説明

表示装置および表示制御プログラム

【課題】表示装置からディスプレイが取り外された場合に、ディスプレイが取り外された自己が保有する表示装置を識別させることが可能な表示装置および表示制御プログラムを提供する。
【解決手段】表示部12が本体部11から取り外される場合、ディスプレイ24に識別表示40が表示される。そして、表示部12が本体部11から取り外される。ディスプレイ24は、電力の供給が断たれても、表示中の画像を保持することが可能な不揮発性の表示素子で構成されている。このため、表示部12が本体部11から取り外されて、電力の供給が断たれても、識別表示40は、ディスプレイ24に表示されている。本体部11には、識別表示40と同一のナンバーが記載されたナンバー表示部30が設けられている。ユーザは、識別表示40とナンバー表示部30とを確認して、自己の保有する本体部11を特定することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ディスプレイを取り外すことが可能な表示装置および表示制御プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ディスプレイを取り外すことが可能な表示装置が知られている。例えば、特許文献1に記載の書込装置分離型表示器は、エレクトロクロミックディスプレイからなる表示器と、表示器に表示データを書き込む書込装置とを備えている。そして、表示器は、書込装置に着脱可能に構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平5−323880号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の表示装置では、例えば、複数台の表示装置のディスプレイが取り外されている場合に、ユーザは、ディスプレイが取り外された自己が保有する表示装置を識別することができない。そのため、他人が保有する表示装置にディスプレイを取り付けてしまい、他人のデータをディスプレイに表示させる場合があるという問題点があった。
【0005】
本発明の目的は、表示装置からディスプレイが取り外された場合に、ディスプレイが取り外された自己が保有する表示装置を識別させることが可能な表示装置および表示制御プログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1の態様に係る表示装置は、画像のデータを記憶する画像データ記憶手段を備える本体部と前記本体部の前記画像データ記憶手段に記憶された前記画像のデータに基づく前記画像を表示する、電力の供給が断たれても前記画像を保持することが可能な不揮発性の表示手段を備え、前記本体部に対して着脱可能な表示部と、前記表示部が前記本体部から取り外されて前記本体部から前記表示手段への電力の供給が断たれる前において、前記本体部をユーザに識別させるための表示である識別表示を前記表示手段に表示させることのユーザによる指示を検出する表示指示検出手段と、前記表示指示検出手段によって前記識別表示を前記表示手段に表示させることのユーザによる指示が検出された場合に、前記識別表示を前記表示手段に表示させる第一表示制御手段とを備えている。
【0007】
この場合、表示手段は不揮発性であるため、表示手段を備えた表示部が本体部から取り外され、本体部から表示手段への電力の供給が断たれた後でも、表示手段に表示された識別表示は、表示手段に表示されている。このため、ユーザは、表示手段に表示された識別表示を確認することで、自己が保有する本体部を識別することができる。よって、ユーザが、他人が保有する本体部に誤ってディスプレイを取り付けてしまい、他人のデータをディスプレイに表示させることを防止できる。
【0008】
前記表示装置において、前記表示指示検出手段は、前記表示部を前記本体部から取り外すための操作である取り外し操作を検出することで、前記識別表示を前記表示手段に表示させることのユーザによる指示を検出してもよい。この場合、取り外し操作を検出して、識別表示を表示手段に表示することができる。つまり、表示部が本体部から取り外される場合には、自動で、識別表示が表示手段に表示される。
【0009】
前記表示装置において、前記表示部に設けられ、前記表示部を特定するための情報である表示部特定情報を記憶する第一記憶手段と、前記本体部に設けられ、前記表示部特定情報を記憶する第二記憶手段と、前記表示部が前記本体部から取り外された後、前記表示部が前記本体部に取り付けられた場合に、前記第一記憶手段に記憶された前記表示部特定情報と、前記第二記憶手段に記憶された前記表示部特定情報とが一致するか否かを判断することで、取り付けられた前記表示部と、取り外された前記表示部とが同一であるか否かを判断する判断手段と、前記判断手段によって、取り付けられた前記表示部と、取り外された前記表示部とが同一であると判断された場合に、前記表示手段の表示を変更させる第二表示制御手段とを備えてもよい。この場合において、判断手段によって、取り付けられた表示部と、取り外された表示部とが同一であると判断された場合に、表示手段の表示を変更することができる。これによって、ユーザに取り付けられた表示部と、取り外された表示部とが同一であることを報知することができる。
【0010】
前記表示装置において、前記第二表示制御手段は、前記判断手段によって、取り付けられた前記表示部と、取り外された前記表示部とが同一であると判断された場合に、前記表示手段に表示された前記識別表示を消去してもよい。この場合において、判断手段によって、取り付けられた表示部と、取り外された表示部とが同一であると判断された場合に、識別表示を消去することができる。これによって、ユーザに取り付けられた表示部と、取り外された表示部とが同一であることを報知することができる。
【0011】
前記表示装置において、ユーザによる前記表示装置の電源のオンの指示を検出する電源指示検出手段を備え、前記判断手段によって、取り付けられた前記表示部と、取り外された前記表示部とが同一であると判断された場合、且つ、前記電源指示検出手段によってユーザによる前記表示装置の電源のオンの指示が検出された場合に、前記表示装置の電源をオンし、前記判断手段によって、取り付けられた前記表示部と、取り外された前記表示部とが同一でないと判断された場合に、前記表示装置の電源がオンすることを禁止する電源制御手段を備えてもよい。この場合において、判断手段によって、取り付けられた表示手段と、取り外された表示手段とが同一であると判断された場合、ユーザは、表示装置の電源をオンして、種々の操作を行うことができる。一方、判断手段によって、取り付けられた表示手段と、取り外された表示手段とが同一でないと判断された場合、電源制御手段は、前記表示装置の電源をオンしない。このため、ユーザは、表示装置の電源をオンすることができない。つまり、ユーザが、自己が保有する本体部に、自己が保有する表示部を取り付ければ、表示装置の電源をオンすることができる。一方、他人が誤って、他人が保有する表示部を本体部に取り付けた場合には、電源がオンしない。よって、他人が誤って本体部を使用することを防止できる。
【0012】
前記表示装置において、前記本体部には、前記第一表示制御手段によって前記表示手段に表示される識別表示に対応する表示である対応表示がされる部分である対応表示部が設けられてもよい。この場合、ユーザは、表示手段に表示される識別表示と、本体部の対応表示部に表示される対応表示とを確認して、自己が保有する本体部を識別することができる。
【0013】
本発明の第2の態様に係る表示制御プログラムは、表示装置のCPUに、画像のデータを記憶する画像データ記憶手段を備える本体部の前記画像データ記憶手段に記憶された前記画像のデータに基づく前記画像を表示する、電力の供給が断たれても前記画像を保持することが可能な不揮発性の表示手段を備え、前記本体部に対して着脱可能な表示部が前記本体部から取り外されて前記本体部から前記表示手段への電力の供給が断たれる前において、前記本体部をユーザに識別させるための表示である識別表示を前記表示手段に表示させることのユーザによる指示を検出する表示指示検出ステップと、前記表示指示検出ステップによって前記識別表示を前記表示手段に表示させることのユーザによる指示が検出された場合に、前記識別表示を前記表示手段に表示させる第一表示制御ステップとを実行させる。この場合、ユーザは、表示手段に表示された識別表示を確認することで、自己が保有する本体部を識別することができる。よって、ユーザが、他人が保有する本体部に誤ってディスプレイを取り付けてしまい、他人のデータをディスプレイに表示させることを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】表示装置1の物理的構成を示す正面図である。
【図2】表示部12が本体部11から取り外された状態の表示装置1の物理的構成を示す正面図である。
【図3】表示装置1の電気的構成を示すブロック図である。
【図4】第一取り外し処理を示すフローチャートである。
【図5】識別表示40が表示された状態の表示装置1の物理的構成を示す正面図である。
【図6】第一取り付け処理を示すフローチャートである。
【図7】第二取り外し処理を示すフローチャートである。
【図8】第二取り付け処理を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明に係る表示装置及び表示制御プログラムを具現化した表示装置1について、図面を参照して説明する。なお、これらの図面は、本発明が採用しうる技術的特徴を説明するために用いられるものであり、記載されている表示装置の構成、各種処理のフローチャートなどは、それのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例である。
【0016】
図1および図2を参照し、表示装置1の概要について説明する。以後の説明では、図1の紙面の上側、下側、右側、左側を、それぞれ表示装置1の上側、下側、右側、左側として説明する。
【0017】
図1および図2に示すように、表示装置1は、正面視略長方形状を有している。表示装置1は、本体部11と表示部12とを備えている。表示部12は、ディスプレイ24を備えている。本体部11は、表示部12の右側に設けられ、種々のスイッチや後述するフラッシュメモリ15(図3参照)等を備えている。表示部12は、本体部11に対して、着脱可能である。なお、図1は、表示部12が本体部11に取り付けられた状態を示しており、図2は、表示部12が本体部11から取り外された状態を示している。
【0018】
表示部12は、略長方形状のディスプレイ24を正面側に備えている。ディスプレイ24は、不揮発性の表示素子で構成されている。不揮発性の表示素子は、表示中の画像を書き換える場合にのみ電力を必要とし、電力の供給が断たれても表示中の画像を保持することが可能であるという特性を有している。ディスプレイ24としては、従来周知の様々な不揮発性の表示素子が使用可能である。例えば、マイクロカプセル方式や電気泳動式等の不揮発性の表示素子が使用可能である。
【0019】
表示部12が本体部11から取り外される場合には、識別表示40がディスプレイ24に表示される(図2参照)。識別表示40は、表示部12が取り付けられていた本体部11をユーザに識別させるための表示であり、本体部11に設けられたナンバー表示部30(後述)に表示されたシリアルナンバーと同一の番号「0123」が表示されている。
【0020】
本体部11は、表示部12の右側に、上下方向に一列に並んだ複数の選択ボタン21を備えている。選択ボタン21は、ディスプレイ24のうち選択ボタン21の左側部分に表示される選択メニューのうちいずれかを選択する場合に使用される。
【0021】
本体部11は、選択ボタン21の右側に、電源スイッチ18と、3つの設定ボタン19と、2つの操作ボタン20とを備えている。上から順に、電源スイッチ18、設定ボタン19、操作ボタン20の順で並んでいる。電源スイッチ18は、表示装置1の電源のオン・オフを切り替える場合に、ユーザによって押下される。設定ボタン19と操作ボタン20とは、ディスプレイ24上に表示される画像のデータに対する設定や操作等を行う場合に、ユーザによって押下される。
【0022】
本体部11は、内部に電池25(図3参照)を備えている。表示装置1は、電池25を電源として動作する。電池25としては、例えば、従来周知のリチウムイオン電池やニッケル水素電池等が使用可能である。
【0023】
本体部11は、上下に一対の取り外しスイッチ29を備えている。取り外しスイッチ29は、左右方向に移動するスライドスイッチである。取り外しスイッチ29は、表示部12の本体部11への固定を解除する機能と、ユーザによる表示部12を取り外すための操作(以下、「取り外し操作」という。)を、表示装置1のCPU13(図3参照)が検出するためのスイッチとしての機能とを備えている。ユーザは、取り外しスイッチ29を右方向にスライドさせて、表示部12の本体部11への固定を解除した後に、表示部12を本体部11から取り外す。
【0024】
本体部11は、ナンバー表示部30を下部に備えている。ナンバー表示部30には、表示装置1のシリアルナンバーである「0123」が印刷によって表示されている。シリアルナンバー「0123」は、識別表示40である「0123」に対応している。シリアルナンバーは、生産時に、他の表示装置とは異なる数字に設定される。このため、ユーザは、識別表示40とシリアルナンバーとを確認することで、自己が保有する本体部11と、他人が保有する本体部11とを識別することができる。
【0025】
次に、図3を参照し、表示装置1の電気的構成について説明する。なお、図3において、本体部11と表示部12との間を結ぶ各配線は、本体部11と表示部12とに設けられた接続コネクタ(図示せず)を介して接続されている。表示部12が本体部11から取り外されると、本体部11と表示部12とを結ぶ配線は離間し、表示部12が本体部11に取り付けられると、本体部11と表示部12とを結ぶ配線は接続される。
【0026】
本体部11は、CPU13、ROM14、フラッシュメモリ15、およびRAM16を備えている。CPU13は、表示装置1の制御等を司る。CPU13は、ROM14、フラッシュメモリ15およびRAM16と電気的に接続され、記憶領域にアクセスできる。
【0027】
ROM14は、プログラム記憶領域141を少なくとも備えている。プログラム記憶領域141には、CPU13が各種の処理等を実行するために必要なプログラムデータが記憶されている。フラッシュメモリ15は、特定情報記憶領域151と画像データ記憶領域152と識別表示記憶領域153とを少なくとも備えている。特定情報記憶領域151には、CPU13が表示部12を特定するための情報が記憶されている。本実施形態では、暗号が記憶されているとする。画像データ記憶領域152には、ディスプレイ24に表示される画像のデータが記憶されている。識別表示記憶領域153は、ディスプレイ24に識別表示40を表示させるためのデータが記憶されている。RAM16には、種々のデータが記憶される。
【0028】
表示部12は、フラッシュメモリ28を備えている。CPU13は、フラッシュメモリ28と電気的に接続されている。CPU13は、フラッシュメモリ28の記憶領域にアクセスできる。フラッシュメモリ28は、特定情報記憶領域281を少なくとも備えている。特定情報記憶領域281には、特定情報記憶領域151の場合と同様に、CPU13が表示部12を特定するための情報が記憶されている。本実施形態では、暗号が記憶されているとする。
【0029】
なお、特定情報記憶領域151,281に記憶されている暗号は、生産される表示装置毎にそれぞれ付与された固有の暗号であり、他の表示装置とは異なる暗号である。このため、本体部11と表示部12との暗号を確認することで、本体部11から取り外した表示部12と、取り付けた表示部12とが同一であるか否かが判断される。詳細については、後述する。
【0030】
本体部11は、メモリカードスロット17を備えている。メモリカードスロット17には、メモリカード171が挿入される。メモリカード171には、種々のデータが記憶される。CPU13は、メモリカードスロット17を介してメモリカード171と電気的に接続される。CPU13は、メモリカード171の記憶領域にアクセスできる。
【0031】
本体部11は、電源スイッチ18を備えている。CPU13は、電源スイッチ18と電気的に接続されている。CPU13は、ユーザによって電源スイッチ18が押下されたことを検出できる。ユーザは、電源スイッチ18を押下することで、表示装置1の電源のオン・オフをすることができる。表示装置1は、設定ボタン19と操作ボタン20と選択ボタン21と(以下、これらを総称して「入力部22」という。)を備えている。CPU13は、入力部22と電気的に接続されている。CPU13は、ユーザによって入力部22が操作されたことを検出できる。
【0032】
本体部11は、取り外しスイッチ29を備えている。CPU13は、取り外しスイッチ29と電気的に接続されている。ユーザは、表示部12を本体部11から取り外す場合には、取り外しスイッチ29をスライドさせて固定を解除する。CPU13は、取り外しスイッチ29がスライドされたことを検出することで、ユーザが表示部12の取り外し操作を行ったことを検出する。
【0033】
本体部11は、表示制御部23を備えている。表示部12はディスプレイ24を備えている。表示制御部23は、ディスプレイ24の駆動制御を行う。CPU13は、表示制御部23と電気的に接続されている。表示制御部23は、ディスプレイ24と接続されている。CPU13は、表示制御部23を介してディスプレイ24に所望の画像を表示させることができる。
【0034】
本体部11は、電池25と電源制御部26とを備えている。電源制御部26は、CPU13と表示部12とに接続されている。電池25は電源制御部26と接続される。本体部11と表示部12との各種デバイスは、電池25から電源制御部26を介して供給される電力によって駆動する。電源制御部26は、表示装置1の外部のACアダプタ(図示せず)と接続されることによって、電池25を充電することができる。
【0035】
本体部11は、着脱検出部27を備えている。着脱検出部27は、CPU13と表示部12とに接続されている。また、電池25の陰極であるグランド(以下、「GND」と記載する。)は、表示部12に接続されている。表示部12が本体部11に取り付けられている場合、表示部12に接続されているGNDは、表示部12を介して着脱検出部27に接続される。これによって、着脱検出部27は低電位(GNDの電位)に固定される。表示部12が本体部11から取り外された場合、着脱検出部27とGNDとの接続が解除される。そして、着脱検出部27は、プルアップ抵抗によって高電位(GNDの電位より高い電位)に固定される。CPU13は、着脱検出部27の電位が低電位であれば、表示部12が本体部11に取り付けられていると判断し、着脱検出部27の電位が高電位であれば、表示部12が本体部11から取り外されていると判断する。
【0036】
なお、図示しないが、本体部11には、USBコネクタが設けられている。CPU11は、USBコネクタに接続されるUSBケーブルを介して、他の機器との間で種々のデータの転送や受信を行うことができる。
【0037】
次に、図4〜図6に示すフローチャートを参照して、本実施形態の表示装置1の動作を説明する。まず、図4を参照して、本実施形態のCPU13による第一取り外し処理について説明する。第一取り外し処理は、表示部12が取り外されることを検出して、後述する識別表示40をディスプレイ24に表示する処理である。第一取り外し処理は、表示装置1の電源がオンされることを契機に実行が開始される。
【0038】
図4に示すように、本実施形態のCPU13による第一取り外し処理では、まず、取り外しスイッチ29が、表示部12を本体部11から取り外す方向(右方向)にスライドされたか否かが判断されることで、表示部12が本体部11から取り外されるか否かが判断される(S11)。つまり、ユーザによる取り外し操作が検出される。表示部12が本体部11から取り外されない場合には(S11:NO)、S11に戻り、処理が繰り返される。取り外される場合には(S11:YES)、識別表示記憶領域153に記憶されているデータに基づいて、識別表示40がディスプレイ24に表示される(S12)。このように、ユーザは、取り外しスイッチ29を操作することで、識別表示40をディスプレイ24に表示させることができる。言い換えると、S11の処理では、識別表示40をディスプレイ24に表示させることのユーザによる指示が検出され、指示が検出された場合には(S11:YES)、識別表示40が表示される(S12)。
【0039】
次いで、着脱検出部27の電位が低電位になったか否かが判断されることで、表示部12が本体部11から取り外されたか否かが判断される(S13)。取り外されていない場合には(S13:NO)、S13の処理に戻り処理が繰り返される。取り外された場合には(S13:YES)、第一取り付け処理(図6参照)が開始される(S14)。第一取り付け処理については、後述する。次いで、第一取り外し処理が終了される。
【0040】
例えば、事業所等で、複数の表示装置1が存在する環境において、ユーザが、表示部12を本体部11から取り外して、充電やデータ転送等を行い、充電やデータ転送等の終了後に表示部12を本体部11に取り付ける場合について述べる。なお、複数の表示装置1が同じ場所で、充電やデータ転送等が行われるとする。以下、この例示を「具体例」という。
【0041】
具体例の場合、ユーザは、表示部12を取り外すために、取り外しスイッチ29を、スライドさせる。表示装置1のCPU13は、表示部12が本体部11から取り外されると判断する(S11:YES)。次いで、識別表示40が、ディスプレイ24に表示される(S12)。これによって、図5に示すように、ナンバー表示部30に表示されているシリアルナンバーと同一の識別表示40「0123」が表示される。
【0042】
そして、ユーザは、表示部12を本体部11から取り外す。ディスプレイ24は、不揮発性である。このため、図2に示すように、表示部12が本体部11から取り外されて、表示部12への電源の供給が断たれた場合でも、識別表示40「0123」は、ディスプレイ24に表示されたままである。
【0043】
図4に示すように、表示部12が取り外されると(S13:YES)、第一取り付け処理(図6参照)が開始される(S14)。次いで、第一取り外し処理が終了される。ユーザは、表示部12が取り外された後の本体部11にACアダプタを接続して、電池25の充電を行ったり、本体部11にUSBケーブルを接続して、データ転送を行ったりする。そして、充電やデータ転送等が終了する。
【0044】
次に、図6を参照して、本実施形態のCPU13による第一取り付け処理について説明する。第一取り付け処理は、取り外された表示部12と同一の表示部12が、本体部11に取り付けられた場合に、識別表示40を消去する処理である。
【0045】
図6に示すように、第一取り付け処理では、まず、着脱検出部27の電位が高電位になったか否かが判断されることで、表示部12が本体部11に取り付けられたか否かが判断される(S21)。表示部12が本体部11に取り付けられていない場合には(S21:NO)、S21に戻り、処理が繰り返される。取り付けられた場合には(S21:YES)、表示部12のフラッシュメモリ28の特定情報記憶領域281に記憶された暗号と、本体部11のフラッシュメモリ15の特定情報記憶領域151に記憶された暗号とが一致するか否かが判断される(S22)。これによって、取り付けられた表示部12と、取り外された表示部12とが同一であるか否かが判断される(S22)。
【0046】
表示部12が同一でない場合には(S22:NO)、S22に戻り、処理が繰り返される。表示部12が同一である場合には(S22:YES)、S12の処理(図4参照)においてディスプレイ24に表示された識別表示40が、消去される(S23)。次いで、第一取り付け処理が終了される。
【0047】
具体例の場合において、充電やデータ転送等が終了した後に、ユーザが表示部12を本体部11に取り付ける場合について説明する。具体例の場合、複数の表示装置1が同じ場所で充電やデータ転送等が行われているため、充電やデータ転送等が行われる場所には、他人が保有する表示装置1も存在している。ユーザは、ディスプレイ24に表示されている識別表示40「0123」と同一のシリアルナンバー「0123」が、ナンバー表示部30に表示されている本体部11を探し、表示部12を取り付ける。
【0048】
このとき、ユーザは、表示部12のディスプレイ24に表示されている識別表示40「0123」と、本体部11のナンバー表示部30に表示されているシリアルナンバー「0123」とを確認することで、自己が保有する本体部11を識別することができる。このため、ユーザが、他人が保有する本体部11に、誤って自己が保有する表示部12を取り付けてしまうことを防止できる。よって、ユーザが、他人のデータをディスプレイ24に表示させることを防止できる。
【0049】
ユーザによって表示部12が本体部11に取り付けられた場合、CPU13によって、表示部12が本体部11に取り付けられたと判断される(S21:YES)。次いで、フラッシュメモリ28の特定情報記憶領域281に記憶された暗号と、本体部11のフラッシュメモリ15の特定情報記憶領域151に記憶された暗号とが一致すると判断されることで、取り付けられた表示部12と、取り外された表示部12とが同一であると判断される(S22:YES)。
【0050】
次いで、S12の処理(図4参照)においてディスプレイ24に表示された識別表示40「0123」の表示が消去される(S23)。これによって、図1に示すように、ディスプレイ24に識別表示40が表示されていない状態になる。識別表示40が消えるため、ユーザは、自己が所有する本体部11に表示部12を取り付けたこと確認することができる。言い換えると、S12の処理が行われることによって、ユーザに、取り付けられた表示部12と、取り外された表示部12とが同一であることを報知することができる。次いで、第一取り付け処理が終了される。
【0051】
なお、例えば、他人が、本体部11に、他人が保有する表示部12を取り付けた場合には、暗号が一致しないため、取り付けた表示部12と取り外した表示部12とが同一でないと判断され(S22:NO)、S22の処理が繰り返される。このため、S23の処理が実行されず、識別表示40が消去されない。識別表示40が消去されないため、他人は、表示部12を取り付ける本体部11を間違えたことを確認することができる。
【0052】
以上説明したように、本実施形態における処理が行われる。本実施形態では、表示部12を本体部11から取り外す方向に、取り外しスイッチ29がスライドされたか否かが判断されることで、表示部12が本体部11から取り外されるか否かが判断されている(S11)。そして、表示部12が本体部11から取り外される場合に(S11:YES)、識別表示40がディスプレイ24に表示される(S12)。つまり、CPU8は、取り外し操作を検出して、識別表示40をディスプレイ24に表示することができる。このため、表示装置1は、表示部12が本体部11から取り外される場合に、自動で、識別表示40を表示手段に表示させることができる。
【0053】
また、本体部11は、電池25、電源制御部26、CPU13、およびROM14等を備えているため、表示部12を取り外した状態でも、電池25の充電やデータ転送等を行うことができる。例えば、事業所等で、複数の表示装置1を保有している場合において、複数の表示装置1が同時に同じ場所で、充電やデータ転送等が行われる場合、表示装置1のサイズが大きければ、充電やデータ転送等を行うために広いスペースが必要となる。本実施形態では、本体部11のサイズは、表示部12を取り付けた状態の表示装置1のサイズよりも小さいので、複数の表示装置1を充電やデータ転送等を行うためのスペースを削減することができる。
【0054】
次に、図7を参照して、第一取り外し処理(図4参照)の変形例である第二取り外し処理について説明する。第一取り外し処理では、表示部12が本体部11から取り外される場合に、自動で、識別表示40が表示されていた。第二取り外し処理では、ユーザが識別表示40をディスプレイ24に表示させるか否かを選択することができる。
【0055】
なお、本変形例では、3つの設定ボタン19(図1参照)のうち、最も上の設定ボタン19は、ユーザが識別表示40をディスプレイ24に表示させるために押下するボタンであるとする。また、以下の説明において、第一取り外し処理と同様の処理は、同じ符号で示し、詳細の説明は省略する。
【0056】
図7に示すように、第二取り外し処理では、まず、3つの設定ボタン19のうち、最も上の設定ボタン19が押下されたか否かが判断される(S31)。設定ボタン19が押下されていない場合には(S31:NO)、表示部12が本体部11から取り外されたか否かが判断される(S13)。取り外されていない場合には(S13:NO)、S31に戻り、処理が繰り返される。S31の処理において、設定ボタンが押下された場合には(S31:YES)、識別表示40がディスプレイ24に表示される(S12)、次いで、S13の処理が行われる。表示部12が本体部11から取り外された場合には(S13:YES)、第一取り付け処理が開始され(S14)、第二取り外し処理が終了される。
【0057】
例えば、ユーザが、識別表示40をディスプレイ24に表示させることを望む場合には、ユーザは、設定ボタン19を押下する。CPU13は、ユーザによって設定ボタン19が押下されたと判断すると(S31:YES)、識別表示40をディスプレイ24に表示させる(S12)。そして、表示部12が本体部11から取り外されると(S13:YES)、第一取り付け処理が開始される(S14)。
【0058】
一方、ユーザが、識別表示40をディスプレイ24に表示させることを望まない場合には、ユーザは設定ボタン19を押下しない。この場合、S31とS13の処理が繰り返される。つまり、S12の処理が行われないため、識別表示40がディスプレイ24に表示されない。そして、表示部12が本体部11から取り外されると(S13:YES)、第一取り付け処理(図6参照)が開始される。なお、この場合、識別表示40はディスプレイ24に表示されていないので、S23の処理(図6参照)における識別表示40を消去する処理が行われなくてもよいまたは、S23の処理において、識別表示40を消去する処理を行うのではなく、例えば、「問題なく使用できます」などのテキスト文書を表示してもよい。この場合、識別表示40がディスプレイ24に表示されていなくても、テキストを表示することで、取り付けられた表示部12と取り外された表示部12とが同一であることをユーザに報知することができる。
【0059】
以上説明したように、第二取り外し処理では、ユーザは、識別表示40をディスプレイ24に表示させるか否かを選択することができる。
【0060】
次に、図8を参照して、第一取り付け処理(図6参照)の変形例である第二取り付け処理について説明する。第二取り付け処理は、表示部12が本体部11から取り外された場合に、電源のオンを禁止し、取り外された表示部12と取り付けられた表示部12とが同一である場合に、電源のオンの禁止を解除する処理である。なお、第二取り付け処理を実行する場合は、図4および図7のS14の処理において、第二取り付け処理を開始する処理が行われる。以下の説明において、第一取り付け処理と同様の処理は、同じ符号で示し、詳細の説明は省略する。
【0061】
図4および図7のS14の処理によって、第二取り付け処理が開始されると、図8に示すように、まず、ユーザが電源スイッチ18を押下しても、電源がオンしないように設定される(S41)。つまり、表示装置1の電源がオンされることが禁止される(S41)。次いで、S21およびS22の処理が行われる。S21およびS22の処理については、第一取り付け処理(図6参照)と同様である。S22の処理において、取り付けられた表示部12と、取り外された表示部12とが同一であると判断された場合には(S22:YES)、S41の処理で設定された、電源のオンの禁止が解除される(S42)。
【0062】
次いで、ユーザが電源スイッチ18を押下することによって、電源のオンの指示が入力されたか否かが判断される(S43)。電源のオンの指示が入力されていない場合には(S43:NO)、S43に戻り、処理が繰り返される。電源のオンの指示が入力された場合には(S43:YES)、電源がオンされて、ディスプレイ24への種々の表示が開始される(S44)。このとき、識別表示40がディスプレイ24に表示されていれば、識別表示40がディスプレイ24から消去される。次いで、第二取り付け処理が終了される。
【0063】
以上のように、第二取り付け処理が行われる。例えば、ユーザが表示部12を本体部11から取り外した場合には(S13:YES、図4および図7参照)、第二取り付け処理が開始され(S14、図4および図7参照))、電源のオンが禁止される(S41)。そして、ユーザが、取り外した表示部12と同一の表示部12を、本体部11に取り付けた場合には(S22:YES)、S41の処理で設定された電源のオンの禁止が解除される(S42)。このため、ユーザは、電源をオンし(S43:YES)、画像データ記憶領域152に記憶された表示のデータに基づく表示などを、ディスプレイ24に表示させることが可能となる(S44)。つまり、ユーザが、自己が保有する表示部12を、自己が保有する本体部11に取り付ければ、表示装置1の電源をオンすることができる。
【0064】
一方、例えば、他人が、本体部11に、他人が保有する表示部12を取り付けた場合には、暗号が一致しないため、取り付けた表示部12と取り外した表示部12とが同一でないと判断され(S22:NO)、S22の処理が繰り返される。このため、S42の処理が実行されず、電源のオンの禁止が解除されない。よって、他人は、本体部11の画像データ記憶領域152に記憶された画像のデータに基づく画像を、ディスプレイ24に表示させることができない。このため、他人が誤って本体部11を使用することを防止できる。よって、他人にデータを確認されてしまうなどのセキュリティ上の問題を防止することができる。
【0065】
上記実施形態において、画像データ記憶領域152が本発明の「画像データ記憶手段」に相当し、ディスプレイ24が本発明の「表示手段」に相当する。図4のS11の処理および図7のS31の処理を行うCPU13が、本発明の「表示指示検出手段」に相当し、図4および図7のS12の処理を行うCPU13が、本発明の「第一表示制御手段」に相当する。特定情報記憶領域151と特定情報記憶領域281とに記憶されている暗号が、本発明の「表示部特定情報」に相当し、特定情報記憶領域281が、本発明の「第一記憶手段」に相当する。特定情報記憶領域151が、本発明の「第二記憶手段」に相当し、図6および図8のS22の処理を行うCPU13が本発明の「判断手段」に相当する。
【0066】
図6のS23の処理および図8のS44の処理を行うCPU13が、本発明の「第二表示制御手段」に相当し、図8のS43の処理を行うCPU13が、本発明の「電源指示検出手段」に相当する。図8のS41、S22、S42、S44の処理を行うCPU13が、本発明の「電源制御手段」に相当する。ナンバー表示部30が本発明の「対応表示部」に相当し、ナンバー表示部30に表示されているシリアルナンバーが、本発明の「対応表示」に相当する。
【0067】
図4のS11の処理および図7のS31の処理が、本発明の「表示指示検出ステップ」に相当し、図4および図7のS12の処理を行うCPU13が、本発明の「第一表示制御ステップ」に相当する。
【0068】
なお、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。例えば、図6のS23の処理において、識別表示40を消去しているが、これに限定されない。例えば、識別表示40を消去することなく、ディスプレイ24の表示を変更するようにしてもよい。例えば、「問題なく使用できます」、「暗号が合致されました」などのテキスト文章を表示させたり、画像データ記憶領域152に記憶されている所定のページを表示させたりしてもよい。表示装置1は、表示を変更することによって、取り外された表示部12と取り付けられた表示部12とが同一であることを、ユーザに報知することができる。
【0069】
また、特定情報記憶領域151,281には、共通の暗号が記憶され、S22の処理(図6および図8参照)において、暗号が参照されているが、これに限定されない。例えば、暗号でなく、シリアルナンバー「0123」に対応するデータであってもよい。
【0070】
また、ナンバー表示部30には、シリアルナンバー「0123」が表示され、ディスプレイ24には、識別表示40「0123」が表示されているが、これに限定されない。例えば、シリアルナンバーの代わりに、ユーザが表示装置1を購入後、インターネットなどを通じて、メーカのサイトにお客様登録をした場合に付与されるIDを使用してもよい。この場合、ユーザが、付与されたIDをナンバー表示部30に記載できるようにする。また、表示装置1の識別表示記憶領域153にIDを記憶して、識別表示40として表示できるようにする。これによって、ナンバー表示部30に表示されているIDと、ディスプレイ24に識別表示40として表示されるIDとが同一となり、ユーザは、自己が保有する本体部11と表示部12とを、識別することができる。なお、この場合、特定情報記憶領域151,281には、付与されたIDに対応した暗号が自動で記憶されるようにしてもよい。
【0071】
ナンバー表示部30には、シリアルナンバーが印刷されて表示されているが、これに限定されない。例えば、ナンバー表示部30を小型のディスプレイにして、識別表示40に対応する表示を表示できるようにしてもよい。
【符号の説明】
【0072】
1 表示装置
11 本体部
12 表示部
13 CPU
15,28 フラッシュメモリ
18 電源スイッチ
19 設定ボタン
24 ディスプレイ
25 電池
26 電源制御部
27 着脱検出部
29 取り外しスイッチ
30 ナンバー表示部
40 識別表示
141 プログラム記憶領域
151,281 特定情報記憶領域
152 画像データ記憶領域

【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像のデータを記憶する画像データ記憶手段を備える本体部と
前記本体部の前記画像データ記憶手段に記憶された前記画像のデータに基づく前記画像を表示する、電力の供給が断たれても前記画像を保持することが可能な不揮発性の表示手段を備え、前記本体部に対して着脱可能な表示部と、
前記表示部が前記本体部から取り外されて前記本体部から前記表示手段への電力の供給が断たれる前において、前記本体部をユーザに識別させるための表示である識別表示を前記表示手段に表示させることのユーザによる指示を検出する表示指示検出手段と、
前記表示指示検出手段によって前記識別表示を前記表示手段に表示させることのユーザによる指示が検出された場合に、前記識別表示を前記表示手段に表示させる第一表示制御手段と
を備えたことを特徴とする表示装置。
【請求項2】
前記表示指示検出手段は、前記表示部を前記本体部から取り外すための操作である取り外し操作を検出することで、前記識別表示を前記表示手段に表示させることのユーザによる指示を検出することを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
【請求項3】
前記表示部に設けられ、前記表示部を特定するための情報である表示部特定情報を記憶する第一記憶手段と、
前記本体部に設けられ、前記表示部特定情報を記憶する第二記憶手段と、
前記表示部が前記本体部から取り外された後、前記表示部が前記本体部に取り付けられた場合に、前記第一記憶手段に記憶された前記表示部特定情報と、前記第二記憶手段に記憶された前記表示部特定情報とが一致するか否かを判断することで、取り付けられた前記表示部と、取り外された前記表示部とが同一であるか否かを判断する判断手段と、
前記判断手段によって、取り付けられた前記表示部と、取り外された前記表示部とが同一であると判断された場合に、前記表示手段の表示を変更させる第二表示制御手段と
を備えたことを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
【請求項4】
前記第二表示制御手段は、前記判断手段によって、取り付けられた前記表示部と、取り外された前記表示部とが同一であると判断された場合に、前記表示手段に表示された前記識別表示を消去することを特徴とする請求項3に記載の表示装置。
【請求項5】
ユーザによる前記表示装置の電源のオンの指示を検出する電源指示検出手段を備え、
前記判断手段によって、取り付けられた前記表示部と、取り外された前記表示部とが同一であると判断された場合、且つ、前記電源指示検出手段によってユーザによる前記表示装置の電源のオンの指示が検出された場合に、前記表示装置の電源をオンし、前記判断手段によって、取り付けられた前記表示部と、取り外された前記表示部とが同一でないと判断された場合に、前記表示装置の電源がオンすることを禁止する電源制御手段を備えたことを特徴とする請求項3から4のいずれか記載の表示装置。
【請求項6】
前記本体部には、前記第一表示制御手段によって前記表示手段に表示される識別表示に対応する表示である対応表示が表示される部分である対応表示部が設けられたことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の表示装置。
【請求項7】
表示装置のCPUに、
画像のデータを記憶する画像データ記憶手段を備える本体部の前記画像データ記憶手段に記憶された前記画像のデータに基づく前記画像を表示する、電力の供給が断たれても前記画像を保持することが可能な不揮発性の表示手段を備え、前記本体部に対して着脱可能な表示部が前記本体部から取り外されて前記本体部から前記表示手段への電力の供給が断たれる前において、前記本体部をユーザに識別させるための表示である識別表示を前記表示手段に表示させることのユーザによる指示を検出する表示指示検出ステップと、
前記表示指示検出ステップによって前記識別表示を前記表示手段に表示させることのユーザによる指示が検出された場合に、前記識別表示を前記表示手段に表示させる第一表示制御ステップと
を実行させることを特徴とする表示制御プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2012−47950(P2012−47950A)
【公開日】平成24年3月8日(2012.3.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−189680(P2010−189680)
【出願日】平成22年8月26日(2010.8.26)
【出願人】(000005267)ブラザー工業株式会社 (13,856)
【Fターム(参考)】