３９２９３）
【出願日】平成２３年２月２５日（２０１１．２．２５）
【出願人】（５０６３６９９３３）有限会社あんど企画 (8)
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成２４年９月１３日（２０１２．９．１３）
【国際特許分類】
【出願日】平成２３年２月２５日（２０１１．２．２５）
【出願人】（５０６３６９９３３）有限会社あんど企画 (8)
【Ｆターム（参考）】
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