説明

表示装置

【課題】向きが異なる複数の画像を、表示装置および画像の向きに応じて連続して表示する。
【解決手段】画像表示装置は、複数の画像を横向きの画像と縦向きの画像に分類する分類手段と、表示装置が横向きであるか縦向きであるかを検出する検出手段と、表示開始の指示に応じて、分類された横向きの画像と前記縦向きの画像のうち、一方の向きの複数の画像を連続して表示手段に表示させた後、他方の向きの複数の画像を連続して表示手段に表示するよう複数の画像の連続表示を制御し、先に表示する画像の向きを、表示開始の指示を受けたときの検出手段の検出結果に基づいて決めるよう構成されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は表示装置に関し、特に、画像の表示制御に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、携帯電話やPDA(Personal Digital Assistant)などの情報端末において、メモリカードから読み出した画像などを表示するものが知られている(例えば、特許文献1)。また、デジタルカメラにおいても液晶表示部を備え、撮影した画像やメモリカードなどの記録媒体から再生した静止画像を表示することによりユーザがこれらの画像を確認することができる。
【0003】
また、デジタルカメラで静止画像を撮影する際、カメラが撮影時の縦横の向きを検出し、撮影した静止画像と共に縦横の向きを示す情報を記録する機能も一般的になっている。そして、記録した静止画像を再生する際に、各画像の付加情報に基づいて縦横の向きを検出し、表示する画像の向きを変更する機能をもつのが一般的である。
【0004】
また、カメラ以外にも、携帯端末等においても、同様に画像の縦横を検出して表示する画像の向きを自動的に変更する機能が一般的になっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2002−23914号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
近年では、カメラなどでは比較的大型、多画素の液晶表示部を備えている。しかし、撮影する静止画の画素数はカメラの表示部の画素数に比べて大きいため、カメラでは、撮影した画像や記録媒体から再生した画像のサイズを縮小して表示している。また、元々縦向きで撮影された静止画像を、横向きの表示部に表示する場合には、更に縮小する必要があり、表示される画像の画質が低下してしまう、という問題がある。
【0007】
また、記録した画像を表示する際に、向きを変えずに表示することで、向きを変えて表示するときよりも大きな画像を表示することも考えられ。しかし、この場合、ユーザは表示する画像の向きに合わせ、その都度カメラや表示装置の向きを変える必要があり、非常に煩わしいものであった。
【0008】
本発明はこの様な問題を解決し、異なる向きの複数の画像を表示する際の使い勝手を向上させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するため、本件発明によれば、画像表示装置は画像の向きにしたがって複数の画像を分類し、同じ分類に属する画像を連続して表示手段に表示するように、異なる分類を切り替えて複数の画像を連続して表示する制御手段を備えることを特徴とする。
また、本件発明によれば、画像を表示する表示装置は、複数の画像を横向きの画像と縦向きの画像に分類する分類手段と、表示装置が横向きであるか縦向きであるかを検出する検出手段とを有し、表示開始の指示に応じて、分類された横向きの画像と前記縦向きの画像のうち、一方の向きの複数の画像を連続して表示手段に表示させた後、他方の向きの複数の画像を連続して表示手段に表示するよう複数の画像の連続表示を制御し、先に表示する画像の向きを、表示開始の指示を受けたときの検出手段の検出結果に基づいて決めるよう構成されている。
【発明の効果】
【0010】
同じ向きの画像を連続して表示することができる。そのため、表示装置の向きを変更する回数を減らすことができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明の実施形態におけるカメラの外観図である。
【図2】カメラの構成を示す図である。
【図3】リストの生成処理を示すフローチャートである。
【図4】スライドショー再生の処理を示すフローチャートである。
【図5】縦横切り替えスライドショーの処理を示すフローチャートである。
【図6】撮影日切り替えのスライドショーの処理を示すフローチャートである。
【図7】BGM切り替えのスライドショーの処理を示すフローチャートである。
【図8】リストの様子を示す図である。
【図9】スライドショーの際に表示される画像の順序を示す図である。
【図10】スライドショーの際に表示される画像の順序を示す図である。
【図11】カメラに表示される画像の様子を示す図である。
【図12】縦横切り替えスライドショーの処理の変形例を示すフローチャートである。
【図13】撮影日切り替えのスライドショーの処理の変形例を示すフローチャートである。
【図14】BGM切り替えのスライドショーの処理の変形例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。
【0013】
図1は、本発明の実施形態におけるカメラ100の外観を示す図である。図1は、ユーザがカメラ100で撮影する際に対面する側の様子を示しており、表示部100a、方向ボタンや決定ボタン、メニューボタンなどの操作部100b、シャッタボタン100c等を備える。また、図1において、矢印101は水平方向を示し、矢印102は垂直方向を示す。そして、本実施形態では、図1の向きで撮影された画像は、水平方向の長さ(画素数)が垂直方向の長さ(画素数)よりも長い。そこで、本実施形態では、図1の向きを横向きとする。
【0014】
カメラ100は、ユーザがメモリカードなどの記録媒体(以下、単に記録媒体と記す)を自由に装着、排出するためのスロット等の機構を備えている。そして、撮影した静止画像のデータを記録媒体に記録し、また、記録された静止画などのデータを読み出し、読み出した画像データに係る画像を表示する。また、カメラ100は重力センサを備えており、カメラ100の縦横の向きを重力センサによって検出する。そして、検出した向きに応じて後述の如く再生時の静止画像の表示動作を制御する。
【0015】
図2はカメラ100の内部の構成を示す機能ブロック図である。図2において、撮像部201は被写体を撮影して画像データ(動画データや静止画データ)を出力する。信号処理部202は撮影された静止画データに対し、圧縮符号化等、所定の処理を施すと共に、再生された静止画データを伸張し、更に、再生した画像のサイズ(画素数)を変更する処理などを施す。また、信号処理部202は、記録媒体Mから読み出されたBGM用の音楽データを処理して音声出力部211に出力する。記録再生部203は、静止画データをファイルとして記録媒体Mに記録し、また、記録された静止画ファイルを再生する。制御部204はカメラ100の動作を制御する。なお、制御部204はマイクロコンピュータや不揮発メモリを備え、不揮発メモリに記憶された動作プログラムに従ってマイクロコンピュータが動作することによりカメラ100の動作を制御する。出力部205は撮像部201で撮影された画像データや再生された静止画データなどを外部の表示装置などに出力する。
【0016】
操作部206は、電源スイッチやモードを切り替えるためのモードスイッチ、シャッタボタン、メニューボタン等、各種の操作スイッチを備える。表示制御部207は、表示部208に表示する画像データを生成して表示部208に表示する。
【0017】
表示制御部208は、記録媒体Mから読み出された画像の他、制御部204からの指示により、メニュー画面等、各種の情報を示す表示データを生成し、表示部208に表示する。表示部208は、数インチ程度の液晶パネルを含み、表示制御部207から送られる表示用の画像データに応じた画像を表示する。なお、表示部208は、図1の表示部100aを含む。また、表示部208の画素数は、カメラ100で撮影される静止画の画素数よりも少ない。重力センサ209は、公知の技術により、カメラ100の縦横の向きを検出して制御部204に知らせる。具体的には、カメラ100が縦向きであるか、横向きであるかを検知して制御部204に知らせる。
【0018】
メモリ210はフラッシュメモリなどの半導体メモリや、ハードディスクなどを含み、記録媒体Mから読み出された画像データを記憶する。また、メモリ210は、制御部204が各種の情報を記憶するために用いられる。音声出力部211はスピーカを含み、後述のBGM付きスライドショーの際に音楽を出力する。データバス212は各ブロックの間で各種のデータを送受信するために用いられる。
【0019】
なお、本実施形態では、静止画データを記録する記録媒体Mとしてメモリカードを用いたが、これ以外の記録媒体を用いることももちろん可能である。
【0020】
次に、本実施形態における撮影、記録処理について説明する。
操作部206により電源が投入されると、制御部204は撮像部201に対し、撮影を開始するように指示する。撮像部201は公知のレンズ、撮像センサ、画像処理部等を有し、制御部204からの指示に従って撮影を開始し、撮影した画像データを動画像として出力する。制御部204は、表示制御部207に対し、撮像部201から出力された画像データに係る動画像を表示するように制御する。表示制御部207は、撮影された画像データに係る動画を表示部208に表示する。この場合、表示部208の画素数が撮影画像のそれより少ないので、表示制御部207は、撮像部201からの画像データのサイズを表示部208の画素数に合わせて縮小する。また、制御部204は、重力センサ209に対し、向きの検出を行うように指示する。
【0021】
この様な状態で、ユーザが操作部206のシャッタボタンを操作し、静止画の撮影を指示すると、制御部204は撮像部201に対し、静止画の撮影指示に応じて一画面の静止画データを出力するように指示する。撮像部201は、制御部204からの指示に従って一画面の静止画データを撮影、生成して、メモリ210に記憶する。そして、信号処理部202は、メモリ210に記憶された静止画データに対して符号化処理等の所定の処理を施して記録再生部203に出力する。また、制御部204は、重力センサ209の出力に基づいて、撮影された画像の向きを示す情報を生成し、記録再生部203に出力する。本実施形態では、画像が縦向きか横向きかを示す2値の情報を出力する。また、制御部204は、時計を内蔵しており、撮影日時を示す情報を記録再生部203に出力する。
【0022】
記録再生部203は、信号処理部202からの静止画データに対し、制御部204からの画像の向きの情報や撮影日時の情報を含む、各種の付加情報を付加し、静止画ファイルとして記録媒体Mに記録する。
【0023】
この様に、ユーザは、表示部206に表示される被写体の動画を確認しながら、カメラ100の向きを自由に変えて静止画を撮影する。
【0024】
次に、再生時の処理について説明する。まず、通常の再生時の処理について説明する。ユーザが操作部206を操作して、画像の再生を指示すると、制御部204は、記録再生部203に対し、記録媒体Mに記録された静止画ファイルのうちの一つを読み出すように指示する。なお、このとき読み出す静止画ファイルは、直前に撮影された静止画ファイルとするが、これ以外でももちろんかまわない。
【0025】
記録再生部203は、静止画ファイルを読み出し、静止画データを信号処理部202に出力し、この静止画ファイルの付加情報を制御部204に出力する。制御部204は、付加情報に含まれる画像の向きの情報に基づいて、再生された画像の向きを検出する。そして、向きを示す情報を信号処理部202に出力する。信号処理部202は、再生された静止画データを復号する。そして、画像の向きの情報に基づいて、復号された静止画の大きさと向きを変更し、表示制御部207に出力する。表示制御部207は、信号処理部202からの静止画を表示部208に表示する。
【0026】
図11(a)は、通常の再生時に、縦向きの静止画を再生し、表示した場合のカメラ100の様子を示す図である。図11(a)では、カメラ100の向きが横向きであるため、画像の縦方向の長さを表示部100aに合わせて自動的に縮小して表示している。
【0027】
一方、縦向きの画像を撮影したとき、カメラ100は図11(b)の状態になっていると考えられる。そこで、図11(a)の様に、画像の向きを変えて表示せずに、図11(c)の様に、撮影時の表示状態に合わせて表示することも考えられる。
【0028】
本実施形態では、縦向きの画像を図11(a)の様に自動的に回転させて表示するのではなく、図11(c)の様に、画像の長い方の辺を表示部100aの長い方の辺に合わせて表示させることも可能である。ユーザが操作部206を操作することにより、縦向きの画像を横向きの表示部に合わせて自動的に回転、縮小して表示させるかどうかを選択することができる。
【0029】
また、カメラ100は、一画面ずつ静止画を再生するのではなく、記録された複数の静止画の縮小画像を一画面に表示する、インデックス表示機能を持つ。このとき、制御部204は記録媒体Mから複数の静止画ファイルを読み出し、その縮小画像を生成するように各部を制御する。そして、表示部208に表示された複数の縮小画像のうち、ユーザが操作部206により選択した静止画を読み出し、前述のように表示する。
【0030】
次に、スライドショー再生(連続表示)について説明する。本実施形態では、記録媒体Mに記録された複数の静止画ファイルを、撮影日時等の決められた順序に従い、所定の間隔で再生する通常のスライドショーに加え、他のスライドショー機能を持つ。
【0031】
例えば、カメラ100は、縦横の向きが同じ画像を連続して再生する縦横切り替えモード、同じ撮影日の画像のうち、縦横の向きが同じ画像を連続して再生する撮影日切り替えモードを持つ。更に、本実施形態では、記録媒体Mに予め記録されたBGMの音楽データに合わせて、縦横の向きが同じ画像を連続して再生するBGM切り替えモードを持つ。
【0032】
まず、これらのスライドショー再生のために用いるリストの生成処理を説明する。図3はリスト生成処理を示すフローチャートである。図3の処理は制御部204が各部を制御することにより実行される。また、本実施形態では、図3の処理をカメラ100の電源が投入されたことに応じて実行し、作成したリストの情報をメモリ210に保持する。しかし、再生モードに切り替わった後や、スライドショーの指示があったときなど、他のタイミングで実行することも可能である。更に、一度リストを作成した後、新たに画像を撮影、記録した場合には、この新たな画像の撮影に応じて、対応するリストに対して新たに撮影した静止画を追加する。
【0033】
まず、記録再生部203により、記録媒体Mから一つの静止画ファイルを読み出し、その付加情報を制御部204に送る(S301)。次に、付加情報に基づいて、再生した静止画の縦横の方向を検出する(S302)。そして、静止画が横向きであった場合、横画像のリストにこの静止画を追加する(S304)。なお、最初の静止画ファイルの場合にはリストが無いので、横画像のリストを生成し、メモリ210に記憶する。また、横画像のリストと縦画像のリストにはそれぞれ、再生した静止画ファイルのファイル名(ファイル番号)など、各ファイルを識別するための識別情報を格納する。
【0034】
次に、付加情報に基づいて、再生した静止画の撮影日を検出する(S305)。そして、撮影日に対応する横画像のリストにこの静止画を追加する(S306)。なお、最初の静止画ファイルの場合にはリストが無いので、検出した撮影日の横画像のリストを生成し、メモリ210に記憶する。また、横画像のリストと縦画像のリストにはそれぞれ、再生した静止画ファイルのファイル名(ファイル番号)など、各ファイルを識別するための識別情報を格納する。
【0035】
そして、記録媒体Mに記録された全ての静止画ファイルについて、リストへの登録が終了したかどうかを判別し(S307)、全ての静止画ファイルについてリストへの登録が済むと、処理を終了する。また、残りの静止画ファイルがある場合、記録再生部203により、記録媒体Mから次の静止画ファイルを読み出してS302に戻る(S311)。
【0036】
一方、S303で、静止画が縦向きであった場合、縦画像のリストにこの静止画を追加する(S308)。なお、最初の静止画ファイルの場合にはリストが無いので、縦画像のリストを生成し、メモリ210に記憶する。また、横画像のリストと縦画像のリストには、前述の様に、それぞれ各ファイルを識別するための識別情報を格納する。
【0037】
次に、付加情報に基づいて、再生した静止画の撮影日を検出する(S309)。そして、撮影日に対応する縦画像のリストにこの静止画を追加する(S310)。なお、最初の静止画ファイルの場合にはリストが無いので、検出した撮影日の縦画像のリストを生成し、メモリ210に記憶する。また、横画像のリストと縦画像のリストにはそれぞれ、前述のように各ファイルを識別するための識別情報を格納する。
【0038】
この様に生成され、メモリ210に記憶されるリスト(分類結果)の様子を図8に示す。図8において、801は、記録媒体Mに記録されている静止画ファイルの番号、方向、及び撮影日を示す図である。801では例として、10個の静止画ファイルが記録されている場合について示している。また、801によれば、5月1日には、7枚の静止画が撮影され、その向きは、横、横、横、縦、横、縦、縦の順である。また、5月2日には、3枚の静止画が撮影され、その向きは、横、横、縦の順である。
【0039】
リスト802aは、801に示した10枚の静止画に基づいて生成した横画像のリストである。リスト802aには、801に示す10枚の静止画のうち、横向きの画像である静止画の番号が記載される。また、リスト802bは、801に示した10枚の静止画に基づいて生成した縦画像のリストである。リスト802bには、801に示す10枚の静止画のうち、縦向きの画像である静止画の番号が記載される。
【0040】
リスト803a、803cはそれぞれ、801に示した10枚の静止画に基づいて生成した、撮影日毎の横画像のリストである。リスト803aには、801に示す10枚の静止画のうち、撮影日が5月1日であり、且つ、横向きの画像である静止画の番号が記載される。また、リスト803cには、801に示す10枚の静止画のうち、撮影日が5月2日であり、且つ、横向きの画像である静止画の番号が記載される。
【0041】
また、リスト803b、803dはそれぞれ、801に示した10枚の静止画に基づいて生成した、撮影日毎の縦画像のリストである。リスト803bには、801に示す10枚の静止画のうち、撮影日が5月1日であり、且つ、縦向きの画像である静止画の番号が記載される。また、リスト803dには、801に示す10枚の静止画のうち、撮影日が5月2日であり、且つ、縦向きの画像である静止画の番号が記載される。
【0042】
次に、図4のフローチャートを用いて、スライドショー再生について説明する。
【0043】
ユーザが操作部206を操作して、スライドショーのモードを選択し、スライドショー再生を指示すると、図4の処理が開始する。なお、図4の処理は、制御部204が各部を制御することにより実行される。
【0044】
まず、通常のスライドショー(第2のモード)かどうか判別する(S401)。通常のスライドショーの指示であった場合、制御部204は各部を制御し、決められた順序で静止画ファイルを記録媒体Mから再生し、表示部208に表示する(S402)。このとき、一つの静止画について、予め決められた時間(数秒)表示すると、次の静止画を再生して表示する。また、各静止画について、向きを検出し、縦向きの画像であった場合には、図11Aに示すように、その向きを自動的に回転して表示する。また、ユーザによりスライドショーの終了指示があると、処理を終了する(S403)。
【0045】
また、S401で通常のスライドショー再生では無い場合(第1のモード)、縦横切り替えのスライドショー再生が指示されたかどうかを判別する(S404)。縦横切り替えのスライドショー指示であった場合、縦横切り替えのスライドショー処理を実行する(S405)。この縦横切り替えのスライドショーについては後述する。
【0046】
また、S404で縦横切り替えのスライドショーでは無い場合、撮影日切り替えのスライドショー再生(再生開始)が指示されたかどうかを判別する(S406)。撮影日切り替えのスライドショー指示であった場合、撮影日切り替えのスライドショー処理を実行する(S407)。この撮影日切り替えのスライドショーについては後述する。
【0047】
また、S406で撮影日切り替えのスライドショー再生では無い場合、BGM切り替えのスライドショー処理を実行する(S408)。このBGM切り替えのスライドショーについては後述する。
【0048】
次に、S405の縦横切り替えのスライドショー処理について説明する。図5は、縦横切り替えのスライドショー処理(縦横順序の変更)を示すフローチャートである。なお、図4の処理中、制御部204は、ユーザが操作部206を操作してスライドショー処理の終了を指示したことを検出すると、処理を終了する。
【0049】
まず、制御部204は、重力センサ209の出力に基づいて、再生開始時のカメラ100の向きを検出する(S501)。そして、検出の結果、カメラ100の向きが横向きであった場合(S502)、メモリ210に記憶された横画像リストの先頭の静止画の番号を検出し、この静止画を再生して表示する(S503)。そして、横画像のリストに、次の静止画が記載されているかどうか確認する(S504)。次の静止画があった場合、所定時間経過後、次の静止画を記録媒体Mから読みだし、表示部208に表示する(S509)。この様に、横画像のリストに記載された最後の静止画までスライドショー表示すると、表示制御部207により、表示する画像の向きが縦に変更する旨の警告情報を表示部208に表示する(S505)。
【0050】
そして、今度は、メモリ210に記憶された縦画像リストの先頭の静止画の番号を検出し、この静止画を再生して表示する(S507)。そして、縦画像のリストに、次の静止画が記載されているかどうか確認する(S508)。次の静止画があった場合、所定時間経過後、次の静止画を記録媒体Mから読みだし、表示部208に表示する(S510)。この様に、縦画像のリストに記載された最後の静止画までスライドショー表示すると、表示制御部207により、表示する画像の向きが横に変更する旨の警告情報を表示部208に表示する(S508)。そして、S303に戻り、再び横画像のスライドショー処理を行う。
【0051】
また、S502で、カメラの向きが縦向きであった場合、S506に進み、縦画像からスライドショー再生を開始し、以下、同様に、処理を行う。
【0052】
図8に示した10枚の静止画をスライドショー再生した時の様子を図9に示す。
【0053】
図9の901は、通常のスライドショー再生時に表示される静止画の様子を示す図である。また、902は、縦横切り替えのスライドショー再生時に表示される静止画の様子を示す図である。図9において、斜線で示した番号4、6、7、10の静止画が縦向きの画像である。また、矢印900に示す様に、図の左から順に表示される。
【0054】
通常のスライドショー再生時には、901に示すように、撮影した順に静止画を表示する。このとき、番号4、6、7、10の静止画は、図11(a)に示すように、向きが回転され、更に、縦方向が表示部の長さに合わせて縮小されて表示される。
【0055】
一方、縦横切り替えのスライドショー再生開始時には、図8のリスト802a、802bに示す順に静止画を再生する。例えば、再生開始時のカメラの向きが横向きであった場合(一方の向き)、リスト802aに従い、902に示すように、番号1−3、5、8、9の順に横向きの画像を連続して先に再生する。その後、リスト802bに従い、番号4、6、7、10の順に縦向き(他方の向き)の画像を連続して先に再生する。また、スライドショー再生中、902a、902bに示す、横画像と縦画像の切り替えタイミングにおいて、画像の向きが変わる旨の警告情報を所定期間表示する。
【0056】
この様に、縦横切り替えのスライドショー再生時には、記録された静止画を、その向き毎に分類する。そして、横向きの画像、或いは、縦向きの画像だけを続けて再生するように、再生順序を並び替える。そのため、ユーザは、縦画像の向きを回転させずに表示する場合であっても、頻繁にカメラの向きを変えずに済む。
【0057】
更に、スライドショー再生開始時のカメラの向きによって、横画像と縦画像の何れを先に再生するかを切り替えている。
【0058】
そのため、ユーザは、表示される画像の向きが変更するタイミングに合わせてカメラ100の向きを変えることができる。
【0059】
なお、本実施形態では、S505、或いは、S508において切り替え警告を表示した後、自動的に、縦画像、或いは、横画像に切り替えて表示していた。これ以外にも、例えば、S505で切り替え警告を表示した後、カメラ100が縦向きに変わったことを検出するまでは切り替え警告を表示し続けるようにしてもよい。この場合、制御部204が、カメラ100が縦向きになったことを検出したことに応じて、S506に進み、縦画像を表示する。或いは、例えば、S508で切り替え警告を表示した後、カメラ100が横向きに変わったことを検出するまでは切り替え警告を表示し続けるようにしてもよい。この場合は、制御部204が、カメラ100が横向きになったことを検出したことに応じて、S503に進み、横画像を表示する。
【0060】
次に、S407の撮影日切り替えのスライドショー処理について説明する。図6は、撮影日切り替えのスライドショー処理を示すフローチャートである。なお、図6の処理中、制御部204はユーザが操作部206によりスライドショー処理の終了を指示すると、処理を終了する。
【0061】
まず、制御部204は、メモリ210に記憶された撮影日毎のリストのうちの何れかの撮影日を指定する(S601)。次に、重力センサ209の出力に基づいて、カメラ100の向きを検出する(S602)。そして、カメラ100の向きが横向きであった場合、メモリ210に記憶されたリストのうち、指定した撮影日の横画像リストの先頭の静止画の番号を検出し、この静止画を再生して表示する(S604)。そして、横画像のリストに、次の静止画が記載されているかどうか確認する(S605)。次の静止画があった場合、所定時間経過後、次の静止画を記録媒体Mから読みだし、表示部208に表示する(S614)。この様に、横画像のリストに記載された最後の静止画までスライドショー表示すると、表示制御部207により、表示する画像の向きが縦に変更する旨の警告情報を表示部208に表示する(S606)。
【0062】
次に、次の撮影日のリストに切り替えるかどうか判別する(S607)。本実施形態では、同じ撮影日について、横画像のリストと縦画像のリストに記載された静止画を共に表示し終えると、他の撮影日に変更するものとする。ここでは、横画像を先に表示しているものとして、撮影日は切り替えないが、撮影日を変更する場合には、メモリ210に記憶されたリストのうち、別の撮影日を指定する(S608)。なお、ここでは、撮影日が古い順に撮影日を指定するものとする。
【0063】
そして、今度は、メモリ210に記憶されたリストのうち、指定した撮影日の縦画像リストの先頭の静止画の番号を検出し、この静止画を再生して表示する(S609)。そして、縦画像のリストに、次の静止画が記載されているかどうか確認する(S610)。次の静止画があった場合、所定時間経過後、次の静止画を記録媒体Mから読みだし、表示部208に表示する(S615)。この様に、縦画像のリストに記載された最後の静止画までスライドショー表示すると、表示制御部207により、表示する画像の向きが横に変更する旨の警告情報を表示部208に表示する(S611)。
【0064】
そして、次の撮影日のリストに切り替えるかどうか判別する(S612)。撮影日を変更する場合には、メモリ210に記憶されたリストのうち、別の撮影日を指定する(S612)。そして、S604に戻り、再び横画像のスライドショー処理を行う。
【0065】
また、S603で、カメラの向きが縦向きであった場合、S609に進み、縦画像からスライドショー再生を開始し、以下、同様に、処理を行う。
【0066】
図9の903は、撮影日切り替えのスライドショー再生時に表示される静止画の様子を示す図である。
【0067】
撮影日切り替えのスライドショー再生開始時には、図8のリスト803a〜803dに示す順に静止画を再生する。例えば、再生開始時に撮影日として5月1日が指定され、カメラの向きが横向きであった場合、リスト803aに従い、903示すように、番号1−3、5、の順に横向きの画像を連続して先に再生する。その後、リスト803bに従い、番号4、6、7の順に縦向きの画像を連続して再生する。次に、撮影日として5月2日が指定され、リスト803cに従い、番号8、9の順に横向きの画像を連続して先に再生する。その後、リスト803bに従い、番号10の画像を再生する。また、スライドショー再生中、903a、903bに示す、横画像と縦画像の切り替えタイミングにおいて、画像の向きが変わる旨の警告情報を所定期間表示する。
【0068】
この様に、撮影日切り替えのスライドショー再生時には、記録された静止画を、撮影日について、その向き毎に並べ替え、横画像、或いは、縦画像だけを続けて再生する。そのため、ユーザは、縦画像の向きを回転させずに表示する場合であっても、頻繁にカメラの向きを変えずに済む。
【0069】
更に、スライドショー再生開始時のカメラの向きによって、横画像と縦画像の何れを先に再生するかを切り替えている。そのため、ユーザは、表示される画像の向きが変更するタイミングに合わせてカメラ100の向きを変えることができる。
【0070】
また、図6の実施形態においても、切り替え警告を表示した後、警告に対応してカメラ100の向きが変わったことを検出するまでは切り替え警告を表示し続けるようにしてもよい。この場合、制御部204が、カメラ100の向きが変更されたことを検出したことに応じて、対応した向きの画像を表示するようにすればよい。
【0071】
次に、S408のBGM切り替えのスライドショー処理について説明する。図7は、BGM切り替えのスライドショー処理を示すフローチャートである。なお、図7の処理中、制御部204はユーザが操作部206によりスライドショー処理の終了を指示すると、処理を終了する。
【0072】
本実施形態では、スライドショー再生時にBGMとして再生するため、複数の音楽データが記録媒体Mに記録されている。そして、制御部204は、スライドショー再生を行う際に、ユーザがBGM付きスライドショー再生を指示すると、記録媒体Mに記録された音楽データを所定の順序で再生し、静止画を表示しながらBGMとして出力するものとする。
【0073】
また、BGM切り替えスライドショーの際にも、同様に、決められた順序で音楽データを再生する。なお、BGMの再生順序をユーザが任意に変更することも可能である。
【0074】
BGM切り替えスライドショーでは、BGMとして再生する曲の変更タイミングに合わせて横画像リストによる表示と縦画像リストによる表示を切り替える。
【0075】
まず、制御部204は、記録媒体Mに記録された複数の音楽データのうち、1曲目に再生する音楽データを選択する(S701)。次に、重力センサ209の出力に基づいて、カメラ100の向きを検出する(S702)。そして、カメラ100の向きを判別し(S703)、横向きであった場合、メモリ210に記憶された横画像リストのうち、選択した曲の長さに基づいて、表示する静止画を指定する。
【0076】
本実施形態では、音楽データの曲毎に各曲の長さの情報が記録媒体Mに記録されている。制御部204は、この各曲の長さの情報に基づいて、選択した曲の長さ(再生時間)を検出する。具体的には、制御部205は、検出した曲の長さと、スライドショー再生時における静止画一枚あたりの表示時間とに基づいて、選択した曲の再生期間内に表示する静止画の枚数nを決定する。そして、メモリ210に記憶された横画像のリストの先頭から、n画面をこの曲の再生期間内に表示する静止画として選択する。例えば、BGMの再生時間が1分で、静止画一画面あたりの表示時間が5秒の場合、12枚の静止画を横画像リストの先頭から選択する。そして、選択した静止画をリストに従った順に再生し、表示しながら、選択した曲の音楽データを再生し、出力する。
【0077】
次に、現在再生中の曲が終了したかどうかを判別し(S706)、曲が終了するまで、リストに従って横画像の静止画を再生し、表示する。また、曲が終了すると、表示制御部207により、表示する画像の向きが縦に変更する旨の警告情報を表示部208に表示する(S707)。そして、BGMとして再生する次の曲を選択する(S708)。
【0078】
そして、今度は、メモリ210に記憶された縦画像のリストのうち、選択した曲の長さに基づいて、表示する静止画を選択する(S709)。この際、S705と同様、検出した曲の長さと、スライドショー再生時における静止画一枚あたりの表示時間とに基づいて、選択した曲の再生期間内に表示する静止画の枚数nを決定する。そして、メモリ210に記憶された縦画像のリストの先頭から、n画面をこの曲の再生期間内に表示する静止画として選択する。そして、選択した静止画をリストに従った順に再生し、表示しながら、選択した曲の音楽データを再生し、出力する(S710)。
【0079】
そして、再生中の曲が終了すると(S711)、表示制御部207により、表示する画像の向きが縦に変更する旨の警告情報を表示部208に表示する(S712)。そして、BGMとして再生する次の曲を選択し、S704に戻る(S713)。
【0080】
また、S703で、カメラの向きが縦向きであった場合、S709に進み、縦画像からスライドショー再生を開始し、以下、同様に、処理を行う。
【0081】
また、S705、S710で、次に再生する曲が3曲目以降の場合には、横画像リスト、或いは縦画像のリストのうち、再生済みの静止画以外の静止画の中から、曲の長さに応じた枚数の静止画をリストの順に従って選択すればよい。また、曲の途中でリストの最後の画像が表示される場合には、引き続き、リストの先頭から表示する静止画を選べばよい。
【0082】
図10は、BGM切り替えスライドショーの際に表示する画像の様子を示す図である。図中、左側に示す画像から先に表示される。また、1005、1007は横向きの画像を示し、1006、1008は縦向きの画像を示す。また、1001〜1004はそれぞれ、1曲目のBGM〜4曲目のBGMの再生期間を示す。
【0083】
記録媒体Mには、横向きの静止画1005、1007と、縦向きの静止画1006、1008が記録されており、通常のスライドショー再生時には、撮影日の順に、横向きの画像と縦向きの画像が混在して表示される。
【0084】
一方、BGM切り替えのスライドショーにおいては、図10の様に、曲の長さに合わせて、横向き画像と縦向き画像に分類し、それぞれ連続して再生される。そのため、ユーザは、縦画像の向きを回転させずに表示する場合であっても、頻繁にカメラの向きを変えずに済む。
【0085】
また、図7の実施形態においても、切り替え警告を表示した後、警告に対応してカメラ100の向きが変わったことを検出するまでは切り替え警告を表示し続けるようにしてもよい。この場合、制御部204が、カメラ100の向きが変更されたことを検出したことに応じて、対応した向きの画像を表示するようにすればよい。
【0086】
このように、図5〜7の実施形態では、記録媒体に記録した複数の静止画をスライドショー再生する際に、画像の向きによって分類する。そして、同じ向きの静止画を連続して再生する。そのため、ユーザは、縦画像の向きを回転させずに表示する場合であっても、頻繁にカメラの向きを変えずに済む。
【0087】
更に、スライドショー再生開始時のカメラの向きによって、横画像と縦画像の何れを先に再生するかを切り替えている。そのため、ユーザは、表示される画像の向きが変更するタイミングに合わせてカメラの向きを変えることができる。
【0088】
ところで、実際の撮影においては、例えば縦または横画像がない場合があり、そのときは対応するリストが作成、記憶されていないと考えられる。例えば図5の処理では、S506での縦方向リストがない場合でも切り替え警告がだされて、ユーザがカメラの向きを変えてしまう可能性がある。このような場合を回避するため、表示前に画像リストの存在を確認し、確認結果に応じて切り替え警告を行う処理とすることが考えられる。このような処理を導入した図5ないし図7の実施例の変形例を図12から図14に示す。以下、図12ないし図14を参照して図5から図7の実施例の変形例を以下に説明する。なお、図5ないし図7と同じ処理は同じ参照番号を付して示す。
【0089】
図12は図5の実施例の変形例を示すフローチャートである。本変形例では、まず、制御部204は、重力センサ209の出力に基づいて、カメラ100の向きを検出し(S501)、カメラ100の向きが横向きであるか、或いは、縦向きであるかを判別する(S502)。カメラ100の向きが横向きであった場合、メモリ210に横画像リストが記憶されているか否かを判別する(S1201)。メモリ210に横画像リストが記憶されていた場合、記憶された横画像リストの先頭の静止画の番号を検出し、この静止画を再生して表示する(S503)。そして、横画像のリストに、次の静止画が記載されているかどうか確認する(S504)。次の静止画があった場合、所定時間経過後、次の静止画を記録媒体Mから読み出し、表示部208に表示する(S509)。このとき、表示する画像の向きを変えずに表示する。この様に、横画像のリストに記載された最後の静止画までスライドショー表示すると(S504)、メモリ210に縦画像リストが記憶されているか否かを判別する(S1202)。縦画像リストがメモリ210に記憶されていない場合、S503に戻り、再度、横画像リストの先頭の静止画を読み出して表示する。縦画像リストがメモリ210に記憶されていない場合には、横向きの画像だけが記録媒体Mに記録されているということなので、この横向きの画像だけを繰り返しスライドショー再生する。また、縦画像リストがメモリ210に記憶されていた場合には、表示制御部207により、表示する画像の向きを縦に変更する旨の警告情報を表示部208に表示する(S505)。また、S1201で、メモリ210に横画像リストが記憶されていなかった場合、表示する画像の向きを縦に変更する旨の警告情報を表示部208に表示する(S505)。
【0090】
そして、今度は、メモリ210に記憶された縦画像リストの先頭の静止画の番号を検出し、この静止画を再生して表示する(S506)。そして、縦画像のリストに、次の静止画が記載されているかどうか確認する(S507)。次の静止画があった場合、所定時間経過後、次の静止画を記録媒体Mから読みだし、表示部208に表示する(S510)。このとき、表示する画像の向きを変えずに表示する。この様に、縦画像のリストに記載された最後の静止画までスライドショー表示すると(S507)、メモリ210に横画像リストが記憶されているか否かを判別する(S1204)。横画像リストがメモリ210に記憶されていない場合、S510に戻り、再度、縦画像リストの先頭の静止画を読み出して表示する。また、横画像リストがメモリ210に記憶されていた場合には、表示制御部207により、表示する画像の向きを横に変更する旨の警告情報を表示部208に表示する(S508)。そして、S503に戻る。
【0091】
また、S502で、カメラ100の向きが縦向きであった場合、メモリ210に縦画像リストが記憶されているか否かを判別する(S1203)。メモリ210に縦画像リストが記憶されていた場合、S506に進み、前述の処理を実行する。また、メモリ210に縦画像リストが記憶されていなかった場合、表示する画像の向きを横に変更する旨の警告情報を表示部208に表示する(S508)。そして、S503に進み、前述の処理を繰り返す。
【0092】
上述した図12の変形例においても、図5の実施例と同様に図8に示したリストに基づいて記録媒体Mに記録された10枚の静止画をスライドショー再生した場合、図9の902に示されるように画像を表示することができる。すなわち、再生開始時のカメラの向きが横向きであった場合、リスト802aに従い、902に示すように、番号1−3、5、8、9の順に横向きの画像を連続して先に再生する。その後、リスト802bに従い、番号4、6、7、10の順に縦向きの画像を連続して先に再生する。また、スライドショー再生中、902a、902bに示す、横画像と縦画像の切り替えタイミングにおいて、画像の向きが変わる旨の警告情報を所定期間表示する。
【0093】
したがって、縦画像の向きを回転させずに表示する場合であっても、頻繁にカメラの向きを変えずに済むこと、および表示される画像の向きが変更するタイミングに合わせてカメラ100の向きを変えることができること効果は、図5の実施例と同様に達成できる。
【0094】
また、本変形例でも、再生中にユーザがカメラ100の向きを変更した場合は、表示する画像の向きを回転せずにそのまま表示している。しかし、図5ので説明で述べたように、S505で切り替え警告を表示した後、カメラ100が縦向きに変わったことを検出するまでは切り替え警告を表示し続けるようにしてもよいことはいうまでもない。そして、制御部204が、カメラ100が縦向きになったことを検出したことに応じて、S506に進み、縦画像を表示するようにしてよいことは図5の実施例と同様である。
【0095】
次に、図6の撮影日切り替えのスライドショー処理の実施例の変形例を図13を参照して説明する。なお、図13の処理中、図6と同じ処理には同じ参照符号を付して示す。
【0096】
本変形例では、まず、制御部204は、メモリ210に記憶された撮影日毎のリストのうちの何れかの撮影日を指定する(S601)。次に、重力センサ209の出力に基づいて、カメラ100の向きを検出し(S602)、カメラ100の向きが横向きであるか、或いは、縦向きであるかを判別する(S603)。カメラ100の向きが横向きであった場合、メモリ210に、指定した撮影日の横画像リストが記憶されているか否かを判別する(S1301)。メモリ210に指定した撮影日の横画像リストが記憶されていた場合、その先頭の静止画の番号を検出し、この静止画を再生して表示する(S604)。そして、横画像のリストに、次の静止画が記載されているかどうか確認する(S605)。次の静止画があった場合、所定時間経過後、次の静止画を記録媒体Mから読みだし、表示部208に表示する(S614)。この様に、横画像のリストに記載された最後の静止画までスライドショー表示すると(S605)、次の撮影日のリストに切り替えるかどうか判別する(S607)。本変形例においても、同じ撮影日について、横画像のリストと縦画像のリストに記載された静止画を共に表示し終えると、他の撮影日に変更するものとする。ここでは、横画像を先に表示しているものとして、撮影日は切り替えないが、撮影日を変更する場合には、メモリ210に記憶されたリストのうち、別の撮影日を指定する(S608)。なお、ここでは、撮影日が古い順に撮影日を指定するものとする。
【0097】
次の撮影日に切り替えない場合、同じ撮影日の縦画像リストがメモリ210に記憶されているか否かを判別する(S1302)。同じ撮影日の縦画像リストがメモリ210に記憶されていなかった場合、次の撮影日を指定し(S1303)、次の撮影日の横画像リストがメモリ210に記憶されているか否かを判別する(S1304)。次の撮影日の横画像リストがメモリ210に記憶されていた場合、S604に戻り、次の撮影日の横画像リストの先頭画像を読み出して、表示する。また、S1302で縦画像リストがメモリ210に記憶されていなかった場合、或いは、S1304で次の撮影日の横画像リストがメモリ210に記憶されていなかった場合、表示する画像の向きを縦に変更する旨の警告情報を表示部208に表示する(S606)。
【0098】
そして、今度は、メモリ210に記憶されたリストのうち、指定した撮影日の縦画像リストの先頭の静止画の番号を検出し、この静止画を再生して表示する(S609)。そして、縦画像のリストに、次の静止画が記載されているかどうか確認する(S610)。次の静止画があった場合、所定時間経過後、次の静止画を記録媒体Mから読みだし、表示部208に表示する(S615)。この様に、縦画像のリストに記載された最後の静止画までスライドショー表示すると(S610)、次の撮影日のリストに切り替えるかどうか判別する(S612)。
【0099】
次の撮影日に切り替えない場合、同じ撮影日の横画像リストがメモリ210に記憶されているか否かを判別する(S1308)。同じ撮影日の横画像リストがメモリ210に記憶されていなかった場合、次の撮影日を指定し(S1309)、次の撮影日の縦画像リストがメモリ210に記憶されているか否かを判別する(S1310)。次の撮影日の横画像リストがメモリ210に記憶されていた場合、S609に戻り、次の撮影日の横画像リストの先頭画像を読み出して、表示する。また、S61308で横画像リストがメモリ210に記憶されていなかった場合、或いは、S1310で次の撮影日の縦画像リストがメモリ210に記憶されていなかった場合、表示する画像の向きが縦に変更する旨の警告情報を表示部208に表示する(S611)。そして、S604に進み、前述の処理を繰り返す。
【0100】
また、S607で、撮影日を切り替える場合、次の撮影日を指定し(S608)、次の撮影日の縦画像リストがメモリ210に記憶されているか否かを判別する(S1305)。次の撮影日の縦画像リストがメモリ210に記憶されていた場合、表示する画像の向きを縦に変更する旨の警告情報を表示部208に表示して(S606)、S609に進んで前述の処理を繰り返す。また、次の撮影日の縦画像リストがメモリ210に記憶されていなかった場合、S609に進み、前述の処理を繰り返す。
【0101】
また、S612で、撮影日を切り替える場合、次の撮影日を指定し(S613)、次の撮影日の横画像リストがメモリ210に記憶されているか否かを判別する(S1311)。次の撮影日の横画像リストがメモリ210に記憶されていた場合、表示する画像の向きを横に変更する旨の警告情報を表示部208に表示して(S611)、S604に進んで前述の処理を繰り返す。また、次の撮影日の横画像リストがメモリ210に記憶されていなかった場合、S609に進み、前述の処理を繰り返す。
【0102】
また、S603で、カメラ100の向きが縦向きであった場合、指定された撮影日の縦画像リストがメモリ210に記憶されているか否かを判別する(S1307)。縦画像リストがメモリ210に記憶されていた場合には、S609に進み、前述の処理を繰り返す。まら、縦画像リストがメモリ210に記憶されていなかった場合、S604に進み、前述の処理を繰り返す。また、S1301で、横画像リストがメモリ210に記憶されていなかった場合、S609に進み、前述の処理を繰り返す。
【0103】
本変形例においても、図6の実施例と同様に、図8のリスト803a〜803dに示す順に静止画を再生することができる(同一撮影日について横画像リスト、縦画像リストの順)。すなわち、再生開始時に撮影日として5月1日が指定され、カメラの向きが横向きであった場合、リスト803aに従い、図9の903に示すように、番号1−3、5、の順に横向きの画像を連続して先に再生する。その後、リスト803bに従い、番号4、6、7の順に縦向きの画像を連続して再生する。次に、撮影日として5月2日が指定され、リスト803cに従い、番号8、9の順に横向きの画像を連続して先に再生する。その後、リスト803bに従い、番号10の画像を再生する。また、スライドショー再生中、903a、903bに示す、横画像と縦画像の切り替えタイミングにおいて、画像の向きが変わる旨の警告情報を所定期間表示する。
【0104】
したがって、縦画像の向きを回転させずに表示する場合であっても、頻繁にカメラの向きを変えずに済むこと、および表示される画像の向きが変更するタイミングに合わせてカメラ100の向きを変えることができることの効果は、図6の実施例と同様に達成できる。
【0105】
また、本変形例でも、再生中にユーザがカメラ100の向きを変更した場合は、表示する画像の向きを回転せずにそのまま表示している。しかし、図6の説明でも述べたように、切り替え警告を表示した後、カメラ100が警告に対応した向きに変わったことを検出するまでは切り替え警告を表示し続けるようにしてもよいことはいうまでもない。そして、制御部204が、カメラ100の向きが変更されたことを検出したことに応じて、対応する向きの画像を表示するようにしてよいことは図6の実施例と同様である。
【0106】
なお、図13の変形例では、再生開始時のカメラの姿勢に応じて、同じ撮影日の横リスト、縦リストについてはそれらの再生順序が常に同じになるよう処理が構成されている。同一の撮影日についてリスト再生順序が撮影日指定のたびに変わる処理とすれば、さらにカメラの姿勢変更の回数を減らすことが可能となる。その場合は、ステップS1305を横画像リストの判定とし、ステップS1311を縦画像リストの判定とし、それぞれにおいて「N」の場合に警告表示をする処理にすればよい。
具体的には、ある撮影日の画像について、横向きの画像を先に表示した後、縦向きの画像を表示し、次の撮影日の画像については、縦向きの画像を先に表示し、その後横向きの画像を表示する。更に次の撮影日の画像については、横向きの画像を先に表示した後、縦向きの画像を表示する。これを繰り返すことにより、ユーザは、撮影日の切り替え時にカメラ100の向きを変える必要がない。
【0107】
次に、図7のBGM切り替えのスライドショー処理の実施例の変形例を説明する。図14は、BGM切り替えのスライドショー処理の変形例を示すフローチャートである。なお、図14の処理中、図7と同じ処理は同じ参照符号を付して示す。
【0108】
本変形例でも、スライドショー再生時にBGMとして再生するために、複数の音楽データが記録媒体Mに記録されている。そして、制御部204は、スライドショー再生を行う際に、ユーザがBGM付きスライドショー再生を指示すると、記録媒体Mに記録された音楽データを所定の順序で再生し、静止画を表示しながらBGMとして出力するものとする。
【0109】
また、BGM切り替えスライドショーの際にも、同様に、決められた順序で音楽データを再生する。なお、BGMの再生順序をユーザが任意に変更することも可能である。
【0110】
BGM切り替えスライドショーでは、BGMとして再生する曲の変更タイミングに合わせて横画像リストによる表示と縦画像リストによる表示を切り替える。
【0111】
まず、制御部204は、重力センサ209の出力に基づいて、カメラ100の向きを検出し(S702)、カメラ100の向きが横向きであるか、或いは、縦向きであるかを判別する(S703)。カメラ100の向きが横向きであった場合、横画像リストがメモリ210に記憶されているか否かを判別する(S1401)。横画像リストがメモリ210に記憶されていた場合、記録媒体Mに記録された複数の音楽データのうちの1曲を選択する(S1402)。そして、横画像リストのうち、選択した曲の長さに基づいて、表示する静止画を指定する(S704)。
【0112】
本実施形態では、音楽データの曲毎に各曲の長さの情報が記録媒体Mに記録されている。制御部204は、この各曲の長さの情報に基づいて、選択した曲の長さ(再生時間)を検出する。具体的には、制御部205は、検出した曲の長さと、スライドショー再生時における静止画一枚あたりの表示時間とに基づいて、選択した曲の再生期間内に表示する静止画の枚数nを決定する。そして、メモリ210に記憶された横画像のリストの先頭から、n画面をこの曲の再生期間内に表示する静止画として選択する。例えば、BGMの再生時間が1分で、静止画一画面あたりの表示時間が5秒の場合、12枚の静止画を横画像リストの先頭から選択する。そして、選択した静止画をリストに従った順に再生し、表示しながら、選択した曲の音楽データを再生し、出力する(S705)。なお、横画像リストに記述された全ての静止画の再生時間の方が、選択した曲の長さよりも短い場合には、同じ静止画を繰り返し再生するように指定する。
【0113】
次に、現在再生中の曲が終了したかどうかを判別し(S706)、曲が終了するまで、リストに従って横画像の静止画を再生し、表示する。また、曲が終了すると、縦画像リストがメモリ210に記憶されているか否かを判別する(S1403)。縦画像リストがメモリ210に記憶されていなかった場合、S1402に戻り、前述の処理を繰り返す。また、縦画像リストがメモリ210に記憶されていた場合、表示する画像の向きを縦に変更する旨の警告情報を表示部208に表示する(S707)。そして、BGMとして再生する次の曲を選択する(S708)。
【0114】
そして、今度は、メモリ210に記憶された縦画像のリストのうち、選択した曲の長さに基づいて、表示する静止画を選択する(S709)。この際、S704と同様、検出した曲の長さと、スライドショー再生時における静止画一枚あたりの表示時間とに基づいて、選択した曲の再生期間内に表示する静止画の枚数nを決定する。そして、メモリ210に記憶された縦画像のリストの先頭から、n画面をこの曲の再生期間内に表示する静止画として選択する。そして、選択した静止画をリストに従った順に再生し、表示しながら、選択した曲の音楽データを再生し、出力する(S710)。
【0115】
そして、再生中の曲が終了すると(S711)、横画像リストがメモリ210に記憶されているか否かを判別する(S1405)。横画像リストがメモリ210に記憶されていなかった場合、S708に戻り、前述の処理を繰り返す。また、横画像リストがメモリ210に記憶されていた場合、表示する画像の向きを横に変更する旨の警告情報を表示部208に表示する(S712)。そして、S1402に進み、前述の処理を繰り返す。
【0116】
また、S703で、カメラの向きが縦向きであった場合、縦画像リストがメモリ210に記憶されているか否かを判別する(S1404)。縦画像リストがメモリ210に記憶されていた場合、S708に進み、前述の処理を繰り返す。また、S1404で縦画像リストが記憶されていなかった場合、表示する画像の向きを横に変更する旨の警告情報を表示部208に表示する(S712)。そして、S1402に進み、前述の処理を繰り返す。
【0117】
また、S704、S709で、次に再生する曲が3曲目以降の場合には、横画像リスト、或いは縦画像のリストのうち、再生済みの静止画以外の静止画の中から、曲の長さに応じた枚数の静止画をリストの順に従って選択すればよい。また、曲の途中でリストの最後の画像が表示される場合には、引き続き、リストの先頭から表示する静止画を選べばよい。
【0118】
上述した本変形例においても、図7の実施例と同様に、図10に示されるように画像が表示される。すなわち、図中左側に示す画像から先に表示され、1005、1007が横向きの画像、1006、1008が縦向きの画像である。また、1001〜1004はそれぞれ、1曲目のBGM〜4曲目のBGMの再生期間を示す。
【0119】
したがって、縦画像の向きを回転させずに表示する場合であっても、頻繁にカメラの向きを変えずに済むこと、および表示される画像の向きが変更するタイミングに合わせてカメラ100の向きを変えることができること効果は、図7の実施例と同様に達成できる。
【0120】
また、本変形例でも、再生中にユーザがカメラ100の向きを変更した場合は、表示する画像の向きを回転せずにそのまま表示している。しかし、図7の説明でも述べたように、切り替え警告を表示した後、カメラ100が警告に対応した向きに変わったことを検出するまでは切り替え警告を表示し続けるようにしてもよいことはいうまでもない。そして、制御部204が、カメラ100の向きが変更されたことを検出したことに応じて、対応する向きの画像を表示するようにしてよいことは図7の実施例と同様である。
【0121】
なお、上述した実施形態では、静止画を撮影して記録媒体に記録するカメラに対して本発明を適用した場合について説明したが、これ以外にも、静止画を再生して表示する表示装置に対して同様に本発明を適用可能である。例えば、表示装置において、静止画ファイルと共に記録された付加情報をメモリカードなどの記録媒体から再生し、この付加情報に基づいて画像の向きを検出することができる。そして、本実施形態と同様に、スライドショー再生の際に、向きによって複数の画像を分類し、表示する順序を変更する。
【0122】
また、これらの表示装置において、表示部の向きを自動的に動かす機構を設け、図5〜7および12〜14に示すスライドショー再生の際に、表示する画像の向きに合わせて表示部の向きを変えるようにしてもよい。
【0123】
また、本実施形態では、静止画ファイルの付加情報に基づいて、撮影日毎に図8に示すリストを作成したが、これ以外にも、例えば、撮影した場所など、他の条件を付加情報に基づいて検出し、リストを作成してもよい。
【0124】
例えば、撮影場所の情報を検出し、近い場所で撮影された複数の静止画を、横向き、縦向きの画像に分類して、リストを作成してもよい。
【0125】
そして、同じ場所で撮影された画像毎に、横向きの画像と縦向きの画像をそれぞれ続けて再生する様な、スライドショーのモードを備えるようにしてもよい。
また、図1のカメラでは、メモリカードなどの装着、排出可能な記録媒体に対して画像を記録再生していたが、大容量の記録媒体をカメラ本体に内蔵しておき、内蔵された記録媒体に画像を記録再生する構成でもよい。
【0126】
また、上述した図3〜7および12〜14に示した各処理は、各処理の機能を実現する為のコンピュータ実行可能なプログラムのプログラムコードをメモリ(例えばメモリ210)から読み出して制御部204が実行することにより実現させることができる。
【0127】
また、図3〜7および12〜14に示した各処理の機能を実現する為のコンピュータ実行可能なプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録し、この記録媒体に記録されたプログラムを制御部に読み込ませて実行することにより各処理を行っても良い。
【0128】
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置が含まれる。しかし、これらに限られず、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部のメモリをも含むものとする。
【0129】
また、上記送信されるプログラムは、前述した機能の一部を実現する為のものであっても良い。さらに、前述した機能をメモリに既に記録されているプログラムとの組合せで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
【0130】
また、上記のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体等のプログラムプロダクトも本発明の実施形態として適用することができる。上記のプログラム、記録媒体、伝送媒体およびプログラムプロダクトは、本発明の範疇に含まれる。
【0131】
以上、本発明を好ましい実施例により説明したが、本発明は上述した実施例に限ることなくクレームに示した範囲で種々の変更が可能である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像を表示する表示手段と、
画像の向きにしたがって複数の画像を分類し、同じ分類に属する画像を連続して前記表示手段に表示するように、異なる分類を切り替えて前記複数の画像を連続して表示する制御手段とを備える表示装置。
【請求項2】
前記制御手段は異なる分類の切り替えの順序を表示装置の向きを表す情報に従って決定することを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
【請求項3】
前記制御手段は異なる分類の切り替えをするときに、前記切り替えを示す情報を表示手段に表示することを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
【請求項4】
前記制御手段は画像の向きに従って分類された前記複数の画像を、画像の付加情報に従ってさらに分類することを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
【請求項5】
前記付加情報は少なくとも撮影日時および撮影場所のいずれかを含むことを特徴とする請求項4に記載の表示装置。
【請求項6】
前記制御手段が行う前記複数の画像の連続した表示はスライドショー再生であることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
【請求項7】
前記表示装置はさらに前記複数の画像を記録媒体から再生する再生手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
【請求項8】
前記表示装置は記録媒体に対して画像の記録再生を行うための記録再生手段を備え、前記複数の画像は前記記録再生手段により再生された画像であることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
【請求項9】
前記表示装置はさらに複数の音楽データを再生する再生手段を備え、前記制御手段は前記再生手段による前記複数の音楽データの再生にしたがって、異なる分類の切り替えを行うことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
【請求項10】
前記制御手段は、前記再生手段で再生される前記複数の音楽データのひとつに対応して表示される同じ分類に属する画像の数を音楽データの再生時間に応じて決定することを特徴とする請求項9に記載の表示装置。
【請求項11】
前記制御手段は、前記複数の画像の表示を開始するときの表示装置の向きに応じて、表示する画像の分類の順序を変更することを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
【請求項12】
前記制御手段は、前記画像の表示を開始するときの表示装置の向きと同じ向きに分類された画像を先に表示することを特徴とする請求項11に記載の表示装置。
【請求項13】
画像を表示する表示装置であって、
表示手段と、
複数の画像を横向きの画像と縦向きの画像に分類する分類手段と、
前記表示装置が横向きであるか縦向きであるかを検出する検出手段と、
表示の開始の指示に応じて、前記分類された横向きの画像と前記縦向きの画像のうち、一方の向きの複数の画像を連続して前記表示手段に表示させた後、他方の向きの複数の画像を連続して前記表示手段に表示するよう前記複数の画像の連続表示を制御する制御手段とを備え、
前記制御手段は、表示の開始の指示を受けたときの前記検出手段の検出の結果に基づいて、先に表示する画像の向きを決めることを特徴とする表示装置。
【請求項14】
前記制御手段は、前記検出手段により前記表示装置が横向きであると検出された場合は、前記横向きの複数の画像を連続して表示させた後、縦向きの複数の画像を連続して表示するよう前記複数の画像の連続表示を制御することを特徴とする請求項13記載の表示装置。
【請求項15】
前記制御手段は、前記検出手段により前記表示装置が横向きであると検出され、前記分類手段により前記横向きの画像が分類されなかった場合は、前記横向きの画像の表示制御をおこなわずに、前記複数の縦向きの画像を連続して表示するよう前記複数の画像の連続表示を制御することを特徴とする請求項13記載の表示装置。
【請求項16】
前記制御手段は、前記表示装置が縦向きであると検出された場合は、前記縦向きの複数の画像を連続して前記表示手段に表示させた後、横向きの複数の画像を連続して前記表示手段に表示させるよう前記複数の画像の連続表示を制御することを特徴とする請求項13記載の表示装置。
【請求項17】
前記制御手段は、前記検出手段により前記表示装置が縦向きであると検出され、前記分類手段により前記縦向きの画像が分類されなかった場合は、前記縦向きの画像の表示制御を行わずに、前記横向きの複数の画像を連続して前記表示手段に表示するよう前記複数の画像の連続表示を制御すことを特徴とする請求項16記載の表示装置。
【請求項18】
前記制御手段は、前記一方の向きの画像の連続表示と他方の向きの画像の連続表示との間に、画像の向きの変更を示す情報を表示するよう前記複数の画像の連続表示を制御することを特徴とする請求項13記載の表示装置。
【請求項19】
前記制御手段は、前記画像の向きの変更を示す情報を表示させた後、前記表示装置の向きが変わったことを検出するまでは、前記他方の向きの画像の連続表示を開始しないことを特徴とする請求項17記載の表示装置。
【請求項20】
前記分類手段は、前記横向きの画像を示す横画像リストと、前記縦向きの画像を示す縦画像リストとを生成し、前記制御手段は、前記横画像リストと縦画像リストとに基づいて、前記表示手段に表示させる画像を選択するよう前記複数の画像の連続表示を制御すことを特徴とする請求項13記載の表示装置。
【請求項21】
前記分類手段は、前記複数の画像の付加情報に基づいて、前記横向きの画像と前記縦向きの画像を分類することを特徴とする請求項13記載の表示装置。
【請求項22】
複数の前記画像が記録された記録媒体から前記画像を再生する再生手段を備え、
前記表示手段は前記再生手段により再生された画像を表示し、
前記分類手段は前記記録媒体に記録された複数の画像を横向きの画像と縦向きの画像に分類し、前記制御手段は、表示の開始の指示に応じて、前記一方の向きの複数の画像を連続して再生した後、他方の向きの複数の画像を連続して再生するように、前記再生手段を制御することを特徴とする請求項13記載の表示装置。
【請求項23】
前記制御手段は、前記一方の向きの複数の画像を連続して表示した後、他方の向きの複数の画像を連続して表示する第1のモードと、前記分類手段による分類結果とは異なる所定の順序で前記複数の画像を表示する第2のモードとを有し、前記第1のモードにおいては画像の向きを変更することなく表示し、前記第2のモードにおいては前記検出手段により前記表示装置が横向きであると検出された場合に前記縦向きの画像の向きを変更して表示すると共に前記検出手段により前記表示装置が縦向きであると検出された場合に前記横向きの画像の向きを変更して表示することを特徴とする請求項1記載の表示装置。
【請求項24】
画像を表示する表示装置であって、
表示手段と、
複数の画像を横向きの画像と縦向きの画像に分類する分類手段と、
前記横向きの画像と前記縦向きの画像のうち、一方の向きの複数の画像を連続して前記表示手段に表示させた後、他方の向きの複数の画像を連続して前記表示手段に表示させる制御手段とを備え、
前記制御手段は、表示の開始における前記表示装置の向きが横向きであった場合、先に前記横向きの複数の画像を連続して前記表示手段に表示させた後、前記縦向きの複数の画像を連続して表示し、表示の開始における前記表示装置の向きが縦向きであった場合、先に前記縦向きの複数の画像を連続して前記表示手段に表示させた後、前記横向きの複数の画像を連続して表示するよう前記複数の画像の連続表示を制御することを特徴とする表示装置。
【請求項25】
前記表示手段は記録媒体に記録された画像を表示し、
前記分類手段は前記記録媒体に記録された複数の画像を横向きの画像と縦向きの画像に分類することを特徴とする請求項24記載の表示装置。
【請求項26】
前記制御手段は、前記分類手段による分類の結果、前記記録媒体に横向きの画像が記録されていない場合には、前記記録媒体に記録された縦向きの画像を前記表示手段に表示させ、前記記録媒体に縦向きの画像が記録されていない場合には、前記記録媒体に記録された横向きの画像を表示するよう前記複数の画像の連続表示を制御することを特徴とする請求項13記載の表示装置。
【請求項27】
前記制御手段は、前記一方の向きの複数の画像を連続して表示した後、他方の向きの複数の画像を連続して表示する第1のモードと、前記分類手段による分類結果とは異なる所定の順序で前記複数の画像を連続して表示する第2のモードとを有し、前記第1のモードにおいては画像の向きを変更することなく表示し、前記第2のモードにおいては前記検出手段により前記表示装置が横向きであると検出された場合に前記縦向きの画像の向きを変更して表示すると共に前記検出手段により前記表示装置が縦向きであると検出された場合に前記横向きの画像の向きを変更して表示することを特徴とする請求項12記載の表示装置。
【請求項28】
画像をする表示装置の制御方法であって、
複数の画像の向きをそれぞれ検出し、前記検出した異なる向きに従って前記複数の画像を分類する分類ステップと、
前記分類ステップで分類された異なる分類に属する前記複数の画像を、同じ分類に属する画像が連続して表示されるように異なる分類を切り替えて表示する制御ステップとを含む表示制御方法。
【請求項29】
請求項28に記載の表示制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムコードを含むコンピュータ実行可能なプログラム。
【請求項30】
請求項29に記載のコンピュータ実行可能なプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【請求項31】
画像を表示する表示装置を制御する方法であって、
複数の画像を横向きの画像と縦向きの画像に分類する分類ステップと、
前記表示装置が横向きであるか縦向きであるかを検出する検出ステップと、
表示の開始の指示に応じて、前記分類された横向きの画像と前記縦向きの画像のうち、一方の向きの複数の画像を連続して表示した後、他方の向きの複数の画像を連続して表示するよう前記複数の画像の連続表示を制御す制御ステップとを備え、
前記制御ステップは、表示の開始の指示を受けたときの前記検出ステップの検出の結果に基づいて、先に表示する画像の向きを決めることを特徴とする表示装置の制御方法。
【請求項32】
画像を表示する表示装置を制御する方法であって、
複数の画像を横向きの画像と縦向きの画像に分類し、
表示の開始における前記表示装置の向きが横向きであった場合は、先に前記横向きの複数の画像を連続して表示した後、前記縦向きの複数の画像を連続して表示するよう前記複数の画像の連続表示を制御し、表示開始時における前記表示装置の向きが縦向きであった場合は、先に前記縦向きの複数の画像を連続して表示した後、前記横向きの複数の画像を連続して表示するよう前記複数の画像の連続表示を制御すことを特徴とする表示装置の制御方法。
【請求項33】
請求項31に記載の表示制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムコードを含むコンピュータ実行可能なプログラム。
【請求項34】
請求項33に記載のコンピュータ実行可能なプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【請求項35】
請求項32に記載の表示制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムコードを含むコンピュータ実行可能なプログラム。
【請求項36】
請求項35に記載のコンピュータ実行可能なプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公開番号】特開2011−55476(P2011−55476A)
【公開日】平成23年3月17日(2011.3.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−156813(P2010−156813)
【出願日】平成22年7月9日(2010.7.9)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】