説明

補充連結型ロータリー刃及びシャフト軸への取付構造

【解決手段】ロータリー刃の単品構造を扇型帯状の円錐面形状に改良し、且つ、シャフト軸における、受刃用ケースの取付け角度を、シャフト軸の回転方向面と同一でなく、所望角度による傾斜角度にして取付けることにより、この単品改良刃を複数用いて、全体を並列連接で連結状に一体化構造とする連結型ロータリー刃に改良せしめ、攪拌摩耗で先端部が約30%消滅したとき、未摩耗の後端部に、未使用で円錐面形状の帯状ロータリー刃を、左右に関係なく、並列連接で連結状に補充連結出来、1%の廃棄も無い画期的な連結型ロータリー刃を提供すること。
【効果】左右の区別の無い共通の単品ロータリー刃を複数枚交互に鞘状ケース体に嵌装連結して、シャフト軸に固定した傾斜角度付き受刃用ケースにも嵌装取付けすることができ、先端部が攪拌摩耗で消失した場合にも、左右に関係無く、未摩耗の根本側に、未摩耗の円錐板状のロータリー刃を補充連結することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、摩耗残存刃の1%も廃棄することが無く、ロータリー刃の補充連結が左右に関係なく容易に補充することができる連結型ロータリー刃の形状構造と、ロータリー刃を左右関係無く取り付けるシャフト軸の構造に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来のロータリー刃にあっては、殆ど先端のみが左右対称的に、それぞれ別カーブにて、異形湾曲している構造に形成されており、その先端カーブ部分の約30%分のみが耕転摩耗で消滅しても、この摩耗消失部の復元修理は、左右の湾曲方向が対称的な異なる形状構造と、複雑に形状が湾曲していることによって修復不可能で、当然、残った未摩耗の根元側約70%については、リサイクル使用もできずに廃棄処分するしか方法がなく、その経済的損失は多大であり、環境的にも問題であった。
【0003】
また、従来のロータリー刃は、左右が対称的な異なる形状に湾曲していて、左右に方向があり、左右関係無く取付けすることができなかった。そのため整然と左右別々に取付ける必要があり、この取付け順序を間違えると、耕転後の作土面が平坦にならない不具合が生じるという問題もあった。
【0004】
図30は、シャフト軸(11)に設けた従来型受け刃ケース(64)に、従来型ロータリー刃(35)を嵌挿させ、固定用ボルト(41)で固定させた従来型ロータリー刃の横面図である。図面で示す通り、従来型のロータリー刃は、殆ど1枚刃であり、修理も補充も不可能である。
【0005】
図31は、前記図面で示す通り、シャフト軸(11)に対してほぼ直角に固定している1枚型の従来型ロータリー刃の正面図である。
【特許文献1】実用新案登録第3035163号公報
【特許文献2】特開平10−66401号公報
【特許文献3】特閑昭53−149502号公報
【特許文献4】特開昭62−87002号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従来のロータリー刃においては、前記したように、従来ロータリー刃の先端部が左右対称的で異なる形状の形態を有するカーブに形成してあり、左右に関係無く取付けることが不可能であったり、刃の材質も殆ど焼き入れ材質であるため、溶接修復が99%不可能であった。
また、構造や形態からして、左右関係無くロータリー刃を補充連結することも不可能であり、さらに、摩耗して約70%が残存しているロータリー刃の廃棄処分の解決策も問題であった。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明の補充連結型ロータリー刃の構造は、単品刃の構造形態を扇の先端部分のような円錐面形状でかつ帯状とし、これと同一形状を有し内部にアール状空洞部を形成するケース体とを並列連接状に複数用いて、左右方向に関係無く嵌装して連結できるようにした、一体型で集束状の連結型ロータリー刃構造を形成し、かつ、連結型ロータリー刃を取り付けるシャフト軸上の受刃用ケース構造を、シャフト軸の回転方向面以外の角度をもって、交互に左右対称に所定の傾斜角度を付けた構造にすることを最も主要な特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明の第1の効果として、ロータリー刃の全体形状を、帯状で円錐板形状に形成させることにより、左右の区別の無い共通の単品ロータリー刃が得られ、これを複数枚交互に鞘状ケース体に嵌装連結して、シャフト軸に固定した傾斜角度付き受刃用ケースにも嵌装取付けすることができ、先端部が攪拌摩耗で消失した場合にも、左右に関係無く、未摩耗の根本側に、未摩耗の円錐板状のロータリー刃を補充連結することができる。
【0009】
2番目の効果として、形状が左右同一形状にて、左右の区別することなく連結補充することが可能であって、取り扱いが簡単であるので、女性でも補充追加ができることがある。
【0010】
3番目の効果として、従来のような使い捨て型のタイプでないので、100%廃棄することなく、最後まで使用できるので地球的な環境問題にも良い。
【0011】
4番目の効果としては、形状が左右同一形状にて、プレス成型による量産化が可能である。
【0012】
5番目の効果としては、形状が単純ゆえ、農耕用だけで無く、他の撹拝用の用途にも使用ができる。
【0013】
6番目の効果としては、刃の全体形状が帯状の円錐板ゆえ、刃先同士が交差状になるような取付けが可能であって、攪拌物の完全攪拌が容易になり、農耕用以外にも応用が可能である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
最良の実施形態は、ロータリー刃の基本構造を、扇型の帯状で且つ円錐面とし、この帯状円錐板の一部を板状の表裏面上のどちらかに突出成形させるか、面上に筋条溝などを形成させることにある。これを複数枚、並列状且つ交互で千鳥状の集束体に一体化させて連接し、これを扇型鞘状ケース体に嵌装固定して、並列連結体同士の相関構造効果と集束体効果により、強力型の連結型ロータリー刃となり、しかも、この連結型のロータリー刃を取付けるシャフト軸上の固定用ボックスを、シャフト軸の回転方向線以外の傾斜角度で左右バランス良く取付けることにある。
【実施例】
【0015】
図1は、円心点(0)を共有する平行アール状の外周辺(2)と内周辺(3)とを有する扇型帯状板(1)の基本的正面図である。
【0016】
図2は、表面に、左右側面からそれぞれ一定間隔と共通サイズをもって空けた複数の貫通孔(16、17、18、19)を設けた貫通孔付き扇型帯状円錐板(4)の斜視図である。この複数の貫通孔により並列集束状の連結固定が可能になる。
【0017】
図3は、貫通孔付き扇型帯状円錐板(4)の外周辺(2)と内周辺(3)を、平行状で且つ同一サイズにて開削辺(52、53)を形成する開削辺付き扇型帯状円錐板(5)の斜視図である。この上下の開削辺と複数の貫通孔の形成効果により並列連結固定が可能になる。
【0018】
図4は、貫通孔付き扇型帯状円錐板(4)の表裏両面か片面に、外周辺(2)と内周辺(3)に平行な複数の筋条溝(36)を形成している筋条溝付き扇型帯状円錐板(6)の斜視図である。この複数の筋条溝と貫通孔により並列連結固定が可能になる。
【0019】
図5は、前後の表面に貫通する複数の連通孔(44、45、46、47)を設け、内部を複数の貫通孔付き扇型帯状円錐板(4)が千鳥状に並列連結で嵌挿可能な扇型の空洞部(24)を設けた扇型鞘状ケース体(15)の斜視図である。
【0020】
図6は、図3に示した開削辺付き扇型帯状円錐板(5)を直線上に形成した場合の開削辺(52)の両サイド側を、外周辺(2)と開削辺(52)に平行な直線上切込み部(61)を一定寸法で設け、この左右の切込み部(61)における中央部側のみを、突出部(27、28)として、表裏面のどちらかの面上に突出形成させた開削辺切込み付き直線型帯状刃(55)の上面図であるが、ポイントは、切込み部の一部のみを面上に突出形成させることにある。
【0021】
図7は、図3に示した通りの開削辺付き扇型帯状円錐板(5)の外周辺(2)と内周辺(3)に設けた突出部(27、28、29、30)の一部を、表裏面のどちらかの面上に突出形成させている突出部付き扇型帯状円錐板(7)の斜視図である。
この突出部の突出構造により、並列連接が可能になる。
【0022】
図8においては、図2の貫通孔付き扇型帯状円錐板(4)における貫通孔(16)と(17)の間で、表裏面どちらかの面上に一部のみが一定間隔で突出している複数の段突部(48、49)を左右対称に設けている段突部付き扇型帯状円錐板(8)の長さ半分の斜視図である。
【0023】
図9は、やはり、図2の貰通孔付き扇型帯状円錐板(4)における貫通孔(16)と(17)の間で、表裏面に貫通している複数の切開窓(37、38)を左右同一間隔で設けている切開窓付き扇型帯状円錐板(9)の長さ半分の斜視図である。
【0024】
図10は、棒状体のリベット頭部(65)の中央部に、打てば頭部全体が広がる打圧孔(43)を設けているリベット(42)の断面図である。
【0025】
図11は、図8の段突付き扇型帯状円錐板(8)と切開窓付き扇型帯状円錐板(9)同士の長さ半分ずつを、千鳥組みで且つ並列状で組み合わせた合体板を、図5の扇型鞘状ケース体(15)の空洞部(24)内に嵌挿し、それぞれの貫通孔(16)と連通孔(44)とが一致した時、この孔同士にリベット(42)を嵌装固定した部分の横断面図である。
これは、前後のケース体と2枚組みの円錐板同士が完全一体化される基本図であり、他の形状体の円錐板にも共通する基本図である。
【0026】
図12は、箱状の扇型鞘状ケース体(15)の内部に、縦列嵌装している二枚の開削辺付き扇型帯状板(5)と、表裏面のどちらかに突出部(27、28)を形成している一枚の突出部付き扇型帯状円錐板(7)とを千鳥状で重合係合させた収束状円錐板に、複数のリベット(42)を、共通の貫通孔と連通孔に嵌挿させ、これを打圧固定している連結ロータリー刃の連結状態部分の上面透視図であり、開削辺(52)の両サイドに、突出部付き扇型帯状円錐板(7)の外周辺(2)に設けた二か所の突出部(27、28)が、それぞれ挟み込む様に食い込み構造にて、形状特性からして、一旦組み込むと、突出部の破壊か、リベットの破壊が無い限り、左右方向や上下方向にも絶対外れ無い。図13においても、図12に示す、連結ロータリー刃の連結状態部分の横面透視図である。
【0027】
図14は、上下の外周辺(2)と内周辺(3)に開削辺(52、53)を形成している上下開削辺付き直線型帯状板(54)を2枚縦列連接させ、これに直線状切込み部(61)と貫通孔(16、17、18、19)を設けている開削辺切込み付直線型帯状板(55)を千鳥組みに並列連接させた一体型集束板を、空洞部(24)と連通孔(44、45、46、47)を有する連通孔付直線型ケース体(58)の空洞部(24)内に嵌装し、連通孔(44、45、46、47)とリベット(42)を用いて固定する場合の理論的組み合わせ展開図である。なお、図13においては、図10で示すリベット頭部(65)の中央に形成させている打圧孔(43)をリベッター等で押圧してリベット頭部(65)を拡大固定する方法で連接固定している部分の横面拡大図である。
【0028】
図15も、図14と同じ理論で、複数の開削辺(52、53)を有する上下開削辺付き直線型帯状板(54)を2枚縦列並列させ、これに開削辺切込み付直線型帯状板(55)を千鳥組みに並列させた一体型集束板を、連通孔付直線型ケース体(58)の空洞部(24)内に嵌装固定する場合の理論的組み合わせ展開図である。
【0029】
図16は、図8に示す通り、中心部より左右が対称状で、間隔もバランス良く設定して、且つ、表裏面のどちらかの面上に一部を突出形成させている段突部(48、49、50、51)を複数有する段突部付き直線型帯状板(56)を2枚縦列並列させ、これに貫通型の切開窓(37、38、39、40)が所望間隔でバランス良く形成している切開窓付き直線型帯状板(57)を千鳥組みに並列させた一体型集束板を、遵通孔付き直線型ケース体(58)の空洞部(24)内に嵌装固定する場合の理論的組み合わせ展開図である。
図17と図18も図16と同じ様に、帯状板とケース体との理論的組み合わせ展開図である。いずれも、3種類の板状体の集束固定にて、頑強な連結型ロータリー刃になるので、構造上も安全である。
【0030】
図19は、図14、15、16、17、18の理論的組み合わせ展開図による実践的な連結型ロータリー刃(10)の横断面図であり、シャフト軸(11)に設けた受刃用ケース(12)に、各種扇型円錐板(4、5、6、7、8、9)と各種扇型鞘状ケース体(15)とを一体型に組み合わせた連結型ロータリー刃(10)を嵌装固定した場合の横断面図である。
【0031】
図20は、シャフト軸(11)に、シャフト軸(11)の回転面以外の左右角度で受刃用ケース(12)を設けている状態のシャフト軸(11)の正面図である。
【0032】
図21は、図20に示すシャフト軸(11)に設けた受刃用ケース(12)に、連結型ロータリー刃(10)を嵌装固定した場合の正面図である。
【0033】
図22は、図21に示すシャフト軸(11)に設けた受刃用ケース(12)に、連結型ロータリー刃(10)を嵌装固定した場合の横斜視図である。
【0034】
図23および図24は、左右2枚の舟形板を対向させて中空部を設けた扇型鞘状ケース体(15)の中空部に、左右2枚の直線型帯状板(67)を組み付けて収納してリベット42で止めたものである。そして扇型鞘状ケース体(15)には連通孔(44、45、46、47)を、また直線型帯状板(67)には貫通孔(16、17、18、19)を設けてなるものである。
(66)は直線型帯状板(67)の両側に設けた鋸刃部である。
【0035】
図25ないし図27は、シャフト軸(11)に対して所定の角度に固定している一体型のロータリー刃の受刃用ケースを示すものである。
各図において、シャフト軸(11)に取り付けた円弧状締め金具(69)には、受刃用ケース(12)が所定の角度で一体的に固定されている。(76)は円弧状締め金具(69)に対向してシャフト軸(11)を挟み付けるように取り付けた押え板で、固定用ボルト(75)によって円弧状締め金具(69)と連結固定されている。
(70)は受刃用ケース(12)を固定するための脚部、(71)は貫通孔である。
【0036】
図28および図29は、シャフト軸(11)に対してほぼ直角の従来型受け刃ケース(64)を利用して固定した、一体型のロータリー刃の受刃用ケースを示すものである。
図において、シャフト軸(11)に取り付けた円弧状締め金具(69)には、受刃用ケース(12)が所定の角度で一体的に固定されている。
(70)は従来型受け刃ケース(64)内に挿入して固定用ボルト(41)で固定した脚部、(10)は連結型ロータリー刃、(42)は各連通孔に取り付けたリベットである。
以上のように、この実施例の受刃用ケース(12)は、円弧状締め金具(69)と一体的に設けたり、従来型受け刃ケース(64)を利用して取り付けることができる。
【産業上の利用可能性】
【0037】
左右に関係無く追加補充が出来るため、先端が摩耗消失しても、残りの後端部分全てを捨てることなく使用出来、しかも左右同一形状の刃形態にて、左右関係なく簡単に補充追加が出来る。
【0038】
また、この形状刃は、上以外の撹拝用にも応用可能にて、広範囲の産業に利用が可能である
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】円心点0を共有する相互平行なアール状外周辺と内周辺を有する扇型帯状板の基本的な正面図である。
【図2】扇型帯状板の面上に一定間隔の貫通孔を設けた貫通孔付き扇型帯状円錐板の斜視図である。
【図3】上下辺に一定間サイズの開削辺を設けた開削辺付き扇型帯状円錐板の斜視図である。
【図4】面上に、上下辺に平行な筋条溝と貫通孔を複数設けた筋条溝付き扇型帯状円錐板の斜視図である。
【図5】扇型帯状板と同一形状で、且つ内部に左右側面に貫通している空洞部と、表裏面に貫通している複数の連通孔を設けている扇型鞘状ケース体の斜視図である。
【図6】開削辺の左右外周辺、または内周辺に、中心側よりそれぞれ一定サイズの切込みを付けた部分の一部を表裏面のどちらかに突出させている開削辺切込み付直線型帯状板の上面図である。
【図7】一定間隔の貫通孔と突出部を形成している開削辺付き扇型帯状円錐板の斜視図である。
【図8】複数の段突部と貫通孔を一定間隔で設けている段突部付き扇型帯状円錐板の半分の斜視囲である。
【図9】同じく、複数の貫通孔と切開窓を一定間隔で設けている切開窓付き扇型帯状円錐板の半分の斜視図である。
【図10】頭部の中心に打圧孔を設けているリベットの横断面図である。
【図11】扇型鞘状ケース体の内部に、2種類の扇型帯状円錐板を千鳥組みで且つ並列状にて組み合わせた合体板を、リベットで打圧固定した部分の拡大横断面図である。
【図12】扇型鞘状ケース体の内部に、2種類の扇型帯状円錐板を、千鳥組みで且つ並列状にて嵌装させ、複数のリベットで連結固定した場合の連結型ロータリー刃の連結状態部分の上面図である。
【図13】図12に示した連結型ロータリー刃をリベットで連結固定した場合の連結状態部分の拡大横断面図である。
【図14】開削辺を形成している2種類の直線型帯状板と、連通孔付き直線型ケース体とを一体型の収束板に連結形成する場合の理論的組み合わせの展開図である。
【図15】図14と同じく、ダブルの開削辺を形成している2種類の直線型帯状板と連通孔付き直線型ケース体とを、一体型の収束板に連結形成する場合の理論的組み合わせの展開図である。
【図16】図15と同じく、複数の段突部と切開窓を形成している2種類の直線型帯状板と連通孔付き直線型ケース体とを、一体型の収束板に連結固定する場合の理論的組み合わせの展開図である。
【図17】図16と同じであるが、連通孔付き直線型ケース体の並列位置を、図16より対称状に左に移動させた場合の理論的組方の展開図である。
【図18】図14、15と同じく、複数の筋条溝を形成している複数の筋条溝付き直線型帯状板と連適孔付き直線型ケース体とを、一体型の収束板に連結固定する場合の理論的組み合わせの展開図である。
【図19】連結型ロータリー刃をシャフト軸に設けた受刃用ケースに嵌装固定した場合の横断面図である。記号の(13)は、摩耗した先端である。
【図20】受刃用ケースをシャフト軸に傾斜固定している状態の正面図である。
【図21】シャフト軸に取付けた受刃用ケースに一体状の連結型ロータリー刃を嵌装固定した場合の正面図である。
【図22】同じく、シャフト軸に取付けた受刃周ケースに一体型の連結型ロータリー刃を嵌装固定した場合の横面斜視図である。
【図23】左右2枚の舟形板を対向させて中空部を設けた扇型鞘状ケース体の中空部に、左右2枚の直線型帯状板を組み付けて収納してリベットで止めた状態を示す展開図である。
【図24】その組付け状態の断面図である。
【図25】シャフト軸に対して所定の角度に固定している一体型のロータリー刃の受刃用ケースを示す正面図である。
【図26】その斜視図である。
【図27】その側面図である。
【図28】シャフト軸に対してほぼ直角の従来型受け刃ケースを利用して固定した、一体型のロータリー刃の受刃用ケースを示す側面図である。
【図29】その平面図である。
【図30】従来型ロータリー刃を従来型受刃ケースに取付けた場合の横面図で ある。
【図31】従来型ロータリー刃を従来型受刃ケースに取付けた場合の正面図で ある。
【符号の説明】
【0040】
0 円心点
1 扇型帯状板
2 外周辺
3 内周辺
4 貫通孔付き扇型帯状円錐板
5 開削辺付き扇型帯状円錐板
6 筋条溝付き扇型帯状円錐板
7 突出部付き扇型帯状円錐板
8 段突部付き扇型帯状円錐板
9 切開窓付き扇型尾状円錐板
10 連結型ロータリー刃
11 シャフト軸
12 受刃用ケース
13 先端部
14 後端部
15 扇型鞘状ケース体
16 貫通孔
17 貫通孔
18 貫通孔
19 貫通孔
20 切込み部
21 切込み部
22 切込み部
23 切込み部
24 空洞部
25 固定用空洞部
26 固定孔
27 突出部
28 突出部
29 突出部
30 突出部
31 コの字型切込部
32 コの字型切込部
33 コの字型切込部
34 コの字型切込部
35 従来型ロータリー刃
36 筋条溝
37 切開窓
38 切開窓
39 切開窓
40 切開窓
41 固定用ボルト
42 リベット
43 打圧孔
44 連通孔
45 連通孔
46 連通孔
47 連通孔
48 段突部
49 段突部
50 段突部
51 段突部
52 開削辺
53 開削辺
54 上下開削辺付直線型帯状板
55 開削辺切込み付直線型帯状板
56 段突部付直線型帯状板
57 切開窓付直線型帯状板
58 連適孔付直線型ケース体
59 筋条溝付直線型帯状板
60 筋条溝付直線型ケース体
61 直線状切込み部
62 直線状開削辺
63 直線状筋条溝
64 従来型受刃ケース
65 リベット頭部
66 鋸刃部
67 直線型帯状板
68 貫通孔
69 円弧状締め金具
70 脚部
71 貫通孔
75 固定用ボルト
76 押え板

【特許請求の範囲】
【請求項1】
内外周の曲率半径が異なる刃巾を有するとともに、所要の厚みで長手方向に一定の曲率半径を有するロータリー刃を形成する形状において、刃巾を形成する曲率中心点を同一とする複数の扇形に分割し、該分割刃を連接固定する手段を有することを特徴とする連結型ロータリー刃。
【請求項2】
請求項1において、連接固定した分割刃の先端部が磨耗した場合に、未使用の分割刃を、上記連接固定した分割刃の後端部に補充固定し、それによって、磨耗したロータリー刃部分が先端側に自動的に移動し、全体をもとの連接長さに戻すようにしたことを特徴とする補充連結型ロータリー刃。
【請求項3】
請求項1及び2において、連結構成されたロータリー刃を固定するシャフト軸の円周上に、シャフト軸線に対して所望の角度で複数対のロータリー刃をそれぞれ固定する支承部を取り付けるか、または既存のシャフト軸に所望の角度で固定している既存のロータリー刃支承部の中空部の内または外に固定のために挿入することができる固定用器具を取付けし、それぞれ補充型ロータリー刃の取付手段として機能するようにしたことを特徴とする連結型ロータリー刃のシャフト軸への取付構造。
【請求項4】
円心点(0)に共通し、且つ一定幅で平行アール状の外周辺(2)と内周辺(3)を共有する扇型帯状板(1)を、円心点(0)を円錐頂点とする円錐面形状に形成させ、さらに貫通孔(16、17、18、19)を設けた貫通孔付き扇型帯状円錐板(4)とした後、この貫通付き扇型帯状円錐板(4)を所望形状に加工形成させ、これを複数と、内部に扇型の空洞部(24)を有する扇型嵌状ケース体(15)を複数用いて、左右に関係なく、順次連結的帯状の並列連接で千鳥組みによる扇型帯状円錐板形態に一体化連結とした連結型ロータリー刃(10)を、シャフト軸(11)に傾斜周設させた受刃用ケース(12)に嵌通固定させ、前記連結型ロータリー刃(10)の先端部(13)が撹拝摩耗で消滅した時、前記扇型帯状の連結型ロータリー刃(10)全体を前記受刃用ケース(12)から取り外し、産業廃棄することなく、前記貫通孔付き扇型帯状円錐板(4)を前記扇型帯状の連結型ロータリー刃(10)の未摩耗の後端部(14)側に、左右関係なく、並列連接状に補充連結する組み合わせ型構造体としたことを特徴とする補充連結型ロータリー刃。
【請求項5】
請求項4において、前記シャフト軸(11)の軸表面において、前記受刃用ケース(12)を複数、前記シャフト軸(11)の回転面と同一角度でない傾斜角度で、かつそれぞれの左右傾斜角度で、しかも左右間隔もバランス良く順次取付け固定し、前記連結型ロータリー刃(10)が左右関係無く、左右それぞれの傾斜角度で取付けられるようにしたことを特徴とする連結型ロータリー刃。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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