説明

製品をパッケージ化及び小出しするための多容器装置及びその装置を用いて化粧を塗布する方法

【課題】化粧品又はケア製品を収容してこれを小出しするように設計された装置を提供する。
【解決手段】製品をパッケージ化及び小出しするための本発明の装置は、第1の製品のための第1の容器(2)と、第1の容器に取外し可能に組立てられるように設計された第2の製品のための少なくとも1つの第2の容器(7)とを含み、この第2の容器は、第2の容器に収容された第2の製品を取り上げるのを許容する開口部と、この開口部を閉じるために第2の容器に取外し可能に組立てられるように構成された製品アプリケータ(14)とを含む。製品アプリケータ(14)は、それが第1及び第2の容器の幾何学的縦方向軸線に対して横方向に移動することができるような方法で組立てられる。本発明は、化粧品又はケア製品のパッケージ化及び小出しに応用可能である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、いくつかの製品をパッケージ化及び小出しするための装置に関し、より詳細には、以下に限定はしないが、化粧品又はケア製品を収容してこれを小出しするように設計された装置に関する。
【背景技術】
【0002】
ある一定の化粧品又はケア製品は、組み合わせて用いるように設計されている。
すなわち、2製品及び更には複数製品容器が提案されており、すなわち、これは、最初に塗布された製品の作用を補足するか又は改善する次に塗布される製品と相互作用するように連続して塗布されるように設計された様々な製品を収容する区画を含む容器である。
この点に関して、増量又は増粘ベースを含み、その上にマスカラ自体が塗布されて望ましい色を得る二成分マスカラが公知である。また、保湿棒口紅にグロスを組み合わせて棒口紅の耐久力を改善することも公知である。同様に、マニキュア液を強化する観点から、マニキュア液とマニキュア液硬化ベースを組み合わせることも提案されている。
【0003】
従来技術では、様々な種類の多区画容器を用いて、相補的作用を有する製品を貯蔵し、且つ、小出しすることができる。
この点に関して、第1の製品のための第1の容器と、第1の製品を塗布するためのアプリケータを有し、かつ第2の製品のための第2の容器を含む第1の容器のためのキャップ手段と、第2の製品を塗布するための第2のアプリケータを有する蓋とを含む装置を説明する文献WO03/020440を参照することができる。キャップ手段は、ネジ締めされることにより第1の容器に固定され、一方、蓋は、キャップ手段の開放端に作られたネジ山にネジ締めされる。
このようなパッケージ化装置は、本質的に、液体製品を収容して塗布するように設計される。それは、一般的に、固形又は粉末形態の製品の塗布に対して適切ではない。
【0004】
また、第1の製品、例えば液体製品のための第1の容器と、第1の製品と異なる、例えば粉末の形態の第2の製品のための第2の容器も含む第1の容器のためのキャップ手段とを含む別の種類の2区画製品パッケージ化装置を説明する特許出願EP−A−1382541を参照することができる。第1の容器にキャップ手段がネジ締めされ、一方、第2の容器には、それを閉じるために同じくネジ締めによって取外し可能カバーが組立てられる。
【0005】
この種類のパッケージ化装置を用いて様々な形態、例えば、液体製品及び粉末の形態の製品を小出しすることができるが、これにはいくつかの欠点がある。第1に、第1の容器は、アプリケータを有し、これはまた、一実施形態では、第2の容器に収容された製品を塗布するためのアプリケータとしても用いられる。装置に第2の製品専用のアプリケータを与えるように準備されていない。いずれにせよ、第2の製品を塗布するためには、キャップ手段を除去して、第1の容器に設けられたアプリケータにアクセスすることが必要である。
【0006】
上述の欠点に加えて、上述の装置は、装置の全ての構成要素がネジ締めにより組立てられており、そのために部品を組立てるか又は逆に分離するのに必要な手順に比較的注意を要するので比較的扱いにくい。例えば、第1の容器をキャップ手段から分離するためには、第1の容器に対してキャップ手段を捻る必要がある。第2の容器にアクセスするためには、キャップ手段に対してカバーを捻る必要がある。いずれの場合でも、一方では第1の容器又はカバーを、他方では第2の容器を操作する必要がある。装置が確実に把持されていなければ、一方の容器が他方の代わりに開く場合がある。
【0007】
最後に、固形ブロック、例えばアイシャドーのブロックを備えた容器とアプリケータを備えたキャップ手段とを含む化粧品のためのアプリケータを説明する特許FR2820293を参照することができる。このキャップ手段は、製品を取り上げて塗布するのに使用される。
この文献は、固形製品を取り上げて塗布するためのアプリケータを提案しているが、この文献に説明するキットは、異なる製品を収容するようには設計されていない。
【0008】
【特許文献1】WO03/020440
【特許文献2】EP−A−1382541
【特許文献3】FR2820293
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
以上を鑑みると、上述の欠点を克服し、様々な形態、例えば流体及び固体又は流体及び粉末の製品を収容することができ、同時に使用が容易な固形又は粉末製品のためのアプリケータを提供する、製品をパッケージ化及び小出しするための多区画装置に対する必要性が存在する。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、従って、第1の態様によれば、第1の製品のための第1の容器と、第1の容器に取外し可能に組立てられるように設計された第2の製品のための少なくとも1つの第2の容器とを含み、この第2の容器が、第2の容器に収容された第2の製品を取り上げるのを許容する開口部と、この開口部を閉じるために第2の容器に取外し可能に組立てられるように構成された製品アプリケータとを含む、製品、特に化粧品をパッケージ化及び小出しするための装置に関する。
【0011】
この装置の一般的な特徴によれば、製品アプリケータは、それが第1及び第2の容器の幾何学的縦方向軸線に対して横方向に移動することができるような方法で組立てられる。
第2の容器は、従って、単に横方向に摺動させることにより容易に移動して第2の容器を閉じるか、又は逆に第2の製品を塗布するのに用いることができる特定のアプリケータを有する。
更に、アプリケータを取り外すのに必要な手順は、間違いを犯す危険性がないように、第1の容器を開くのに必要な手順とは根本的に異なっている。
【0012】
本発明による装置の第1の実施形態では、第1の容器は、閉じた第1の端部と開いた反対端とを有して第2の容器が組立てられるネック部を形成するチューブから成る。
例えば、チューブのネック部と第2の容器とは、ネジ締めすることにより第2の容器を第1の容器に組立てるための相補的なネジ山を含む。
変形では、第1の容器は、高圧ガスで満たされて小出しバルブを備えた加圧容器から成る。
この場合には、例えば、第1の容器及び第2の容器は、相補的スナップ締結手段を含む。
更に別の変形によれば、第1の容器は、製品を小出しするためのポンプ又はピストン手段を有することができる。
【0013】
本発明の1つの特徴によれば、第2の容器は、並列する第1の区画及び第2の区画の境界を形成する区画化本体を含み、第1の区画は、第2の製品を収容するように設計され、かつ第2の容器の幾何学的軸線に対して実質的に横断平面に延びる第1の開口部を有し、第2の容器は、アプリケータのアプリケータ要素を受け取るために第1の開口部の平面に垂直な平面に延びる第2の開口部を有する。
例えば、第2の容器の端面には段が付けられ、第1の区画が形成された第1の段と第2の区画が形成された第2の段とを含む。
【0014】
アプリケータに関しては、これは、好ましくは、アプリケータ要素が固定されるハンドルを含み、ハンドル及び第2の容器の本体は、アプリケータ要素が第2の区画に挿入される時にハンドルの外面がこの本体の外面と同一表面になるような相補的な外形を有する。
一実施形態では、本体及びアプリケータは、アプリケータがスナップ締結又は摩擦により第2の区画に取外し可能に固定されるように構成される。
【0015】
1つの特定的な実施形態では、装置には、第1の容器に取外し可能に組立てられるように設計され、この又は各第2の容器が作られる第1の部分と、この又は各第2の容器が開口してアプリケータのためのハウジングを含む第2の部分とを含む区画化された本体が含まれる。
例えば、これは、アプリケータに外部からアクセス可能な開放位置と閉鎖位置の間で本体に対して移動することができるカバーと、特にスナップ締結又は摩擦によってカバーを閉じるための手段とを含む。
有利な態様においては、アプリケータとハウジングの基部とは、第2の区画にアプリケータを保持するための相補的手段を含む。
【0016】
これらの保持手段は、例えば、カバーに設けられた少なくとも1つのスタッドと、カバーが閉じた時にスタッドが係合するアプリケータに作られた少なくとも1つの対応する穴とを含む。
それらはまた、一方が第2の区画の基部に設けられ、他方がアプリケータに設けられたスタッド及び凹部を含むことができる。
アプリケータ要素は、発泡体先端部、フロック加工アプリケータ先端部、ブラシ、又は櫛のような想定される用途に適切なあらゆる手段から成ることができる。
同様に、キャップ手段は、あらゆる適切な材料で作ることができる。しかし、それは、好ましくは、プラスチックを成形することにより単体として作られる。
【0017】
本発明による装置を用いて様々な形態の製品を保持することができる。すなわち、例えば、第1の製品は、固形材料のケークとすることができる。第1の製品はまた、流体の形態とすることができる。この場合、第1の容器は、第1の製品が小出しされる時に通過する塗布表面を含むことができる。
しかし、有利な適用では、第1の製品は、流体製品であり、第2の製品は、粉末である。例えば、この粉末は、皺取り活性成分を含有する圧縮粉とすることができる。
【0018】
第2の態様によれば、本発明はまた、第1の製品を収容する第1の容器と、第1の容器に取外し可能に組立てられるように設計され、第2の容器に収容された第2の製品を取り上げるのを許容する開口部を有する第2の製品を収容する少なくとも1つの第2の容器と、この開口部を閉じるために第2の容器に取外し可能に組立てられるように構成された製品アプリケータとを含む製品をパッケージ化及び小出しするための装置に収容された化粧品を用いて化粧を塗布する方法に関し、本方法は、第2の容器を開けて、アプリケータを用いて製品を塗布することから成る第2の容器に収容された製品を塗布する段階と、第1の容器を開けて、第1の製品を塗布することから成る第1の製品を塗布する段階とを含み、第2の容器が、第1及び第2の容器の幾何学的縦方向軸線に対して横方向に製品アプリケータを摺動させることによりそれを移動することによって開かれることを特徴とする。
【0019】
別の態様によれば、本発明はまた、少なくとも1つの製品、特に化粧品をパッケージ化及び小出しするための装置に関し、装置は、少なくとも1つの製品のための少なくとも1つの容器と、容器に取外し可能に組立てられるように設計された容器のための閉鎖手段と、少なくとも部分的に閉鎖手段に取外し可能に装着されるように構成された少なくとも1つの製品アプリケータとを含み、この少なくとも1つの製品アプリケータと閉鎖手段とが、この少なくとも1つのアプリケータが容器の幾何学的縦方向軸線に対して閉鎖手段に横方向に装着されるように設計されていることを特徴とする。
【0020】
一実施形態では、容器のための閉鎖手段は、内部にアプリケータを受け取るためのハウジングを有する本体と、アプリケータをハウジングに挿入するためのほぼ横方向に向いた開口部とを含む。
好ましくは、閉鎖手段の本体は、アプリケータ案内手段を含む。
これらの案内手段は、例えば、内部ハウジングの方向に開口部に向けて延びる勾配部を含む。
有利な態様においては、勾配部は、アプリケータ上に設けられた相補的なスナップ締結手段と相互作用するためのスナップ締結手段を有する。
本体にはまた、アプリケータをハウジング内に挿入する方向に、本体に対してアプリケータが移動するのを制限するための停止部を設けることができる。
【0021】
更に別の態様によれば、本発明はまた、少なくとも1つの製品のための少なくとも1つの容器と、容器に取外し可能に組立てられるように設計された容器のための閉鎖手段と、少なくとも部分的に閉鎖手段に取外し可能に装着されるように構成された少なくとも1つの製品アプリケータとを含むパッケージ化及び小出し装置に収容された少なくとも1つの化粧品を用いて化粧を塗布する方法に関し、本方法は、容器を開いてアプリケータを用いて製品を塗布する段階を含み、アプリケータが、第1及び第2の容器の幾何学的縦方向軸線に対して横方向にアプリケータを摺動させることにより閉鎖手段から取り外されることを特徴とする。
本発明の更に別の目的、特徴、及び利点は、添付の図面を参照し、単に非制限的な一例として提供する以下の説明を読むと明らかになるであろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
図1及び図2は、全体的な参照番号1で指定された本発明による製品をパッケージ化及び小出しするための装置の第1の実施形態を示している。
これは、垂直であると仮定した縦方向軸線X−X’を有する。
装置1は、弾力的に変形可能なプラスチック、例えばポリエチレンを成形することによって作られたチューブの形態の第1の容器2を含む。この第1の容器は、第1の製品を収容するように設計される。
【0023】
チューブは、本体3を含み、縦方向軸線X−X’を横断して延びる線に沿って熱溶着によって閉じた第1の下端4と、ネック部6を形成する反対側の開放端5とを有する。
この端部領域5では、チューブ2は、ほぼ円錐台であり、チューブの周囲壁からネック部6まで延びる肩部Eを有する。
装置1はまた、ネック部6の外周面に作られたネジ山8にネジ締めすることにより組立てられたキャップ手段を形成する第2の容器7も含む。この第2の容器は、第1の製品と異なる第2の製品を収容するように設計される。
【0024】
この点で、キャップ手段7は、形状がチューブ2の形状に相補的な円筒形外周スカート10を有し、組立てる時にキャップ本体の外周壁がチューブ3の壁の延長部にあるようにしたキャップ本体9を含む。
キャップ本体9はまた、ここに示す実施形態では、ネック部6上のネジ山8と相互作用することができるネジ山12を内側に有する円筒形内側スカート11も含む。
【0025】
キャップ手段7は、区画に分けられており、閉鎖カバー14で閉じた第2の製品のための第1の区画13と、カバー14を受け取る第2の区画15とを含む。しかし、図4に見られるように、第2の製品は、本体9に支持された皿Cに入れることができる。
第1の区画13は、水平な平面、すなわち、軸線X−X’に垂直に延びる開口部を有する。第2の区画15は、垂直な平面、すなわち、軸線X−X’に平行に延びる開口部を有する。
カバー14に関しては、それは、第2の製品を取り上げて塗布するのに用いられるアプリケータを構成する。
【0026】
キャップ手段7を自然に示す図3を参照すると、区画13及び15は、並列に配列されている。キャップ本体9は、第1の段16及び第2の段16’の境界を形成する段付き上部端面を含む。第1の段は、第2の段から後退しており、すなわち、低レベルである。第1及び第2の段16及び16’は、ほぼアプリケータ14の厚さに対応する距離だけ軸線方向に分離されている。また、区画13及び15は、スカート10の直径に対して対称な外側スカート10の2つの領域間でキャップ本体9内部に垂直に突出する壁要素17により横方向にも分離される。更に、第1の区画13は、外側スカート10の端部区域を横切るようにそれから後退して配列された壁要素18及び仕切り壁17を有する。
すなわち、壁要素18、外部スカート10の上端領域、及び仕切り壁17は、第1の区画13の境界を形成する。
【0027】
第2の容器7の容量を大きくするために、仕切り壁17は、第1の段16の表面積が第2の段16’の表面積よりも大きくなるようにオフセットされる。
段16及び16’は、開放面19によって分離されており、それを通じて第2の区画15の内部の空間が外に開いている。この面は、第1及び第2の区画の間を垂直に、かつ第1の区画13の開口部の平面に垂直に延びている。すなわち、上部でキャップ本体9の端面により、横方向では外側スカート10及び仕切り壁17により境界を定められた容積20は、第1の区画の開口部と同じ平面内で横向きに摺動することにより内部にアプリケータが収容されるアプリケータ14を受け取るためのハウジングを構成する。
【0028】
アプリケータ14は、アプリケータ要素22を担持するハンドル21を含む。ハンドル21の形状は、キャップ手段7の第1の段16の形状に相補的であり、従って、楕円の一部又は円板の一部から成ることができる。
塗布部材22に関しては、これは、想定用途に適切なあらゆる要素から成ることができる。
想定される例では、チューブ3内に収容される第1の製品は、流体製品から成り、第2の区画13に収容される第2の製品は、圧縮粉の形態である。
すなわち、塗布部材22は、発泡体先端部、フロック加工アプリケータ先端部、ブラシ、又は櫛さえからも構成することができる。
アプリケータ14は、装着されているキャップ手段7から外して第1の区画13を閉じることができる要素を構成する。
【0029】
ハンドル21により第2の容器13が閉じた図2に示す非使用位置では、アプリケータ要素22は、粉塵又は他の汚物から保護するほか、アプリケータ要素22がそれ以外に接触する可能性があると考えられる品目又は物品が汚染されないように容積20に挿入される。アセンブリを確実に固定するために、ハンドル21は、そこからアプリケータ要素22が延びる領域に、キャップ本体9上に作られた対応するレリーフ24がスナップ締結することができる23のような局所インデントを有することができる。しかし、アプリケータが摩擦によりキャップ本体9に装着されると、有効なアセンブリを同じく保証することができることに注意されたい。
この位置では、上部端面とハンドル21の周囲壁とは、上部端面及びキャップ本体9の周囲壁と同一平面上にある。
【0030】
第2の区画13からある一定量の製品を取り上げて塗布するためにする必要があることは、キャップ本体9からアプリケータ要素22が現れるまでアプリケータ14を横方向に摺動させることにより単にそれを移動させることだけである。この移動は、親指で圧力を掛けることにより容易に行うことができ、把持を改善するためにハンドル21の上面25上にレリーフ26が設けられる。
アプリケータが外された状態で、それは、製品を塗布するために用いることができる。
【0031】
上述のように、上記の装置は、一方が流体の形態、他方がケーク又は圧縮粉の形態であってそれらが相互作用するように設計された2つの製品をパッケージ化して塗布するのに特に適切である。
すなわち、一例として、圧縮粉は、皺取り活性成分を含有することができ、チューブ3に収容された製品は、保湿力の高い乳剤である。第2の容器13に収容された粉末は、最初にアプリケータ14を用いて皺だけに塗布することができる。その質感により、塗布後には、それは、塗布された区域を容易に識別することができるような方法で可視であることになる。アプリケータのために、粉末は、皺の折り目にたまる。粉末を塗布した後、第2の区画13は、アプリケータを用いて閉じられる。次に、キャップ手段7を緩め、ある一定量の乳剤を瓶3から取る。次に、乳剤は、粉末が既に塗布されている区域にマッサージすることにより塗布することができる。このマッサージ行為により、粉末が均等に広がる。更に、乳剤により供給される水分にマッサージを組み合わせたために、活性成分が皺の深さに放出され、粉末を見えなくすることができる。
【0032】
本発明は、説明した実施形態に限定されないことに注意されたい。
図1〜図4を参照して上述した実施形態では、第1の容器は、弾力的に変形可能な壁を備えたチューブから成る。
また、上述のキャップ手段と同様に、加圧容器に第2の容器を有する閉鎖手段を組み合わせることも可能である。
すなわち、図5に示す変形では、パッケージ化及び小出し装置には、スプレーされる製品及び高圧ガスを収容し、かつ容器の本体の開放上端30に圧着された皿29に例えば圧着することにより固定されたバルブ28を有する加圧容器27が含まれる。
上述の実施形態では、容器27は、容器本体の対称全身軸に対応する幾何学的縦方向軸線X−X’を有する。
【0033】
それ自体が公知の方法で、バルブ28は、バルブステム33がバルブ閉鎖位置とバルブ開放位置の間を軸線方向に移動することができるような方法で装着されたチャンバ32を内部に形成するバルブ本体31を含む。バネ34により、バルブステム33が閉鎖位置に向けて付勢される。チャンバ32は、容器27の本体内に軸線方向に延びる浸漬チューブ35と連通している。
更に、バルブは、バルブステム33に作られた対応する導管と連通する内部導管37を備えた押しボタン36を有する。図5に示す装置はまた、図1〜図4を参照して上述したキャップ手段7と同様の蓋38を有し、2つの部分39及び40を含み、一方は、第2の製品を収容するための第2の容器を形成し、他方は、アプリケータ45のハンドル44によって担持された図1及び図3のアプリケータと同一のアプリケータ要素43を収容するための空間42を形成する。
しかし、想定される変形では、蓋38は、スナップ締結により第1の容器27に組立てられ、従って内側スカートを持たない。
これと対照的に、蓋38は、皿29が本体27上に圧着された時に形成されるか又は中間部分を用いて作られた環状レリーフ48の上にスナップ締結する環状ビーズ47を内側に有する外側スカート46を有する。
【0034】
図6及び図7に示す更に別の変形によれば、パッケージ化及び小出し装置は、プラスチック、例えばポリプロピレンをブロー成形することによって形成された瓶の形態に作られた第1の容器49を含み、これは、流体製品も収容し、外側にネジ山52を備えたネック部51を有する開放上端を有し、その上に、第1の容器の内部に収容された製品を取り上げるための従来のポンプ53が装着される。装置はまた、ネック部51上のネジ山52にネジ締めされた蓋54も含む。
瓶はまた、瓶の基部に対して垂直に延びる幾何学的軸線X−X’も有する。
【0035】
図1〜図3の要素と同一の要素が同じ参照番号を有する図6及び図7に示すように、蓋54は、その形状が容器49の形状に相補的な外周スカート10及びネック部のネジ山52と相互作用することができる内部ネジ山を備えた内側スカート11も有する。
内側スカート11は、ポンプ53を受け取って収容するような形状にされたハウジング11’の内部の境界を形成する。このハウジングは、半径方向にはスカート11により、軸線方向には第1の区画13の開口部と同じ平面上にある上部壁要素18’により境界を定められる。ハウジング13及び15は、この実施形態では、ハウジング11’のいずれかの側に位置決めされる。言い換えると、内側スカートは、区画13に対してそれを横切る方向にオフセットされ、上部壁18’は、第1の区画の基部壁18と第2の区画の上部壁の間の中間レベルにあり、アプリケータ14のための担持面を構成する。
【0036】
図8及び図9に示すように、変形として、第1の容器55を化粧品のクリーム又はケークを収容するように設計された広口瓶の形態に構成することも可能であり、その上に、図1〜図4を参照して上述したキャップ手段と同様の蓋をネジ締めするが、その内側及び外側スカートは、組み合わされて容器55上のネジ山59と協働することができる内部ネジ山58を有する単一のスカート57にされる。これによってアプリケータ要素22を収容するための容積20が最小限まで減少され、アプリケータ要素22が更に汚染される危険性が制限される。更に、アセンブリを確実に固定するために、アプリケータのハンドル21は、アプリケータ要素22と反対側のその端部に、フックの形態の端部歯を備えた突出するレリーフ60を有し、これが、キャップ本体9に作られた対応する窪み61内にスナップ締結する。また、ハンドルの端部がスナップ締結されることにより、このようなアセンブリも上述の実施形態に想定することができる。組立てた位置では、ハンドル21の上部端面及び周囲壁は、キャップ本体の上部端面及び周囲壁と同一平面上にある。
【0037】
様々な想定される変形では、第1の容器は、容器の長さに沿って、又は言い換えると、基部壁又は基部の溶着線を横切るように延びる全身軸X−X’を含む。
本発明の特徴によれば、これらの様々な実施形態では、アプリケータは、それを横切る方向、すなわち、軸線X−X’に垂直に少なくとも部分的に第2の容器に挿入され、第2の製品を収容する区画を閉じることができる。
更に、図1〜図4及び図7に示す実施形態では、第1の容器は、多孔性塗布面又は一般的に製品が通過することができる形態のアプリケータを有することができる。
【0038】
最後に、本発明により、横方向に摺動することによって移動することができるアプリケータによって閉じられた第2の容器を担持する蓋によって第1の容器が閉じられることにより、アプリケータのための使いやすいハンドルを有し、同時に依然として低価格で精細で正確な先端部を有することが可能であることに注意されたい。
また、使用中に、製品は、第2の容器まで横方向にアプリケータを移動することによっても取り上げられることに注意されたい。従って、製品が塗布される区域に非常に近く容器を位置決めし、同時に塗布する区域から手を横方向に離してオフセットし、特に、鏡を用いて表面を見る時に良好な視界を可能にすることが可能である。
【0039】
最後に、装置は、取外し可能なアプリケータを用いて第2の容器を閉じるものであり、使用中に使用者を妨害し、場合によってはかき傷をつける可能性がある蝶番のあるカバーを持たないために、あらゆる傷害の危険が消失することが理解される。
しかし、本発明は、説明された実施形態に限定されない。
実際に、第2の容器が1つ又はそれよりも多くのアプリケータのためのハウジングを形成するように設計されたカバーを含むように構成されても本発明の範囲を超えないと考えられる。
【0040】
図11〜図14は、第2の容器がこのようなカバーを有する本発明による装置の2つの実施形態を示している。
このような装置の第1の実施形態を図11及び図12を参照して最初に以下に説明する。
これらの図に見られるように、この変形によれば、装置はまた、第1の製品のための第1の容器65及び第2の製品のための第2の容器66を含む。
【0041】
第1の容器65は、基部を形成する第1の下端67と、容器65の基部に向けて延びる浸漬チューブ71を有する従来のポンプ70が例えばネジ締めによって装着されたネック部69を備えた反対端68とを有する。
第2の容器66はまた、図示の実施形態では、ネジ締めによりネック部69に組立てられた蓋も形成する。
これを達成するために、図7の実施形態のように、蓋66は、形状が第1の容器65の形状に相補的な外周スカート72と、ネック部69上のネジ山74と相互作用することができる内部ネジ山を有する内側スカート73とを含む。
蓋66がネック部69にネジ締めされると、内側及び外側スカートは、第1の容器65の上部肩部75を担持し、内側スカート73は、ポンプ70を閉じるキャップを形成する。
【0042】
図11に見られるように、蓋66は、区画に分けられる。
言い換えると、それは、1つ又はそれよりも多くの容器を備えた第1の部分76、例えば図示のような第2の製品のための単一の容器と、1つ又はそれよりも多くのアプリケータ、例えば図示のような単一のアプリケータ78を受け取るように設計された第2の部分77とを含む。
蓋66の上部端面には、段が付けられて中心壁79及び周囲水平壁80を有し、それが、第2の製品を貯蔵するための容器の境界を形成するように水平壁79に関して軸線方向にオフセットされている。
【0043】
外周スカート72は、周囲水平壁を超えて軸線方向に延び、アプリケータ78が置かれたハウジング77の境界を形成する。
カバー81は、図11に示されている開放位置と、図10に示されている閉鎖位置との間を蝶番82によりピボット回転することができるが、これが、ハウジング77を閉じてアプリケータ78を保護する。
この点に関して、外周スカート72の自由端が、挿入されて横方向すなわち第1の容器65の全身軸X−X’と垂直に案内されるアプリケータ78のためのスロット87の境界をカバーの周囲水平壁によって形成する平坦部分86を形成するリップ84を蝶番82と反対側の側に有することに注意されたい。
【0044】
また、例えば、装置は、アプリケータをハウジング77内に保持して案内するための付加的な手段を有することに注意されたい。これらの保持手段は、カバー66の上部端面の周囲壁から突出するスタッド88の形態に作ることができ、これは、アプリケータをハウジング77の中心を合わせる目的でアプリケータ78に作られたフックを形成する凹部89に挿入され、同時にアプリケータの横移動を制限するための停止部として働く。
カバー81は、その部分に関して、アプリケータ78に作られた対応する穴に挿入されるスタッド90を有する。
また、カバー81を閉じたままにするための手段が、例えばスナップ締結手段の形態で設けられることになる。
【0045】
ここで、図11及び図12を参照して説明した要素と同一の要素が同じ参照番号を有する図13及び図14を参照すると、蓋66が、蓋66の本体に区画化構造を与えることにより図11の教示によって作られたいくつかの容器76及び76’を含むものとしても本発明の範囲を超えないと考えられる。
同様に、カバー81が閉じる時に蓋66の上部がアプリケータ78及び78’を受け取ることができるハウジングの境界を形成するものとしても本発明の範囲を超えないと考えられる。
勿論、この場合、蓋66の上部端面は、アプリケータの端部の一方の近くに作られた2つの凹部89及び89’とそれぞれに係合する2つのスパイク88及び88’を有する。
【0046】
同様に、カバー81の内面によって担持されたスタッド90及び90’がそれぞれ係合する穴92及び92’が、各アプリケータ内に作られることになる。
図示のように、この内面は、鏡93を有することができることに注意されたい。
同様に、図10〜図14の実施形態では、第1の容器の形状は、例えば、丸いか、卵形か、又は平行六面体の基部を備えた円筒形とすることができることに注意されたい。
【0047】
ここで、本発明により製品をパッケージ化及び小出しするための装置の別の実施形態を図15及び図16を参照して以下に説明する。
この実施形態によれば、装置は、閉じた下端95とネック部を形成する開かれた反対端96とを有する第1の容器94を含む。この容器94はまた、想定される様々な実施形態におけるように、容器の基部95に垂直に延び、かつ図示の例では容器94に対する全身軸対称軸を形成する幾何学的全身軸X−X’を含む。
【0048】
図示のように、容器94は、内部に製品を受け取るように設計されたハウジング97を有する。
装置はまた、容器94のネック部96の外側に作られた相補的なネジ山と相互作用するように設計された内部ネジ山100を有する周囲壁99を含む、取り付けられた蓋98を含む。
装置はまた、ハウジング97に収容された製品を取り上げ、使用者の皮膚に塗布するのに用いられるアプリケータ102を含む。
【0049】
本発明の教示によれば、アプリケータ102及び蓋98は、アプリケータを蓋98に作られた区画103に収容することができる形状にされ、アプリケータを蓋に挿入してそれをそこから除去する移動は、ほぼ横方向、すなわち、容器94の幾何学的全身軸X−X’に対してほぼ垂直に行われる。
蓋98は、本質的に、例えば成形によって作られて基部104及び周囲スカート99を有する本体103を有する。中間レベル、すなわち、基部104とネジ山100との間では、蓋98は、アプリケータ102を受け取るためのハウジング106の境界を形成するために、例えば厚紙で覆われて蓋98に圧力嵌めされた横壁105を有する。
【0050】
蓋98の基部104はまた、アプリケータを部分的にハウジング108に挿入することができる開口部107を有する。ここに見られるように、この開口部は、アプリケータが本質的に横方向成分を含む移動で挿入されるように、軸線X−X’に対してほぼ横方向に向けられている。
アプリケータは、ハンドルを形成する第1の部分108と、使用されない時にハウジング106に入れるように設計されたブラシ又は発泡体先端部等から成る第2の部分109とを有する。
【0051】
開口部近辺に、蓋98は、アプリケータが蓋に挿入される時にハンドル108が載る傾斜座部110を有する。図15に見られるように、座部110は、ほぼ横断するが本質的に斜め方向に延びる基面111と直立周囲面112とを含む。言い換えると、座部110の横方向表面111は、アプリケータが蓋98に挿入される時にそれに対して摺動するアプリケータを案内するための勾配を形成する。従って、周囲面112は、ハンドル108の平坦な前面113を担持する停止部を形成する。
【0052】
ハンドル108の外面は、蓋98の外面の形状にほぼ相補的な形状を有することに注意されたい。すなわち、ハンドル108の外面は、連続した輪郭を全体に与えるために蓋の外面と同一表面上にあり、しかし、ハンドル108には、アプリケータの抜き出しを容易にするために窪み114が作られている。
有利な態様においては、座部110の基面111上に凹部を設け、蓋を生成する費用を抑えることができる。
更に、有利な態様においては、例えば、座部110上に作られた115のような突起の形態をとるアプリケータを保持するためのスナップ締結手段が蓋に設けられることになり、これらの突起は、ハンドル108に作られた対応するノッチと相互作用するように設計される。
【0053】
上記の装置を用いるために、使用者は、単に蓋98を除去し、ほぼ横方向移動で、すなわち、蓋98の全身軸にほぼ垂直な移動でアプリケータ108をハウジング106から抜き出し、アプリケータを用いてある一定量の製品を取り上げて皮膚に塗布するだけでよい。使用後、容器94は再び閉じられ、アプリケータは、ハウジング106に挿入される。
想定される様々な実施形態におけるように、アプリケータは、単純に横方向に摺動する移動で容易に抜き出すことができ、それを特に使用が容易なものにする。
【図面の簡単な説明】
【0054】
【図1】本発明による製品をパッケージ化及び小出しするための装置を様々な部分に分離した正面図である。
【図2】図1の装置を組立てた状態で示す正面図である。
【図3】第2の容器及びそのアプリケータの断面図である。
【図4】本発明による製品をパッケージ化及び小出しするための装置の第2の容器の変形を示す図である。
【図5】本発明による製品をパッケージ化及び小出しするための装置の別の実施形態を示す図である。
【図6】本発明による製品をパッケージ化及び小出しするための装置の別の実施形態を示す図である。
【図7】図6の装置の断面図である。
【図8】本発明による装置の更に別の実施形態を示す図である。
【図9】図8の装置の断面図である。
【図10】本発明による装置の別の実施形態を示す図である。
【図11】図10の装置を部分的に閉じた状態で示す断面図である。
【図12】図10の装置の閉鎖手段を開いた状態で示す斜視図である。
【図13】本発明による装置の別の実施形態を閉じた状態で示す斜視図である。
【図14】本発明による装置の別の実施形態を開いた状態で示す斜視図である。
【図15】本発明による装置の更に別の実施形態を示す図である。
【図16】図15の装置の断面図である。
【符号の説明】
【0055】
2 第1の容器
7 第2の容器
14 製品アプリケータ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の製品のための第1の容器(2、27、49、55)と、該第1の容器に取外し可能に組立てられるように設計された第2の製品のための少なくとも1つの第2の容器(7、38、54、56)とを含み、該第2の容器が、該第2の容器に収容された該第2の製品を取り上げるのを許容する開口部と、該開口部を閉じるために該第2の容器に取外し可能に組立てられるように構成された製品アプリケータ(14、45)とを含む、特に化粧品である製品をパッケージ化及び小出しするための装置であって、
製品アプリケータ(14、45)は、それが第1及び第2の容器の幾何学的縦方向軸線に対して横方向に移動することができる方法で組立てられている、
ことを特徴とする装置。
【請求項2】
前記第2の容器は、並列する第1の区画(13)及び第2の区画(15)の境界を形成する区画化された本体(9)を含み、該第1の区画は、前記第2の製品を収容するように設計され、かつ該第2の容器の前記幾何学的軸線に対して実質的に横方向平面に延びる第1の開口部を有し、該第2の容器は、前記アプリケータのアプリケータ要素(22)を受け取るために該第1の開口部の該平面に垂直な平面に延びる第2の開口部(19)を有することを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記第1の容器に取外し可能に組立てられるように設計され、かつ前記又は各第2の容器(76)が作られた第1の部分、及び前記又は各第2の容器が外に開き、前記アプリケータのためのハウジング(77)を含む第2の部分を含む区画化された本体と、前記アプリケータに外側からアクセス可能な開放位置と閉鎖位置との間で該本体に対して移動することができるカバー(81)と、特にスナップ締結又は摩擦によって該カバーを閉じるための手段とを含むことを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれか1項に記載の装置。
【請求項4】
前記アプリケータと前記ハウジングの基部とは、該アプリケータを前記第2の区画に保持するための相補的手段を含み、該保持手段は、前記カバーに設けられた少なくとも1つのスタッド(90)と、該カバーが閉じる時に該スタッドが係合する、該アプリケータに作られた少なくとも1つの対応する穴とを含むことを特徴とする請求項3に記載の装置。
【請求項5】
前記保持手段は、スタッド(88)及び凹部(89)を含み、一方が前記第2の区画の基部に、他方が前記アプリケータに設けられることを特徴とする請求項4に記載の装置。
【請求項6】
第1の製品を収容する第1の容器(2、27、49、55)と、該第1の容器に取外し可能に組立てられるように設計された第2の製品を収容する少なくとも1つの第2の容器(7、38、54、56)とを含み、該第2の容器が、該第2の容器に収容された該第2の製品を取り上げるのを許容する開口部と、該開口部を閉じるために該第2の容器に取外し可能に組立てられるように構成された製品アプリケータ(14、45)とを有する製品をパッケージ化及び小出しするための装置に収容された化粧品を用いて化粧を塗布する方法であって、第2の容器を開き、アプリケータを用いて製品を塗布することから成る、第2の容器に収容された製品を塗布する段階と、第1の容器を開き、第1の製品を塗布することから成る、第1の製品を塗布する段階とを含み、
第2の容器が、製品アプリケータを第1及び第2の容器の幾何学的縦方向軸線に対して横方向に摺動させることにより該製品アプリケータを移動させることによって開かれる、
ことを特徴とする方法。
【請求項7】
少なくとも1つの製品のための少なくとも1つの容器(2、27、49、55、65、94)と、該容器に取外し可能に組立てられるように設計された該容器のための閉鎖手段と、少なくとも部分的に該閉鎖手段に取外し可能に装着されるように構成された少なくとも1つの製品アプリケータ(14、45、78、102)とを含む、特に化粧品である少なくとも1つの製品をパッケージ化及び小出しするための装置であって、
少なくとも1つの製品アプリケータ(14、45、78、102)及び閉鎖手段が、該少なくとも1つのアプリケータが容器の幾何学的縦方向軸線に対して横方向に該閉鎖手段に装着されるように設計されている、
ことを特徴とする装置。
【請求項8】
前記容器のための前記閉鎖手段は、前記アプリケータを受け取るためのハウジング(77、106)と、該アプリケータを該ハウジングに挿入するためのほぼ横方向に向いた開口部(87、110)とを内部に有する本体を含むことを特徴とする請求項7に記載の装置。
【請求項9】
前記閉鎖手段の前記本体は、前記内部ハウジングの方向に前記開口部に向けて延びる傾斜部(110)を含むアプリケータ案内手段を含むことを特徴とする請求項8に記載の装置。
【請求項10】
少なくとも1つの製品のための少なくとも1つの容器(2、27、49、55、65、94)と、該容器に取外し可能に組立てられるように設計された該容器のための閉鎖手段と、少なくとも部分的に該閉鎖手段に取外し可能に装着されるように構成された少なくとも1つの製品アプリケータ(14、45、78、102)とを含むパッケージ化及び小出し装置に収容された少なくとも1つの化粧品を用いて化粧を塗布する方法であって、容器を開いてアプリケータを用いて製品を塗布する段階を含み、
アプリケータが、該アプリケータを第1及び第2の容器の幾何学的縦方向軸線に対して横方向に摺動させることによって閉鎖手段から取り外される、
ことを特徴とする方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【公開番号】特開2007−21229(P2007−21229A)
【公開日】平成19年2月1日(2007.2.1)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2006−217536(P2006−217536)
【出願日】平成18年7月12日(2006.7.12)
【出願人】(391023932)ロレアル (950)
【Fターム(参考)】