説明

表示装置

【課題】少なくとも1辺のべゼルを無くすことが可能な表示装置を提供する。
【解決手段】 本実施形態の表示装置(100)は、画像を表示することができる表示領域(20)と、表示領域(20)の周囲に存在し画像を表示することができない非表示領域(21)と、を有する液晶表示部(2)の少なくとも一方の端部が所定の曲率半径で折り曲げられており、表示領域(20)の中で折り曲げられている曲面領域(20B)が、液晶表示部(2)を収納する筐体(1)の端部(q)に位置する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、大画面表示が可能な表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年では、複数の表示装置を接続させて大画面表示を実現している技術がある。
【0003】
しかし、一般的な表示装置は、表示装置の周囲にべゼルがあるため、複数の表示装置を接続させて大画面表示を実現しようとしても、べゼルで画像が途切れてしまう。このようなことから、べゼルを無くし、画像が途切れることなく大画面表示を実現したいのが現状である。
【0004】
なお、本発明より先に出願された技術文献として、例えば、特許文献1(特開2003-162408号公報)には、複数のディスプレイを並設し各ディスプレイの画面を合成して大画面を表示する技術について開示されている。
【0005】
上記特許文献1では、複数のディスプレイを並設して構成される大画面表示手段と、複数のディスプレイのそれぞれを制御し大画面表示手段において各ディスプレイの画面を合成した大画面を表示するための大画面制御手段と、大画面制御手段に画面表示のための指令を与えるための複数の端末手段と、を備えたものにおいて、大画面表示手段及び大画面制御手段をそれぞれ複数設けると共に、複数の大画面制御手段と複数の端末手段とを共通の通信手段により接続し、何れかの端末手段によって複数の大画面制御手段に指令を与えることにより、複数の大画面制御手段を介して複数の大画面表示手段を互いに同期した状態で表示させるようにしている。これにより、特許文献1では、複数の大画面表示手段相互間での画面同期処理を遂行でき、協調動作を実現している。
【0006】
また、特許文献2(特開2010-185927号公報)には、べゼルを目立たなくする表示装置について開示されている。
【0007】
上記特許文献2では、表示パネルの周縁を覆うべゼルの前面に電子ペーパーを設け、カメラで撮影して得られた静止画像に基づく表示を電子ペーパーに行うことにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開2003−162408号公報
【特許文献2】特開2010−185927号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
上記特許文献1には、複数のディスプレイを並設し各ディスプレイの画面を合成して大画面を表示する技術について開示されている。しかし、べゼルの問題点については何ら記載も示唆もされていない。
【0010】
また、上記特許文献2には、べゼルを目立たなくする技術について開示されており、べゼルそのものを無くす発明ではない。
【0011】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、少なくとも1辺のべゼルを無くすことが可能な表示装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
かかる目的を達成するために、本発明は、以下の特徴を有することとする。
【0013】
<表示装置>
本発明にかかる表示装置は、
画像を表示することができる表示領域と、前記表示領域の周囲に存在し前記画像を表示することができない非表示領域と、を有する液晶表示部の少なくとも一方の端部が所定の曲率半径で折り曲げられており、前記表示領域の中で折り曲げられている曲面領域が、前記液晶表示部を収納する筐体の端部に位置することを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、少なくとも1辺のべゼルを無くすことができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本実施形態の表示装置100の構成例、及び、表示装置100を他の表示装置100'と接続した構成例を示す図である。
【図2】本実施形態の表示装置100の構成例を示す図である。
【図3】第2の実施形態の表示装置100の構成例を示す図である。
【図4】第3の実施形態の表示装置100の構成例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
<本実施形態の表示装置100の概要>
まず、図2を参照しながら、本実施形態の表示装置100の概要について説明する。
【0017】
本実施形態の表示装置100は、図2に示すように、画像を表示することができる表示領域20と、表示領域20の周囲に存在し画像を表示することができない非表示領域21と、を有する液晶表示部2の少なくとも一方の端部が所定の曲率半径で折り曲げられており、表示領域20の中で折り曲げられている曲面領域20Bが、液晶表示部2を収納する筐体1の端部qに位置する。
【0018】
本実施形態の表示装置100は、表示領域20の中で折り曲げられている局面領域20Bが筐体1の端部qに位置するため、筐体1の端部qまで画像を表示することができる。このため、少なくとも1辺のべゼルを無くすことができる。以下、添付図面を参照しながら、本実施形態の表示装置100について詳細に説明する。
【0019】
(第1の実施形態)
<本実施形態の表示装置100の外観構成例>
まず、図1を参照しながら、本実施形態の表示装置100の外観構成例について説明する。図1(a)は、表示装置100の外観構成例を示し、図1(b)は、カバー3を取り外した状態を示し、図1(c)は、2つの表示装置100,100'を接続した状態を示す。
【0020】
本実施形態の表示装置100は、筐体1と、液晶表示部2と、カバー3と、を有して構成する。
【0021】
筐体1は、表示装置100の本体部分を構成するものであり、液晶表示部2を収納する。本実施形態の表示装置100は、液晶表示部2の周囲と筐体1の端部との間でべゼル4A〜4Cを構成する。本実施形態の表示装置100は、3辺にべゼル4A〜4Cを有して構成し、残りの1辺は、べゼルがなく、カバー3を有している。このカバー3により表示装置100の周囲の4辺にあたかもべゼルがあるように見せることができる。
【0022】
液晶表示部2は、各種画像を表示するものである。本実施形態の液晶表示部2は、所定の曲率半径で折り曲げることが可能であり、液晶表示部2を折り曲げた状態で筐体1内に配置している。例えば、柔らかい有機TFTでゲートドライバ回路を形成し、折り曲げ可能な有機ELディスプレイに画像を表示するように構成することで、液晶表示部2を所定の曲率半径で折り曲げた状態で筐体1内に配置することができる。液晶表示部2は、例えば、曲率半径4mmで折り曲げることができる。なお、筐体1内には、液晶表示部2を制御するための制御基板(図示せず)等が実装されており、制御基板により液晶表示部2を制御する。
【0023】
カバー3は、べゼルのない筐体1の側面をカバーするものである。本実施形態の表示装置100は、他の表示装置100'と電気的に接続するためのコネクタ101,102を有しており、カバー3は、そのコネクタ101,102を覆うように設けられる。なお、カバー3は、凸状のコネクタ101を覆う部分には、少なくとも開口部103を有して構成し、その開口部103により凸状のコネクタ101を覆うようにカバー3を筐体1に設ける。
【0024】
<表示装置100の上面及び断面構成例>
次に、図2を参照しながら、本実施形態の表示装置100の上面及び断面構成例について説明する。図2(a)は、表示装置100の上面構成例を示し、図2(b)は、表示装置100の断面構成例を示す。
【0025】
本実施形態の表示装置100は、図2(b)に示すように、液晶表示部2の一方の端部を所定の曲率半径で折り曲げ、その折り曲げた曲面領域20Bをレンズ23でカバーしている。表示領域20の中で折り曲げられている曲面領域20Bから出力された画像は、レンズ23を透過し、表示領域20の中で折り曲げられていない水平領域20Aの表示面と平行な方向において折り曲げ開始点pから筐体1の端部qまでの範囲l1に表示している。これにより、表示装置100の周囲の少なくとも1辺のべゼルを無くすことができる。なお、レンズ23は、曲面領域20Bから出力された画像を、折り曲げ開始点pから筐体1の端部qまでの範囲l1に表示するための所定の屈折率を有して構成することになる。本実施形態のレンズ23や、液晶表示部2は、筐体1で挟持して筐体1に固定することになる。また、所定の曲率半径で折り曲げた側の非表示領域21の部分を挟持し、液晶表示部2を所定の曲率半径で折り曲げた状態を維持するようにしている。なお、図2(b)に示すように、液晶表示部2を所定の曲率半径で折り曲げた状態を維持することが可能であれば、あらゆる固定方法や構造を適用することが可能である。
【0026】
また、本実施形態の表示装置100は、べゼルがない辺にカバー3を有し、そのカバー3により表示装置100の周囲の4辺にあたかもべゼルがあるように見せることができる。カバー3の幅aは、そのカバー3と対向するべゼル4cと同じ幅aで構成することが好ましい。
【0027】
本実施形態の表示装置100は、表示装置100の周囲の少なくとも1辺のべゼルを無くすことができるため、図1(c)に示すように、2つの表示装置100,100'をコネクタ101,102で電気的に接続し、べゼル4A〜4Cのない筐体1の側面同士を近接させ、2つの表示装置100,100'の液晶表示部2に跨って画像を表示し、大画面表示を行うことができる。
【0028】
なお、表示装置100,100'同士の接続方法は、特に限定せず、Wireless Displayの技術を用いて接続することが可能である。また、2つの表示装置100,100'同士を接続した場合は、片方の表示装置100'をディスプレイとして制御させる必要がある。この場合は、例えば、一方の表示装置100をPC用回路で制御し、他方の表示装置100'をディスプレイ用回路で制御する。また、一方の表示装置100をディスプレイ用回路で制御し、他方の表示装置100'をPC用回路で制御する。この回路の切替制御は、2つの表示装置100,100'間で任意に行うようにすることができる。
【0029】
<画像の表示方法例>
次に、図2を参照しながら、本実施形態の液晶表示部2に画像を表示する際の画像の設定方法例について説明する。本実施形態の液晶表示部2は、一方の端部を折り曲げているため、表示領域20に表示する画像を調整する必要がある。
【0030】
まず、図2(b)に示すように、表示領域20の一方の端部の点oから筐体1の端部qまでの範囲を1つの表示領域とし、その範囲で表示する際に必要な画素数l0と同じ画素数だけ、表示領域20の一方の端部の点o'から表示させた場合の終点を点q'とする。例えば、表示領域20の一方の端部の点oから筐体1の端部qまでの範囲に表示する際に必要な画素数l0が1024画素と仮定する。この場合、表示領域20の一方の端部の点o'から1024画素の画像を表示した場合の終点が点q'となる。
【0031】
次に、所定の曲率半径で折り曲げを開始した点(折り曲げ開始点)をp'とし、表示領域20の表示面と垂直な方向において、その点p'から所定の値だけ上方に位置する部分を点pとする。そして、曲面領域20Bの点p'から点q'までの範囲で出力した画像を点pから点qまでの範囲l1に投影するようにレンズ23の屈折率を調整する。例えば、表示領域20の一方の端部の点oから筐体1の端部qまでの範囲に表示する際に必要な画素数l0が1024画素であり、点oから点pまでの範囲に表示する際に必要な画素数が1000画素である場合は、点pから点qまでの範囲l1に24画素表示することになる。この場合、表示領域20の一方の端部の点o'から折り曲げ開始点p'までの範囲で1000画素を表示し、折り曲げ開始点p'からq'までの範囲に24画素表示することになる。そして、曲面領域20Bの点p'から点q'までの範囲で出力した24画素の画像を点pから点qまでの範囲l1に投影するようにレンズ23の屈折率を調整する。レンズ23の屈折率を調整することで、曲面領域20Bの点p'から点q'までの範囲で出力した画像を点pから点qまでの範囲l1に表示することができる。その結果、表示領域20の点o'から点q'までの範囲で出力した画像を点oから点qまでの範囲l1に表示することができる。これにより、筐体1の右端にべゼルのない表示装置100を実現することができる。
【0032】
<本実施形態の表示装置100の作用・効果>
このように、本実施形態の表示装置100は、水平領域20Aの表示面と平行な方向において折り曲げ開始点pから筐体1の端部qまでの範囲にレンズ23が配置されており、液晶表示部2は、折り曲げ開始点pから筐体1の端部qまでの距離に相当する画素数(点p'から点q'の範囲に相当する画素数)の画像を曲面領域20Bから出力し、その出力された画像は、所定の屈折率を有するレンズ23を透過し、曲面領域20Bから出力された画素数の画像を、折り曲げ開始点pから筐体1の端部qまでの範囲l1に表示する。これにより、筐体1の端部qまで画像を表示することができるため、少なくとも1辺のべゼルを無くすことができる。
【0033】
なお、上記実施形態では、図2に示すように、液晶表示部2の一方の端部を所定の曲率半径で折り曲げることにした。しかし、液晶表示部2の両方の端部を所定の曲率半径で折り曲げることも可能である。即ち、本実施形態の表示装置100は、液晶表示部2の少なくとも一方の端部を所定の曲率半径で折り曲げることができる。
【0034】
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。
【0035】
第1の実施形態では、図2に示すように、折り曲げ開始点pから筐体1の端部qまでの範囲l1にレンズ23を配置することにした。しかし、図3に示すように、表示領域20の一方の端部の点oから筐体1の端部qまでの範囲にレンズ23を配置することも可能である。この場合は、点oから折り曲げ開始点pまでの範囲のレンズ23Aは、点o'から折り曲げ開始点p'までの範囲の水平領域20Aから出力した画像を点oから折り曲げ開始点pまでの範囲に出力させるように屈折率を調整し、折り曲げ開始点pから筐体1の端部qまでの範囲l1のレンズ23Bは、点p'から点q'までの範囲の曲面領域20Bから出力した画像を点pから点qまでの範囲l1に出力させるように屈折率を調整することになる。なお、レンズ23は、筐体1で挟持して筐体1に固定することになる。
【0036】
このように、本実施形態の表示装置100は、表示領域20の一方の端部の点oから筐体1の端部qまでの範囲にレンズ23を配置することで、表示領域20を外部に露呈することがないため、表示領域20をレンズ23で保護することができる。
【0037】
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態について説明する。
【0038】
上記実施形態の表示装置100は、1つの筐体1で構成し、その表示装置100を図1(c)に示すように他の表示装置100'と接続し、2つの表示装置100,100'をコネクタ101,102で電気的に接続し、べゼル4A〜4Cのない筐体1の側面同士を近接させ、2つの表示装置100,100'の液晶表示部2に跨って画像を表示し、大画面表示を行うようにした。
【0039】
本実施形態の表示装置100は、図4に示すように、上述した筐体1を2つ有して構成し、第1の筐体1と、第2の筐体1'と、がヒンジ30を介して開閉可能になっており、べゼル4A〜4Cのない筐体1,1'の側面同士を近接させ、2つの筐体1,1'の液晶表示部2,2'に跨って画像を表示し、大画面表示を行うようにしている。このように、べゼル4A〜4Cのない筐体1,1'の側面同士をヒンジ30を介して近接させることで、2つの筐体1,1'の液晶表示部2,2'に跨って画像を表示し、大画面表示を行うことができる。なお、本実施形態の表示装置100は、2つの筐体1,1'をヒンジ30を介して開閉可能にしているため、レンズ23を筐体1,1'に搭載することができない。このため、レンズ23は、筐体1,1'から取り外し可能にし、2つの筐体1,1'を開いた状態でレンズ23を2つの筐体1,1'の間にはめ込み、2つの筐体1,1'の液晶表示部2,2'に跨って画像を表示し、大画面表示を行うことになる。
【0040】
なお、上述する実施形態は、本発明の好適な実施形態であり、上記実施形態のみに本発明の範囲を限定するものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更を施した形態での実施が可能である。
【0041】
例えば、上述した本実施形態における表示装置100を構成する各装置における制御動作は、ハードウェア、または、ソフトウェア、あるいは、両者の複合構成を用いて実行することも可能である。
【0042】
なお、ソフトウェアを用いて処理を実行する場合には、処理シーケンスを記録したプログラムを、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ内のメモリにインストールして実行させることが可能である。あるいは、各種処理が実行可能な汎用コンピュータにプログラムをインストールして実行させることが可能である。
【0043】
例えば、プログラムは、記録媒体としてのハードディスクやROM(Read Only Memory)に予め記録しておくことが可能である。あるいは、プログラムは、リムーバブル記録媒体に、一時的、あるいは、永続的に格納(記録)しておくことが可能である。このようなリムーバブル記録媒体は、いわゆるパッケージソフトウエアとして提供することが可能である。なお、リムーバブル記録媒体としては、フロッピー(登録商標)ディスク、CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)、MO(Magneto optical)ディスク、DVD(Digital Versatile Disc)、磁気ディスク、半導体メモリなどが挙げられる。
【0044】
なお、プログラムは、上述したようなリムーバブル記録媒体からコンピュータにインストールすることになる。また、ダウンロードサイトから、コンピュータに無線転送することになる。また、ネットワークを介して、コンピュータに有線で転送することになる。
【0045】
また、本実施形態における表示装置100は、上記実施形態で説明した処理動作に従って時系列的に実行されるのみならず、処理を実行する装置の処理能力、あるいは、必要に応じて並列的にあるいは個別に実行するように構築することも可能である。
【符号の説明】
【0046】
100 表示装置
1 筐体
2 液晶表示部
3 カバー
4A〜4C べゼル
20 表示領域
20A 水平領域
20B 曲面領域
21 非表示領域
23 レンズ
30 ヒンジ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像を表示することができる表示領域と、前記表示領域の周囲に存在し前記画像を表示することができない非表示領域と、を有する液晶表示部の少なくとも一方の端部が所定の曲率半径で折り曲げられており、前記表示領域の中で折り曲げられている曲面領域が、前記液晶表示部を収納する筐体の端部に位置することを特徴とする表示装置。
【請求項2】
前記表示領域の中で折り曲げられていない水平領域の表示面と平行な方向において前記折り曲げ開始点から前記筐体の端部までの範囲に、前記曲面領域から出力される画像を表示することを特徴とする請求項1記載の表示装置。
【請求項3】
前記液晶表示部の上部にレンズが設けられており、前記レンズは、前記水平領域の表示面と平行な方向において前記折り曲げ開始点から前記筐体の端部までの範囲に少なくとも配置されており、
前記液晶表示部は、前記水平領域の表示面と平行な方向において前記折り曲げ開始点から前記筐体の端部までの距離に相当する画素数の画像を前記曲面領域から出力し、
前記折り曲げ開始点から前記筐体の端部までの範囲に配置された前記レンズは、
前記曲面領域から出力された前記画素数の画像を前記折り曲げ開始点から前記筐体の端部までの範囲に表示するための所定の屈折率を有することを特徴とする請求項2記載の表示装置。
【請求項4】
前記曲面領域が位置する側の前記筐体の側面には、前記表示装置と同じ構造の他の表示装置と電気的に接続するためのコネクタを有し、
前記表示装置の前記筐体の側面と、前記他の表示装置の前記筐体の側面と、を近接し、前記表示装置の前記コネクタと、前記他の表示装置の前記コネクタと、を電気的に接続し、前記表示装置の前記表示領域と、前記他の表示装置の前記表示領域と、に跨って画像を表示することを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の表示装置。
【請求項5】
前記コネクタを保護するためのカバーが前記筐体の側面に設けられていることを特徴とする請求項4記載の表示装置。
【請求項6】
2つの前記筐体を有し、第1の前記筐体と、第2の前記筐体と、がヒンジを介して開閉可能になっており、
前記局面領域が位置する側の第1の前記筐体の側面と、前記局面領域が位置する側の第2の前記筐体の側面と、が前記ヒンジを介して近接しており、第1の前記筐体の前記表示領域と、第2の前記筐体の前記表示領域と、に跨って画像を表示することを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の表示装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2012−73293(P2012−73293A)
【公開日】平成24年4月12日(2012.4.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−216008(P2010−216008)
【出願日】平成22年9月27日(2010.9.27)
【出願人】(311012169)NECパーソナルコンピュータ株式会社 (116)
【Fターム(参考)】