説明

表示処理装置、スクロール表示方法、およびコンピュータプログラム

【課題】ユーザが目的のアイコンを容易に見つけられるように画面をスクロールさせる。
【解決手段】複数の機能バッジ3が並んだ機能バッジ列300をスクロールさせながら、機能バッジ3を一部ずつ次のように表示する。機能バッジ3ごとに対応するマーカ4が並んだスクロールトラック2Bに沿ってユーザの操作に応じて動く、スクロールトラック2Bの一部分を指し示すためのスライドゲージ5を表示する。スライドゲージ5が指し示しているスクロールトラック2Bの一部分に属するマーカ4に対応する機能バッジ3を、スライドゲージ5が所定の速さよりも遅く動いている場合はスライドゲージ5の近傍の所定の領域に位置するマーカ4に対応する機能バッジ3がそれ以外の機能バッジ3よりも目立つ形態ように表示させ、スライドゲージ5が所定の速さよりも速く動いている場合は両者を例えば同じ形態で表示する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画面のスクロールの制御を行う装置および方法などに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、コピー、スキャナ、ファックス、ネットワークプリント、およびドキュメントサーバなど様々な機能が備わった複合機が普及している。このような複合機は、「MFP(Multi Function Peripherals)」と呼ばれることもある。
【0003】
また、ADF(Auto Document Feeder)、印刷エンジン、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ハードディスクなどのハードウェアの性能が向上したり、ソフトウェアの開発の環境が整備されたりするのに伴い、上述の機能とともに用いられる付随的な様々な機能が開発されている。
【0004】
例えば、コピー機能の付随的な機能(いわゆるオプション機能)として、いわゆる裏写りなどを除去する「下地調整機能」、スキャンした画像を自動的に回転させる「自動回転機能」、原稿の用紙を複数枚連続してスキャンする「連続読込み機能」、いわゆるブック仕上げを行う「ブック原稿機能」などの機能が提供されている。
【0005】
このように、複合機は、ますます多機能化されている。多機能化が進めば、ユーザは、様々な処理を複合機に実行させることができるようになる。
【0006】
しかし、実行させることができる処理のバリエーションが増えれば増えるほど、複合機の操作方法が複雑になりやすい。
【0007】
例えば、GUI(Graphical User Interface)を採用する複合機であれば、オプション機能ごとのアイコンをディスプレイに表示させるが、ディスプレイに一度に表示することができるアイコンの数は、限られている。ディスプレイに一度に表示するアイコンの数を増やすには、アイコンの大きさを小さくしなければならない。そうすると、ユーザにとって、アイコンが見にくくなる。
【0008】
このように、オプション機能が多ければ多いほど、ユーザにとって、使用するオプション機能のアイコンを探すのが大変になる。
【0009】
アイコンは、ある程度の大きさで表示されなければならない。よって、アイコンをすべてディスプレイに一度に表示することができない場合が、ある。この場合は、画面をスクロールさせることによって、アイコンを順番に表示させる。
【0010】
スクロール時の画面の表示方法として、次のような方法が提案されている。スクロール速度が所定値以上または所定値を超えるときに、スクロール速度が所定値未満または所定値以下の速さのときに比べ、表示する情報のサイズを小さくすると共に、表示する項目の列挙数を増加させる(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0011】
【特許文献1】特開2009−289101号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
しかし、この方法によると、情報が小さく表示されて高速にスクロールするので、情報を認識することが難しくなる場合がある。そうすると、結果的に、目的とするアイコンを探し出すのに手間が掛かってしまう。
【0013】
本発明は、このような問題点に鑑み、ユーザが目的のアイコンを従来よりも容易に見つけることができるように画面をスクロールさせることを、目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0014】
本発明の一形態に係る表示処理装置は、複数の第一のアイコンが並んだ第一の列をスクロールさせながら、前記複数の第一のアイコンを一部ずつディスプレイに表示させる表示処理装置であって、前記第一の列に沿って配置されかつ前記複数の第一のアイコンのうちの1つまたは複数個ごとに対応する第二のアイコンが並んだ第二の列に沿ってユーザの操作に応じて動く、前記第二の列の一部分を指し示すための指示手段と、前記指示手段によって指し示されている前記第二の列の一部分に属する前記第二のアイコンに対応する前記第一のアイコンを、前記ディスプレイに、前記指示手段が所定の速さよりも遅く動いている場合は前記指示手段の近傍の所定の領域に位置する前記第二のアイコンに対応する前記第一のアイコンがそれ以外の前記第一のアイコンよりも目立つ形態である第一の形態で表示させ、前記指示手段が前記所定の速さよりも速く動いている場合は前記第一の形態以外の形態である第二の形態で表示させる、表示処理手段と、を有する。
【0015】
好ましくは、前記第一の形態は、前記所定の領域に位置する前記第二のアイコンに対応する前記第一のアイコンをハイライトにし、それ以外の前記第一のアイコンをグレーアウトにした形態である、または、前記第一の形態は、前記所定の領域に位置する前記第二のアイコンに対応する前記第一のアイコンを、それ以外の前記第一のアイコンよりも大きくした形態である。
【0016】
または、前記第二の列は、前記ディスプレイに表示された画像であり、前記指示手段は、前記ディスプレイに表示された第三のアイコンおよび前記ディスプレイに設けられたタッチパネルによって実現される。
【発明の効果】
【0017】
本発明によると、ユーザが目的のアイコンを従来よりも容易に見つけることができるように画面をスクロールさせることができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】正面から見た場合の複合機の外観および複合機を含むネットワークの構成の例を示す図である。
【図2】複合機の全体的なハードウェア構成の例を示す図である。
【図3】正面から見た場合のエンジン部の内部の構成の例を概略化して表した断面図である。
【図4】操作部の構成の例を示す図である。
【図5】バッジ選択画面の例を示す図である。
【図6】複合機の機能的構成の例を示す図である。
【図7】機能バッジ列とバッジ選択画面との関係の例を示す図である。
【図8】低速でスクロールする際の機能バッジ列の表示の形態の第一の例を示す図である。
【図9】低速でスクロールする際の機能バッジ列の表示の形態の第二の例を示す図である。
【図10】スライドバーの速さの変化の例を示すグラフである。
【図11】機能バッジ列のスクロール時のバッジ選択画面の遷移の例を示す図である。
【図12】機能バッジ列のスクロール時のバッジ選択画面の遷移の例を示す図である。
【図13】機能バッジ列のスクロール時のバッジ選択画面の遷移の例を示す図である。
【図14】複合機の全体的な処理の流れの例を説明するフローチャートである。
【図15】機能バッジ列のスクロール時のバッジ選択画面の遷移の変形例を示す図である。
【図16】機能バッジ列のスクロール時のバッジ選択画面の遷移の変形例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
図1は、正面から見た場合の複合機1の外観および複合機1を含むネットワークの構成の例を示す図である。図2は、複合機1の全体的なハードウェア構成の例を示す図である。図3は、正面から見た場合のエンジン部1fの内部の構成の例を概略化して表した断面図である。図4は、操作部1hの構成の例を示す図である。
【0020】
図1に示す複合機1は、一般にMFP(Multi Function Peripherals)などと呼ばれる画像処理装置であって、コピー、PCプリント(ネットワークプリンティング)、ファックス、スキャナ、およびドキュメントサーバなどの機能を集約した装置である。複合機1は、パーソナルコンピュータなどの他の装置TRと通信回線NWを介してデータのやり取りを行うことができる。
【0021】
複合機1は、図2に示すように、コントローラ1a、RAM(Random Access Memory)1b、ROM(Read Only Memory)1c、大容量記憶装置1d、スキャナ1e、エンジン部1f、ネットワークインタフェース1g、操作部1h、およびモデム1jなどによって構成される。
【0022】
スキャナ1eは、用紙に記されている写真、文字、絵、図表などの画像を読み取って画像データを生成する装置である。
【0023】
エンジン部1fは、スキャナ1eによって読み取られた画像または他の装置から受信した画像データに示される画像を印刷する印刷ユニットである。エンジン部1fとして、例えば、タンデム方式の印刷ユニットが用いられる。この場合は、エンジン部1fは、図3に示すように構成される。
【0024】
図3において、エンジン部1fは、画像形成ユニット1u、転写ベルト1t、一次転写装置1s、二次転写装置1v、定着装置1wなどによって構成される。画像形成ユニット1uおよび一次転写装置1sは、1つずつ、黒(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、およびシアン(C)のそれぞれの色ごとに設けられている。
【0025】
画像形成ユニット1uは、像担持体1ua、帯電装置1ub、像露光装置1uc、および現像装置1udなどによって構成され、各色の像を次のように形成する。
【0026】
像担持体1uaは、感光体である。帯電装置1ubは、像担持体1uaの表面を一様な電位に帯電させる。像露光装置1ucは、表面が一様に帯電した像担持体1uaに、光を照射することによって静電潜像を形成する。現像装置1udは、像担持体1uaの、静電潜像が形成された部分に、トナーを静電吸着させる。
【0027】
一次転写装置1sは、像担持体1uaの表面に吸着しているトナーを、転写ベルト1tに転写(1次転写)する。
【0028】
二次転写装置1vは、転写ベルト1tに1次転写された各色のトナーを記録紙または樹脂フィルムなどの記録媒体MAに転写(二次転写)する。そして、定着装置1wは、二次転写されたトナーを記録媒体MAに定着させる。
【0029】
図2に戻って、操作部1hは、図4に示すように、液晶ディスプレイ1h0、タッチパネル1h1、およびキーボード1h2などによって構成される。
【0030】
液晶ディスプレイ1h0には、ユーザへメッセージを与えるための画面、処理の結果を示す画面、またはユーザが複合機1に対して指示を入力するための画面などが表示される。タッチパネル1h1は、液晶ディスプレイ1h0の表示面に設けられており、タッチされた(押された)位置を検知し、コントローラ1aにその位置を通知する。
【0031】
キーボード1h2は、テンキー、スタートキー、ストップキー、およびファンクションキーなどのキーによって構成される入力装置である。
【0032】
ユーザは、操作部1hを操作することによって、複合機1に対してコマンドを与えたりデータを入力したりすることができる。
【0033】
図2に戻って、ネットワークインタフェース1gは、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)によって他の装置と通信を行う。ネットワークインタフェース1gとして、例えばNIC(Network Interface Card)が用いられる。
【0034】
モデム1jは、固定電話網を介してG3のプロトコルによって他のファックス端末と通信を行う装置である。
【0035】
コントローラ1aは、複合機1の全体的な制御を行うCPU(Central Processing Unit)である。
【0036】
ROM1cまたは大容量記憶装置1dには、オペレーティングシステム、ファームウェア、およびアプリケーションなどのプログラムが記憶されている。
【0037】
オペレーティングシステムまたはファームウェアには、液晶ディスプレイ1h0に画面を表示するプログラムが含まれている。特に、本実施形態では、後述するバッジ選択画面2(図5参照)を表示するためのバッジ選択画面表示プログラム10が含まれている。
【0038】
大容量記憶装置1dとして、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)、またはフラッシュメモリなどの不揮発性の記録装置が用いられる。これらのプログラムは、必要に応じてRAM1bへロードされ、コントローラ1aによって実行される。
【0039】
上述の通り、複合機1には、コピー、PCプリント、ファックス、スキャナ、およびドキュメントサーバなど様々な機能が備わっている。これらの機能は、使用の要否または設定値をユーザが任意に選択できるオプション機能と組み合わされて実現される。
【0040】
例えば、コピー機能は、いわゆる裏写りなどを除去する「下地調整機能」、スキャンした画像を自動的に回転させる「自動回転機能」、原稿の用紙を複数枚連続してスキャンする「連続読込み機能」、いわゆるブック仕上げを行う「ブック原稿機能」などのオプション機能が適宜、組み合わされる。
【0041】
図5は、バッジ選択画面2の例を示す図である。図6は、複合機1の機能的構成の例を示す図である。図7は、機能バッジ列300とバッジ選択画面2との関係の例を示す図である。図8は、低速でスクロールする際の機能バッジ列300の表示の形態の第一の例を示す図である。図9は、低速でスクロールする際の機能バッジ列300の表示の形態の第二の例を示す図である。図10は、スライドバー51の速さの変化の例を示すグラフである。図11、図12、および図13は、機能バッジ列300のスクロール時のバッジ選択画面2の遷移の例を示す図である。
【0042】
次に、図5に示すバッジ選択画面2を、その表示方法および操作方法などとともに説明する。
【0043】
ユーザが所定の操作を行うと、コントローラ1aは、バッジ選択画面表示プログラム10を起動させる。例えば、ユーザがキーボード1h2の中の、「copy」、「fax/scan」、および「box」の各ファンクションキーのうちのいずれかを押すと、バッジ選択画面表示プログラム10を起動させる。
【0044】
バッジ選択画面表示プログラム10によると、図6に示すバッジ選択画面データ生成部101、バッジ選択画面表示制御部102、モーション種類等判別部103、スライドゲージ速度算定部104、スライドゲージ位置決定部105、バッジ位置決定部106、および画面データ記憶部107などが実現される。
【0045】
以下、「copy」のファンクションキーが押された場合を例に、バッジ選択画面データ生成部101ないし画面データ記憶部107の処理内容およびバッジ選択画面2などについて説明する。
【0046】
まず、バッジ選択画面2について説明する。バッジ選択画面2には、図5の通り、機能バッジエリア2A、スクロールトラック2B、およびスライドゲージ移動エリア2Cの3つのエリアがある。
【0047】
機能バッジエリア2Aには、機能バッジ列300が表示される。機能バッジ列300は、横方向に一列に並んだ複数の機能バッジ3によって構成される。以下、26個の機能バッジ3が設けられている場合を例に説明する。また、各機能バッジ3を左から順に「機能バッジ3A」、「機能バッジ3B」、…、「機能バッジ3Z」、と区別して記載することがある。
【0048】
図7に示すように、機能バッジ列300の高さ(縦方向の長さ)は、機能バッジエリア2Aの高さよりもずっと低い。しかし、機能バッジ列300の幅(横方向の長さ)は、機能バッジエリア2Aの幅よりもかなり長い。よって、機能バッジエリア2Aには、機能バッジ列300の一部分しか表れていない。
【0049】
ただし、ユーザは、後述するように、機能バッジエリア2Aにおいて機能バッジ列300を横方向にスクロールさせることによって、機能バッジ列300の残りの部分を見ることができる。
【0050】
機能バッジ3は、オプション機能を表わすアイコンであり、複合機1に備わっているオプション機能ごとに1つずつ用意されている。本実施形態では、「copy」のファンクションキーが押されたので、機能バッジ列300には、コピーの機能とともに用いられるオプション機能の機能バッジ3が並べられる。
【0051】
なお、機能バッジ3の上には、それに対応するオプション機能の名前が記されている。また、オプション機能の設定の内容に応じて機能バッジ3の絵柄が変更されることがある。図7、図11、図12、図13、図15、および図16においては、機能バッジ3の絵柄を省略している。
【0052】
スクロールトラック2Bには、複数のマーカ4が横方向に並べられている。マーカ4は、アイコンである。マーカ4の個数は機能バッジ3の個数と同じである。そして、左のマーカ4から順に機能バッジ3A、機能バッジ3B、…、機能バッジ3Zに対応している。以下、各マーカ4を左から順に「マーカ4A」、「マーカ4B」、…、「マーカ4Z」と区別して記載することがある。したがって、マーカ4A、マーカ4B、…、マーカ4Zは、それぞれ、機能バッジ3A、機能バッジ3B、…、機能バッジ3Zに対応している。
【0053】
スクロールトラック2Bの幅は、バッジ選択画面2の幅とほぼ同じである。よって、ユーザは、スクロールトラック2Bのすべての部分を一度に見ることができる。
【0054】
スライドゲージ移動エリア2Cは、スクロールトラック2Bの直ぐ下に設けられている。スクロールトラック2Bの幅と同様に、スライドゲージ移動エリア2Cの幅もバッジ選択画面2の幅とほぼ同じである。
【0055】
スライドゲージ5は、スライドバー51およびウィンドウ52によって構成される(図5参照)。スライドバー51は、ユーザの操作に応じて、スライドゲージ移動エリア2Cの中を左右方向(横方向、幅方向)に移動するアイコンである。したがって、スライドバー51は、ユーザの操作に応じて、スクロールトラック2Bの下辺に沿って平行に移動する。なお、説明の簡単のため、本実施形態では、スライドバー51は上下方向には移動しないものとする。
【0056】
ウィンドウ52は、機能バッジエリア2Aを縮小したものに相当する。ウィンドウ52は、スライドバー51の真上に設けられている。ウィンドウ52の高さは、スクロールトラック2Bの高さよりも若干高い。また、ウィンドウ52の幅は、スライドバー51の幅より若干、長い。よって、ウィンドウ52は、スクロールトラック2Bの中の、スライドバー51の真上にある幾つかのマーカ4を囲うことができる。
【0057】
また、ウィンドウ52は、スライドバー51に固定されている。よって、ウィンドウ52は、スライドバー51が移動すると、一緒に移動する。ユーザは、ウィンドウ52で囲われるマーカ4を、スライドバー51を操作することによって変えることができる。
【0058】
機能バッジエリア2Aには、上述の通り、機能バッジ列300の一部分のみ、つまり、26個の機能バッジ3のうちの一部のみが、表示される。図5に示す通り、ウィンドウ52によって囲われているマーカ4に対応する機能バッジ3のみが、機能バッジエリア2Aに表示される。そして、スライドバー51の移動に伴って、ウィンドウ52で囲うマーカ4が変わり、機能バッジエリア2Aに表示される機能バッジ3も変わる。
【0059】
このように、スライドバー51の移動に伴って、機能バッジ列300が機能バッジエリア2Aにおいてスクロールする。
【0060】
次に、図6に示すバッジ選択画面データ生成部101ないし画面データ記憶部107について説明する。バッジ選択画面2を液晶ディスプレイ1h0に表示する処理は、バッジ選択画面データ生成部101ないし画面データ記憶部107によって実現される。
【0061】
画面データ記憶部107には、バッジ選択画面2を構成する各オブジェクトを表示するための画像データが記憶されている。これらの画像データは、バッジ選択画面データ生成部101によって用いられる。
【0062】
バッジ選択画面データ生成部101は、ユーザによる操作に応じた状態のバッジ選択画面2のビットマップのデータを生成する。
【0063】
ファンクションキーが押された場合は、このファンクションキーに係る機能に応じたバッジ選択画面2のビットマップのデータを生成する。ただし、この場合は、スライドゲージ5をデフォルトの位置に配置しておく。したがって、バッジ選択画面2に配置される機能バッジ3も自ずと決まる。
【0064】
また、ユーザがスライドバー51を移動させる操作を行うと、バッジ選択画面データ生成部101は、その操作に応じて変化したバッジ選択画面2のビットマップのデータを修正する。これについては、後述する。
【0065】
バッジ選択画面表示制御部102は、バッジ選択画面データ生成部101によって生成されたビットマップのデータに基づいて、液晶ディスプレイ1h0にバッジ選択画面2を表示させる。
【0066】
ユーザは、機能バッジ列300をスクロールさせるために、バッジ選択画面2を見ながら、タッチパネル1h1の上の、スライドバー51が表示されている位置を指またはペンなどで触って右または左へスライドさせる。「スライド」という操作は、マウスでオブジェクトをドラッグする操作に相当する。
【0067】
または、ユーザは、オプション機能を選択する場合は、そのオプション機能に対応する機能バッジ3をタップする。「タップ」という操作は、マウスでオブジェクトをクリックする操作に相当する。
【0068】
タッチパネル1h1は、各時刻における触れられた位置を検知する。そして、タッチパネル1h1は、各時刻における検知した位置をコントローラ1aへ通知する。以下、触れられた位置を「接触位置」と記載する。
【0069】
モーション種類等判別部103は、タッチパネル1h1から通知された検知の結果に基づいて、ユーザが行った操作(モーション)の種類および対象を次のように判別する。
【0070】
触れられている間の、最初の接触位置とその後の任意の接触位置との距離(以下、「接触変位距離」と記載する。)が所定の距離以上である場合は、モーション種類等判別部103は、その操作が「スライド」であると判別する。そして、最初の接触位置に配置されているオブジェクト(例えば、スライドバー51)を、操作の対象であると判別する。
【0071】
したがって、モーション種類等判別部103は、最初の接触位置から所定の距離以上離れた別の接触位置が検知された時点で、その操作が「スライド」であると、判別する。
【0072】
一方、接触変位距離が所定の値未満である場合は、モーション種類等判別部103は、その操作が「タップ」であると判別する。そして、最初の接触位置に配置されているオブジェクト(例えば、いずれかの機能バッジ3)を、操作の対象であると判別する。
【0073】
したがって、モーション種類等判別部103は、最初の接触位置から所定の距離以上離れた別の接触位置が検知されることなく指などがタッチパネル1h1から離れたら、その操作が「タップ」であると、判別する。
【0074】
スライドゲージ速度算定部104は、操作の種類がスライドでありかつ操作の対象がスライドバー51であるとモーション種類等判別部103によって判別された場合に、タッチパネル1h1による検知の結果に基づいて、触れられている間の各時刻におけるスライドの速度(つまり、速さおよび方向)を算出する。例えば、時刻Taおよび時刻Tb(ただし、Ta>Tb)それぞれにおける接触位置のX軸(幅方向の軸)の値をXa、Xbとすると、時刻Taにおける速度Vaは、
Va=(Xa−Xb)/(Ta−Tb)
である。
【0075】
スライドゲージ位置決定部105は、タッチパネル1h1によって検知された結果に基づいて、触れられている間の各時刻におけるスライドゲージ5の位置を決定する。
【0076】
例えば、ユーザがスライドバー51の中心を触りながらスライドを行い、ある時刻Tcの接触位置のX座標の値としてXcが検知された場合は、スライドバー51の中心が座標(Xc,Yo)になる位置を、スライドゲージ5の時刻Tcにおける位置に決定する。なお、上述の通り、スライドゲージ5は上下方向には移動しないので、「Yo」は、所定の値である。または、指の移動の量および向きに基づいてスライドバー51の位置を決定してもよい。
【0077】
バッジ位置決定部106は、スライドゲージ位置決定部105が決定したスライドゲージ5の位置に基づいて、機能バッジエリア2Aに表示させる機能バッジ3およびそれらの位置を次のように決定する。
【0078】
スライドゲージ5の位置が決まると、ウィンドウ52の位置も自ずと決まる。バッジ位置決定部106は、機能バッジ列300の、ウィンドウ52に囲われている部分を特定する。特定した部分には、マーカ4が複数個、横一列に並んでいる。
【0079】
ウィンドウ52は、上述の通り、機能バッジエリア2Aを縮小した領域に相当する。そこで、バッジ位置決定部106は、特定した部分に並んでいる各マーカ4に対応する機能バッジ3を、機能バッジエリア2Aに表示させる機能バッジ3に決定する。さらに、バッジ位置決定部106は、特定した部分を所定の倍率に(機能バッジエリア2Aと同じサイズになるように)拡大して機能バッジエリア2Aに配置したときの、特定した部分に含まれる各マーカ4の位置を算出する。そして、各マーカ4の算出した位置を、各マーカ4に対応する各機能バッジ3の位置に決定する。
【0080】
例えば、マーカ4B、4C、…、および4Iの全部分がウィンドウ52に囲われている場合は、バッジ位置決定部106は、左から順に機能バッジ3B、3C、…、および3Iの全部分を表示させると、決定する。
【0081】
または、マーカ4Kの右半分と、マーカ4L、4M、…、および4Rの全部分と、マーカ4Sの左半分とが、ウィンドウ52に囲われている場合は、バッジ位置決定部106は、左から順に機能バッジ3Kの右半分と、機能バッジ3L、3M、…、および3Rの全部分と、機能バッジ3Sの左半分を表示させると、決定する。
【0082】
バッジ選択画面データ生成部101は、スライドゲージ速度算定部104、スライドゲージ位置決定部105、およびバッジ位置決定部106それぞれが算定しまたは決定した内容に基づいて、バッジ選択画面2のビットマップのデータを修正する。つまり、バッジ選択画面2のビットマップのデータを生成し直す。
【0083】
具体的には、バッジ選択画面データ生成部101は、次のようにオブジェクトが配置されるようにバッジ選択画面2の一部分のビットマップのデータを修正する。スライドゲージ5が、スライドゲージ位置決定部105が決定した位置に配置されるようにする。バッジ位置決定部106が決定した通りに、機能バッジ3が機能バッジエリア2Aに配置されるようにする。
【0084】
さらに、バッジ選択画面データ生成部101は、スライドゲージ速度算定部104による算定の結果に応じて、適宜、一部の機能バッジ3の形態を残りの機能バッジ3の形態と異なるようにビットマップのデータを次のように修正する。
【0085】
スライドバー51の現在の速さ(速度の絶対値)が所定の速さSp以下である場合は、スライドバー51の近傍にある機能バッジ3の形態を残りの機能バッジ3の形態と異なるようにビットマップのデータを修正する。
【0086】
例えば、図8のように、スライドバー51の位置から所定の距離以内にある機能バッジ3がハイライトのままであり残りの機能バッジ3がグレーアウトする(色が薄くなる)ように、ビットマップのデータを修正する。または、図9のように、スライドバー51の位置から所定の距離以内にある機能バッジ3のサイズが大きくなるように、ビットマップのデータを修正する。なお、図8および図9の例では、スライドバー51の真上の領域に面積の半分以上が重なる機能バッジ3を選出し、ハイライトのまま残しまたは拡大しているが、スライドバー51の真上の領域に完全に重なる機能バッジ3のみを選出してもよい。
【0087】
なお、スライドバー51の現在の速さが所定の速さSpを超えている場合は、上述の修正は行わない。
【0088】
そして、バッジ選択画面表示制御部102は、バッジ選択画面データ生成部101によって修正されたビットマップのデータに基づいて、バッジ選択画面2を液晶ディスプレイ1h0に表示し直す。
【0089】
図6に示す各部の処理によると、バッジ選択画面2に表示される機能バッジ列300は、例えば次のようにスクロールする。図10に示すように速さが遷移するように、ユーザがスライドバー51を右方向へ動かしたとする。つまり、ユーザが時刻Tdにスライドバー51を動かし始める。スライドバー51の速さが、時刻Teで所定の速さSpを超え、時刻Tfで再び所定の速さSp以下になる。そして、ユーザが時刻Tgに操作を止める。
【0090】
スライドバー51が動き始めた直後つまり時刻Tdを過ぎた直後から時刻Teまでの間は、機能バッジ列300は、図11(A)および図11(B)に示すように、スライドバー51の近傍にある機能バッジ3がハイライトされそれ以外の機能バッジ3がグレーアウトされた状態で、スクロールする。または、機能バッジ列300は、図11(C)および図12(A)に示すように、スライドバー51の近傍にある機能バッジ3のみが拡大した状態で、スクロールする。
【0091】
スライドバー51の速さが所定の速さSpを超えると、つまり、時刻Teを過ぎると、機能バッジ列300は、図12(B)に示すように、機能バッジ3の拡大を行うことも濃淡の差異を付けることなく、通常通りにスクロールする。
【0092】
スライドバー51の速さが再び所定の速さSp以下になると、つまり、時刻Tfを過ぎると、スライドバー51が止まるまで、つまり、時刻Tgになるまで、機能バッジ列300は、図12(C)に示すように、スライドバー51の近傍にある機能バッジ3がハイライトされそれ以外の機能バッジ3がグレーアウトされた状態で、スクロールする。または、図13(A)に示すように、機能バッジ列300は、スライドバー51の近傍にある機能バッジ3のみが拡大した状態で、スクロールする。
【0093】
そして、スライドバー51が止まると、つまり、時刻Tgになったら、機能バッジ列300も止まる。このとき、図13(B)に示すように、機能バッジ列300は、拡大されることも濃淡の差異を付けられることなく、通常通りの形態で表示される。
【0094】
図14は、複合機1の全体的な処理の流れの例を説明するフローチャートである。次に、複合機1におけるバッジ選択画面2の表示の処理の手順を、図14のフローチャートを参照しながら説明する。
【0095】
複合機1は、ユーザが操作を行うごとに、その操作の種類および対象を判別する(図14の#11)。複合機1は、その操作の種類がスライドではないと判別しまたはその操作の対象がスライドバー51ではないと判別した場合は(#12でNo)、その操作の種類および対象に応じた処理を行う(#13)。
【0096】
一方、複合機1は、スライドであると判別しかつその操作の対象がスライドバー51であると判別した場合は(#12でYes)、機能バッジ列300をスクロールさせる処理を次のように行う(#14〜#19)。
【0097】
複合機1は、スライドが行われている間、スライドバー51の移動の方向および速さなどを随時、検出する(#14)。
【0098】
複合機1は、スライドバー51の速さがゼロを超えているが所定の速さSp以下である場合は(#15でYes)、図8または図9などに示したように、スライドバー51の近傍の機能バッジ3の形態とそれ以外の機能バッジ3との形態が異なるようにして、検出した方向へ機能バッジ列300をスクロールさせる(#16)。
【0099】
または、複合機1は、スライドバー51の速さが所定の速さSpを超えている場合は(#15でNo、#17でYes)、図5などに示したように、各機能バッジ3の形態を異ならせることなく、検出した方向へ機能バッジ列300をスクロールさせる(#18)。
【0100】
または、複合機1は、スライドバー51の速さがゼロになったことを検出すると(#15でNo、#17でNo)、機能バッジ3の形態を元に戻した状態で、機能バッジ列300のスクロールを停止させる(#19)。
【0101】
本実施形態によると、ユーザは、目的の機能バッジを従来よりも容易に見つけることができるように画面をスクロールさせることができる。
【0102】
図15および図16は、機能バッジ列300のスクロール時のバッジ選択画面2の遷移の変形例を示す図である。
【0103】
本実施形態では、スライドバー51の速さが所定の速さSpを超えているか否かによって、スクロールの際の機能バッジ列300の各機能バッジ3の表示の形態を変更したが、次のような速さの変化に基づいて変更してもよい。
【0104】
スライドバー51の速さが所定の速さSp以下であるがゼロを超えており、かつ、今回のスライドにおいて既に一度、所定の速さSpを超えたことがある場合は、複合機1は、図8または図9に示したように、スライドバー51の近傍にある機能バッジ3の形態を残りの機能バッジ3の形態と異なるようにして機能バッジ列300をスクロールさせる。それ以外の場合は、複合機1は、機能バッジ3の拡大を行うことも濃淡の差異を付けることなく、通常通りにスクロールする。
【0105】
つまり、図10に示すように速さが遷移するように、ユーザがスライドバー51を右方向へ動かした場合は、複合機1は、次のように機能バッジ列300をスクロールさせる。
【0106】
スライドバー51が動き始めて速さが所定の速さSpを超えても、複合機1は、図15(A)および図15(B)に示すように、通常通りに機能バッジ列300をスクロールさせる。その後、速さが所定の速さSp以下になったら、つまり、時刻Tfを過ぎたら、複合機1は、図15(C)および図16(A)に示すように、スライドバー51の近傍にある機能バッジ3をハイライトにしてそれ以外の機能バッジ3をグレーアウトさせて、機能バッジ列300をスクロールさせる。または、図16(B)および図16(C)に示すように、スライドバー51の近傍にある機能バッジ3を拡大して、機能バッジ列300をスクロールさせる。
【0107】
そして、スライドバー51が止まったら(時刻Tg)、複合機1は、スクロールを中止するとともに、機能バッジ3の拡大を行うことも濃淡の差異を付けることも中止し、通常通りの状態で機能バッジ列300を表示させる。
【0108】
本実施形態では、機能バッジ列300を構成する機能バッジ3は1列に並んでいたが、2列に並んでいる場合であっても、本発明を適用することができる。
【0109】
本実施形態では、機能バッジ3およびマーカ4を左右方向に並べられ、機能バッジ列300およびスライドゲージ5を左右方向に移動させたが、上下方向に並べ上下方向に移動させる場合にも、本発明を適用することができる。
【0110】
本実施形態では、機能バッジ3の表示の形態の違いを、濃淡の差およびサイズの大小によって表現したが、他の方法で表現してもよい。例えば、スライドバー51の近傍の機能バッジ3にのみ点滅させてもよい。
【0111】
本実施形態では、1つの機能バッジ3に1つのマーカ4を対応付けたが、複数の機能バッジ3に1つのマーカ4を対応付けてもよい。この場合は、スライドバー51によって指し示されるマーカ4が1つずれるごとに、複数の機能バッジ3が一度にスクロールすることがある。
【0112】
本実施形態では、タッチパネルのスライドによってスライドバー51を動かしたが、マウスまたはキーボードの操作によってスライドバー51を動かしてもよい。または、スライドバー51を液晶ディスプレイ1h0に表示するのではなく、レバー、スイッチ、または把手などのメカニカルな有体物として用意してもよい。
【0113】
その他、複合機1の全体または各部の構成、処理内容、処理順序、データの構成、画面の構成などは、本発明の趣旨に沿って適宜変更することができる。
【符号の説明】
【0114】
1 複合機
101 バッジ選択画面データ生成部(表示処理手段)
102 バッジ選択画面表示制御部(表示処理手段)
1h0 液晶ディスプレイ
1h1 タッチパネル(指示手段)
2B スクロールトラック(第二の列)
300 機能バッジ列(第一の列)
3 機能バッジ(第一のアイコン)
4 マーカ(第二のアイコン)
5 スライドゲージ(指示手段)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の第一のアイコンが並んだ第一の列をスクロールさせながら、前記複数の第一のアイコンを一部ずつディスプレイに表示させる表示処理装置であって、
前記第一の列に沿って配置されかつ前記複数の第一のアイコンのうちの1つまたは複数個ごとに対応する第二のアイコンが並んだ第二の列に沿ってユーザの操作に応じて動く、前記第二の列の一部分を指し示すための指示手段と、
前記指示手段によって指し示されている前記第二の列の一部分に属する前記第二のアイコンに対応する前記第一のアイコンを、前記ディスプレイに、前記指示手段が所定の速さよりも遅く動いている場合は前記指示手段の近傍の所定の領域に位置する前記第二のアイコンに対応する前記第一のアイコンがそれ以外の前記第一のアイコンよりも目立つ形態である第一の形態で表示させ、前記指示手段が前記所定の速さよりも速く動いている場合は前記第一の形態以外の形態である第二の形態で表示させる、表示処理手段と、
を有することを特徴とする表示処理装置。
【請求項2】
前記第一の形態は、前記所定の領域に位置する前記第二のアイコンに対応する前記第一のアイコンをハイライトにし、それ以外の前記第一のアイコンをグレーアウトにした形態である、
請求項1記載の表示処理装置。
【請求項3】
前記第一の形態は、前記所定の領域に位置する前記第二のアイコンに対応する前記第一のアイコンを、それ以外の前記第一のアイコンよりも大きくした形態である、
請求項1記載の表示処理装置。
【請求項4】
前記第二の列は、前記ディスプレイに表示された画像であり、
前記指示手段は、前記ディスプレイに表示された第三のアイコンおよび前記ディスプレイに設けられたタッチパネルによって実現される、
請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の表示処理装置。
【請求項5】
複数の第一のアイコンが並んだ第一の列をスクロールさせながら、前記複数の第一のアイコンを一部ずつディスプレイに表示させるスクロール表示方法であって、
前記第一の列に沿って配置されかつ前記複数の第一のアイコンのうちの1つまたは複数個ごとに対応する第二のアイコンが並んだ第二の列に沿ってユーザの操作に応じて動く、前記第二の列の一部分を指し示すための指示手段を、用意しておき、
前記指示手段によって指し示されている前記第二の列の一部分に属する前記第二のアイコンに対応する前記第一のアイコンを、前記ディスプレイに、前記指示手段が所定の速さよりも遅く動いている場合は前記指示手段の近傍の所定の領域に位置する前記第二のアイコンに対応する前記第一のアイコンがそれ以外の前記第一のアイコンよりも目立つ形態である第一の形態で表示させ、前記指示手段が前記所定の速さよりも速く動いている場合は前記第一の形態以外の形態である第二の形態で表示させる、
ことを特徴とするスクロール表示方法。
【請求項6】
複数の第一のアイコンが並んだ第一の列をスクロールさせながら前記複数の第一のアイコンを一部ずつディスプレイに表示させる処理を行い、前記第一の列に沿って配置されかつ前記複数の第一のアイコンのうちの1つまたは複数個ごとに対応する第二のアイコンが並んだ第二の列に沿ってユーザの操作に応じて動く、前記第二の列の一部分を指し示すための指示手段と連携して処理を行うコンピュータに用いられるコンピュータプログラムであって、
前記指示手段が所定の速さよりも遅く動いている場合は、前記指示手段によって指し示されている前記第二の列の一部分に属する前記第二のアイコンに対応する前記第一のアイコンを、前記指示手段の近傍の所定の領域に位置する前記第二のアイコンに対応する前記第一のアイコンがそれ以外の前記第一のアイコンよりも目立つ形態である第一の形態で前記ディスプレイに表示させる処理を前記コンピュータに実行させ、
前記指示手段が前記所定の速さよりも速く動いている場合は、前記指示手段が指し示している前記第二の列の一部分に属する前記第二のアイコンに対応する前記第一のアイコンを前記第一の形態以外の形態である第二の形態で前記ディスプレイに表示させる処理を前記コンピュータに実行させる、
ことを特徴とするコンピュータプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【公開番号】特開2012−48626(P2012−48626A)
【公開日】平成24年3月8日(2012.3.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−192257(P2010−192257)
【出願日】平成22年8月30日(2010.8.30)
【出願人】(303000372)コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 (12,802)
【Fターム(参考)】