説明

表示制御装置、表示制御方法、及び表示制御プログラム、並びに記録媒体

【課題】画像閲覧を妨げることなく、タッチ操作の際にユーザーがタッチパネル上の領域を正確に認識できるようにする。
【解決手段】表示制御装置は、予め定められた表示機能の実行を規定し互いにその規定する表示機能が異なる複数のタッチ領域301及び302の1つでタッチ操作が行われると、このタッチ領域の1つを特定領域301として表示画面に識別可能な状態で表示するガイダンス表示を行う。そして、表示制御装置は、特定領域に対するタッチ操作に応じて、この特定領域で規定された表示機能を実行する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、タッチ入力(タッチ操作)に応じた表示を制御するための表示制御装置、表示制御方法、及び表示制御プログラム、並びに記録媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、デジタル機器等において、タッチ操作に応じた表示を表示部(例えば、ディスプレイ装置)に行うものが知られている。このようなデジタル機器は、タッチ操作のためのタッチパネルを備えるとともに、タッチ操作に応じた表示制御を行うための表示制御装置を有している。
【0003】
そして、タッチ操作に応じた表示制御を行うようにすれば、ユーザーは直感的な操作を行うことができる。ここでは、タッチパネルを有するディスプレイ装置をタッチパネルディスプレイ装置と呼ぶ。
【0004】
上記のデジタル機器においては、表示制御装置は、一般にタッチパネルディスプレイ装置の表示画面上に配置されたボタンアイコンをタッチ操作すると、ボタンアイコンに割り当てられた表示機能を実行する。
【0005】
一方、デジタル機器として、デジタルカメラ又はフォトビューワー等が知られているが、デジタルカメラ等においても、撮影した画像等を閲覧する際にタッチパネルディスプレイ装置が用いられている。そして、表示制御装置は、表示されたボタンアイコンをタッチ操作すると、現在表示されている画像を他の画像に切り替える所謂画像送り機能(表示機能の一種である)を有している。
【0006】
例えば、表示制御装置において、表示されたボタンアイコンにタッチすると、ボタンアイコンの表示形態を一定時間変化させるようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。そして、特許文献1においては、ボタンアイコンの表示形態が変化している間に、もう一度そのボタンアイコンをタッチすると、さらに、ボタンアイコンの表示形態を変化させるようにしている。
【0007】
これによって、ボタンアイコンに対して複数回のタッチ操作を連続して行った場合に、ユーザーは表示制御装置が連続してタッチ操作を受け付けたことを知ることができるとしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開平7−160424号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
上述のように、特許文献1に記載の表示制御装置においては、画像閲覧中に画像送りのためのボタンアイコンを画面上に表示して、ユーザーがボタンアイコンをタッチ操作した場合に画像送りを実行している。
【0010】
ところが、ディスプレイ装置上に表示されたボタンアイコンによって、不可避的にディスプレイ装置上に表示された画像が部分的に隠れてしまうことになる。この結果、ボタンアイコンによって画像の閲覧が妨げられてしまうという好ましくない事態が生じることになる。
【0011】
このような不都合を回避するため、常時ボタンアイコンを表示することなく、画像の閲覧開始の際に、所定の時間、タッチ操作によって画像送り可能な領域(タッチ領域)をガイダンスとして表示することがある。そして、ユーザーが画像送り可能な領域をタッチ操作すると、画像送りが実行される。
【0012】
しかしながら、このような画像送り手法では、所定時間が経過すると、タッチ操作によって画像送り可能な領域がどこであるか正確にはわからなくなってしまうという問題点がある。
【0013】
特に、タッチ操作を続けることによって連続的に画像送りを行いたい場合には、タッチ操作をいずれの領域で受け付けているのかについて正確に分からないと、連続的な画像送りを行うことができない場合がある。つまり、タッチパネルをタッチする指の動きに起因して、無意識のうちに連続的な画像送りが終了してしまうことがあり、ユーザーが困惑する可能性がある。
【0014】
このような問題点は、画像送り用のボタンアイコンに限らず、他の表示機能を実行するためのボタンアイコンについても同様に起こりうる。
【0015】
加えて、デジタルカメラ等の小型デジタル機器においては、ディスプレイ装置は小型である。そして、小型のディスプレイ装置上で画像の閲覧を行う際には、ボタンアイコン等とは直接的に関係のない情報(画像)を表示すると、画像自体が極めて見づらくなってしまう。さらに、小型のディスプレイ装置上でタッチ操作すると、ボタンアイコン自体が極めて小さいので、いずれの操作を選択したか極めて分かりづらいという問題点もある。
【0016】
そこで、本発明の目的は、画像閲覧の妨げとなることなく、タッチ操作の際にタッチパネル上のタッチ領域を正確にユーザーに認識させることが可能な表示制御装置、表示制御方法、及び表示制御プログラム、並びに記録媒体を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0017】
上記の目的を達成するため、本発明は、表示画面に対するタッチ操作に応じて前記表示画面における表示を制御する表示制御装置において、前記表示画面に表示されて、予め定められた表示機能の実行を規定し互いにその規定する表示機能が異なる複数のタッチ領域の1つで前記タッチ操作が行われると、該タッチ領域の1つを特定領域として前記表示画面に識別可能な状態で表示する第1のガイダンス表示を行う第1のガイダンス提示手段と、前記特定領域に対するタッチ操作に応じて前記特定領域で規定された前記表示機能を実行する表示制御手段とを有することを特徴とする。
【0018】
また、本発明は、表示画面に対するタッチ操作に応じて前記表示画面における表示を制御する表示制御方法において、前記表示画面に表示されて、予め定められた表示機能の実行を規定し互いにその規定する表示機能が異なる複数のタッチ領域の1つで前記タッチ操作が行われると、該タッチ領域の1つを特定領域として前記表示画面に識別可能な状態で表示する第1のガイダンス表示を行うガイダンス提示ステップと、前記特定領域に対するタッチ操作に応じて該特定領域で規定された前記表示機能を実行する表示制御ステップとを有することを特徴とする。
【0019】
さらに、本発明は、表示画面に対するタッチ操作に応じて前記表示画面における表示を制御する表示制御プログラムにおいて、コンピュータに実行され、前記表示画面に表示されて、予め定められた表示機能の実行を規定し互いにその規定する表示機能が異なる複数のタッチ領域の1つで前記タッチ操作が行われると、該タッチ領域の1つを特定領域として前記表示画面に識別可能な状態で表示する第1のガイダンス表示を行うガイダンス提示ステップと、前記特定領域に対するタッチ操作に応じて該特定領域で規定された前記表示機能を実行する表示制御ステップとを有することを特徴とする。
【0020】
本発明の記録媒体は、上記の表示制御プログラムが格納されたコンピュータに読み取り可能な記録媒体である。
【発明の効果】
【0021】
以上のように、本発明によれば、表示画面に、予め定められた表示機能の実行を規定し、互いにその規定する表示機能が異なる複数のタッチ領域の1つでタッチ操作が行われると、このタッチ領域の1つを特定領域として識別可能な状態で表示する第1のガイダンス表示を行うようにしている。さらに、特定領域に対するタッチ操作に応じて、特定領域で規定された表示機能を実行している。従って、ユーザーの画像閲覧を妨げることなく、タッチ操作を受け付けるタッチ領域を正確にユーザーに認識させることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】本発明の実施の形態による表示制御装置の一例を備えるデジタルカメラの一例を示すブロック図である。
【図2】図1に示すデジタルカメラを再生モードで起動した場合の動作の一例を説明するためのフローチャートである。
【図3】図2に示す画像送りガイダンス表示を説明するための図である。
【図4a】図2に示すシングル再生処理を説明するためのフローチャートである。
【図4b】図2に示すシングル再生処理を説明するためのフローチャートである。
【図5】図1に示すデジタルカメラにおいて無入力の状態におけるディスプレイの表示画面を示す図である。
【図6】図4aに示す次画像送りガイダンス表示処理におけるディスプレイの表示画面を示す図である。
【図7】図1に示すデジタルカメラにおいてディスプレイに表示されるボタン類の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、本発明の実施の形態による表示制御装置の一例について図面を参照して説明する。なお、この実施の形態では、デジタル機器として、表示制御装置を有するデジタルカメラを例に挙げて説明するが、デジタルカメラ以外のデジタル機器であっても、表示制御装置を備えていれば、同様にしてこの実施の形態を適用できるものである。
【0024】
図1は、本発明の実施の形態による表示制御装置の一例を備えるデジタルカメラ100の一例を示すブロック図である。
【0025】
図1を参照して、図示のデジタルカメラ100は、CPU(中央演算装置)101を有している。さらに、デジタルカメラ100は、撮像部102、メモリ103、ディスプレイ装置(以下、単にディスプレイと呼ぶ)104、入力部105、記録媒体ドライブ106、ネットワークインターフェイス(I/F)107、及びセンサー112を備えている。そして、これら各構成要素は、内部バス111によって相互に接続されている。
【0026】
CPU101は、デジタルカメラ100の動作を制御する演算処理装置である。例えば、CPU101は、入力部105を介してユーザーからの指示受け付け、後述する各種プログラム(例えば、コンテンツ管理プログラム)を実行する。そして、CPU101は、ディスプレイ104の表示制御を行う。
【0027】
このように、図示の例では、CPU101は、表示制御装置として機能する。なお、メモリ103は、CPU101のワークエリアとして使用される。
【0028】
撮像部102は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)等の撮像素子(図示せず)を備えており、撮像素子上に結像した光学像は、撮像素子で電気信号に変換される。そして、この電気信号は、撮像部102でデジタル信号に変換される(以下、このデジタル信号を撮像信号と呼ぶ)。
【0029】
そして、CPU101は、記録媒体ドライブ106を介して外部記録媒体108に、撮像信号を画像データとして書き込む。
【0030】
ディスプレイ104は、後述するグラフィックユーザーインターフェースを表示するための表示部であり、このディスプレイ104上に後述する画像及び各種の表示アイテムが表示される。
【0031】
入力部105は、例えば、キーボード及びポインティングデバイスであるマウスを備えている。また、図示の例では、入力部105はタッチパネルを有しており、入力部105は入力デバイスとして用いられる。つまり、図示はしないが、入力部105であるタッチパネルは、ディスプレイ104の表示画面上に配置されている。そして、ユーザーは入力部105を操作することによって、コンテンツ管理プログラムを、CPU101上で実行することができる。
【0032】
記録媒体ドライブ106には、外部記録媒体108が挿入される。外部記録媒体108は、例えば、CD−ROM、DVD−ROM、又はフラッシュメモリである。記録媒体ドライブ106は、外部記録媒体108に格納されているデータ(プログラムを含む)の読み出し、及び外部記録媒体108にデータの書き込みを行う。
【0033】
図示の例では、外部記録媒体108には、前述のようにして撮像部102で得られた画像データがデータとして記憶されるとともに、CPU101が実行する各種プログラムが記憶されているものとする。
【0034】
I/F107は、例えば、通信回線109を介してネットワーク110と接続される。そして、I/F107を介してネットワーク110上の各種情報がデータとしてデジタルカメラ100に取り込まれる。さらに、デジタルカメラ100内の画像データを含む各種データをI/F107を介してネットワーク110に送出することもできる。
【0035】
なお、CPU101はI/F107を介してネットワーク110上にあるプログラムを実行することが可能である。よって、ネットワーク110上のプログラムも、CPU101によって実行されるプログラムということができる。
【0036】
センサー112は、例えば、加速度センサーであり、センサー112によってデジタルカメラ100の姿勢が検出される。
【0037】
ところで、入力部105がタッチパネルである場合、CPU101はタッチパネル上でのタッチ操作を検出する。例えば、CPU101は、タッチパネルを指又はペン等で触れたこと(以下、タッチダウンと呼ぶ)を検出する。また、CPU101は、タッチパネルを指又はペン等で触れている状態であること(以下、タッチオンと呼ぶ)を検出する。
【0038】
さらに、CPU101は、タッチパネルを指又はペン等で触れた状態で指等を移動していること(以下、ムーブと呼ぶ)を検出する。加えて、CPU101は、タッチパネルに触れていた指又はペン等を離したこと(以下、タッチアップと呼ぶ)を検出する。そして、CPU101は、タッチパネルに何も触れていない状態(以下、タッチオフと呼ぶ)を検出する。
【0039】
タッチパネル上のタッチ操作及びタッチ操作の位置(以下、位置座標と呼ぶ)が内部バス111を介してタッチ検出信号としてCPU101に通知される。CPU101は、タッチ検出信号に応じてタッチパネル上でどのようなタッチ操作が行なわれたかについて判定する。
【0040】
タッチ検出信号は、上述のタッチダウン、タッチオン、ムーブ、タッチアップ、及びタッチオフのいずれかを表している。ムーブを例にとると、CPU101は、タッチ検出信号に応じて、タッチパネル上で指又はペン等が移動していると判定すると、ムーブであると判断することになる。そして、タッチパネル上における指等の移動方向についても、位置座標の変化に応じて、CPU101はタッチパネル上の垂直成分・水平成分毎に判定することができる。
【0041】
図示の例では、タッチパネル上においてタッチダウンから一定のムーブを経て、タッチアップした場合、これら一連のタッチ操作を、ストロークを描いたとする。そして、素早くストロークを描くタッチ操作をフリックと呼ぶにする。
【0042】
このフリックは、タッチパネルに指等を触れたままの状態で、ある程度の距離だけ指等を素早く動かした後、タッチパネルから指等を離すタッチ操作である。つまり、フリックは、タッチパネル上を指等で弾くように素早くなぞるタッチ操作である。
【0043】
従って、CPU101は、タッチ検出信号に応じて、所定の距離以上、所定の速度以上でムーブしたことを検出した後、タッチアップを検出すると、フリックが行われたと判定することになる。
【0044】
また、CPU101は、所定距離以上、所定速度未満でムーブしたことを検出すると、ドラッグが行われたと判定する。
【0045】
以下、図示の例では、デジタルカメラ100を再生モードで起動してタッチパネルをタッチ操作した場合に、画像送り可能となる領域(タッチ領域)を予めガイダンスとして所定時間表示した後、画像再生処理を行う場合について説明する。
【0046】
図2は、図1に示すデジタルカメラ100を再生モードで起動した場合の動作の一例を説明するためのフローチャートである。なお、ここでは、再生モードで起動するとは、例えば、デジタルカメラ100において撮影モードから再生モードへ切り替わった場合、又は電源オフから再生モードでデジタルカメラ100を立ち上げた場合等をいう。
【0047】
以下の説明におけるCPU101の動作は、例えば、外部記録媒体に記憶されたプログラムをCPU101が実行することによって行われる。
【0048】
図1及び図2を参照して、デジタルカメラ100が再生モードで起動されると、CPU101は、デジタルカメラ100の設定において、ガイダンス設定がオン(「入り」)か否かを判定する(ステップS201)。ガイダンス設定がオンであると判定すると(ステップS201において、YES)、CPU101は、ディスプレイ104に画像送りを行うタッチ領域を、画像送りガイダンス(第2のガイダンス)として所定の時間だけ表示する(ステップS202:第2のガイダンス提示手段)。この所定の時間は、例えば5秒程度である。つまり、CPU101は、所定の時間だけ第2のガイダンス表示を実行する。
【0049】
図3は、図2に示すステップS202における画像送りガイダンス表示を説明するための図である。図3に示すように、ディスプレイ104(図1)の画面300には、画像303の他に画面300の下側に、「起動しています」という文言が表示される。
【0050】
さらに、画面300の両側にはそれぞれ矩形で規定されたタッチ領域301及び302が表示される。タッチ領域301には図中右方向の矢印体301aがあり、タッチ領域302には図中左方向の矢印体302aが現れる。そして、矢印体301a及び302aの向きによって画像の送り方向が規定されている。
【0051】
図示の例では、ユーザーがタッチ領域301をタッチ操作すると、CPU101は次の画像に画像送りを行って、当該次の画像をディスプレイ104の表示画面に表示する。一方、ユーザーがタッチ領域302をタッチすると、CPU101は前の画像に画像送りを行って、当該前の画像を表示画面に表示する。
【0052】
再び図1及び図2を参照して、所定の時間だけ画像送りガイダンスを表示すると、CPU101は、後述する再生モードにおける処理(以下、シングル再生処理と呼ぶ)を実行する(ステップS203)。そして、シングル再生処理が終了すると、CPU101は処理を終了する。なお、ステップS201において、ガイダンス設定がオフであると、CPU101はステップS203に移行して、シングル再生処理を実行する。
【0053】
図4a及び図4bは、図2に示すシングル再生処理(ステップS203)を説明するためのフローチャートである。
【0054】
また、図5は、図1に示すデジタルカメラ100において無入力の状態におけるディスプレイ104の表示画面を示す図である。
【0055】
ここでは、再生モードにおける起動後、無入力の状態からタッチ操作によって画像がディスプレイ104に表示されるまでの動作について説明する。なお、ここで、無入力の状態とは、図5に示すように、ディスプレイ104の画面500に外部記録媒体108に格納されている画像データのみが画像501として表示されている状態をいう。
【0056】
図1、図4a、及び図4bを参照して、シングル再生処理においては、まず、CPU101は、入力部105からの入力イベント(ユーザー指示)を監視する(イベント監視:ステップS401)。ここで、入力イベントとは、前述したタッチアップ、タッチダウン、及びドラッグ等が挙げられ、さらに、入力部105からのタッチ操作以外の操作イベントなどを挙げることができる。
【0057】
入力イベントが発生すると、CPU101は、当該入力イベントがタッチダウン(タッチダウンイベント)であるか否かを判定する(ステップS402)。入力イベントがタッチダウンイベントであると(ステップS402において、YES)、CPU101はタッチダウンした際の座標Pをメモリ103に保持する(ステップS403)。
【0058】
その後、CPU101は、外部記録媒体108に格納されている再生対象画像データが複数存在するか否かを判定する(ステップS404)。再生対象画像データが複数存在すると(ステップS404において、YES)、CPU101は上記の座標Pが次方向に画像送りさせるためのタッチ領域、つまり、タッチ領域301の内にあるか否かについて判定をする(ステップS405)。
【0059】
座標Pがタッチ領域301の内にあると(ステップS405において、YES)、つまり、次画像送り領域の内にあると、CPU101は、次画像送りガイダンス表示処理を行う(ステップS406:第1のガイダンス提示手段)。つまり、CPU101は第1のガイダンス表示を実行する。
【0060】
図6は、図4aに示す次画像送りガイダンス表示処理におけるディスプレイ104の表示画面を示す図である。
【0061】
図6に示すように、次画像送りガイダンス表示処理においては、CPU101は右側に位置するタッチ領域(図6においては、タッチ領域は符号601で示されている)のみをディスプレイ104の画面600に表示する。つまり、CPU101は左側に位置していたタッチ領域は表示さない。ここでは、タッチ領域601が特定領域である。
【0062】
このようにして、CPU101は、タッチ操作と関連するタッチ領域601(特定領域)のみを、ガイダンス(第1のガイダンス)として画面600に表示する。つまり、CPU101は、タッチ領域601を特定領域として、識別可能な状態において表示することになる。これによって、ユーザーはこの後どのような処理がされるのか予測することが可能となる。
【0063】
また、ステップS404において再生対象画像データが複数ある場合にのみ、図6に示すガイダンスを表示するようにしたので、ユーザーは複数の再生対象画像データが存在する場合にのみ次画像送りを行うことができると認識(識別)することができる。
【0064】
例えば、ユーザーは、外部記録媒体108に格納されている画像データの合計数を確認しなくても、図6に示す画面600において画像データが複数存在するか否かを認識することができることになる。
【0065】
なお、図5に示すように、前述の第1のガイダンス表示が行われる前には、ディスプレイ104の表示画面のうち特定の領域を含む領域に画像が表示されている。そして、図6に示すように、CPU101は、この表示画面に表示されていた画像に重畳してタッチ領域601、つまり、特定領域を表示する。
【0066】
再び図1、図4a、及び図4bを参照して、続いて、CPU101はタッチダウンイベントの後、所定の時間(予め規定された時間)が経過したか否かを判定する(ステップS407:表示制御手段)。所定の時間経過すると(ステップS407において、YES)、CPU101は次方向において画像送り処理(次画像送り処理)を開始する(ステップS408:表示制御手段)。
【0067】
次画像送り処理が開始されると、CPU101は画像送り終了の指示があるまで所定の時間経過後、一定時間おきに画像データを画像として1枚ずつ連続的に再生する。
【0068】
そして、CPU101は、再度入力イベントの監視を行う(ステップS409)。なお、ステップS407において、所定の時間が経過していないと(ステップS407において、NO)、CPU101はステップS409に移行し、入力イベントの監視を行う。
【0069】
入力イベントがあると、CPU101は当該入力イベントがタッチアップイベントであるか否かを判定する(ステップS410)。つまり、CPU101はタッチ操作(タッチ入力)が解除されたか否かを判定することになる。
【0070】
入力イベントがタッチアップイベントでないと(ステップS410において、NO)、CPU101は入力イベントがドラッグイベントであるか否かを判定する(ステップS411)。
【0071】
そして、入力イベントがドラッグイベントであると(ステップS411において、YES)CPU101は、入力イベントが図6に示すタッチ領域601の内におけるムーブであるか否かについて判定をする(ステップS412)。つまり、CPU101は、入力イベントが次画像領域の内におけるムーブ(移動)であるか否かについて判定することになる。
【0072】
入力イベントがタッチ領域601の内におけるムーブであると(ステップS412において、YES)、CPU101はステップS407に戻って、処理を続行する。一方、入力イベントがタッチ領域601の内におけるムーブでないと(ステップS412において、NO)、CPU101は次画像送り処理を停止する(ステップS413)。そして、CPU101は次画像送りガイダンスを非表示とする(ステップS414)。
【0073】
その後、CPU101はシングル再生処理を終了するか否かについて判定する(ステップS415)。シングル再生処理を終了すると判定すると(ステップS415において、YES)、CPU101はシングル再生処理を終了する。一方、シングル再生処理を終了しないと判定すると(ステップS415において、NO)、CPU101はステップS401に戻って、入力イベントの監視を続ける。
【0074】
ステップS411において、入力イベントがドラッグイベントでないと(ステップS411において、NO)、CPU101はステップS413に移行して、次画像送り処理を停止する。
【0075】
また、ステップS410において、入力イベントがタッチアップイベントであると(ステップS410において、YES)、CPU101は少なくとも1枚画像送りがあったか否かについて判定をする(ステップS416)。つまり、CPU101はタッチダウンイベントを受けてからタッチアップイベントを受けるまでの間に、少なくとも1枚画像送りがあったか否かについて判定をすることになる。
【0076】
画像送りが全くないと(ステップS416において、NO)、CPU101は次方向に1枚だけ画像送りを行う(ステップS417)。つまり、CPU101は画像送りを少なくとも一回行う。そして、CPU101はステップS413に移行して、次画像送り処理を停止する。
【0077】
タッチダウンイベントと判定した後、次画像送り処理を開始したにも拘わらず、所定の時間の内にタッチアップイベントがあった場合に1枚も画像送りがされないというのは不自然である。従って、ここでは、タッチダウンイベント後1枚も画像送りされていない場合には、1枚だけ画像送りを行って画像送りの操作性を向上させるようにしている。
【0078】
一方、少なくとも1枚の画像送りがあると(ステップS416において、YES)、CPU101はステップS413に移行して、次画像送り処理を停止する。
【0079】
前述のステップS405において、座標Pが図3に示すタッチ領域301の内にないと(ステップS405において、NO)、つまり、次画像送り領域の内にないと、CPU101は、座標Pが図3に示すタッチ領域302の内にあるか否かを判定する(ステップS418)。つまり、CPU101は座標Pが前方向に画像送りさせるためのタッチ領域(前画像送り領域)302の内にあるか否かを判定することになる。
【0080】
座標Pがタッチ領域302の内にあると(ステップS418において、YES)、つまり、前画像送り領域の内にあると、CPU101は、前画像送りガイダンス表示処理を行う(ステップS419)。
【0081】
この前画像送りガイダンス表示処理では、図6で説明した次画像送りガイダンス表示処理と同様にして、CPU101は左側に位置するタッチ領域302のみをディスプレイ104の画面に表示する。つまり、CPU101は右側に位置していたタッチ領域301は表示さない。ここでは、タッチ領域302が特定領域である。
【0082】
このようにして、CPU101は、タッチ操作と関連するタッチ領域302のみを、前画像送りガイダンスとしてディスプレイ104に画面表示する。この場合、前画像送りガイダンスが第1のガイダンスであり、CPU101は第1のガイダンス表示を実行することになる。
【0083】
続いて、CPU101はタッチダウンイベントの後、所定の時間が経過したか否かを判定する(ステップS420)。所定の時間経過すると(ステップS420において、YES)、CPU101は前方向において画像送り処理(前画像送り処理)を開始する(ステップS421)。
【0084】
前画像送り処理が開始されると、CPU101は画像送り終了の指示があるまで所定の時間経過後、一定時間おきに画像データを画像として1枚ずつ連続的に再生する。
【0085】
そして、CPU101は、再度入力イベントの監視を行う(ステップS422)。なお、ステップS420において、所定の時間が経過していないと(ステップS420において、NO)、CPU101はステップS422に移行し、入力イベントの監視を行う。
【0086】
入力イベントがあると、CPU101は当該入力イベントがタッチアップイベントであるか否かを判定する(ステップS423)。入力イベントがタッチアップイベントでないと(ステップS423において、NO)、CPU101は入力イベントがドラッグイベントであるか否かを判定する(ステップS424)。
【0087】
そして、入力イベントがドラッグイベントであると(ステップS424において、YES)、CPU101は、入力イベントが図3に示すタッチ領域302の内におけるムーブ(移動)であるか否かについて判定をする(ステップS425)。つまり、CPU101は、入力イベントが前画像領域の内におけるムーブであるか否かについて判定することになる。
【0088】
入力イベントがタッチ領域302の内におけるムーブであると(ステップS425において、YES)、CPU101はステップS420に戻って、処理を続行する。一方、入力イベントがタッチ領域302の内におけるムーブでないと(ステップS425において、NO)、CPU101は前画像送り処理を停止する(ステップS426)。そして、CPU101は前画像送りガイダンスを非表示とする(ステップS427)。
【0089】
その後、CPU101は、ステップS415に移行して、シングル再生処理を終了するか否かについて判定する。
【0090】
ステップS424において、入力イベントがドラッグイベントでないと(ステップS424において、NO)、CPU101はステップS426に移行して、前画像送り処理を停止する。
【0091】
また、ステップS423において、入力イベントがタッチアップイベントであると(ステップS423において、YES)、CPU101は少なくとも1枚画像送りがあったか否かについて判定をする(ステップS428)。つまり、CPU101はタッチダウンイベントを受けてからタッチアップイベントを受けるまでの間に、少なくとも1枚画像送りがあったか否かについて判定をすることになる。
【0092】
画像送りが全くないと(ステップS428において、NO)、CPU101は前方向に1枚だけ画像送りを行う(ステップS429)。そして、CPU101はステップS426に移行して、前画像送り処理を停止する。
【0093】
一方、少なくとも1枚の画像送りがあると(ステップS428において、YES)、CPU101はステップS426に移行して、前画像送り処理を停止する。
【0094】
ところで、前述のステップS402において、入力イベントがタッチダウンイベントでないと(ステップS402において、NO)、CPU101は、入力イベントがタッチ領域のタッチ以外の他の入力であるか否かを判定する(ステップS430)。つまり、CPU101は、入力イベントがタッチ関連以外のイベントであるか否かを判定することになる。
【0095】
入力イベントがタッチ関連以外のイベントであると(ステップS430において、YES)、CPU101は、当該入力イベントに応じた処理を行う(その他の処理:ステップS431)。ステップS431においては、タッチパネル以外の入力部105からの入力イベント又はタッチした座標Pが図3に示す領域301及び302の領域外におけるタッチダウンに対する処理が行われる。
【0096】
例えば、ディスプレイ104の中央をタッチした場合には、CPU101はディスプレイ104に表示された画像の拡大処理を行う。また、タッチパネル以外の入力部105からの入力イベントである場合には、CPU101はディスプレイ104に表示された画面をサムネイル画面に遷移させる。
【0097】
入力イベントがタッチ関連以外のイベントでないと(ステップS430において、NO)、CPU101は、ステップS415に移行して、シングル再生処理を終了するか否かについて判定する。
【0098】
なお、ステップS404において、再生対象画像データが複数存在しないと(ステップS404において、NO)、CPU101は上記のステップS431に移行して、前述の処理を行う。
【0099】
また、ステップS418において、上記の座標Pがタッチ領域302の内にないと(ステップS418において、NO)、つまり、前画像送り領域の内にないと、CPU101は、ステップS431に移行して、前述の処理を行う。
【0100】
上述したように、シングル再生処理の際に、CPU101は、ステップS407〜S414とステップS416及びS417の処理を行っている。従って、例えば、図3に示すタッチ領域301又は302の内でタッチダウンを行い、タッチオンの状態でタッチ領域301又は302の外へドラッグして他の処理をさせたい場合、CPU101がステップS407〜S414とステップS416及びS417の処理を選択的に行うことになる。これによって、CPU101は画像送り処理を行うことなく、他の処理を優先させることになる。
【0101】
例えば、タッチダウン後タッチオン状態のまま図3において左方向へフリックすると、CPU101はサムネイル画像一覧を表示する表示処理を行うとする。この場合には、ダッチダウンの位置がタッチ領域301又は302の内であると、サムネイル画像一覧表示処理ではなく、次方向の画像送り処理が行われてしまうことになる。このような処理はユーザーの意思と反する処理であり、このような処理をさけるため、上記のステップS407〜S414とステップS416及びS417の処理が選択的に行われて、ユーザー操作を快適にするようにしている。
【0102】
図7は、図1に示すデジタルカメラ100においてディスプレイ104に表示されるボタン類の一例を示す図である。
【0103】
例えば、図6に示すタッチ領域601のみを表示する際には、タッチ領域601の表示に代えて、CPU101は、図7に示すように、ディスプレイ104の画面700にMUNU(メニュー)領域701、FUNC(機能)領域702、及びDISP(表示)領域703を表示するようにしてもよい。このように、ディスプレイ104の画面700にMUNU領域701、FUNC領域702、及びDISP領域703を表示するようにすれば、ユーザーは視覚的に容易に操作を認識、つまり、識別することができる。
【0104】
上述の説明から明らかなように、ディスプレイ104の表示画面に表示されるタッチ領域は、予め定められた表示機能の実行を規定し、互いにその規定する表示機能が異なることになる。また、CPU101は、第1のガイダンス表示を行う第1のガイダンス提示手段として機能するとともに、第2のガイダンス表示を行う第2のガイダンス提示手段として機能する。さらに、CPU101は表示制御手段としても機能することなる。
【0105】
このようにして、本発明の実施の形態による表示制御装置では、事前にユーザーに画像送りの有効範囲を知らせるようにしたので、画像閲覧時に余計な情報を表示することなく画像送りを行うことができる。さらに、タッチ操作の際においてもタッチ領域に応じた処理が視覚的に分かるので、ユーザーは確実に操作を行うことができる。
【0106】
以上、本発明について実施の形態に基づいて説明したが、本発明はこれらの実施の形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。そして、上述の実施の形態の一部を適宜組み合わせてもよい。
【0107】
また、上述の表示制御装置が有する機能を、表示制御方法として構成してもよく、この際には、表示制御方法は、ガイダンス提示ステップ及び表示制御ステップを有することになる。
【0108】
さらに、上述の実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを、記録媒体から直接、又は有線/無線通信を用いて、プログラムを実行可能なコンピュータを有するシステム又は装置に供給し、そのプログラムを実行する場合も本発明に含まれる。このプログラムは、例えば、表示制御プログラムと呼ばれる。
【0109】
従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、コンピュータに供給、インストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も本発明に含まれる。
【0110】
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等、プログラムの形態を問わない。
【0111】
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、ハードディスク、磁気テープ等の磁気記録媒体、光/光磁気記憶媒体、不揮発性の半導体メモリでもよい。また、プログラムの供給方法としては、コンピュータネットワーク上のサーバに本発明を形成するコンピュータプログラムを記憶し、クライアントコンピュータがコンピュータプログラムをダウンロードするようにしてもよい。
【0112】
また、上述した実施形態においては、本発明をデジタルカメラに適用した場合を例にして説明したが、この例に限定されない。すなわち、本発明はパーソナルコンピュータやPDA、携帯電話端末や携帯型の画像ビューワ、プリンタ装置に設けられた印刷画像選択および確認のためのディスプレイ、デジタルフォトフレームなど、タッチパネルを用い、画像を閲覧可能な表示制御装置であれば適用可能である。
【符号の説明】
【0113】
101 CPU(中央演算装置)
102 撮像部
103 メモリ
104 ディスプレイ
105 入力部
106 記録媒体ドライブ
107 ネットワークインターフェイス(I/F)
108 外部記録媒体
112 センサー

【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示画面に対するタッチ操作に応じて前記表示画面における表示を制御する表示制御装置において、
前記表示画面に表示されて、予め定められた表示機能の実行を規定し互いにその規定する表示機能が異なる複数のタッチ領域の1つで前記タッチ操作が行われると、該タッチ領域の1つを特定領域として前記表示画面に識別可能な状態で表示する第1のガイダンス表示を行う第1のガイダンス提示手段と、
前記特定領域に対するタッチ操作に応じて該特定領域で規定された前記表示機能を実行する表示制御手段とを有することを特徴とする表示制御装置。
【請求項2】
前記表示画面に、前記タッチ領域を表示する第2のガイダンス表示を行う第2のガイダンス提示手段を有することを特徴とする請求項1記載の表示制御装置。
【請求項3】
前記第2のガイダンス提示手段は、前記表示画面に対するタッチ操作が行われる前に前記第2のガイダンス表示を行うことを特徴とする請求項2記載の表示制御装置。
【請求項4】
前記表示機能は画像を前記表示画面に表示して画像送りを行うための機能であり、前記画像が複数存在する際、前記第1のガイダンス提示手段は前記第1のガイダンス表示を行うことを特徴とする請求項2又は3記載の表示制御装置。
【請求項5】
前記画像を記憶するための記憶手段を有し、
前記記憶手段から前記画像を再生する再生モードが選択された際、前記第2のガイダンス提示手段は前記第2のガイダンス表示を行うことを特徴とする請求項4記載の表示制御装置。
【請求項6】
前記表示制御手段は、前記特定領域に対するタッチ操作の後、予め規定された時間が経過すると前記特定領域で規定された前記表示機能を実行することを特徴とする請求項1〜5いずれか1項記載の表示制御装置。
【請求項7】
前記特定領域で規定される表示機能は画像を前記表示画面に表示して画像送りを行うための機能であり、
前記表示制御手段は、前記特定領域に対するタッチ操作が行われた後、予め規定された時間が経過する前に前記タッチ操作が解除されると、前記画像送りを少なくとも一回行うこと特徴とする請求項1〜3いずれか1項記載の表示制御装置。
【請求項8】
前記第1のガイダンス表示が行われる前は、前記特定領域を示す表示は行わないことを特徴とする請求項1〜7いずれか1項記載の表示制御装置。
【請求項9】
前記第1のガイダンス表示が行われる前に、前記表示画面のうち前記特定の領域を含む領域に画像が表示されており、前記第1のガイダンス提示手段は、該表示画面に表示されていた該画像に重畳して前記特定領域を示す表示を行うことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項記載の表示制御装置。
【請求項10】
表示画面に対するタッチ操作に応じて前記表示画面における表示を制御する表示制御方法において、
前記表示画面に表示されて、予め定められた表示機能の実行を規定し互いにその規定する表示機能が異なる複数のタッチ領域の1つで前記タッチ操作が行われると、該タッチ領域の1つを特定領域として前記表示画面に識別可能な状態で表示する第1のガイダンス表示を行うガイダンス提示ステップと、
前記特定領域に対するタッチ操作に応じて該特定領域で規定された前記表示機能を実行する表示制御ステップとを有することを特徴とする表示制御方法。
【請求項11】
表示画面に対するタッチ操作に応じて前記表示画面における表示を制御する表示制御プログラムにおいて、
コンピュータに実行され、
前記表示画面に表示されて、予め定められた表示機能の実行を規定し互いにその規定する表示機能が異なる複数のタッチ領域の1つで前記タッチ操作が行われると、該タッチ領域の1つを特定領域として前記表示画面に識別可能な状態で表示する第1のガイダンス表示を行うガイダンス提示ステップと、
前記特定領域に対するタッチ操作に応じて該特定領域で規定された前記表示機能を実行する表示制御ステップとを有することを特徴とする表示制御プログラム。
【請求項12】
請求項11に記載の表示制御プログラムが格納されたコンピュータに読み取り可能な記録媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4a】
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【図4b】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2011−154455(P2011−154455A)
【公開日】平成23年8月11日(2011.8.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−14327(P2010−14327)
【出願日】平成22年1月26日(2010.1.26)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】