表示装置、表示方法およびプログラム
【課題】表示されている情報に関連する情報を容易に表示させる。
【解決手段】複数の表示領域110−1〜110−3を有する表示装置100であって、操作者の視線の方向を検知する検知部130と、前記複数の表示領域の表示を制御する制御部120とを有し、前記制御部は、前記検知部により第1の表示領域に表示されている情報を判別し、前記判別した情報に関連する関連情報を、前記複数の表示領域のうち、第1の表示領域以外の第2の表示領域に表示させる。
【解決手段】複数の表示領域110−1〜110−3を有する表示装置100であって、操作者の視線の方向を検知する検知部130と、前記複数の表示領域の表示を制御する制御部120とを有し、前記制御部は、前記検知部により第1の表示領域に表示されている情報を判別し、前記判別した情報に関連する関連情報を、前記複数の表示領域のうち、第1の表示領域以外の第2の表示領域に表示させる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報を表示する表示装置、表示方法およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、情報を表示するディスプレイが搭載された電子機器(以下、表示装置と称する)には、多種多様な情報が表示される。このような表示装置の中には、複数の薄い表示媒体から構成され、書籍のように利用することができるものも考えられている(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2003−58081号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述した技術においては、ディスプレイに表示された情報に関連する情報を見るには、その表示を切り替えて、検索用サイト等に接続してその情報を検索キーとして入力・検索して表示させたり、他の表示媒体に表示されている情報を手動・目視で探したりしなければならず、その手間がかかってしまうという問題点がある。
【0005】
本発明の目的は、上述した課題を解決する表示装置、表示方法およびプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の表示装置は、
複数の表示領域と、
前記複数の表示領域のうち、第1の表示領域に表示されている情報を判別し、該判別した情報に関連する関連情報を、前記第1の表示領域以外の第2の表示領域に表示させる制御部とを有する。
【0007】
また、本発明の表示方法は、
複数の表示領域に情報を表示させる表示方法であって、
前記複数の表示領域のうち、第1の表示領域に表示されている情報を判別する処理と、
前記判別した情報に関連する関連情報を前記第1の表示領域以外の第2の表示領域に表示させる処理とを行う。
【0008】
また、本発明のプログラムは、
複数の表示領域を具備する表示装置に実行させるためのプログラムであって、
前記複数の表示領域のうち、第1の表示領域に表示されている情報を判別する手順と、
前記判別した情報に関連する関連情報を、前記第1の表示領域以外の第2の表示領域に表示させる手順を実行させる。
【発明の効果】
【0009】
以上説明したように、本発明においては、表示されている情報に関連する情報を容易に表示させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明の表示装置の第1の実施の形態を示す図である。
【図2】図1に示した記憶部に記憶されている情報の一例を示す図である。
【図3】図1に示した記憶部に記憶されている情報の他の例を示す図である。
【図4】本発明の表示装置の第2の実施の形態を示す図である。
【図5】図1に示した表示装置の外観の第1の例を示す図である。
【図6】図1に示した表示装置の外観の第2の例を示す図である。
【図7】図1に示した表示装置の外観の第3の例を示す図である。
【図8】図1に示した表示装置における表示方法のうち、図1に示した検知部が視線の動きが止まったことを検知したときの処理を説明するためのフローチャートである。
【図9】図5に示した外観形状である表示装置に情報および関連情報が表示されたときの表示例を示す図である。
【図10】図6に示した外観形状である表示装置に情報および関連情報が表示されたときの表示例を示す図である。
【図11】図7に示した外観形状である表示装置に情報および関連情報が表示されたときの表示例を示す図である。
【図12】図1に示した表示装置における表示方法のうち、図1に示した検知部が操作者のまばたきを検知したときの処理を説明するためのフローチャートである。
【図13】図4に示した表示装置における表示方法のうち、図4に示した検知部が視線の動きが止まったことを検知したときの処理を説明するためのフローチャートである。
【図14】図4に示した表示装置における表示方法のうち、図4に示した検知部が操作者のまばたきを検知したときの処理を説明するためのフローチャートである。
【図15】図7に示した外観形状である表示装置に情報および関連情報が表示されたときの表示の他の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0012】
図1は、本発明の表示装置の第1の実施の形態を示す図である。
【0013】
本形態における表示装置100には図1に示すように、複数の表示領域110−1〜110−3と、制御部120と、検知部130と、記憶部140とが設けられている。なお、図1においては、表示装置100が具備する構成要素のうち、本発明に関わるもののみを示した。また、図1において、表示領域が3つである場合を例に挙げて示しているが、2つ、もしくは4つ以上であっても良い。
【0014】
表示領域110−1〜110−3は、画像や文字等の情報を表示する。また、表示領域110−1〜110−3は、物理的に1つのディプレイ上に配置される領域であっても良いし、互いに物理的に分離されているものであっても良い。また、表示領域110−1〜110−3は、互いに重ね合わされた電子ペーパー等の表示媒体であっても良い。
【0015】
検知部130は、表示装置100を操作する操作者の視線の方向・動きを検知する。また、検知部130は、表示装置100を操作する操作者の所定のまばたき動作(所定の時間内の連続まばたきや、所定の時間以上目をつぶった状態)を検知する。この視線の方向・動き・まばたきの検知方法は、一般的にカメラ等に具備された専用の機能を用いるものであっても良く、ここでは特に規定しない。
【0016】
制御部120は、情報を表示領域110−1〜110−3に表示させる。また、制御部120は、表示領域110−1〜110−3のうちのいずれかの表示領域(以下、第1の表示領域と称する)に表示されている情報を判別する。この判別方法は、検知部130の検知の結果から、その視線方向の位置に表示されている情報が何であるかを判別するものである。例えば、その視線方向の位置を示す座標と、現在表示している画像の中の情報それぞれの表示位置を示す座標とを比較し、その座標が一致した情報を判別する。また、制御部120は、判別した情報に関連する関連情報を、第1の表示領域以外の表示領域(以下、第2の表示領域と称する)に表示させる。
【0017】
また、制御部120は、第1の表示領域に表示されている情報のうち、検知部130が視線の動きが止まったことを検知したときの視線の方向に表示されている情報を判別し、判別した情報に関連する関連情報を第2の表示領域に表示させる。
【0018】
また、制御部120は、第1の表示領域に表示されている情報のうち、検知部130が操作者のまばたきを検知したときの視線の方向に表示されている情報を判別し、判別した情報に関連する関連情報を第2の表示領域に表示させる。このとき、検知する視線の方向は、検知部130がまばたきを検知する直前の視線の方向であっても良いし、まばたきを検知した直後の視線の方向であっても良い。
【0019】
また、制御部120は、判別した情報に関する関連情報を、記憶部140から読み出して第2の表示領域に表示させる。
【0020】
記憶部140は、第1の表示領域に表示されている情報と、第1の表示領域に表示されている情報に関連する関連情報とを対応付けて記憶する。
【0021】
図2は、図1に示した記憶部140に記憶されている情報の一例を示す図である。
【0022】
図1に示した記憶部140には図2に示すように、情報と、その情報と関連する関連情報とが対応付けられて記憶されている。これらは、外部からあらかじめ取得され、記憶部140に記憶されているものである。
【0023】
例えば、図2に示すように、情報「A」と関連情報「A’」および「A”」とが対応付けられて記憶されている。これは、制御部120が判別した情報が「A」である場合、制御部120が第2の表示領域に表示させる情報は、「A’」および「A”」であることを示している。また、情報「B」と関連情報「B’」および「B”」とが対応付けられて記憶されている。これは、制御部120が判別した情報が「B」である場合、制御部120が第2の表示領域に表示させる情報は、「B’」および「B”」であることを示している。また、情報「C」と関連情報「C’」とが対応付けられて記憶されている。これは、制御部120が判別した情報が「C」である場合、制御部120が第2の表示領域に表示させる情報は、「C’」であることを示している。
【0024】
図3は、図1に示した記憶部に記憶されている情報の他の例を示す図である。
【0025】
図1に示した記憶部140には図3に示すように、情報と、その情報と関連する関連情報とが対応付けられて記憶されている。ここで、「関連情報1」は、その情報と関連する関連情報であり、「関連情報2」は、「関連情報1」と関連する関連情報である。このように、情報と関連する関連情報を階層的に記憶するものである。これらは、外部からあらかじめ取得され、記憶部140に記憶されているものである。
【0026】
例えば、図3に示すように、情報「A」と関連情報1「A’」と関連情報2「a’」とが対応付けられて記憶されている。これは、制御部120が判別した情報が「A」である場合、制御部120が第2の表示領域に表示させる情報は、「A’」および「a’」であることを示している。また、情報「B」と関連情報1「B’」と関連情報2「b’」とが対応付けられて記憶されている。これは、制御部120が判別した情報が「B」である場合、制御部120が第2の表示領域に表示させる情報は、「B’」および「b’」であることを示している。また、情報「C」と関連情報1「C’」と関連情報2「c’」とが対応付けられて記憶されている。これは、制御部120が判別した情報が「C」である場合、制御部120が第2の表示領域に表示させる情報は、「C’」および「c’」であることを示している。
【0027】
図4は、本発明の表示装置の第2の実施の形態を示す図である。
【0028】
本形態における表示装置101には図4に示すように、複数の表示領域110−1〜110−3と、制御部121と、検知部130と、通信部150とが設けられている。なお、図4には、表示装置101が具備する構成要素のうち、本発明に関わるもののみを示した。また、図4において、表示領域が3つである場合を例に挙げて示しているが、2つ、もしくは4つ以上であっても良い。
【0029】
表示領域110−1〜110−3は、図1に示したものと同じである。
【0030】
検知部130は、図1に示したものと同じである。
【0031】
制御部121は、判別した情報に関連する関連情報を、第1の実施の形態のように記憶部140から読み出すのではなく、通信部150を介して、表示装置101と接続された所定のサーバから取得して、第2の表示領域に表示させる。この取得では、判別した情報を検索キーとして、検索サイト等で関連情報の検索を行い、検索された関連情報が格納されているサーバからその関連情報を取得するものであっても良い。また、制御部121が具備するその他の機能については、図1に示した制御部120の機能と同じである。
【0032】
通信部150は、表示装置101と接続された所定のサーバとの間で通信を行う。この所定のサーバとは、一般的な通信ネットワークと接続されたサイトに配置されている通信装置であり、様々な情報が格納されているものである。通信部150が通信を行うサーバは、1つのサーバに限らず、情報に応じて、複数のサーバであっても良い。
【0033】
次に、本発明の表示装置の外観について説明する。以下では、図1に示した表示装置100を例に挙げて説明する。
【0034】
図5は、図1に示した表示装置100の外観の第1の例を示す図である。
【0035】
図1に示した表示装置100は図5に示すように、3つの表示領域110−1〜110−3が、1つのディプレイ上に配置されている。表示領域110−1と表示領域110−2と表示領域110−3との境界(図5中、破線で示したもの)は、表示装置100を操作する操作者が認識することができれば良く、特に規定しない。例えば、携帯端末で電子メールの本文を入力する際にディスプレイに表示される、入力文章を表示する欄と変換候補を表示する欄とのようなものであっても良い。また、検知部130が、表示装置100を操作する操作者の視線を検知できるような位置に配置されている。
【0036】
図6は、図1に示した表示装置100の外観の第2の例を示す図である。なお、図6には、図1に示した表示領域110−3がない例を示した。
【0037】
図1に示した表示装置100は図6に示すように、表示領域110−1と表示領域110−2とに区分された表示領域からなるディスプレイ(表示部)を有する。このとき、表示領域110−1と表示領域110−2とは、図5に示すように、同一の筺体に配置されているものであっても良いし、図6に示すように、ヒンジ等で接続された互いに異なる筐体にそれぞれ配置されている(複数の表示媒体である)ものであっても良い。また、検知部130が、表示装置100を操作する操作者の視線を検知できるような位置に配置されている。
【0038】
図7は、図1に示した表示装置100の外観の第3の例を示す図である。
【0039】
図1に示した表示装置100は図7に示すように、3つの表示領域110−1〜110−3が、物理的に分離された電子ペーパーであり、互いに重ね合わされて、書籍のページのように一辺を保持部160で固定して配置されている。なお、表示領域110−1〜110−3は、電子ペーパー以外のものであっても良い。また、検知部130が、表示装置100を操作する操作者の視線を検知できるような位置に配置されている。ここで、表示領域110−1がめくられた場合や、表示領域110−1および表示領域110−2がめくられた場合、図7に示すような位置に検知部130が配置されていると、表示装置100を操作する操作者の視線を検知できない場合があるため、表示領域がめくられても操作する操作者の視線を検知できる位置に配置することが必要となる。
【0040】
なお、図7に示すような外観を持つ表示装置の場合、制御部120は、複数の表示領域のうち、最前面に配置されている表示領域を第1の表示領域として認識する。制御部120が、どの表示領域が最前面に配置されているかを識別するには、保持部160内に、表示領域が書籍のページのようにめくられたか否かを検出する機構を設けておき、その機構を用いて行っても良い。また、表示領域110−1〜110−3それぞれの表示面側に光センサを設けておき、その光センサのうち、光を検知した光センサが設けられている表示領域を、最前面に配置されている表示領域であると識別するものであっても良い。
【0041】
以下に、図1に示した表示装置100における表示方法について説明する。まずは、図1に示した表示装置100における表示方法のうち、図1に示した検知部130が視線の動きが止まったことを検知したときの処理について説明する。また、ここでは、表示領域110−1を第1の表示領域とする場合を例に挙げて説明する。
【0042】
図8は、図1に示した表示装置100における表示方法のうち、図1に示した検知部130が視線の動きが止まったことを検知したときの処理を説明するためのフローチャートである。
【0043】
まず、表示装置100を操作する操作者の視線の動きが止まったことを検知部130が検知すると(ステップS1)、制御部120が、表示領域110−1の中で、その視線の方向に表示されている情報を判別する(ステップS2)。
【0044】
すると、制御部120が、判別した情報を検索キーとして、その情報に関連した関連情報を記憶部140から検索して読み出す(ステップS3)。
【0045】
続いて、制御部120は、記憶部140から読み出した関連情報を、第2の表示領域である表示領域110−2,110−3に表示させる(ステップS4)。
【0046】
図9は、図5に示した外観形状である表示装置100に情報および関連情報が表示されたときの表示例を示す図である。ここで、記憶部140には、図2に示した情報と関連情報との対応付けが記憶されており、制御部120が判別した情報が「A」である場合を例に挙げて示す。
【0047】
図9に示すように、第1の表示領域である表示領域110−1に表示されている情報のうち、視線が止まったことを検知部130が検知した位置に表示されている情報が「A」であると制御部120が判別すると、記憶部140に記憶されている「A」の関連情報である「A’」と「A”」とが第2の表示領域である表示領域110−2,110−3にそれぞれ表示される。なお、図9では、表示領域110−2に関連情報「A’」が表示され、表示領域110−3に関連情報「A”」が表示されている場合を示しているが、表示領域110−2に関連情報「A”」が表示され、表示領域110−3に関連情報「A’」が表示されても良い。また、制御部120は、表示領域110−1に、検知部130が検知した視線の方向の位置を識別可能に表示させるものであっても良い。例えば、図9に示すように、制御部120は、「A」を破線で囲んだ表示をさせたり、「A」の部分に着色をしたり、「A」の文字色を他の情報の文字色とは異なる色としたりするものであっても良い。また、情報が図9に示すような文字ではなく、写真や絵等の画像であっても良いことは言うまでもない。
【0048】
また、記憶部140に、図3に示した対応付けが記憶されている場合、第1の表示領域である表示領域110−1に表示されている情報のうち、視線が止まったことを検知部130が検知した位置に表示されている情報が「A」であると制御部120が判別すると、記憶部140に記憶されている「A」の関連情報1である「A’」と関連情報2である「a’」とが第2の表示領域である表示領域110−2,110−3にそれぞれ表示される。
【0049】
図10は、図6に示した外観形状である表示装置100に情報および関連情報が表示されたときの表示例を示す図である。ここで、記憶部140には、図2に示した情報と関連情報との対応付けが記憶されており、制御部120が判別した情報が「A」である場合を例に挙げて示す。
【0050】
図10に示すように、第1の表示領域である表示領域110−1に表示されている情報のうち、視線が止まったことを検知部130が検知した位置に表示されている情報が「A」であると制御部120が判別すると、記憶部140に記憶されている「A」の関連情報である「A’」が第2の表示領域である表示領域110−2に表示される。また、制御部120は、表示領域110−1に、検知部130が検知した視線の方向の位置を識別可能に表示させるものであっても良い。例えば、図10に示すように、制御部120は、「A」を破線で囲んだ表示をさせたり、「A」の部分に着色をしたり、「A」の文字色を他の情報の文字色とは異なる色としたりするものであっても良い。また、情報が図10に示すような文字ではなく、写真や絵等の画像であっても良いことは言うまでもない。
【0051】
ここで、表示領域110−2に「A’」が表示された状態で、操作者が視線を表示領域110−2から表示領域110−1へ移動させ、表示領域110−1に表示されている情報のうち、視線が止まったことを検知部130が検知した位置に表示されている情報が「B」であると制御部120が判別した場合の処理について説明する。この場合、「A’」の少なくとも一部を操作者が既に見たことを検知していれば、制御部120は、表示領域110−2上で「A’」の少なくとも一部を削除するか、全体を縮小表示する等して、「B」の関連情報「B’」を表示領域110−2に表示させる領域を確保し、表示領域110−2に表示させるものであっても良い。また、「A’」の少なくとも一部を操作者が既に見たことを検知していなければ、制御部120は、「B」の関連情報「B’」を表示領域110−2以外の他の表示領域(ページ)に表示させるものであっても良い。
【0052】
図11は、図7に示した外観形状である表示装置100に情報および関連情報が表示されたときの表示例を示す図である。ここで、記憶部140には、図2に示した情報と関連情報との対応付けが記憶されており、制御部120が判別した情報が「A」である場合を例に挙げて示す。
【0053】
図11に示すように、第1の表示領域である表示領域110−1に表示されている情報のうち、視線が止まったことを検知部130が検知した位置に表示されている情報が「A」であると制御部120が判別すると、記憶部140に記憶されている「A」の関連情報である「A’」と「A”」とが第2の表示領域である表示領域110−2,110−3にそれぞれ表示される。なお、図11では、表示領域110−2に関連情報「A’」が表示され、表示領域110−3に関連情報「A”」が表示されている場合を示しているが、表示領域110−2に関連情報「A”」が表示され、表示領域110−3に関連情報「A’」が表示されても良い。また、制御部120は、表示領域110−1に、検知部130が検知した視線の方向の位置を識別可能に表示させるものであっても良い。例えば、図11に示すように、制御部120は、「A」を破線で囲んだ表示をさせたり、「A」の部分に着色をしたり、「A」の文字色を他の情報の文字色とは異なる色としたりするものであっても良い。また、情報が図11に示すような文字ではなく、写真や絵等の画像であっても良いことは言うまでもない。
【0054】
また、記憶部140に、図3に示した対応付けが記憶されている場合、第1の表示領域である表示領域110−1に表示されている情報のうち、視線が止まったことを検知部130が検知した位置に表示されている情報が「A」であると制御部120が判別すると、記憶部140に記憶されている「A」の関連情報1である「A’」と関連情報2である「a’」とが第2の表示領域である表示領域110−2,110−3にそれぞれ表示される。
【0055】
次に、図1に示した表示装置100における表示方法のうち、図1に示した検知部130が操作者のまばたきを検知したときの処理について説明する。また、ここでは、表示領域110−1を第1の表示領域とする場合を例に挙げて説明する。
【0056】
図12は、図1に示した表示装置100における表示方法のうち、図1に示した検知部130が操作者のまばたきを検知したときの処理を説明するためのフローチャートである。
【0057】
まず、表示装置100を操作する操作者がまばたきをしたことを検知部130が検知すると(ステップS11)、制御部120が、表示領域110−1の中で、その視線の方向に表示されている情報を判別する(ステップS12)。
【0058】
すると、制御部120が、判別した情報を検索キーとして、その情報に関連した関連情報を記憶部140から検索して読み出す(ステップS13)。
【0059】
続いて、制御部120は、記憶部140から読み出した関連情報を、第2の表示領域である表示領域110−2,110−3に表示させる(ステップS14)。このときの表示の様子は、図9〜11に示したものと同じである。
【0060】
次に、図4に示した表示装置101における表示方法のうち、図4に示した検知部130が視線の動きが止まったことを検知したときの処理について説明する。また、ここでは、表示領域110−1を第1の表示領域とする場合を例に挙げて説明する。
【0061】
図13は、図4に示した表示装置101における表示方法のうち、図4に示した検知部130が視線の動きが止まったことを検知したときの処理を説明するためのフローチャートである。
【0062】
まず、表示装置101を操作する操作者の視線の動きが止まったことを検知部130が検知すると(ステップS21)、制御部121が、表示領域110−1の中で、その視線の方向に表示されている情報を判別する(ステップS22)。
【0063】
すると、制御部121が、判別した情報に関連する関連情報を、通信部150を介して所定のサーバから取得する(ステップS23)。関連情報の取得の方法は、上述した通りである。
【0064】
続いて、制御部120は、通信部150を介して取得した関連情報を、第2の表示領域である表示領域110−2,110−3に表示させる(ステップS24)。このときの表示の様子は、図9〜11に示したものと同じである。
【0065】
次に、図4に示した表示装置101における表示方法のうち、図4に示した検知部130が操作者のまばたきを検知したときの処理について説明する。また、ここでは、表示領域110−1を第1の表示領域とする場合を例に挙げて説明する。
【0066】
図14は、図4に示した表示装置101における表示方法のうち、図4に示した検知部130が操作者のまばたきを検知したときの処理を説明するためのフローチャートである。
【0067】
まず、表示装置101を操作する操作者がまばたきをしたことを検知部130が検知すると(ステップS31)、制御部121が、表示領域110−1の中で、その視線の方向に表示されている情報を判別する(ステップS32)。
【0068】
すると、制御部121が、判別した情報に関連する関連情報を、通信部150を介して所定のサーバから取得する(ステップS33)。関連情報の取得の方法は、上述した通りである。
【0069】
続いて、制御部120は、通信部150を介して取得した関連情報を、第2の表示領域である表示領域110−2,110−3に表示させる(ステップS34)。このときの表示の様子は、図9〜11に示したものと同じである。
【0070】
なお、このように通信部150を介して関連情報を取得する場合であっても、記憶部140に記憶している関連情報を読み出す場合と同様に、図2に示したような互いに並列的な関連情報や、図3に示したような階層的な関連情報を取得して表示する。
【0071】
また、検知部130が検知している操作者の視線の方向の位置に表示されている情報について、同様の処理を行うものであっても良い。
【0072】
例えば、図1に示した表示装置100にて、操作者の視線の動きが止まらなくても、その視線の方向の位置に表示されている情報に関連する関連情報を、制御部120は、その視線の動きと連動して第2の表示領域に表示させるものであっても良い。
【0073】
図15は、図7に示した外観形状である表示装置100に情報および関連情報が表示されたときの表示の他の例を示す図である。ここで、記憶部140には、図2に示した情報と関連情報との対応付けが記憶されており、検知部130が検知した視線の方向が、「A」が表示されている位置から「B」が表示されている位置へ移動した場合を例に挙げて示す。
【0074】
図15に示すように、第1の表示領域である表示領域110−1に表示されている情報のうち、検知部130が検知している視線が動いており、その方向が、「A」が表示されている位置から「B」が表示されている位置へ移動すると、その「A」および「B」を制御部120が判別し、記憶部140に記憶されている「A」の関連情報である「A’」と「B」の関連情報である「B’」が第2の表示領域である表示領域110−2,110−3にそれぞれ表示される。なお、図15では、表示領域110−2に関連情報「A’」が表示され、表示領域110−3に関連情報「B’」が表示されている場合を示しているが、表示領域110−2に関連情報「B’」が表示され、表示領域110−3に関連情報「A’」が表示されても良い。また、制御部120は、表示領域110−1に、検知部130が検知した視線の方向の位置を識別可能に表示させるものであっても良い。例えば、図15に示すように、制御部120は、「A」を方形で囲んだ表示をさせたり、「B」を円で囲んだ表示をさせたりするものであっても良い。
【0075】
また、図11に示したように、制御部120は、表示領域110−2に「A’」を表示させ、表示領域110−3に「A”」を表示させた後、所定の時間が経過してから、表示領域110−2に「B’」を表示させ、表示領域110−3に「B”」を表示させるものであっても良い。
【0076】
なお、操作者が情報を選択する際、上述したように、視線やまばたきによるもの以外に、一般的なタッチパネルや入力キー等の操作部を用いた方法で行っても良い。
【0077】
このように、複数の表示領域を持つ表示装置において、1つの表示領域に表示されている情報のうち、所望の情報についての関連情報を、直観的な動作だけで、表示させることができる。
【0078】
なお、表示装置100,101は、携帯電話機、携帯端末、タブレット型やノート型のPC(Personal Computer)、スマートフォン、PDA(Personal Digital Assistants)、ゲーム機、電子書籍等の装置に適用することが可能である。
【0079】
上述した表示装置100,101に設けられた各構成要素が行う処理は、目的に応じてそれぞれ作製された論理回路で行うようにしても良い。また、処理内容を手順として記述したコンピュータプログラム(以下、プログラムと称する)を表示装置100,101にて読取可能な記録媒体に記録し、この記録媒体に記録されたプログラムを表示装置100,101に読み込ませ、実行するものであっても良い。表示装置100,101にて読取可能な記録媒体とは、フロッピー(登録商標)ディスク、光磁気ディスク、DVD、CDなどの移設可能な記録媒体の他、表示装置100,101に内蔵されたROM、RAM等のメモリやHDD等を指す。この記録媒体に記録されたプログラムは、表示装置100,101に設けられた制御部120,121にて読み込まれ、制御部120,121の制御によって、上述したものと同様の処理が行われる。ここで、制御部120,121は、プログラムが記録された記録媒体から読み込まれたプログラムを実行するコンピュータとして動作するものである。
【符号の説明】
【0080】
100,101 表示装置
110−1〜110−3 表示領域
120,121 制御部
130 検知部
140 記憶部
150 通信部
160 保持部
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報を表示する表示装置、表示方法およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、情報を表示するディスプレイが搭載された電子機器(以下、表示装置と称する)には、多種多様な情報が表示される。このような表示装置の中には、複数の薄い表示媒体から構成され、書籍のように利用することができるものも考えられている(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2003−58081号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述した技術においては、ディスプレイに表示された情報に関連する情報を見るには、その表示を切り替えて、検索用サイト等に接続してその情報を検索キーとして入力・検索して表示させたり、他の表示媒体に表示されている情報を手動・目視で探したりしなければならず、その手間がかかってしまうという問題点がある。
【0005】
本発明の目的は、上述した課題を解決する表示装置、表示方法およびプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の表示装置は、
複数の表示領域と、
前記複数の表示領域のうち、第1の表示領域に表示されている情報を判別し、該判別した情報に関連する関連情報を、前記第1の表示領域以外の第2の表示領域に表示させる制御部とを有する。
【0007】
また、本発明の表示方法は、
複数の表示領域に情報を表示させる表示方法であって、
前記複数の表示領域のうち、第1の表示領域に表示されている情報を判別する処理と、
前記判別した情報に関連する関連情報を前記第1の表示領域以外の第2の表示領域に表示させる処理とを行う。
【0008】
また、本発明のプログラムは、
複数の表示領域を具備する表示装置に実行させるためのプログラムであって、
前記複数の表示領域のうち、第1の表示領域に表示されている情報を判別する手順と、
前記判別した情報に関連する関連情報を、前記第1の表示領域以外の第2の表示領域に表示させる手順を実行させる。
【発明の効果】
【0009】
以上説明したように、本発明においては、表示されている情報に関連する情報を容易に表示させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明の表示装置の第1の実施の形態を示す図である。
【図2】図1に示した記憶部に記憶されている情報の一例を示す図である。
【図3】図1に示した記憶部に記憶されている情報の他の例を示す図である。
【図4】本発明の表示装置の第2の実施の形態を示す図である。
【図5】図1に示した表示装置の外観の第1の例を示す図である。
【図6】図1に示した表示装置の外観の第2の例を示す図である。
【図7】図1に示した表示装置の外観の第3の例を示す図である。
【図8】図1に示した表示装置における表示方法のうち、図1に示した検知部が視線の動きが止まったことを検知したときの処理を説明するためのフローチャートである。
【図9】図5に示した外観形状である表示装置に情報および関連情報が表示されたときの表示例を示す図である。
【図10】図6に示した外観形状である表示装置に情報および関連情報が表示されたときの表示例を示す図である。
【図11】図7に示した外観形状である表示装置に情報および関連情報が表示されたときの表示例を示す図である。
【図12】図1に示した表示装置における表示方法のうち、図1に示した検知部が操作者のまばたきを検知したときの処理を説明するためのフローチャートである。
【図13】図4に示した表示装置における表示方法のうち、図4に示した検知部が視線の動きが止まったことを検知したときの処理を説明するためのフローチャートである。
【図14】図4に示した表示装置における表示方法のうち、図4に示した検知部が操作者のまばたきを検知したときの処理を説明するためのフローチャートである。
【図15】図7に示した外観形状である表示装置に情報および関連情報が表示されたときの表示の他の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0012】
図1は、本発明の表示装置の第1の実施の形態を示す図である。
【0013】
本形態における表示装置100には図1に示すように、複数の表示領域110−1〜110−3と、制御部120と、検知部130と、記憶部140とが設けられている。なお、図1においては、表示装置100が具備する構成要素のうち、本発明に関わるもののみを示した。また、図1において、表示領域が3つである場合を例に挙げて示しているが、2つ、もしくは4つ以上であっても良い。
【0014】
表示領域110−1〜110−3は、画像や文字等の情報を表示する。また、表示領域110−1〜110−3は、物理的に1つのディプレイ上に配置される領域であっても良いし、互いに物理的に分離されているものであっても良い。また、表示領域110−1〜110−3は、互いに重ね合わされた電子ペーパー等の表示媒体であっても良い。
【0015】
検知部130は、表示装置100を操作する操作者の視線の方向・動きを検知する。また、検知部130は、表示装置100を操作する操作者の所定のまばたき動作(所定の時間内の連続まばたきや、所定の時間以上目をつぶった状態)を検知する。この視線の方向・動き・まばたきの検知方法は、一般的にカメラ等に具備された専用の機能を用いるものであっても良く、ここでは特に規定しない。
【0016】
制御部120は、情報を表示領域110−1〜110−3に表示させる。また、制御部120は、表示領域110−1〜110−3のうちのいずれかの表示領域(以下、第1の表示領域と称する)に表示されている情報を判別する。この判別方法は、検知部130の検知の結果から、その視線方向の位置に表示されている情報が何であるかを判別するものである。例えば、その視線方向の位置を示す座標と、現在表示している画像の中の情報それぞれの表示位置を示す座標とを比較し、その座標が一致した情報を判別する。また、制御部120は、判別した情報に関連する関連情報を、第1の表示領域以外の表示領域(以下、第2の表示領域と称する)に表示させる。
【0017】
また、制御部120は、第1の表示領域に表示されている情報のうち、検知部130が視線の動きが止まったことを検知したときの視線の方向に表示されている情報を判別し、判別した情報に関連する関連情報を第2の表示領域に表示させる。
【0018】
また、制御部120は、第1の表示領域に表示されている情報のうち、検知部130が操作者のまばたきを検知したときの視線の方向に表示されている情報を判別し、判別した情報に関連する関連情報を第2の表示領域に表示させる。このとき、検知する視線の方向は、検知部130がまばたきを検知する直前の視線の方向であっても良いし、まばたきを検知した直後の視線の方向であっても良い。
【0019】
また、制御部120は、判別した情報に関する関連情報を、記憶部140から読み出して第2の表示領域に表示させる。
【0020】
記憶部140は、第1の表示領域に表示されている情報と、第1の表示領域に表示されている情報に関連する関連情報とを対応付けて記憶する。
【0021】
図2は、図1に示した記憶部140に記憶されている情報の一例を示す図である。
【0022】
図1に示した記憶部140には図2に示すように、情報と、その情報と関連する関連情報とが対応付けられて記憶されている。これらは、外部からあらかじめ取得され、記憶部140に記憶されているものである。
【0023】
例えば、図2に示すように、情報「A」と関連情報「A’」および「A”」とが対応付けられて記憶されている。これは、制御部120が判別した情報が「A」である場合、制御部120が第2の表示領域に表示させる情報は、「A’」および「A”」であることを示している。また、情報「B」と関連情報「B’」および「B”」とが対応付けられて記憶されている。これは、制御部120が判別した情報が「B」である場合、制御部120が第2の表示領域に表示させる情報は、「B’」および「B”」であることを示している。また、情報「C」と関連情報「C’」とが対応付けられて記憶されている。これは、制御部120が判別した情報が「C」である場合、制御部120が第2の表示領域に表示させる情報は、「C’」であることを示している。
【0024】
図3は、図1に示した記憶部に記憶されている情報の他の例を示す図である。
【0025】
図1に示した記憶部140には図3に示すように、情報と、その情報と関連する関連情報とが対応付けられて記憶されている。ここで、「関連情報1」は、その情報と関連する関連情報であり、「関連情報2」は、「関連情報1」と関連する関連情報である。このように、情報と関連する関連情報を階層的に記憶するものである。これらは、外部からあらかじめ取得され、記憶部140に記憶されているものである。
【0026】
例えば、図3に示すように、情報「A」と関連情報1「A’」と関連情報2「a’」とが対応付けられて記憶されている。これは、制御部120が判別した情報が「A」である場合、制御部120が第2の表示領域に表示させる情報は、「A’」および「a’」であることを示している。また、情報「B」と関連情報1「B’」と関連情報2「b’」とが対応付けられて記憶されている。これは、制御部120が判別した情報が「B」である場合、制御部120が第2の表示領域に表示させる情報は、「B’」および「b’」であることを示している。また、情報「C」と関連情報1「C’」と関連情報2「c’」とが対応付けられて記憶されている。これは、制御部120が判別した情報が「C」である場合、制御部120が第2の表示領域に表示させる情報は、「C’」および「c’」であることを示している。
【0027】
図4は、本発明の表示装置の第2の実施の形態を示す図である。
【0028】
本形態における表示装置101には図4に示すように、複数の表示領域110−1〜110−3と、制御部121と、検知部130と、通信部150とが設けられている。なお、図4には、表示装置101が具備する構成要素のうち、本発明に関わるもののみを示した。また、図4において、表示領域が3つである場合を例に挙げて示しているが、2つ、もしくは4つ以上であっても良い。
【0029】
表示領域110−1〜110−3は、図1に示したものと同じである。
【0030】
検知部130は、図1に示したものと同じである。
【0031】
制御部121は、判別した情報に関連する関連情報を、第1の実施の形態のように記憶部140から読み出すのではなく、通信部150を介して、表示装置101と接続された所定のサーバから取得して、第2の表示領域に表示させる。この取得では、判別した情報を検索キーとして、検索サイト等で関連情報の検索を行い、検索された関連情報が格納されているサーバからその関連情報を取得するものであっても良い。また、制御部121が具備するその他の機能については、図1に示した制御部120の機能と同じである。
【0032】
通信部150は、表示装置101と接続された所定のサーバとの間で通信を行う。この所定のサーバとは、一般的な通信ネットワークと接続されたサイトに配置されている通信装置であり、様々な情報が格納されているものである。通信部150が通信を行うサーバは、1つのサーバに限らず、情報に応じて、複数のサーバであっても良い。
【0033】
次に、本発明の表示装置の外観について説明する。以下では、図1に示した表示装置100を例に挙げて説明する。
【0034】
図5は、図1に示した表示装置100の外観の第1の例を示す図である。
【0035】
図1に示した表示装置100は図5に示すように、3つの表示領域110−1〜110−3が、1つのディプレイ上に配置されている。表示領域110−1と表示領域110−2と表示領域110−3との境界(図5中、破線で示したもの)は、表示装置100を操作する操作者が認識することができれば良く、特に規定しない。例えば、携帯端末で電子メールの本文を入力する際にディスプレイに表示される、入力文章を表示する欄と変換候補を表示する欄とのようなものであっても良い。また、検知部130が、表示装置100を操作する操作者の視線を検知できるような位置に配置されている。
【0036】
図6は、図1に示した表示装置100の外観の第2の例を示す図である。なお、図6には、図1に示した表示領域110−3がない例を示した。
【0037】
図1に示した表示装置100は図6に示すように、表示領域110−1と表示領域110−2とに区分された表示領域からなるディスプレイ(表示部)を有する。このとき、表示領域110−1と表示領域110−2とは、図5に示すように、同一の筺体に配置されているものであっても良いし、図6に示すように、ヒンジ等で接続された互いに異なる筐体にそれぞれ配置されている(複数の表示媒体である)ものであっても良い。また、検知部130が、表示装置100を操作する操作者の視線を検知できるような位置に配置されている。
【0038】
図7は、図1に示した表示装置100の外観の第3の例を示す図である。
【0039】
図1に示した表示装置100は図7に示すように、3つの表示領域110−1〜110−3が、物理的に分離された電子ペーパーであり、互いに重ね合わされて、書籍のページのように一辺を保持部160で固定して配置されている。なお、表示領域110−1〜110−3は、電子ペーパー以外のものであっても良い。また、検知部130が、表示装置100を操作する操作者の視線を検知できるような位置に配置されている。ここで、表示領域110−1がめくられた場合や、表示領域110−1および表示領域110−2がめくられた場合、図7に示すような位置に検知部130が配置されていると、表示装置100を操作する操作者の視線を検知できない場合があるため、表示領域がめくられても操作する操作者の視線を検知できる位置に配置することが必要となる。
【0040】
なお、図7に示すような外観を持つ表示装置の場合、制御部120は、複数の表示領域のうち、最前面に配置されている表示領域を第1の表示領域として認識する。制御部120が、どの表示領域が最前面に配置されているかを識別するには、保持部160内に、表示領域が書籍のページのようにめくられたか否かを検出する機構を設けておき、その機構を用いて行っても良い。また、表示領域110−1〜110−3それぞれの表示面側に光センサを設けておき、その光センサのうち、光を検知した光センサが設けられている表示領域を、最前面に配置されている表示領域であると識別するものであっても良い。
【0041】
以下に、図1に示した表示装置100における表示方法について説明する。まずは、図1に示した表示装置100における表示方法のうち、図1に示した検知部130が視線の動きが止まったことを検知したときの処理について説明する。また、ここでは、表示領域110−1を第1の表示領域とする場合を例に挙げて説明する。
【0042】
図8は、図1に示した表示装置100における表示方法のうち、図1に示した検知部130が視線の動きが止まったことを検知したときの処理を説明するためのフローチャートである。
【0043】
まず、表示装置100を操作する操作者の視線の動きが止まったことを検知部130が検知すると(ステップS1)、制御部120が、表示領域110−1の中で、その視線の方向に表示されている情報を判別する(ステップS2)。
【0044】
すると、制御部120が、判別した情報を検索キーとして、その情報に関連した関連情報を記憶部140から検索して読み出す(ステップS3)。
【0045】
続いて、制御部120は、記憶部140から読み出した関連情報を、第2の表示領域である表示領域110−2,110−3に表示させる(ステップS4)。
【0046】
図9は、図5に示した外観形状である表示装置100に情報および関連情報が表示されたときの表示例を示す図である。ここで、記憶部140には、図2に示した情報と関連情報との対応付けが記憶されており、制御部120が判別した情報が「A」である場合を例に挙げて示す。
【0047】
図9に示すように、第1の表示領域である表示領域110−1に表示されている情報のうち、視線が止まったことを検知部130が検知した位置に表示されている情報が「A」であると制御部120が判別すると、記憶部140に記憶されている「A」の関連情報である「A’」と「A”」とが第2の表示領域である表示領域110−2,110−3にそれぞれ表示される。なお、図9では、表示領域110−2に関連情報「A’」が表示され、表示領域110−3に関連情報「A”」が表示されている場合を示しているが、表示領域110−2に関連情報「A”」が表示され、表示領域110−3に関連情報「A’」が表示されても良い。また、制御部120は、表示領域110−1に、検知部130が検知した視線の方向の位置を識別可能に表示させるものであっても良い。例えば、図9に示すように、制御部120は、「A」を破線で囲んだ表示をさせたり、「A」の部分に着色をしたり、「A」の文字色を他の情報の文字色とは異なる色としたりするものであっても良い。また、情報が図9に示すような文字ではなく、写真や絵等の画像であっても良いことは言うまでもない。
【0048】
また、記憶部140に、図3に示した対応付けが記憶されている場合、第1の表示領域である表示領域110−1に表示されている情報のうち、視線が止まったことを検知部130が検知した位置に表示されている情報が「A」であると制御部120が判別すると、記憶部140に記憶されている「A」の関連情報1である「A’」と関連情報2である「a’」とが第2の表示領域である表示領域110−2,110−3にそれぞれ表示される。
【0049】
図10は、図6に示した外観形状である表示装置100に情報および関連情報が表示されたときの表示例を示す図である。ここで、記憶部140には、図2に示した情報と関連情報との対応付けが記憶されており、制御部120が判別した情報が「A」である場合を例に挙げて示す。
【0050】
図10に示すように、第1の表示領域である表示領域110−1に表示されている情報のうち、視線が止まったことを検知部130が検知した位置に表示されている情報が「A」であると制御部120が判別すると、記憶部140に記憶されている「A」の関連情報である「A’」が第2の表示領域である表示領域110−2に表示される。また、制御部120は、表示領域110−1に、検知部130が検知した視線の方向の位置を識別可能に表示させるものであっても良い。例えば、図10に示すように、制御部120は、「A」を破線で囲んだ表示をさせたり、「A」の部分に着色をしたり、「A」の文字色を他の情報の文字色とは異なる色としたりするものであっても良い。また、情報が図10に示すような文字ではなく、写真や絵等の画像であっても良いことは言うまでもない。
【0051】
ここで、表示領域110−2に「A’」が表示された状態で、操作者が視線を表示領域110−2から表示領域110−1へ移動させ、表示領域110−1に表示されている情報のうち、視線が止まったことを検知部130が検知した位置に表示されている情報が「B」であると制御部120が判別した場合の処理について説明する。この場合、「A’」の少なくとも一部を操作者が既に見たことを検知していれば、制御部120は、表示領域110−2上で「A’」の少なくとも一部を削除するか、全体を縮小表示する等して、「B」の関連情報「B’」を表示領域110−2に表示させる領域を確保し、表示領域110−2に表示させるものであっても良い。また、「A’」の少なくとも一部を操作者が既に見たことを検知していなければ、制御部120は、「B」の関連情報「B’」を表示領域110−2以外の他の表示領域(ページ)に表示させるものであっても良い。
【0052】
図11は、図7に示した外観形状である表示装置100に情報および関連情報が表示されたときの表示例を示す図である。ここで、記憶部140には、図2に示した情報と関連情報との対応付けが記憶されており、制御部120が判別した情報が「A」である場合を例に挙げて示す。
【0053】
図11に示すように、第1の表示領域である表示領域110−1に表示されている情報のうち、視線が止まったことを検知部130が検知した位置に表示されている情報が「A」であると制御部120が判別すると、記憶部140に記憶されている「A」の関連情報である「A’」と「A”」とが第2の表示領域である表示領域110−2,110−3にそれぞれ表示される。なお、図11では、表示領域110−2に関連情報「A’」が表示され、表示領域110−3に関連情報「A”」が表示されている場合を示しているが、表示領域110−2に関連情報「A”」が表示され、表示領域110−3に関連情報「A’」が表示されても良い。また、制御部120は、表示領域110−1に、検知部130が検知した視線の方向の位置を識別可能に表示させるものであっても良い。例えば、図11に示すように、制御部120は、「A」を破線で囲んだ表示をさせたり、「A」の部分に着色をしたり、「A」の文字色を他の情報の文字色とは異なる色としたりするものであっても良い。また、情報が図11に示すような文字ではなく、写真や絵等の画像であっても良いことは言うまでもない。
【0054】
また、記憶部140に、図3に示した対応付けが記憶されている場合、第1の表示領域である表示領域110−1に表示されている情報のうち、視線が止まったことを検知部130が検知した位置に表示されている情報が「A」であると制御部120が判別すると、記憶部140に記憶されている「A」の関連情報1である「A’」と関連情報2である「a’」とが第2の表示領域である表示領域110−2,110−3にそれぞれ表示される。
【0055】
次に、図1に示した表示装置100における表示方法のうち、図1に示した検知部130が操作者のまばたきを検知したときの処理について説明する。また、ここでは、表示領域110−1を第1の表示領域とする場合を例に挙げて説明する。
【0056】
図12は、図1に示した表示装置100における表示方法のうち、図1に示した検知部130が操作者のまばたきを検知したときの処理を説明するためのフローチャートである。
【0057】
まず、表示装置100を操作する操作者がまばたきをしたことを検知部130が検知すると(ステップS11)、制御部120が、表示領域110−1の中で、その視線の方向に表示されている情報を判別する(ステップS12)。
【0058】
すると、制御部120が、判別した情報を検索キーとして、その情報に関連した関連情報を記憶部140から検索して読み出す(ステップS13)。
【0059】
続いて、制御部120は、記憶部140から読み出した関連情報を、第2の表示領域である表示領域110−2,110−3に表示させる(ステップS14)。このときの表示の様子は、図9〜11に示したものと同じである。
【0060】
次に、図4に示した表示装置101における表示方法のうち、図4に示した検知部130が視線の動きが止まったことを検知したときの処理について説明する。また、ここでは、表示領域110−1を第1の表示領域とする場合を例に挙げて説明する。
【0061】
図13は、図4に示した表示装置101における表示方法のうち、図4に示した検知部130が視線の動きが止まったことを検知したときの処理を説明するためのフローチャートである。
【0062】
まず、表示装置101を操作する操作者の視線の動きが止まったことを検知部130が検知すると(ステップS21)、制御部121が、表示領域110−1の中で、その視線の方向に表示されている情報を判別する(ステップS22)。
【0063】
すると、制御部121が、判別した情報に関連する関連情報を、通信部150を介して所定のサーバから取得する(ステップS23)。関連情報の取得の方法は、上述した通りである。
【0064】
続いて、制御部120は、通信部150を介して取得した関連情報を、第2の表示領域である表示領域110−2,110−3に表示させる(ステップS24)。このときの表示の様子は、図9〜11に示したものと同じである。
【0065】
次に、図4に示した表示装置101における表示方法のうち、図4に示した検知部130が操作者のまばたきを検知したときの処理について説明する。また、ここでは、表示領域110−1を第1の表示領域とする場合を例に挙げて説明する。
【0066】
図14は、図4に示した表示装置101における表示方法のうち、図4に示した検知部130が操作者のまばたきを検知したときの処理を説明するためのフローチャートである。
【0067】
まず、表示装置101を操作する操作者がまばたきをしたことを検知部130が検知すると(ステップS31)、制御部121が、表示領域110−1の中で、その視線の方向に表示されている情報を判別する(ステップS32)。
【0068】
すると、制御部121が、判別した情報に関連する関連情報を、通信部150を介して所定のサーバから取得する(ステップS33)。関連情報の取得の方法は、上述した通りである。
【0069】
続いて、制御部120は、通信部150を介して取得した関連情報を、第2の表示領域である表示領域110−2,110−3に表示させる(ステップS34)。このときの表示の様子は、図9〜11に示したものと同じである。
【0070】
なお、このように通信部150を介して関連情報を取得する場合であっても、記憶部140に記憶している関連情報を読み出す場合と同様に、図2に示したような互いに並列的な関連情報や、図3に示したような階層的な関連情報を取得して表示する。
【0071】
また、検知部130が検知している操作者の視線の方向の位置に表示されている情報について、同様の処理を行うものであっても良い。
【0072】
例えば、図1に示した表示装置100にて、操作者の視線の動きが止まらなくても、その視線の方向の位置に表示されている情報に関連する関連情報を、制御部120は、その視線の動きと連動して第2の表示領域に表示させるものであっても良い。
【0073】
図15は、図7に示した外観形状である表示装置100に情報および関連情報が表示されたときの表示の他の例を示す図である。ここで、記憶部140には、図2に示した情報と関連情報との対応付けが記憶されており、検知部130が検知した視線の方向が、「A」が表示されている位置から「B」が表示されている位置へ移動した場合を例に挙げて示す。
【0074】
図15に示すように、第1の表示領域である表示領域110−1に表示されている情報のうち、検知部130が検知している視線が動いており、その方向が、「A」が表示されている位置から「B」が表示されている位置へ移動すると、その「A」および「B」を制御部120が判別し、記憶部140に記憶されている「A」の関連情報である「A’」と「B」の関連情報である「B’」が第2の表示領域である表示領域110−2,110−3にそれぞれ表示される。なお、図15では、表示領域110−2に関連情報「A’」が表示され、表示領域110−3に関連情報「B’」が表示されている場合を示しているが、表示領域110−2に関連情報「B’」が表示され、表示領域110−3に関連情報「A’」が表示されても良い。また、制御部120は、表示領域110−1に、検知部130が検知した視線の方向の位置を識別可能に表示させるものであっても良い。例えば、図15に示すように、制御部120は、「A」を方形で囲んだ表示をさせたり、「B」を円で囲んだ表示をさせたりするものであっても良い。
【0075】
また、図11に示したように、制御部120は、表示領域110−2に「A’」を表示させ、表示領域110−3に「A”」を表示させた後、所定の時間が経過してから、表示領域110−2に「B’」を表示させ、表示領域110−3に「B”」を表示させるものであっても良い。
【0076】
なお、操作者が情報を選択する際、上述したように、視線やまばたきによるもの以外に、一般的なタッチパネルや入力キー等の操作部を用いた方法で行っても良い。
【0077】
このように、複数の表示領域を持つ表示装置において、1つの表示領域に表示されている情報のうち、所望の情報についての関連情報を、直観的な動作だけで、表示させることができる。
【0078】
なお、表示装置100,101は、携帯電話機、携帯端末、タブレット型やノート型のPC(Personal Computer)、スマートフォン、PDA(Personal Digital Assistants)、ゲーム機、電子書籍等の装置に適用することが可能である。
【0079】
上述した表示装置100,101に設けられた各構成要素が行う処理は、目的に応じてそれぞれ作製された論理回路で行うようにしても良い。また、処理内容を手順として記述したコンピュータプログラム(以下、プログラムと称する)を表示装置100,101にて読取可能な記録媒体に記録し、この記録媒体に記録されたプログラムを表示装置100,101に読み込ませ、実行するものであっても良い。表示装置100,101にて読取可能な記録媒体とは、フロッピー(登録商標)ディスク、光磁気ディスク、DVD、CDなどの移設可能な記録媒体の他、表示装置100,101に内蔵されたROM、RAM等のメモリやHDD等を指す。この記録媒体に記録されたプログラムは、表示装置100,101に設けられた制御部120,121にて読み込まれ、制御部120,121の制御によって、上述したものと同様の処理が行われる。ここで、制御部120,121は、プログラムが記録された記録媒体から読み込まれたプログラムを実行するコンピュータとして動作するものである。
【符号の説明】
【0080】
100,101 表示装置
110−1〜110−3 表示領域
120,121 制御部
130 検知部
140 記憶部
150 通信部
160 保持部
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の表示領域と、
前記複数の表示領域のうち、第1の表示領域に表示されている情報を判別し、該判別した情報に関連する関連情報を、前記第1の表示領域以外の第2の表示領域に表示させる制御部とを有する表示装置。
【請求項2】
請求項1に記載の表示装置において、
当該表示装置を操作する操作者の視線の方向を検知する検知部を有し、
前記制御部は、前記第1の表示領域に表示されている情報のうち、前記検知部が検知した視線の方向に表示されている情報を判別し、該判別した情報に関連する関連情報を前記第2の表示領域に表示させることを特徴とする表示装置。
【請求項3】
請求項2に記載の表示装置において、
前記検知部は、さらに前記視線の動きを検知し、
前記制御部は、前記第1の表示領域に表示されている情報のうち、前記検知部が前記視線の動きが止まったことを検知したときの前記視線の方向に表示されている情報を判別し、該判別した情報に関連する関連情報を前記第2の表示領域に表示させることを特徴とする表示装置。
【請求項4】
請求項2に記載の表示装置において、
前記検知部は、さらに前記操作者の所定のまばたき動作を検知し、
前記制御部は、前記第1の表示領域に表示されている情報のうち、前記検知部が前記まばたき動作を検知したときの前記視線の方向に表示されている情報を判別し、該判別した情報に関連する関連情報を前記第2の表示領域に表示させることを特徴とする表示装置。
【請求項5】
請求項1から4のいずれか1項に記載の表示装置において、
前記複数の表示領域は、それぞれが複数の表示媒体であることを特徴とする表示装置。
【請求項6】
請求項1から5のいずれか1項に記載の表示装置において、
あらかじめ取得された情報と、該情報に関連する関連情報とを対応付けて記憶する記憶部を有し、
前記制御部は、前記判別した情報に関連する関連情報を、前記記憶部から読み出して、前記第2の表示領域に表示させることを特徴とする表示装置。
【請求項7】
複数の表示領域に情報を表示させる表示方法であって、
前記複数の表示領域のうち、第1の表示領域に表示されている情報を判別する処理と、
前記判別した情報に関連する関連情報を前記第1の表示領域以外の第2の表示領域に表示させる処理とを行う表示方法。
【請求項8】
複数の表示領域を具備する表示装置に、
前記複数の表示領域のうち、第1の表示領域に表示されている情報を判別する手順と、
前記判別した情報に関連する関連情報を、前記第1の表示領域以外の第2の表示領域に表示させる手順を実行させるためのプログラム。
【請求項1】
複数の表示領域と、
前記複数の表示領域のうち、第1の表示領域に表示されている情報を判別し、該判別した情報に関連する関連情報を、前記第1の表示領域以外の第2の表示領域に表示させる制御部とを有する表示装置。
【請求項2】
請求項1に記載の表示装置において、
当該表示装置を操作する操作者の視線の方向を検知する検知部を有し、
前記制御部は、前記第1の表示領域に表示されている情報のうち、前記検知部が検知した視線の方向に表示されている情報を判別し、該判別した情報に関連する関連情報を前記第2の表示領域に表示させることを特徴とする表示装置。
【請求項3】
請求項2に記載の表示装置において、
前記検知部は、さらに前記視線の動きを検知し、
前記制御部は、前記第1の表示領域に表示されている情報のうち、前記検知部が前記視線の動きが止まったことを検知したときの前記視線の方向に表示されている情報を判別し、該判別した情報に関連する関連情報を前記第2の表示領域に表示させることを特徴とする表示装置。
【請求項4】
請求項2に記載の表示装置において、
前記検知部は、さらに前記操作者の所定のまばたき動作を検知し、
前記制御部は、前記第1の表示領域に表示されている情報のうち、前記検知部が前記まばたき動作を検知したときの前記視線の方向に表示されている情報を判別し、該判別した情報に関連する関連情報を前記第2の表示領域に表示させることを特徴とする表示装置。
【請求項5】
請求項1から4のいずれか1項に記載の表示装置において、
前記複数の表示領域は、それぞれが複数の表示媒体であることを特徴とする表示装置。
【請求項6】
請求項1から5のいずれか1項に記載の表示装置において、
あらかじめ取得された情報と、該情報に関連する関連情報とを対応付けて記憶する記憶部を有し、
前記制御部は、前記判別した情報に関連する関連情報を、前記記憶部から読み出して、前記第2の表示領域に表示させることを特徴とする表示装置。
【請求項7】
複数の表示領域に情報を表示させる表示方法であって、
前記複数の表示領域のうち、第1の表示領域に表示されている情報を判別する処理と、
前記判別した情報に関連する関連情報を前記第1の表示領域以外の第2の表示領域に表示させる処理とを行う表示方法。
【請求項8】
複数の表示領域を具備する表示装置に、
前記複数の表示領域のうち、第1の表示領域に表示されている情報を判別する手順と、
前記判別した情報に関連する関連情報を、前記第1の表示領域以外の第2の表示領域に表示させる手順を実行させるためのプログラム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【公開番号】特開2013−69211(P2013−69211A)
【公開日】平成25年4月18日(2013.4.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−208817(P2011−208817)
【出願日】平成23年9月26日(2011.9.26)
【出願人】(310006855)NECカシオモバイルコミュニケーションズ株式会社 (1,081)
【出願人】(303013763)NECエンジニアリング株式会社 (651)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成25年4月18日(2013.4.18)
【国際特許分類】
【出願日】平成23年9月26日(2011.9.26)
【出願人】(310006855)NECカシオモバイルコミュニケーションズ株式会社 (1,081)
【出願人】(303013763)NECエンジニアリング株式会社 (651)
【Fターム(参考)】
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